JP6131670B2 - 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法 - Google Patents

無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6131670B2
JP6131670B2 JP2013067221A JP2013067221A JP6131670B2 JP 6131670 B2 JP6131670 B2 JP 6131670B2 JP 2013067221 A JP2013067221 A JP 2013067221A JP 2013067221 A JP2013067221 A JP 2013067221A JP 6131670 B2 JP6131670 B2 JP 6131670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
frame pattern
delay amount
control unit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013067221A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014192751A (ja
Inventor
利宏 小林
利宏 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013067221A priority Critical patent/JP6131670B2/ja
Publication of JP2014192751A publication Critical patent/JP2014192751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6131670B2 publication Critical patent/JP6131670B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法に関する。
無線基地局の設置形態として、無線制御部(Radio Equipment Control(REC))と
無線部(Radio Equipment(RE))とが離れた場所に設置され、RECとREとの間を
光ファイバ等の伝送路で結ぶ接続形態がある。RECとREとの間のインタフェース部には、Common Public Radio Interface(CPRI)が使用されることが多い。CPRIは
、RECとREとの間のインタフェースの仕様である。
無線基地局ではCPRI仕様に従って送受信タイミングを一致させることが求められる。しかし、ケーブル遅延やREC又はRE等における装置内遅延により、送受信タイミングの差異が生じる。ケーブル遅延量は、CPRIの制御ビットを利用して測定される。装置内遅延量は、FPGA(Field Programmable Gate Array)の内部遅延やデバイス遅延
等により計算される。測定されたケーブル遅延量および計算された装置内遅延量に基づいて、遅延補正が行われている。
特開2005−269034号公報 特開2008−22144号公報
装置内遅延量(装置内のデータ伝送の遅延時間)は計算で算出されるが、実システムではデバイスの個体差等に起因する誤差(個体誤差)が含まれる。実システムにおいて計算値で遅延補正を行った場合、個体誤差により実際補正すべき値との誤差(ずれ)が生じる場合がある。
現状のシステムではこのずれは許容範囲であるが、今後適用予定であるキャリアアグリゲーション技術においては現状の送受信タイミングの規定値よりもより厳しい送受信タイミングの規定値が求められる方向にある。よって、従来の遅延補正では、今後適用予定であるキャリアアグリゲーション技術においては、個体誤差の値によっては送信タイミングの規定値を満足できない恐れがある。
本件開示の技術は、装置内遅延量を測定するシステムを提供すること課題とする。
開示の技術は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
制御部と受信部とを有する無線制御装置及び第1挿入部と第2挿入部とを有する無線装置を備え、前記無線制御装置と前記無線装置とが伝送路で接続される無線基地局であって、
前記無線制御装置の前記制御部は、開始タイミング信号を前記第1挿入部及び前記第2挿入部に送信し、第1フレームパターンを前記第1挿入部に送信し、第2フレームパターンを前記第2挿入部に送信し、
前記無線装置の前記第1挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前
記第2挿入部に向けて伝送されるデータ領域に前記第1フレームパターンを挿入し、
前記無線装置の前記第2挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記第1挿入部から伝送され前記受信部に向けて伝送される前記データ領域に前記第2フレームパターンを挿入し、
前記受信部は、前記第2挿入部から伝送されるデータ領域からデータを取り出し、前記制御部に送信し、
前記制御部は、前記受信部から受信したデータから、前記第1フレームパターン及び前記第2フレームパターンを抽出し、前記開始タイミング信号に基づくタイミングと、前記第1フレームパターンを抽出した時刻と、前記第2フレームパターンを抽出した時刻とに基づいて、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間の遅延量を算出する
無線基地局である。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。
開示の技術によれば、装置内遅延量を測定するシステムを提供することができる。
図1は、実施形態1の無線基地局の構成例を示す図である。 図2は、実施形態1におけるRECの構成例を示す図である。 図3は、実施形態1のREの構成例を示す図である。 図4は、無線基地局のハードウェア構成例を示す図である。 図5は、実施形態1の遅延量測定の動作フローの例(1)を示す図である。 図6は、実施形態1の遅延量測定の動作フローの例(2)を示す図である。 図7は、実施形態1の遅延量測定の動作フローの例(3)を示す図である。 図8は、実施形態1の遅延量測定の動作フローの例(4)を示す図である。 図9は、各測定ポイントに送信されるフレームパターンデータの例を示す図である。 図10は、IQ_DL制御部160における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。 図11は、実施形態2のRECの構成例を示す図である。 図12は、実施形態2のREの構成例を示す図である。 図13は、実施形態2のREの遅延量測定の動作フローの例(1)を示す図である。 図14は、実施形態2のREの遅延量測定の動作フローの例(2)を示す図である。 図15は、実施形態2のREの遅延量測定の動作フローの例(3)を示す図である。 図16は、REC300のIQ_DL制御部360における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。 図17は、RE400のTx_SERDES部460における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、
実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
RECは、無線制御装置の一例である。REは、無線装置の一例である。
〔実施形態1〕
(構成例)
本実施形態の無線基地局は、CPRIで、IQデータ領域に、遅延測定開始タイミングに合わせて、測定区間ごとに遅延量測定パターンを挿入し、IQ制御終点部にて当該パターンを抽出して、経過時間を計測することで、遅延量の実測を行う。
図1は、実施形態1の無線基地局の構成例を示す図である。図1の無線基地局10は、REC100およびRE200を含む。REC100とRE200とは、光伝送路で接続される。光伝送路は、例えば、光ファイバで実現される。REC100とRE200とは光伝送路以外の伝送路で接続されてもよい。
REC100は、IQ_DL制御部110、CPRI_Tx制御部120、Tx_SERDES制御部130、Rx_SERDES制御部140、CPRI_Rx制御部150、IQ_UL制御部160、REC遅延量測定制御部170を含む。
RE200は、Rx_SERDES制御部210、CPRI_Tx制御部220、IQ_DL制御部230、IQ_UL制御部240、CPRI_Rx制御部250、Tx_SERDES制御部260、RE遅延量測定制御部270を含む。
図2は、実施形態1におけるRECの構成例を示す図である。IQ_DL制御部110は、DSP(Digital Signal Processor)に接続される。REC遅延量測定制御部170は、CPU(Central Processing Unit)に接続される。IQ_UL制御部160は、D
SPに接続される。Tx_SERDES制御部130は、OPT_MOD(Optical Module)に接続される。Rx_SERDES制御部140は、OPT_MODに接続される。
IQ_DL制御部110は、IQデータ生成部112、フレームパターン挿入部114、IQデータ送信部116を含む。
IQデータ生成部112は、DSPとのインタフェースにより、IQデータを取得する。IQデータ生成部112は、装置状態が、「初期化」、「障害」等である場合に、IQデータをすべて「0」(ALL“0”)にする。装置起動時の実データが出力されるまでのベースバンドデータは、ALL“0”である。
フレームパターン挿入部114は、遅延量測定開始タイミング信号をREC遅延量測定制御部170のTiming生成部173から受信する。フレームパターン挿入部114は、IQデータ生成部112が生成したIQデータに挿入するフレームパターンをREC遅延量測定制御部170のフレームパターン送信制御部172から受信する。フレームパターン挿入部114は、受信した遅延開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。
IQデータ送信部116は、フレームパターン挿入部114で処理されたIQデータを送信データフォーマットに変換して、CPRI_Tx制御部120に送信する。
CPRI_Tx制御部120は、位相調整を行う。CPRI_Tx制御部120は、CPU等からの送信補正値を受信して、送信補正値分の時間を調整してIQデータを出力する。送信補正値は、ソフトウェアで算出される。CPRI_Tx制御部120は、レイヤ2のHDLC送信インタフェースを行う。また、CPRI_Tx制御部120は、CPU
とL3データのインタフェースを行う。
Tx_SERDES制御部130は、送信フレーマー部132、P/S(Parallel / Serial)変換部134を含む。
送信フレーマー部132は、CPRI規定のフォーマットで、各制御データやIQデータを挿入し、出力する。制御データには、同期、L1インバンドプロトコル、HDLCなどが含まれる。送信フレーマー部132は、遅延量測定開始タイミング信号をREC遅延量測定制御部170のTiming生成部173から受信する。送信フレーマー部132は、IQデータに挿入するフレームパターンをREC遅延量測定制御部170のフレームパターン送信制御部172から受信する。送信フレーマー部132は、受信した遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。
P/S変換部134は、パラレル信号をシリアル信号に変換して出力する。P/S変換部134で変換された信号は、OPT_MOD(Optical Module)に入力される。OPT_MODは、電気信号を光信号に変換し、光伝送路を介して、REに向けて出力する。P/S変換部134で変換された信号の一部は、Rx_SERDES制御部140のS/P変換部142に入力される。
Rx_SERDES制御部140は、S/P変換部142、受信フレーマー部144を含む。
S/P変換部142は、REC遅延量測定制御部170からのLoop設定信号に基づいて、P/S変換部134からの信号またはOPT_MODからの信号を選択する。OPT_MODからの信号は、RE200からの光信号がOPT_MODで電気信号に変換された信号である。S/P変換部142は、選択された信号をパラレル信号に変換する。
受信フレーマー部144は、受信CPRIデータの同期確立処理をし、各制御データやIQデータを抽出する。受信フレーマー部144は、遅延量測定開始タイミング信号をREC遅延量測定制御部170のTiming生成部173から受信する。受信フレーマー部144は、IQデータに挿入するフレームパターンをREC遅延量測定制御部170のフレームパターン送信制御部172から受信する。受信フレーマー部144は、受信した遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。受信フレーマー部144は、抽出したHDLCデータやIQデータをそれぞれの受信データフォーマットに変換して送信する。
CPRI_Rx制御部150は、位相調整を行う。CPRI_Rx制御部150は、CPU等からの受信補正値を受信して、受信補正値分の時間を調整してIQデータを出力する。CPRI_Rx制御部150は、レイヤ2のHDLC送信インタフェースを行う。また、CPRI_Rx制御部150は、CPUとL3データのインタフェースを行う。
IQ_UL制御部160は、IQデータ受信部162、IQデータ制御部164を含む。IQ_UL制御部160は、受信部の一例である。
IQデータ受信部162は、CPRI_Rx制御部150からのIQデータを受信する。IQデータ受信部162は、受信したIQデータを、IQデータ制御部164、フレームパターン検出部175に送出する。
IQデータ制御部164は、DSPとのインタフェースにて、IQデータを送信フォー
マットに変換して送信する。
REC遅延量測定制御部170は、CPU―INFレジスタ171、フレームパターン送信制御部172、Timing生成部173、遅延量測定用カウンタ174、フレームパターン検出部175、遅延量算出部176を含む。
CPU―INFレジスタ171は、CPU等からの命令を受け、フレームパターン設定データをフレームパターン送信制御部172に送信する。CPU―INFレジスタ171は、CPU等からの命令を受け、Timing生成部173に、遅延量測定開始信号を送信する。CPU―INFレジスタ171は、CPU等からの命令を受け、送信フレーマー部132に、RE用遅延量測定開始信号を送信する。CPU―INFレジスタ171は、CPU等からの命令を受け、RE200に、LOOP設定信号を送信する。CPU―INFレジスタ171は、算出された遅延量をCPU等に送信する。
フレームパターン送信制御部172は、フレームパターン挿入部114、送信フレーマー部132、受信フレーマー部144、フレームパターン検出部175に、IQデータに挿入する遅延量測定用フレームパターンを送信する。フレームパターン挿入部114、送信フレーマー部132、受信フレーマー部144は、それぞれ、挿入部の例である。
Timing生成部173は、遅延量測定開始タイミング信号を、フレームパターン挿入部114、送信フレーマー部132、受信フレーマー部144に送信する。Timing生成部173は、フレームパターン挿入部114等に送信したのと同じ遅延量測定開始タイミング信号を、遅延量測定用カウンタ174に送信する。
遅延量測定用カウンタ174は、遅延量測定開始タイミング信号を受信すると、遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、遅延量測定用カウンタを起動し、遅延量演算部176にカウンタ値データを通知する。
フレームパターン検出部175は、フレームパターン挿入部114等に送信された遅延量測定用フレームパターンを受信する。フレームパターン検出部175は、IQデータ受信部162からIQデータを受信する。フレームパターン検出部175は、IQデータから遅延量測定用フレームパターンを検出し、遅延量算出部176に通知する。
遅延量算出部176は、遅延量測定開始時のカウンタ値データを、遅延量測定用カウンタから受信する。遅延量算出部176は、フレームパターン検出部175から、遅延量測定用フレームパターンの検出を通知されると、遅延量測定用カウンタ174からカウンタ値データを読み出す。遅延量算出部176は、読み出したカウンタ値データと遅延量測定開始時のカウンタ値データとの差分を算出し、遅延量とする。遅延量算出部176は、算出した遅延量をCPU−INFレジスタ171に通知する。
図3は、実施形態1のREの構成例を示す図である。Rx_SERDES制御部210は、OPT_MODに接続される。RE遅延量測定制御部270は、CPUに接続される。Tx_SERDES制御部260は、DSPに接続される。IQ_DL制御部230は、増幅器等を介してアンテナに接続される。IQ_UL制御部240は、増幅器等を介してアンテナに接続される。
Rx_SERDES制御部210は、S/P変換部212、受信フレーマー部214を含む。
S/P変換部212は、シリアル信号をパラレル信号に変換する。
受信フレーマー部214は、受信CPRIデータの同期確立処理をし、各制御データやIQデータを抽出する。受信フレーマー部214は、制御データ内のVendor Specificデ
ータからRE用遅延量測定開始タイミング信号やRE用フレームパターン情報を抽出し、RE遅延量測定制御部270に送信する。受信フレーマー部214は、遅延量測定開始タイミング信号をRE遅延量測定制御部270のTiming生成部273から受信する。受信フレーマー部214は、IQデータに挿入するフレームパターンをRE遅延量測定制御部270のフレームパターン送信制御部272から受信する。受信フレーマー部214は、受信した遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。受信フレーマー部214は、抽出したHDLCデータやIQデータをそれぞれの受信データフォーマットに変換して送信する。
CPRI_Tx制御部220は、指定したキャリアのIQデータにDUP補正用のフィルタ処理や他キャリアの遅延調整を行う。CPRI_Tx制御部220は、レイヤ2(L2)のHDLC送信インタフェースを行う。CPRI_Tx制御部220は、CPUとのL3データのインタフェースを行う。
IQ_DL制御部230は、フレームパターン挿入部232、P/S変換部234を含む。
フレームパターン挿入部232は、IQデータに挿入するフレームパターンをRE遅延量測定制御部270のフレームパターン送信制御部272から受信する。フレームパターン挿入部232は、受信した遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。
P/S変換部234は、パラレル信号をシリアル信号に変換して出力する。P/S変換部234で変換された信号は、アンテナ等を介して出力される。
IQ_UL制御部240は、S/P変換部242、フレームパターン挿入部244を含む。
S/P変換部242は、RE遅延量測定制御部270からのLOOP設定信号に基づいて、P/S変換部234からの信号またはアンテナ等からの信号を選択する。S/P変換部242は、選択された信号をパラレル信号に変換する。
フレームパターン挿入部244は、遅延量測定開始タイミング信号をRE遅延量測定制御部270のTiming生成部273から受信する。フレームパターン挿入部244は、IQデータに挿入するフレームパターンをREC遅延量測定制御部170のフレームパターン送信制御部172から受信する。フレームパターン挿入部114は、受信した遅延開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。
CPRI_Rx制御部250は、受信補正値を受信して、受信補正値分の時間を調整してIQデータを出力する。CPRI_Rx制御部250は、受信データに対して、復調処理、FIRフィルタ処理、ゲイン調整処理を行う。CPRI_Rx制御部250は、レイヤ2のHDLC送信インタフェースを行う。また、CPRI_Rx制御部250は、CPUとL3データのインタフェースを行う。
Tx_SERDES制御部260は、送信フレーマー部262、P/S変換部264を含む。
送信フレーマー部262は、CPRI規定のフォーマットで、各制御データやIQデータを挿入し、出力する。制御データには、同期、L1インバンドプロトコル、HDLCなどが含まれる。送信フレーマー部262は、遅延量測定開始タイミング信号をRE遅延量測定制御部270のTiming生成部273から受信する。送信フレーマー部262は、IQデータに挿入するフレームパターンをRE遅延量測定制御部270のフレームパターン送信制御部272から受信する。送信フレーマー部262は、受信した遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、受信したフレームパターンをIQデータに挿入する。
P/S変換部264は、パラレル信号をシリアル信号に変換して出力する。P/S変換部264で変換された信号は、OPT_MOD(Optical Module)に入力される。OPT_MODは、電気信号を光信号に変換し、光伝送路を介して、REに向けて出力する。
RE遅延量測定制御部270は、フレームパターン送信制御部272、Timing生成部273を含む。
フレームパターン送信制御部272は、受信フレーマー部214を介して、REC100からのRE用フレームパターン情報を受信する。フレームパターン送信制御部272は、受信フレーマー部214、フレームパターン挿入部232、フレームパターン挿入部244、送信フレーマー部262に、IQデータに挿入する遅延量測定用フレームパターンを送信する。受信フレーマー部214、フレームパターン挿入部232、フレームパターン挿入部244、送信フレーマー部262は、それぞれ、挿入部の例である。
Timing生成部273は、受信フレーマー部214を介して、REC100からのRE用遅延量測定開始信号を受信する。Timing生成部273は、遅延量測定開始情報に基づく遅延量測定開始タイミング信号を、受信フレーマー部214、フレームパターン挿入部232、フレームパターン挿入部244、送信フレーマー部262に送信する。
図4は、無線基地局のハードウェア構成例を示す図である。図4の無線基地局10は、REC100及びRE200を含む。REC100は、DSP191、FPGA192、CPU193、PHY194、OPT_MOD195を含む。RE200は、OPT_MOD291、PHY292、FPGA293、CPU294、TXRX295を含む。
DSP(Digital Signal Processor)191は、無線基地局から端末等に向けて送信される送信データをFPGA192に送信する。DSP191は、FPGA192から、端末等からの受信データを受信する。
FPGA192は、IQ_DL制御部110、CPRI_Tx制御部120、送信フレーマー部132、受信フレーマー部144、CPRI_Rx制御部150、IQ_DL制御部160、REC遅延量測定制御部170を実現する。
CPU193は、ホストプロセッサである。CPU193は、REC100を制御する。
PHY194は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で
実現される。PHY194は、P/S変換部134、S/P変換部142、ループ機能を実現する。PHY194は、SERDES(Serializer/Deserializer)機能、8B/1
0B変換機能を有する。PHY194は、FPGAで実現されてもよい。PHY194は、物理層に関する処理を行う。
OPT_MOD195は、光モジュールである。OPT_MOD195は、電気信号を
光信号に変換(E/O変換)し、光信号を電気信号に変換(O/E変換)する。
OPT_MOD291は、光モジュールである。OPT_MOD291は、電気信号を光信号に変換(E/O変換)し、光信号を電気信号に変換(O/E変換)する。
PHY292は、例えば、ASICで実現される。PHY292は、P/S変換部234、S/P変換部242、ループ機能を実現する。PHY292は、SERDES機能、8B/10B変換機能を有する。PHY294は、FPGAで実現されてもよい。PHY292は、物理層に関する処理を行う。
FPGA293は、受信フレーマー部214、CPRI_Tx制御部220、フレームパターン挿入部232、フレームパターン挿入部244、CPRI_Rx制御部250、送信フレーマー部262、RE遅延量測定制御部270を実現する。FPGA293は、ASICで実現されてもよい。
CPU294、ホストプロセッサである。CPU294は、RE200を制御する。
TXRX295は、送受信部である。TXRX295は、P/S変換部234、S/P変換部242、ループ機能を実現する。TXRX295は、送信ベースバンド信号(IQ_Data)をアナログ信号に変換し、直交変調により、送信RF(Radio Frequency)
信号に変換する機能を有する。TXRX295は、受信RF信号をデジタル信号に変換し、受信ベースバンド信号(IQ_Data)に変換する機能を有する。TXRX295は、送信RF信号を電力増幅する機能を有する。TXRX295は、受信RF信号を電力増幅する機能を有する。TXRX295は、送信RF信号を分離、多重する機能を有する。TXRX295は、受信RF信号を分離、多重する機能を有する。TXRX295は、例えば、ASIC及びディスクリート回路によって実現される。TXRX295は、アンテナに接続されて、送信RF信号を送信し、受信RF信号を受信する。
REC100及びRE200の各ユニットは、ハードウェアの構成要素、ソフトウェアの構成要素、又は、これらの組み合わせとして、それぞれ実現され得る。
ハードウェアの構成要素は、ハードウェア回路であり、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートアレイ、論理ゲー
トの組み合わせ、アナログ回路等がある。
ソフトウェアの構成要素は、ソフトウェアとして所定の処理を実現する部品である。ソフトウェアの構成要素は、ソフトウェアを実現する言語、開発環境等を限定する概念ではない。
REC100及びRE200は、PC、ワークステーション(WS、Work Station)、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。また、REC100及びRE200は、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領
域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺機器が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やRO
M(Read Only Memory)を含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディス
クドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブル
メディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。
通信インタフェース装置は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、キーボードやポインティングデバイスのような入力装置や、ディスプレイ装置やプリンタのような出力装置を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。また、出力装置は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的または個別に実行される処理を含む。
(動作例)
図5、図6、図7、図8は、本実施形態の遅延量測定の動作フローの例を示す図である。図5の「A」は、図6の「A」と接続する。図6の「B」、「C」、「D」は、それぞれ、図7の「B」、「C」、「D」と接続する。図7の「E」、「F」は、それぞれ、図8の「E」、「F」と接続する。
ステップS101では、REC遅延量測定制御部170のCPU―INFレジスタ171は、REC100のCPUから遅延量測定開始の指示を受けたか否かを確認する。REC100のCPUから遅延量測定開始の指示を受けた場合(S101;YES)、処理がステップS102に進む。REC100のCPUから遅延量測定開始の指示を受けていない場合(S101;NO)、指示を受けるまで待機する。
ステップS102では、CPU―INFレジスタ171は、LOOP設定信号を、Tx_SERDES制御部130等を介して、RE200のRE遅延量測定制御部270に送信する。RE遅延量測定制御部270は、受信したLOOP設定信号を、S/P変換部242に送信する。LOOP設定信号は、S/P変換部242における入力信号を、アンテナからの信号から、P/S変換部234からの信号に切り替えることを指示するものである。S/P変換部242は、LOOP設定信号を受信すると、入力信号を、アンテナからの信号から、P/S変換部134からの信号に切り替える。LOOP設定信号は、例えば、CPRIのVendor Specific領域を使用して、RE200に送信される。
ステップS103では、CPU―INFレジスタ171は、各測定ポイントに送信する遅延量測定用フレームパターン設定データをフレームパターン送信制御部172に送信する。フレームパターン送信制御部172は、REC100の測定ポイントである、IQ_
DL制御部110、Tx_SERDES制御部130、Rx_SERDES制御部140に、それぞれ異なるフレームパターンデータを送信する。また、フレームパターン送信制御部172は、Tx_SERDES制御部130等を介して、RE200に、RE200の各測定ポイント用のフレームパターンデータを送信する。RE200のRE遅延量測定制御部270のフレームパターン送信制御部272は、受信フレーマー部214等を介して、REC100からのフレームパターンデータを受信する。フレームパターン送信制御部272は、REC100からのフレームパターンデータを受信すると、RE200の測定ポイントである、Rx_SERDES制御部210、IQ_DL制御部230、IQ_UL制御部240、Tx_SERDES制御部260に、それぞれ異なるフレームパターンデータを送信する。また、フレームパターン送信制御部172は、フレームパターン検出部175に、各測定ポイントに送信した、すべてのフレームパターンデータを送信する。
図9は、各測定ポイントに送信されるフレームパターンデータの例を示す図である。図9の例では、REC_Downlink始点であるIQ_DL制御部110のフレームパターン挿入部114には、パターンAが送信される。REC_Downlink終点であるTx_SERDES制御部130の送信フレーマー部132には、パターンBが送信される。REC_Uplink始点であるRx_SERDES制御部140の受信フレーマー部144には、パターンCが送信される。RE_Downlink始点であるRx_SERDES制御部210の受信フレーマー部214には、パターンDが送信される。RE_Downlink終点であるIQ_DL制御部230のフレームパターン挿入部232には、パターンEが送信される。RE_Uplink始点であるIQ_DL制御部240のフレームパターン挿入部244には、パターンFが送信される。RE_Uplink終点であるTx_SERDES制御部260の受信フレーマー部262には、パターンGが送信される。図9のように、フレームパターンが8bitである場合、例えば、パターンAのフレームパターンデータとして、「0xAA」が採用される。遅延量測定用フレームパターンのビット幅や識別パターンは、図9の例に限定されず、自由に設定され得る。
ステップS104では、CPU―INFレジスタ171は、遅延量測定開始信号をTiming生成部173に送信する。Timing生成部173は、遅延量測定開始信号を受信すると、遅延量測定開始のタイミングを示す遅延量測定開始タイミング信号(例えば、1パルス“H”)を生成する。Timing生成部173は、生成した遅延量測定開始タイミング信号を、各測定ポイントに送信する。また、Timing生成部173は、生成した遅延量測定開始タイミング信号を、遅延量測定用カウンタ174に送信する。
REC100からRE200に、遅延量測定用フレームパターンや遅延量測定開始タイミング信号を送信するには、例えば、CPRIの制御ビット(Vendor Specific領域)が
使用される。
フレームパターン挿入部114等の各測定ポイントは、遅延量測定開始タイミング信号で指定されたタイミングで、受信した遅延量測定用フレームパターンをIQデータ領域に挿入する。例えば、フレームパターン挿入部114で遅延量測定用フレームパターンを挿入されたIQデータは、Tx_SERDES制御部130、Rx_SERDES制御部210、IQ_DL制御部230を通る。さらに、当該IQデータは、IQ_DL制御部230からIQ_DL制御部240に折り返され、Tx_SERDES制御部260、Rx_SERDES制御部140、IQ_UL制御部160を経由して、REC遅延量測定制御部170に達する。
ステップS105では、遅延量測定用カウンタ174は、遅延量測定開始タイミング信号を受信すると、遅延量測定開始タイミング信号で指定されたタイミングで、遅延量測定
用カウンタを起動し、遅延量演算部176にカウンタ値データを通知する。
ステップS106では、フレームパターン検出部175は、IQ_UL制御部160のIQデータ受信部362から、IQデータを受信する。フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、いずれかの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、いずれかの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンが含まれている場合(S106;YES)、処理がステップS107に進む。受信したIQデータに、いずれの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンも含まれていない場合(S106;NO)、ステップS106を繰り返す。ステップS106は、省略されてもよい。
ステップS107では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、REC_Uplink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、REC_Uplink始点のフレームパターンが含まれている場合(S107;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、REC_Uplink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S107;NO)、処理がステップS108に進む。
ステップS108では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、REC_Downlink終点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、REC_Downlink終点のフレームパターンが含まれている場合(S108;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、REC_Downlink終点のフレームパターンが含まれていない場合(S108;NO)、処理がステップS109に進む。
ステップS109では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、REC_Downlink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、REC_Downlink始点のフレームパターンが含まれている場合(S109;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、REC_Downlink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S109;NO)、処理がステップS110に進む。
ステップS110では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、RE_Uplink終点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Uplink終点のフレームパターンが含まれている場合(S110;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、RE_Uplink終点のフレームパターンが含まれていない場合(S110;NO)、処理がステップS111に進む。
ステップS111では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれている場合(S111;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S111;NO)、処理がステップS112に進む。
ステップS112では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、RE_Downlink終点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Downlink終点のフレームパターンが含まれている場合(S112;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、RE_D
ownlink終点のフレームパターンが含まれていない場合(S112;NO)、処理がステップS113に進む。
ステップS113では、フレームパターン検出部175は、受信したIQデータに、RE_Downlink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Downlink始点のフレームパターンが含まれている場合(S113;YES)、処理がステップS114に進む。受信したIQデータに、REC_Downlink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S113;NO)、処理がステップS106に戻る。
ステップS114では、フレームパターン検出部175は、検出したフレームパターンに対応する測定ポイントを、遅延量算出部176に通知する。遅延量算出部176は、測定ポイントを通知されると、遅延量測定用カウンタ374からカウンタ値を読み出す。読み出したカウンタ値から、IQデータが測定ポイントからIQ_UL制御部160に到達するまでの経過時間が分かる。カウンタ値に動作クロックの1サイクル時間を掛けたものが時間となる。
ステップS115では、フレームパターン検出部175は、すべての測定ポイントのフレームパターンを検出したか否かを確認する。いずれかの測定ポイントのフレームパターンを検出していない場合(S115;NO)、処理がステップS106に戻る。すべての測定ポイントのフレームパターンを検出した場合(S115;YES)、処理がステップS116に進む。
ステップS116では、遅延量算出部176は、REC_DownLink、REC_UpLink、RE_DownLink、RE_UpLinkにおける遅延量(遅延時間)を算出する。REC_DownLinkにおける遅延量は、IQ_DL制御部110とTx_SERDES制御部130との間の遅延量である。REC_UpLinkにおける遅延量は、Rx_SERDES制御部140とIQ_UL制御部160との間の遅延量である。RE_DownLinkにおける遅延量は、Rx_SERDES制御部210とIQ_DL制御部230との間の遅延量である。RE_UpLinkにおける遅延量は、IQ_UL制御部240とRx_SERDES制御部260との間の遅延量である。算出された遅延量は、遅延量算出部176からCPU‐INFレジスタ171を介して、CPUに通知される。
REC_DownLinkにおける遅延量は、IQデータがIQ_DL制御部110からIQ_UL制御部160に達する時間からIQデータがTx_SERDES制御部130からIQ_UL制御部160に達する時間を減算することにより算出される。REC_UpLinkにおける遅延量は、IQデータがRx_SERDES制御部140からIQ_UL制御部160に達する時間である。RE_DownLinkにおける遅延量は、IQデータがRx_SERDES制御部210からIQ_UL制御部160に達する時間からIQデータがIQ_DL制御部230からIQ_UL制御部160に達する時間を減算することにより算出される。RE_UpLinkにおける遅延量は、IQデータがIQ_UL制御部240からIQ_UL制御部160に達する時間からIQデータがTx_SERDES制御部260からIQ_UL制御部160に達する時間を減算することにより算出される。遅延量算出部176は、他の区間の遅延量を算出してもよい。
遅延量算出部176が、REC_DownLink、REC_UpLink、RE_DownLink、RE_UpLinkにおける遅延量を算出する場合、遅延量測定開始のタイミングは、REC100内またはRE200内で一致していればよい。即ち、遅延量測定開始のタイミングは、REC100とRE200との間で一致しなくてもよい。
無線基地局10は、測定された装置内遅延量等を用いて、無線基地局10における遅延制御を行う。
(実施形態1の作用、効果)
REC100のREC遅延量測定制御部170は、REC100内の測定ポイントに、遅延量測定用パターンデータ及び遅延量測定開始タイミング信号を送信する。REC100は、CPRIのVender Specific領域を使用して、RE200に、RE用遅延量測定パ
ターンデータ及び遅延量測定開始タイミング信号を送信する。RE200のRE遅延量測定制御部270は、REC100からのRE用遅延量測定パターンデータ及び遅延量測定開始タイミング信号を受信する。RE200のRE遅延量測定制御部270は、RE200内の測定ポイントに、RE用遅延量測定パターンデータ及び遅延量測定開始タイミング信号を送信する。各測定ポイントは、遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、それぞれの遅延量測定用パターンデータをIQデータに挿入する。遅延量測定用パターンデータを挿入されたIQデータは、IQ_UL制御部160等を介して、フレームパターン検出部175に入力される。REC遅延量測定制御部170は、IQデータが各測定ポイントからIQデータ受信部162に到達するまでの時間を測定する。REC100は、測定結果を使用して、REC_DownLink等における遅延量(装置内遅延時間)を実測に基づいて算出することができる。算出された遅延量は、CPUに通知され、当該遅延量に基づいて、補正値が決定される。CPRI_Tx制御部120、CPRI_Rx制御部150は、補正値に基づいて、位相調整を行う。無線基地局10は、算出された遅延量に基づいて、より正確な遅延補正を行うことができる。
LOOP設定信号により、Downlink側からUplink側に信号が折り返すことができるようになり、Downlink側でフレームパターンが挿入された信号が、IQ_UL制御部160で受信される。
図10は、IQ_DL制御部160における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。図10の横軸は、時刻である。IQデータがIQ_DL制御部110からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Aとする。IQデータがTx_SERDES制御部130からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Bとする。IQデータがRx_SERDES制御部140からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Cとする。IQデータがRx_SERDES制御部210からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Dとする。IQ_DL制御部230からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Eとする。IQデータがIQ_UL制御部240からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Fとする。IQデータがTx_SERDES制御部260からIQ_UL制御部160に達する時間を遅延量Gとする。このとき、REC_Downlink遅延量は、遅延量A−遅延量Bである。RE_Downlink遅延量は、遅延量D−遅延量Eである。RE_Uplink遅延量は、遅延量F−遅延量Gである。REC_Uplink遅延量は、遅延量Cである。
本実施形態の無線基地局10は、本実施形態の遅延量測定を、装置起動時の実データが出力されるまでのベースバンドデータがALL“0”である期間に、行うことができる。
〔実施形態2〕
次に実施形態2について説明する。実施形態2は、実施形態1との共通点を有する。従って、主として相違点について説明し、共通点については、説明を省略する。
実施形態1では、REC100が、REC100内の遅延量、RE200内の遅延量を測定する。実施形態2では、RECがDownlinkのIQデータをREC内でUpl
inkに折り返すことで、RECは、REC内の遅延量を測定する。また、REが各測定ポイントに遅延量測定用パターンデータ及び遅延量測定開始タイミング信号を送信し、IQデータに挿入されたフレームパターンを検出することで、REがRE内の遅延量を測定する。
(構成例)
図11は、実施形態2のRECの構成例を示す図である。図11のREC300は、IQ_DL制御部310、CPRI_Tx制御部320、Tx_SERDES制御部330、Rx_SERDES制御部340、CPRI_Rx制御部350、IQ_UL制御部360、REC遅延量測定制御部370を含む。REC300の各処理部は、REC100の各処理部とほぼ同様の構成を有する。但し、REC300は、REC100と異なり、RE用遅延量測定フレームパターン、RE用遅延量測定開始タイミング信号をREに送信しない。
CPU―INFレジスタ371は、CPU等からの命令を受け、Rx_SERDES制御部340のS/P変換部342に、LOOP設定信号を送信する。
S/P変換部342は、REC遅延量測定部370からのLOOP設定信号に基づいて、P/S変換部334からの信号またはOPT_MODからの信号を選択する。S/P変換部342は、選択された信号をパラレル信号に変換する。
図12は、実施形態2のREの構成例を示す図である。図12のRE400は、Rx_SERDES制御部410、CPRI_Tx制御部420、IQ_DL制御部430、IQ_UL制御部440、CPRI_Rx制御部450、Tx_SERDES制御部460を含む。RE400の各処理部は、RE遅延量測定制御部270を除いてRE200の各処理部とほぼ同様の構成を有する。Tx_SERDES制御部460は、受信部の一例である。
REC遅延量測定制御部470は、CPU―INFレジスタ471、フレームパターン送信制御部472、Timing生成部473、遅延量測定用カウンタ474、フレームパターン検出部475、遅延量算出部476を含む。
CPU―INFレジスタ471は、CPU等からの命令を受け、フレームパターン設定データをフレームパターン送信制御部472に送信する。CPU―INFレジスタ471は、CPU等からの命令を受け、Timing生成部473に、遅延量測定開始信号を送信する。CPU―INFレジスタ471は、CPU等からの命令を受け、IQ_UL制御部442に、LOOP設定信号を送信する。CPU―INFレジスタ471は、算出された遅延量をCPU等に送信する。
フレームパターン送信制御部472は、受信フレーマー部414、フレームパターン挿入部432、フレームパターン挿入部444、フレームパターン検出部475に、IQデータに挿入する遅延量測定用フレームパターンを送信する。
Timing生成部473、遅延量測定開始タイミング信号を、受信フレーマー部414、フレームパターン挿入部432、フレームパターン挿入部444に送信する。Timing生成部473は、受信フレーマー部414等に送信したのと同じ遅延量測定開始タイミング信号を、遅延量測定用カウンタ474に送信する。
遅延量測定用カウンタ474は、遅延量測定開始タイミング信号を受信すると、遅延量測定開始タイミング信号のタイミングで、遅延量測定用カウンタを起動し、遅延量演算部
476にカウンタ値データを通知する。
フレームパターン検出部475は、受信フレーマー部414等に送信された遅延量測定用フレームパターンを受信する。フレームパターン検出部475は、送信フレーマー部462からIQデータを受信する。フレームパターン検出部475は、IQデータから遅延量測定用フレームパターンを検出し、遅延量算出部476に通知する。
遅延量算出部476は、遅延量測定開始時のカウンタ値データを、遅延量測定用カウンタから受信する。遅延量算出部476は、フレームパターン検出部475から、遅延量測定用フレームパターンの検出を通知されると、遅延量測定用カウンタ474からカウンタ値データを読み出す。遅延量算出部476は、読み出したカウンタ値データと遅延量測定開始時のカウンタ値データとの差分を算出し、遅延量とする。遅延量算出部476は、算出した遅延量をCPU―INFレジスタ471に通知する。
送信フレーマー部462は、CPRI規定のフォーマットで、各制御データやIQデータを挿入し、出力する。制御データには、同期、L1インバンドプロトコル、HDLCなどが含まれる。送信フレーマー部462は、CPRI_Rx制御部450から受信したIQデータを、フレームパターン検出部475に送出する。
(動作例)
実施形態2のREC300の遅延量測定の動作は、REC100と同様である。但し、REC300は、RE400の遅延量の測定を行わない点で、REC100の動作と異なる。また、REC300は、LOOP設定の際(図5のステップS102に相当)に次のように動作する。
CPU‐INFレジスタ371は、LOOP設定信号を、Rx_SERDES制御部340のS/P変換部342に送信する。LOOP設定信号は、S/P変換部342における入力信号を、OPT_MODからの信号から、P/S変換部334からの信号に切り替えることを指示するものである。S/P変換部342は、LOOP設定信号を受信すると、入力信号を、OPT_MODからの信号から、P/S変換部334からの信号に切り替える。
図13、図14、図15は、本実施形態のREの遅延量測定の動作フローの例を示す図である。図13の「G」は、図14の「G」と接続する。図14の「H」、「I」は、それぞれ、図15の「H」、「I」と接続する。
ステップS201では、RE遅延量測定制御部470のCPU‐INFレジスタ471は、RE400のCPUから遅延量測定開始の指示を受けたか否かを確認する。RE400のCPUから遅延量測定開始の指示を受けた場合(S201;YES)、処理がステップS202に進む。RE400のCPUから遅延量測定開始の指示を受けていない場合(S301;NO)、指示を受けるまで待機する。
ステップS202では、CPU‐INFレジスタ471は、LOOP設定信号を、IQ_UL制御部440のS/P変換部442に送信する。LOOP設定信号は、S/P変換部442における入力信号を、アンテナからの信号から、P/S変換部434からの信号に切り替えることを指示するものである。S/P変換部442は、LOOP設定信号を受信すると、入力信号を、アンテナからの信号から、P/S変換部434からの信号に切り替える。
ステップS203では、CPU‐INFレジスタ471は、各測定ポイントに送信する
遅延量測定用フレームパターン設定データをフレームパターン送信制御部472に送信する。フレームパターン送信制御部472は、RE400の測定ポイントである、受信フレーマー部414、フレームパターン挿入部432、フレームパターン挿入部444に、それぞれ異なるフレームパターンデータを送信する。また、フレームパターン送信制御部472は、フレームパターン検出部475に、各測定ポイントに送信した、すべてのフレームパターンデータを送信する。
ステップS204では、CPU‐INFレジスタ471は、遅延量測定開始信号をTiming生成部473に送信する。Timing生成部473は、遅延量測定開始信号を受信すると、遅延量測定開始のタイミングを示す遅延量測定開始タイミング信号(例えば、1パルス“H”)を生成する。Timing生成部473は、生成した遅延量測定開始タイミング信号を、各測定ポイントに送信する。また、Timing生成部473は、生成した遅延量測定開始タイミング信号を、遅延量測定用カウンタ474に送信する。
受信フレーマー部414等の各測定ポイントは、遅延量測定開始タイミング信号で指定されたタイミングで、受信した遅延量測定用フレームパターンをIQデータ領域に挿入する。例えば、受信フレーマー部414で遅延量測定用フレームパターンを挿入されたIQデータは、CPRI_Tx部420、IQ_DL制御部430、IQ_UL制御部440、CPRI_Rx部450、Tx_SERDES制御部460を通る。さらに、当該IQデータは、RE遅延量測定制御部470に達する。
ステップS205では、遅延量測定用カウンタ474は、遅延量測定開始タイミング信号を受信すると、遅延量測定開始タイミング信号で指定されたタイミングで、遅延量測定用カウンタを起動し、遅延量演算部476にカウンタ値データを通知する。
ステップS206では、フレームパターン検出部475は、Tx_SERDES制御部460の送信フレーマー部462から、IQデータを受信する。フレームパターン検出部475は、受信したIQデータに、いずれかの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、いずれかの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンが含まれている場合(S206;YES)、処理がステップS207に進む。受信したIQデータに、いずれの測定ポイントの遅延量測定用フレームパターンも含まれていない場合(S206;NO)、ステップS206を繰り返す。ステップS206は、省略されてもよい。
ステップS207では、フレームパターン検出部475は、受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれている場合(S207;YES)、処理がステップS210に進む。受信したIQデータに、RE_Uplink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S207;NO)、処理がステップS208に進む。
ステップS208では、フレームパターン検出部475は、受信したIQデータに、RE_Downlink終点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信したIQデータに、RE_Downlink終点のフレームパターンが含まれている場合(S208;YES)、処理がステップS210に進む。受信したIQデータに、RE_Downlink終点のフレームパターンが含まれていない場合(S208;NO)、処理がステップS209に進む。
ステップS209では、フレームパターン検出部475は、受信したIQデータに、RE_Downlink始点のフレームパターンが含まれているか否かを確認する。受信し
たIQデータに、RE_Downlink始点のフレームパターンが含まれている場合(S209;YES)、処理がステップS210に進む。受信したIQデータに、RE_Downlink始点のフレームパターンが含まれていない場合(S209;NO)、処理がステップS206に戻る。
ステップS210では、フレームパターン検出部475は、検出したフレームパターンに対応する測定ポイントを、遅延量算出部476に通知する。遅延量算出部476は、測定ポイントを通知されると、遅延量測定用カウンタ474からカウンタ値を読み出す。読み出したカウンタ値から、IQデータが測定ポイントからTx_SERDES制御部460に到達するまでの経過時間が分かる。カウンタ値に動作クロックの1サイクル時間を掛けたものが時間となる。
ステップS211では、フレームパターン検出部475は、すべての測定ポイントのフレームパターンを検出したか否かを確認する。いずれかの測定ポイントのフレームパターンを検出していない場合(S211;NO)、処理がステップS206に戻る。すべての測定ポイントのフレームパターンを検出した場合(S211;YES)、処理がステップS212に進む。
ステップS212では、遅延量算出部476は、RE_DownLink、RE_UpLinkにおける遅延量(遅延時間)を算出する。RE_DownLinkにおける遅延量は、Rx_SERDES制御部410とIQ_DL制御部430との間の遅延量である。RE_UpLinkにおける遅延量は、IQ_UL制御部440とTx_SERDES制御部460との間の遅延量である。算出された遅延量は、遅延量算出部476からCPU‐INFレジスタ471を介して、CPUに通知される。
RE_DownLinkにおける遅延量は、IQデータがRx_SERDES制御部410からTx_SERDES制御部460に達する時間からIQデータがIQ_DL制御部430からTx_SERDES制御部460に達する時間を減算することにより算出される。RE_UpLinkにおける遅延量は、IQデータがIQ_UL制御部440からTx_SERDES制御部460に達する時間である。
RE400で測定された遅延量は、REC300に通知されてもよい。
(実施形態2の作用、効果)
REC300は、装置内の遅延量(REC_Downlink遅延量、REC_Uplink遅延量)を測定する。RE400は、装置内の遅延量(RE_Downlink遅延量、RE_Uplink遅延量)を実測値に基づいて算出する。それぞれの装置内で遅延量を測定することで、REC300とRE400との間の通信データ量を削減することができる。また、REC_Downlink遅延量を測定する際に、IQデータがRE400内を通らないことで、より正確な遅延量を測定できる。
図16は、REC300のIQ_DL制御部360における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。図16の横軸は、時刻である。IQデータがIQ_DL制御部310からIQ_UL制御部360に達する時間を遅延量Aとする。IQデータがTx_SERDES制御部330からIQ_UL制御部360に達する時間を遅延量Bとする。IQデータがRx_SERDES制御部340からIQ_UL制御部360に達する時間を遅延量Cとする。このとき、REC_Downlink遅延量は、遅延量A−遅延量Bである。REC_Uplink遅延量は、遅延量Cである。
図17は、RE400のTx_SERDES部460における各パターンデータの到着時刻の例を示す図である。図17の横軸は、時刻である。IQデータがRx_SERDE
S制御部410からTx_SERDES部460に達する時間を遅延量Dとする。IQ_DL制御部430からTx_SERDES部460に達する時間を遅延量Eとする。IQデータがIQ_UL制御部440からTx_SERDES部460に達する時間を遅延量Fとする。このとき、RE_Downlink遅延量は、遅延量D−遅延量Eである。RE_Uplink遅延量は、遅延量Fである。
以上の各実施形態は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。
10 無線基地局
100 REC
110 IQ_DL制御部
112 IQデータ生成部
114 フレームパターン挿入部
116 IQデータ送信部116
120 CPRI_Tx制御部
130 Tx_SERDES制御部
132 送信フレーマー部
134 P/S(Parallel / Serial)変換部
140 Rx_SERDES制御部
142 S/P変換部
144 受信フレーマー部
150 CPRI_Rx制御部
160 IQ_UL制御部
162 IQデータ受信部
164 IQデータ制御部
170 REC遅延量測定制御部
171 CPU―INFレジスタ
172 フレームパターン送信制御部
173 Timing生成部
174 遅延量測定用カウンタ
175 フレームパターン検出部
176 遅延量算出部
191 DSP
192 FPGA
193 CPU
194 PHY
195 OPT
200 RE
210 Rx_SERDES制御部
212 S/P変換部
214 受信フレーマー部
220 CPRI_Tx制御部
230 IQ_DL制御部
232 フレームパターン挿入部
234 P/S変換部
240 IQ_UL制御部
242 S/P変換部
244 フレームパターン挿入部
250 CPRI_Rx制御部
260 Tx_SERDES制御部
262 送信フレーマー部
264 P/S変換部
270 RE遅延量測定制御部
272 フレームパターン送信制御部
273 Timing生成部
291 OPT_MOD
292 PHY
293 FPGA
294 CPU
295 TXRX
300 REC
310 IQ_DL制御部
312 IQデータ生成部
314 フレームパターン挿入部
316 IQデータ送信部116
320 CPRI_Tx制御部
330 Tx_SERDES制御部
332 送信フレーマー部
334 P/S(Parallel / Serial)変換部
340 Rx_SERDES制御部
342 S/P変換部
344 受信フレーマー部
350 CPRI_Rx制御部
360 IQ_UL制御部
362 IQデータ受信部
364 IQデータ制御部
370 REC遅延量測定制御部
371 CPU―INFレジスタ
372 フレームパターン送信制御部
373 Timing生成部
374 遅延量測定用カウンタ
375 フレームパターン検出部
376 遅延量算出部
400 RE
410 Rx_SERDES制御部
412 S/P変換部
414 受信フレーマー部
420 CPRI_Tx制御部
430 IQ_DL制御部
432 フレームパターン挿入部
434 P/S変換部
440 IQ_UL制御部
442 S/P変換部
444 フレームパターン挿入部
450 CPRI_Rx制御部
460 Tx_SERDES制御部
462 送信フレーマー部
464 P/S変換部
470 RE遅延量測定制御部
471 CPU―INFレジスタ
472 フレームパターン送信制御部
473 Timing生成部
474 遅延量測定用カウンタ
475 フレームパターン検出部
476 遅延量算出部

Claims (4)

  1. 制御部と受信部とを有する無線制御装置及びダウンリンク側又はアップリンク側の第1挿入部と前記ダウンリンク側又はアップリンク側のうちの前記第1挿入部と同一リンク側の第2挿入部とを有する無線装置を備え、前記無線制御装置と前記無線装置とが伝送路で接続される無線基地局であって、
    前記無線制御装置の前記制御部は、開始タイミング信号、第1フレームパターン、及び第2フレームパターンを前記無線装置に送信し、
    前記無線装置の前記第1挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記第2挿入部に向けて伝送されるデータ領域に前記第1フレームパターンを挿入し、
    前記無線装置の前記第2挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記同一リンク側の前記第1挿入部から伝送され前記受信部に向けて伝送される前記データ領域に前記第2フレームパターンを挿入し、
    前記受信部は、前記第2挿入部から伝送されるデータを受信し、
    前記制御部は、前記受信部受信したデータから、前記第1フレームパターン及び前記第2フレームパターンを抽出し、前記開始タイミング信号に基づくタイミングと、前記第1フレームパターンを抽出した時刻と、前記第2フレームパターンを抽出した時刻とに基づいて、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間の遅延量を算出する
    無線基地局。
  2. 制御部と、ダウンリンク側又はアップリンク側の第1挿入部と、前記ダウンリンク側又はアップリンク側のうちの前記第1挿入部と同一リンク側の第2挿入部と、受信部とを有する無線制御装置であって、
    前記制御部は、開始タイミング信号を前記第1挿入部及び前記第2挿入部に送信し、第1フレームパターンを前記第1挿入部に送信し、第2フレームパターンを前記第2挿入部に送信し、
    前記第1挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記第2挿入部に向けて伝送されるデータ領域に前記第1フレームパターンを挿入し、
    前記第2挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記同一リンク側の前記第1挿入部から伝送され前記受信部に向けて伝送される前記データ領域に前記第2フレームパターンを挿入し、
    前記受信部は、前記第2挿入部から伝送されるデータを受信し、
    前記制御部は、前記受信部受信したデータから、前記第1フレームパターン及び前記第2フレームパターンを抽出し、前記開始タイミング信号に基づくタイミングと、前記第1フレームパターンを抽出した時刻と、前記第2フレームパターンを抽出した時刻とに基づいて、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間の遅延量を算出する
    無線制御装置。
  3. 制御部と、ダウンリンク側又はアップリンク側の第1挿入部と、前記ダウンリンク側又はアップリンク側のうちの前記第1挿入部と同一リンク側の第2挿入部と、受信部とを有する無線装置であって、
    前記制御部は、開始タイミング信号を前記第1挿入部及び前記第2挿入部に送信し、第1フレームパターンを前記第1挿入部に送信し、第2フレームパターンを前記第2挿入部に送信し、
    前記第1挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記第2挿入部に向けて伝送されるデータ領域に前記第1フレームパターンを挿入し、
    前記第2挿入部は、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記同一リンク側の前記第1挿入部から伝送され前記受信部に向けて伝送される前記データ領域に前記第2フレームパターンを挿入し、
    前記受信部は、前記第2挿入部から伝送されるデータを受信し、
    前記制御部は、前記受信部から受信したデータから、前記第1フレームパターン及び前記第2フレームパターンを抽出し、前記開始タイミング信号に基づくタイミングと、前記第1フレームパターンを抽出した時刻と、前記第2フレームパターンを抽出した時刻とに基づいて、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間の遅延量を算出する
    無線装置。
  4. ダウンリンク側又はアップリンク側の第1挿入部と、前記ダウンリンク側又はアップリンク側のうちの前記第1挿入部と同一リンク側の第2挿入部と、受信部とを含む無線基地局において、
    開始タイミング信号を前記第1挿入部及び前記第2挿入部に送信し、第1フレームパターンを前記第1挿入部に送信し、第2フレームパターンを前記第2挿入部に送信し、
    前記第1挿入部が、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記第2挿入部に向けて伝送されるデータ領域に前記第1フレームパターンを挿入し、
    前記第2挿入部が、前記開始タイミング信号に基づくタイミングで、前記同一リンク側の前記第1挿入部から伝送され前記受信部に向けて伝送される前記データ領域に前記第2フレームパターンを挿入し、
    前記受信部が、前記第2挿入部から伝送されるデータを受信し、
    前記受信部受信したデータから、前記第1フレームパターン及び前記第2フレームパターンを抽出し、前記開始タイミング信号に基づくタイミングと、前記第1フレームパターンを抽出した時刻と、前記第2フレームパターンを抽出した時刻とに基づいて、前記第1挿入部と前記第2挿入部との間の遅延量を算出する
    遅延量測定方法。
JP2013067221A 2013-03-27 2013-03-27 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法 Expired - Fee Related JP6131670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067221A JP6131670B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013067221A JP6131670B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014192751A JP2014192751A (ja) 2014-10-06
JP6131670B2 true JP6131670B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=51838634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013067221A Expired - Fee Related JP6131670B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6131670B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3926342B2 (ja) * 2004-03-17 2007-06-06 埼玉日本電気株式会社 無線基地局システムおよび遅延時間測定方法
JP2011024099A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fujitsu Ltd 無線装置制御装置、基地局、およびデータ中継方法
CN101998616B (zh) * 2009-08-31 2014-05-14 国际商业机器公司 无线通信系统基站及其数据传输的同步方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014192751A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2860998B1 (en) Pairing terminals with a sound wave signal
JP2011024099A (ja) 無線装置制御装置、基地局、およびデータ中継方法
CN110830187B (zh) 信息的传输指示方法、网络设备及终端
KR20190065389A (ko) 디바이스들의 멀티-디바이스 동기화를 위한 인코딩
CN103369662A (zh) 适配器、基带处理单元和基站系统
JP2018207403A (ja) 無線通信装置および遅延調整方法
JP6060538B2 (ja) 無線装置、及び信号処理方法
JP6131670B2 (ja) 無線基地局、無線制御装置、無線装置、及び、遅延量測定方法
CN102202253B (zh) 在助听设备和外部单元间传输数据的方法及相应的装置
WO2023050734A1 (zh) 天线校准方法、装置和远程射频单元
JP5413150B2 (ja) 送信タイミング調整装置及びその方法並びにそれを用いたリレー装置
CN110221996B (zh) 主控芯片中的控制器配置方法及装置
KR102427661B1 (ko) 클라우드 랜 환경에서 상향링크 전송 및 하향링크 전송을 시분할 방식으로 처리하는 원격 무선 유닛 및 그 동작 방법
CN110519190B (zh) 一种控制无线直放站进行工作的方法及无线直放站
JP5850025B2 (ja) 無線通信システム、無線機、アンテナ側装置
US9030339B2 (en) Transmitting device and receiving device
JP5454878B2 (ja) Rofシステム、親局装置、及び伝送路遅延時間調整方法
JP4739287B2 (ja) 盗聴検出器
WO2018098815A1 (zh) 相位校正方法及装置
JP2015056750A (ja) 通信制御システム、帯域割当装置、中継装置及び通信制御方法
JP2005512439A (ja) クロックドインターフェイスを有するシステム
JP2021510464A (ja) 測定リソースの指示方法及び関連デバイス
US7532905B2 (en) Filter device and transmission power control apparatus
JP2007184879A (ja) 無線lan装置、プログラムおよび記録媒体
WO2021085304A1 (ja) 通信装置、通信方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6131670

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees