JP6140645B2 - 回転電機の冷却構造 - Google Patents

回転電機の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6140645B2
JP6140645B2 JP2014091653A JP2014091653A JP6140645B2 JP 6140645 B2 JP6140645 B2 JP 6140645B2 JP 2014091653 A JP2014091653 A JP 2014091653A JP 2014091653 A JP2014091653 A JP 2014091653A JP 6140645 B2 JP6140645 B2 JP 6140645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating electrical
electrical machine
pipe
refrigerant
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014091653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015211543A (ja
Inventor
忠伸 高橋
忠伸 高橋
内藤 友和
友和 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014091653A priority Critical patent/JP6140645B2/ja
Publication of JP2015211543A publication Critical patent/JP2015211543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6140645B2 publication Critical patent/JP6140645B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Description

本発明は、電気自動車又はハイブリッド自動車等に搭載可能な回転電機の冷却構造に関する。
図17は、特許文献1に記載された電動車両の駆動装置における、電動モータの側面部を覆うサイドカバーを内側から見た斜視図である。また、図18は、図17に示したサイドカバーの複数の吐出孔と電動モータのコイルとの位置関係を示す正面図である。特許文献1に記載された電動車両の駆動装置では、図17及び図18に示すように、電動モータの側面部を覆うサイドカバー82を樹脂で形成すると共に、サイドカバー82に設けた油路90(91、92)の複数の吐出孔95から電動モータのステータ71に潤滑油を噴きかけて冷却する。複数の吐出孔95は、ステータ71の複数の突極集中巻きコイル71cの上側半円部分と対応する位置に、円周方向に離間して設けられている。また、複数の吐出孔95は、略矩形状のインシュレータの胴部に巻回される突極集中巻きコイル71cの湾曲して折り曲げられた部分の半径方向中央部分71c1に向けて潤滑油が噴射されるように配置される。
図19は、特許文献2に記載されたモータの油冷構造を説明する径方向断面図である。また、図20は、図19に示したモータの冷却構造の要部を示す平面図である。特許文献2に記載されたモータMの油冷構造は、図19及び図20に示すように、モータMの周方向に沿って配列され、モータMの軸方向に沿ってオイルを噴出して複数のコイル3をそれぞれ冷却する複数の噴射孔5を有する。噴射孔5は、隣接する分割ステータコア2a,2aの間ないしコイル3,3の間の隙間に対向して配置される。
国際公開第2012/046307号 特開2010−057261号公報
特許文献1に記載された油路90の複数の吐出孔95からは、図18に示された突極集中巻きコイル71cの湾曲して折り曲げられた部分の半径方向中央部分71c1に向けて潤滑油が噴射される。また、特許文献2に記載されたモータの油冷構造における噴射孔5からは、隣接する分割ステータコア2a,2aの間ないしコイル3,3の間の隙間に向けてオイルが噴出される。このように、特許文献1及び特許文献2のどちらの構造でも、モータの軸方向に対する潤滑油の噴出方向はどの孔も同じである。しかし、潤滑油による冷却の対象であるモータのステータ及びロータはそれぞれ3次元の複雑な形状を有するため、潤滑油が行きわたらず冷却が十分に行われない箇所がモータに発生し得る。このようなモータの冷却効率は十分ではない可能性がある。
本発明の目的は、効率良く冷却可能な回転電機の冷却構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
ステータ(例えば、後述の実施形態でのステータ110)及びロータを有する回転電機の冷却構造であって、
前記回転電機の軸方向外側端面と対向するように設けられた冷媒流路管(例えば、後述の実施形態での冷媒流路管161)を備え、
前記冷媒流路管の外周面は、前記冷媒流路管の管路方向に対して直交する断面で見たときに、曲線状となるよう形成され、
前記外周面には、前記回転電機の軸方向外側端面と対向する位置に、管内に連通した複数の開口(例えば、後述の実施形態での開口163、163b、163c)が形成され、
前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向と直交する各断面で見たときに、前記冷媒流路管の延在する仮想面に対してなす角度の異なる開口を含み、
前記ステータのコイルには、径方向に2段に構成された組立コイルプレートによってコイルエンドが構成され、
前記複数の開口は、内径側のコイルプレートに向けて開口する開口(例えば、後述の実施形態での開口163b)と、外径側のコイルプレートに向けて開口する開口(例えば、後述の実施形態での開口163c)と、を含む。
請求項2に記載の発明は、
ステータ(例えば、後述の実施形態でのステータ110)及びロータを有する回転電機の冷却構造であって、
前記回転電機の軸方向外側端面と対向するように設けられた冷媒流路管(例えば、後述の実施形態での冷媒流路管161)を備え、
前記冷媒流路管の外周面は、前記冷媒流路管の管路方向に対して直交する断面で見たときに、曲線状となるよう形成され、
前記外周面には、前記回転電機の軸方向外側端面と対向する位置に、管内に連通した複数の開口(例えば、後述の実施形態での開口163、163b、163c)が形成され、
前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向と直交する各断面で見たときに、前記冷媒流路管の延在する仮想面に対してなす角度の異なる開口を含み、
前記回転電機は、軸方向に離間した位置に配置された第1の回転電機及び第2の回転電機を含み、
前記冷媒流路管は、前記第1の回転電機と前記第2の回転電機の間に配置され、
前記複数の開口は、前記第1の回転電機の前記冷媒流路管と対向する軸方向外側端面に向けて開口する開口と、前記第2の回転電機の前記冷媒流路管と対向する軸方向外側端面に向けて開口する開口と、を含む。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記冷媒流路管は、前記回転電機の軸を中心とする円周方向に延びる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記複数の開口は、前記回転電機の軸方向外側端面の内周側に向けて開口する第1の開口(例えば、後述の実施形態での開口163b)と、前記回転電機の軸方向外側端面の外周側に向けて開口する第2の開口(例えば、後述の実施形態での開口163c)と、を含む。
請求項に記載の発明では、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、
前記回転電機の軸方向から見た前記冷媒流路管の少なくとも一部は、前記回転電機の軸を中心とした円周の一方から他方に向かって円周方向に延出し、
前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向に沿って互いにずれた位置に形成された。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、
前記冷媒流路管は、前記回転電機の軸方向外側端面に沿って環状に延びる。
請求項1に記載の発明によれば、冷媒流路管の周囲面に形成される複数の開口は、当該冷媒流路管の管路方向と直交する各断面で見たときに、冷媒流路管の延在する仮想面に対してなす角度の異なる開口を含むため、各開口からは、回転電機の軸方向外側端面の異なる部位に対して異なる角度で冷媒が噴射される。その結果、効率良く回転電機を冷却できる。
また、冷媒流路管の外周面は、当該冷媒流路管の管路方向に対して直交する断面でみたときに、曲線状となるよう形成されているため、冷媒が噴射される向きは、開口が形成される外周面上の周方向位相(管路方向と直交する各断面で見たときの仮想面に対する角度)を変えることで容易に変更できる。このため、冷媒流路の構成の複雑化を抑制しつつ、回転電機の冷却が必要な箇所に対して冷媒を噴射可能な開口を容易に形成できる。
さらに、回転電機のステータのコイルエンドを構成する内径側及び外径側の各コイルプレートに冷媒をそれぞれ噴射することで、各コイルプレートを効率的に冷却できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の回転電機及び第2の回転電機に共通した1つの冷媒流路管によって各回転電機を冷却することができるため、回転電機の数に対する冷媒流路管の数を抑制しつつ、効率良く各回転電機を冷却できる。
請求項に記載の発明によれば、回転電機の軸方向外側端面の全体に冷媒が供給される。
請求項に記載の発明によれば、第1の開口からは、回転電機の軸方向外側端面の内周側に向けて冷媒を噴射することができ、第2の開口からは、回転電機の軸方向外側端面の外周側に向けて冷媒を噴射することができる。このように、回転電機の内周側及び外周側に分けて冷媒をそれぞれ噴射することで、さらに効率良く回転電機を冷却できる。
請求項に記載の発明によれば、各開口から回転電機の軸方向外側端面の異なる部位に冷媒を噴射することができると共に、開口の形成を容易に行うことができる。また、開口を設けたことによる冷媒流路管の強度の低下を抑制できる。
請求項に記載の発明によれば、冷媒流路管が回転電機の軸方向外側端面の略全周に亘って設けられ、回転電機の軸方向外側端面の略全面に冷媒が噴射されるため、さらに効率良く回転電機を冷却できる。
本発明に係る回転電機のステータの斜視図である。 図1に示すステータの分解斜視図である。 (a)は図2に示す一方のベースプレート組立体の分解斜視図、(b)は他方のベースプレート組立体の分解斜視図である。 スロットコイルの斜視図である。 図1に示すステータの縦断面図であり、図6のA−A線断面図である。 図3(a)に示す一方のベースプレート組立体の正面図である。 図3(a)に示す一方のベースプレート組立体の裏面図である。 ダブルスロットタイプのセグメント化された複数相のコイルの斜視図である。 冷媒流路管の正面図である。 冷媒流路管とステータの位置関係を示す図である。 冷媒流路管とステータの縦断面図であり、図10のD−D線断面図である。 (a)は図9のB−B線断面図であり、(b)は図9のC−C線断面図である。 回転電機のステータの軸方向外側端面に冷媒流路管から冷媒が吹き付けられている状態を示す図である。 他の形態の回転電機のステータの軸方向外側端面に冷媒流路管から冷媒が吹き付けられている状態を示す図である。 2つの回転電機の間に冷媒流路管が設けられた状態での、冷媒流路管と各回転電機のステータの縦断面図である。 冷媒流路管とステータの位置関係の変形例における冷媒流路管とステータの縦断面図である。 特許文献1に記載された電動車両の駆動装置における、電動モータの側面部を覆うサイドカバーを内側から見た斜視図である。 図17に示したサイドカバーの複数の吐出孔と電動モータのコイルとの位置関係を示す正面図である。 特許文献2に記載されたモータの油冷構造を説明する径方向断面図である。 図19に示したモータの冷却構造の要部を示す平面図である。
まず、本発明の冷却構造が採用され得る回転電機のステータの一実施形態について、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
[ステータ]
図1、図2及び図5に示すように、本実施形態の回転電機のステータ110は、ステータコア組立体120と、一対のベースプレート組立体130L、130Rと、を備え、ベースプレート組立体130L、130Rが、ステータコア組立体120の両側に配置されて組み付けられている。ステータコア組立体120とベースプレート組立体130L、130Rとの間には、例えば、シリコンシートなどの絶縁シート165が配置され、ステータコア組立体120とベースプレート組立体130L、130Rとを絶縁している。
ステータコア組立体120は、ステータコア121と、複数(図に示す実施形態では48個)のスロットコイル125と、を備える。
ステータコア121は、例えば、プレス抜きされた複数枚の珪素鋼板が積層されて構成され、その径方向内側に、48個のティース122と、隣接するティース122,122間に形成される48個のスロット123とを備える。スロット123は、ステータコア121の軸方向に貫通して形成され、軸方向から見てステータコア121の径方向に長い略長円形状に形成され、開口部124がステータコア121の内周面に開口している。
スロットコイル125は、図4も参照して、同一形状及び同一長さを有する外径側スロットコイル126と内径側スロットコイル127とが、後述する接続コイル140の厚さ分だけ軸方向にずらされて並列配置され、両端を除く周囲が射出成形された樹脂などの絶縁材128で被覆されて一体に形成されている。具体的に、外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127の長さは、ステータコア121の軸方向長さと接続コイル140の3枚分の厚さの和と略等しい長さに設定され、それぞれの両端には、接続コイル140の厚さと略等しい長さの小径部126a、127aが形成されている。
外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127からなる複数(図に示す実施形態では48個)のスロットコイル125は、図5に示すように、外径側スロットコイル126が径方向外側となるようにステータコア121の径方向に並べられて、ステータコア121の48個のスロット123にそれぞれ挿入されてステータコア121の周方向に並べられ、ステータコア組立体120を構成する。
外径側スロットコイル126は、ステータコア121の一方の端面121a(図5においては左端面)から接続コイル140の略2枚分の厚さだけ小径部126aが突出し、他方の端面121b(図5においては右端面)から接続コイル140の略1枚分の厚さだけ、小径部126aが突出して、スロット123に挿入されている。
また、内径側スロットコイル127は、ステータコア121の一方の端面121aから接続コイル140の略1枚分の厚さだけ、小径部127aが突出し、他方の端面121bから接続コイル140の略2枚分の厚さだけ小径部127aが突出してスロット123に挿入されている。外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127と、ステータコア121のスロット123と、の間には、両スロットコイル126、127を被覆する絶縁材128が介在してステータコア121との絶縁が確保されている。従って、外径側スロットコイル126と内径側スロットコイル127とは、互いの両端部の軸方向位置が異なるように、軸方向にずらした状態で絶縁材128によって被覆される。
外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127を被覆する絶縁材128は、スロット123よりも僅かに大きな略同一形状を有しており、圧入によってスロット123へ容易に固定できる。また、外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127は、従来の巻回された巻線からなるコイルと比較して太いので、スロット123への占積率が向上する効果も有する。
ステータコア組立体120の両側にそれぞれ配置されるベースプレート組立体130L、130Rは、図3(a),(b)に示すように、ベースプレート131L、131Rと、複数の接続コイル140と、を備える。なお、ベースプレート組立体130Rは、後述する接続端子部を備えない点、溝及び接続コイルの形状を除き、その他の構成はベースプレート組立体130Lと同一であるので、以後、主にベースプレート組立体130Lについて説明する。
ベースプレート131Lは、絶縁性を有する樹脂(非磁性材)によって成形され、図1及び図2に示すように、ステータコア121と略等しい内外径を有する略円環状部材であり、図中上方部分には径方向外側に扇状に延びる展開部131aが設けられている。展開部131aには、外部機器などに接続するための接続端子部が形成される。
ベースプレート131Lの内径側には、ステータコア121のスロット123に挿入された各スロットコイル125の外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127にそれぞれ対応して、48対の外径側貫通孔132及び内径側貫通孔133が、ベースプレート131Lを貫通して形成されている。
対となる外径側貫通孔132と内径側貫通孔133とは、ベースプレート131Lの中心Oから径方向に延びる同一の直線L上に位置し、更に、この直線L上、且つベースプレート131Lの外径側には、外周側孔134が形成されてベースプレート131Lの外側面135と内側面136(図5参照)とを連通する。また、展開部131aが形成される円周方向位置では、外周側孔134の位置より更に径方向外側で展開部131aに位置する12個の接続端子接合孔139が形成されている。
図5から図7に示すように、ベースプレート131Lの外側面135と内側面136には、それぞれ外側面135及び内側面136に開口する断面略コの字型の複数(48個)の外側面溝137及び内側面溝138が、インボリュート曲線に沿って円周方向に近接して形成されている。互いに隣接する各外側面溝137間、及び各内側面溝138間は、ベースプレート131Lから立設する壁131bによって隔離され、また、軸方向において対向する外側面溝137と内側面溝138とは隔壁131cによって隔離され、それぞれ電気的に絶縁される。
また、ベースプレート131Lは、後述する外側接続コイル141と内側接続コイル142の厚さに対応する外側面溝137と内側面溝138との各溝深さと、隔壁131cの厚さとの合計に略等しい軸方向幅に設定される。
ベースプレート組立体130Lでは、図6に示すように、ベースプレート131Lの各外側面溝137は、正面視において、外径側貫通孔132と、この外径側貫通孔132から時計方向に3個分離間した外径側貫通孔132を通る直線L上に形成される外周側孔134とを接続するように、インボリュート曲線に沿って湾曲して形成されている。但し、複数の外側面溝137の内、展開部131aに向かって延びる12個の外側面溝137aは、外径側貫通孔132から時計方向に3個分離間した外径側貫通孔132を通る直線L上までインボリュート状に延びた後、径方向に屈曲して接続端子接合孔139に接続する。
また、図7に示すように、ベースプレート131Lの各内側面溝138は、正面視において、内径側貫通孔133と、この内径側貫通孔133から時計方向に(図6側から見て反時計方向に)3個分離間した内径側貫通孔133を通る直線L上に形成される外周側孔134とを、外径側貫通孔132を避けて屈曲しながら接続するように形成されている。但し、複数の内側面溝138の内、展開部131aに向かって延びる12個の内側面溝138aは、内径側貫通孔133から時計方向に(図6側から見て反時計方向に)3個分離間した内径側貫通孔133を通る直線L上まで同様に屈曲して延びた後、径方向に屈曲して接続端子接合孔139に接続する。
即ち、図6に示すように、時計方向(又は反時計方向)に6個離間して位置する外径側貫通孔132と内径側貫通孔133とは、外側面溝137及び内側面溝138が共通に連続する外周側孔134を介して接続されている。また、共通の接続端子接合孔139に接続する一対の外側面溝137aと内側面溝138aとは、時計方向(又は反時計方向)に6個離間する外径側貫通孔132と内径側貫通孔133とを接続している。
なお、ベースプレート組立体130Rでは、ベースプレート131Rの各外側面溝137は、上述したベースプレート131Lの各内側面溝138と同様の形状を有し、ベースプレート131Rの各内側面溝138は、上述したベースプレート131Lの各外側面溝137と同様の形状を有する。
接続コイル140は、銅などの導電材料によって板状に形成されており、外側面溝137、137aにそれぞれ挿入される外側接続コイル141(141a、141b)と、内側面溝138、138aにそれぞれ挿入される内側接続コイル142(142a、142b)と、に分けることができる。なお、ここで言う外側接続コイル141とは、ステータコア組立体120とベースプレート組立体130とが組み付けられたとき、ステータ110の軸方向外側となる接続コイル140のことであり、内側接続コイル142とは、ステータ110の軸方向内側となる接続コイル140のことである。
外側接続コイル141aは、図6に示すように、外側面溝137と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成されており、その両端部には、結合孔143a、143bが形成されている。結合孔143aは、外径側スロットコイル126の小径部126aと略等しい直径を有し、結合孔143bは、後述する外側接続コイル141aと内側接続コイル142aとを接続する図3(a),(b)に示す接続ピン145と略等しい直径を有する。また、外側接続コイル141bは、外側面溝137aと同一形状に湾曲して形成されており、その両端部には、結合孔143aと、接続端子孔143cが形成されている。
内側接続コイル142aは、図7に示すように、内側面溝138と同一形状のインボリュート曲線に沿って形成されており、その両端部には、結合孔144a、144bが形成されている。結合孔144aは、内径側スロットコイル127の小径部127aと略等しい直径を有し、結合孔144bは、接続ピン145と略等しい直径を有する。また、内側接続コイル142bは、内側面溝138aと同一形状に湾曲して形成されており、その両端部には、結合孔144aと、接続端子孔144cが形成されている。
従って、ベースプレート131Lの接続端子接合孔139の部分を除いて、各外径側スロットコイル126にそれぞれ接続される内側接続コイル142aと外側接続コイル141a、141bは、インボリュート曲線に沿って形成され、各内径側スロットコイル127にそれぞれ接続される内側接続コイル142a,142bと外側接続コイル141aは、インボリュート曲線に沿って形成されるとともに、該インボリュート曲線の内径側において内径側貫通孔133から外径側貫通孔132を迂回するように径方向外側に延びる。
外側接続コイル141a、141bは外側面溝137、137aにそれぞれ挿入され、また、内側接続コイル142a、142bは内側面溝138、138aにそれぞれ挿入されている。そして、各外周側孔134には、銅、アルミニウムなどからなる導電性の接続ピン145が挿入されて外側接続コイル141aと内側接続コイル142aとを電気的に接続する。
これにより、時計方向(又は反時計方向)に6個離間して位置する外側接続コイル141aの結合孔143aと、内側接続コイル142aの結合孔144aとが、外側接続コイル141a、接続ピン145、及び内側接続コイル142aを介して電気的に接続された状態でベースプレート組立体130L、130Rが構成される。
なお、本実施形態のような接続ピン145を設ける代わりに、外側接続コイル141aと内側接続コイル142aのいずれか一方に接続ピン145と同等形状の突出部を一体に形成し、外側接続コイル141aと内側接続コイル142aの他方に設けられた結合孔143b、144bに挿入することで、外側接続コイル141aと内側接続コイル142aとを電気的に接続してもよい。
このように構成された一対のベースプレート組立体130L、130Rは、ステータコア組立体120の両側の所定位置に位置決めして配置して組み付けられる。図5に示すように、ステータコア121の一方の端面121a側(図中左側)に配置されたベースプレート組立体130Lにおいて、外径側スロットコイル126の小径部126aが、外側接続コイル141a、141bの結合孔143aに挿入されると共に、内径側スロットコイル127の小径部127aが、内側接続コイル142a、142bの結合孔144aに挿入された後、それぞれかしめられて固定される。即ち、外側接続コイル141a、141b及び内側接続コイル142a、142bは、同相(例えば、U相)のスロットコイル125同士を接続してコイル150の渡り部を構成する。
また、ステータコア121の他方の端面121b側(図中右側)に配置されたベースプレート組立体130Rにおいては、外径側スロットコイル126の小径部126aが、内側接続コイル142aの結合孔144aに挿入されると共に、内径側スロットコイル127の小径部127aが、外側接続コイル141aの結合孔143aに挿入された後、それぞれかしめられて固定される。即ち、外側接続コイル141a、141b及び内側接続コイル142a、142bは、同相(例えば、U相)のスロットコイル125同士を接続してコイル150の渡り部を構成する。
従って、同一スロット123に配置された外径側スロットコイル126及び内径側スロットコイル127に関して、外径側スロットコイル126の一端側(図中左側)で接続された外側接続コイル141aは、径方向外側、且つ、時計回りに延びて同相の内側接続コイル142aに接続され、外径側スロットコイル126の他端側(図中右側)で接続された内側接続コイル142aは、径方向外側、且つ、反時計回りに延びて同相の外側接続コイル141aに接続される。また、内径側スロットコイル127の一端側(図中左側)で接続された内側接続コイルは、径方向外側、且つ、反時計回りに延びて同相の外側接続コイル141aに接続され、内径側スロットコイル127の他端側(図中右側)で接続された外側接続コイル141aは、径方向外側、且つ、時計回りに延びて同相の内側接続コイル142aに接続される。
このようにステータ110は、ステータコア組立体120の両側に一対のベースプレート組立体130L、130Rを組みつけることで構成され、これによりセグメント化されたコイル150が、同一構造を有する各相2つのコイルループ(U相コイル150U、V相コイル150V、及びW相コイル150W)と、同一構造を有する各相2つのコイルループ(相コイル150U、相コイル150V、及び相コイル150W)とを含む2組の各相4つのコイルループを形成する。例えば、U相コイルを構成する4つのコイルループは、2つのコイルループ(Uループ)が連続して時計方向に波巻きされるとともに、2つのコイルループ(ループ)が連続して反時計方向に波巻きされる。なお、1つのスロット123内に配置される、絶縁材128で被覆された外径側スロットコイル126と内径側スロットコイル127は、Uループを構成するコイルとループを構成するコイルとからなっており、電流の流れ方向が同一方向となっている。他の2相に関してもU相と同様である。図8は、理解を容易にするためステータからセグメント化された複数相(UVW相)のコイルを抜き出して示す斜視図である。
[冷却構造]
続いて、本発明の回転電機の冷却構造の一実施形態である冷媒流路管について、図9〜図11を参照しながら説明する。図9は、冷媒流路管161の正面図である。図10は、冷媒流路管161とステータ110の位置関係を示す図である。図11は、冷媒流路管161とステータ110の縦断面図であり、図10のD−D線断面図である。
冷媒流路管161は、全体が略円環状に形成されており、図9に示す冷媒流路管161の中心Otがステータ110の軸心に合致するよう位置合わせされている。冷媒流路管161は、図10及び図11に示すように、ステータ110の軸方向両外側に、軸方向外側端面と対向するように設けられる。すなわち、冷媒流路管161は、冷媒流路管161の延在する仮想面Pが、ステータ110の軸方向両外側の端面と略平行となるように設けられ、中心Otがステータ110の軸心に合致するよう仮想面P上に位置している。
冷媒流路管161の中心Otは、冷媒流路管161が円環形状の場合、その中心であり、冷媒流路管161が楕円形状の場合、長軸と短軸との交点であり、冷媒流路管161が円環形状又は楕円形状から歪んでいれば、その中心は近似円の中心又は近似楕円における長軸と短軸との交点となる。
中空の冷媒流路管161の一端側は径方向に延びて、冷却油等の冷媒の供給口171となっており、他端側は閉塞されて閉塞部173となっている。冷媒流路管161の供給口171側は、ステータ110の外周から突出する。
冷媒流路管161の延設方向(以下、「管路方向」という。)と直交する断面は円形状である。すなわち、冷媒流路管161の外周面は、冷媒流路管161の管路方向に対して直交する断面で見たときに、曲線状となるよう形成されている。冷媒流路管161のステータ110と対向する外周面には、管内に連通した複数の開口163が管路方向に沿って互いにずれた位置に設けられている。複数の開口163は、冷媒流路管161の管路方向と直交する各断面で見たときに、冷媒流路管161の延在する仮想面Pに対してなす角度の異なる開口を含む。冷媒流路管161には、例えば、仮想面Pと垂直な方向に対して冷媒流路管161の中心Otに寄った向きの開口163bと、当該垂直方向に対して冷媒流路管161の中心Otから離れた向きの開口163cとが管路方向に沿って設けられる。図12(a)は図9のB−B線断面図であり、図12(b)は図9のC−C線断面図である。2つの開口163b,163cの内、一方の開口は、仮想面Pと当該開口の開口方向との交点Odを中心として、仮想面Pに対して角度θ1をなす位置(図12(a)に示す軸線Q方向よりも中心Ot側の位置)に形成されており、他方の開口は、仮想面Pと当該開口の開口方向との交点Odを中心として、仮想面Pに対して角度θ2をなす位置(図12(b)に示す軸線Q方向よりも中心Otから離れる側の位置)に形成されている。なお、角度θ1は0°<θ1<90°の任意の角度であり、角度θ2は90°<θ2<180°の任意の角度である。
冷媒流路管161の供給口171からは、図示しないオイルポンプ等からの圧力によって冷媒が供給される。冷媒流路管161に供給された冷媒は管内を満たし、冷媒流路管161の一端は閉塞部173によって閉じられているため、各開口163から冷媒が噴射する。図10に示すようにステータ110の軸方向外側に冷媒流路管161が設けられた状態であれば、ステータ110のベースプレート組立体130L、130Rの軸方向外側端面には、開口163から噴射された冷媒が吹き付けられる。本実施形態では、複数の開口163b、163cのステータ110に対する向きがそれぞれ異なるため、冷媒が吹き付けられるステータ110の径方向の位置がそれぞれ異なる。図13は、本実施形態の回転電機のステータ110の軸方向外側端面に冷媒流路管161から冷媒が吹き付けられている状態を示す図である。図13に示すように、開口163bからは、ステータ110の軸方向外側端面の内周側に向けて冷媒が噴射され、管路方向に沿って当該開口からずれた位置に設けられた開口163cからは、ステータ110の軸方向外側端面の外周側に向けて冷媒が噴射される。
なお、本実施形態のステータ110の内径側には、図示しないロータが回転自在に配置される。したがって、回転電機の軸よりも鉛直方向上側に位置する開口163からステータ110に噴射された冷媒は、ステータ110からロータの上部に伝わる。この場合、冷媒はロータの特に上部をも冷却する。また、複数の開口163の一部は、ロータの軸方向外側端面に向いて形成されても良い。この場合、ロータの軸方向外側端面には冷媒が直接吹き付けられる。
冷媒流路管161は、図9及び図10に示す取付具167を介して、本実施形態の回転電機を収容するためのケースの内壁に取り付けられるか、ステータ110を構成するベースプレート組立体130L又はベースプレート組立体130Rの壁面に取り付けられる。また、冷媒流路管161から噴射した冷媒によって冷却される回転電機のステータは、図1に示した本実施形態のステータ110に限らず、ステータ110を構成する一対のベースプレート組立体130L、130Rの軸方向内側に、ベースプレート131L、131Rよりも径の大きなベースプレート231L、231Rに複数の接続コイルが配置された他の一対のベースプレート組立体230L、230Rを積層配置したステータであっても良い。図14は、他の形態の回転電機のステータの軸方向外側端面に冷媒流路管161から冷媒が吹き付けられている状態を示す図である。
以上説明したように、本実施形態では、本実施形態の回転電機の軸に冷媒流路管161の中心が合致するよう位置合わせされた状態で冷媒流路管161に冷媒が供給されると、回転電機の軸方向外側端面の略全周に亘って冷媒が吹き付けられる。冷媒流路管161の外周面に設けられた冷媒を噴出する複数の開口163は、対向する回転電機の軸方向外側端面の内径側から外径側まで異なる角度で開口している。このため、各開口163から噴出する冷媒は、回転電機の軸方向外側端面の異なる部位に対して異なる角度で吹き付けられる。その結果、効率良く回転電機を冷却できる。
また、冷媒流路管161の外周面は、冷媒流路管161の管路方向に対して直交する断面でみたときに、曲線上となるよう形成されているため、冷媒が噴射される向きは、開口163が形成される外周面上の周方向位相(管路方向と直交する各断面で見たときの仮想面Pに対する角度)を変えることで容易に変更できる。このため、冷媒流路管161の構成の複雑化を抑制しつつ、回転電機の冷却が必要な箇所に対して冷媒を噴射可能な開口を容易に形成できる。
また、複数の開口163は、管路方向と直交する各断面で見たときに仮想面Pに対して角度の異なる開口を含むため、複数の開口が周方向において同じ位置に形成されている場合と比較して、冷媒流路管161の強度を確保できる。
さらに、本実施形態では、回転電機の軸心よりも鉛直方向下側に位置する回転電機の軸方向外側端面の部位にも、内径側から外径側まで異なる角度で冷媒を直接吹き付けることができる。このため、鉛直方向上方から冷媒を回転電機に滴下するだけでは当該冷媒が行きわたらない箇所も十分に冷却することができる。その結果、回転電機のステータ110(特にベースプレート組立体130L、130R)又はロータを均一に冷却することができる。一般的に回転電機は、回転電機の最大温度となる部位の温度によって出力や運転域は制限されるが、回転電機を均一に冷却できれば、当該回転電機の出力や運転域を拡げることができる。
なお、冷媒流路管161は、図15に示すように、回転電機等が収容されるケース181内の、軸方向で離間した2つの回転電機100a,100bの間に設けられても良い。この場合、冷媒流路管161は、当該2つの回転電機100a,100bの向かい合う2つの軸方向外側端面と対向し、ケース181の内壁に設けられた凸部183に冷媒流路管161の取付具167を介して取り付けられる。一方の回転電機100aの軸方向外側端面と対向する冷媒流路管161の外周面には上記説明した複数の開口163が設けられ、もう一方の回転電機100bの軸方向外側端面と対向する冷媒流路管161の外周面にも同様に複数の開口163が設けられる。すなわち、1つの冷媒流路管161によって、2つの回転電機100a,100bを同時に冷却することができる。このため、回転電機の数に対する冷媒流路管161の数を抑制しつつ、効率的に各回転電機を冷却できる。なお、2つの回転電機100a,100bは、例えば、電動機と発電機である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
また、上記実施形態では、全体が略円環状に形成された冷媒流路管161を例に説明したが、回転電機の冷却構造としては、軸方向から見て最下部が連通していないC字の冷媒流路管や、軸方向から見て左右に分かれた半円状の2つの冷媒流路管等が用いられても良い。また、冷媒流路管161の管路方向と直交する断面は円形状に限らず、楕円形状であっても良い。
また、一対のベースプレート組立体30L、30Rの軸方向外側に絶縁性のカバーを配置してもよく、樹脂等で被覆してもよい。
また、上記実施形態では、図10に示したように、冷媒流路管161は、冷媒流路管161に沿った面Pがステータ110の軸方向両外側の端面と略平行となるようが設けられるが、図16に示すように、冷媒流路管161に沿った面Pがステータ110の軸方向両外側の端面に対して径方向外側に傾いた状態で冷媒流路管161を設けても良い。
また、上記実施形態では、図12に示したように、冷媒流路管161に設けられた複数の開口163には、冷媒流路管161に沿った面Pと垂直な方向に対して冷媒流路管161の中心Otに寄った向きの開口163bと、当該垂直方向に対して冷媒流路管161の中心Otから離れた向きの開口163cとが含まれると説明したが、当該垂直方向に開口した開口がさらに含まれても良い。
なお、本発明のステータ10は、上記した円周方向に隣接する2つのスロット毎に同相のコイルが配置されるダブルスロットタイプに限定されず、円周方向の1つのスロット毎に各相のコイルが配置されるシングルスロットタイプのステータ或いは円周方向に隣接する3つのスロット毎に同相のコイルが配置されるトリプルスロットタイプのステータとすることもできる。
110 回転電機のステータ
120 ステータコア組立体
121 ステータコア
123 スロット
125 スロットコイル
126 外径側スロットコイル
127 内径側スロットコイル
128 絶縁材
130L、130R ベースプレート組立体
131L、131R ベースプレート
132 外径側貫通孔
133 内径側貫通孔
135 外側面
136 内側面
137、137a 外側面溝
138、138a 内側面溝
140 接続コイル
141、141a、141b 外側接続コイル
142、142a、142b 内側接続コイル
150 コイル
150U U相コイル
150V V相コイル
150W W相コイル
161 冷媒流路管
163、163b、163c 開口

Claims (6)

  1. ステータ及びロータを有する回転電機の冷却構造であって、
    前記回転電機の軸方向外側端面と対向するように設けられた冷媒流路管を備え、
    前記冷媒流路管の外周面は、前記冷媒流路管の管路方向に対して直交する断面で見たときに、曲線状となるよう形成され、
    前記外周面には、前記回転電機の軸方向外側端面と対向する位置に、管内に連通した複数の開口が形成され、
    前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向と直交する各断面で見たときに、前記冷媒流路管の延在する仮想面に対してなす角度の異なる開口を含み、
    前記ステータのコイルには、径方向に2段に構成された組立コイルプレートによってコイルエンドが構成され、
    前記複数の開口は、内径側のコイルプレートに向けて開口する開口と、外径側のコイルプレートに向けて開口する開口と、を含む、回転電機の冷却構造。
  2. ステータ及びロータを有する回転電機の冷却構造であって、
    前記回転電機の軸方向外側端面と対向するように設けられた冷媒流路管を備え、
    前記冷媒流路管の外周面は、前記冷媒流路管の管路方向に対して直交する断面で見たときに、曲線状となるよう形成され、
    前記外周面には、前記回転電機の軸方向外側端面と対向する位置に、管内に連通した複数の開口が形成され、
    前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向と直交する各断面で見たときに、前記冷媒流路管の延在する仮想面に対してなす角度の異なる開口を含み、
    前記回転電機は、軸方向に離間した位置に配置された第1の回転電機及び第2の回転電機を含み、
    前記冷媒流路管は、前記第1の回転電機と前記第2の回転電機の間に配置され、
    前記複数の開口は、前記第1の回転電機の軸方向外側端面に向けて開口する開口と、前記第2の回転電機の軸方向外側端面に向けて開口する開口と、を含む、回転電機の冷却構造。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記冷媒流路管は、前記回転電機の軸を中心とする円周方向に延びた、回転電機の冷却構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記複数の開口は、前記回転電機の内周側に向けて開口する第1の開口と、前記回転電機の外周側に向けて開口する第2の開口と、を含む、回転電機の冷却構造。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記回転電機の軸方向から見た前記冷媒流路管の少なくとも一部は、前記回転電機の軸を中心とした円周の一方から他方に向かって円周方向に延出し、
    前記複数の開口は、前記冷媒流路管の管路方向に沿って互いにずれた位置に形成された、回転電機の冷却構造。
  6. 請求項に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記冷媒流路管は、前記回転電機の軸方向外側端面に沿って環状に延びる、回転電機の冷却構造。
JP2014091653A 2014-04-25 2014-04-25 回転電機の冷却構造 Expired - Fee Related JP6140645B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091653A JP6140645B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 回転電機の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091653A JP6140645B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 回転電機の冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015211543A JP2015211543A (ja) 2015-11-24
JP6140645B2 true JP6140645B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=54613387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014091653A Expired - Fee Related JP6140645B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 回転電機の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6140645B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6436200B1 (ja) 2017-08-25 2018-12-12 株式会社明電舎 回転電機の固定子の冷却構造
CN112640267A (zh) 2018-11-20 2021-04-09 加特可株式会社 马达油冷结构
JP6918063B2 (ja) * 2019-09-25 2021-08-11 本田技研工業株式会社 発電機冷却構造
EP4106156A4 (en) * 2020-02-12 2023-09-20 Jatco Ltd. DEVICE
JP7397709B2 (ja) 2020-02-12 2023-12-13 ジヤトコ株式会社 装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004072812A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Meidensha Corp 回転電機
JP5470015B2 (ja) * 2009-12-04 2014-04-16 株式会社日立製作所 回転電機
JP2011147296A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Toyota Motor Corp 動力装置およびハイブリッド車両のトランスアクスル
JP2013055752A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Toyota Motor Corp 永久磁石型モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015211543A (ja) 2015-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5389109B2 (ja) 回転電機のステータ
EP2611000B1 (en) Electric motor
JP6140645B2 (ja) 回転電機の冷却構造
JP5395130B2 (ja) 回転電機のステータの製造方法
US10186921B2 (en) Stator of rotary electric machine having slots coils and connection coils
KR20150018462A (ko) 단상 브러시리스 모터
WO2015107679A1 (ja) 回転電機
US9438090B2 (en) Method of assembling a rotary electric machine
US8487502B2 (en) Segmented stator core
WO2017047247A1 (ja) 回転電機
US9627935B2 (en) Multi-gap rotating electric machine having phase coils formed of substantially U-shaped electric conductor segments
JP6872289B1 (ja) 回転電機およびその製造方法
US10153673B2 (en) Production method for rotating electrical machine
JP5745358B2 (ja) 回転電機のステータ
US10574121B2 (en) Stator for rotary electric machine
JP6140632B2 (ja) 回転電機のステータ
JP3207418U (ja) 単相モータ
JP5389108B2 (ja) 回転電機のステータ及びその製造方法
JP6634431B2 (ja) 回転電機のステータ
JP5256835B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP7331623B2 (ja) 回転電機及びステータ端板
JP7056461B2 (ja) 回転電機用ロータ
JP2018182784A (ja) 回転電機のステータ
JP6811139B2 (ja) 回転電機及び回転電機のステータ
JP5745359B2 (ja) 回転電機のステータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6140645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees