JP4223714B2 - ステージ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はステージ装置に係り、特に被移動体が装着された第1のテーブルをZ方向(鉛直方向)に移動させる駆動装置を有したステージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、半導体基板,液晶装置,磁気・光記憶装置の検査を目的とするステージ装置には、被検査物を装着したテーブルを水平方向(XY方向)に移動させるXY方向駆動装置に加え、テーブルを垂直方向(Z方向)に移動させるZ方向駆動装置を有している。これは、一般的に半導体装置等の検査に撮像装置を用いており、この撮像装置の焦点を半導体基板等の検査面上に合焦点させる必要があるからである。
【0003】
半導体基板(ウェハ)を検査する場合を例に挙げると、ウェハ表面には回路形成に伴い多数の薄膜形成が積層形成されており、これにより微細な凹凸が形成されている。この凹凸の表面に撮像装置の焦点を合焦点させるには、Z方向駆動装置によりテーブルを例えば500Hz〜2KHzの周波数で駆動させる必要が生じる。
【0004】
図9は、従来におけるこの種のステージ装置1Aを示している。このステージ装置1Aは、大略するとXY方向駆動装置5とZ方向駆動装置6とにより構成されている。XY方向駆動装置5は定盤7上に配設されており、Xテーブル10とYテーブル11とを有している。
【0005】
Xテーブル10はZ方向エアベアリング12により定盤7に対し浮上した状態で支持されており、X方向リニアモータ13により図中矢印X1,X2方向に移動する構成とされている。また、Yテーブル11はX方向エアベアリング14によりXテーブル10に対し浮上した状態で支持されており、図示しないY方向リニアモータにより図中矢印Y1,Y2方向に移動する構成とされている。
【0006】
一方、Z方向駆動装置6はXY方向駆動装置5上(具体的には、Xテーブル10上)に配設されており、大略するとワークテーブル3,ボイスコイルモータ15,シリンダ機構16等により構成されている。
ワークテーブル3は、被検査物(例えば、ウェハ等)を装着するテーブルである。このワークテーブル3は、検査時に撮像装置の焦点を被検査物上に合焦点させるため、ボイスコイルモータ15により高速微動動作を行ないうる構成とされている。また、ワークテーブル3は、被検査物を装着脱するときには長いストローク動作(粗動)が要求されるため、Z方向駆動装置6には上記したボイスコイルモータ15に加え、シリンダ機構16が設けられている。
【0007】
シリンダ機構16は、Xテーブル10に配設されたシリンダ部17とワークテーブル3に配設されたピストン部18とにより構成されている。そして、エアー導入管19よりエアーを供給或いは排気することにより、ワークテーブル3をZ1,Z2方向に移動する構成とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したステージ装置1Aによりワークテーブル3を高速にZ1,Z2方向に駆動した場合、Xテーブル10に対して反力が発生する。従来では、ボイスコイルモータ15がワークテーブル3とXテーブル10との間に直接配設された構成であったため、この反力はボイスコイルモータ15からXテーブル10に直接的に印加されてしまう。更に、Xテーブル10は、Z方向エアベアリング12により定盤7に支持されているが、支持剛性に限界がある。
【0009】
このため従来のステージ装置1Aでは、ボイスコイルモータ15の駆動による反力がXテーブル10に印加され、またこの反力をZ方向エアベアリング12で吸収しきれずXテーブル10が振動してしまう。また、前記ようにZ方向駆動装置6はXテーブル10に搭載された構成であるため、Xテーブル10の振動がワークテーブル3に印加されると、この振動によりワークテーブル3も振動してしまい、結果的にワークテーブル3の位置決め精度が悪化してしまうという問題点があった。
【0010】
図11及び図12は、従来の問題点を示す図である。図11は、ワークテーブル3を基準位置(0μm位置)から1μm離間した位置に位置決め動作させた時における、ステージ装置1Aの動作のシミュレーション結果を示しており、図12は位置決め目標との誤差を拡大して示す図である。また、図中実線で示すのはワークテーブル3の位置であり、破線で示すのはXテーブル10の位置である。尚、各図において、縦軸はXテーブル10からの距離(単位:μm)であり、横軸は時間(単位:msec)である。
【0011】
ワークテーブル3を上記のようにXテーブル10に対して位置決めした場合、相対的な位置決めは素早く行なわれる(約、時間2msecまでの間に行なわれる)が、その後においてワークテーブル3を駆動する反力によりXテーブル10には図中破線で示すような振動が発生し、このXテーブル10の振動によりワークテーブル3に振動が発生する。これは、図12に示すように、ワークテーブル3の振動と、Xテーブル10の振動が同期している点からも明らかである。
このように、従来のステージ装置1Aでは、ワークテーブル3を所定位置に位置に位置決めする際、振動が発生するため位置決め精度が悪くなってしまう。また、位置決めの精度出しを行なうには振動が停止するまで待つ必要があり、高速の位置決め処理を行なうことができないという問題点があった。
【0012】
上記したステージ装置1Aでは、ボイスコイルモータ15の反力がXテーブル10に伝達されることにより位置決め精度及び応答性の低下が生じることにより、図10に示されるようなステージ装置1Bが考案されている。このステージ装置1Bは、ボイスコイルモータ15の反力をXテーブル10に伝えないようにするため、ワークテーブル3に横方向に長く延出する拡張脚部20を設け、この拡張脚部20と定盤7との間にボイスコイルモータ15を配設した構成としたものである。尚、定盤7とボイスコイルモータ15との間には、エアベアリング21が設けられている。
【0013】
しかしながら、Xテーブル10Bでは、拡張脚部20によりワークテーブル3と定盤7との距離が離間しているため、発生した力を伝達するのが困難であった。具体的には、拡張脚部20の重量と剛性にトレードオフがあり、高速動作の妨げとなってしまう。更に、ワークテーブル3より広く延出する拡張脚部20を設ける上に、ボイスコイルモータ15をガイドするエアベアリング21等の構成を設ける必要があり、ステージ装置1Bが大型してしまう。
【0014】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を図りつつ、高速でかつ高精度な位置決め処理を行ないうるステージ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0016】
請求項1記載の発明に係るステージ装置は、
被移動体が装着される第1のテーブルと、
粗動用のシリンダ機構と微動用のボイスコイルモータとにより構成され、該第1のテーブルをZ方向に移動させるZ方向駆動装置と、
該Z方向駆動装置を搭載する第2のテーブルと、
該第2のテーブルを前記Z方向に対し直交するX−Y方向に移動させるX−Y方向駆動装置と、
少なくとも前記Z方向駆動装置と前記第2のテーブルとの間、または前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間のいずか一方に配設されており、前記Z方向駆動装置が発生する力が前記第2のテーブルに作用するのを抑制する緩衝装置とを備え、
前記緩衝装置を複数設けると共に、その内の一の緩衝装置を前記シリンダ機構に一体的に設け、他の緩衝装置を前記ボイスコイルモータと前記第2のテーブルとの間に設けたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明に係るステージ装置は、
被移動体が装着される第1のテーブルと、
該第1のテーブルの下方に配設され、該第1のテーブルをZ方向に移動させる微動用のZ方向駆動装置と、
該Z方向駆動装置を搭載する第2のテーブルと、
該第2のテーブルを前記Z方向に対し直交するX−Y方向に移動させるX−Y方向駆動装置と、
前記第1のテーブルの下面に配設されたピストン部と前記第2のテーブルの上面に配設されたシリンダ部とを有する、前記第1のテーブルをZ方向に移動させる粗動用のエアシリンダ機構と、
前記Z方向駆動装置と前記第2のテーブルとの間に設けられる緩衝装置とを有することを特徴とするものである。
【0017】
上記発明によれば、Z方向駆動装置と第2のテーブルとの間、第1のテーブルと第2のテーブルとの間、或いはその双方に緩衝装置を設け、この緩衝装置によりZ方向駆動装置が発生する力が第2のテーブルに作用するのを抑制する構成としたため、Z方向駆動装置により第2のテーブルが振動・変位することを防止できる。このため、第2のテーブルの振動・変位により第1のテーブルが振動・変位することはなく、よってZ方向駆動装置により第1のテーブルを高速高精度に駆動することが可能となる。
【0018】
また、請求項記載の発明は、
請求項記載のステージ装置において、
前記緩衝装置を弾性部材と減衰機構とにより構成したことを特徴とするものである。
【0019】
上記発明によれば、緩衝装置が例えばバネ等の弾性部材と、ダンパ等の減衰機構とにより構成されるため、緩衝装置のコンパクト化及び低コスト化を図ることができる。
【0020】
また、請求項記載の発明は、
請求項記載のステージ装置において、
前記第1のテーブルの質量をm 、前記Z方向駆動装置の質量をm 、前記エアシリンダ機構の弾性定数をk 、前記緩衝装置の弾性定数をk 、前記エアシリンダ機構の減衰定数をd 、前記緩衝装置の減衰定数をd としたとき、下式を満足するよう構成したことを特徴とするものである。
【0021】
【数2】
Figure 0004223714
上記発明によれば、緩衝装置の減衰定数d及び緩衝装置の弾性定数を上式の如く設定することにより、第1のテーブルの振動・変位を確実に抑制することができる。
【0022】
また、請求項記載の発明は、
請求項乃至のいずれか1項に記載のステージ装置において、
前記エアシリンダ機構が、粗動用シリンダ機構を構成し、
前記Z方向駆動装置が、微動用のボイスコイルモータを構成することを特徴とするものである。
【0023】
上記発明によれば、Z方向駆動装置を用いて第1のテーブルをZ方向に移動させる際、第1のテーブルを大きく移動させたい場合にはこれに適した粗動用のシリンダ機構を用い、第1のテーブルを微細に移動させたい場合にはこれに適した微動用のボイスコイルモータを用いることができる。このため、第1のテーブルの移動を応答性よく、かつ高精度に行なうことができる。
【0024】
また、請求項記載の発明は、
請求項記載のステージ装置において、
弾性部材と減衰機構とにより構成される緩衝装置を前記エアシリンダ機構に一体的に設けたことを特徴とするものである。
【0025】
上記発明によれば、緩衝装置とシリンダ機構とが一体化されるため、ステージ装置の小型化を図ることができる。
【0026】
また、請求項記載の発明は、
請求項乃至のいずれか1項に記載のステージ装置において、
前記X−Y方向駆動装置が、リニアモータであることを特徴とするものである。
【0027】
上記発明によれば、X−Y方向駆動装置をリニアモータとしたことにより、第2のステージを高速かつ高精度に移動できると共に、非接触駆動によりクリーン性の向上及びメンテナンスフリーを実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0029】
図1及び図2は、本発明の一実施例であるステージ装置30Aを示している。このステージ装置30Aは、被検査物(半導体基板,液晶装置,磁気・光記憶装置等)の検査を目的としたステージ装置である。このため、ステージ装置30Aの上部には検査用カメラ39(一点鎖線で示す)が設けられている。
【0030】
この検査用カメラ39は、定盤37にステージ装置30Aを跨ぐように配設された固定フレーム38(一点鎖線で示す)に取り付けられている。ステージ装置30Aは、固定された検査用カメラ39に対し、装着された被検査物を上下方向(図中、矢印Z1,Z2方向)に移動させることにより、検査用カメラ39の焦点に被検査物を移動させる。尚、以下の説明においては、被検査物としてウェハWを用いた例について説明するものとする。
【0031】
ステージ装置30Aは、大略するとXY方向駆動装置35、Z方向駆動装置36A、及び緩衝装置50A,50Bとにより構成されている。XY方向駆動装置35は、定盤37上に配設されている。このXY方向駆動装置35は、Xテーブル40とYテーブル41とを組み合わせた構成とされている。
【0032】
Xテーブル40は、Z方向エアベアリング42により定盤37上に浮上した状態で支持されると共に、エアベアリング44により、Yテーブル41に対してその移動を案内される構成とされている。このXテーブル40は、X方向リニアモータ43により図中矢印X1,X2方向に移動する構成とされている。
【0033】
また、Yテーブル41は、図示しないガイドレールによりその移動を案内される構成とされている。このYテーブル41は、図示しないY方向リニアモータにより図中矢印Y1,Y2方向に移動する構成とされている。
【0034】
このように、XY方向駆動装置35ではXテーブル40及びYテーブル41をリニアモータで駆動し、エアベアリングで移動を案内する構成としているため、各テーブル40,41を高速かつ高精度に移動できると共に、非接触駆動であるためクリーン性の向上及びメンテナンスフリーを実現することができる。
【0035】
一方、Z方向駆動装置36はXY方向駆動装置35上(具体的には、Xテーブル40上)に配設されており、大略するとワークテーブル33,ボイスコイルモータ45,シリンダ機構46等により構成されている。
ワークテーブル33はウェハWを装着するものであり、このためワークテーブル33にはウェハWを固定するチャック(真空チャック,静電チャック等)が配設されている。このワークテーブル33は、検査時においてボイスコイルモータ45により高速微動する。そして、これにより検査用カメラ39が、ウェハWの所定撮像位置に合焦点するよう構成されている。
【0036】
この際、検査用カメラ39の撮像領域はウェハWの面積よりも小さいため、検査用カメラ39がウェハWの全面を検査(撮像)できるよう、ウェハWは検査用カメラ39に対して走査される。この検査用カメラ39に対するウェハWの走査は、前記したXY方向駆動装置35により実施される。
【0037】
ボイスコイルモータ45は、コイル45aと磁石45bとにより構成されている。このボイスコイルモータ45は、シリンダ機構46の外周位置に複数個配設されている。
【0038】
ボイスコイルモータ45を構成するコイル45aは、ワークテーブル33に垂下されるよう配設されている。また、磁石45bは対向離間した一対の永久磁石により構成されている。コイル45aは、この一対の磁石45bの間に位置する構成とされおり、よってコイル45aに電流を流し励磁することにより、電流の向きに応じてワークテーブル33は図中矢印Z1,Z2方向に移動する。
【0039】
一方、ワークテーブル33は、ウェハWを装着脱するときには長いストローク動作(粗動)が要求される。このため、Z方向駆動装置36には上記したボイスコイルモータ45に加え、粗動用のシリンダ機構46が設けられている。
【0040】
シリンダ機構46は、Xテーブル40に配設されたシリンダ部47とワークテーブル33に配設されたピストン部48とにより構成されている。そして、エアー導入管49よりエアーを供給或いは排気することにより、ワークテーブル33を図中矢印Z1,Z2方向に移動する構成とされている。
【0041】
このように、ワークテーブル33をZ1,Z2方向に移動させる際、ワークテーブル33を大きく移動させたい場合にはこれに適した粗動用のシリンダ機構46を用い、ワークテーブル33を微細に移動させたい場合にはこれに適した微動用のボイスコイルモータ45を用いることにより、ワークテーブル33(即ち、ウェハW)の移動を応答性よく、かつ高精度に行なうことができる。
【0042】
続いて、緩衝装置50A,50Bについて説明する。この緩衝装置50A,50Bは、後に詳述するようにボイスコイルモータ45の駆動によりXテーブル40に印加される反力を減衰させ無くする機能を奏するものである。この緩衝装置50A,50は、それぞれバネ部材51A,51Bとダンパ52A,52Bとよりなるコンパクトな構成とされている。
【0043】
緩衝装置50Aは、ワークテーブル33とXテーブル10との間に配設されている。具体的には、緩衝装置50Aは、ワークテーブル33に設けられたピストン部48とXテーブル10との間に配設されている。また、緩衝装置50Bはボイスコイルモータ45の配設数と同数配設されており、このボイスコイルモータ45とXテーブル10との間に配設される。このように、緩衝装置50Aをシリンダ機構46内に組み込むことにより、緩衝装置50Aとシリンダ機構46は一体化され、ステージ装置30Aの小型化を図ることができる。
【0044】
続いて、上記構成とされたステージ装置30Aにおいて、緩衝装置50A,50Bを構成するバネ部材51A,51Bのバネ定数k,k、及びダンパ52A,52Bの減衰定数d,dの設定について説明する。
【0045】
いま、図2に示すように、上記したステージ装置30Aを構成する各構成要素の質量,バネ定数,及び減衰定数を次のように定義する。
▲1▼ ピストン部48,コイル45a等を含むワークテーブル33と一体的に移動するものの質量をワークテーブル質量mとする。
▲2▼ 全てのボイスコイルモータ45の質量(コイル45aを除く)をモータ質量mとする。
▲3▼ Xテーブル40と一体的に移動するものの質量をXテーブル質量mとする。
▲4▼ 緩衝装置50Aのバネ部材51Aのバネ定数を第1のバネ定数k、緩衝装置50Aのダンパ52Aの減衰定数を第1の減衰定数dとする。
▲5▼ 複数の緩衝装置50Bにそれぞれに設けられているのバネ部材51B全体としての総バネ定数を第2のバネ定数k、複数の緩衝装置50Bにそれぞれに設けられているのダンパ52B全体としての総減衰定数を第2の減衰定数dとする。
▲6▼ ワークテーブル33の図中矢印Z1方向の移動量を+zとする。
▲7▼ ボイスコイルモータ45の図中矢印Z1方向の移動量を+zとする。
▲8▼ Xテーブル40の図中矢印Z1方向の移動量を+zとする。
▲9▼ ボイスコイルモータ45で発生する力をfとする(コイル45a,磁石45bの双方に発生する)。
【0046】
上記の各パラメータを用いて、ワークテーブル33及びボイスコイルモータ45の運動方程式を求めると次式となる。
【0047】
【数3】
Figure 0004223714
ここで、Xテーブル40に印加される力をXテーブル印加力Fとすると、Xテーブル印加力Fは次式で求められる。
【0048】
【数4】
Figure 0004223714
ここで、上記の(6)式、及び(7)式をラプラス変換してまとめると、次式のようになる。
【0049】
【数5】
Figure 0004223714
続いて、この(7)式,(8)式を前記した(5)式に代入すると、次式のようになる。
【0050】
【数6】
Figure 0004223714
また、F/fを求めると、下式となる。
【0051】
【数7】
Figure 0004223714
ここで、Xテーブル40に対してボイスコイルモータ15の反力が伝達されないようにするには、Xテーブル印加力Fがゼロ(F=0)となるよう構成すればよい。そこで、d,kを下式のように設定する。
【0052】
【数8】
Figure 0004223714
とすると、上記の(10)式は次のようになる。
【0053】
【数9】
Figure 0004223714
従って、(11)式及び(12)式が成立するようにワークテーブル質量m1、モータ質量m2、第1のバネ定数k1、第2のバネ定数k2、第1の減衰定数d1,第2の減衰定数d2を設定することにより、緩衝装置50A,50Bによりボイスコイルモータ45が発生する力がXテーブル40に作用するのを抑制することができる。
【0054】
これにより、ボイスコイルモータ45の駆動によりXテーブル40が振動・変位することを防止でき、従ってXテーブル40の振動・変位によりワークテーブル33が振動・変位することはなくなるため、ワークテーブル33を高速でかつ高精度に駆動することが可能となる。
【0055】
図3乃至図6は、一実施例であるステージ装置30Aの効果を示す図である。図3は、ワークテーブル33を基準位置(0μm位置)から1μm離間した位置に位置決め動作させた時における、ステージ装置30Aの動作のシミュレーション結果を示しており、図4は位置決め目標との誤差を拡大して示す図である。
【0056】
また、図5はシミュレーション時に上記した(11)式及び(12)式の値に約10パーセントの誤差を持たせた時における、ステージ装置30Aの動作のシミュレーション結果を示している。本シミュレーションにおいても、ワークテーブル33を基準位置(0μm位置)から1μm離間した位置に位置決め動作させた時におけるステージ装置30Aの動作を示している。また、図4は位置決め目標との誤差を拡大して示す図である。
【0057】
尚、図中実線で示す(矢印Aで示す)のはワークテーブル33の位置であり、破線で示す(矢印Bで示す)のはXテーブル40の位置であり、一点鎖線(矢印Cで示す)のはボイスコイルモータの位置である。また、各図において、縦軸はXテーブル40からの距離(単位:μm)であり、横軸は時間(単位:msec)である。
【0058】
先ず、図3及び図4に注目する。Xテーブル40に対してワークテーブル33を位置決めする際、ボイスコイルモータ45を駆動する。しかしながら、ボイスコイルモータ45を駆動しても、本実施例に係るステージ装置30Aでは、ボイスコイルモータ45で発生する駆動力の反力は緩衝装置50A,50Bにより減衰・吸収されてXテーブル40への印加が抑制されている。
【0059】
よって、矢印Bで示すようにXテーブル40は振動することはなく、安定した状態を維持する。またこれにより、図3及び図4に矢印Aで示すように、ワークテーブル33も振動することなく安定した状態となる。従って図3及び図4に示したシミュレーション結果より、本実施例に係るステージ装置30Aによれば、ワークテーブル33の位置決めを高精度かつ短時間で行ない得ることが実証された。
【0060】
また、図5及び図6に示すように、上記した(11)式及び(12)式の値に約10パーセントの誤差を持たせた場合であっても、そのシミュレーション結果は先に示した図3及び図4の結果と略同等の結果となっている。
即ち、図中矢印Cで示すように、ボイスコイルモータにある程度の振動が発生するものの、Xテーブル40への影響は小さく、各図に矢印Bで示すように、Xテーブル40は振動することはなく安定した状態を維持する。またこれにより、図5及び図6に矢印Aで示すように、ワークテーブル33も振動することなく安定した状態となる。従って図5及び図6に示したシミュレーション結果より、(11)式及び(12)式の値を満足するよう各パラメータ(d,d,k,k)を高精度に設定する必要はないことが判る。本発明者のシミュレーション結果によれば、要求される精度にもよるが、各パラメータ(d,d,k,k)の値が±20パーセントの範囲で変動しても、ワークテーブル33の位置決めを高精度かつ短時間で行ない得ることができた。
【0061】
次に、図7及び図8を参照しつつ、上記したステージ装置30Aの変形例について説明する。尚、図7及び図8において、図1に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
図7は、ステージ装置30Aの第1変形例であるステージ装置30Bを示している。ステージ装置30Aでは、シリンダ機構46の内部にも緩衝装置50Aを設けた構成としていた。これに対し、本実施例では緩衝装置50Aを除き、緩衝装置50Bのみでボイスコイルモータ45で発生する反力がXテーブル40に伝達しないよう構成したものである。
【0062】
例えば、ワークテーブル質量m1が小さい等により、緩衝装置に要求される減巣力が小さい場合には、必ずしもシリンダ機構46内に緩衝装置50Aを設ける必要はなく、これによりステージ装置30Bの部品点数の削減及び製品コストの低減を図ることができる。
【0063】
また、図8はステージ装置30Aの第2変形例であるステージ装置30Cを示している。ステージ装置30Aでは、緩衝装置50A,50Bをコイルバネよりなるバネ部材51A,51Bとダンパ52A,52Bにより構成した。これに対し、本変形例では、緩衝装置50Cを板バネよりなるバネ部材51Cとダンパ52Cとにより構成すると共に、緩衝装置50Dを板バネよりなるバネ部材51Dとダンパ52Dとにより構成したことを特徴とするものである。
【0064】
このように、バネ部材51C,51Dを板バネにより構成することにより、板バネであるバネ部材51C,51Dの可撓方向(弾性変形方向)は主にZ方向となり、X方向及びY方向への変形は殆ど発生しない。このため、Z方向以外の方向に対するワークテーブル33の不要な変位を規制することができ、ワークテーブル33を安定動作させることが可能となる。
【0065】
尚、上記した本発明は、半導体装置の製造過程のみならず、マイクロマシン,IT用光通信部品等、今後微細加工を必要とする分野に広く適用することが可能である。即ち、現在のマイクロマシン製造技術の多くは半導体製造技術を利用しており、本発明を用いることにより、より精度の高い検査を行なうことが可能となる。
また、レーザ加工の分野では、サブミクロンの精度で超高速に動くステージが要求されている。また、複雑な形状を加工するために、自由度の高いステージが必要となる。従来のステージ装置では、これらの要求を満たすものは無かったが、本発明のステージ装置は、高精度,高速を実現できるため、レーザ加工用ステージとしても用いることができる。更に、本発明は、上記した分野だけではなく、超精密機器,超精密計測装置,マウンター等の、電子部品の組み立て、検査装置,或いはオフィスオートメーション分野においても適用することが可能である。
【0066】
更に、本実施例では、ステージ装置30Aに複数配設される緩衝装置50B(第2の減衰機構となる)のバネ部材51B及びダンパ52Bの特性が全て同一であるという条件のもとで上記した各式をたてたが、複数配設される各緩衝装置50Bの特性をそれぞれ異ならせることも可能である。この場合における上記の式(11)及び式(12)は、下式のようになる。
【0067】
【数10】
Figure 0004223714
但し、nは異なる特性とされた緩衝装置50Bの数であり、dは複数の緩衝装置50Bの全体としての減衰定数であり、kは複数の緩衝装置50Bの全体としての弾性定数である。
【0068】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。
【0069】
請求項1又は3記載の発明によれば、Z方向駆動装置により第2のテーブルが振動・変位することを防止できるため、第2のテーブルの振動・変位により第1のテーブルが振動・変位することはなく、よってZ方向駆動装置により第1のテーブルを高速高精度に駆動することが可能となる。
【0070】
また、請求項記載の発明によれば、緩衝装置が例えばバネ等の弾性部材と、ダンパ等の減衰機構とにより構成されるため、緩衝装置のコンパクト化及び低コスト化を図ることができる。
【0071】
また、請求項記載の発明によれば、第1のテーブルの振動・変位を確実に抑制することができる。
【0072】
また、請求項記載の発明によれば、第1のテーブルを大きく移動させたい場合にはこれに適した粗動用のシリンダ機構を用い、第1のテーブルを微細に移動させたい場合にはこれに適した微動用のボイスコイルモータを用いるため、第1のテーブルの移動を応答性よく、かつ高精度に行なうことができる。
【0073】
また、請求項記載の発明によれば、緩衝装置とシリンダ機構とが一体化されるため、ステージ装置の小型化を図ることができる。
【0074】
また、請求項2又は8記載の発明によれば、第2のステージを高速かつ高精度に移動できると共に、非接触駆動によりクリーン性の向上及びメンテナンスフリーを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるステージ装置の要部構成図である。
【図2】図1に示すステージ装置の運動方程式に用いる各パラメータを示す図である。
【図3】本発明の一実施例であるステージ装置の動作のシミュレーションを行なった結果を示す図である。
【図4】図3において、目標値との誤差を拡大して示す図である。
【図5】図3に示すシミュレーションに対して誤差を10パーセント持たせたときの、ステージ装置の動作のシミュレーション結果を示す図である。
【図6】図5において、目標値との誤差を拡大して示す図である。
【図7】図1に示したステージ装置の第1変形例であるステージ装置の要部構成図である。
【図8】図1に示したステージ装置の第2変形例であるステージ装置の要部構成図である。
【図9】従来の一例であるステージ装置の要部構成図である(その1)。
【図10】従来の一例であるステージ装置の要部構成図である(その2)。
【図11】図9に示すステージ装置の動作のシミュレーションを行なった結果を示す図である。
【図12】図11において、目標値との誤差を拡大して示す図である。
【符号の説明】
30A〜30C ステージ装置
33 ワークテーブル
35 XY方向駆動装置
36A〜36C Z方向駆動装置
40 Xテーブル
41 Yテーブル
43 X方向リニアモータ
45 ボイスコイルモータ
46 シリンダ機構
47 シリンダ部
48 ピストン部
49 エアー導入管
50A〜50D 緩衝装置
51A〜51D バネ部材
52A〜52D ダンパ

Claims (8)

  1. 被移動体が装着される第1のテーブルと、
    粗動用のシリンダ機構と微動用のボイスコイルモータとにより構成され、該第1のテーブルをZ方向に移動させるZ方向駆動装置と、
    該Z方向駆動装置を搭載する第2のテーブルと、
    該第2のテーブルを前記Z方向に対し直交するX−Y方向に移動させるX−Y方向駆動装置と、
    少なくとも前記Z方向駆動装置と前記第2のテーブルとの間、または前記第1のテーブルと前記第2のテーブルとの間のいずか一方に配設されており、前記Z方向駆動装置が発生する力が前記第2のテーブルに作用するのを抑制する緩衝装置とを備え、
    前記緩衝装置を複数設けると共に、その内の一の緩衝装置を前記シリンダ機構に一体的に設け、他の緩衝装置を前記ボイスコイルモータと前記第2のテーブルとの間に設けた、ステージ装置。
  2. 請求項1に記載のステージ装置において、
    前記X−Y方向駆動装置が、リニアモータであることを特徴とするステージ装置。
  3. 被移動体が装着される第1のテーブルと、
    該第1のテーブルの下方に配設され、該第1のテーブルをZ方向に移動させる微動用のZ方向駆動装置と、
    該Z方向駆動装置を搭載する第2のテーブルと、
    該第2のテーブルを前記Z方向に対し直交するX−Y方向に移動させるX−Y方向駆動装置と、
    前記第1のテーブルの下面に配設されたピストン部と前記第2のテーブルの上面に配設されたシリンダ部とを有する、前記第1のテーブルをZ方向に移動させる粗動用のエアシリンダ機構と、
    前記Z方向駆動装置と前記第2のテーブルとの間に設けられる緩衝装置とを有することを特徴とするステージ装置。
  4. 請求項3記載のステージ装置において、
    前記緩衝装置を弾性部材と減衰機構とにより構成したことを特徴とするステージ装置。
  5. 請求項4記載のステージ装置において、
    前記第1のテーブルの質量をm、前記Z方向駆動装置の質量をm、前記エアシリンダ機構の弾性定数をk、前記緩衝装置の弾性定数をk、前記エアシリンダ機構の減衰定数をd、前記緩衝装置の減衰定数をdとしたとき、下式を満足するよう構成したことを特徴とするステージ装置。
    Figure 0004223714
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載のステージ装置において、
    前記エアシリンダ機構が、粗動用シリンダ機構を構成し、
    前記Z方向駆動装置が、微動用のボイスコイルモータを構成することを特徴とするステージ装置。
  7. 請求項6記載のステージ装置において、
    弾性部材と減衰機構とにより構成される緩衝装置を前記エアシリンダ機構に一体的に設けたことを特徴とするステージ装置。
  8. 請求項3乃至7のいずれか1項に記載のステージ装置において、
    前記X−Y方向駆動装置が、リニアモータであることを特徴とするステージ装置。
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