JP3245715U - 乳幼児用和服 - Google Patents
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Abstract
【課題】立位状態のまま乳幼児に着用させることが容易な乳幼児用和服を提供する。【解決手段】乳幼児用和服1は、着用者の身体の上部を覆う上衣2と、着用者の身体の下部を覆う袴状の下衣3と、を含み、上衣2と下衣3とは別体として分離されていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、下衣として袴を含む乳幼児用和服に関するものである。
従来の乳幼児用和服は、横臥状態の乳幼児に効率よく着用させるために、上衣と下衣とが一体に形成されたつなぎ服であった。
しかし、つなぎ服の乳幼児用和服は、乳幼児が成長し歩行可能な状態となっても、着用のために、立位状態の乳幼児をいちいち横臥状態にする必要があり、立位状態のまま乳幼児に着用させることが困難であった。
本考案は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、立位状態のまま乳幼児に着用させることが容易な乳幼児用和服を提供することにある。
上記の目的を達成するために、乳幼児用和服を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の考案では、乳幼児用和服であって、着用者の身体の上部を覆う上衣と、前記着用者の身体の下部を覆う袴状の下衣と、を含み、前記上衣と前記下衣とは別体として分離されていることを特徴とする。
乳幼児用和服は、上衣と下衣とが分離されているため、上衣と下衣とを自由自在に移動させることができる。したがって、立位状態の乳幼児に対して、洋服を着用させる如く、例えばまず上衣を着用させ、次に下衣を着用させるといった自由度の高い態様で、立位状態のまま容易に乳幼児用和服を着用させることができる。
また、乳幼児用和服は、上衣と下衣とが別体であるため、例えば排泄物等により下衣を汚してしまっても、下衣だけを着替えればよく、下衣とは別体の上衣を着替える必要がないので、着替えが容易である。
第2の考案では、第1の考案において、下衣は、装飾を備えた着脱可能なリボンをさらに含むことを特徴とする。
下衣は、装飾を備えたリボンを着脱可能に取り付けることができるため、下衣を汚してしまっても、装飾を備えたリボンを取り外すことにより下衣から分離できるので、下衣だけを洗濯することが容易にできる。
第3の考案では、第1の考案において、下衣は、着用者の左右の脚をそれぞれ通すことが可能な開口部を有する左右の裾口部を含み、左右の裾口部のそれぞれは、開口部周縁に伸縮自在な弾性材をさらに含むことを特徴とする。
下衣の左右の裾口部のそれぞれは、開口部周縁に伸縮自在な弾性材を含むため、左右の裾口部の開口部をそれぞれ通る着用者の左右の脚の形や大きさに合わせて該開口部の形状を自在に調整できるので、着用者の脚の形や大きさにフィットさせることができる。したがって、左右の裾口部の開口部のそれぞれの形状が脚の形と一致しないために歩行時の着用者の足元がもたつくといったことを防止できる。
第4の考案では、第1の考案において、上衣は、着用者の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃を含み、左右の前身頃は、着用時に左右の前身頃を重ね合わせたときの着用者の胸元がはだけないように、左右の前身頃の対向する所定の位置に1対の係止手段をさらに含むことを特徴とする。
上衣は、着用者の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃の対向する所定の位置に1対の係止手段を備えているため、該所定の位置を、着用時に左右の前身頃を重ね合わせたときの着用者の体形に合った適切な位置とすることができる。これにより、上衣の着用時に着用者の体形に合わないために着用者の胸元がはだけるといったことを防止できる。
第5の考案では、第1の考案において、上衣は、着用者の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃と、着用者の身体の上部を後方から覆う後身頃と、左右の前身頃の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁および後身頃の上端縁の一部からなる襟部と、を含み、襟部は装飾を含むことを特徴とする。
上衣は、左右の前身頃の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁および後身頃の上端縁の一部からなる襟部の全体に装飾を含むため、上衣の全体にわたる上品かつ華やかな印象を醸成できるので、さらなる装飾のための重ね着が不要である。
第6の考案では、第2の考案において、装飾を備えた着脱可能なリボンは、スナップボタンにより、下衣と着脱可能に構成されていることを特徴とする。
下衣と着脱可能な、装飾を備えたリボンは、安価に市販されているスナップボタンを使用しているので、簡単かつ安価な構成とすることができる。
第7の考案では、第4の考案において、1対の係止手段は、スナップボタンを含むことを特徴とする。
上衣の左右の前身頃に含まれた1対の係止手段は、安価に市販されているスナップボタンを使用しているので、簡単かつ安価な構成とすることができる。
本考案によれば、立位状態のまま乳幼児に着用させることが容易な乳幼児用和服を提供することができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1~図4に示すように、本考案の実施形態に係る乳幼児用和服1は、着用者である乳幼児の身体の上部を覆う上衣2と、乳幼児の身体の下部を覆う、上衣2から分離されている別体の下衣3と、を含む。上衣2および下衣3のそれぞれは、複数の生地を縫い合わせて形成されている。生地は、例えば、綿または下衣のみポリエステルの裏地を含む。上衣2は、左右の前身頃23および後身頃26(以下、まとめて「身頃部23、26」ということがある)と、左右の袖部24とが縫合されて形成されている。
(身頃部)
身頃部23、26は、乳幼児の身体の上部、つまり乳幼児の胴部を覆うものであり、乳幼児の身体の上部を前方から覆う左右の前身頃23と、乳幼児の身体の上部を後方から覆う後身頃26とを有し、左右の前身頃23は、左前身頃23aおよび右前身頃23bを有している。左右の前身頃23の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁と、後身頃26の上端縁との一部で、上衣2の襟部21をなす左襟部21a、右襟部21bおよび上襟部21cが形成されている。上衣2の着用時には、乳幼児の胴部の前方において、左前身頃23aと右前身頃23bとが一部重なり合うようになっており、その重なりによって打合せ25が形成されている。打合せ25においては、左前身頃23aが右前身頃23bの表側に重なるようになっている。
身頃部23、26は、乳幼児の身体の上部、つまり乳幼児の胴部を覆うものであり、乳幼児の身体の上部を前方から覆う左右の前身頃23と、乳幼児の身体の上部を後方から覆う後身頃26とを有し、左右の前身頃23は、左前身頃23aおよび右前身頃23bを有している。左右の前身頃23の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁と、後身頃26の上端縁との一部で、上衣2の襟部21をなす左襟部21a、右襟部21bおよび上襟部21cが形成されている。上衣2の着用時には、乳幼児の胴部の前方において、左前身頃23aと右前身頃23bとが一部重なり合うようになっており、その重なりによって打合せ25が形成されている。打合せ25においては、左前身頃23aが右前身頃23bの表側に重なるようになっている。
(ひも)
図3(A)に示すように、上衣2の着用時に打合せ25の重なりを保持するために、左前身頃23aの左襟部21aが位置する側端縁の下部と、後身頃26の表側であって右前身頃23bと縫合される側の右側端縁の下部とに、幅約1cm、長さ約30cmの矩形状の平坦な生地からなるひも22aおよび22bがそれぞれ縫い付けられている。また、右前身頃23bの右襟部21bが位置する側端縁の下部と、左前身頃23aの裏側であって後身頃26と縫合される側の左側端縁の下部とに、幅約1cm、長さ約30cmの矩形状の平坦な生地からなるひも22cおよび22dがそれぞれ縫い付けられている。すなわち、まず、右前身頃23bが身体の上部を前方から覆うようにし、ひも22cと22dとを結ぶことによって、右前身頃23bの右襟部21bが位置する側端縁と後身頃26の左側端縁とが繋合され、次に、左前身頃23aが右前身頃23bの表側に重なるように身体の上部を前方から覆うようにし、ひも22aと22bとを結ぶことによって、左前身頃23aの左襟部21aが位置する側端縁と後身頃26の右側端縁とが繋合される。したがって、左前身頃23aおよび右前身頃23bが離間することがないので、打合せ25の重なりを保持することができる。つまり、上衣2の着用時に、左前身頃23aと右前身頃23bとの重なりがなくなり、乳幼児の身体の前方が露出するといったことを防止できる。
図3(A)に示すように、上衣2の着用時に打合せ25の重なりを保持するために、左前身頃23aの左襟部21aが位置する側端縁の下部と、後身頃26の表側であって右前身頃23bと縫合される側の右側端縁の下部とに、幅約1cm、長さ約30cmの矩形状の平坦な生地からなるひも22aおよび22bがそれぞれ縫い付けられている。また、右前身頃23bの右襟部21bが位置する側端縁の下部と、左前身頃23aの裏側であって後身頃26と縫合される側の左側端縁の下部とに、幅約1cm、長さ約30cmの矩形状の平坦な生地からなるひも22cおよび22dがそれぞれ縫い付けられている。すなわち、まず、右前身頃23bが身体の上部を前方から覆うようにし、ひも22cと22dとを結ぶことによって、右前身頃23bの右襟部21bが位置する側端縁と後身頃26の左側端縁とが繋合され、次に、左前身頃23aが右前身頃23bの表側に重なるように身体の上部を前方から覆うようにし、ひも22aと22bとを結ぶことによって、左前身頃23aの左襟部21aが位置する側端縁と後身頃26の右側端縁とが繋合される。したがって、左前身頃23aおよび右前身頃23bが離間することがないので、打合せ25の重なりを保持することができる。つまり、上衣2の着用時に、左前身頃23aと右前身頃23bとの重なりがなくなり、乳幼児の身体の前方が露出するといったことを防止できる。
(左右の袖部)
左右の袖部24は、左右の前身頃23および後身頃26の両肩部分にそれぞれ縫合されている。
左右の袖部24は、左右の前身頃23および後身頃26の両肩部分にそれぞれ縫合されている。
(下衣)
図4に示すように、下衣3は、袴状のものであり、乳幼児の身体の下部を覆う、つまり腰部から脚部にかけて覆うものである。ここで、袴状とは、必ずしも成人用袴のようにひだを有するものに限らず、ズボン状のものであってもよく、乳幼児の身体の下部を左方から覆う左身頃と、乳幼児の身体の下部を右方から覆う右身頃と、を有するものである。左身頃は、前方を覆う左前身頃33aおよび後方を覆う左後身頃36a(以下、まとめて「左身頃33a、36a」ということがある)を有し、右身頃は、前方を覆う右前身頃33bおよび後方を覆う右後身頃36b(以下、まとめて「右身頃33b、36b」ということがある)を有している。下衣3は、左身頃33a、36aおよび右身頃33b、36bが縫合されて形成されている。また、左身頃33a、36aの上端縁と右身頃33b、36bの上端縁とでウエスト部32が形成され、左身頃33a、36aの下端縁に左裾口部31aが形成され、右身頃33b、36bの下端縁に右裾口部31bがそれぞれ形成されている。
図4に示すように、下衣3は、袴状のものであり、乳幼児の身体の下部を覆う、つまり腰部から脚部にかけて覆うものである。ここで、袴状とは、必ずしも成人用袴のようにひだを有するものに限らず、ズボン状のものであってもよく、乳幼児の身体の下部を左方から覆う左身頃と、乳幼児の身体の下部を右方から覆う右身頃と、を有するものである。左身頃は、前方を覆う左前身頃33aおよび後方を覆う左後身頃36a(以下、まとめて「左身頃33a、36a」ということがある)を有し、右身頃は、前方を覆う右前身頃33bおよび後方を覆う右後身頃36b(以下、まとめて「右身頃33b、36b」ということがある)を有している。下衣3は、左身頃33a、36aおよび右身頃33b、36bが縫合されて形成されている。また、左身頃33a、36aの上端縁と右身頃33b、36bの上端縁とでウエスト部32が形成され、左身頃33a、36aの下端縁に左裾口部31aが形成され、右身頃33b、36bの下端縁に右裾口部31bがそれぞれ形成されている。
(ウエスト部)
ウエスト部32は、着用時に乳幼児の腰部の周囲に位置する開口部を有する部分であり、開口部の形状を乳幼児のウエストサイズに合わせて調整可能なように、開口部周縁に伸縮自在な弾性材としてゴムを備えている。したがって、ウエスト部32は、開口部の形状を乳幼児の体形に合わせて自在に調整することができる。
ウエスト部32は、着用時に乳幼児の腰部の周囲に位置する開口部を有する部分であり、開口部の形状を乳幼児のウエストサイズに合わせて調整可能なように、開口部周縁に伸縮自在な弾性材としてゴムを備えている。したがって、ウエスト部32は、開口部の形状を乳幼児の体形に合わせて自在に調整することができる。
(左右の裾口部)
左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、乳幼児の左右の脚を通す開口部を有している。つまり、左裾口部31aは、乳幼児の左の脚を通す開口部を有し、右裾口部31bは、乳幼児の右の脚を通す開口部を有している。左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、乳幼児の左右の脚の形や大きさに合わせて開口部の形状を調整可能なように、開口部周縁に伸縮自在な弾性材としてゴムを備えている。したがって、左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、開口部の形状を乳幼児の脚の形や大きさに合わせて自在に調整することができる。
左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、乳幼児の左右の脚を通す開口部を有している。つまり、左裾口部31aは、乳幼児の左の脚を通す開口部を有し、右裾口部31bは、乳幼児の右の脚を通す開口部を有している。左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、乳幼児の左右の脚の形や大きさに合わせて開口部の形状を調整可能なように、開口部周縁に伸縮自在な弾性材としてゴムを備えている。したがって、左裾口部31aおよび右裾口部31bのそれぞれは、開口部の形状を乳幼児の脚の形や大きさに合わせて自在に調整することができる。
(下衣のスナップボタン)
下衣3は、図4(A)に示すように、ウエスト部32の表側の前面略中央に、後述するリボン4を着脱可能に取り付けるための2個のスナップボタン34を備えている。本実施形態のスナップボタン34は、2個の雌型のものであるが、リボン4を取り付けることができれば任意の種類、数でよい。また、スナップボタン34の位置は、ウエスト部32に限定されず、リボン4を取り付けることができる下衣3の任意の位置であってよい。
下衣3は、図4(A)に示すように、ウエスト部32の表側の前面略中央に、後述するリボン4を着脱可能に取り付けるための2個のスナップボタン34を備えている。本実施形態のスナップボタン34は、2個の雌型のものであるが、リボン4を取り付けることができれば任意の種類、数でよい。また、スナップボタン34の位置は、ウエスト部32に限定されず、リボン4を取り付けることができる下衣3の任意の位置であってよい。
(リボン)
リボン4は、図5に示すように、前面略中央に装飾用のタッセル43が吉祥結びで繋合された蝶結びの形状を有するものである。リボン4は、取り付け時に羽根部42の下衣3と対向する側の面に、下衣3のスナップボタン34と係合可能な2個のスナップボタン44を備えている。本実施形態のスナップボタン44の種類は、雄型であり、その数は、下衣3のスナップボタン34の数と一致するのが好ましい。また、リボン4におけるスナップボタン44の位置は、図5で示す位置に限定されず、リボン4を下衣3に安定した状態で取り付けることができれば、任意の位置であってよい。
リボン4は、図5に示すように、前面略中央に装飾用のタッセル43が吉祥結びで繋合された蝶結びの形状を有するものである。リボン4は、取り付け時に羽根部42の下衣3と対向する側の面に、下衣3のスナップボタン34と係合可能な2個のスナップボタン44を備えている。本実施形態のスナップボタン44の種類は、雄型であり、その数は、下衣3のスナップボタン34の数と一致するのが好ましい。また、リボン4におけるスナップボタン44の位置は、図5で示す位置に限定されず、リボン4を下衣3に安定した状態で取り付けることができれば、任意の位置であってよい。
(襟部のレース)
また、上衣2の襟部21は、図6に示すように、左襟部21a、右襟部21bおよび上襟部21cのそれぞれの表側に装飾用のレース28を有している。これにより、襟部21は、上衣2の全体にわたる上品かつ華やかな印象を醸成できるので、さらなる装飾のための重ね着が不要である。
また、上衣2の襟部21は、図6に示すように、左襟部21a、右襟部21bおよび上襟部21cのそれぞれの表側に装飾用のレース28を有している。これにより、襟部21は、上衣2の全体にわたる上品かつ華やかな印象を醸成できるので、さらなる装飾のための重ね着が不要である。
(上衣のスナップボタン)
なお、上衣2は、左右の前身頃23の対向する所定の位置に1対のスナップボタン(図示せず)を備えていてもよい。これにより、着用時に左右の前身頃23を互いに重ね合わせたときの乳幼児の体形にあった、左右の前身頃23の適切な位置にスナップボタンを備えることができるので、乳幼児の胸元がはだけるといったことを防止できる。スナップボタンの数は、上衣2の着用時に乳幼児の胸元がはだけないようにできれば任意の数でよく、複数の対であってもよい。
なお、上衣2は、左右の前身頃23の対向する所定の位置に1対のスナップボタン(図示せず)を備えていてもよい。これにより、着用時に左右の前身頃23を互いに重ね合わせたときの乳幼児の体形にあった、左右の前身頃23の適切な位置にスナップボタンを備えることができるので、乳幼児の胸元がはだけるといったことを防止できる。スナップボタンの数は、上衣2の着用時に乳幼児の胸元がはだけないようにできれば任意の数でよく、複数の対であってもよい。
このように、本考案の実施形態によると、乳幼児用和服1は、上衣2と下衣3とが分離されているため、上衣2と下衣3とを自由自在に移動させることができる。したがって、立位状態の乳幼児に対して、洋服を着用させる如く、例えばまず上衣2を着用させ、次に下衣3を着用させるといった自由度の高い態様で、立位状態のまま容易に乳幼児用和服1を着用させることができる。
また、乳幼児用和服1は、上衣2と下衣3とが別体であるため、例えば排泄物等により下衣3を汚してしまっても、下衣3だけを着替えればよく、下衣3とは別体の上衣2を着替える必要がないので、着替えが容易である。
また、下衣3は、装飾用のタッセル43を備えたリボン4を着脱可能に取り付けることができるため、下衣3を汚してしまっても、装飾用のタッセル43を備えたリボン4を取り外すことにより下衣3から分離できるので、下衣3だけを洗濯することが容易にできる。
下衣3の左右の裾口部31のそれぞれは、開口部周縁に伸縮自在な弾性材としてゴムを含むため、左右の裾口部31の開口部をそれぞれ通る乳幼児の左右の脚の形や大きさに合わせて該開口部の形状を自在に調整できるので、乳幼児の脚の形や大きさにフィットさせることができる。したがって、左右の裾口部31の開口部のそれぞれの形状が脚の形と一致しないために歩行時の乳幼児の足元がもたつくといったことを防止できる。
上衣2は、乳幼児の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃23の対向する所定の位置に1対のスナップボタンを備えているため、該所定の位置を、着用時に左右の前身頃23を重ね合わせたときの乳幼児の体形に合った適切な位置とすることができる。これにより、上衣2の着用時に乳幼児の体形に合わないために乳幼児の胸元がはだけるといったことを防止できる。
上衣2は、左右の前身頃23の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁および後身頃26の上端縁の一部からなる襟部21の左襟部21a、右襟部21bおよび上襟部21cの全体に装飾用のレース28を含むため、上衣2の全体にわたる上品かつ華やかな印象を醸成できるので、さらなる装飾のための重ね着が不要である。
下衣3と着脱可能な、装飾用のタッセル43を備えたリボン4は、安価に市販されているスナップボタン44を使用しているので、簡単かつ安価な構成とすることができる。
上衣2の左右の前身頃23に含まれた1対の係止手段は、安価に市販されているスナップボタンを使用しているので、簡単かつ安価な構成とすることができる。
なお、装飾用のタッセル43を備えたリボン4を下衣3に着脱可能に取り付ける手段は、スナップボタンに限らず、例えば面ファスナーや、ボタンおよびボタンホール、ボタンおよびループによるボタン留めなどでもよい。
また、上衣2の左右の前身頃23に含まれた1対の係止手段は、スナップボタンに限らず、例えば面ファスナーや、ボタンおよびボタンホール、ボタンおよびループによるボタン留めなどでもよい。
本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1 乳幼児用和服
2 上衣
21 襟部
23 左右の前身頃
26 後身頃
28 レース(装飾)
3 下衣
31 左右の裾口部
32 ウエスト部
34 スナップボタン
4 リボン
43 タッセル(装飾)
44 スナップボタン
2 上衣
21 襟部
23 左右の前身頃
26 後身頃
28 レース(装飾)
3 下衣
31 左右の裾口部
32 ウエスト部
34 スナップボタン
4 リボン
43 タッセル(装飾)
44 スナップボタン
Claims (7)
- 乳幼児用和服であって、
着用者の身体の上部を覆う上衣と、
前記着用者の身体の下部を覆う袴状の下衣と、を含み、
前記上衣と前記下衣とは別体として分離されていることを特徴とする、乳幼児用和服。 - 前記下衣は、装飾を備えた着脱可能なリボンをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用和服。
- 前記下衣は、
前記着用者の左右の脚をそれぞれ通すことが可能な開口部を有する左右の裾口部を含み、
前記左右の裾口部のそれぞれは、前記開口部の周縁に伸縮自在な弾性材をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用和服。 - 前記上衣は、前記着用者の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃を含み、
前記左右の前身頃は、着用時に前記左右の前身頃を重ね合わせたときの前記着用者の胸元がはだけないように、前記左右の前身頃の対向する所定の位置に1対の係止手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用和服。 - 前記上衣は、
前記着用者の身体の上部を前方から覆うとともに着用時に一部が重なり合う左右の前身頃と、
前記着用者の身体の上部を後方から覆う後身頃と、
前記左右の前身頃の着用時に互いに重なり合う側のそれぞれの側端縁および前記後身頃の上端縁の一部からなる襟部と、を含み、
前記襟部は装飾を含むことを特徴とする、請求項1に記載の乳幼児用和服。 - 前記装飾を備えた着脱可能なリボンは、スナップボタンにより、前記下衣と着脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の乳幼児用和服。
- 前記1対の係止手段は、スナップボタンを含むことを特徴とする、請求項4に記載の乳幼児用和服。
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Legal Events
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---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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