JP6137655B2 - ディスプレイ装置及びディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法 - Google Patents

ディスプレイ装置及びディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヒンジ機構に関し、特に、ヒンジ機構が回動可能な角度の範囲の制限に関する。
一般に、ディスプレイ装置は、画面の傾きを利用者の視線に合わせて調整するため、チルト角度を可変にするチルトヒンジ機構を備える。ここでいうディスプレイ装置としては、画像の出力のみを行う単純なディスプレイ装置の他にも、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)とコンピュータとを一体化したディスプレイ一体型の情報処理装置、より具体的にはPOS端末装置等がある。
この種のディスプレイ装置では、チルト可能な角度の上限及び下限が、利用状況によって異なることが好ましい場合がある。以下、チルトヒンジ機構がチルト可能な角度の上限から下限までの角度範囲を、そのチルトヒンジ機構の可動範囲と呼ぶものとする。例えばPOS端末装置において、オペレータ等がレジ操作を行う状況と、サービスエンジニア等がPOS端末装置のメンテナンス作業を行う状況とでは、好ましい可動範囲は異なる。前者の状況では、レジにてオペレータが立った姿勢からPOS端末装置を見下ろして操作を行う。このため、ディスプレイ画面が水平面に対して垂直であるときのチルト角度を0度としたとき、レジ操作を行う際のチルト角度の上限は40度程度で十分であり、これ以上のチルト角度になるとかえって操作がしにくくなる。他方、後者の状況では、様々な作業を行う都合上、レジ操作を行う場合よりもチルトヒンジ機構の可動範囲が広いことが好ましい。
特許文献1には、通常使用状態とメンテナンス時等で動作角度範囲を変えることができるチルト機構及びそれを備えるディスプレイモニターが記載されている。同文献には、5つの実施の形態が挙げられている。いずれの場合にも、同文献の請求項1に記載されているように、着脱可能な第3部材を設けることにより、動作角度範囲を変えている。
特開2002−106542号公報
例えば特許文献1の実施の形態1では、可動範囲を小さくする場合には、第3部材、即ち、第3部材に相当するストッパー接触部(51a)を備えるカバー(5a)をスタンド(2)に装着する。可動範囲を大きくする場合にはスタンド(2)からカバー(5a)を外す。尚、本願の参照符号と異なることを明示するため、特許文献1の参照符号を括弧()で囲んでいる。
このように、特許文献1のチルト機構では、可動範囲を大きくする際に第3部材を取り外す必要がある。このため、第3部材を取り外し、メンテナンス作業を行う間に第3部材を紛失する可能性がある。
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、部材の着脱を伴うことなく、可動範囲の変更が可能なチルトヒンジユニット、チルトヒンジユニットを備えるディスプレイ装置、ヒンジ構造の回動角度の範囲を制限する方法を提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、第1の部材と、第2の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材を互いに回動可能に連結する連結部材と、前記第1の部材に対して固定された第1のストッパー部材と、前記第2の部材の少なくとも2箇所に固定可能な第1の制限部材であって、前記第2の部材の位置P1に固定したとき、前記第1のストッパー部材と接触することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに回動可能な角度を、第1の角度の範囲に制限し、前記第2の部材の位置P2に固定したとき、回動の角度に関わらず前記第1のストッパー部材と非接触である、前記第1の制限部材とを備え、前記位置P1における回動の中心と前記第1の制限部材との距離と、前記位置P2における回動の中心と前記第1の制限部材との距離とは互いに異なるヒンジユニット、前記第1の部材に固定された第1の筐体、及び、前記第2の部材に固定された第2の筐体を備え、前記第2の筐体は取り外し可能なカバーを備え、前記第1のストッパー部材が前記位置P2にあるとき、前記第1のストッパー部材は前記カバーの取り付けを妨げる、ディスプレイ装置を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、第1の筐体、第2の筐体、及び、前記第1及び第2の筐体を互いに回動可能に連結するヒンジユニットを備えるディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法であって、前記第1の筐体に固定される第1の部材、前記第2の筐体に固定される第2の部材及び前記第1の部材及び前記第2の部材を互いに回動可能に連結する連結部材を備える前記ヒンジユニットの前記第2の部材の位置P1に第1の制限部材を固定したとき、前記第1の制限部材と、前記第1の部材に対して固定された第1のストッパー部材とが互いに接触して、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに回動可能な角度を、第1の角度の範囲に制限する段階と、前記位置P1とは異なる、前記第2の部材の位置P2に前記第1の制限部材を固定したとき、回動の角度に関わらず、前記第1の制限部材と前記第1のストッパー部材は互いに非接触であり、前記第1の制限部材は、前記第1の部材に対して前記第2の部材が回動可能な角度を制限しない段階とを含み、前記位置P1における回動の中心と前記第1の制限部材との距離と、前記位置P2における回動の中心と前記第1の制限部材との距離とは互いに異な前記第2の筐体は取り外し可能なカバーを備え、前記第1のストッパー部材が前記位置P2にあるとき、前記第1のストッパー部材は前記カバーの取り付けを妨げる、ディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法を提供する。
本発明によれば、部材の着脱を伴うことなく、可動範囲の変更が可能なチルトヒンジユニット、チルトヒンジユニットを備えるディスプレイ装置、ヒンジ構造の回動角度の範囲を制限する方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるチルトヒンジユニット1の斜視図である。チルトストッパー5は位置P1にある。 チルトストッパー5が位置P1にあるときのチルトヒンジユニット1の斜視図である。 チルトヒンジユニット1の分解斜視図である。 チルトヒンジユニット1の分解斜視図である。 チルトストッパー5を取り外した状態であって、チルト角度が0度のときのチルトヒンジユニット1の斜視図である。 図5の状態にあるチルトヒンジユニット1において、左連結部の周囲を拡大した斜視図である。 チルトストッパー5を取り外した状態であって、チルト角度が90度のときのチルトヒンジユニット1の斜視図である。 図7の状態にあるチルトヒンジユニット1において、左連結部の周囲を拡大した斜視図である。第2の部材3は支持部23のみを図示している。 チルトストッパー5の斜視図である。 チルトストッパー5の斜視図であって、図9の裏側から見た図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、チルト角度が0度のときのチルトヒンジユニット1の左連結部を図示した側面図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、チルト角度が40度のときのチルトヒンジユニット1の左連結部を図示した側面図である。 チルトストッパー5が位置P2にあるときのチルトヒンジユニット1の斜視図である。 チルトストッパー5が位置P2にあるときのチルトヒンジユニット1の斜視図であって、図13とは異なる角度から見た図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、チルト角度が0度のときのチルトヒンジユニット1の左連結部を図示した側面図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、チルト角度が90度のときのチルトヒンジユニット1の左連結部を図示した側面図である。 本発明の一実施の形態であるPOS端末装置50の斜視図である。 POS端末装置50の側面図である。 POS端末装置50のトップカバー54の斜視図である。 トップカバー54の表側(POS端末装置50の後方)から見た正面図である。 トップカバー54の側面図である。 トップカバー54の裏側(POS端末装置50の前方)から見た正面図と、D1−D1断面、D2−D2断面、D3−D3断面、D4−D4断面をそれぞれ図の右側から眺めた側面図である。 リアカバー55の斜視図である。 リアカバー55の斜視図であって、図23を裏側から見た図である。 リアカバー55の正面図である。 リアカバー55の側面図である。 POS端末装置50の前方から見たときの外側フレーム80の斜視図である。 POS端末装置50の後方から見たときの外側フレーム80の斜視図である。 POS端末装置50の前方から見たときの内側フレーム90の斜視図である。 POS端末装置50の後方から見たときの内側フレーム90の斜視図である。 外側フレーム80に内側フレーム90を組み込んだものをPOS端末装置50の前方から見たときの斜視図である。 外側フレーム80に内側フレーム90を組み込んだものをPOS端末装置50の後方から見たときの斜視図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、リアカバー55を外し、チルト角度が0度のときのPOS端末装置50を後方から見たときの斜視図であり、A−A断面の位置を説明するための図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、リアカバー55を外し、チルト角度が0度のときのPOS端末装置50を後方から見たときの斜視図である。 図34の状態にあるPOS端末装置50のチルトストッパー5周辺を拡大した斜視図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、リアカバー55を取り付け、チルト角度が0度のときのPOS端末装置50の図33のA−A断面に対応する位置の断面図である。 図36の断面図における、チルトストッパー5及び連結部周辺を拡大した図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、リアカバー55を取り付け、チルト角度が40度のときのPOS端末装置50の側面図である。 チルトストッパー5を位置P1に固定し、リアカバー55を取り付け、チルト角度が40度のときのPOS端末装置50の図33のA−A断面に対応する位置の断面図である。 図39の断面図における、チルトストッパー5及び連結部周辺を拡大した図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、リアカバー55を外し、チルト角度が0度のときのPOS端末装置50を後方から見たときの斜視図である。 図41の断面図における、チルトストッパー5及び連結部周辺を拡大した図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、リアカバー55を外し、チルト角度が90度のときのPOS端末装置50の側面図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、リアカバー55を外し、チルト角度が90度のときのPOS端末装置50の図33のA−A断面に対応する位置の断面図である。 図44の断面図における、チルトストッパー5及び連結部周辺を拡大した図である。 チルトストッパー5を位置P2に固定し、チルト角度が90度のとき、リアカバー55を取り付けようとした状態のPOS端末装置50の図33のA−A断面に対応する位置の断面図である。 図46の断面図における、チルトストッパー5及び連結部周辺を拡大した図である。 図46の断面図における、リアカバー55の上部及びその周辺を拡大した図である。 チルトストッパー5の変形を説明するための図33のA−A断面図に対応する位置の断面図である。
(実施形態1)
本発明の一実施の形態であるチルトヒンジユニット1について説明する。チルトヒンジユニット1は、2つの部分を回動可能に連結する。連結する2つの部分としては、例えば、ディスプレイ一体型の情報処理装置の、ディスプレイ等を収めた筐体と、電源等を収めた筐体がある。
図1、図2に示すように、チルトヒンジユニット1は、第1の部材2、第2の部材3、4、チルトストッパー5を備える。第1の部材2はチルトヒンジユニット1が連結する部分の一方(例えば電源装置等を収めた筐体)に固定される。第2の部材3、4はそれぞれ連結する部分の他方(例えばLCD等を収めた筐体)に固定される。第1の部材2と第2の部材3、4とは、互いに回動可能に連結される。チルトストッパー5は第1の制限部材として機能する。
第2の部材3には切り欠き円盤8が固定されている。切り欠き円盤8は第2の部材3の回動に伴って回動する。第1の部材2には、突起9が固定されている。切り欠き円盤8は第2の制限部材として機能し、突起9は第1及び第2のストッパー部材として機能する。第2の部材3を所定の角度よりも大きく回動させようとすると、切り欠き円盤8が突起9に接触し、第2の部材3の回動を阻止することにより、回動可能な角度の範囲を制限する。以下、切り欠き円盤8と突起9によって規定されるチルト角度の範囲の上限を第1の上限角度と呼ぶ。また、図1、図2に図示したように、第1の部材2を水平面に載置したときの、第2の部材3の鉛直方向からの傾きの大きさをチルト角度とする。従って、図1、図2のように、第2の部材3が垂直に直立したときのチルト角度は0度である。本実施形態では、第1の上限角度は90度である(例えば図16を参照)。従って、切り欠き円盤8と突起9のみによって規定されるチルト角度の範囲は、0度から90度となる。
チルトストッパー5は貫通孔6を有する。貫通孔6に固定ねじ7を通して、対応する雌ねじと締結することにより、チルトストッパー5を第2の部材3に対して固定する。固定ねじ7に対応する雌ねじとして、例えば、固定ねじ7に対応する不図示のナットを設けることとしてもよい。或いは、第2の部材3に設けたねじ穴や第2の部材3の固定先となる筐体等に設けたねじ穴として設けることとしてもよい。図に示すように、貫通孔6は例えば長円形、長方形といった長孔の開口を有する貫通孔である。貫通孔6の長手方向は図1の上下方向(図1のA1、A2の方向)であり、短手方向は図1の左右方向(図1のB1、B2の方向)である。尚、本明細書において、長円形或いは長円とは、互いに平行で長さの等しい2直線と、同じ半径の2つの半円とからなり、2直線それぞれの一端を一方の半円で繋ぎ、他端を他方の半円で繋いだ形状を指すものとする。長円は例えば陸上競技場のトラックの形状として用いられている。
第2の部材3に対して固定する際、チルトストッパー5の位置には2通りある。固定ねじ7が貫通孔6の上端に接するようにして固定したときの位置を位置P1と呼ぶものする。固定ねじ7が貫通孔6の下端に接するようにして固定したときの位置を位置P2と呼ぶものする。
尚、チルトストッパー5の固定位置を位置P1と位置P2の間で変更する際、固定ねじ7を完全に外す必要はなく、位置をずらすことができる程度に固定ねじ7を緩めるだけで十分である。固定ねじ7の紛失等を防止する観点から、固定ねじ7の脱落を防止するためのなんらかの手段を設けることが好ましい。このような手段としては、例えば、図1において固定ねじ7の第2の部材3の向こう側に脱落防止用のワッシャーをはめることが考えられる。
チルトストッパー5を位置P1に固定すると、チルトストッパー5は第2の部材3の図1下方に固定される。このとき、第2の部材3を回動させて、図1の状態から図中手前に傾けていく即ちチルトさせる。すると、チルト角がまだ第1の上限角度に達していないにも関わらず、チルトストッパー5と突起9とが接触することにより、それ以上回動しないようになる。以下、位置P1にあるチルトストッパー5が規定するチルト角度の上限を第2の上限角度と呼ぶ。本実施形態では第2の上限角度は40度である。
一方、チルトストッパー5を位置P2に固定すると、チルトストッパー5は第2の部材3の上方に固定される。このとき、チルトストッパー5は回動の中心から遠ざかる。例えば位置P1における回動の中心とチルトストッパー5の距離をR1(図11)、位置P2における回動の中心とチルトストッパー5の距離をR2(図15)とすると、R2>R1となる。その結果、位置P2にチルトストッパー5がある場合は、チルト角度に関わらず、チルトストッパー5は突起9に接触しない。このため、チルトヒンジユニット1のチルト角度は、切り欠き円盤8と突起9の接触の有無のみによって制限されるようになり、チルト可能な角度の範囲は、0度から第1の上限角度である90度までとなる。
チルトヒンジユニット1の構成について図3、図4を参照して更に詳しく説明する。ここでは、チルトストッパー5を取り付けていない状態での構成及び動作について説明する。第1の部材2は金属板を折り曲げてなり、その左右端部を立ち上げて支持部21としている。支持部21は軸受穴22を備える。第2の部材3は金属板を折り曲げてなり、その左端部を立ち上げて支持部23としている。同様に、第2の部材4は金属板を折り曲げてなり、その右端部を立ち上げて支持部23としている。支持部23は軸固定穴24を備える。また、第2の部材3は固定ねじ7を貫通させるための貫通孔25を有する。
固定ねじ7は、チルトストッパー5の貫通孔6、及び、第2の部材3の貫通孔25を貫通する。これにより、固定ねじ7は、第1の制限部材として機能するチルトストッパー5を、第2の部材3に固定する固定具として機能する。貫通孔6は長孔であるため、固定ねじ7が貫通孔6を貫通する位置に応じて、第2の部材3に対してチルトストッパー5を固定する位置として、位置P1、位置P2を選択することができる。
第1の部材2の軸受穴22と、第2の部材3の軸固定穴24にボルト26を貫通させて、第1の部材2と第2の部材3とを連結する。第1の部材2と第2の部材3との間には、図中右から順に、ワッシャー27、切り欠き円盤8、スペーサー28が挟まれていて、これらをボルト26が貫通している。第2の部材3の外側において、ボルト26は更に4枚の皿ばね29とワッシャー31を貫通し、ナット30に締結される。皿ばね29はワッシャータイプの板バネである。
ボルト26の軸の断面は長円になっている。また、ワッシャー27、切り欠き円盤8、軸固定穴24においてボルト26が貫通する穴の開口も長円になっている。このため、第2の部材3の回動は、軸固定穴24、ボルト26を介して、切り欠き円盤8の回動と連動する。その結果、切り欠き円盤8と突起9による回動角度の制限が、第2の部材3のチルト角度にも及ぶ。
図5乃至図8を参照して、切り欠き円盤8と突起9による回動角度の制限について更に説明する。切り欠き円盤8は、半径の異なる2つの円周の弧を組み合わせた外周形状を有する。ここで、半径の短い円周の弧からなる外周部分を、短径弧と呼ぶものとする。短径弧を、ボルト26の軸に沿って図中左側から眺めたものとする。
このとき、図5、図6に示すように、短径弧の右側の端部と、突起9の図中手前側の面とが接触する。これにより、第2の部材3が図中奥側に向かってこれ以上傾くこと、即ち、マイナスの角度にチルトすることを防ぐ。短径弧の右側の端部は、チルト角度の下限値に対応する位置に設けられているともいえる。
また、このとき、図7、図8に示すように、短径弧の左側の端部と、突起9の図中奥側の面とが接触する。これにより、第2の部材3が図中手前に向かってこれ以上傾くこと、即ち、第1の上限角度を超えてチルトするのを防ぐ。短径弧の左側の端部は、チルト角度の第1の上限角度に対応する位置に設けられているともいえる。尚、図8では、切り欠き円盤8と突起9との回動の関係を見やすくするため、第2の部材3のうち、支持部23以外の部分の記載を省略している。
本実施形態では、回動可能な角度の下限値(0度)及び第1の上限角度(90度)を設定するための手段として、切り欠き円盤8と突起9とを用いているが、他の手段を用いることも考えられる。例えば、切り欠き円盤8の代わりに、ボルト26の軸の表面に、突起9に対応し、かつ、チルト角度の下限値に対応する位置に、突起9に接触するような凸形状を設ける一方、ボルト26の軸の表面に、突起9に対応し、かつ、チルト角度の第1の上限値に対応する位置に、突起9に接触するような凸形状を設けることが考えられる。
チルトストッパー5について図9、図10を参照して説明する。チルトストッパー5は例えば金属板を折り曲げてなり、上述したように、チルトストッパー5は、長孔の開口を有する貫通孔6を有する。また、貫通孔6を設けた平板に対して直立するストッパー片40を有する。
チルトストッパー5と突起9による回動角度の制限について説明する。上述したように、チルトストッパー5が制限する回動角度の範囲は、チルトストッパー5を固定する位置によって異なる。
チルトストッパー5が位置P1にあるときのチルトヒンジユニット1の回動について説明する。このとき、ストッパー片40の先端は、図11に示すように、短径弧の半径方向であって、突起9と接触可能な位置に配置される。このときのストッパー片40の先端と、回動軸の中心即ちボルト26の中心との間の距離をR1とする。図11ではチルト角度は0度である。ここから、徐々に第2の部材3を傾けていくと、図12に示すように、ストッパー片40の先端と突起9とが接触して、これ以上チルト角度が大きくならないようになっている。このときのチルト角度を第2の上限角度と呼ぶものとする。本実施形態では第2の上限角度は40度である。チルト角度が第1の上限角度である90度に達していないにも関わらず、チルトストッパー5と突起9との作用によってこれ以上第2の部材3を傾けられないことが図12から理解されるだろう。
次に、チルトストッパー5が位置P2にあるときのチルトヒンジユニット1の回動について説明する。即ち、図13、図14に示すように、チルトストッパー5は、固定ねじ7が貫通孔6の下端に接するようにして固定されている。
このとき、ストッパー片40の先端は、図15に示すように、短径弧の半径方向ではあるが、位置P1のときよりも離れ、回動しても突起9とは接触しない位置に配置される。このため、チルトストッパー5は回動角度を全く制限しない。図16に示すように、ストッパー片40と突起9との間の接触は発生しない一方、切り欠き円盤8と突起9との間の接触は発生する。これにより、チルト角度が第1の上限角度までに制限される。尚、ストッパー片40が位置P2にあるとき、ストッパー片40の先端と回動軸の中心との間の距離をR2とすると、R2>R1の関係が成り立つ。
このように、実施形態1によれば、チルトストッパー5が位置P1にあるとき、チルトストッパー5と突起9の間の作用により、チルト角度を0度から第2の上限角度までの範囲に制限する一方、チルトストッパー5が位置P2にあるとき、切り欠き円盤8と突起9の間の作用により、チルト角度を0度から第1の上限角度までの範囲に制限する。また、このような2つの回動角度範囲の切り替えを行う過程で部品をチルトヒンジユニット1から取り外す必要がないので、この過程で例えばチルトストッパー5のような部品を紛失する恐れがない。
(実施形態2)
実施形態1に記載のチルトヒンジユニット1は、チルトヒンジ機構を備える様々な装置に適用することができる。例えば、ディスプレイ装置のディスプレイ本体と、それを支持する基台とをチルトヒンジユニット1で連結することが考えられる。或いは、ディスプレイ装置と情報処理装置を一体化したディスプレイ一体型情報処理装置において、ディスプレイ装置と情報処理装置とを連結するためのヒンジ機構として用いることが考えられる。ここでは、チルトヒンジユニット1を備えるPOS(Point of Sales)端末装置50を実施形態2として説明する。
POS端末装置50は、図17、図18に示すように、表示部51と基台部52をチルトヒンジユニット1にて連結したものである。表示部51は、タッチパネル、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ、装置全体の制御を行う制御ユニット等を内蔵している。タッチパネルは備えなくともよい。基台部52はAC/DC電源装置等を内蔵している。更に、表示部51は、その左右側面を覆うサイドカバー53、裏面の上部を覆うトップカバー54、裏面中央を覆うリアカバー55を備える。
トップカバー54について説明する。図19乃至図21に示すように、トップカバー54は、その下面部に、リアカバー55の係合用突起70A〜70D(図23参照)とそれぞれ係合する係合用孔60A〜60Dを備える。また、トップカバー54は、外側フレーム80の係合用孔85A〜85C(図28参照)と係合する係合用爪61A〜61Cを備える。また、トップカバー54は、第1の位置決め用突起62A、62B、第2の位置決め用突起63A〜63Dを備える。図22に示すように、トップカバー54は、その上面部に、外側フレーム80の上面部の係合用凹部84A〜84C(図28参照)とそれぞれ係合する係合用突起64A〜64Cを備える。トップカバー54を外側フレーム80に取り付ける際には、作業者等がトップカバー54を外側フレーム80の上方から下方に引き下げてトップカバー54を取り付ける。尚、リアカバー55の係合用突起70A〜70D、外側フレーム80については後述する。
リアカバー55について説明する。図23、図25に示すように、リアカバー55は、トップカバー54の係合用孔60A〜60Dにそれぞれ係合する係合用突起70A〜70Dを備える。また、リアカバー55は、その中央部の左右端部に、外側フレーム80(図28参照)に接触する突部71A、71Bを備える。突部71A、71Bの正面には突部凸部72A、72Bが設けられている。突部71A、71B、突部凸部72A、72Bは、例えば樹脂等の弾性を有する材料からなる。リアカバー55は、その下面部に、外側フレーム80(図28参照)の係合用孔82A、82Bと係合する係合用突起73A、73Bを備える。
更に、図24、図26に示すように、リアカバー55は、連結部カバー74A、74Bを備える。連結部カバー74A、74Bは、チルトストッパー5が位置P1にあるとき、ストッパー片40を覆う一方、チルトストッパー5が位置P2にあるとき、ストッパー片40と接触するように構成される。
リアカバー55は、トップカバー54を外側フレーム80に取り付けた後に取り付ける。リアカバー55は、作業者等がトップカバー54と外側フレーム80とに接触させた後に、リアカバー55を上方から下方に引き下げて取り付ける。
リアカバー55を外側フレーム80に取り付ける際、突部71A、71Bを外側フレーム80の背面に押し当てる。このとき、突部凸部72A、72Bに力が加わると、突部71A、71Bが弾性変形し、突部凸部72A、72Bは図示した位置から若干後退する。リアカバー55が外側フレーム80背面の正しい位置に装着されると、突部凸部72A、72Bは外側フレーム80背面にある嵌合孔81A、81Bに嵌合する。このとき、弾性力の作用により、突部凸部72A、72Bは、後退した位置から元の位置に戻り、クリック感を生じる。このクリック感により、取り付け作業を行う者に対して、リアカバー55が正しい位置に装着されたことを知らせる。
上述のように、リアカバー55は、トップカバー54、外側フレーム80に係合する各種の突起、突部等を備える。これらは、リアカバー55の正しい装着状態を定める手段として作用する。
外側フレーム80について説明する。外側フレーム80は樹脂からなる成形品である。外側フレーム80は、不図示のタッチパネル、LCD等を有するディスプレイを支持する。また、後述する内側フレーム90を内側に収容する。図27、図28に示すように、外側フレーム80は、嵌合孔81A、81B、係合用孔82A、82B、固定ねじ貫通孔83、係合用凹部84A〜84C、係合用孔85A〜85Cを備える。固定ねじ貫通孔83は、固定ねじ7を貫通させるための孔である。
内側フレーム90について説明する。図29、図30に示すように、内側フレーム90は折り曲げた金属板を複数組み合わせてなるフレームである。内側フレーム90は固定ねじ7と締結されるねじ穴91を備える。
図31、図32に示すように、外側フレーム80は、その中に内側フレーム90を収める。固定ねじ貫通孔83とねじ穴91とは同心状に配置される。チルトストッパー5を表示部51に取り付ける際には、貫通孔6、固定ねじ貫通孔83の順に固定ねじ7を貫通させて、固定ねじ7とねじ穴91とを締結する。
次に、POS端末装置50における表示部51のチルト動作について説明する。レジ担当者等がPOS端末を用いてレジ作業等を行う場合と、サービスエンジニア等がPOS端末のメンテナンス作業を行う場合とでは、ディスプレイ装置の好ましいチルト角度が異なることがある。POS端末装置50では、チルトストッパー5の位置を適宜選択することにより、チルトヒンジユニット1が回動可能な角度の範囲を変更することができる。これにより、表示部51が回動可能な角度の範囲を変更することができる。以下の説明では、図33のようなA−A断面を適宜用いる。A−A断面は、チルトストッパー5の側面を通過する断面である。
チルトストッパー5を位置P1に固定したときのチルト動作について説明する。チルトストッパー5の位置を明らかにするため、図34、図35ではリアカバー55は取り外してある。図35に示すように、固定ねじ7は、貫通孔6の上端に接するように固定されている。
このときのPOS端末装置50のA−A断面を図36、図37に示す。線A−Aは説明のために導入した仮想的な線である。リアカバー55は取り付けた状態にある。リアカバー55はストッパー片40に接触していない。また、連結部カバー74Aは突起9、切り欠き円盤8等から離れすぎない位置を覆っている。
図36、図37の状態から、表示部51をチルトさせた状態を図38に示す。また、このときのA−A断面を図39、図40に示す。実施形態1にて図11、図12を参照しつつ説明したときと同様にして回動角度が制限されている。即ち、切り欠き円盤8と突起9によって回動角度が制限される前に、チルトストッパー5のストッパー片と突起9とが接触することにより、回動可能な角度の上限が第2の上限角度(40度)となっていることが分かる。このとき、回動可能な角度の範囲は、切り欠き円盤8と突起9によって規定される下限(0度)と、ストッパー片40と突起9とによって規定される第2の上限角度(40度)との間となる。
一般に、POS端末のオペレータは立ったまま各種の操作を行う。このため、オペレータは斜め下に表示部51を見下ろしながら操作を行う。この都合上、表示部51のチルト角度は、オペレータの視線が表示部51の画面を正面から捉えるような角度であることが好ましい。表示部51のチルト角度が大きすぎる(例えば90度)と、かえって画面が見えにくくなる。チルトストッパー5を位置P1に固定した状態で表示部51をチルトさせると、第2の上限角度よりも大きくはチルトしないので、オペレータの操作環境を好適に保つことができる。
次に、チルトストッパー5を位置P2に固定したときのチルト動作について説明する。図41、図42の状態は、リアカバー55を取り外し、チルトストッパー5を位置P1から位置P2にずらした後の状態である。特に図42から分かるように、固定ねじ7は、貫通孔6の下端に接するように固定されている。
このとき、実施形態1にて図15、図16を参照しつつ説明したように、チルトヒンジユニット1は第1の上限角度である90度まで回動する。このため、図43に示すように、表示部51を完全に寝かせることができる。このときのPOS端末装置50のA−A断面を図44、図45に示す。
POS端末のサービスエンジニアがメンテナンス作業を行うとき等、ディスプレイの画面が90度までチルトする方が好ましい場合がある。このようなとき、POS端末装置50では、まずリアカバー55を取り外し、固定ねじ7を緩めてチルトストッパー5を位置P1から位置P2にずらせばよい。このとき、チルトストッパー5や固定ねじ7を取り外す必要はない。このため、回動可能な角度の範囲を変更する過程で、チルトストッパー5や固定ねじ7を紛失する恐れはない。
所望のメンテナンス作業等を終えて、POS端末装置50をオペレータ等の手元に戻す前に、作業者は、チルトストッパー5を位置P1に戻す必要があるが、これを忘れてしまう恐れがある。しかしながら、POS端末装置50では、次のようにしてチルトストッパー5の戻し忘れを防止する。
メンテナンス作業の後、チルトストッパー5が位置P2にある状態でリアカバー55を取り付けようとすると、図46乃至図48に示したような状態となる。
即ち、図47に示すように、位置P1のときよりも上にずれたストッパー片40と、連結部カバー74Aとが接触し、ストッパー片40と、連結部カバー74Aとの間に押し上げ箇所100が発生し、リアカバー55を所定の位置にセットすることができない。また、図48に示すように、リアカバー55の上部にて位置ずれ101が発生するので、リアカバー55が所定の位置に装着されていないことを容易に視認することができる。更に、リアカバー55の係合用突起70A〜70D、73A、73B、突部凸部72A、72Bが対応する係合用孔等に係合乃至嵌合しないことからも、作業者はリアカバー55が正しく装着されていないことに気付く。突部凸部72A、72Bが嵌合孔81A、81Bに嵌合する際に生じるクリック感が発生しないことも、作業者に気づきを促すだろう。これらにより、作業者は、リアカバー55が正しく装着できないことに気づき、その原因として、ストッパー片40が上にずれていること、即ち、チルトストッパー5が位置P2のままであることに気づくだろう。その結果、POS端末装置50では、チルト角度の範囲設定が誤った状態で、オペレータに引き渡されるのを防止することができる。
以上、実施形態に即して本発明について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、実施形態1、2では、チルト角度の下限を0度とし、第1の上限角度を90度としたが、切り欠き円盤8の形状を変更することにより、これらを容易に変更可能であることは当業者には明らかであろう。
また、第2の上限角度を40度としたが、チルトストッパー5の形状、特に、図49に示すように、ストッパー片40の先端がなす角度θを変更することにより、第2の上限角度を変えられることは当業者には明らかであろう。
また、POS端末装置50では、表示部51の裏面を覆うカバーとして、トップカバー54とリアカバー55とをそれぞれ別に設けたが、トップカバー54とリアカバー55とを一体として単一のカバーとしてもよい。
また、実施形態2では、表示部にLCD及び制御部を設け、基台部には電源装置を設けることとしたが、表示部にLCDを設け、基台部に制御部及び電源装置を設けることとしてもよい。
また、上述の実施形態では、突起9は、チルトストッパー5の回動を抑制する役割と、切り欠き円盤8の回動を抑制する役割との両方を兼ねている。このように突起9が2つの役割を兼ねることにより、チルトヒンジユニット1の部品点数を削減し、構成を簡略化している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、チルトストッパー5、切り欠き円盤8それぞれに別の突起を設けることとしてもよい。
1 ヒンジユニット
2 第1の部材
3、4 第2の部材
5 チルトストッパー
6、25 貫通孔
7 固定ねじ
8 切り欠き円盤
9 突起
21、23 支持部
22 軸受穴
24 軸固定穴
26 ボルト
27、31 ワッシャー
28 スペーサー
29 皿ばね
30 ナット
40 ストッパー片
50 POS端末装置
51 表示部
52 基台部
53 サイドカバー
54 トップカバー
55 リアカバー
60A〜60D、82A、82B、85A〜85C 係合用孔
61A〜61C 係合用爪
62A、62B 第1の位置決め用突起
63A〜63D 第2の位置決め用突起
64A、64B、64C、70A〜70D、73A、73B 係合用突起
71A、71B 突部
72A、72B 突部凸部
74A、74B 連結部カバー
80 外側フレーム
81A、81B 嵌合孔
83 固定ねじ貫通孔
84A〜84C 係合用凹部
90 内側フレーム
91 ねじ穴
100 ストッパー片40による押し上げ箇所
101 位置ずれ

Claims (6)

  1. 第1の部材と、第2の部材と、前記第1の部材及び前記第2の部材を互いに回動可能に連結する連結部材と、前記第1の部材に対して固定された第1のストッパー部材と、前記第2の部材の少なくとも2箇所に固定可能な第1の制限部材であって、前記第2の部材の位置P1に固定したとき、前記第1のストッパー部材と接触することにより、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに回動可能な角度を、第1の角度の範囲に制限し、前記第2の部材の位置P2に固定したとき、回動の角度に関わらず前記第1のストッパー部材と非接触である、前記第1の制限部材とを備え、前記位置P1における回動の中心と前記第1の制限部材との距離と、前記位置P2における回動の中心と前記第1の制限部材との距離とは互いに異なるヒンジユニット
    前記第1の部材に固定された第1の筐体、及び、
    前記第2の部材に固定された第2の筐体
    を備え、
    前記第2の筐体は取り外し可能なカバーを備え、
    前記第1のストッパー部材が前記位置P2にあるとき、前記第1のストッパー部材は前記カバーの取り付けを妨げる、ディスプレイ装置
  2. 前記第1の制限部材は開口が長孔である貫通孔を備え、
    前記ヒンジユニットは、前記貫通孔を貫通し、前記第1の制限部材を前記第2の部材に対して固定する固定具を更に備え、
    前記固定具が前記貫通孔を貫通する位置に応じて、前記第2の部材の前記位置P1及び前記位置P2を含むいずれかの箇所に、前記固定具は前記第1の制限部材を固定する、
    請求項1に記載のディスプレイ装置
  3. 前記ヒンジユニットは、前記第1の部材に対して固定された第2のストッパー部材と、 前記第2のストッパー部材と接触することにより、前記第1の部材に対して前記第2の部材が回動可能な角度を、前記第1の角度と異なる第2の角度の範囲に制限する第2の制限部材とを更に備える、請求項1及び請求項2のいずれかに記載のディスプレイ装置
  4. 前記第2の制限部材は、前記第2の部材に対して固定された部材であって、円盤の一部を切り欠いた形状を有し、前記切り欠きの間に前記第2のストッパー部材が配置される、請求項3に記載のディスプレイ装置
  5. 一のストッパー部材が前記第1のストッパー部材と前記第2のストッパー部材とを兼ねる、請求項4に記載のディスプレイ装置
  6. 第1の筐体、第2の筐体、及び、前記第1及び第2の筐体を互いに回動可能に連結するヒンジユニットを備えるディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法であって、
    前記第1の筐体に固定される第1の部材、前記第2の筐体に固定される第2の部材及び前記第1の部材及び前記第2の部材を互いに回動可能に連結する連結部材を備える前記ヒンジユニットの前記第2の部材の位置P1に第1の制限部材を固定したとき、前記第1の制限部材と、前記第1の部材に対して固定された第1のストッパー部材とが互いに接触して、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに回動可能な角度を、第1の角度の範囲に制限する段階と、
    前記位置P1とは異なる、前記第2の部材の位置P2に前記第1の制限部材を固定したとき、回動の角度に関わらず、前記第1の制限部材と前記第1のストッパー部材は互いに非接触であり、前記第1の制限部材は、前記第1の部材に対して前記第2の部材が回動可能な角度を制限しない段階と
    を含み、
    前記位置P1における回動の中心と前記第1の制限部材との距離と、前記位置P2における回動の中心と前記第1の制限部材との距離とは互いに異な
    前記第2の筐体は取り外し可能なカバーを備え、
    前記第1のストッパー部材が前記位置P2にあるとき、前記第1のストッパー部材は前記カバーの取り付けを妨げる、
    ディスプレイ装置のヒンジユニットの回動角度を制限する方法。
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