JP4739287B2 - 盗聴検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、盗聴器の検出を行う盗聴器検出器および盗聴器検出方法に関するものである。
盗聴器が発する電波信号を検出して盗聴器の有無を判断する盗聴器検出器や、スピーカを用いて音波信号を発信させ、そのスピーカから発せられた音波信号が盗聴器から電波信号として発せられていないかを検出して盗聴器を検出する盗聴器検出器が知られている(たとえば特許文献1を参照)。
盗聴器検出方法には種々のものがあるが、その方法の一つに、受信信号の周波数スペクトルのレベル差に基づいて判断するものがある(たとえば特許文献2を参照)。
特許第3758497号公報 特表2003−513390号公報
たとえば周波数スペクトルに基づいて盗聴器を検出する方式の盗聴器検出器では、受信した電波信号が盗聴器のものか、あるいは携帯電話機や無線機等の無線端末から送信されたものか判別が困難となる場合がある。
また、音の変化がない状態が続く場合、あるいは音の検出期間中のみ電波信号を発信する方式(以下、VOX方式と表記する)の盗聴器の場合、上述した盗聴器検出方法が適応できない場合がある。
また、盗聴器には、音声だけではなくデジタル等のデータを盗聴する盗聴器が存在する。たとえば引用文献2のようにVOX方式の盗聴器に対応した盗聴器検出器が考案されているが、データの盗聴が可能な盗聴器を検出することはできない欠点がある。
本発明は、いかなる環境下にあっても盗聴器を的確に検出できる盗聴器検出器および盗聴器検出方法を提供することにある。
本発明の第1の観点の盗聴器検出器は、信号を検出すると前記信号を無線送信する盗聴器を検出するための盗聴器検出器であって、疑似音声を発生して音声周波数帯域の疑似音声信号を出力する疑似音声発生部と、疑似データを生成して疑似データ信号を出力する疑似データ生成部と、前記疑似音声発生部および前記疑似データ生成部の内、少なくともいずれか一方の出力信号からデータを取得するデータ取得部と、前記データ取得部が取得した複数の前記データを比較して前記盗聴器を検出する検出部と、を有し、前記疑似音声発生部は、前記疑似音声信号を増幅してスピーカを介して音波信号として出力し、前記疑似データ生成部は、外部ネットワークに接続されて生成した前記疑似データを前記外部ネットワークを介してデジタル通信信号として出力し、前記盗聴器は、出力された前記音波信号および前記デジタル通信信号の内いずれか一方の出力信号を受信し、該受信信号が音波信号の場合は、受信した前記音波信号で搬送波の高周波を変調してアンテナから送信し、前記受信信号が通信信号の場合は、受信した前記デジタル通信信号をアナログ信号に変換した後に高調周波数の搬送波に変調して前記アンテナから送信し、前記データ取得部は複数設けられ、該データ取得部は、前記盗聴器から入力するデータの受信周波数帯域が所定の帯域幅で複数分割されて前記受信周波数帯域ごとにそれぞれ割り当てられ、前記データ取得部が各々並列処理を同時に行って分割された受信周波数ごとに周波数スペクトルを取得し、前記検出部は、前記複数のデータを記録し、前記出力信号の出力期間中に取得した記録データが、前記出力信号の出力期間外に取得した記録データと異なる場合に前記盗聴器が存在していると判断する。
好適には、前記データ取得部は、スペクトルのデータを取得し、前記検出部は、取得された前記スペクトルのレベル差を比較して盗聴器の有無を判断する。
好適には、前記データ取得部は、前記出力信号の出力開始前の第1記録データと、出力期間中の第2記録データと、出力終了後の第3記録データとをそれぞれ取得し、前記検出部は、前記第2記録データが前記第1および第3記録データと異なる場合に、前記盗聴器が存在していると判断する。
好適には、盗聴器検出器は、電波信号を受信する受信回路を有し、前記受信回路は、少なくとも一以上の前記データ取得部を含む。
好適には、前記疑似データ生成部は、所定のネットワークに接続され、データ通信が可能な端末装置であって、前記端末装置は、前記ネットワークに接続された他の端末装置からの制御によって前記疑似データを生成し、前記検出部が前記盗聴器を検出する。
本発明の第2の観点の盗聴器検出方法は、信号を検出すると前記信号を無線送信する盗聴器を検出するための盗聴器検出器であって、疑似データを生成し、前記疑似データを信号として出力する第1ステップと、前記出力された信号からデータを取得する第2ステップと、複数の前記データをそれぞれ比較して前記盗聴器を検出する第3ステップと、を有し、前記第3ステップにおいては、前記複数のデータを記録し、前記信号の出力期間中に取得した記録データが、前記信号の出力期間外に取得した記録データと異なる場合に前記盗聴器が存在していると判断する。
本発明によれば、いかなる環境下にあっても盗聴器を的確に検出できる盗聴器検出器および盗聴器検出方法を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
図1に示す盗聴器検出器10は、受信アンテナ11、受信回路12、データ取得部121、マイクロコンピュータ13、アナログ−デジタル変換器131、信号処理回路132、メモリ133、切り替えスイッチ14、疑似音声発生部15、アンプ151、スピーカ152、疑似データ生成部16、および表示部17を有する。
受信アンテナ11は、盗聴器20が発信している電波信号を受信する。
受信回路12は、データ取得部121を有する。また、受信回路12は、たとえば図示していない高周波同調器や中間周波数変換器等により、受信した電波信号から中間周波数帯域の信号を取り出し、データ取得部121に出力する。
データ取得部121は、疑似音声発生部15または疑似データ生成部16が出力する信号に同期して周波数を掃引し、周波数スペクトルを取得する。そして、データ取得部121は、取得した周波数スペクトルをアナログ−デジタル変換器131を介して信号処理回路132に出力する。
マイクロコンピュータ13は、本発明の検出部に対応しており、アナログ−デジタル変換器131、信号処理回路132、およびメモリ133を有する。また、マイクロコンピュータ13は、盗聴器検出器10の全体の制御、たとえば受信回路12、アナログ−デジタル変換器131、信号処理回路132、メモリ133、切り替えスイッチ14、疑似音声発生部15、疑似データ生成部16、および表示部17の制御を行う。
また、マイクロコンピュータ13は、データ取得部121が取得したスペクトルデータを基に盗聴器20を検出する。
アナログ−デジタル変換器131は、データ取得部121からアナログ信号の周波数スペクトルの信号が入力され、デジタル信号に変換した後、信号処理回路132に出力する。
信号処理回路132は、アナログ−デジタル変換器131にてデジタル信号に変換された周波数スペクトルのデータが入力され、統計的な処理を行った後、処理された周波数スペクトルのデータを比較して盗聴器を検出する。
また、信号処理回路132は、アナログ−デジタル変換器131を介して入力された周波数スペクトルをメモリ133に書き込む。
メモリ133は、信号処理回路132から周波数スペクトルが入力され、所定期間記録する。この記録期間は、たとえば盗聴器20の検出開始から終了まで等、特に限定されない。また、メモリ133は、マイクロコンピュータ13の制御に基づいて記録された周波数スペクトルのデータを信号処理回路132に出力する。
切り替えスイッチ14は、マイクロコンピュータ13からの制御信号により、疑似音声発生部15または疑似データ生成部16のいずれか一方に切り替える。
疑似音声発生部15は、アンプ151を有する。疑似音声発生部15は、切り替えスイッチ14によって疑似音声発生部15が選択された場合、マイクロコンピュータ13の制御信号に応じて所望する音声周波数帯域の音声信号を発生させ、アンプ151で音声信号を増幅させた後、スピーカ152を介して音波信号として出力する。
本実施形態では、疑似音声発生部15が音声信号の周波数を変化させながら、スピーカ152を介して音波信号を発信させて盗聴器20を検出する。
アンプ151は、音声信号を増幅してスピーカ152に出力する。
スピーカ152は、疑似音声発生部15から入力された音声信号に基づいて、音波信号を発信する。
疑似データ生成部16は、切り替えスイッチ14によって疑似データ生成部16が選択された場合、マイクロコンピュータ13の制御信号に応じて所望するデジタルデータを生成する。このデジタルデータの内容等は特に限定されない。また、疑似データ生成部16は、外部ネットワーク18に接続されており、生成したデータを外部ネットワークを介して他の無線通信端末等に出力する。
表示部17は、マイクロコンピュータ13から制御信号が入力され、たとえば盗聴器の検出結果等、所定の情報を表示する。なお、表示部17は、ブザー等であってもよく、その構成は本実施形態に限定されない。
外部ネットワーク18は、LAN(Local Area Network)や広域通信網であって、疑似データ生成部16、有線あるいは無線の通信端末等が接続されている。
また、本実施例では、たとえばデジタルのデータ等を盗聴して電波送信が可能な盗聴器20が外部ネットワーク18に接続されているとする。
盗聴器20は、マイクロフォン21、およびアンテナ22を有する。この盗聴器20は、たとえばVOX方式の盗聴器であって、盗聴器検出器10のスピーカ152が発信している音波信号、または外部ネットワーク18を介して疑似データ生成部16が生成したデータを受信し、その受信信号で搬送波の高周波を変調して、アンテナ22を介して送出する。
次に、本実施形態に係る盗聴器検出方法について説明する。ただし、説明の簡単化のため、疑似音声発生部15が切り替えスイッチ14により選択されているとする。
図2は、本実施形態に係る盗聴器検出方法の一例を説明するための図である。図2(1)は疑似音声発生部15が出力する信号のタイミングを、図2(2)は周波数スペクトルの取得周期をそれぞれ示す。
(期間t1)
図2に示す期間t1において、図2(2)に示すように、データ取得部121が、所定周期で周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、信号処理回路132に出力する。その後、信号処理回路132が、周波数スペクトルをメモリ133に記録する(図2の期間t1に相当する)。
この期間t1に記録された周波数スペクトルのデータを第1記録データとする。図2(a)は、このときの周波数スペクトルの一例である。なお、データ取得部121が周波数スペクトルを取得する周期は、任意の周期であり、特に限定されない。
(期間t2)
その後、図2に示す期間t2において、図2(1)に示すように、疑似音声発生部15が音声信号を出力する。盗聴器20は、たとえば受信した音波信号で搬送波の高周波を変調して信号を電波送信する。
そして、データ取得部121は、この音声信号に同期して周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、信号処理回路132に出力する。その後、信号処理回路132が周波数スペクトルをメモリ133に記録する。また、疑似音声発生部15が音声信号を出力している期間(図2の期間t2に相当する)、信号処理回路132は、周期的にメモリ133に記録する。
この期間t2に記録された周波数スペクトルのデータを第2記録データとする。図2(b)は、このときの周波数スペクトルの一例である。
(期間t3)
図2(1)に示すように、疑似音声発生部15が音声信号の出力を停止したとする。データ取得部121は、この音声信号に同期して周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、信号処理回路132に出力する。その後、信号処理回路132が、周波数スペクトルをメモリ133に記録する。以後、データ取得部121は、周期的に周波数スペクトルを取得し、信号処理回路132は、周波数スペクトルをメモリ133に記録する。(図2の期間t3に相当する)。
この期間t3に記録された周波数スペクトルのデータを第3記録データとする。図2(c)は、このときの周波数スペクトルの一例である。
図2の例において、第2記録データの周波数スペクトルは、他の記録データのものと異なり、突出したキャリアが発生している。これは、盗聴器20が疑似音声発生部15の出力信号を受信して電波送信し、受信回路12が盗聴器20が発している電波信号を受信したからである。したがって、疑似音声発生部15の信号出力期間に取得した第2記録データの受信レベルは、他のものと比較して高くなる。換言すれば、図2の各記録データは、盗聴器20の存在を示唆している。
信号処理回路132は、第1〜第3記録データをメモリ133から読み出して、記録データごとに統計的処理を施し、それぞれを比較する。図2の例の場合、第2記録データが第1および第3記録データと異なることから、信号処理回路132は、盗聴器20が存在していると判断する。
次に、疑似データ生成部16が切り替えスイッチ14により選択されている場合について説明する。
上述の疑似音声発生部15との違いは、疑似データ生成部16が音声信号の代わりにデジタルのデータを生成することである。また、盗聴器20は、音声信号を受信する代わりに、デジタルのデータを受信する。
具体的には、疑似データ生成部16は、デジタルのデータを生成し、外部ネットワーク18に出力する。そして、外部ネットワーク18に接続されている盗聴器20は、たとえば外部ネットワーク18を介して疑似データ生成部16からデジタルのデータを受信し、アナログの信号に変換した後、高調周波数の搬送波等に変調して送信する。
疑似データ生成部16が選択された場合の盗聴器検出方法は、疑似音声発生部15を疑似データ生成部16に置き換えたものと同様であるため、その詳細な説明は割愛する。
次に、本盗聴器検出方法を採用した盗聴器検出器10の動作の一例について、図3を参照しながら図2に関連づけて説明する。ただし、説明の簡単化のため、疑似音声発生部15が切り替えスイッチ14により選択されているものとする。
図3は、実施形態に係る盗聴器検出方法を採用した盗聴器検出器の動作の一例を示すフローチャートである。
(ステップST1)
盗聴器検出器10のデータ取得部121は、周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、アナログ−デジタル変換器131に出力する。
アナログ−デジタル変換器131は、入力された周波数スペクトルのデータをアナログからデジタルの信号に変換した後、信号処理回路132に出力する。そして信号処理回路132は、このデータをメモリ133に記録する。
なお、本ステップの処理は、図2の期間t1における処理に対応し、所定周期ごとに繰り返される。また、この期間に取得された周波数スペクトルは、図2に図示する第1記録データに対応している。
(ステップST2)
疑似音声発生部15は、マイクロコンピュータ13からの制御信号により所定周波数の音声信号を発生し、アンプ151にて音声信号を増幅させた後、スピーカ152を介して発信させる。
(ステップST3)
盗聴器20は、盗聴器検出器10のスピーカ152が発信した音波信号をマイクロフォン21で受信する。そして、盗聴器は、受信信号を搬送波に変調し、アンテナ22を介して電波送信する。
盗聴器検出器10の受信回路12は、受信アンテナ11を介して受信した信号に所定の処理を行って中間周波数帯域の信号に変換し、データ取得部121に出力する。
データ取得部121は、入力信号から周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、アナログ−デジタル変換器131に出力する。
アナログ−デジタル変換器131は、入力された周波数スペクトルのデータをアナログからデジタルの信号に変換した後、信号処理回路132に出力する。そして信号処理回路132は、このデータをメモリ133に記録する。
疑似音声発生部15は、発生させる音声信号の周波数を変化させ(たとえばステップST2における周波数よりも高い周波数の音声信号)、ステップST2における処理と同様の処理を行う。つづいて、第3ステップST3と同様の処理を行う。
ステップST2およびST3の処理は、疑似音声発生部15が発生させる音声信号の周波数が所定周波数に達するまで行われる。この所定周波数は、たとえば盗聴器20が受信可能な周波数であって、特に限定されない。
なお、ステップST2およびST3の処理は、図2の期間t2における処理に対応し、所定周期ごとに繰り返される。また、この期間に取得された周波数スペクトルは、図2に図示する第2記録データに対応している。
(ステップST4)
ステップST4では、疑似音声発生部15が発生させる音声信号の周波数が所定周波数に達したか否かを判断する。
前述の周波数が所定周波数に達していない場合(NO)、ステップST2の処理に戻る。
前述の周波数が所定周波数に達した場合(YES)、ステップ5の処理を行う。
(ステップST5)
前述の周波数が所定周波数に達した時点で、再び盗聴器検出器10のデータ取得部121が、周波数を掃引して周波数スペクトルを取得し、アナログ−デジタル変換器131に出力する。
アナログ−デジタル変換器131は、入力された周波数スペクトルのデータをアナログからデジタルの信号に変換した後、信号処理回路132に出力する。そして信号処理回路132は、このデータをメモリ133に記録する。
なお、本ステップの処理は、図2の期間t3における処理に対応し、所定周期ごとに繰り返される。また、この期間の周波数スペクトルは、図2に図示する第3記録データに対応している。
(ステップST6)
信号処理回路132は、上述した第1〜第3記録データをメモリ133から読み出して、記録データごとに統計的処理を施してそれぞれ比較する。たとえば、図2のように、第2記録データが第1および第3記録データと異なる場合、信号処理回路132は、盗聴器20が存在していると判断する。
逆に、第2記録データが第1および第3記録データと比較して、周波数スペクトルの受信レベルに変化がない場合、信号処理回路132は、盗聴器20が存在していないと判断する。
(ステップST7)
マイクロコンピュータ13は、ステップST6における盗聴器20の検出結果に応じて、表示部17を制御して検出結果を表示する。
疑似データ生成部16が選択された場合は、疑似音声発生部15を疑似データ生成部16に置き換えたものと同様である。この場合、盗聴器検出器10は、上述したステップST1〜ステップST6の処理を行う。
具体的には、ステップST2において、疑似データ生成部16はデータを生成し、外部ネットワーク18を介して他の端末機器等に出力する。また、ステップST4においては、疑似データ生成部16が生成するパケット量等が所定の量に達したか否かを判断する。
上述したように、本実施形態によれば、疑似音声発生部15が音声を発生、あるいは疑似データ生成部16がデータを生成し、盗聴器20がこれらの音声やデータを受信した後に電波送信する。データ取得部121が、疑似音声発生部15あるいは疑似データ生成部16の出力信号に同期して、受信回路12にて変調された信号から周波数スペクトルを取得し、メモリ133がこの周波数スペクトルを記録する。
信号処理回路132は、疑似音声発生部15あるいは疑似データ生成部16が信号を出力する前後、および信号生成出力中の記録データから周波数スペクトルをそれぞれ比較する。そして、信号処理回路132は、前述の信号生成出力中の記録データの周波数スペクトルが信号出力前後のものと異なる場合に、盗聴器20が存在すると判断する。
したがって、本実施形態によれば、図4に示すように、複数のキャリアが発生するような環境下であっても、盗聴器検出器が受信した電波信号が盗聴器のものか、あるいは携帯電話機や無線機等の無線端末から送信されたものか判別が容易となる利点がある。
また、本実施形態によれば、盗聴器検出器が出力する信号に同期して周波数スペクトルを取得するため、音の変化がない状態が続く場合、あるいはVOX方式の盗聴器の場合でもその検出が容易となる利点がある。
また、本実施形態によれば、音声だけでなくデジタル等のデータが盗聴可能な盗聴器に対しても有効である利点がある。
さらに、本実施形態によれば、周波数スペクトルに基づいて盗聴器の検出が行われる。したがって、本盗聴器検出器は、変調方式に合わせた復調回路を必要とせず、アナログ変調あるいはデジタル変調の区別なく盗聴器を検出できる利点がある。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
本実施形態に係る盗聴器検出器10aでは、受信回路12aが第1実施形態に係るデータ取得部121を複数有する。また、本実施形態では、スペクトルの周波数帯域を分割し、各々のデータ取得部が並列処理を行って周波数スペクトルを取得する。
具体的には、図5に示すように、受信回路12aが第1データ取得部121aおよび第2データ取得部121bを有する。
また、本実施形態では、各データ取得部で取得される周波数スペクトルの周波数帯域が、所定の周波数帯域幅で2分割される。たとえば、第1データ取得部121aは、第1の周波数帯域における周波数スペクトルの取得を行う。また同時に、第2データ取得部121bは、第2の周波数帯域における周波数スペクトルの取得を行う。
上述のように本実施形態では、周波数帯域を分割し、第1および第2データ取得部がそれぞれ割り当てられた周波数帯域ごとに周波数スペクトルの取得を同時に行うため、第1実施形態にて得られる効果だけではなく、盗聴器の検出が高速に実行できる。
なお、本実施形態では、受信回路12aが有するデータ取得部の数は任意に決定できる。この場合、周波数スペクトルの周波数帯域の分割数は、データ取得部の数に応じて決定すればよい。
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
本実施形態に係る盗聴器検出器10bは、第1実施形態に係る疑似データ生成部16をデータ生成およびデータ通信が可能な端末装置16aに置き換えたものである。この端末装置は、たとえばパーソナルコンピュータ(Personal Computer)であって、その内部構成等は特に限定されない。
端末装置16aは、外部ネットワーク18と接続されており、この外部ネットワーク18に接続された他のパーソナルコンピュータ等の端末装置からの制御によって、データを生成し、盗聴器20の検出を行う。したがって、本実施形態では、盗聴器検出器10bが盗聴器検出結果を表示部17に表示させるだけではなく、端末装置16aに盗聴器検出結果のデータを外部ネットワーク18を介して他の端末装置に送信することができる。
上述のように、本実施形態では、データの生成に端末装置を使用することにより、第1実施形態にて得られる効果だけではなく、外部ネットワーク上の他の端末装置から盗聴器の検出を実行できる。
また、本発明は、本盗聴器検出方法(たとえば図3に示すステップST1〜ステップST7)が実行可能であれば、盗聴器検出器の構成等は本実施形態に限定されない。また、本発明は、たとえば第2および第3実施形態を組み合わせて使用することもできる。
第1実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態に係る盗聴器検出方法の一例を説明するための図である。 第1実施形態に係る盗聴器検出方法を採用した盗聴器検出器の動作の一例を示すフローチャートである。 周波数スペクトルの一例を示す図である。 第2実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。 第3実施形態に係る盗聴器検出器の一実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
10…盗聴器検出器、11…受信アンテナ、12…受信回路、121、121a、121b…データ取得部、13…マイクロコンピュータ(検出部)、131…アナログ−デジタル変換器、132…信号処理回路、133…メモリ、14…切り替えスイッチ、15…疑似音声発生部、151…アンプ、152…スピーカ、16…疑似データ生成部、16a…端末装置、17…表示部、18…外部ネットワーク、20…盗聴器、21…マイクロフォン、22…(盗聴器の)アンテナ。

Claims (1)

  1. 信号を検出すると前記信号を無線送信する盗聴器を検出するための盗聴器検出器であって、
    疑似音声を発生して音声周波数帯域の疑似音声信号を出力する疑似音声発生部と、
    疑似データを生成して疑似データ信号を出力する疑似データ生成部と、
    前記疑似音声発生部および前記疑似データ生成部の内、少なくともいずれか一方の出力信号からデータを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部が取得した複数の前記データを比較して前記盗聴器を検出する検出部と、
    を有し、
    前記疑似音声発生部は、前記疑似音声信号を増幅してスピーカを介して音波信号として出力し、
    前記疑似データ生成部は、外部ネットワークに接続されて生成した前記疑似データを前記外部ネットワークを介してデジタル通信信号として出力し、
    前記盗聴器は、出力された前記音波信号および前記デジタル通信信号の内いずれか一方の出力信号を受信し、該受信信号が音波信号の場合は、受信した前記音波信号で搬送波の高周波を変調してアンテナから送信し、前記受信信号が通信信号の場合は、受信した前記デジタル通信信号をアナログ信号に変換した後に高調周波数の搬送波に変調して前記アンテナから送信し、
    前記データ取得部は複数設けられ、該データ取得部は、前記盗聴器から入力するデータの受信周波数帯域が所定の帯域幅で複数分割されて前記受信周波数帯域ごとにそれぞれ割り当てられ、前記データ取得部が各々並列処理を同時に行って分割された受信周波数ごとに周波数スペクトルを取得し
    前記検出部は、前記複数のデータを記録し、前記出力信号の出力期間中に取得した記録データが、前記出力信号の出力期間外に取得した記録データと異なる場合に前記盗聴器が存在していると判断する
    盗聴器検出器。
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