JP7056461B2 - 回転電機用ロータ - Google Patents

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Description

本発明は、円筒状のロータコアと、前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備えた回転電機用ロータに関する。
以下、背景技術について説明する。以下の説明において、かっこ書きの符号又は名称は、先行技術文献における符号又は名称とする。かかる回転電機用ロータの従来例が、特開2003-079101号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の回転電機用ロータは、第1軸部材(中筒部5a)における軸方向の両端部に第2軸部材(段付筒部5b)を嵌合し、第1軸部材の内部空間に内筒(6)を設置している。そして、第2軸部材を、第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部として用いている。一対の第2軸部材の一方から供給された油は、第1軸部材の内周面と内筒の外周面との間を通ることでロータコアを冷却した後、一対の第2軸部材の他方から排出される。
特開2003-079101号公報
上記した回転電機用ロータでは、第1軸部材(中筒部5a)の内部空間に内筒(6)を設ける必要があるため、部品数が多くなると共に、組み立て工数も多くなるという問題があった。
そこで、より簡易な構成でロータコアを効率的に冷却することができる回転電機用ロータの実現が望まれる。
上記に鑑みた、回転電機用ロータの特徴構成は、円筒状のロータコアと、前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備え、前記第1軸部材は、前記対象端部に、前記第2軸部材が嵌合する被嵌合部を有し、前記第2軸部材は、前記被嵌合部に嵌合する筒状の嵌合部を有し、前記軸方向における前記第1軸部材の中央部から前記対象端部へ向かう側を軸方向端部側として、前記被嵌合部は、前記軸方向端部側を向く段差面と、前記段差面より前記軸方向端部側に位置する筒状内周面と、を有し、前記嵌合部は、前記段差面に対して前記軸方向端部側から当接する先端面と、前記筒状内周面に対して径方向の内側から当接する筒状外周面と、を有し、前記先端面の前記径方向の厚さが、前記段差面の前記径方向の厚さより大きい点にある。
この特徴構成によれば、先端面と段差面との径方向の厚さの差により、第1軸部材の対象端部に、軸方向中央側を向く段差が形成される。この段差により、第1軸部材の内部空間に供給された油を、第1軸部材の内周面に接する状態に留めておくことができる。これにより、第1軸部材を介してロータコアを効率的に冷却することが可能となる。また、このような構成を、第1軸部材の被嵌合部に、第2軸部材の嵌合部を嵌合させるだけの簡易な構成により実現できる。更に、この嵌合の際における、第1軸部材と第2軸部材との軸方向の位置決めを、段差面と先端面との当接により行うことができる。すなわち、第1軸部材の内部空間に油を留めておく段差を形成するための先端面を利用して、第1軸部材と第2軸部材との軸方向の位置決めも行うことができる。このため、別途位置決め構造を設ける場合に比べて、簡易な構成とすることができる。
回転電機の断面図 回転電機用ロータの側面図 中間軸部材及び端部軸部材の斜視図 第1嵌合部と第1被嵌合部との嵌合部分を示す部分拡大断面図 第2嵌合部と第2被嵌合部との嵌合部分を示す部分拡大断面図 その他の実施形態に係る第1嵌合部と第1被嵌合部との嵌合部分を示す部分拡大断面図
1.実施形態
回転電機用ロータRoを回転電機Mに配設した実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、特に明記している場合を除き、「軸方向L」、「径方向R」、「周方向C」は、回転電機Mの回転軸心(図1に示す軸心X)を基準として定義している。また、各部材についての方向や位置等に関する用語は、製造上許容され得る誤差による差異を有する状態をも含む概念である。
回転電機Mは、電力の供給を受けて動力を発生するモータ(電動機)としての機能と、動力の供給を受けて電力を発生するジェネレータ(発電機)としての機能とを果たすことが可能とされている。そのため、回転電機Mは、蓄電装置(バッテリやキャパシタ等)と電気的に接続されている。回転電機Mは、蓄電装置から電力の供給を受けて力行し、或いは、外部からの駆動力により駆動されて発電し、発電した電力を蓄電装置に供給して蓄電させる。
図1に示すように、回転電機Mは、ケース1内に収容されている。回転電機Mは、ケース1に固定されたステータStと、このステータStの径方向内側R1に回転自在に支持された回転電機用ロータRo(以下、ロータRoと略称する)と、を有している。
ステータStは、円筒形状のステータコア2と、ステータコア2に巻装されたコイルとを備えている。ステータコア2は、複数枚の電磁鋼板を積層して構成されている。また、ステータコア2は、周方向Cに分散配置されて軸方向Lに延びる複数のスロット(不図示)を有しており、当該スロットに導体で構成されたコイルが巻装されている。本実施形態においては、ステータStは三相交流で駆動される回転電機Mに用いられるステータStとされており、U相、V相、及びW相の三相のコイルを備えている。そして、このコイルのうち、ステータコア2の軸方向Lの両側に突出する部分がコイルエンド部3とされる。
ロータRoは、ロータ軸6と、ロータ軸6に固定された円筒形状のロータコア7と、ロータ軸6の内部空間Sに油を供給する油供給部8と、を備えている。ロータコア7は、複数枚の電磁鋼板を積層して構成されている。また、図2に示すように、ロータコア7は、その内部に、周方向Cに分散配置されて軸方向Lに延びる空洞部からなる複数の磁石挿入部11を有している。そして、複数の磁石挿入部11のそれぞれに、永久磁石12が挿入されて固定されている。
図1に示すように、ロータ軸6は、ロータコア7の内周面F1を覆うと共にロータコア7と一体回転するように取り付けられた中間軸部材16と、中間軸部材16における軸方向Lの両端部のうちの少なくとも一方である対象端部17に嵌合する端部軸部材18と、を有する。尚、中間軸部材16が、第1軸部材に相当し、端部軸部材18が、第2軸部材に相当する。ここでは、中間軸部材16は、ロータコア7の内周面F1を径方向内側R1から覆うと共に当該内周面F1に径方向内側R1から接触している。また、本実施形態では、中間軸部材16における軸方向Lの両端部の双方を対象端部17としており、その一対の対象端部17の夫々に端部軸部材18が嵌合している。つまり、本実施形態では、ロータ軸6は、1つの中間軸部材16と2つの端部軸部材18とを有している。
次に、ロータ軸6の各部材について説明する。以下では、軸方向Lにおける一方側を軸方向第1側L1と称し、その反端側を軸方向第2側L2と称する。また、場合により、軸方向Lにおける中間軸部材16の中央部を基準として、軸方向Lにおける中間軸部材16の中央部から対象端部17に向かう側を軸方向端部側LEと称し、その軸方向端部側LEとは反対側を軸方向中央側LCと称して説明する。ちなみに、中間軸部材16の中央部より軸方向第1側L1においては、軸方向第1側L1と軸方向端部側LEとが同じ側となり、中間軸部材16の中央部より軸方向第2側L2においては、軸方向第2側L2と軸方向端部側LEとが同じ側となる。また、以下では、2つの端部軸部材18について、軸方向第1側L1の端部軸部材18を第1端部軸部材18Aと称し、軸方向第2側L2の端部軸部材18を第2端部軸部材18Bと称して説明する。
中間軸部材16は、対象端部17に、端部軸部材18が嵌合する被嵌合部20を有している。本実施形態では、中間軸部材16における軸方向第1側L1の対象端部17は、第1端部軸部材18Aが嵌合する被嵌合部20(以下、第1被嵌合部20Aと称する)を有している。中間軸部材16における軸方向第2側L2の対象端部17は、第2端部軸部材18Bが嵌合する被嵌合部20(以下、第2被嵌合部20Bと称する)を有している。
本実施形態では、中間軸部材16は、軸方向Lの長さがロータコア7の軸方向Lの長さより長く、ロータRoに対して軸方向Lの両側に突出している。中間軸部材16は、第1被嵌合部20Aと第2被嵌合部20Bと第1軸部22とを有している。第1軸部22は、第1被嵌合部20Aと第2被嵌合部20Bとの軸方向Lの間にある筒状部である。ここでは、第1軸部22の軸方向Lの長さは、ロータRoの軸方向Lの長さより短い。第1被嵌合部20Aは、ロータRoの軸方向第1側L1の端部に対して軸方向第1側L1から軸方向第2側L2までに亘って配置されている。また、第2被嵌合部20Bは、ロータRoの軸方向第2側L2の端部に対して軸方向第2側L2から軸方向第1側L1までに亘って配置されている。
第1被嵌合部20Aは、第1小径部24と第1小径部24より内径が大きい第1大径部25とを備えている。第1小径部24は、第1軸部22から軸方向第1側L1に延出し、第1大径部25は、第1小径部24から軸方向第1側L1に延出している。第1小径部24は、内径及び外径が第1軸部22の内径及び外径と同じである。第1大径部25の外径は第1軸部22及び第1小径部24と同じであり、第1大径部25の内径は、第1軸部22及び第1小径部24より大きい。
第2被嵌合部20Bは、第2小径部26と第2小径部26より内径が大きい第2大径部27とを備えている。第2小径部26は、第1軸部22から軸方向第2側L2に延出し、第2大径部27は、第2小径部26から軸方向第2側L2に延出している。第2小径部26は、内径及び外径が第1軸部22の内径及び外径と同じである。第2大径部27の外径は第1軸部22及び第2小径部26と同じであり、第2大径部27の内径は、第1軸部22及び第2小径部26より大きい。
図4に示すように、第1小径部24の内周面と第1大径部25の内周面との間にある第1小径部24における軸方向第1側L1を向く面が、第1被嵌合部20Aにおける軸方向端部側LEを向く段差面F2となる。また、第1大径部25の内周面が、第1被嵌合部20Aにおける、段差面F2より軸方向端部側LEに位置する筒状内周面F3となる。図5に示すように、第2小径部26の内周面と第2大径部27の内周面との間にある第2小径部26の軸方向第2側L2を向く面が、第2被嵌合部20Bにおける軸方向端部側LEを向く段差面F2となる。第2大径部27の内周面が、第2被嵌合部20Bにおける、段差面F2より軸方向端部側LEに位置する筒状内周面F3となる。このように、中間軸部材16は、段差面F2と筒状内周面F3とを有している。
図1に示すように、第1被嵌合部20Aは、ロータRoから軸方向第1側L1に突出し、第2被嵌合部20Bは、ロータRoから軸方向第2側L2に突出している。これら第1被嵌合部20A及び第2被嵌合部20BにおけるロータRoに対して軸方向Lに突出している部分のそれぞれが、ロータコア7より軸方向端部側LEに位置する突出部分31に相当する。そして、第1被嵌合部20Aの突出部分31と第2被嵌合部20Bの突出部分31とのそれぞれが、径方向Rに貫通する第1油孔32を有している。このように、被嵌合部20は、ロータコア7よりも軸方向端部側LEに突出する突出部分31を有し、突出部分31は、径方向Rに貫通する第1油孔32を有している。
本実施形態では、第2被嵌合部20Bに、その外周面から径方向外側R2に突出するフランジ部33が設けられている。第2被嵌合部20Bの第1油孔32は、フランジ部33を径方向Rに貫通している。ここでは、図3に示すように、フランジ部33における第1油孔32が形成されている部分に、径方向内側R1に窪むと共に軸方向Lにフランジ部33を貫通する凹溝部が形成されている。また、図示の例では、第2被嵌合部20Bの第1油孔32は、第1被嵌合部20Aの第1油孔32とは周方向Cの異なる位置に形成されている。但し、これらの第1油孔32の周方向Cの配置は適宜変更可能である。
図1に示すように、端部軸部材18は、被嵌合部20に嵌合する筒状の嵌合部36を有している。本実施形態では、第1端部軸部材18Aは、その軸方向第2側L2の端部に嵌合部36(以下、第1嵌合部36Aと称する)を有しており、第2端部軸部材18Bは、その軸方向第1側L1の端部に嵌合部36(以下、第2嵌合部36Bと称する)を有している。
第1端部軸部材18Aは、第1嵌合部36Aと第2軸部37とを有している。第2軸部37は、中間軸部材16の第1軸部22よりも小径の筒状部である。第1嵌合部36Aは、第2軸部37の軸方向第2側L2の端部から径方向外側R2に延出する第1壁部39と、第1壁部39の径方向外側R2の端部から軸方向第2側L2に延出する第1突出部40と、を有する。そして、第1壁部39における軸方向第2側L2(軸方向中央側LC)を向く面が、第2段差面F6となる。つまり、本例では、第1端部軸部材18Aの第2段差面F6は、第2軸部37と第1突出部40との径の差により形成された段差面となっている。
第2端部軸部材18Bは、第2嵌合部36Bと第3軸部38とを有している。第3軸部38は、中間軸部材16の第1軸部22よりも小径の筒状部である。第2嵌合部36Bは、第3軸部38の軸方向第1側L1の端部から径方向外側R2に延出する第2壁部41と、第2壁部41の径方向外側R2の端部から軸方向第1側L1に延出する第2突出部42と、を有する。そして、第2壁部41における軸方向第1側L1(軸方向中央側LC)を向く面が、第2段差面F6となる。つまり、本例では、第2端部軸部材18Bの第2段差面F6は、第3軸部38と第2突出部42との径の差により形成された段差面となっている。
図4に示すように、第1突出部40の内周面と外周面との間にある第1突出部40における軸方向第2側L2を向く面が、段差面F2に対して軸方向端部側LEから当接する先端面F4となる。また、第1壁部39の外周面及び第1突出部40の外周面が、筒状内周面F3に対して径方向内側R1から当接する筒状外周面F5となる。また、図5に示すように、第2突出部42の内周面と外周面との間にある第2突出部42における軸方向第1側L1を向く面が、段差面F2に対して軸方向端部側LEから当接する先端面F4となる。また、第2壁部41の外周面及び第2突出部42の外周面が、筒状内周面F3に対して径方向内側R1から当接する筒状外周面F5となる。このように、嵌合部36は、先端面F4と筒状外周面F5とを有している。
図4及び図5に示すように、先端面F4の径方向Rの厚さは、段差面F2の径方向Rの厚さより大きい。この厚さの差により、中間軸部材16の対象端部17に、軸方向中央側LCを向く段差50が形成される。この段差50が、中間軸部材16の内部空間Sにおける堰部となる。これにより、中間軸部材16の内部空間Sにおける、この段差50よりも径方向外側R2の空間が、油が貯留される貯留空間S1となる。本実施形態では、径方向Rの厚さは、内径と外径との差である。つまり、例えば、軸心Xから第1突出部40の内周面までを内径、軸心Xから第1突出部40の外周面までを外径として、これらの内径と外径との差が、第1嵌合部36Aにおける先端面F4の径方向Rの厚さである。また、例えば、軸心Xから第1小径部24の内周面までを内径、軸心Xから第1大径部25の内周面までを外径として、これらの内径と外径との差が、第1被嵌合部20Aにおける段差面F2の厚さである。
端部軸部材18は、先端面F4より軸方向端部側LEに、径方向Rに貫通する第2油孔43を有する。本実施形態では、第1端部軸部材18Aの第1突出部40と第2端部軸部材18Bの第2突出部42とのそれぞれが、径方向Rに貫通する第2油孔43を有している。第2突出部42の第2油孔43は、第1突出部40の第2油孔43とは周方向Cに異なる位置に形成されている。また、第1油孔32と第2油孔43とは連通している。より具体的には、第1油孔32と第2油孔43とは径方向R視で重なっている。このようにするため、本実施形態では、第1突出部40の第2油孔43は、第1被嵌合部20Aの第1油孔32に対応する位置に配置され、第2突出部42の第2油孔43は、第2被嵌合部20Bの第1油孔32に対応する位置に配置されている。
また、本実施形態では、中間軸部材16における軸方向端部側LEを向く端面である第1側面F7と、端部軸部材18における軸方向端部側LEを向く第2側面F8と、が径方向Rに並んで配置されており、第1側面F7と第2側面F8とが溶接部45によって接合されている。このように、中間軸部材16の外周面よりも径方向内側R1において、中間軸部材16と端部軸部材18とが接合されている。
中間軸部材16と第1端部軸部材18Aとの接合について説明を加える。図1及び図4に示すように、中間軸部材16における第1大径部25の軸方向第1側L1を向く端面が、中間軸部材16における軸方向端部側LEを向く第1側面F7となる。また、第1端部軸部材18Aにおける第1壁部39の軸方向第1側L1を向く端面が、端部軸部材18における軸方向端部側LEを向く第2側面F8となる。これら中間軸部材16の第1側面F7と第1端部軸部材18Aの第2側面F8とは、径方向Rに並んでいる。そして、第1側面F7の径方向内側R1の端部と第2側面F8の径方向外側R2の端部とが、溶接部45によって接合されている。
中間軸部材16と第2端部軸部材18Bとの接合について説明を加える。図1及び図5に示すように、中間軸部材16における第2大径部27の軸方向第2側L2を向く端面が、中間軸部材16における軸方向端部側LEを向く第1側面F7となる。また、第2端部軸部材18Bにおける第2壁部41の軸方向第2側L2を向く端面が、端部軸部材18における軸方向端部側LEを向く第2側面F8となる。これら中間軸部材16の第1側面F7と第2端部軸部材18Bの第2側面F8とは、径方向Rに並んでいる。そして、第1側面F7の径方向内側R1の端部と第2側面F8の径方向外側R2の端部とが、溶接部45によって接合されている。
図1に示すように、油供給部8は、軸方向Lに沿ってロータ軸6の内部空間Sに差し込まれた筒状部材とされている。本実施形態では、油供給部8は、ロータ軸6に対して軸方向第1側L1から差し込まれている。油供給部8は、軸方向Lに沿う内部油路47と、当該内部油路47を囲む周壁を径方向Rに貫通し、内部油路47と外部とを連通する径方向油路48とを有している。そして、内部油路47を通流させた油を、中間軸部材16の内部空間Sにおいて径方向外側R2に吐出し、内部空間Sに油を供給するように構成されている。
図4及び図5に示すように、中間軸部材16の内部空間Sに供給された油は、上述したように、端部軸部材18の先端面F4と中間軸部材16の段差面F2との径方向Rの厚さの差による段差50により形成された貯留空間S1に貯留される。貯留空間S1に溜まった油は、ロータRoの回転によって生じる遠心力により中間軸部材16の内周面に接する状態になるため、中間軸部材16を介してロータコア7、特に、ロータコア7の永久磁石12を効率良く冷却することができる。
そして、上述のように、貯留空間S1に油が留められた状態から、油供給部8によって更に油が供給されることで、貯留空間S1から油があふれ、段差50を超えて軸方向端部側LEに油が流れる。段差50よりも軸方向端部側LEには第1油孔32及び第2油孔43が設けられ、これらの第1油孔32及び第2油孔43よりも軸方向端部側LEには第2段差面F6が設けられている。従って、段差50を越えて軸方向端部側LEに流れた油は、第2段差面F6により堰き止められて、それより軸方向端部側LEには流れないように規制される。従って、段差50を越えて軸方向端部側LEに流れた油のほぼ全量が、第1油孔32及び第2油孔43から径方向外側R2に排出される。このように排出された油は、第1油孔32及び第2油孔43に対して径方向外側R2であって、径方向R視で第1油孔32及び第2油孔43と重複する位置に配置されたコイルエンド部3に供給され、当該コイルエンド部3を冷却する。このように、本実施形態の構成によれば、ロータコア7を冷却した油を利用して、ステータStのコイルエンド部3を適切に冷却することができる。
2.その他の実施形態
次に、回転電機用ロータのその他の実施形態について説明する。
(1)上記実施形態では、中間軸部材16における軸方向端部側LEを向く第1側面F7と、端部軸部材18における軸方向端部側LEを向く第2側面F8と、を接合したが、中間軸部材16及び端部軸部材18における接合面の向きは、これに限定されない。例えば、図6に示すように、中間軸部材16における軸方向端部側LEを向く第1側面F7と、端部軸部材18における径方向外側R2を向く外周面と、を径方向Rに並べて配置し、第1側面F7と端部軸部材18の外周面とを溶接部45等によって接合した構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、中間軸部材16と端部軸部材18とを溶接部45によって接合したが、中間軸部材16と端部軸部材18との接合はこれに限定されない。例えば、中間軸部材16と端部軸部材18とをボルト締結、圧入、カシメ等によって接合してもよい。
(3)上記実施形態では、第1油孔32と第2油孔43とを径方向R視で重なる位置に配置し、第1油孔32と第2油孔43とを直接的に連通させた構成としたが、このような構成には限定されない。例えば、第1油孔32と第2油孔43とを径方向R視で重ならない位置に配置し、中間軸部材16の被嵌合部20の内周面及び端部軸部材18の嵌合部36の外周面の少なくとも一方に形成した油溝を介して、第1油孔32と第2油孔43とを連通させた構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、中間軸部材16と端部軸部材18との双方に、径方向Rに貫通する油孔を形成したが、中間軸部材16と端部軸部材18とのうちの何れか一方のみに油孔を形成してもよい。この場合、中間軸部材16及び端部軸部材18のいずれか一方における、中間軸部材16と端部軸部材18とが径方向R視で重複しない領域に、径方向Rに貫通する油孔を形成する。例えば、図6に示すように、端部軸部材18における中間軸部材16と径方向R視で重複しない領域に、第2油孔43が形成された構成としても好適である。或いは、中間軸部材16や端部軸部材18に径方向Rに貫通する油孔を形成せずに、端部軸部材18内において軸方向端部側LEに油を流動させ、油を中間軸部材16の内部空間Sから排出する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、中間軸部材16における軸方向Lの両端部の双方を対象端部17として、一対の対象端部17の夫々に端部軸部材18を設けた構成を例として説明した。しかし、中間軸部材16における軸方向Lの両端部のうちの一方のみを対象端部17として、この1つの対象端部17にのみ端部軸部材18を設けた構成としてもよい。この場合において、中間軸部材16における対象端部17とは異なる方の端部には、当該端部の開口を閉塞する閉塞部材、或いは、当該端部において油を堰き止める堰部を形成する堰形成部材等が設けられるとよい。これらの閉塞部材又は堰形成部材は、中間軸部材16と一体的に形成されていてもよいし、中間軸部材16に取り付けられる別部材であってもよい。
(6)上記実施形態では、端部軸部材18が、軸方向中央側LCを向く第2段差面F6を有する構成を例として説明したが、端部軸部材18が第2段差面F6を有しない構成であってもよい。この場合、段差50を超えて軸方向端部側LEに流れた油は、一部が第1油孔32及び第2油孔43から径方向外側R2に排出され、残りが更に軸方向端部側LEに流れる。このように軸方向端部側LEに流れた油は、適宜排出され、或いは別の油路へ流れる。
(7)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した回転電機用ロータの概要について説明する。
回転電機用ロータは、円筒状のロータコア(7)と、前記ロータコア(7)の内周面を覆うと共に前記ロータコア(7)と一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材(16)と、前記第1軸部材(16)における軸方向(L)の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部(17)に嵌合する第2軸部材(18)と、前記第1軸部材(16)の内部空間(S)に油を供給する油供給部(8)と、を備え、前記第1軸部材(16)は、前記対象端部(17)に、前記第2軸部材(18)が嵌合する被嵌合部(20)を有し、前記第2軸部材(18)は、前記被嵌合部(20)に嵌合する筒状の嵌合部(36)を有し、前記軸方向(L)における前記第1軸部材(16)の中央部から前記対象端部(17)へ向かう側を軸方向端部側(LE)として、前記被嵌合部(20)は、前記軸方向端部側(LE)を向く段差面(F2)と、前記段差面(F2)より前記軸方向端部側(LE)に位置する筒状内周面(F3)と、を有し、前記嵌合部(36)は、前記段差面(F2)に対して前記軸方向端部側(LE)から当接する先端面(F4)と、前記筒状内周面(F3)に対して径方向(R)の内側から当接する筒状外周面(F5)と、を有し、前記先端面(F4)の前記径方向(R)の厚さが、前記段差面(F2)の前記径方向(R)の厚さより大きい。
この構成によれば、先端面(F4)と段差面(F2)との径方向(R)の厚さの差により、第1軸部材(16)の対象端部(17)に、軸方向中央側(LC)を向く段差(50)が形成される。この段差(50)により、第1軸部材(16)の内部空間(S)に供給された油を、第1軸部材(16)の内周面に接する状態に留めておくことができる。これにより、第1軸部材(16)を介してロータコア(7)を効率的に冷却することが可能となる。また、このような構成を、第1軸部材(16)の被嵌合部(20)に、第2軸部材(18)の嵌合部(36)を嵌合させるだけの簡易な構成により実現できる。更に、この嵌合の際における、第1軸部材(16)と第2軸部材(18)との軸方向(L)の位置決めを、段差面(F2)と先端面(F4)との当接により行うことができる。すなわち、第1軸部材(16)の内部空間(S)に油を留めておく段差(50)を形成するための先端面(F4)を利用して、第1軸部材(16)と第2軸部材(18)との軸方向(L)の位置決めも行うことができる。このため、別途位置決め構造を設ける場合に比べて、簡易な構成とすることができる。
ここで、前記第2軸部材(18)は、前記先端面(F4)よりも前記軸方向端部側(LE)に、前記径方向(R)に貫通する油孔(43)を有すると好適である。
この構成によれば、先端面(F4)によって形成された軸方向中央側(LC)を向く段差(50)を乗り越えた油を、油孔(43)を通して、第2軸部材(18)に対して径方向外側(R2)に供給することができる。これにより、ロータコア(7)を冷却した油を利用して、例えばステータコイル等の第2軸部材(18)に対して径方向外側(R2)に配置されている部材を冷却することが可能となる。
また、前記被嵌合部(20)は、前記ロータコア(7)よりも前記軸方向端部側(LE)に位置する突出部分(31)を有し、前記突出部分(31)は、前記径方向(R)に貫通する第1油孔(32)を有し、前記第1油孔(32)と、前記第2軸部材(18)の前記油孔(43)である第2油孔(43)と、が連通していると好適である。
この構成によれば、第1軸部材(16)の被嵌合部(20)と第2軸部材(18)の嵌合部(36)とが嵌合している軸方向(L)の領域に、油孔(32、43)を設けることができる。この油孔(32、43)により、ロータコア(7)を冷却した油を利用して、例えばステータコイル等の第1軸部材(16)及び第2軸部材(18)に対して径方向外側(R2)に配置されている部材を冷却することが可能となる。また、このような油孔(32、43)の配置により、被嵌合部(20)と嵌合部(36)とが嵌合している軸方向(L)の領域の外に油孔を設ける場合に比べて、回転電機用ロータを軸方向(L)に短くし易く、或いは、先端面(F4)によって形成された軸方向中央側(LC)を向く段差(50)よりも軸方向中央側(LC)の油を溜めることができる領域を軸方向(L)に長くし易い構成にできる。
また、前記第2軸部材(18)は、前記油孔(43)よりも前記軸方向端部側(LE)に、前記軸方向端部側(LE)とは反対側である軸方向中央側(LC)を向く第2段差面(F6)を有すると好適である。
この構成によれば、第2段差面(F6)が堰となり、油が第2段差面(F6)より軸方向端部側(LE)に流れ難くなる。そのため、先端面(F4)によって形成された軸方向中央側(LC)を向く段差(50)を乗り越えた油を、油孔(43)を通して、第2軸部材(18)に対して径方向外側(R2)により多く供給することができる。
また、前記第1軸部材(16)の外周面(F9)よりも前記径方向(R)の内側において、前記第1軸部材(16)と前記第2軸部材(18)とが接合されていると好適である。
この構成によれば、第1軸部材(16)と第2軸部材(18)とを接合した場合に生じる凹凸や歪みが、第1軸部材(16)の外周面(F9)に表れないようにし易い。そのため、当該凹凸や歪みが、第1軸部材(16)とロータコア(7)との組み付けの妨げになることを抑制できる。
また、前記第1軸部材(16)における前記軸方向端部側(LE)を向く端面である第1側面(F7)と、前記第2軸部材(18)における前記軸方向端部側(LE)を向く第2側面(F8)と、が前記径方向(R)に並んで配置され、前記第1側面(F7)と前記第2側面(F8)とが溶接部(45)によって接合されていると好適である。
この構成によれば、溶接部(45)によって第1側面(F7)と第2側面(F8)とを適切に接合することができる。また、溶接部(45)が第1軸部材(16)及び第2軸部材(18)における軸方向端部側(LE)を向く面に設けられるため、当該溶接部(45)によって生じる凹凸や歪みが、第1軸部材(16)の外周面(F9)に表れないようにし易い。そのため、当該凹凸や歪みが、第1軸部材(16)とロータコア(7)との組み付けの妨げになることを抑制できる。
本開示に係る技術は、円筒状のロータコアと、ロータコアの内周面を覆うと共にロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の軸部材と、を備えた回転電機用ロータに利用することができる。
7:ロータコア
8:油供給部
16:中間軸部材(第1軸部材)
17:対象端部
18:端部軸部材(第2軸部材)
20:被嵌合部
32:第1油孔
36:嵌合部
43:第2油孔(油孔)
45:溶接部
F1:ロータコアの内周面
F2:段差面
F3:筒状内周面
F4:先端面
F5:筒状外周面
F6:第2段差面
F7:第1側面
F8:第2側面
F9:中間軸部材の外周面(第1軸部材の外周面)
L:軸方向
LE:軸方向端部側
LC:軸方向中心側
R:径方向
S:内部空間

Claims (6)

  1. ステータコアとコイルとを備えたステータと、
    円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、
    前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、
    前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備え、
    前記第1軸部材は、前記対象端部に、前記第2軸部材が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記第2軸部材は、前記被嵌合部に嵌合する筒状の嵌合部を有し、
    前記軸方向における前記第1軸部材の中央部から前記対象端部へ向かう側を軸方向端部側として、
    前記被嵌合部は、前記軸方向端部側を向く段差面と、前記段差面より前記軸方向端部側に位置する筒状内周面と、を有し、
    前記嵌合部は、前記段差面に対して前記軸方向端部側から当接する先端面と、前記筒状内周面に対して径方向の内側から当接する筒状外周面と、を有し、
    前記先端面の前記径方向の厚さが、前記段差面の前記径方向の厚さより大きく、
    前記ロータコアは、前記ステータの前記径方向の内側に配置され、
    前記コイルは、前記ステータコアから前記軸方向に突出するコイルエンド部を有し、
    前記第2軸部材は、前記先端面よりも前記軸方向端部側に、前記内部空間に供給された油を前記コイルエンド部に向けて排出するための油孔を有する、回転電機用ロータ。
  2. ステータコアとコイルとを備えたステータと、
    円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、
    前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、
    前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備え、
    前記第1軸部材は、前記対象端部に、前記第2軸部材が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記第2軸部材は、前記被嵌合部に嵌合する筒状の嵌合部を有し、
    前記軸方向における前記第1軸部材の中央部から前記対象端部へ向かう側を軸方向端部側として、
    前記被嵌合部は、前記軸方向端部側を向く段差面と、前記段差面より前記軸方向端部側に位置する筒状内周面と、を有し、
    前記嵌合部は、前記段差面に対して前記軸方向端部側から当接する先端面と、前記筒状内周面に対して径方向の内側から当接する筒状外周面と、を有し、
    前記先端面の前記径方向の厚さが、前記段差面の前記径方向の厚さより大きく、
    前記ロータコアは、前記ステータの前記径方向の内側に配置され、
    前記コイルは、前記ステータコアから前記軸方向に突出するコイルエンド部を有し、
    前記第2軸部材は、前記先端面よりも前記軸方向端部側に、前記径方向に貫通する油孔を有し、
    前記油孔と前記コイルエンド部とは、径方向視で重複している、回転電機用ロータ。
  3. 円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、
    前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、
    前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備え、
    前記第1軸部材は、前記対象端部に、前記第2軸部材が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記第2軸部材は、前記被嵌合部に嵌合する筒状の嵌合部を有し、
    前記軸方向における前記第1軸部材の中央部から前記対象端部へ向かう側を軸方向端部側として、
    前記被嵌合部は、前記軸方向端部側を向く段差面と、前記段差面より前記軸方向端部側に位置する筒状内周面と、を有し、
    前記嵌合部は、前記段差面に対して前記軸方向端部側から当接する先端面と、前記筒状内周面に対して径方向の内側から当接する筒状外周面と、を有し、
    前記先端面の前記径方向の厚さが、前記段差面の前記径方向の厚さより大きく、
    前記第2軸部材は、前記先端面よりも前記軸方向端部側に、前記径方向に貫通する油孔を有し、
    前記被嵌合部は、前記ロータコアよりも前記軸方向端部側に位置する突出部分を有し、
    前記突出部分は、前記径方向に貫通する第1油孔を有し、
    前記第1油孔と、前記第2軸部材の前記油孔である第2油孔と、が連通している、回転電機用ロータ。
  4. 円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアの内周面を覆うと共に前記ロータコアと一体回転するように取り付けられた筒状の第1軸部材と、
    前記第1軸部材における軸方向の両端部のうちの少なくとも一方である対象端部に嵌合する第2軸部材と、
    前記第1軸部材の内部空間に油を供給する油供給部と、を備え、
    前記第1軸部材は、前記対象端部に、前記第2軸部材が嵌合する被嵌合部を有し、
    前記第2軸部材は、前記被嵌合部に嵌合する筒状の嵌合部を有し、
    前記軸方向における前記第1軸部材の中央部から前記対象端部へ向かう側を軸方向端部側として、
    前記被嵌合部は、前記軸方向端部側を向く段差面と、前記段差面より前記軸方向端部側に位置する筒状内周面と、を有し、
    前記嵌合部は、前記段差面に対して前記軸方向端部側から当接する先端面と、前記筒状内周面に対して径方向の内側から当接する筒状外周面と、を有し、
    前記先端面の前記径方向の厚さが、前記段差面の前記径方向の厚さより大きく、
    前記第2軸部材は、前記先端面よりも前記軸方向端部側に、前記径方向に貫通する油孔を有し、
    前記第2軸部材は、前記油孔よりも前記軸方向端部側に、前記軸方向端部側とは反対側である軸方向中央側を向く第2段差面を有する、回転電機用ロータ。
  5. 前記第1軸部材の外周面よりも前記径方向の内側において、前記第1軸部材と前記第2軸部材とが接合されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機用ロータ。
  6. 前記第1軸部材における前記軸方向端部側を向く端面である第1側面と、前記第2軸部材における前記軸方向端部側を向く第2側面と、が前記径方向に並んで配置され、前記第1側面と前記第2側面とが溶接部によって接合されている、請求項5に記載の回転電機用ロータ。
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