JP6140034B2 - 自動改札機及び駅務システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、自動改札機及び駅務システムに関する。
自動改札機は、利用者の所持する記録媒体を用いて改札処理を行う。利用者が入場駅の自動改札機に記録媒体をかざすと、自動改札機は、記録媒体に入出場駅情報などを含む入出場情報を格納する。しかしながら、自動改札機は、入出場情報の書き込みに失敗することがある。この場合において、自動改札機は、次の入出場処理を行うことができず、駅係員が処理を行わなければならないという課題がある。
特開2008−257283号公報
上記の課題を解決するために、入出場処理において入出場情報の書き込みに失敗した場合にも次の入出場処理を行える自動改札機及び駅務システムを提供する。
実施形態によれば、自動改札機は、メモリと、読取部と、判断部と、特定部と、判定部と、通行制御部と、を備える。メモリは、入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報と対応づけて記憶する。読取部は、利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る。判断部は、前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する。特定部は、前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくなく、前記読取部により前記記録媒体から読み取った明細番号情報と前記メモリが格納する前記明細番号情報とが連続性を有する場合、前記記録媒体を用いて入場又は出場した事を示す入出場情報を特定する。判定部は、前記特定部により前記入出場情報が特定できた場合、特定された前記入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する。通行制御部は、前記判定部による入出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する。
図1は、第1実施形態に係る駅務システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る自動改札機の入場処理の動作例を示すフローチャートである。 図3は、第1実施形態に係るセンタサーバが入場情報が書き込み未了となったICカード識別情報を受信した後の動作例を示すフローチャートである。 図4は、第1実施形態に係る自動改札機がICカード識別情報などを記録する処理を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態に係る自動改札機の出場処理の例を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態に係るセンタサーバが処理済みのICカード識別情報を受信した後の動作例を示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係る自動改札機が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報などを削除する動作例を示すフローチャートである。 図8は、第2実施形態に係る自動改札機の出場処理の例を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係るセンタサーバが照会命令を受信した際の処理例を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら第1実施形態における駅務システムを詳細に説明する。
実施形態に係る駅務システムは、利用者が所持する記録媒体を利用して駅構内への入出場処理を行う。駅務システムは、利用者が入場する駅(入場駅)において、利用者が所持する記録媒体へ入場情報を格納する。たとえば、入場情報は、入場駅を示す情報(入場駅情報)及び入場時刻を示す情報などを含む。また、駅務システムは、利用者が出場する駅(出場駅)において、利用者が所持する記録媒体へ出場情報を格納する。たとえば、出場情報は、出場駅を示す情報(出場駅情報)及び出場時刻を示す情報などを含む。即ち、駅務システムは、利用者が駅に入場又は出場する場合において、利用者が所持する記録媒体へ入場情報又は出場情報(入出場情報)を格納する。
図1は、実施形態に係る自動改札機を備える駅務システム1の構成例を概略的に示すブロック図である。
図1が示すように、駅務システム1は、自動改札機10(10a〜10z)、及び、センタサーバ20などを備える。自動改札機10a〜10zは、センタサーバ20に通信可能に接続される。なお、駅務システム1が備える自動改札機10の個数は、特定の個数に限定されるものではない。
また、駅務システム1において、記録媒体は、磁気券、ICカードあるいは携帯端末などが想定される。また、磁気券、ICカード或いは携帯端末で構成する記録媒体は、ストアードフェアカード、普通乗車券、定期券、特急券、差席指定券、あるいは、企画券などの乗車券として利用される。本実施形態においては、自動改札機10が乗車券として処理する記憶媒体は、ストアードフェアカードとしての機能を有するICカード(ICカード)であることを想定して説明するものとする。
自動改札機10は、駅の改札口などに設置され、利用者が所持しているICカードに記録されている内容に基づいて、改札口での利用者に対する改札処理を行う。例えば、自動改札機10は、利用者が提示するICカードが定期券情報を有する場合、定期券の有効期間及び有効区間などの定期券情報に基づいて当該利用者に対する入場あるいは出場の可否を判定することにより入出場処理を実行する。また、自動改札機10は、利用者が提示するICカードが定期券情報を有していない場合、あるいは、定期券の有効期間あるいは有効区間外である場合、ICカードに記録されている乗車券情報(入出場情報および残額情報など)を読取り、ICカードから読み取った乗車券情報に基づいて、当該利用者に対する入場あるいは出場の可否を判定することにより入出場処理を実行する。
次に、自動改札機10の構成について説明する。ここでは、自動改札機10aについて説明する。他の自動改札機10b乃至10zは、自動改札機10aと同等な構成を有するものである。
図1が示す構成例では、自動改札機10aは、制御部11a、通信部12a、メモリ13a、表示部14a、ドア制御部15a、磁気券処理部16a、及びカードリーダライタ17aなどを有する。
制御部11aは、自動改札機10a全体の制御を行うものである。制御部11aは、プロセッサ、メモリ、および、各種インターフェースなどにより構成される。制御部11aでは、プロセッサがメモリに記憶したプログラムを実行することにより様々な処理機能を実現している。
通信部12aは、上位装置としてのセンタサーバ20との通信を行うインターフェースである。通信部12aは、独自の通信システムを通じてセンタサーバ20とデータを送受信する。
メモリ13aは、入場あるいは出場を判定するための運賃データ及び路線情報などが記録されている。メモリ13aには、運賃データとして、乗車距離に応じた運賃情報、および、利用時間に応じた運賃情報を記憶する。なお、運賃データ及び路線情報は、センタサーバ20が保持するようにしても良い。
さらに、メモリ13aは、入場時に書き込み処理がエラー(入場情報が書き込み未了)となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報などを格納する記憶領域を有する。第1実施形態において、メモリ13aは、当該自動改札機10aが入場情報を書き込むことができなかったICカードのICカード識別情報並びに一件明細情報、及び、他の自動改札機10が入場情報を書き込むことができなかったICカードのICカード識別情報並びに一件明細情報を格納する。すなわち、メモリ13aは、入場処理で書き込み未了となったICカードのICカード識別情報並びに一件明細情報、および、ネットワークを介して通信部12aが受信する入場時の書き込み処理がエラーとなったICカードのICカード識別情報並びに一件明細情報などを格納する。
ここで、ICカードに対する入場時の書き込み未了は、カードリーダライタ17aが入場情報の書き込みを完了する前にカードリーダライタ17aから離れてしまった場合などに発生する。また、入場時の書き込み未了としては、入場情報が書き込まれたが、入場情報の書き込みコマンドの正常終了を示すレスポンスの送信(あるいは自動改札機10でのレスポンスの受信)に失敗したICカードを含んでもよい。
ICカード識別情報は、入場情報が書き込み未了のICカードを識別する情報である。ICカード識別情報は、ICカードに固有に割り当てられる文字列及び数字などである。たとえば、ICカード識別情報は、IDiなどであってもよい。
一件明細情報は、直近にICカードに行われた処理の内容を示す情報である。たとえば、直近に入場処理が実行された(入場情報が書き込まれた)、ICカードには、一件明細情報として、「入場情報の書き込み」を示す情報が格納される。直近に出場処理が実行された(出場情報が書き込まれた)ICカードには、一件明細情報として、「出場情報の書き込み」を示す情報が格納される。また、直近に金額をチャージする処理が実行された(金額情報が更新された)ICカードには、一件明細情報として、「金額のチャージ」を示す情報が格納される。
また、一件明細情報は、これまでに一件明細情報が生成された件数を示す明細番号情報を含む。
表示部14aは、案内などを表示する表示装置である。表示部14aは、例えば、液晶表示器で構成される。表示部14aは、カラー又はモノクロで案内を表示するものであってもよい。表示部14aは、自動改札機10を利用する利用者に対して入出場の判定結果などの案内を表示する。たとえば、表示部14aは、ICカードの残額からの料金収受によって通過を許可する利用者に対して、通行を許可する案内とともに、利用金額(引き去り金額)、および、ICカードの残額などの案内を表示する。
ドア制御部15aは、自動改札機10に設けられているドアの開閉を制御するものである。ドアは、自動改札機10が形成する通路側に設けられ、通行不可と判定された利用者の通行を阻止するものである。ドア制御部15aは、利用者に対する通行の可否判定に応じてドアを開閉する。たとえば、ドア制御部15aは、利用者に対する通行が不許可であると判定した場合にドアを閉鎖する。
磁気券処理部16aは、乗車券又は定期券として使用される磁気券(以下、磁気乗車券、磁気定期券)を処理するものである。磁気券処理部16aは、磁気乗車券あるいは磁気定期券を搬送する搬送機構、磁気券から磁気情報を読取る読取ヘッド、磁気券に磁気情報を書込む書込ヘッド、磁気券の券面に印刷を施す印刷機構、及び、磁気券を選択的に回収する回収機構などを有している。
カードリーダライタ17aは、ICカードを処理するICカード処理装置として機能するものである。カードリーダライタ17aは、ICカードに記録されている情報を読取る読取手段としての機能、及び、ICカードに情報を書込む書込手段としての機能などを有する。定期券あるいはSFカードなどとして用いられるICカードは、たとえば、非接触式の無線通信機能を有する無線式のICカード(非接触式ICカード)であるものとする。この場合、カードリーダライタ17aは、利用者が所定の通信位置(読取位置)にかざされたICカード(非接触式ICカード)に対して読取あるいは書き込みコマンドを無線通信により送信することによりICカードからの情報の読取及び書込みを行う。なお、ICカードは、携帯電話機などの携帯端末に設けられた機能として実現されるものであっても良い。
次に、センタサーバ20の構成例について説明する。
図1が示す構成例では、センタサーバ20は、制御部21、通信部22、メモリ23などを有する。
制御部21は、センタサーバ20全体の制御を行うものである。制御部21は、プロセッサ、メモリ、および、各種インターフェースなどにより構成される。制御部21では、プロセッサがメモリに記憶したプログラムを実行することにより様々な処理機能を実現している。
通信部22は、自動改札機10a乃至10zとの通信を行うインターフェースである。通信部22は、独自の通信システムを通じてセンタサーバ20とデータを送受信する。
メモリ23は、入場あるいは出場を判定するための運賃データ及び路線情報などが記録されている。メモリ13aには、運賃データとして、乗車距離に応じた運賃情報、および、利用時間に応じた運賃情報を記憶する。なお、運賃データ及び路線情報は、センタサーバ20が保持するようにしても良い。
メモリ23は、入場時に書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを格納する。ICカード識別情報及び一件明細情報については、前述の通り、入場処理における書き込み処理に先立つ読取処理によってICカードから読み取られる。入場駅情報は、当該ICカードを用いて入場した駅(書き込み未了となった入場処理を実行した駅)を示す情報である。
なお、自動改札機10a乃至10zの通信部12a乃至12zとセンタサーバ20の通信部22とは、インターネットなどの一般的な通信回線を通じてデータを送受信してもよい。また、自動改札機10a乃至10zとセンタサーバ20との間にデータを中継するための装置などがあってもよい。
次に、ICカードaについて説明する。
ICカードaは、利用者aが乗車券として保有するICカードである。ICカードaは、CPU、RAM、ROM及びNVMなどを備える。
ICカードaのNVMは、乗車券情報などの他に、ICカードa自身に関する明細番号情報を格納する。
次に、駅務システム1の動作例について説明する。
ここでは、ICカードaを所持する利用者aがA駅に入場し、Z駅で出場するものとする。また、A駅にある自動改札機10aが入場処理においてICカードaに対する入場情報などの書き込みに失敗した状態のまま、利用者aが自動改札機10aを通過してしまったものとする。
まず、自動改札機10aの入場処理の動作例について説明する。
利用者aは、自動改札機10aのカードリーダライタ17aにICカードaをかざす。
利用者aがICカードaをかざすと、制御部11aは、カードリーダライタ17aを用いてICカードaから入場処理に必要な情報を取得する(読み取る)。たとえば、制御部11aは、カードリーダライタ17aにより、ICカード識別情報、明細番号情報、定期券情報、及び金額情報などを取得する。
カードリーダライタ17aにより入場処理に必要な情報などを取得すると、制御部11aは、取得した情報に基づいて入場の可否判定を含む入場処理を行う。たとえば、制御部11aは、ICカードaから定期券情報を取得した場合、有効期限内、かつ、有効区間内にあるか否かを判定する。定期券が有効期間内かつ有効区間内であれば、制御部11aは、入場処理の結果として入場可能であると判定する。また、定期券が有効期間内かつ有効区間内でなければ、制御部11aは、当該ICカードaから取得する金額情報などにより入場の可否を判定する。ここでは、制御部11aは、当該ICカードaから取得した情報により、当該ICカードに対して入場可と判定したものとする。
入場処理の判定結果として入場可であると判定すると、制御部11aは、ICカードaがA駅に入場したことを示す一件明細情報を生成する。一件明細情報を生成すると、制御部11aは、カードリーダライタ17aに、A駅で入場したことを示す入場情報と、生成された一件明細情報に含まれる明細番号情報と、をICカードaへ書き込むことを指示する。カードリーダライタ17aは、制御部11aの指示に基づいて、ICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みを試みる。たとえば、カードリーダライタ17aは、ICカードaに対して入場情報及び明細番号情報の書き込みを要求する書き込みコマンドを送信し、この書き込みコマンドに対する正常終了を示すレスポンスを待つ。ICカードaから書き込みコマンドに対する正常終了を示すレスポンスを受信できた場合、カードリーダライタ17aは、ICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みが正常終了したものとする。ICカードaから書き込みコマンドに対する正常終了を示すレスポンスを受信できかった場合、カードリーダライタ17aは、ICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みに失敗したものとする。ここでは、自動改札機10aは、ICカードaへの入場情報の書き込みに失敗した場合を想定するものとする。
カードリーダライタ17aが入場情報の書き込みに失敗すると、制御部11aは、メモリ13aに入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報として、ICカードaから取得したICカード識別情報及び一件明細情報を格納する。
ICカードaから取得したICカード識別情報及び一件明細情報をメモリ13aに書き込むと、制御部11aは、通信部12aにより、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報として、ICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報をセンタサーバ20へ送信する。なお、通信部12aがICカード識別情報および一件明細情報の送信に失敗した場合、制御部11aは、複数回、通信部12aにより同様の情報を送信する処理を繰り返し実施してもよい。
通信部12aが、ICカード識別情報及び一件明細情報をセンタサーバ20へ送信すると、制御部11aは、動作を終了する。
なお、ICカードaへの入場情報の書き込みに失敗した場合、制御部11aは、ドア制御部15aを通じてドアを閉めるように制御してもよい。
次に、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信したセンタサーバ20の動作例について説明する。
上述したように、入場情報の書き込み未了が発生した場合、各自動改札機10(10a〜10z)は、入場情報が書き込み未了となったICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報をセンタサーバ20へ送信する。
センタサーバ20は、通信部22により、各自動改札機10から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信する。通信部22がICカード識別情報及び一件明細情報を受信すると、制御部21は、受信されたICカード識別情報及び一件明細情報と、入場情報の書き込み未了が発生した入場駅(ここでは、A駅)示す入場駅情報と、を対応付けてメモリ23に格納する。たとえば、制御部21は、通信部22が受信したICカード識別情報及び一件明細情報の送信元となる自動改札機の設置駅を入場情報の書き込み未了となったICカードaの入場駅情報として確定するようにしてもよい。
メモリに22にICカードaから取得されたICカード識別情報及び一件明細情報と入場駅情報とを対応付けて格納すると、制御部21は、通信部22aにより各駅の自動改札機(B駅乃至Z駅の自動改札機10b乃至10z)へ、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を送信する。なお、通信部22が送信に失敗した場合、制御部21は、複数回、通信部22により同様の情報を送信する処理を繰り返し実施するようにしても良い。
通信部22により入場駅以外の各自動改札機10へ入場情報が書き込み未了となったICカードaのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を送信すると、制御部21は、書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報の各自動改札機10への配信処理を終了する。
なお、センタサーバ20は、各自動改札機10から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信すると、随時、上記の処理を行う。
次に、書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を受信した自動改札機10の動作例について説明する。
各駅の自動改札機10(B駅乃至Z駅にある自動改札機10b乃至10z)は、通信部12により、センタサーバ20から配信される入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を受信する。たとえば、自動改札機10zがセンタサーバ20から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報および入場駅情報を通信部12zにより受信した場合、制御部11zは、メモリ13zに受信されたICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報とを対応付けて格納する。なお、他の自動改札機10についても、自動改札機10zと同様に、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報および入場駅情報をメモリ13に格納する。
次に、自動改札機10における出場処理の動作例について説明する。
利用者がICカードaを自動改札機10zのカードリーダライタ17zにかざすと、制御部11zは、カードリーダライタ17zによりICカードaからICカード識別情報、明細番号情報、定期券情報及び金額情報などの出場処理に必要な情報などを取得する。
カードリーダライタ17によりICカード識別情報、明細番号情報及び出場処理に必要な情報などを取得すると、制御部11zは、メモリ13zに入場情報が書き込み未了であったICカードのICカード識別情報として格納されるICカード識別情報の中から、取得されたICカード識別情報と同一のICカード識別情報を検索する。ここでは、制御部11zは、ICカードaのICカード識別情報をメモリ13zから検索する。
ICカードaのICカード識別情報をメモリ13から検索すると、制御部11zは、メモリ13zからICカードaの一件明細情報を取得する。一件明細情報を取得すると、制御部11zは、メモリ13から取得された一件明細情報から明細番号情報を取得する。明細番号情報を取得すると、制御部11zは、カードリーダライタ17zがICカードaから取得した明細番号情報と、メモリ13に格納されている一件明細情報に含まれる明細番号情報と、が連続性を有するか比較する。
ここでは、ICカードaは、入場時から出場時までの間に新たな処理を行われていないものとする。したがって、カードリーダライタ17zが取得した明細番号情報とメモリ13zが格納する一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有する。
カードリーダライタ17zが取得した明細番号情報とメモリ13zが格納する一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有すると判定すると、制御部11zは、メモリ13zからICカードaの入場駅情報を取得する。ICカードaの入場情報を取得すると、制御部11zは、入場駅情報及び出場処理に必要な情報などに基づいて出場処理を行う。たとえば、制御部11zは、ICカードaに格納される定期券情報の期限が有効であって、かつ、Z駅が有効区間内にあるか否かを判定する。ここでは、制御部11zは、出場処理の結果として出場可能であると判定したものとする。
出場可能であると判定すると、制御部11zは、入場駅情報、出場駅及び時刻などから入場情報、出場情報及び一件明細情報を生成する。ここでは、一件明細情報は、Z駅で出場したことを示す。入場情報、出場情報及び一件明細情報を生成すると、制御部11zは、カードリーダライタ17zに、入場情報、出場情報、及び、一件明細情報に含まれる明細番号情報をICカードaに書き込むことを指示する。カードリーダライタ17zは、制御部11zの指示に基づいて、入場情報、出場情報及び明細番号情報をICカードaへ書き込む。なお、この時点において、制御部11zは、ドア制御部15zを通じてドアを開放してもよい。
カードリーダライタ17zが入場情報、出場情報および明細番号情報をICカードaへ書き込むと、制御部11zは、通信部12zに、ICカードaのICカード識別情報を、処理済みのICカードのICカード識別情報として、センタサーバ20へ送信することを指示する。通信部12zは、制御部11zの指示に基づき、ICカードaのICカード識別情報を、処理済みのICカードのICカード識別情報として、センタサーバ20へ送信する。なお、通信部12zが送信に失敗した場合、制御部11zは、複数回、通信部12zに同様の指示をしてもよい。
通信部12zがICカードaのICカード識別情報をセンタサーバ20へ送信すると、制御部11zは、メモリ13zから、未処理のICカードとしての、ICカードaのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除する。
未処理のICカードとしての、ICカードaのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除すると、制御部11zは、動作を終了する。
次に、センタサーバ20が処理済みのICカードのICカード識別情報を受信した後の動作例について説明する。
センタサーバ20の通信部22は、自動改札機10zからICカードaのICカード識別情報を受信する。
通信部22がICカードaのICカード識別情報を受信すると、制御部21は、通信部22に、自動改札機10z以外の自動改札機10へ、処理済みのICカードのICカード識別情報としてICカードaのICカード識別情報を送信することを指示する。通信部22は、制御部21の指示に基づいて、自動改札機10z以外の自動改札機10へ、処理済みのICカードのICカード識別情報としてICカードaのICカード識別情報を送信する。
通信部22がICカードaのICカード識別情報を送信すると、制御部21は、メモリ23から、ICカードaのICカード識別情報、及び、当該ICカード識別情報に対応付けられた一件明細情報並びに入場駅情報などを削除する。
受信されたICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除すると、制御部21は、動作を終了する。
センタサーバ20は、一定期間、処理済みのICカードのICカード識別情報を受信した後に、ICカード識別情報などを削除してもよい。また、センタサーバ20は、一定期間経過後に、当該期間の間に受信されたICカード識別情報を、自動改札機10に送信してもよい。
なお、センタサーバ20は、処理済みのICカードのICカード識別情報を受信した後に直ちに、当該ICカード識別情報を他の自動改札機10へ送信してもよい。
次に、自動改札機10が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを削除する動作例について説明する。
ここでは、自動改札機10bの動作例を説明する。他の自動改札機10も同様の動作を行うので、説明は省略する。
自動改札機10bは、通信部12bにより、センタサーバ20から、処理済みのICカードのICカード識別情報としてICカードaのICカード識別情報を受信する。通信部12bがICカード識別情報を受信すると、制御部11bは、メモリ13bから、受信されたICカード識別情報、及び、当該ICカード識別情報に対応付けられた一件明細情報並びに入場駅情報などを削除する。
受信されたICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除すると、制御部11bは、動作を終了する。
制御部11bが動作を終了すると、駅務システム1は、ICカードaに関する動作を終了する。
次に、自動改札機10の入場処理の動作例について説明する。
図2は、自動改札機の入場処理の例を示すフローチャートである。
まず、自動改札機10の制御部11は、カードリーダライタ17により通信可能な範囲にICカードがあるか判定する(ステップS11)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じて、ポーリング信号に対する返信があるか判定する。
ICカードがないと判定すると(ステップS11、NO)、制御部11は、ステップS11へ戻る。
ICカードがあると判定すると(ステップS11、YES)、制御部11は、カードリーダライタ17により当該ICカードからICカード識別情報、明細番号情報及び入場処理に必要な情報を取得する(ステップS12)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じて、READコマンドなどをICカードに送信して、各データを取得する。
当該ICカードから各情報を取得すると、制御部11は、各情報などに基づいて入場処理を行う(ステップS13)。
入場処理の結果として入場可能である判定すると(ステップS14、YES)、制御部11は、入場情報及び一件明細情報を生成する(ステップS15)。入場情報及び一件明細情報を生成すると、制御部11は、カードリーダライタ17により入場情報と、一件明細情報に含まれる明細番号情報と、を当該ICカードへ書き込む処理を行う(ステップS16)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じてWRITEコマンドを送信して、入場情報及び明細番号情報を書き込む処理を行う。
入場情報及び明細番号情報の書き込みに失敗すると(ステップS17、NO)、制御部11は、メモリ13に、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報として、当該ICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を格納する(ステップS18)。
当該ICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を格納すると、制御部11は、通信部12により当該ICカード識別情報及び当該一件明細情報を入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報としてセンタサーバ20へ送信する(ステップS19)。
入場処理の結果として入場不可である判定すると(ステップS14、NO)、制御部11は、表示部14に、入場不可能である旨を示すエラーメッセージを表示する(ステップS20)。
入場情報の書き込みに成功した場合(ステップS16、YES)、当該ICカード識別情報及び当該一件明細情報をセンタサーバ20へ送信した場合(ステップS19)、又は、エラーメッセージを表示した場合(ステップS20)、制御部11は、動作を終了する。
次に、センタサーバ20が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信した後の動作例について説明する。
図3は、センタサーバ20が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信した後の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、センタサーバ20の制御部21は、通信部22により自動改札機10から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信したか判定する(ステップS21)。
ICカード識別情報及び一件明細情報を受信していないと判定すると(ステップS21、NO)、制御部21は、ステップS21へ戻る。
自動改札機10(たとえば、自動改札機10a)からICカード識別情報及び一件明細情報を受信したと判定すると(ステップS21、YES)、制御部21は、メモリ23に、当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び入場駅情報を格納する(ステップS22)。
当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び当該入場駅情報を格納すると、制御部21は、通信部22を通じて、当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び当該入場駅情報を他の自動改札機10(たとえば、自動改札機10b乃至10z)へ送信する(ステップS23)。
当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び当該入場駅情報を他の自動改札機10(たとえば、自動改札機10b乃至10z)へ送信すると、制御部21は、動作を終了する。
次に、自動改札機10が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を格納する動作例について説明する。
図4は、自動改札機10が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を格納する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、自動改札機10の制御部11は、通信部12によりセンタサーバ20のから入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を受信したか判定する(ステップS31)。
ICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を受信していないと判定すると(ステップS31、NO)、制御部11は、ステップS31へ戻る。
ICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を受信したと判定すると(ステップS31、YES)、制御部11は、メモリ13に、当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び当該入場駅情報を格納する(ステップS32)。
当該ICカード識別情報、当該一件明細情報及び当該入場駅情報を格納すると、制御部11は、動作を終了する。
次に、自動改札機10の出場処理の動作例について説明する。
図5は、自動改札機10の出場処理の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、自動改札機10の制御部11は、カードリーダライタ17により通信可能な範囲にICカードがあるか判定する(ステップS41)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じて、ポーリング信号に対する返信を検知する。
ICカードがないと判定すると(ステップS41、NO)、制御部11は、ステップS41へ戻る。
ICカードがあると判定すると(ステップS41、YES)、制御部11は、カードリーダライタ17により当該ICカードから入場情報、ICカード識別情報、明細番号情報及び出場処理に必要な情報を取得する処理を行う(ステップS42)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じて、READコマンドなどをICカードに送信して、各情報を取得する処理を行う。
各情報を取得する処理を行うと、制御部11は、出場処理に対応する入場情報を取得できたか判定する(ステップS43)。
出場処理に対応する入場情報を取得できないと判定すると(ステップS43、NO)、制御部11は、メモリ13に、取得されたICカード識別情報と同一のICカード識別情報を格納されているか判定する(ステップS44)。
メモリ13に、受信されたICカード識別情報と同一のICカード識別情報を格納されていると判定すると(ステップS44、YES)、制御部11は、取得された明細番号情報と、メモリ13が格納する一件明細情報に含まれる明細番号情報と、が連続性を有するか判定する(ステップS45)。
取得された明細番号情報とメモリ13が格納する一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有すると判定すると(ステップS45、YES)、制御部11は、当該ICカード識別情報に対応する入場駅情報、及び、取得された出場処理に必要な情報などに基づいて出場処理を行う(ステップS46)。
出場処理の結果として出場可能であると判定すると(ステップS47、YES)、制御部11は、入場情報、出場情報、及び、一件明細情報などを生成する(ステップS48)。入場情報、出場情報及び一件明細情報を生成すると、制御部11は、入場情報、出場情報、及び、一件明細情報に含まれる明細番号情報などを当該ICカードへ書き込む(ステップS49)。たとえば、制御部11は、カードリーダライタ17を通じて当該ICカードへWRITEコマンドを送信し、入場情報、出場情報及び明細番号情報を書き込む。
入場情報、出場情報及び明細番号情報を書き込むと、制御部11は、通信部12により、処理済みのICカードのICカード識別情報として、取得されたICカード識別情報をセンタサーバ20へ送信する(ステップS50)。取得されたICカード識別情報をセンタサーバ20へ送信すると、制御部11は、メモリ13から、当該ICカード識別情報、及び、当該ICカード識別情報に対応する一件明細情報並びに入場駅情報などを削除する(ステップS51)。
受信されたICカード識別情報と同一のICカード識別情報を格納しないと判定した場合(ステップS44、NO)、取得された明細番号情報とメモリ13が格納する一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有しないと判定した場合(ステップS45、NO)、又は、出場処理の結果として出場可能でないと判定した場合(ステップS47、NO)、制御部11は、表示部14に窓口での処理を促すエラー画面を表示する(ステップS52)。なお、制御部11は、その際に、ドア制御部15を通じてドアを閉めてもよい。
入場情報を取得できたと判定した場合(ステップS43、YES)、制御部11は、入場情報などを用いて通常の改札処理を行う(ステップS53)。
ICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを削除した場合(ステップS51)、エラー画面を表示した場合(ステップS52)、又は、通常の改札処理を行った場合(ステップS53)、制御部11は、動作を終了する。
次に、センタサーバ20が処理済みのICカードのICカード識別情報を受信した後の動作例について説明する。
図6は、センタサーバ20が処理済みのICカードのICカード識別情報を受信した後の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、センタサーバ20の制御部21は、通信部22により自動改札機10から処理済みのICカードのICカード識別情報を受信する(ステップS61)。なお、自動改札機10が処理済みのICカードのICカード識別情報を送信していない場合には、制御部21は、ICカード識別情報の受信を待つ。
自動改札機10(たとえば、自動改札機10z)からICカード識別情報を受信すると、制御部21は、ICカード識別情報の受信を開始してから一定期間(たとえば、1時間など)経過したか判定する(ステップS62)。一定期間が経過していないと判定すると(ステップS62、NO)、制御部11は、ステップS61に戻る。
一定期間が経過したと判定すると(ステップS62、YES)、制御部21は、受信されたICカード識別情報を、処理済みのICカードのICカード識別情報として、当該ICカード識別情報を送信した自動改札機10以外の他の自動改札機10(たとえば、自動改札機10a及び10bなど)へ送信する(ステップS63)。
当該ICカード識別情報を他の自動改札機10へ送信すると、制御部21は、メモリ23から、当該ICカード識別情報、及び、当該ICカード識別情報に対応する一件明細情報並びに入場駅情報などを削除する(ステップS64)。
ICカード識別情報、一件明細情報、及び入場駅情報などを削除すると、制御部21は、動作を終了する。
なお、ステップS61で複数個のICカード識別情報を受信した場合、制御部21は、各ICカード識別情報についてステップS63及びステップS64を行う。
次に、自動改札機10が処理済みのICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを削除する動作例について説明する。
図7は、自動改札機10が処理済みのICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを削除する動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、自動改札機10の制御部11は、通信部12を通じてセンタサーバ20から処理済みのICカードのICカード識別情報を受信したか判定する(ステップS71)。ICカード識別情報を受信していないと判定すると(ステップS71、NO)、制御部11は、ステップS71へ戻る。
ICカード識別情報を受信したと判定すると(ステップS71、YES)、制御部11は、メモリ13から、受信されたICカード識別情報、及び、当該ICカード識別情報に対応する一件明細情報並びに入場駅情報を削除する(ステップS72)。
ICカード識別情報、一件明細情報、及び入場駅情報を削除すると、制御部11は、動作を終了する。
なお、自動改札機10は、所定の期間が経過した後に、メモリ13から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除してもよい。たとえば、自動改札機10は、営業終了後に、入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報を削除してもよい。
また、自動改札機10は、出場処理の際に、処理済みのICカード識別情報を直接他の自動改札機10へ送信してもよい。
また、駅務システム1は、ICカードに出場情報の書き込みが未了となったICカードに関しても同様の処理を行い、当該ICカードに対する入場処理を行ってもよい。この場合、入場処理を行う自動改札機10は、出場情報を格納していないICカードに対して、メモリ13が格納する出場処理が未処理であるICカード識別情報及び出場駅情報などに基づいて入場処理を行う。
以上のように構成される駅務システムは、自動改札機がICカードに入場情報を書き込めなかった場合に、当該ICカードのICカード識別情報などを自動改札機同士で共有することができる。その結果、駅務システムは、入場情報が書き込まれていないICカードの出場処理を効率的に行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る駅務システム1について説明する。
第2実施形態に係る駅務システム1は、自動改札機10が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを格納しない点で、第1実施形態における駅務システム1と異なる。したがって、他の点ついては、詳細な説明を省略する。
駅務システム1の構成例は、第1実施形態にかかる駅務システム1の構成例と同様であるので、説明を省略する。
次に、第2実施形態に係る駅務システム1の動作例について説明する。
ここでは、ICカードaを所持する利用者がA駅に入場しZ駅で出場するものとする。また、A駅にある自動改札機10aがICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みに失敗するものとする。
まず、自動改札機10aの入場処理の動作例について説明する。
利用者が自動改札機10aのカードリーダライタ17aにICカードaをかざすと、制御部11aは、カードリーダライタ17aによりICカードaからICカード識別情報、明細番号情報を含む入場処理に必要な情報を取得する。
カードリーダライタ17aがICカード識別情報、明細番号情報を含む入場処理に必要な情報を取得すると、制御部11aは、入場処理を行う。ここでは、制御部11aは、入場処理の結果として入場可能であると判定したものとする。
入場処理の結果として入場可能であると判定すると、制御部11aは、A駅で入場したことを示す一件明細情報を生成する。一件明細情報を生成すると、制御部11aは、カードリーダライタ17aにより、A駅で入場したことを示す入場情報と、一件明細情報に含まれる明細番号情報と、をICカードaへ書き込む処理を実行する。カードリーダライタ17aによるICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みに失敗した場合、制御部11aは、通信部12aにより、入場情報及び明細番号情報が書き込み未了となったICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報をセンタサーバ20へ送信する。なお、ICカード識別情報および一件明細情報の送信処理に失敗した場合、制御部11aは、複数回、通信部12aによる送信処理を繰り返し実施するようにしてもよい。通信部12aによりICカード識別情報及び一件明細情報をセンタサーバ20へ送信すると、制御部11aは、当該ICカードaに対する入場処理の動作を終了する。
なお、ICカードaへの入場情報及び明細番号情報の書き込みに失敗した際に、制御部11aは、ドア制御部15aを通じてドアを閉めてもよい。
次に、センタサーバ20が入場情報及び明細番号情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報を受信した後の動作例について説明する。
センタサーバ20の通信部22は、自動改札機10aからICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報を入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報として受信する。
通信部22がICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報を受信すると、制御部21は、ICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報とICカードaが入場した駅(ここでは、A駅)示す入場駅情報とを対応付けてメモリ23に格納する。たとえば、制御部21は、ICカード識別情報及び一件明細情報の送信元となる自動改札機10の設置駅を当該ICカードの入場駅として確定してもよい。
メモリ23に入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報及び一件明細情報と入場駅情報とを対応付けて格納すると、制御部21は、入場情報が書き込み未了となったICカードの情報を記憶する処理を終了する。
次に、自動改札機10の出場処理の動作例について説明する。
利用者がICカードaを自動改札機10zのカードリーダライタ17zにかざすと、制御部11zは、カードリーダライタ17zにより、ICカードaからICカード識別情報、明細番号情報を含む出場処理に必要な情報を取得する。
カードリーダライタ17がICカードaのICカード識別情報及び一件明細情報を含む出場処理に必要な情報を取得すると、制御部11zは、通信部12zにより、ICカードaのICカード識別情報が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報としてセンタサーバ20に格納されているかを判定する命令(照会命令)をセンタサーバ20へ送信する。
センタサーバ20は、通信部22により自動改札機10zから当該照会命令を受信する。通信部22が当該照会命令を受信すると、センタサーバ20の制御部21は、メモリ23に、当該照会命令に含まれるICカード識別情報が入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報として格納されているか判定する。メモリ23はICカードa(照会命令のあったICカード)のICカード識別情報を格納している場合、制御部21は、当該ICカード識別情報がメモリ23に格納されていると判定する。
当該ICカード識別情報がメモリ23に格納されていると判定すると、制御部21は、メモリ23から、当該ICカード識別情報に対応する一件明細情報及び入場駅情報などを取得する。当該ICカードaの一件明細情報及び入場駅情報を取得すると、制御部21は、通信部22に、自動改札機10zへICカードaの一件明細情報及び入場駅情報などを送信することを指示する。通信部22は、制御部21の指示に基づき、自動改札機10zへICカードaの一件明細情報及び入場駅情報などを送信する。
自動改札機10zは、通信部12zにより、センタサーバ20からICカードaの一件明細情報及び入場駅情報など受信する。通信部12zが一件明細情報及び入場駅情報などを受信すると、制御部11zは、カードリーダライタ17zがICカードaから取得した明細番号情報と、通信部12zがセンタサーバ20から受信した一件明細情報に含まれる明細番号情報と、が連続性を有するか判定する。ここでは、ICカードaから取得された明細番号情報とセンタサーバ20から受信された一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有するものとする。
ICカードaから取得された明細番号情報とセンタサーバ20から受信された一件明細情報に含まれる明細番号情報とが連続性を有すると判定すると、制御部11zは、入場駅情報及び出場処理に必要な情報などに基づいて出場処理を行う。出場処理は、第1実施形態における出場処理と同様である。ここでは、制御部11zは、出場処理の結果として出場可能であると判定したものとする。
出場可能であると判定すると、制御部11zは、入場駅情報、出場駅及び時刻などから入場情報、出場情報及び一件明細情報を生成する。ここでは、一件明細情報は、Z駅で出場したことを示す。入場情報、出場情報及び一件明細情報を生成すると、制御部11zは、カードリーダライタ17zにより、入場情報、出場情報、及び、一件明細情報に含まれる明細番号情報をICカードaに書き込む処理を実行する。カードリーダライタ17zが入場情報、出場情報及び明細番号情報をICカードaへ書き込むと、制御部11zは、当該ICカードaに対する出場処理の動作を終了する。
なお、自動改札機10zの制御部11zは、通信部12zにより、処理済みのICカードのICカード識別情報として、ICカードaのICカード識別情報を送信してもよい。また、センタサーバ20の制御部21は、通信部22zにより当該ICカード識別情報を受信し、メモリ23からICカードaのICカード識別情報、一件明細情報及び入場駅情報などを削除してもよい。
また、センタサーバ20の制御部11zは、所定の期間経過後(たとえば、営業終了後)に、メモリ23から入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報、一件明細情報、及び入場駅情報などを削除するようにしてもよい。
次に、自動改札機10の出場処理の動作例について説明する。
図8は、自動改札機10の出場処理の動作例について説明するためのフローチャートである。
第2実施形態に係る自動改札機10の出場処理の動作例は、センタサーバ20に照会命令を送信する点で、第1実施形態に係る自動改札機10の出場処理の動作例と異なる。したがって、その他の動作例については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS41乃至ステップS43については、説明を省略する。
入場情報がないと判定すると(ステップS43、NO)、制御部11は、通信部12により、ステップS42で取得したICカード識別情報がセンタサーバ20に格納されているかを判定する照会命令をセンタサーバ20へ送信する(ステップS81)。
照会命令を送信すると、制御部11は、通信部12を通じて、センタサーバ20から照会結果情報を受信する(ステップS82)。照会結果情報を受信すると、制御部11は、照会結果情報に基づいてセンタサーバ20が当該ICカード識別情報を格納しているか判定する(ステップS83)。
センタサーバ20が当該ICカード識別情報を格納していると判定すると(ステップS83、YES)、制御部11は、照会結果情報に格納される一件明細情報に含まれる明細番号情報と、ステップS42で取得された明細番号情報とが連続性を有するか判定する(ステップS84)。
照会結果情報に格納される一件明細情報に含まれる明細番号情報とステップS42で取得された明細番号情報とが連続性を有すると判定すると(ステップS84、YES)、制御部11は、入場駅情報及び出場処理に必要な情報などに基づいて出場処理を行う(ステップS46)。
センタサーバ20が当該ICカード識別情報を格納していないと判定した場合(ステップS83、NO)、又は、照会結果情報に格納される一件明細情報に含まれる明細番号情報とステップS42で取得された明細番号情報とが連続性を有しないと判定した場合(ステップS84、NO)、制御部11は、表示部14に窓口での処理を促すエラー画面を表示する(ステップS52)。
ステップS46乃至ステップ49及びステップ53は、第1実施形態の動作例と同様であるので説明を省略する。なお、自動改札機10は、第1実施形態におけるステップS49を行ってもよい。
次に、センタサーバ20が照会命令を受信した際の動作例について説明する。
図9は、センタサーバ20が照会命令を受信した際の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、センタサーバ20の制御部21は、通信部22を通じて照会命令を受信したか判定する(ステップS91)。
照会命令を受信していないと判定すると(ステップS91、NO)、制御部21は、ステップS91に戻る。
照会命令を受信したと判定すると(ステップS91、YES)、制御部21は、メモリ23に、照会命令が指示するICカード識別情報が格納されているか判定する(ステップS92)。
メモリ23に当該ICカード識別情報が格納されていると判定すると(ステップS92、YES)、制御部21は、通信部22により、自動改札機10へ当該ICカード識別情報に対応する一件明細情報及び入場駅情報などを送信する(ステップS93)。
メモリ23に当該ICカード識別情報が格納されてないと判定すると(ステップS92、NO)、通信部22により、自動改札機10へ当該ICカード識別情報が格納されていないことを示す情報を送信する(ステップS94)。
一件明細情報及び入場駅情報などを送信した場合(ステップS93)、又は、当該ICカード識別情報が格納されていないことを示す情報を送信した場合(ステップS94)、制御部21は、動作を終了する。
なお、駅務システム1は、ICカードに出場情報の書き込みが未了となったICカードに関しても同様の処理を行い、当該ICカードに対する入場処理を行ってもよい。この場合、入場処理を行う自動改札機10は、出場情報を格納していないICカードに対して、センタサーバ20のメモリ23が格納する出場処理が未処理であるICカード識別情報及び出場駅情報などに基づいて入場処理を行う。
以上のように構成される駅務システムは、自動改札機10に入場情報が書き込み未了となったICカードのICカード識別情報などを格納しなくともよい。その結果、駅務システムは、自動改札機10のメモリ容量を節約することができる。また、駅務システムは、センタサーバと自動改札機との間における通信システムのトラフィックの上昇を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
改札処理を行う自動改札機であって、
利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくないと判断した場合、当該記録媒体を用いて入場又は出場した事を示す入出場情報を特定する特定部と、
前記特定部により前記入出場情報が特定できた場合、特定された前記入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する判定部と、
前記判定部による出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
を備える自動改札機。
[C2]
前記判定部により前記記録媒体での入出場が可であると判定した場合、前記記録媒体に入場情報及び出場情報を書き込む書込部を有する、
前記C1に記載の自動改札機。
[C3]
入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報と対応づけて記憶するメモリを有し、
前記特定部は、前記記録媒体から読み取った識別情報と前記メモリに記憶した識別情報とが一致する場合、当該識別情報に対応する入出場情報を特定する、
前記C2に記載の自動改札機。
[C4]
前記書込部による書き込みが正常終了した後に、前記メモリに記憶した当該記録媒体の識別情報と入出場情報とを削除する削除部を有する、
前記C3に記載の自動改札機。
[C5]
前記通信部は、前記書込部による書き込みが正常終了した後、前記記録媒体の識別情報を、処理済みの記録媒体の識別情報として外部装置へ送信する、
前記C4に記載の自動改札機。
[C6]
入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報とを対応づけて保持するサーバとの通信部と、
前記記録媒体から読み取った識別情報と一致する識別情報の有無を前記サーバに照会する照会部と、を有し、
前記特定部は、前記記録媒体から読み取った識別情報と一致する識別情報がサーバに保持されている場合、前記サーバから入出場情報を取得する、
C1に記載の自動改札機。
[C7]
前記判定部により前記記録媒体での入出場が可であると判定した場合、前記記録媒体に入場情報及び出場情報を書き込む書込部を有する、
前記C5に記載の自動改札機。
[C8]
自動改札機とサーバとを備える駅務システムであって、
前記サーバは、
入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報とを対応づけて保持する記録部と、
前記自動改札機と通信する第1通信部と、
前記第1通信部により、前記記録部が保持する入出場情報を前記自動改札機に送信する処理部と、
を備え、
前記自動改札機は、
前記サーバから入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報とを受信する第2通信部と、
前記第2通信部が受信した前記識別情報と前記入出場情報とを対応づけて記憶するメモリと、
利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくないと判断した場合、前記記録媒体から読み取った識別情報と一致する、前記メモリに記憶した識別情報に対応する入出場情報を、前記記録媒体の入出場情報と特定する特定部と、
前記特定部が入出場情報を特定できた場合、特定された入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する判定部と、
前記判定部による出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
を備える、
駅務システム。
[C9]
自動改札機とサーバとを備える駅務システムであって、
前記サーバは、
入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報と対応づけて保持する記録部と、
前記自動改札機と通信する第1通信部と、
前記第1通信部により、前記自動改札機から照会された識別情報に対応する入出場情報を前記記録部から抽出し、抽出された入出場情報を照会元の自動改札機に送信する処理部と、
を備え、
前記自動改札機は、
前記サーバと通信する第2通信部と、
利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくないと判断した場合、前記第2通信部により、前記記録媒体から読み取った識別情報と一致する識別情報の有無を前記サーバに照会する照会部と、
前記照会部の照会に応じて前記第2通信部により前記サーバから受信された入出場情報に基づいて出場の可否を判定する判定部と、
前記判定部による出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
を備える、
駅務システム。
1…駅務システム、10a乃至10z…自動改札機、11a乃至11z…制御部、12a乃至12z…通信部、13a乃至13z…メモリ、17a乃至17z…カードリーダライタ、20…センタサーバ、21…制御部、22…通信部、23…メモリ。

Claims (8)

  1. 改札処理を行う自動改札機であって、
    入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報と対応づけて記憶するメモリと、
    利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくなく、前記読取部により前記記録媒体から読み取った明細番号情報と前記メモリが格納する前記明細番号情報とが連続性を有する場合、前記記録媒体を用いて入場又は出場した事を示す入出場情報を特定する特定部と、
    前記特定部により前記入出場情報が特定できた場合、特定された前記入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する判定部と、
    前記判定部による入出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
    を備える自動改札機。
  2. 前記判定部により前記記録媒体での入出場が可であると判定した場合、前記記録媒体に入場情報及び出場情報を書き込む書込部を有する、
    前記請求項1に記載の自動改札機。
  3. 前記メモリは、入場情報が書き込み未了となった記録媒体の識別情報と入出場情報と対応づけて記憶し、
    前記特定部は、前記記録媒体から読み取った識別情報と前記メモリに記憶した識別情報とが一致する場合、前記識別情報に対応する入出場情報を特定する、
    前記請求項2に記載の自動改札機。
  4. 前記書込部による書き込みが正常終了した後に、前記メモリに記憶した前記記録媒体の明細番号情報と識別情報と入出場情報とを削除する削除部を有する、
    前記請求項3に記載の自動改札機。
  5. 記書込部による書き込みが正常終了した後、前記記録媒体の識別情報を、処理済みの記録媒体の識別情報として外部装置へ送信する通信処理部を備える
    前記請求項4に記載の自動改札機。
  6. 入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報とを対応づけて保持するサーバとの通信部と、
    前記記録媒体に対応する明細番号情報と入出場情報とを前記サーバから取得する取得部と、を有し、
    前記メモリは、前記取得部が取得した明細番号情報と入出場情報とを記憶する、
    請求項1に記載の自動改札機。
  7. 自動改札機とサーバとを備える駅務システムであって、
    前記サーバは、
    入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報とを対応づけて保持する記録部と、
    前記自動改札機と通信する第1通信部と、
    前記第1通信部により、前記記録部が保持する前記明細番号情報と前記入出場情報とを前記自動改札機に送信する処理部と、
    を備え、
    前記自動改札機は、
    前記サーバから入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報とを受信する第2通信部と、
    前記第2通信部が受信した前記明細番号情報と前記入出場情報とを対応づけて記憶するメモリと、
    利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくなく、前記読取部により前記記録媒体から読み取った明細番号情報と前記メモリが格納する前記明細番号情報とが連続性を有する場合、前記記録媒体の入出場情報と特定する特定部と、
    前記特定部が入出場情報を特定できた場合、特定された入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する判定部と、
    前記判定部による入出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
    を備える、
    駅務システム。
  8. 自動改札機とサーバとを備える駅務システムであって、
    前記サーバは、
    入場情報が書き込み未了となった記録媒体の明細番号情報と入出場情報と対応づけて保持する記録部と、
    前記自動改札機と通信する第1通信部と、
    前記第1通信部により、前記自動改札機から要求された記憶媒体に対応する明細番号情報と入出場情報を前記記録部から抽出し、抽出された明細番号情報と入出場情報を照会元の自動改札機に送信する処理部と、
    を備え、
    前記自動改札機は、
    前記サーバと通信する第2通信部と、
    利用者が提示する記録媒体に記録されている情報を読み取る読取部と、
    前記読取部により前記記録媒体から読み取った入出場情報が正しいか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が読み取られた前記入出場情報が正しくないと判断した場合、前記第2通信部により、前記記録媒体に対応する明細番号情報と入出場情報とを前記サーバから取得する取得部と、
    前記読取部により前記記録媒体から読み取った明細番号情報と、前記取得部が前記第2通信部により前記サーバから取得した前記明細番号情報と、が連続性を有する場合、前記入出場情報に基づいて入出場の可否を判定する判定部と、
    前記判定部による入出場の可否判定結果に従って前記利用者の通行を制御する通行制御部と、
    を備える、
    駅務システム。
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