JP6137684B2 - 付替え式吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を使い切ったのちにおいて、容器本体を、ポンプの如き吐出器とともに付け替えることによって他の部材をそのまま再利用することができる、付替え式吐出容器に関するものである。
容器本体の口頚部に吐出器としてのポンプを吊り下げ保持し、該ポンプにつながる押圧ヘッドを繰り返し押し込むことにより容器本体内の内容物を吸引、加圧、圧縮して噴出させる吐出容器は、化粧料や芳香剤、除菌剤、消毒剤等あらゆるものの容器として幅広く利用されている。
この種の容器は、内容物を使い切ったのちは、内容物を詰替えて容器を再利用するのが普通であり、内容物の詰め替えに際しては、吐出器を押圧ヘッドとともに取り外し、容器本体の口頚部を通して内容物を流し入れる煩わしい作業が必要になっていた。
このため、近年に至っては、詰め替え用の内容物が収容された容器そのものを付け替える、例えば特許文献1にみられるような商品も提案されている。
特開2004−106939号公報
ところで、上記従来の付け替え式の吐出容器は、押圧ヘッドと吐出器は一体化されており、容器本体の口頚部にカバー(キャップ)をねじ込むことによって吐出器を容器本体に固定する仕組みになっていることから、新しい容器に付け替えるに際しては、古い容器から吐出器を一旦取り外す必要があって以下に述べるような不具合が指摘されていた。
すなわち、吐出器の外周壁や吸引パイプに付着した内容物が垂れてしまいその周囲を汚すのが避けられない。また、付替えるべき容器を誤って転倒させてしまい中身をこぼしてしまることがあるとともに、吐出器の複数回にわたる使用によって雑菌を繁殖させてしまうおそれがある。さらに、中身によっては、空気との接触を避けたいものもあるところ、空気との接触が不可避であり品質の安定的な保持が難しい。
本発明の課題は、容器本体を、ポンプの如き吐出器とともにそっくりそのまま付け替えることによって上記従来の不具合を解消できる付替え式吐出容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を充填する容器本体と、この容器本体の口頚部に吊り下げ保持される吐出器と、この吐出器の中空ステムにつながる押圧ヘッドと、該容器本体を付替え可能に収納する外装体とを備え、該押圧ヘッドを介して該中空ステムを繰り返し押し込むことによって該吐出器を作動させて容器本体内の内容物を吸引、加圧、圧縮するとともに該押圧ヘッドの先端ノズルを通して内容物を噴出させる吐出容器において、前記外装体は、前記吐出器の中空ステムの上端部を露出させる開口を形成する上端開放部および前記容器本体の出し入れ口を形成する下端開放部をそれぞれ有し前記容器本体を取り囲んでその内側に該容器本体の収納空間を形成する環状帯と、該環状帯の下部に着脱自在に連結して該下端開放部を閉塞する底蓋と、該環状帯の上端開放部に吊り下げ保持され前記押圧ヘッドをスライド可能に支持するとともに該容器本体の口頚部に着脱自在に係合可能な内筒からなることを特徴とする付替え式吐出容器である。
上記の構成からなる付替え式吐出容器においては、底蓋は、環状帯との連係状態で容器本体の底部に当接するクッション材を有すること、また、底蓋および環状帯の少なくとも一方には、環状帯の内側への外気の導入を可能とする少なくとも一つの貫通開口を設けること、
が本発明の課題解決のための具体的手段として好ましい。
上記の構成からなる本発明の付替え式吐出容器によれば、外装体を、吐出器の中空ステムの上端部を露出させる開口を形成する上端開放部、容器本体の出し入れ口を形成する下端開放部をそれぞれ有し、前記容器本体を取り囲んでその内側に容器本体の収納空間を形成する環状帯と、該環状帯の下部に着脱自在に連結して該下端開放部を閉塞する底蓋と、該環状帯の上端開放部に吊り下げ保持され押圧ヘッドをスライド可能に支持するとともに容器本体の口頚部に着脱自在に係合可能な内筒で構成するようにしたため、内筒を容器本体の口頚部から取り外した場合に、押圧ヘッドと、吐出器とが中空ステムにおいて切り離されるが、吐出器と容器本体はそのままの状態に維持されることとなり、内容物が充填された新しい容器を吐出器ごと付け替えることが可能となる。これにより、吐出器を容器本体から取り出す必要がなくなり、容器の付替えに際して従来生じていた不具合(液だれ、転倒による中身の流出、吐出器の複数回使用による雑菌の繁殖、空気との接触による内容物の品質劣化等)を回避することができる。
また、本発明の付替え式吐出容器によれば、底蓋に、環状帯との連係状態で容器本体の底部に当接するクッション材を配置するようにしたため、容器本体の高さ方向において寸法のバラツキがあったとしてもそのバラツキを効果的に吸収して固定することができる。
また、本発明の付替え式吐出容器によれば、底蓋および環状帯の少なくとも一方に、環状帯の内側への外気の導入を可能とする少なくとも一つの貫通開口を設けるようにしたため、内容物が減少して容器そのものが縮減する袋状の容器や内容物の減少に伴って底壁が容器本体の口頚部に向けてスライドする、所謂エアレス容器を容器本体として適用することが可能となる。また、内容物の減少に伴って内層体が外層体から剥離して該内層体が縮減していくデラミタイプの容器(デラミ容器)等を容器本体として適用することもできる。
さらに、本発明では、付替え容器として使用される容器本体については、外装体の内側に配置されることから、装飾や色彩を施した豪華な外装体に比較し安価なものを使用することができる。
本発明に従う付替え式吐出容器の実施の形態を模式的に示した図である。 図1に示した付替え式吐出容器において、押圧ヘッドを吐出器から取り外した状態を示した図である。 (a)(b)は、本発明に従う付替え式吐出容器の嵌合部の他の例を示した図である。 本発明に従う付替え式吐出容器の他の実施の形態を示した図である。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う付替え式吐出容器の実施の形態を模式的に示した図であり、図2は、押圧ヘッドを吐出器から取り外した状態(新しい容器に付け替え可能な状態)を示した図である。なお、本発明に従う付替え式吐出容器は、基本的には、合成樹脂を用いて製造される。
図1、図2における符号1は、内容物を充填する充填空間Mを備えた容器本体である。この容器本体1は、その頂部に充填空間Mに連通する通路を形成する口頚部1aを有している。ここで表示した容器本体1は、口頚部1aの下端に肩部1bが形成され、この肩部1bの下端に胴部1cが形成され、さらに、この胴部1cの下端に底部1dが形成された有底筒状のものを例として示してある。
また、2は、容器本体1の口頚部1aの内側に吊り下げ保持された吐出器である(断面については図示せず)。吐出器2としてポンプを適用する場合、該吐出器2は、内容物の吸引、加圧空間を形成するシリンダー2aと、このシリンダー2aの内側に配置され、その内壁面に沿って上下にスライド可能なピストン(図示せず)と、一端(下端)が該ピストンに連係し、他端(上端)の少なくとも半分程度がシリンダー2aの上部において突出する中空ステム2bと、この中空ステム2bをシリンダー2a内で上向きの反発力でもって弾性支持するスプリング(図示せず)と、シリンダー2a内に配置され、内容物の吸引時にのみ吸引孔を開放する逆止弁(図示せず)とを備えたものにて構成される。
中空ステム2bは、シリンダー2a内にて加圧、圧縮された内容物を流通させる送給経路を有しており、該中空ステム2bに後述する押圧ヘッドを介して押圧力を付与し、該中空ステム2bを上下動させることによりピストンをシリンダー2a内でスライド(昇降移動)させることができるようになっている。
中空ステム2bの上下動にてピストンをスライドさせことにより容器本体1内の内容物は、シリンダー2aの底部につながる吸引管Sを通してシリンダー2a内に吸引されるとともに、加圧、圧縮される。
なお、この実施の形態では、吐出器2としてポンプを適用する場合について説明したが、吐出器2としては、スプレータイプの吐出器等、あらゆるタイプの吐出器を適用することが可能であり、ポンプに限定されることはない。
また、3は、吐出器2の中空ステム2bに押圧力を付与する押圧ヘッドである。この押圧ヘッド3は、吐出器2の中空ステム2bの他端、すなわち、シリンダー2aの上部において露出する部位に着脱自在に嵌合する開口部3aが形成されており、中空ステム2bの送給経路を通して送給された内容物を該開口部3aにつながる内部通路3bを介して先端ノズル3cから噴出させることができるようになっている。押圧ヘッド3の下端には、外側へ向けて水平に張り出したディスク状のベース3dが設けられている。
また、4は、吐出器2のシリンダー2aの上部でその外側壁部に一体的に設けられた打栓式の嵌合部(嵌合キャップ)である。この嵌合部4は、容器本体1の口頚部1aに着脱自在に嵌合して吐出器2の吊り下げ姿勢を保持し、かつ、該口頚部1aを密閉状態(閉塞状態)に維持するものであって、シリンダー2aの外側壁部に直接連結する天板4aと、この天板4aの縁部に垂下保持され、口頚部1aの少なくとも先端部分(上端部分)の周りを取り囲んでその内側に該口頚部1aとの嵌合空間を形成する周壁4bからなっている。
嵌合部4が打栓式である場合、アンダーカットによる嵌合を可能とするため、周壁4bの内面壁には環状凸部あるいは環状凹部が設けられ、容器本体1の口頚部1aの外面壁には該環状凸部、該環状凹部に嵌合可能な環状凹部、環状凸部が設けられることになるが、本発明においては、ねじによって係合させる構造を適用することもできる。なお、嵌合方式は、ねじやアンダーカットによるものに限定されることはなく、その他の嵌合方式を適用してもよい。
また、5は、嵌合部4の周壁4bに部分的に設けられた切欠き部である。この切り欠き部5は、下向きに開放された開放端を有するものを例として示してある。この切欠き部5によって隙間部Pを設けることにより、この隙間部Pにコインの如き薄肉片を差し入れて抉じ開けることにより吐出器2を容器本体1から容易に取り外すことができる。
上記の構造によれば容器本体1を付替えるに当たって該容器本体1内に内容物が残存している場合であっても、吐出器2を取り外して容器本体1を傾けることによって容器内に残存している内容物を全て取り出すことが可能となる。しかも、吐出器2と容器本体1との切り離しが容易となるため、使用済みの容器を廃棄処分するに当たって分別廃棄を簡単に行い得る。
隙間部Pは、図3(a)に示すように、周壁4bの寸法を短くしてその周りの全域に設けるようにしてもよいし、図3(b)に示すように、切欠き部5を複数設けて間欠的に形成してもよく、その形状や個数について限定されることはない。
また、符号6は、容器本体1を付替え可能に収納する外装体である。この外装体6は、吐出器2の中空ステム2bの上端部を露出させる上端開放部6aと、容器本体1の出し入れ口を形成する下端開放部6bをそれぞれ有し容器本体1を取り囲んでその内側に容器本体1の収納空間を形成する環状帯(筒状体)6cと、この環状帯6cの下部にねじにより着脱自在に連係して下端開放部6bを閉塞する底蓋6dと、該環状帯6cの上端開放部6a(天板6cの裏面)において吊り下げ保持され、押圧ヘッド3をスライド可能に支持するとともに容器本体1の口頚部1aに着脱自在に係合可能な内筒6eから構成されている。
上記環状帯6cは、具体的には、上端開放部6aを形成する天板6cと、この天板6cの縁部に一体連結した筒体6cからなるものを例として示したが、この環状帯6cは、押圧ヘッド3の外観形状あるいは容器本体1の外観形状によってその形状を適宜変更することが可能であり、図示のものに限定されることはない。
また、底蓋6dは、容器本体1の底部1dの下面に位置する底板6dと、この底板6dの縁部に起立状態で一体連結してその内側に上部に向けて開放された凹所を形成する周壁6dとで構成されたものが適用される。
さらに、内筒6eについては、吐出器2の中空ステム2bを通過させる貫通孔を有するディスク状のベース6eと、このベース6eの縁部に一体連結し容器本体1の口頚部1aを取り囲むように該縁部において垂下する周壁6eと、ベース6eの上面で該貫通孔を取り囲んで起立するとともに環状帯6cの天板6cに一体連結する周壁6eとからなるもので構成することが可能であり、周壁6eの上端もしくは上端開放部6aには、押圧ヘッド3のベース3dの外縁部に形成された爪部(後述する符号9に対応する)に当接して該押圧ヘッド3を抜け止め保持する爪部6fが設けられる。爪部6fは、上端開放部6aの下端部に切欠き凹部を設けることによって成形することができる。
なお、内筒6eは、周壁6eの内壁面に形成されたねじ部を、口頚部1aの外壁面に設けられたねじ部に係合させるものを例として示したが、それらの部材のいずれか一方に環状の凸部を設け、もう一方に環状の凹部を設けて該環状の凸部を該環状の凹部に嵌合させる、所謂アンダーカットにより係合(嵌合)させることも可能であり、係合(嵌合)方式については任意のものを適宜適用することができる。
また、7は、底蓋6dの周壁6dの上部外周面に設けられ、外装体6の環状帯6cの下部内周面に形成されたねじ部6gに係合可能なねじ部、8は、底蓋6dの底板6dの上に設置されたディスク状のクッション材である。このクッション材8は、底蓋6dを取り付けて環状帯6cの下端開放部6bを閉塞したとき、容器本体1の底部に当接してその高さ方向のバラツキを吸収する機能を有している。
符号9は、押圧ヘッド3のベース3dの外縁部に設けられた爪部である。この爪部9は、外装体6の上端開放部6aあるいは周壁6eの内壁面に設けられた爪部6aに当接可能になっており、該爪部9が該爪部6aに突き当たることにより押圧ヘッド3の、内筒6e(周壁6e)からの抜け出しを防止している。爪部9は、押圧ヘッド3の全周にわたって連続的に伸延する板状片を適用してもよいし、間隔をおいて間欠的に突出させた複数の舌片を適用してもよい。
さらに、10は、押圧ヘッド3を内側に収め、外装体6の環状帯6cの上部に着脱自在に嵌合(アンダーカット嵌合等)可能なオーバーキャップである。このオーバーキャップ10は、ねじ部によって環状帯6cに着脱自在に係合させる構造のものを適用することもできる。オーバーキャップ10の嵌合方式は、ねじやアンダーカットに限定されるものではなく、他の嵌合方式を採用することもできる。
オーバーキャップ10は、必要に応じて設けられるものであり、とくにオーバーキャップ10の取り付けが不要な吐出容器にあっては、押圧ヘッド3に不用意な外力が作用して押し込まれるのを回避するためストッパーを設けておくのが好ましい。ストッパーとしては、周壁の弾性変形により開閉可能なスリット状のゲートを有し、上端が押圧ヘッドの先端ノズル3cの下側に当接し、下端が環状帯6cの天板6cの上面に当接するC字形状をなす筒体を適用することができる。
上記の構成からなる付替え式吐出容器においては、押圧ヘッド3を繰り返し押し込むことにより、中空ステム2bに連係するピストンがシリンダー2a内でスライド(昇降移動)する。このスライドにより容器内の内容物は、吸引管Sを通してシリンダー2a内に吸引されるとともに、加圧、圧縮される。
シリンダー2a内で加圧、圧縮された内容物は中空ステム2bの送給経路、押圧ヘッド3の内部通路3bを通り抜けて先端ノズル3cから外界へ向けて噴出することになる。
本発明の付替え式吐出容器は、図2に示す如く押圧ヘッド3が吐出器2の中空ステム2bから取り外された状態にあっても、該吐出器2は、容器本体1に連結された状態に保持されており、容器の付替えに際して液だれを起こすことがないし、容器を誤って転倒させたとしても内容物がこぼれ出てしまうこともない。
また、本発明の付替え式吐出容器は、内容物を噴出させる吐出器2が、容器本体1とともに付替えられる使い切りタイプの吐出器となるので、吐出器を使い回しする際に懸念された雑菌の繁殖がなく衛生的であり、しかも、容器の付替え時に内容物が空気に触れるのを回避することができる。
容器本体1を、下端開放部6bを通して外装体6の中に収納し、さらに、吐出器2の中空ステム2bに押圧ヘッド3を連結するとき、その初期の段階では、中空ステム2bの先端が押圧ヘッド3の開口部3aに若干入り込んだ仮嵌合状態になるが、押圧ヘッド3を数回押し込む(プライミング)ことにより中空ステム2bの先端は押圧ヘッド3の開口部3aの突き当り端まで深く入り込んで嵌合することになる。
なお、押圧ヘッド3を吐出器2から取り外すには、容器本体1を回動させて内筒6eとのねじによる連係を解除して該容器本体1を外装体6から引き出せばよい。
本発明に従う付替え式吐出容器の容器本体1としては、胴部1cの内側に、容器の底部を形成しかつ該胴部1cの内壁面に沿って移動可能なスライダー11を設け、内容物の減少に伴う減圧効果によって該スライダー11が吐出器2の吸引口に向けて移動する、例えば、図4示すようなエアレスタイプの容器を適用することも可能であり、かかる構造の吐出容器にあっては、内容物を吸引する吸引パイプSの取付けが不要となるだけでなく、内容物の残留量も極力減らすことができる利点がある。
なお、エアレスタイプの容器を適用する場合には、底蓋6dの底板6dあるいは周壁6dには、外装体6の内側へ外気を導入してスライダー11の移動を容易ならしめるため、必要に応じて少なくとも1つの貫通開孔6dが設けられる。
また、本発明は、内容物の残留量を減らすのみならず、構造の簡素化、使用材料の削減を図り資源の有効活用を図る観点から、内容物の減少にしたがってそれそのものの縮減を可能とする袋状容器、あるいは内容物の注出に際してそれを充填する内層体が外層体の内面から剥離して内層体が減縮するデラミ容器を容器本体1として適用することもできる。
袋状容器あるいはデラミ容器を適用する場合においても、袋状容器やデラミ容器の内層体の的確な縮減を可能ならしめるため、底蓋6dの底板6d、あるいは周壁6dについては、外装体6の内側に外気が導入できるように、少なくとも1つの貫通開孔6dを設けておく。
本発明においては、外装体6、押圧ヘッド3、オーバーキャップ10については、基本的には再利用することになるので、それらの部材に装飾、色彩等を施して豪華ものとすることが可能であり、商品の差別化を図るのに有用である。
本発明によれば、液だれを起こしたり、容器の転倒によって内容物が流出する等の不具合を回避することが可能であり、しかも、簡単な動作で新しい容器に付替えられる付替え式吐出容器を提供することができる。
1 容器本体
1a 口頚部
1b 肩部
1c 胴部
1d 底部
2 吐出器(ポンプ)
2a シリンダー
2b 中空ステム
3 押圧ヘッド
3a 開口部
3b 内部通路
3c 先端ノズル
3d ベース
4 嵌合部
4a 天板
4b 周壁
5 切欠き部
6 外装体
6a 上端開放部
6b 下端開放部
6c 環状帯
6d 底蓋
6e 内筒
6f 爪部
6g ねじ部
7 ねじ部
8 クッション材
9 爪部
10 オーバーキャップ
11 スライダー
M 充填空間
S 吸引管
P 隙間部

Claims (3)

  1. 内容物を充填する容器本体と、この容器本体の口頚部に吊り下げ保持される吐出器と、この吐出器の中空ステムにつながる押圧ヘッドと、該容器本体を付替え可能に収納する外装体とを備え、該押圧ヘッドを介して該中空ステムを繰り返し押し込むことによって該吐出器を作動させて容器本体内の内容物を吸引、加圧、圧縮するとともに該押圧ヘッドの先端ノズルを通して内容物を噴出させる吐出容器であって、
    前記外装体は、前記吐出器の中空ステムの上端部を露出させる上端開放部および前記容器本体の出し入れ口を形成する下端開放部をそれぞれ有し前記容器本体を取り囲んでその内側に該容器本体の収納空間を形成する環状帯と、該環状帯の下部に着脱自在に連係して該下端開放部を閉塞する底蓋と、該環状帯の上端開放部に吊り下げ保持され前記押圧ヘッドをスライド可能に支持するとともに該容器本体の口頚部に着脱自在に係合可能な内筒からなることを特徴とする付替え式吐出容器。
  2. 前記底蓋は、前記環状帯との連係状態で前記容器本体の底部に当接するクッション材を有することを特徴とする請求項1に記載した付替え式吐出容器。
  3. 前記底蓋および前記環状帯の少なくとも一方に、該環状帯の内側への外気の導入を可能とする少なくとも一つの貫通開孔を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載した付替え式吐出容器。
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