JP6140199B2 - 股下部分が開閉容易なズボン - Google Patents

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本発明は、股下部分が開閉するズボンに関し、特に、オムツ交換を容易にすることができる股下部分が開閉する子供用又は介護用ズボンに関する。
股下部分が開閉する子供用衣服としては、従来よりロンパースが知られている。また、寝たきりの高齢者等のオムツ交換や衣服の着脱を容易に行うために股下部分を開閉できるように構成した介護用ズボンも知られている。
このようなズボンは、ズボンの股下部分を開放して、この部分に設けた複数のスナップボタンやボタン等を係合及び解除することによって股下部分を自由に開閉できるように構成されているため、通常のズボンと比べて使用者がオムツ交換や着替えをより容易に行うことができる(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、従来のズボンでは、開口部の係合手段としてスナップボタンやボタン等を使用しているため、ボタンとボタンの隙間から空気やゴミが侵入し、防寒上あるいは衛生上の問題がある。
さらに、スナップボタンやボタン等は着脱に両手を使わなければならないため、オムツ交換時は不便である。また、係合位置がずれてしまった場合は再度留め直す必要があり、係止に手間がかかるという問題がある。
また、長期に渡って使用した場合、ボタン等が外れやすくなり耐久性の面でも問題がある。更に、着用者が寝たきりの場合は、ボタンの凹凸が着用者の皮膚に接触し続けるとボタン跡が痣になってしまうという問題点もある。
このような問題を解決すべく、股下開口部の開閉に面ファスナーを使用したズボンが考案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、面ファスナーを使用した場合、面ファスナーの面に皮膚が接触することによって炎症が起きたり、開閉時の音がうるさいといった欠点がある。
ズボンの股下開口部の係止手段にジッパーを使用すれば、面ファスナーのように開閉時に不快な音が生じることなく片手で開口部を開閉することができるが、着用する際にジッパーに布が食い込んでしまうことがある。また、ジッパーの縫製には手間が掛かるという問題もある。
また、従来の股下部分が開閉するズボンでは、着用者が立っている場合に股下開口部が開放された状態を維持することができないため、立ったままオムツ交換をするのが困難であった。
特開2002−302805号公報 実用新案登録第3161078号
本発明の目的は、股下部分が開口したズボンにおいて、オムツ交換や用便の際に股下部分を容易に開閉させることができるとともに、通常の着用時は股下部分の隙間を塞いで、着用者の脚が股下開口部から露出しないようにしたズボンを提供することである。
本発明に係るズボンは、内股の股下部分が分離可能な前身頃および後身頃と、前記前身頃あるいは前記後身頃のいずれかの左右の股下部分に設けられた留め布と、前記留め布を設けた身頃と異なる身頃の左右の股下部分に設けられた当て布と、前記留め布と、前記当て布を設けた身頃との互いに対向する位置に設けられた、互いに着脱可能な股用係止手段と、を具えることにより上記の課題を解決する。
本発明に係るズボンはさらに、前記留め布が前身頃に設けられており、前記当て布が前記後身頃に設けられていることを特徴とする。
本発明に係るズボンはさらに、前記留め布が後身頃に設けられており、前記当て布が前記前身頃に設けられていることを特徴とする。
本発明に係るズボンはさらに、ズボンの左右の裾または裾近傍と、これらの位置に対応するズボンの左右のウエスト近傍に、互いに着脱可能な裾用係止手段を具えることを特徴とする。
本発明に係るズボンはさらに、前記股用係止手段が磁石であることを特徴とする。
本発明に係るズボンはさらに、前記裾用係止手段が磁石であることを特徴とする。
本発明の股下部分が開口したズボンは、股下部分に留め布を設けて、この留め布とズボンの身頃が着脱自在に構成されているため、股下開口部をワンタッチで容易に開閉することができる。さらに、着用時に開口部を塞ぐように機能する当て布を設けているため、開口部から空気やゴミが侵入せず、防寒上および衛生上の問題点が解決される。
さらに、本発明のズボンに裾用係止手段を設けることにより、着用者が立ったまま股下部分が開放された状態を維持することができるため、例えば、子供を立たせたままの状態で容易にオムツ交換をすることが可能となる。
なお、股用係止手段および/または裾用係止手段として磁石を用いることにより、股下開口部の開閉を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1乃至4に子供用ズボンの一例を示す。なお、以下の実施形態は子供用ズボンを例に説明しているが、本発明は大人用または介護用ズボンにも適用することができる。
図1は、本実施形態のズボンを着用した状態の背面図を概略的に示している。また、図2は本実施形態のズボンの前身頃を内側から見た状態を、図3は本実施形態のズボンの後身頃を外側から見た状態をそれぞれ概略的に示している。子供用ズボン1は、前身頃2と後身頃3の股下部分6が縫合されずに開口している。図2に示すように、ズボン1の左右の前身頃2には、股下部分6aの下端に内側に突出するよう留め布4がそれぞれ設けられており、一方の係止手段として磁石8aが設けられている。また、図3に示すように、後身頃3における係止手段(磁石)8aに対応する位置には、他方の係止手段として磁石8bが設けられており、これらの係止手段を互いに係止/解除することによって股下部分6を自在に開閉できるように構成されている。なお、本例では、これらの係止手段(磁石)8a、8bは、後身頃3と留め布4にそれぞれ縫い込んで取り付けられている。図1に示すように、ズボン1の着用時には、留め布4を後身頃3の下端に重ねて磁石8a、8bを互いに係止させることによって股下開口部を閉じると共に、磁石8a、8bの係止を解除することによって股下部分6を開放し、オムツ交換等の必要な作業を行う。このように、本発明によれば、磁石の着脱という簡単な作業で股下部分6の開閉を行うことができる。なお、本例では、留め布4はズボン1の下端付近に1枚のみ設けられているが、2枚以上の留め布4を設けるようにしてもよい。
図4は、本実施形態のズボンの後身頃を内側から見た図であり、当て布5の構成を概略的に示している。図4に示すように、子供用ズボン1の後身頃3の左右の股下部分6bには、股下部分6bの全長に沿って当て布5が設けられている。当て布5の自由端上側はアーチ形状をしており、下端はズボン1の裾とほぼ同じ高さで、裾幅とほぼ同じ長さに延在している。
ズボン1の着用時に、当て布5を脚の前側に沿って前身頃2の内側に入れ込むことにより、当て布5が股下部分6の開口の隙間を塞いで、隙間から空気やゴミが侵入するのを防ぐことができる。また、当て布5は着用者の脚の前側と前身頃2の間に位置するので、子供が動いたり膝を屈伸しても脚の前側を覆った状態を維持することができる。また、着用時に磁石8a、8bが分離してしまっても、当て布5が股下部分6の開口の隙間を塞いでいるため、脚が容易に露出してしまうことはない。一方、オムツ交換時等には、磁石8a、8bを脱着させて、前身頃2と後身頃3を左右に捲り上げることによって当て布5を脚から離して、股下開口部を開くことができる。
なお、留め布4および当て布5は、別布を縫合または貼着等によって前身頃2および後身頃3に取り付けるか、あるいは前身頃/後身頃と一枚布で構成してもよい。また、留め布4および当て布5の素材は前身頃2および後身頃3と同一の素材であっても、異なる素材であってもよい。特に、当て布5は、伸縮性、速乾性を有するジャージ素材、スウェット素材が好ましい。
本発明のズボン1には更に、裾用係止手段を設けることができる。本例の裾用係止手段9は、ズボン1の左右脇線7上の下端に設けた磁石9aと、脇線7上端に設けた磁石9bとから構成されている。これらの磁石9a、9bは互いに着脱可能であるため、股下部分6を開口した際にズボンの裾を捲り上げて磁石9a、9bを互いに係止することにより、子供が立ったままの状態でズボン1の股下部分を開放した状態に維持することができ、オムツ交換や用便が容易になる。
本例では、股用係止手段8および裾用係止手段9として、磁石8a、8bおよび9a、9bを用いたが、これらに代えて、スナップボタン、ボタン、面ファスナー等の係止手段を用いることもできる。なお、磁石を用いた場合は、磁石が取れたり、破損したりすることを防ぐため、布と布の間に縫い込んで取り付けることが好ましい。
また、上述した例では、留め布4を前身頃2に、当て布5を後身頃3に設けるようにしているが、逆に留め布4を後身頃3に、当て布5を前身頃2に設けるようにしてもよい。前者の構成によれば、留め布4による係止を子供自ら外してしまうのを防ぐことができるとともに、子供の脚の前側が前身頃2と当て布5で二重に覆われることにより、子供が這って移動した際に膝を保護することができるため、幼児用のズボンとして好適である。新生児の場合には、留め布4が脚の前側に位置するように構成することによって、親が作業しやすくなる。
更に、上述した例では、裾用係止手段9は、ズボン1の脇線7の下端と上端(すなわち、ズボンのウエスト位置)にそれぞれ設けるようにしているが、上側の係止手段9bの位置は必ずしも脇線7の上端でなくともよく、ウエスト位置から下がった位置に設けるようにしてもよい。また、下側の裾用係止手段9aを、例えば、前身頃2の股下の下端近傍に設け、上側の裾用係止手段9bを前身頃の2のウエスト近傍に設けて、前身頃2のみを開いて留めるように構成してもよい。
上記実施形態は子供用ズボンであるが、本願発明は大人用または介護用ズボンに利用することもできる。大人用または介護用ズボンの場合、子供用ズボンと比較してズボンの裾が長くなるため、股下開口部から脚が露出しないように、留め布の位置、大きさ、数、および当て布の形状を適宜変更してもよい。また、裾用係止手段を設ける位置についても、ズボンの裾の長さに応じて適宜変更してもよい。
図1は、本発明のズボンの概略背面図である。 図2は、本発明のズボンの前身頃を内側から見た概略図である。 図3は、本発明のズボンの後身頃を外側から見た概略図である。 図4は、本発明のズボンの後身頃を内側から見た部分概略図である。
1 ズボン
2 前身頃
3 後身頃
4 留め布
5 当て布
6、6a、6b 股下部分
7 脇線
8a、8b 股用係止手段
9a、9b 裾用係止手段

Claims (5)

  1. 内股の股下部分が分離可能な前身頃および後身頃と、
    前記前身頃あるいは前記後身頃のいずれかにおいて、左右それぞれの股下部分に設けられた2つの留め布と、
    前記留め布を設けた身頃と異なる身頃の左右それぞれの股下部分に設けられた2つの当て布であって、前身頃と後身頃とを前記留め布で閉じたときに、前記前身頃と後身頃の間隙を塞ぐように前記留め布の内側に延在する当て布と、
    前記留め布と、前記当て布を設けた身頃との互いに対向する位置に設けられた、互いに着脱可能な股用係止手段と、
    前記ズボンの左右の裾または裾近傍と、これらの位置に対応するズボンの左右のウエスト近傍に、互いに着脱可能な裾用係止手段と、を具え
    前記前身頃と後身頃を分離したときに、ズボンの下半分を外側に折り返して、裾または裾近傍にある前記裾用係止手段と、ウエスト近傍にある前記裾用係止手段とを左右それぞれ係合させて、ズボンの裾部分とウエスト部分とを固定できるように構成されていることを特徴とするズボン
  2. 請求項1に記載のズボンにおいて、前記留め布が前身頃に設けられており、前記当て布が前記後身頃に設けられていることを特徴とするズボン。
  3. 請求項1に記載のズボンにおいて、前記留め布が後身頃に設けられており、前記当て布が前記前身頃に設けられていることを特徴とするズボン。
  4. 請求項1乃至の何れか一項に記載のズボンにおいて、前記股用係止手段が磁石であることを特徴とするズボン。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズボンにおいて、前記裾用係止手段が磁石であることを特徴とするズボン。
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