JP6138256B2 - 広帯域マルチストリップパッチアンテナ - Google Patents

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Description

本開示は一般にアンテナに関し、特にマルチレイヤパッチアンテナに関する。
本明細書で提供される背景の説明は、本開示の背景を一般的に示すことを目的としている。現在挙げられている発明者の研究は、この背景技術の項に記載されている範囲において、及び出願時に先行技術として認められ得ない記述の態様において、明示的にも黙示的にも本開示に対する先行技術として認められない。
無線通信では、電磁信号を送信及び受信するためにアンテナを使用する必要がある。いくつかのアンテナタイプが様々な目的のために利用可能であり、あるアンテナタイプを選ぶか別のアンテナタイプを選ぶかの選択はアンテナの特定の適用例に一般に依存する。アンテナを選ぶために、アンテナの様々な動作特性が評価及び比較されて、特定の適用例に最大の利益を提供するか又は最も適したアンテナのタイプが決定される場合がある。
場合によっては、特定の適用例のための所望の動作特性の全て又はほとんどを有する1つのアンテナは存在しない可能性があり、有利な及び不利な側面の様々な組み合わせを有するいくつかのアンテナが存在する可能性がある。例えば、薄型(ロープロファイル)で広い帯域幅を有する小さなアンテナが、現代の無線通信のためには一般に好ましい可能性がある。マイクロストリップ又はパッチアンテナは、多くの電子装置と容易に一体化されることが可能な比較的安価なアンテナである。パッチアンテナは薄型を特徴とし得るが、その比較的大きなサイズ(約1/2波長)及び狭い帯域幅(約5%)が、いくつかの無線適用例においてこれを使用するための阻害要因となる可能性がある。しかしパッチアンテナのサイズを大幅に低減させる様々な技法が開発されている。例えば、パッチアンテナの一方の端を短絡させること及び/又はパッチアンテナをそれ自体の上に折り返すことによって、その元のサイズの1/4への低減が達成され得る。残念なことに、この手法でパッチアンテナのサイズを低減させると、その帯域幅も大幅に低減され、例えば1.3%の比帯域幅となる可能性がある。従って現在のパッチアンテナの帯域幅は、例えばワイヤレスマイク、無線オーディオモニタリングシステム、ローカル無線データネットワーク、無線医療装置などの短〜中距離無線通信システムにおいて実際に使用するためには狭すぎる。
無線システムにおいて使用するためのアンテナを提供する例示的機器及び方法について以下に説明する。一例示的実施形態では、アンテナは、メインパッチと、寄生パッチと、グラウンド面から延在するグラウンドストリップを有するグラウンド面とを含む。メインパッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、ここで、メインパッチの第1のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの上方に位置付けられ、グラウンドストリップと共に第1の放射エッジを形成し、メインパッチの第2のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの下方に位置付けられ、グラウンド面と共に第2の放射エッジを形成する。寄生パッチは、メインパッチの非放射エッジの少なくとも一部に沿ってメインパッチに結合される。寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、ここで、寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの上方に配置され、寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの下方に配置される。
所望される場合、アンテナは、寄生パッチとグラウンドストリップとに直接結合されたチューニングストリップを含んでもよい。アンテナは更に、第1の面内にある、メインパッチの第1のストリップの少なくとも一部及び寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部と、第2の面内にある、メインパッチの第2のストリップの少なくとも一部及び寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部とを含んでもよく、ここで、第1の面と第2の面とは異なり、第1の面は第2の面と平行であってもよく又は平行でなくてもよい。加えて、第2の寄生パッチが、メインパッチの第2の非放射エッジの少なくとも一部に沿ってメインパッチに結合されてもよい。第2の寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、第2の寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの上方に配置され、第2の寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの下方に配置される。メインパッチ、第1の寄生パッチ、及び第2の寄生パッチはそれぞれ長さ及び幅を含む。メインパッチ、第1の寄生パッチ、及び第2の寄生パッチの長さは同じであってもよく又は異なってもよく、メインパッチ、第1の寄生パッチ、及び第2の寄生パッチの幅は同じであってもよく又は異なってもよい。
アンテナの別の例示的実施形態は、メインパッチと、第1及び第2の寄生パッチのうちの一方又は両方とを含むフレキシブルプリント回路基板を含んでもよい。フレキシブルプリント回路基板は、グラウンドストリップとフレキシブル回路基板を支持するスティフナとの周りで折り返され、そして1つ以上の支持体に取り付けられてもよい。アンテナの代替の実装では複数のプリント回路基板が含まれてもよく、ここで、第1のプリント回路基板は、メインパッチの第1のストリップと、第1及び第2の寄生パッチのうちの一方又は両方の第1のストリップとを含み、第2のプリント回路基板はグラウンドストリップを含み、第3のプリント回路基板は、メインパッチの第2のストリップと、第1及び第2の寄生ストリップのうちの一方又は両方の第2のストリップとを含む。第1のコネクタがメインパッチの第1のストリップをメインパッチの第2のストリップに動作可能に結合し、第2のコネクタが寄生パッチの第1のストリップを寄生パッチの第2のストリップに動作可能に結合する。第2の寄生パッチが使用される場合、第3のコネクタが第2の寄生パッチの第1及び第2のストリップを動作可能に結合する。1つ以上のスペーサと1つ以上の支持体とが、第1、第2、及び第3のプリント回路基板を分離して層状の薄型構成に配置するために利用されてもよい。
追加の例示的実施形態は、無線システムにおいて使用するアンテナを提供することに関する。この方法は、グラウンド面から延在するグラウンドストリップを提供することと、第1のストリップ及び第2のストリップを含むメインパッチを提供することとを含む。この方法では、グラウンドストリップの周りにメインパッチを位置付け、ここで、メインパッチの第1のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの上方に位置付けられ、グラウンドストリップと共に第1の放射エッジを形成し、メインパッチの第2のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの下方に位置付けられ、グラウンド面と共に第2の放射エッジを形成する。この方法では、メインパッチの非放射エッジの少なくとも一部に沿って寄生パッチをメインパッチに結合し、ここで、寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの上方に位置付けられ、寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部はグラウンドストリップの下方に位置付けられる。この方法は、以下のステップのうちの1つ以上を実行することによってアンテナの帯域幅を調節することを規定する。寄生パッチとグラウンドストリップとの間にチューニングストリップを取り付けるステップ、チューニングストリップのサイズを変更するステップ、寄生パッチとグラウンドストリップとの間でチューニングストリップの位置を変更するステップ、給電ピンの位置を変更するステップ、メインパッチを寄生パッチに直接結合するステップ、メインパッチを寄生パッチにギャップ結合するステップ、ギャップ結合されるメインパッチと寄生パッチとの間の空間関係を調節するステップ、メインパッチの第1のストリップとメインパッチの第2のストリップとの間の一定の空間関係を維持するステップ、寄生パッチの第1のストリップと寄生パッチの第2のストリップとの間の一定の空間関係を維持するステップ、メインパッチの第1のストリップの少なくとも一部とメインパッチの第2のストリップの少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部と寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、メインパッチの第2のストリップの少なくとも一部とグラウンド面との間の空間関係を変化させるステップ、寄生パッチの幅と比較して異なるようにメインパッチの幅を修正するステップ、及び、寄生パッチの長さと比較して異なるようにメインパッチの長さを修正するステップ。
アンテナのいくつかの例示的実施形態の特定の部分は、明確にするため及び説明を容易にするために、図面においてシェーディング及び/又は隠れ線で示されており、これらのシェーディング及び/又は隠れ線は、他の対応する図及び/又は図面において存在する又は存在しない可能性がある、ということを理解されたい。
広帯域マルチストリップアンテナの一例を示す斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの一例を示す斜視図である。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、駆動ストリップ又はメインパッチが強調されている。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、給電ピンが強調されている。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、グラウンドストリップが強調されている。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、2つの寄生パッチのうちの一方が強調されている。 図1A、図1B、及び図4Aに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、2つの寄生パッチのうちの他方が強調されている。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナを示す斜視図であり、チューニングストリップ(1つ又は複数)又は電流修正ストリップ(1つ又は複数)が強調されている。 図1A及び図1Bに示す例示的広帯域マルチストリップアンテナの平面図である。 図6Aに示す例示的アンテナの左側から見た立面図である。 断面線6C−6Cに沿って取られた、図6Aに示す例示的アンテナの正面側から見た立面図である。 図6Aに示す例示的アンテナの右側から見た立面図である。 広帯域マルチストリップアンテナの一例示的実施形態の斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの一例示的実施形態の斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の斜視図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の様々な図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の様々な図である。 広帯域マルチストリップアンテナの別の例示的実施形態の様々な図である。 広帯域マルチストリップアンテナのいくつかの例示的実施形態のアンテナサイズを示す表である。 広帯域マルチストリップアンテナのいくつかの例示的実施形態の様々なアンテナ性能パラメータを示す表である。 例示的広帯域マルチストリップアンテナについての電圧定在波比(VSWR)対周波数のグラフである。 例示的広帯域マルチストリップアンテナについての、グラウンド面分離における漸進的増加の効果を示すVSWR対周波数のグラフである。 自由空間内の例示的アンテナについての、及び金属面上に搭載された例示的アンテナについてのVSWR対周波数のグラフである。 自由空間内で動作する図14Aの例示的アンテナについての、及び金属面上に搭載された例示的アンテナについての放射パターンのポーラーチャートである。 自由空間内で動作する本発明の教示に従って組み立てられた別の例示的アンテナについての、及び金属面上に搭載された例示的アンテナについてのVSWR対周波数のグラフである。 自由空間内で動作する図15Aの例示的アンテナについての、及び金属面上に搭載された例示的アンテナについての放射パターンのポーラーチャートである。
開示される機器及び方法は、現代の無線適用例において使用するための薄型で小型の広帯域アンテナを提供する。パッチアンテナ設計におけるサイズ低減と帯域幅拡大との間の既知の競合を克服するために、マルチレイヤマルチストリップ構成が一般に利用される。特に、開示される機器及び方法は、従来のパッチアンテナと比較した全ての寸法における大幅なサイズ低減及び比帯域幅の大幅な拡大を達成するために、2つの放射エッジを有する折り返されたメインパッチ、メインパッチに結合される1つ以上の寄生パッチ、及び/又は、1つ以上の寄生ストリップとグラウンド面との間に結合された1つ以上の短絡ストリップの、様々な組み合わせを採用する。
図1〜図6は、一例示的広帯域マルチストリップアンテナ100を一般的に示す。より具体的には、図1A及び図1Bは、アンテナブロック110とグラウンド面106とを含むアンテナ100を示す。アンテナブロック110は、グラウンド面106から延在するグラウンドストリップ102(図3において強調して示されている)の周りに位置付けられたメインパッチ101(図2Aにおいて強調して示されている)を含む。エネルギーをアンテナブロック110に及びアンテナブロック110から伝達するために、図2A及び図2Bに示す給電ピン203が、グラウンド面106内の開口部を通して延在し(図6B、図6C、及び図6Dを参照)メインパッチ101に結合される。
アンテナブロック110は、メインパッチ101の第1の非放射エッジの少なくとも一部に沿ってメインパッチ101に結合される第1の寄生パッチ103(図4Aにおいて強調して示されている)と、メインパッチ101の第2の非放射エッジの少なくとも一部に沿ってメインパッチ101に結合される第2の寄生パッチ104(図4Bにおいて強調して示されている)とを更に含む。寄生パッチ103、104のうちの一方又は両方は更に、チューニングストリップ105−1、105−2(図5において強調して示されている)によってグラウンドストリップ102にそれぞれ直接結合されてもよい。
図1〜図6に示す例示的実施形態では、メインパッチ101は寄生パッチ103、104に非常に接近して位置付けられ、寄生パッチにギャップ結合されているとみなされる。このギャップ結合構成では、メインパッチ101と寄生パッチ103、104との間の直接結合は存在せず、従ってメインパッチと寄生パッチとの間に表面電流が流れることはできない。しかしメインパッチ101に寄生パッチ103、104が近接していることにより、メインパッチから発する電磁界を介してメインパッチ101から寄生パッチ103、104にRFエネルギーが伝達されることは可能である。ギャップ結合により、メインパッチ101におけるRFエネルギーポテンシャルは、寄生パッチ103、104のそれぞれにおけるRFエネルギーポテンシャルとはわずかに異なり得る。例えば、メインパッチ101と寄生パッチ103、104との間のギャップ結合は、メインパッチ及び寄生パッチにおけるRFエネルギーポテンシャルの振幅及び位相の差を提供し得る。メインパッチ101と寄生パッチ103、104との間のギャップ(1つ又は複数)の距離又は間隔を調節することにより、パッチ101、103、104におけるRFエネルギーポテンシャルの特定の振幅及び位相の差を達成し、アンテナの帯域幅を拡大することが可能であり得る。
あるいは、メインパッチ101は、寄生パッチ103、104のうちの一方又は両方に直接結合されてもよい。直接結合構成では、導体、例えば導電性金属が、メインパッチ101を寄生パッチ103、104のうちの一方又は両方に接続する。RFエネルギーはメインパッチ101から導体を介して寄生パッチ103、104に伝搬され、メインパッチ上の結合接点におけるRFエネルギーポテンシャルは、寄生パッチ上の結合接点におけるRFエネルギーポテンシャルと非常に類似したものとなり得る。直接結合の位置は、寄生パッチ上の表面電流パターンを決定する。メインパッチを寄生パッチに接続する導体の位置を調節することによって、寄生パッチ上の特定の表面電流分布を達成してアンテナの帯域幅を拡大することが可能であり得る。
図3を簡単に参照すると、グラウンド面106へのグラウンドストリップ102の直接結合を提供するために、グラウンドストリップ102は水平部分102−1と垂直部分102−2とを含んでもよい。水平部分102−1はメインパッチ101の上部101−1及び下部101−2ストリップの間に配置され、垂直部分102−2は水平部分102−1から下に延在してグラウンドストリップ102をグラウンド面106に結合する。
図2Aにおいて、アンテナ100のメインパッチ101は、グラウンドストリップ102の上方に配置された部分を少なくとも有する第1の上部ストリップ101−1と、グラウンドストリップ102の下方に配置された部分を少なくとも有する第2の下部ストリップ101−2とを含む。メインパッチ101は幅及び長さを有し、グラウンドストリップ102の上方及び下方で、メインパッチの対向する側において、グラウンドストリップ102及びグラウンド面106と共に一対の放射エッジを形成する。より具体的には、第1の放射エッジ201は、メインパッチ101の上部ストリップ(又はセグメント)101−1とグラウンドストリップ102とによって形成される第1の放射スロット601(図6Cに示されている)を含み、第2の放射エッジ202は、メインパッチ101の下部ストリップ(又はセグメント)101−2とグラウンド面106とによって形成される第2の放射スロット602(図6Cに示されている)を含む。メインパッチ101の折り返された配置とグラウンドストリップ102とグラウンド面106とにおける、2つの放射エッジ201、202を採用することにより、一方の放射エッジがグラウンドに短絡された折り返されたパッチアンテナ組立体と比較して、アンテナ100の放射効率は増加され、品質ファクタ(Q)は低減される。結果として、アンテナ100のメインパッチ101の二重放射エッジ201、202は、より広い帯域のインピーダンス整合がアンテナ100によって達成されることを可能にし、これによりアンテナ100の広帯域動作がもたらされる。
周知のように、パッチアンテナは一般に、その駆動パッチの長さによって決定される周波数において共振し、駆動パッチの共振長は約λ/(2√εγ)であり、ここでλはアンテナの最低動作周波数の自由空間波長であり、εγはパッチとグラウンド面又はグラウンドストリップとの間の誘電体材料の比誘電率である。誘電体材料が空気である場合、そのεγは1に等しい。従ってメインパッチ101の長さは、アンテナ100の所望の動作周波数範囲の最低動作周波数に従って選択される。しかし、メインパッチ101の折り返された配置により、アンテナ要素110の全長は低減され得る。
パッチアンテナの幅はアンテナの入力インピーダンスに一般に影響を及ぼし、幅の寸法は、アンテナ入力における良好なインピーダンス整合を提供するために選択されてもよい。ある程度はパッチアンテナ100への寄生パッチ103、104の結合のおかげで、特定の所望の帯域幅のためにメインパッチ101の幅は低減され得る。メインパッチ101の幅は、1つ以上のチューニングストリップ105の実装により更に低減され得る。これらのサイズ低減技法のうちの1つ以上の組み合わせにより、アンテナブロック110の幅及び長さは約λ/6に低減され得る。
寄生パッチ103、104は、アンテナ100の広帯域性能を向上させるためにアンテナ100内に設けられる。この目的のために、寄生パッチ103、104のそれぞれの長さ及び幅は、好適に広い周波数帯域においてアンテナ100の好適な入力インピーダンス整合を達成するように選択される。アンテナ100のサイズは寄生パッチ103、104の追加に伴って一般に増加するが、サイズの増加は、メインパッチ101の折り返された配置に類似した寄生パッチ103、104の折り返された配置を使用することによって少なくとも部分的に相殺され得る。従って図4A及び図4Bに示すように、寄生パッチ103、104のそれぞれはグラウンドストリップ102の周りで折り返されてもよい。図4Aに示すように、第1の寄生パッチ103は、第1の上部ストリップ(又はセグメント)103−1と第2の下部ストリップ(又はセグメント)103−2とを含む。第1の寄生パッチ103の上部ストリップ103−1の少なくとも一部はグラウンドストリップ102の上方に配置され、第1の寄生パッチ103の下部ストリップ103−2の少なくとも一部はグラウンドストリップ102の下方に配置される。同様に、図4Bに示すように、第2の寄生パッチ104は、第1の上部ストリップ(又はセグメント)104−1と第2の下部ストリップ(又はセグメント)104−2とを含む。第2の寄生パッチ104の上部ストリップ104−1の少なくとも一部はグラウンドストリップ102の上方に配置され、第2の寄生パッチ104の下部ストリップ104−2の少なくとも一部はグラウンドストリップ102の下方に配置される。アンテナ100は図1〜図6に示す2つの寄生パッチの実装に限定されず、いくつかの実施形態では任意のその他の好適な数(例えば1、3、4など)の寄生パッチをアンテナ100は含んでもよいということに留意されたい。例えば、寄生パッチ103、104のうちのいずれか一方がアンテナ100から省略されてもよい。
図5に示すチューニングストリップ105−1、105−2は、寄生パッチ103、104上の電流(又は磁界)の分布を修正してアンテナ100の広帯域性能を更に向上させるために利用されてもよい。この目的のために、寄生パッチ103、104上の修正されていない電流分布によって提供される周波数範囲と比較してより広い周波数範囲にわたってアンテナ100の好適なインピーダンス整合が達成されるように、少なくとも1つのチューニングストリップ105−1、105−2が配置されてもよい。結果として、チューニングストリップ105−1、105−2はアンテナ100の比帯域幅を更に増加させる。各寄生パッチ103、104上の所望の電流分布を達成するために、チューニングストリップ105−1、105−2のそれぞれの位置及び幅が、対応する寄生パッチ103、104上の定常波電流分布に基づいて選択される。定常波電流パターンに沿った所望の短絡位置を選択することによって、及び短絡要素(すなわちチューニングストリップ105−1、105−2)の長さを制御することによって、電流分布は制御された手法で形作られ、所望の電流分布がこれにより達成される。チューニングストリップ105−1、105−2のどちらの位置及び幅も、経験的に及び/又は電磁気解析ソフトウェアツールの使用を介して決定されてもよい。例えば、アンテナ100の所望のアンテナ帯域幅は、チューニングストリップ105−1、105−2のそれぞれを、グラウンド面106から延在するグラウンドストリップ102の垂直部分102−2の近く又はより近くに位置付けることによって達成され得る。
図6Aは、図1A及び図1Bに示すアンテナ100の平面図を示す。特に、パッチ101、103、104の長さ及び幅は同じである必要はない。例えば、パッチ101、103、104のそれぞれの長さは、互いにわずかに異なる周波数で各パッチが共振するように選択されてもよい。パッチ101、103、104について異なる長さを選択することで、アンテナ100のより広い帯域幅がもたらされる。一例として、第1の寄生パッチ103の長さはメインパッチ101の長さよりわずかに短くてもよく、これはメインパッチ101の共振周波数と比較した第1の寄生パッチ103のわずかに高い共振周波数をもたらし得、これにより、アンテナ100の中心動作周波数より上の周波数帯域において、アンテナ100のインピーダンス帯域幅が拡大される可能性がある。他方、第2の寄生パッチ104の長さはメインパッチ101の長さよりわずかに長くてもよく、これはメインパッチ101の共振周波数と比較した第2の寄生パッチ104のわずかに低い共振周波数をもたらし得、これにより、アンテナ100の中心動作周波数より下の周波数帯域において、アンテナ100のインピーダンス帯域幅が拡大される可能性がある。パッチ101、103、104の幅も、より広い周波数帯域にわたるアンテナ100の好適なインピーダンス整合を提供することによってインピーダンス帯域幅を更に最適化するために選択されてもよい。給電ピン203の位置も変更されてもよく、これによりアンテナ100の所望の広帯域性能を達成するための追加のチューニングパラメータが提供されるということに留意されたい。
図6B、図6C、及び図6Dはそれぞれ、図6Aに示すアンテナ100の左側から見た立面図、正面側から見た断面立面図、及び右側から見た立面図を示す。図6Aの線6C−6Cに沿って取られた図6Cの断面図からわかるように、アンテナ100の第1の放射エッジ201は、メインパッチ101の上部ストリップ101−1とグラウンドストリップ102との間に形成される第1の放射スロット601を含み、アンテナ100の第2の放射エッジ202は、メインパッチ101の下部ストリップ101−2とグラウンド面106との間に形成される第2の放射スロット602を含む。メインパッチ101の長さが約λ/2である場合、メインパッチ101に沿った電流及び電圧分布は、放射エッジ201及び202のそれぞれにおける電流が約0となり電圧が最大となるようなものである。
図1〜図6に示す層状配置では、上部ストリップ101−1、103−1、104−1は空間内の第1の面内にあり、下部ストリップ101−2、103−2、104−2は空間内の第2の面内にある。グラウンドストリップ102の水平部分102−1は空間内の第3の面内にあり、グラウンド面106は空間内の第4の面内にある。図示されている実施形態では、第1、第2、第3、及び第4の面は互いに平行である。図9A〜図9Cに関連して以下により詳細に説明するように、いくつかの実施形態では、第2の面(すなわちパッチ101、103、104の下部ストリップ101−2、103−2、104−2を含む面)の少なくとも一部が第1、第3、及び第4の面を基準にして角度を付けられて、グラウンド面106とアンテナブロック110との間の分離の漸進的な変化又は増加が、アンテナブロック110の角度を付けられた部分において提供されてもよい。アンテナブロック110とグラウンド面106との間の分離におけるそのような漸進的な増加を提供することにより、少なくともいくつかの構成においてアンテナ100の帯域幅は更に増加し得る(図9A〜図9Cの説明を参照)。
図7A及び図7Bは、図1〜図6のアンテナ100を実装するためにプリント回路基板702を利用するアンテナ構造700の一実施形態を示す。第1の回路基板702−1は、メインパッチ101の上部ストリップ101−1と、第1の寄生パッチ103の上部ストリップ103−1と、第2の寄生パッチ104の上部ストリップ104−1とを含む。第2の回路基板702−2は、メインパッチ101の下部ストリップ101−2と、第1の寄生パッチ103の下部ストリップ103−2と、第2の寄生パッチ104の下部ストリップ104−2とを含む。第3の回路基板702−3はグラウンドストリップ102の水平部分102−1を含む。共同して、回路基板702はアンテナ100のアンテナブロック110を形成する。回路基板702−3は、例えば層状のガラス繊維エポキシFR4などの好適な非導電性基板に取り付けられた銅又はアルミニウムなどの好適な金属の薄板を含んでもよい。パッチストリップ101、103、及び104は、回路基板702−1及び702−2上にプリントされてもよく、又は例えばエッチングなどのその他の好適なプロセスを使用して回路基板702−1、702−2上に生成されてもよい。
図7Aに示す実施形態では、回路基板702は、例えば、非導電性のネジ、及び/又は、アンテナ構造700の層の間に配置されたスペーサ701の組を1つ以上使用してグラウンド面706に搭載される。例えばスペーサ701は、回路基板702−1、702−2、702−3の隅の近くでアンテナ構造700の各層の間に位置付けられてもよい。アンテナ700の層を配置するためにスペーサ701を使用する利点は、この配置では層間の分離が容易かつ正確に制御され得るということである。あるいは、アンテナ構造700の別の組み立てプロセスでは、グラウンド面706から延在する1つ以上の非導電性の壁が回路基板702を配置するために使用されてもよい。そのような実施形態では、1つ以上のネジ及び/又はスペーサ701はアンテナ構造700から省かれてもよい。
次に図7Bを参照すると、上部ストリップ101−1、103−1、104−1のそれぞれが、対応する下部ストリップ101−2、103−2、104−2に、それぞれのコネクタ703を用いて結合される。特に、コネクタ703−2はメインパッチ101の上部ストリップ101−1を下部ストリップ101−2と結合し、コネクタ703−1は第1の寄生パッチ103の上部ストリップ103−1を下部ストリップ103−2と結合し、コネクタ703−3は第2の寄生パッチ104の上部ストリップ104−1を下部ストリップ104−2と結合する。同様に、図7Aに示すように、コネクタ703−4はグラウンドPCB702−3をグラウンド面706と結合する。所望される場合、1つ以上のチューニングストリップ707が、第1の寄生パッチ103とグラウンドPCB702−3との間、及び/又は第2の寄生パッチ104とグラウンドPCB702−3との間に接続されてもよい。
図8A〜図8Cは、別の実施形態による、図1〜図6のアンテナ100を実装するアンテナ構造800を示し、ここでメインパッチ101、第1の寄生パッチ103、及び第2の寄生パッチ104はフレキシブル回路基板801上にプリントされる。フレキシブル回路基板801はグラウンドストリップ802の周りで折り返され、グラウンドストリップ802はグラウンド面804から延在するか又はグラウンド面804に接続される。折り返されたフレキシブル回路基板801及びグラウンドストリップ802は、例えば壁などの、1つ以上の非導電性の支持体803を用いて所定の位置に保持されてもよい。いくつかの実施形態では、図8Cに示すように、折り返されたフレキシブル回路基板801の所望の形状を作るために、アンテナ組立体800は1つ以上のスティフナ805も含んでもよい。所望される場合、1つ以上のチューニングストリップ807が、第1の寄生パッチ103とグラウンドストリップ802との間、及び/又は第2の寄生パッチ104とグラウンドストリップ802との間に接続されてもよい。下部及び上部ストリップのための2つの別個の基板の代わりにフレキシブル回路基板を使用すれば、アンテナパッチ101、103、及び104のそれぞれの下部及び上部ストリップを別個に接続する必要がなくなることにより、アンテナ100の製造プロセスが一般に単純化される。
図9A〜図9Cは、図1〜図6のアンテナ100を実装するアンテナ構造900の別の実施形態を示し、ここでメインパッチ101、第1の寄生パッチ103、及び第2の寄生パッチ104はフレキシブル回路基板905上にプリントされる。フレキシブル回路基板905はグラウンドストリップ908の周りで折り返され、グラウンドストリップ908はグラウンド面904から延在するか又はグラウンド面904に接続される。折り返されたフレキシブル回路基板905及びグラウンドストリップ908は、例えば壁などの、1つ以上の非導電性の支持体909を用いて所定の位置に保持されてもよい。いくつかの実施形態では、折り返されたフレキシブル回路基板905の所望の形状を作るために、アンテナ組立体900は1つ以上のスティフナ906も含んでもよい。所望される場合、1つ以上のチューニングストリップ907が、第1の寄生パッチ103とグラウンドストリップ908との間、及び/又は第2の寄生パッチ104とグラウンドストリップ908との間に接続されてもよい。
アンテナ構造900では、フレキシブル回路基板905のメインパッチ101の上部ストリップの少なくとも一部と、第1及び第2の寄生パッチ103、104の上部ストリップの少なくとも一部とは、空間内の第1の面901内にある。フレキシブル回路基板905のメインパッチ101の下部ストリップの少なくとも一部と、第1及び第2の寄生パッチ103、104の下部ストリップの少なくとも一部とは、空間内の第2の面902及び第3の面903内にある。第2の面902は、第1の面901又はグラウンド面904と平行ではない。従ってこの配置では、グラウンド面904と、第2の面902内にあるパッチアンテナ要素の非平行部分(及びそれぞれのパッチ101、103、104の下部ストリップ101−2、103−2、104−2の部分)との間の距離は、一方向において漸進的に増加される。グラウンド分離を増加させることによりアンテナの放射効率が一般に向上し、これによりアンテナのQファクタが減少し、アンテナの帯域幅が拡大される。従って、グラウンド面904と、第2の面902内にあるフレキシブル回部基板905の非平行部分内に含まれるそれぞれのパッチ101、103、104の下部ストリップ101−2、103−2、104−2との間の分離度の漸進的増加により、アンテナの高さを全体的に増加させることなしにアンテナの帯域幅が増加される。アンテナ900における漸進的分離特徴はフレキシブル回路基板実装に限定されず、任意のその他の好適な手法で(例えばいくつかの非フレキシブル回路基板を使用して)実装されてもよいということに留意されたい。
上記の説明から、アンテナの動作周波数特性、特に帯域幅は、以下のステップのうちの1つ以上を実行することによって調節され得るということがわかる。寄生パッチとグラウンドストリップとの間にチューニングストリップを取り付けるステップ、チューニングストリップのサイズを変更するステップ、寄生パッチとグラウンドストリップとの間でチューニングストリップの位置を変更するステップ、給電ピンの位置を変更するステップ、メインパッチを寄生パッチに直接結合するステップ、メインパッチを寄生パッチにギャップ結合するステップ、ギャップ結合されているメインパッチと寄生パッチとの間の空間関係を調節するステップ、メインパッチの第1のストリップとメインパッチの第2のストリップとの間の一定の空間関係を維持するステップ、寄生パッチの第1のストリップと寄生パッチの第2のストリップとの間の一定の空間関係を維持するステップ、メインパッチの第1のストリップの少なくとも一部とメインパッチの第2のストリップの少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、寄生パッチの第1のストリップの少なくとも一部と寄生パッチの第2のストリップの少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、メインパッチの第2のストリップの少なくとも一部とグラウンド面との間の空間関係を変化させるステップ、寄生パッチの長さと比較して異なるようにメインパッチの長さを修正するステップ、及び、寄生パッチの幅と比較して異なるようにメインパッチの幅を修正するステップ。
図10の表1000は、いくつかの実施形態による、いくつかの動作周波数における、従来の単一共振器パッチアンテナに対するアンテナ100のサイズの比較を示す。表1000からわかるように、本明細書中に記載した技法を利用することにより、従来のパッチアンテナのサイズと比較したサイズの大幅な低減が達成される。
図11の表1100は、いくつかの実施形態による、いくつかの動作周波数における、従来の単一共振器パッチアンテナに対するアンテナ100のアンテナ性能の比較を示す。表1100によれば、アンテナ100の利得、指向性、及び不整合損失はわずかに劣化するが、依然として従来の単一共振器パッチアンテナの対応するパラメータと同程度であり、従ってアンテナ100は、アンテナ100のサイズ低減を必要とするか又はその利益を得る可能性がある多くの適用例に好適なものとなる、ということが示される。
図12は、アンテナ100の例示的実施形態についての電圧定在波比(VSWR)対周波数を示すVSWRグラフ1200である。グラフ1200は、示された実施形態において約40%の比帯域幅にわたって好適な入力インピーダンス整合(VSWR<6)が達成されることを示す。
図13は、アンテナの2つの例示的実施形態すなわち(図9A〜図9Cに関連して上述した)グラウンド面分離における漸進的増加を有する及び有さない例示的実施形態についてのVSWR対周波数のグラフ1300である。グラフ1300において、漸進的グラウンド面分離を有さない例示的アンテナについてのVSWRは実線で示されており、グラウンド面からの漸進的分離を有する例示的アンテナは破線で示されている。グラフ1300からわかるように、実線によって示される低VSWR(例えば<6)領域がまたがる周波数帯域と比較してより広い周波数帯域にまたがる低VSWR(例えば<6)領域を破線は示す。従ってグラフ1300は、グラウンド面分離における漸進的増加が導入された場合にアンテナ帯域幅が向上することを示す。
図14A及び図14BはそれぞれVSWRプロット1400及び放射パターンのポーラーチャート1410を、一実施形態による自由空間内で動作する例示的アンテナと金属面上に搭載された同じ例示的アンテナとを比較して示す。図14A及び図14Bに示す実施形態では、例示的アンテナは、極超短波(UHF)帯域内の比較的低い周波数範囲内で、約470MHz〜790MHzの動作周波数範囲を有して動作する。図14A及び図14Bでは、破線は、自由空間内で動作する例示的アンテナに対応し、実線は、大きな金属面上に搭載された同じ例示的アンテナに対応する。プロット1400及び1410からわかるように、搭載面はアンテナの性能に対して大きな影響を有さない。
図15A及び図15BはそれぞれVSWRプロット1500及び放射パターンのポーラーチャート1510を、別の実施形態による自由空間内で動作する例示的アンテナと金属面上に搭載された同じ例示的アンテナとを比較して示す。図15A及び図15Bに示す実施形態では、例示的アンテナは、UHF周波数帯域内の比較的高い周波数範囲内で、約680MHz〜980MHzの動作周波数範囲を有して動作する。図15A及び図15Bでは、破線は、自由空間内で動作する例示的アンテナに対応し、実線は、大きな金属面上に搭載された同じ例示的アンテナに対応する。プロット1500及び1510からわかるように、搭載面は、より高い周波数範囲内で動作するアンテナの性能に対して大きな影響を有さない。
上述の構成及び技法は、2つの放射エッジを有する折り返されたメインパッチを使用すること、メインパッチの非放射エッジの少なくとも一部に沿ってメインパッチに寄生パッチをギャップ結合すること、1つ以上のチューニングストリップを使用して1つ以上の寄生パッチをグラウンドストリップに結合すること、メインパッチ及び寄生パッチ(1つ又は複数)とグラウンド面との間の分離を漸進的に増加させること、及びメインパッチ及び1つ以上の寄生パッチの長さ及び幅を修正することなどの、パッチアンテナのサイズを低減させるため及び帯域幅を増加させるためのいくつかのチューニング選択肢を提供する。これらのチューニング選択肢のうちの1つ以上を使用することにより、40%の比帯域幅と、現在のパッチアンテナと比較した全ての寸法における50%のサイズ削減とを達成することができた。そのようなパッチアンテナは、例えばワイヤレスマイク、無線オーディオモニタリングシステム、ローカル無線データネットワーク、及び無線医療装置などの、短〜中距離無線通信システムに好適である。加えて、薄型と、大幅なサイズ削減と、搭載面に影響を受けないこととにより、本発明のアンテナは恒久的屋内設備に適合したものとなる。
開示された方法及び機器について、例示のみを目的とし、本発明を限定することを意図するものではない特定の例を参照して説明したが、開示された実施形態に対して本発明の精神及び範囲から逸脱することなく変更、追加、又は削除が行われ得るということは当業者にとって明らかであろう。従って本特許は、添付の特許請求の範囲内に文字通りに又は均等論に従って公正に含まれる全ての方法、機器、及び製品を包含する。

Claims (27)

  1. グラウンド面と、
    前記グラウンド面から延在するグラウンドストリップと、
    第1のストリップと第2のストリップとを含むメインパッチであって、前記メインパッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記グラウンドストリップと共に第1の放射エッジを形成し、前記メインパッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置され、前記グラウンド面と共に第2の放射エッジを形成する、メインパッチと、
    前記メインパッチの非放射エッジの少なくとも一部に沿って前記メインパッチに結合される寄生パッチであって、前記寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置される、寄生パッチと
    を備えるアンテナ組立体。
  2. 前記寄生パッチと前記グラウンドストリップとに直接結合されたチューニングストリップを更に備える、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  3. 前記メインパッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と、前記寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部とは第1の面内にあり、前記メインパッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部と、前記寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部とは第2の面内にあり、前記第1の面と前記第2の面とは異なる、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  4. 前記第1の面は前記第2の面と平行である、請求項3に記載のアンテナ組立体。
  5. 前記第1の面は前記第2の面と平行ではない、請求項3に記載のアンテナ組立体。
  6. 前記メインパッチは長さ及び幅を有し、
    前記寄生パッチは長さ及び幅を有し、前記メインパッチの前記長さは前記寄生パッチの前記長さと異なる、
    請求項1に記載のアンテナ組立体。
  7. 前記メインパッチの前記幅は前記寄生パッチの前記幅と異なる、
    請求項6に記載のアンテナ組立体。
  8. 前記メインパッチは長さ及び幅を有し、
    前記寄生パッチは長さ及び幅を有し、前記メインパッチの前記幅は前記寄生パッチの前記幅と異なる、
    請求項1に記載のアンテナ組立体。
  9. 前記寄生パッチは第1の寄生パッチであり、前記非放射エッジは第1の非放射エッジであり、前記アンテナ組立体は、
    前記メインパッチの第2の非放射エッジの少なくとも一部に沿って前記メインパッチに結合される第2の寄生パッチであって、前記第2の寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記第2の寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記第2の寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置される、第2の寄生パッチ
    を更に備える、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  10. 前記第1の寄生パッチと前記グラウンドストリップとに直接結合された第1のチューニングストリップと、
    前記第2の寄生パッチと前記グラウンドストリップとに直接結合された第2のチューニングストリップと
    を更に備える、請求項9に記載のアンテナ組立体。
  11. 前記メインパッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と、前記第1の寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と、前記第2の寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部とは第1の面内にあり、前記メインパッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部と、前記第1の寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部と、前記第2の寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部とは第2の面内にあり、前記第1の面と前記第2の面とは異なる、請求項10に記載のアンテナ組立体。
  12. 前記第1の面は前記第2の面と平行である、請求項11に記載のアンテナ組立体。
  13. 前記第1の面は前記第2の面と平行ではない、請求項11に記載のアンテナ組立体。
  14. 前記メインパッチは長さ及び幅を有し、
    前記第1の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記第2の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記メインパッチの前記長さと、前記第1の寄生パッチの前記長さと、前記第2の寄生パッチの前記長さとは異なる、
    請求項9に記載のアンテナ組立体。
  15. 前記メインパッチの前記幅と、前記第1の寄生パッチの前記幅と、前記第2の寄生パッチの前記幅とは異なる、
    請求項14に記載のアンテナ組立体。
  16. 前記メインパッチは長さ及び幅を有し、
    前記第1の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記第2の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記メインパッチの前記幅と、前記第1の寄生パッチの前記幅と、前記第2の寄生パッチの前記幅とは異なる、
    請求項9に記載のアンテナ組立体。
  17. 前記メインパッチと前記寄生パッチとを含むフレキシブルプリント回路基板であって、前記フレキシブルプリント回路基板は前記グラウンドストリップの周りで折り返される、フレキシブルプリント回路基板と、
    前記グラウンドストリップの周りで折り返された前記フレキシブルプリント回路基板を支持するスティフナと、
    少なくとも1つの支持体と
    を更に備え、前記スティフナは前記支持体に取り付けられる、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  18. 前記メインパッチの前記第1のストリップと、前記寄生パッチの前記第1のストリップとを含む第1のプリント回路基板と、
    前記グラウンドストリップを含む第2のプリント回路基板と、
    前記メインパッチの前記第2のストリップと、前記寄生パッチの前記第2のストリップとを含む第3のプリント回路基板と、
    前記メインパッチの前記第1のストリップを前記メインパッチの前記第2のストリップに結合する第1のコネクタと、
    前記寄生パッチの前記第1のストリップを前記寄生パッチの前記第2のストリップに結合する第2のコネクタと、
    前記第1のプリント回路基板、前記第2のプリント回路基板、及び前記第3のプリント回路基板の間に配置された少なくとも1つのスペーサと
    を更に備える、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  19. 前記寄生パッチは、前記メインパッチの前記非放射エッジの少なくとも一部に沿って前記メインパッチにギャップ結合される、請求項1に記載のアンテナ組立体。
  20. グラウンド面と、
    前記グラウンド面から延在するグラウンドストリップと、
    第1のストリップと第2のストリップとを含むメインパッチであって、前記メインパッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記グラウンドストリップと共に第1の放射エッジを形成し、前記メインパッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置され、前記グラウンド面と共に第2の放射エッジを形成する、メインパッチと、
    前記メインパッチの第1の非放射エッジの少なくとも一部に沿って前記メインパッチに結合される第1の寄生パッチであって、前記第1の寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記第1の寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記第1の寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置される、第1の寄生パッチと、
    前記メインパッチの第2の非放射エッジの少なくとも一部に沿って前記メインパッチに結合される第2の寄生パッチであって、前記第2の寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記第2の寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に配置され、前記第2の寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に配置される、第2の寄生パッチと、
    前記メインパッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と、前記第1の寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と、前記第2の寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部とは第1の面内にあり、前記メインパッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部と、前記第1の寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部と、前記第2の寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部とは第2の面内にあり、前記第1の面は前記第2の面とは異なり、
    前記第1の寄生パッチと前記グラウンドストリップとに直接結合された第1のチューニングストリップと、
    前記第2の寄生パッチと前記グラウンドストリップとに直接結合された第2のチューニングストリップと
    を備えるアンテナ組立体。
  21. 前記第1の面は前記第2の面と平行ではない、請求項20に記載のアンテナ組立体。
  22. 前記メインパッチは長さ及び幅を有し、
    前記第1の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記第2の寄生パッチは長さ及び幅を有し、
    前記メインパッチ、前記第1の寄生パッチ、及び前記第2の寄生パッチの前記長さは異なり、前記メインパッチ、前記第1の寄生パッチ、及び前記第2の寄生パッチの前記幅は異なる、
    請求項20に記載のアンテナ組立体。
  23. 前記第1の寄生パッチは、前記メインパッチの前記第1の非放射エッジの前記少なくとも一部に沿って前記メインパッチにギャップ結合され、前記第2の寄生パッチは、前記メインパッチの前記第2の非放射エッジの前記少なくとも一部に沿って前記メインパッチにギャップ結合される、請求項20に記載のアンテナ組立体。
  24. 無線システムのためのアンテナを提供する方法であって、
    グラウンド面から延在するグラウンドストリップを提供することと、
    第1のストリップと第2のストリップとを含むメインパッチを提供することと、
    前記グラウンドストリップの周りに前記メインパッチを位置付けることと、
    ここで、前記メインパッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に位置付けられ、前記グラウンドストリップと共に第1の放射エッジを形成し、前記メインパッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に位置付けられ、前記グラウンド面と共に第2の放射エッジを形成し、
    前記メインパッチの非放射エッジの少なくとも一部に沿って寄生パッチを前記メインパッチに結合することと、
    を含み、
    ここで、前記寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に位置付けられ、前記寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に位置付けられる、
    方法。
  25. 前記寄生パッチと前記グラウンドストリップとの間にチューニングストリップを取り付けるステップ、
    前記チューニングストリップのサイズを変更するステップ、
    前記寄生パッチと前記グラウンドストリップとの間で前記チューニングストリップの位置を変更するステップ、
    給電ピンの位置を変更するステップ、
    前記メインパッチを前記寄生パッチに直接結合するステップ、
    前記メインパッチを前記寄生パッチにギャップ結合するステップ、
    ギャップ結合されているメインパッチと寄生パッチとの間の空間関係を調節するステップ、
    前記メインパッチの前記第1のストリップと前記メインパッチの前記第2のストリップとの間の一定の空間関係を維持するステップ、
    前記メインパッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と前記メインパッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、
    前記寄生パッチの前記第1のストリップの前記少なくとも一部と前記寄生パッチの前記第2のストリップの前記少なくとも一部との間の空間関係を変化させるステップ、
    前記メインパッチの前記第2のストリップの少なくとも一部とグラウンド面との間の空間関係を変化させるステップ、
    前記寄生パッチの幅と比較して異なるように前記メインパッチの幅を修正するステップ、及び、
    前記寄生パッチの長さと比較して異なるように前記メインパッチの長さを修正するステップ
    のうちの1つ以上を実行することによって前記アンテナの帯域幅を調節することを更に含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記寄生パッチは第1の寄生パッチであり、前記非放射エッジは第1の非放射エッジであり、前記方法は、
    前記メインパッチの第2の非放射エッジの少なくとも一部に沿って第2の寄生パッチを前記メインパッチに結合する
    ことを更に含み、ここで、前記第2の寄生パッチは第1のストリップと第2のストリップとを含み、前記第2の寄生パッチの前記第1のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの上方に位置付けられ、前記第2の寄生パッチの前記第2のストリップの少なくとも一部は前記グラウンドストリップの下方に位置付けられる、請求項24に記載の方法。
  27. 第1の寄生パッチを前記メインパッチに結合することは、前記メインパッチの前記第1の非放射エッジの前記少なくとも一部に沿って前記第1の寄生パッチを前記メインパッチにギャップ結合することを含み、第2の寄生パッチを前記メインパッチに結合することは、前記メインパッチの第2の非放射エッジの前記少なくとも一部に沿って前記第2の寄生パッチを前記メインパッチにギャップ結合することを含む、請求項26に記載の方法。
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