JP6133128B2 - 真空処理装置、制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制振装置を用いた真空処理装置の分野に係り、特に、本発明は、制振装置と、その制振装置を用いた処理装置に関し、特に、真空処理に用いる制振装置と、その制振装置を用いた真空処理装置の分野に関する。
ガラス基板の表面に、所望形状の薄膜を形成する際には、真空槽内にガラス基板とマスクとを所定の相対的な位置関係にして静止させ、真空槽内に薄膜材料の粒子を放出させて、ガラス基板の表面のうち、マスクの開口の底面に露出する表面上に粒子を付着させる成膜工程が行われている。
ガラス基板とマスクとを所定の位置関係にするためには、真空槽内に配置されたガラス基板とマスクとに、それぞれ設けられたアラインメントマークをカメラで撮像し、アラインメントマーク間の位置関係と、所定の位置関係との間の誤差を求め、その誤差を無くすように、ガラス基板とマスクとを相対的に移動させている。
この工程はアラインメント工程と呼ばれており、アラインメント工程を行うために、複数の支持棒によって真空槽の内部に基板ホルダを懸吊し、その基板ホルダ上に基板を配置し、支持棒を移動させることで、基板ホルダと共に基板を移動させることが行われている。
マスクと基板が位置合わせされた状態で成膜材料の粒子が放出され、基板表面のマスクの開口底面に位置する部分に薄膜が形成されるようになっている。
真空雰囲気を維持しながら、支持棒を移動させるために、真空槽の内部雰囲気と外部雰囲気とを分離させるベロウズを介して、支持棒が、真空槽の外部から内部に挿入されており、当該ベロウズの伸縮方向とは直交な方向の断面積に作用する大気−真空差圧が支持棒移動装置に大きな負荷を与えるため、極端に太いベロウズを採用することができず、支持棒は限られた断面二次モーメントの範囲でしか設計できない。
一方、基板ホルダは基板サイズに応じた大きさと剛性が不可欠であり、質量を小さくすることにも限界がある。
これらのことにより、支持棒の弾性変形と基板ホルダの質量によって決定する固有振動数が数Hzから高くても20Hz程度の低周波になっており、真空装置が設置される環境(例えば建物の床振動)に、当該周波数の定常振動が含まれていると、基板ホルダには振動が発生し、アラインメント精度を大きく低下させてしまうことになる。
このような共振状態を抑制するために、周囲の環境振動がアラインメント装置に伝達されないように、真空槽とアラインメント装置の間等に、除振台を設けて対処することが考えられてきた。
一般に、流体粘性を用いたいわゆるパッシブ除振は、数Hz以下の振動の伝達を抑制することができないため、アラインメント装置の振動防止の用途には適さない。
他方、真空槽の床面から支持棒まで間の振動伝達経路中に、能動駆動要素を用いたアクティブ除振台を介装する場合は、アクティブ除振台に極めて大きな負荷能力が必要となるため、高コストになってしまう。
そこで従来技術では、高価なアクティブ除振台ではなく、連成振動の原理を応用したダイナミックダンパを用いて基板ホルダの固有振動を抑制しようとしているが(特開2002−151379:特許文献1)、振動減衰のために粘弾性係数が大きいゴム材を使用すると、ゴム材が真空雰囲気中に置かれるとガスを放出するため、真空雰囲気の質が悪化する。
以上に述べたように、真空装置の従来のアラインメント装置には、解決すべき問題が多く、固有振動を有効に防止して、高精度の位置合わせを行うことができるアラインメント装置が求められている。
特開2002−151379号公報 特開2007−285429号公報 特開2007−285430号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、真空装置内に配置された制振対象物の振動を減衰する制振装置と、その制振装置を有する真空処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、真空槽と、前記真空槽内に配置され、マスクが配置されるマスク配置部と、前記真空槽内に配置され、前記真空槽内に搬入された基板が配置されると前記基板が前記マスク配置部に配置された前記マスクと平行にされる基板配置部と、前記マスク配置部と前記基板配置部との両方のうち、少なくとも片方を移動対象物として前記真空槽に対して移動させる移動装置と、前記マスク配置部に配置された前記マスクと、前記基板配置部に配置された前記基板とを撮像し、撮像結果から、前記マスクと前記基板との間が、所定の位置関係になるように、前記移動装置によって前記移動対象物を前記真空槽内で移動させる制御装置と、一台又は複数台の制振装置と、を有する真空処理装置であって、前記制振装置は、前記移動対象物に対して直接的に又は間接的に固定された固定部と、前記固定部に対して、少なくとも一の可動方向に沿った移動が可能にされた所定の質量の質量部と、一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする際には、伸び又は縮むようにされた伸縮バネを有するバネ部と、導線が巻き回されて構成されたコイルの中に磁石が配置され、前記コイルと前記磁石とが前記可動方向に沿った方向に相対移動可能にされたダンパ部と、を有し、前記コイルと前記磁石とが相対移動して前記コイルに誘導起電圧が発生すると、前記コイルに前記誘導起電圧による誘導電流が流れるようにされた真空処理装置である。
本発明は、前記真空槽の天井又は底面に設けられたベロウズ装置を介して前記真空槽の内部に挿入された複数の支持棒と、前記真空槽の内部に配置され、複数の前記支持棒同士を互いに固定する制振対象物と、を有し、前記基板配置部は、前記支持棒の前記制振対象物よりも先端側の部分に設けられ、前記支持棒が前記移動装置によって移動されて前記基板配置部が前記移動対象物にされ、前記固定部は、前記制振対象物に固定された真空処理装置である。
本発明は、前記真空槽の内部には、成膜材料の粒子を前記真空槽内に放出させ、前記基板配置部に配置された前記基板の表面のうち、前記マスク配置部に配置された前記マスクの開口の底面に露出する部分に付着させる成膜源を有する真空処理装置である。
本発明は、真空槽内の制振対象物に設けられ、真空雰囲気中で動作する制振装置であって、前記制振対象物に固定された固定部と、前記固定部に対して、少なくとも一の可動方向に沿った移動が可能にされ、所定の質量の質量部と、一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする際には、伸び又は縮むようにされた伸縮バネと、導線が巻き回されて構成されたコイルの中に磁石が配置され、前記コイルと前記磁石とが前記可動方向に沿った方向に相対移動可能にされたダンパ部と、を有し、前記コイルと前記磁石とが相対移動して前記コイルに誘導起電圧が発生すると、前記コイルに前記誘導起電圧による誘導電流が流れるようにされた制振装置である。
本発明は、前記コイルの両端の前記誘導起電圧を検出する電圧計と、前記電圧計が検出した前記誘導起電圧の値の大きさに応じて、前記誘導起電圧によって前記コイルに流れる前記誘導電流と同方向に、補助電流を重畳して流す補助回路が設けられた制振装置である。
本発明は、前記伸縮バネは、一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする第一、第二の伸縮バネを有し、前記第一の伸縮バネが伸びるときは前記第二の伸縮バネは縮み、前記第一の伸縮バネが縮むときは前記第二の伸縮バネは伸びるように配置された制振装置である。
本発明には、前記制振装置を複数有し、複数の前記制振装置には、前記可動方向が互いに平行にされて前記固定部が前記制振対象物に固定された第一、第二の制振装置が含まれる第一の改良発明が含まれる。
第一の改良発明には、複数の前記制振装置には、前記可動方向が互いに直角にされて前記固定部が前記制振対象物に固定された第三、第四の制振装置が含まれるように構成できる。
第一の改良発明では、前記第一の制振装置の前記質量部と、前記第二の制振装置の前記質量部とは、前記制振対象物の重心を通り、前記第一、第二の制振装置の前記可動方向と平行な中心軸線に対して対称となる位置に配置することができる。
また、第一の改良発明では、前記第一の制振装置の前記質量部と、前記第二の制振装置の前記質量部とは、前記制振対象物の重心に関する点対称の位置に配置することができる。
本発明には、複数の前記制振装置を有し、前記可動方向が直角にされて前記固定部が前記制振対象物に固定された二台の前記制振装置が含まれる第二の改良発明が含まれる。
なお、本発明の真空処理装置の制振装置の伸縮バネは、一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定された第一、第二の伸縮バネによって構成され、第二の伸縮バネは、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をし、前記第一の伸縮バネが伸びるときは縮み、前記第一の伸縮バネが縮むときは伸びるように配置すると、質量部が直線的に移動しやすくなって、制振性が向上する。
以上説明した本発明では、本発明のコイルと磁石が、コイルの中心軸線に沿った方向に相対的に移動すると、コイルの導線が磁石が形成する磁力線を横切るようになっており、このときコイルに誘起される電圧は、コイルの導線が単位時間当たりに横切る磁力線の数(dφ/dt)に比例する。コイルの密度が一定とすると、その値は、コイルと磁石との間の相対速度(v)の値に比例するから、誘導起電圧(V)は、コイルと磁石の間の相対速度に比例することになり(V∝v)、コイルには、誘導起電圧(V)の大きさに比例した誘導電流が流れ、コイルと磁石の相対移動の方向とは逆向きに移動させる磁力が形成される。
形成される力は、結局、コイルと磁石との間の相対速度(v)に比例することになるから、質量部がコイルの中心軸線と平行な方向に移動するときには、コイルと磁石の間には、コイルと磁石の相対速度(v)に応じた大きさで、移動する方向とは反対方向の力(=v・c:cはダンパ部の減衰係数と呼ばれる比例定数)がコイルと磁石間に印加される。
次に、バネ部については、外力によって質量部がコイルの中心軸線に平行な方向に移動するときには、伸縮するように構成されており、バネ部は、伸縮すると圧縮変形や伸張変形され、変形が元に戻ろうとする復元力(=k・x(t):tは時間、xは移動する方向に沿った位置、kはバネ定数)が発生する。復元力は、質量部に、外力による質量部の移動を阻止する方向で印加される。
また、外力が質量部を移動させようとするときには、質量(m)と質量部の加速度とに応じた大きさの慣性力(=m・a:aは質量部の加速度)が外力と反対方向に発生する。
支持棒から連結部に印加される振動の振動方向は予め求められており、制振装置は、その制振装置の移動方向が、振動方向と一致するように、制振対象物に取り付けられており、複数の振動方向が観察された場合は、選択した振動方向に対して移動方向が平行になるように、制振装置を配置する。
質量部が静止しており、バネ部に圧縮変形や伸張変形が発生していないときの状態を変位がゼロ(x(0)=0、v(0)=0)とし、固定部と質量部とに、支持棒を介してF・sin(ωt)の振動力が印加されるものとすると、
F・sin(ωt) = m・a(t)+c・v(t)+k・x(t) = m・d2x(t)/dt2 + c・dx(t)/dt + k・x(t) となる。
ここで、減衰比ζ(=c/(2・√(m・k)))の値が大きいと、振動は大きく減衰される。減衰係数(c)は、コイルの巻線密度や誘導起電圧(V)による誘導電流が流れる回路の抵抗値等を変えることで変更することができる。また、質量(m)やバネ定数(k)は、質量部やバネ部を交換することで変更することができる。
マスク又は基板が配置される移動対象物に、固定部を直接的、又は間接的に固定して、真空雰囲気中で動作させることができるので、移動対象物の振動が減衰され、正確な位置合わせを行うことができる。
本発明の真空処理装置 (a)基板が真空槽に搬入された状態の内部側面図、(b):基板が降下された状態の内部側面図 ベロウズ装置の断面を説明するための図 移動板の上方から見た真空処理装置の平面図 (a):図1とは異なる方向の内部側面図 (b):その方向の外部側面図 連結装置の平面図 制振装置の斜視図 磁石とコイルの相対位置関係を示す図 制振装置の内部を説明するための図 制振装置のモデル図 (a)〜(c):可動方向が平行にされた二台以上の制振装置が配置された連結装置を示す図 (a)〜(c):可動方向が異なる制振装置が配置された連結装置を示す図
図1(a)の符合10は、本発明の第一例の真空処理装置を示しており、真空槽11を有している。
この真空処理装置10は成膜装置であり、真空槽11の内部の底面側には成膜源16が配置されている。成膜源16の上方には、マスク25が水平に配置されるマスク配置部15と基板配置部14とが、下方から上方に向けてこの順序で配置されている。
基板配置部14の上方に位置する真空槽11の天井には、挿入孔41が複数個設けられており、各挿入孔41は、それぞれベロウズ装置18で覆われている。
各ベロウズ装置18には、上端が真空槽11の外部に位置し、下端が真空槽11の内部に位置するように、支持棒17が一本ずつ気密に挿入されている。真空槽11の外部雰囲気と真空槽11の内部雰囲気とは、ベロウズ装置18によって分離されている。
図1(a)は、図3に示した真空処理装置10のA−A線截断断面図であり、図2は、B−B線截断断面図である。また、図4(a)は、C−C線截断断面図であり、同図(b)は、真空処理装置10の側面図である。
各ベロウズ装置18は、金属製の底板44と、底板44上に設けられた金属製の伸縮部45(ベロウズ)で構成されており(図2)、底板44と伸縮部45との間と、支持棒17と底板44の間は気密にされている。底板44の片面と裏面にそれぞれ一本ずつ棒を固定し、二本の棒で一本の支持棒17を構成させてもよい。
各ベロウズ装置18の伸縮部45は、内部に位置する支持棒17の中心軸線Pと平行な方向に伸縮が可能にされており、各支持棒17は、中心軸線Pが鉛直になるように配置されている。
各支持棒17は、各支持棒17が真空槽11の外部に位置する部分が一枚の移動板42にそれぞれ固定されており、また、真空槽11の内部に位置する部分も一枚の連結装置13にそれぞれ取り付けられている。
図3は、移動板42の上方から見た真空処理装置10の平面図であり、移動板42は枠板形状にされている。また、図5は、連結装置13の平面図であり、連結装置13も、枠板形状にされている。
支持棒17の連結装置13に取り付けられた部分よりも下方の位置には基板配置部14が設けられており、基板配置部14に基板24を配置すると、基板24は水平になるようにされている。
その水平な状態では、基板24の表面のうち、少なくとも下方を向いた底面側の表面が露出するようにされている。この底面側の表面が露出されていれば、基板配置部14は、各支持棒17に設けられた一枚の枠板形状の部材であってもよい。
真空槽11の底面側には、マスク支持体46が立設されており、マスク配置部15はマスク支持体46の上部に設けられている。マスク配置部15にマスク25が配置されると、マスク25は水平にされる。その状態のマスク25の両面は露出されている。ここで、マスク25の両面が露出されていれば、マスク支持体46は枠状の形状であってもよいし、マスク支持体46が棒状の形状であってその上端がマスク配置部15にされていてもよい。
マスク配置部15に配置されたマスク25の上方には、基板配置部14に配置された基板24が位置しており、マスク25の上方を向く表面と、基板24の下方を向く底面とは平行に対面している。
真空槽11の外部には、移動装置19が配置されており、移動装置19は、各支持棒17を、上下方向と、水平方向の両方向に一緒に移動させることができるようにされている。各ベロウズ装置18の底板44は、挿入されている支持棒17と一緒に移動するようにされており、支持棒17が上下方向に移動する際には伸縮部45は伸縮し、支持棒17が水平方向に移動する際には、伸縮部45は変形する。
従って、基板配置部14に配置された基板24は、マスク配置部15に配置されたマスク25の上方で上下移動と水平移動ができるようになっている。
移動装置19は制御装置12に接続されており、移動装置19の動作は、制御装置12によって制御されている。従って、制御装置12は、支持棒17を移動させることで、移動対象物である基板配置部14を移動させる。基板配置部14に配置された基板24は、基板配置部14と一緒に移動されるので、制御装置12により、基板配置部14に配置された基板24と、マスク配置部15に配置されたマスク25との間の相対位置が変更される。
真空槽11には真空排気装置40が接続されており、真空処理装置10で基板24を真空処理する際には、予めマスク配置部15にマスク25を配置した状態で、真空排気装置40を動作させ、真空槽11の内部を真空排気し、真空槽11の内部に真空雰囲気を形成しておく。
各支持棒17は、各支持棒17の下端が、真空槽11内で二列に配置され、又は「コ」字状の位置に配置されており、基板24が載置された基板搬送ロボットのハンド(不図示)が、真空槽11の内部に搬入され、基板配置部14よりも上方の位置で、支持棒17と支持棒17の間に挿入され、基板24が基板配置部14の上方に位置したところで、ハンドは停止する。
その状態で制御装置12が移動装置19を動作させ、伸縮部45を伸ばしながら、又は伸縮部45を縮めながら支持棒17を上方に移動させると、基板配置部14が上方に移動し、基板配置部14と、基板24の下方を向く底面とが当接される。
更に支持棒17が上昇して基板配置部14が上方に移動すると、ハンド上の基板24は基板配置部14に移載され、次いで、ハンドが基板24の下方位置から抜き出され、真空槽11の外部に搬出される。図1(a)は、その状態を示している。
次いで、移動装置19によって支持棒17が降下されると、基板配置部14に配置された基板24と、マスク配置部15に配置されたマスク25とが接近する。図1(b)は、基板24とマスク25との間の距離が短くなった状態であり、基板24とマスク25とは平行に離間されている。
真空槽11の天井には、透明なガラスで封止された観察窓が気密に設けられており、真空槽11の天井上に配置されたカメラ30によって、透明な窓部47を介して、真空槽11の内部を撮像できるようになっている。
連結装置13の中央部分は貫通した窓孔34が形成されており、基板配置部14上に配置された基板24のアラインメントマークと、マスク配置部15上に配置されたマスク25のアラインメントマークとは、窓孔34を介してカメラ30によって撮像できる位置に配置されている。
真空槽11の外部で外部振動が発生すると、外部振動は支持棒17を伝わって、基板配置部14に伝達される。基板配置部14の振動を減衰させ、基板24とマスク25の相対位置が正確に観察できるようにするため、連結装置13上には、一乃至複数個の制振装置5が配置することができるようにされている。
図5は、この真空処理装置10の連結装置13の平面図であり、ここでは、一個の制振装置5が連結装置13上に配置されている。
制振装置5は、後述する固定部20(図6)が固定された制振対象物が、一直線上の往復移動である振動をするときに、その振動を減衰させることができるようにされており、固定部20は連結装置13に固定されているので、連結装置13が制振対象物にされている。連結装置13には、支持棒17を介して振動力が加わり、振動しても、その振動は制振装置5によって減衰され、連結装置13に対して固定された基板配置部14の振動も減衰される。
移動対象物である基板配置部14の振動が減衰される結果、基板24とマスク25との間の振動も減衰されるので、カメラ30によって、基板24のアラインメントマークとマスク25のアラインメントマークとの位置関係を正確に撮像することができ、位置合わせを正確に行えるようになる。
制御装置12は、入力された撮像結果から、撮像結果が示す相対位置と、位置合わせがされたものとする相対位置との間の相違を誤差として検出し、次いで、移動装置19を動作させ、誤差が無くなってアラインメントマーク同士が位置合わせがされたものとする相対位置になるように、支持棒17を移動させることで、基板24とマスク25とを相対的に移動させる。
各支持棒17の真空槽11内の部分は、連結装置13によって互いに固定されているから、移動装置19によって、支持棒17が移動される際には、各支持棒17は一緒に同方向に移動され、各支持棒17間の距離や、各支持棒17の向きは、変更されないで移動するようになっている。
相対的な移動が行われた後、基板24のアラインメントマークとマスク25のアラインメントマークとは、カメラ30によって撮像され、制御装置12に出力されると、制御装置12は、誤差が無くなるように移動装置19を動作させ、マスク25と基板24とを相対移動させる。この手順を繰り返し行い、誤差が所定値よりも小さくなったところで、基板24とマスク25が位置合わせされたものとし、位置合わせ作業を終了する。
基板24とマスク25とが位置合わせがされた状態では、マスク25の開口は、基板24上の所定場所に位置しており、その状態で成膜源16のシャッタを開け、薄膜材料の粒子を成膜源16から放出させると、マスク25の開口底面に露出する基板24表面の部分に粒子が到達し、基板24表面に、マスク25の開口の形状に従った平面形状の薄膜が形成される。
ここでは、成膜源16は、有機物質から成る成膜材料を加熱し、成膜材料の粒子である蒸気を発生させて、真空槽11の内部に放出する蒸発源であり、他に、ターゲットがスパッタされて、スパッタリング粒子である成膜材料の粒子を、真空槽11の内部に放出させるターゲット装置であってもよい。
成膜源16は、真空槽11内で移動され、マスク25の表面に均一に蒸気が到達し、基板24のマスク25の開口底面に位置する表面に薄膜が成長する。薄膜が所定膜厚に形成されると成膜は停止され、成膜材料の粒子が基板24の表面に到達しない状態で、薄膜が形成された基板24は真空槽11の外部に搬出され、未成膜の基板が、真空槽11内に搬入され、基板配置部14に配置され、位置合わせされ、成膜が開始される。
上述した制振装置5の内容を説明する。
図6は、制振装置5の斜視図であり、制振装置5は、固定部20と、質量部21と、バネ部22と、ダンパ部23とを有している。
各部20〜23の内部を、図8に模式的に示す。
質量部21は、金属等の密度が高い材料で構成されており、後述するように、基板24の振動を減衰させるために求められた値の質量(m)を持つようにされている。
固定部20には、質量部21に挿通された案内ロッド27が固定されている。固定部20の底面には床板26が設けられており、質量部21は、床板26上に配置されたベアリング上に配置されている。質量部21と案内ロッド27の間にもベアリングが配置されており、質量部21は、ベアリングを介して案内ロッド27に密着した状態を維持しながら、案内ロッド27が伸びる方向に沿って往復移動できるようにされている。
従って、質量部21は、案内ロッド27の中心軸線L1と平行な方向を移動が可能な可動方向としており、可動方向に振動移動することができる。
バネ部22は、コイル型バネ等の、伸縮可能なバネ部材を有しており、バネ定数(k)は、外部から伝達された振動を減衰させるために算出された値にされている。
バネ部材の一端は質量部21に固定され、他端は固定部20に固定されており、質量部21が可動方向に振動すると伸縮するようにされている。
ここでは、バネ部材は、第一のバネ部材31と第二のバネ部材32とで構成されており、第一、第二のバネ部材31、32は、両方ともコイル型バネであり、一端が質量部21に固定され、他端が固定部20に固定されている。第一、第二のバネ部材31、32は、質量部21に固定された部分を中間にして、一直線L2上に配置され、質量部21が固定部20に対して可動方向に振動するときには、第一のバネ部材31が伸びると第二のバネ部材32は縮み、第一のバネ部材31が縮むと第二のバネ部材32は伸びるようにされている。コイル型バネに代え、板バネを用いることもできる。
次に、ダンパ部23は、導線が巻き回され、中心軸線L1(図7)が可動方向と平行にされたコイル35と、コイル35の内部に配置された磁石36とを有している。図6の符合Mは、切断したコイル35を表示したものである。図7に、コイル35と磁石36の相対位置関係を示す。
磁石36のN極はコイル35の一端に向けられ、S極は他端に向けられており、コイル35と磁石36のうちのいずれか一方が固定部20に固定され、他方が質量部21に固定されている。
ここでは磁石36は貫通孔を有しており、案内ロッド27は磁石36の貫通孔に挿入されて磁石36は案内ロッド27に固定されている。従って、磁石36は案内ロッド27を介して固定部20に固定されており、コイル35は、内部に磁石36が配置された状態で、質量部21に固定され、コイル35は質量部21と一緒に移動するようにされている。
コイル35と案内ロッド27は、同一の中心軸線L1を有しており、質量部21が振動すると、コイル35と磁石36とは、可動方向に沿って相対的に振動する。
なお、コイル35が固定部20に固定され、磁石36が質量部21に固定されている場合でも、固定部20が質量部21の可動方向に沿って振動したときに、コイル35と磁石36とが可動方向に沿って相対的に振動するので、本発明に含まれる。
コイル35と磁石36との相対移動により、コイル35は、磁石36が形成する磁力線を横切るから、コイル35に誘導起電圧(V)が発生する。
コイル35の両端は、電気回路37に接続されている。ここでは電気回路37には抵抗素子38が配置されており、コイル35の両端は、電気回路37の抵抗素子38によって電気的に接続されている。なお、振動を減衰させるためのコイル35の両端を接続する抵抗の値、コイル35の巻線密度、巻線数、磁石36の磁気強度等は算出されており、抵抗素子38の抵抗値Rや、巻線密度、巻線数、磁気強度は、その値にされている。
コイル35に発生した誘導起電圧(V)によってコイル35に電流が流れると、電流による磁力線が形成される。その磁力線は、磁石36に、移動を妨げる方向の力を及ぼす向きに形成され、その結果、質量部21には、移動を妨げる方向の力が印加される。
その力の大きさは、磁石36の移動速度に比例する大きさであるから、ダンパ部23は、粘弾性を利用したダッシュポットと同様に、振動に対して減衰係数(c)を持った制振部材として機能する。
図9は、ダンパ部23をダッシュポットの記号で表したときのモデル図であり、第一、第二のバネ部材31、32は、一個のバネの記号で表わされている。
固定部20に、F・sin(ωt) の振動力が加えられると、F・sin(ωt) = m・a(t)+c・v(t)+k・x(t) = m・d2x(t)/dt2 + c・dx(t)/dt + k・x(t) の関係を満たす変位X(t)で振動し、減衰係数(c)と、質量(m)と、バネ定数(k)の値を、振動を減衰させるように設定し、位置合わせの際に、アラインメントマーク同士の相対位置関係を正確に求められるようにすることができる。
制振装置5は、真空槽11内に位置しているため、質量部21の表面と、第一、第二のバネ部材31、32の表面には金属が露出され、コイル35の導線は金属筺体で気密に覆われるなど、有機材料が真空槽11内に直接暴露される面積があっても微小であり、有機材料からなる粘弾性物質を使用するダッシュポットとは異なり、本発明のダンパ部23からは、真空槽11内に不純物ガスの放出があっても、その量は極微量であってプロセスに支障をきたさない。
以上は、一台の制振装置5が、制振の対象である制振対象物(ここでは連結装置13)上に配置された第一例の成膜装置について説明したが、以下に説明する例では、制振対象物上の制振装置5の中心軸線L1、L4は可動方向と平行であり、水平面内に位置しているものとすると、図10(a)〜(c)に示すように、制振対象物上に可動方向が平行にされた二台以上の制振装置5を固定することができ、二台の制振装置5を連結装置13の中心点Qに対して対称に設ける場合は、一台の制振装置5を設ける場合よりも、外部から伝達された振動を減衰させる際に制振対象物に生じる回転力が小さくなる(図10(a))。中心点Qを水平に通る対称軸線L3に対して線対称の位置に配置する場合(図10(b))や、制振装置5の中心軸線L1と、対称軸線L3とを一致させる場合(図10(c))は、更に小さくなる。
真空処理装置10の外部で発生する外部振動には、異なる方向に振動する複数の外部振動が含まれており、それら外部振動によって、制振対象物に印加された複数の振動力は、互いに交差する二方向の振動成分にそれぞれ分解することができるので、水平面内に位置し、異なる方向の可動方向を有する二台の制振装置5を制振対象物上に設ければ、複数の方向の振動力による振動を減衰させることができる。
図11(a)〜(c)は、可動方向が異なる制振装置5が設けられた制振対象物が示されており、一方の制振装置5の中心軸線L1に対して、他の制振装置5の中心軸線L4は同じ高さに配置されている場合は交差する。
図11(a)〜(c)には、制振対象物上に配置された一台の制振装置5の中心軸線L1に対し、直交する中心軸線L4を有する一台の制振装置5を制振対象物に取り付けた場合(図11(a))と、中心点Qを通り、互いに直交する二個の対称軸線L3、L5に対して中心軸線L1、L4を二個ずつ直交させて制振装置5を設けており、互いに平行な中心軸線L1、L4を有する制振装置5同士は、対称軸線L3、L5を中心として線対称の位置に配置されている場合と(図11(b))、一本の対称軸線L3、L5に対して二個の制振装置5の中心軸線L1、L4を一致させ、その二個の制振装置5は、中心点Qを中心として回転対称、または、対称軸線L3、L5を中心とした線対称に配置する場合(図11(c))が示されている。
本発明の制振装置5の固定部20は、位置合わせの際に移動される移動対象物に固定され、又は、移動対象物に固定された部材に固定されるので、移動対象物に対して直接的又は間接的に固定されている。そして、固定された部材を制振対象物とするので、移動対象物の振動は、制振対象物の振動を減衰させることで、減衰されるようになっている。
なお、基板24が真空槽11に対して静止され、マスク25が配置されたマスク配置部15が位置合わせの際に移動される移動対象物である場合は、マスク配置部15や、マスク配置部15に固定された部材が制振対象物となって、制振装置5の固定部20が固定されるので、固定部20は、直接的又は間接的に移動対象物に固定されることになる。
また、上記例では、ベロウズ装置18は真空槽11の天井に設けられており、支持棒17は、真空槽11の内部に懸吊され、基板配置部14は、支持棒17の制振対象物よりも下方の部分に設けられていたが、ベロウズ装置18を真空槽11の底壁に設け、支持棒17をベロウズを介して真空槽11の内部に立設させ、基板配置部14を支持棒17の上方位置に設け、制振対象物を、支持棒17のうちの基板配置部14よりも下方位置に設けることもできる。即ち、ベロウズは、天井と底面のいずれか一方に設け、支持棒17に設けた制振対象物よりも先端側に基板配置部14を設けるようにすることができる。
なお、上記例では、電気回路37の中の抵抗素子38に誘導起電圧(V)を印加し、誘導起電力によってコイル35に誘導電流を流していたが、電気回路37に、誘導起電圧(V)を検出する電圧計を設け、電源装置から供給された外部電力によって、検出した誘導起電圧(V)の大きさに応じた大きさで、誘導起電力によって流れる誘導電流と同方向の電流を、誘導起電力による電流に重畳して流すようにすることもでき、その例では、コイル35に流れる電流が誘導起電圧(V)の大きさに応じて増加するので、誘導起電力による電流だけがコイル35に流れる場合よりも、磁石36の移動を妨げる力が大きくなる。従って、誘導起電力による電流だけをコイル35に流す場合と比較すると、質量部21の質量(m)や、バネ部22のバネ定数(k)を小さくしても、同じ減衰比(ζ)を得ることができる。誘導電流は、誘導起電圧(V)の大きさに比例するようにしてもよいし、誘導起電圧(V)を変数とすると、所望の関数の値に従って、増加させるようにしてもよい。
5……制振装置
10……真空処理装置
11……真空槽
12……制御装置
13……連結装置(制振対象物)
14……基板配置部(移動対象物)
15……マスク配置部
16……成膜源
17……支持棒
18……ベロウズ装置
19……移動装置
20……固定部
21……質量部
22……バネ部
23……ダンパ部
24……基板
25……マスク
26……床板
27……案内ロッド(マグネット)
30……カメラ
31、32……第一、第二のバネ部材
35……コイル
36……磁石
37……電気回路
38……抵抗素子
40……真空排気装置
41……挿入孔
42……移動板
44……底板
45……伸縮部

Claims (6)

  1. 真空槽と、
    前記真空槽内に配置され、マスクが配置されるマスク配置部と、
    前記真空槽内に配置され、前記真空槽内に搬入された基板が配置されると前記基板が前記マスク配置部に配置された前記マスクと平行にされる基板配置部と、
    前記マスク配置部と前記基板配置部との両方のうち、少なくとも片方を移動対象物として前記真空槽に対して移動させる移動装置と、
    前記マスク配置部に配置された前記マスクと、前記基板配置部に配置された前記基板とを撮像し、撮像結果から、前記マスクと前記基板との間が、所定の位置関係になるように、前記移動装置によって前記移動対象物を前記真空槽内で移動させる制御装置と、
    一台又は複数台の制振装置と、
    を有する真空処理装置であって、
    前記制振装置は、前記移動対象物に対して直接的に又は間接的に固定された固定部と、
    前記固定部に対して、少なくとも一の可動方向に沿った移動が可能にされた所定の質量の質量部と、
    一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする際には、伸び又は縮むようにされた伸縮バネを有するバネ部と、
    導線が巻き回されて構成されたコイルの中に磁石が配置され、前記コイルと前記磁石とが前記可動方向に沿った方向に相対移動可能にされたダンパ部と、を有し、
    前記コイルと前記磁石とが相対移動して前記コイルに誘導起電圧が発生すると、前記コイルに前記誘導起電圧による誘導電流が流れるようにされた真空処理装置。
  2. 前記真空槽の天井又は底面に設けられたベロウズ装置を介して前記真空槽の内部に挿入された複数の支持棒と、
    前記真空槽の内部に配置され、複数の前記支持棒同士を互いに固定する制振対象物と、を有し、
    前記基板配置部は、前記支持棒の前記制振対象物よりも先端側の部分に設けられ、
    前記支持棒が前記移動装置によって移動されて前記基板配置部が前記移動対象物にされ、
    前記固定部は、前記制振対象物に固定された請求項1記載の真空処理装置。
  3. 前記真空槽の内部には、成膜材料の粒子を前記真空槽内に放出させ、前記基板配置部に配置された前記基板の表面のうち、前記マスク配置部に配置された前記マスクの開口の底面に露出する部分に付着させる成膜源を有する請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の真空処理装置。
  4. 真空槽内の制振対象物に設けられ、真空雰囲気中で動作する制振装置であって、
    前記制振対象物に固定された固定部と、
    前記固定部に対して、少なくとも一の可動方向に沿った移動が可能にされ、所定の質量の質量部と、
    一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする際には、伸び又は縮むようにされた伸縮バネと、
    導線が巻き回されて構成されたコイルの中に磁石が配置され、前記コイルと前記磁石とが前記可動方向に沿った方向に相対移動可能にされたダンパ部と、を有し、
    前記コイルと前記磁石とが相対移動して前記コイルに誘導起電圧が発生すると、前記コイルに前記誘導起電圧による誘導電流が流れるようにされた制振装置。
  5. 前記コイルの両端の前記誘導起電圧を検出する電圧計と、
    前記電圧計が検出した前記誘導起電圧の値の大きさに応じて、前記誘導起電圧によって前記コイルに流れる前記誘導電流と同方向に、補助電流を重畳して流す補助回路が設けられた請求項4記載の制振装置。
  6. 前記伸縮バネは、一端が前記質量部に固定され、他端が前記固定部に固定され、前記質量部が前記可動方向に沿った移動をする第一、第二の伸縮バネを有し、前記第一の伸縮バネが伸びるときは前記第二の伸縮バネは縮み、前記第一の伸縮バネが縮むときは前記第二の伸縮バネは伸びるように配置された請求項4乃至請求項5のいずれか1項記載の制振装置。
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