JP6131208B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
電動パワーステアリング装置は、操向ハンドルに生じる操舵トルクに応じたアシスト力を電動モータのトルク(補助操舵トルク)で発生させる。さらに、操舵角が大きい領域での制御安定性を確保するため、特許文献1に記載される電動パワーステアリング装置は操舵トルクの検出信号(トルク信号)に位相補償を施し、位相補償が施されたトルク信号に基づいて補助操舵トルクを設定する。特許文献1に記載される電動パワーステアリング装置は、電動モータに供給するアシスト電流に応じてトルク信号に位相補償が施される。
特許文献1に記載される電動パワーステアリング装置は、電動モータに供給されるアシスト電流の大きさに応じてトルク信号に位相補償が施される。この電動パワーステアリング装置は、操舵角の増大にともなってアシスト電流が増大する場合、トルク信号に対して大きな遅れ位相補償が施される。このようにトルク信号に対して位相補償が施されることで、操舵角が小さい領域では良好な操舵フィーリングが確保され、操舵角が大きい領域では制御安定性が確保される。
特に、操向ハンドルと転舵輪の間のギア比が操舵角に応じて変化する可変ギアレシオの機能が備わる電動パワーステアリング装置の場合、操舵角が大きい領域での制御安定性の低下が顕著になる。
このように、本発明によると、操作部材と転舵輪の間のギア比が操舵角に応じて変化する可変ギアレシオの機能を有する電動パワーステアリング装置であっても、良好な制御安定性と良好な操舵フィーリングをともに実現するようにトルク信号を補償できる。
以下、本発明を実施するための第1実施形態について、適宜図を参照して詳細に説明する。
図1は、電動パワーステアリング装置の概略構成図である。
そして運転者が操向ハンドル21を操舵すると、図示しないピニオンギアがステアリング軸22と一体に回転してラック軸25aを左右方向に移動(左右動)させる。これによって、ラック軸25aに連結される左右の転舵輪2R,2L(第1実施形態では前輪)が転舵する。操向ハンドル21が操舵されて回転する角度を、ステアリング機構100の操舵角(ハンドル操舵角θh)とする。
電動パワーステアリング装置1には、電動機(電動モータ23)が備わっている。電動モータ23は、補助操舵力(補助操舵トルク)をトルク(駆動トルク)として発生する。補助操舵トルクは、運転者が操向ハンドル21を操舵するときの操舵力を低減する。これによって、運転者による操向ハンドル21の操舵が補助される。
運転者が操向ハンドル21を操舵したとき、電動モータ23の出力軸が回転駆動する。この出力軸の回転駆動で生じるトルクが補助操舵トルクとしてラック軸25aに付与される。電動モータ23からラック軸25aに付与される補助操舵トルクによって操舵力が低減される。
電動モータ23には、図示しない回転速度検出手段が備わっている。回転速度検出手段は、電動モータ23(出力軸)の回転速度を検出し回転速度信号Nsを出力する。
ECU20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えるマイクロコンピュータおよび周辺回路などから構成される。ECU20は、例えば、ROMに格納されるプログラムを実行して電動パワーステアリング装置1を制御する。
第1検出コイル161aと第2検出コイル161bはステアリング軸22の軸方向に並んで配置され、第1磁歪膜16aと対向している。第1検出コイル161aと第2検出コイル161bは、第1磁歪膜16aと所定の間隙を有して、第1磁歪膜16aの周囲に配置されている。
第3検出コイル161cと第4検出コイル161dはステアリング軸22の軸方向に並んで配置され、第2磁歪膜16bと対向している。第3検出コイル161cと第4検出コイル161dは、第2磁歪膜16bと所定の間隙を有して、第2磁歪膜16bの周囲に配置されている。
また、トルクセンサ16には、前記した4つの検出コイルと接続される検出回路160が備わっている。
検出回路160は、検出コイルのインダクタンスの変化をトルク信号Tsに変換して出力する。検出回路160から出力されたトルク信号TsはECU20に入力される。
車速センサ17は、車速を単位時間あたりのパルス数として検出し、車速信号Vsを出力する。車速信号Vsは、車速が高いほど大きくなる。
ヨーレートセンサ18は、例えば、車両にヨーモーメントが発生していないときを「0」とする。そして、ヨーレートセンサ18は、例えば、左方向のヨーモーメントが発生しているときに正の値、右方向のヨーモーメントが発生しているときに負の値をヨーレート信号Ysとして出力する。
舵角センサ19は、操向ハンドル21が操舵された角度(ハンドル操舵角θh)を検出する。本実施形態では、舵角センサ19が検出するハンドル操舵角θhをステアリング機構100の操舵角とする。
図2に示すように、アシスト電流算出部20aは、基本アシスト制御部51と、イナーシャ制御部52と、フリクション付与制御部53と、ダンパ制御部54と、ハンドル戻し制御部55と、を備える。
ダンパ制御部54は、電動モータ23(図1参照)の回転速度検出手段から入力される回転速度信号Nsと、車速センサ17(図1参照)から入力される車速信号Vsと、に基づいてダンパマップ54dを参照し、ダンパ電流Idを設定する。設定されたダンパ電流Idは、電流演算器72に入力される。
位相補償部62は、トルクセンサ16(図1参照)による操舵トルクの検出と、電動モータ23(図1参照)によるステアリング軸22(図1参照)への補助操舵トルクの付与と、の間の位相を補償する。
位相補償部62は、舵角センサ19(図1参照)から入力される舵角信号θsに基づいて、トルクセンサ16(図1参照)から入力されるトルク信号Tsに対して補償を施す。位相補償部62は、トルク信号Tsに対して補償が施された補償トルク信号Tsp(つまり、トルク信号Tsが補償された補償トルク信号Tsp)を設定する。
位相補償部62はハンドル操舵角θhにもとづいてトルク信号Tsのゲイン(振幅)G[dB]と位相Ph[deg]を補償し、補償トルク信号Tspを設定する。設定された補償トルク信号Tspはトルク値減算器66に入力される。
アシスト特性部64は、アシスト電流マップ64aを備える。アシスト電流マップ64aは、補償トルク信号Tspと、車速信号Vsと、基準電流Iaと、の相関関係を示すマップである。アシスト電流マップ64aは、車速信号Vsが高いほど(つまり、車速が高いほど)基準電流Iaが低くなり、補償トルク信号Tspが大きいほど基準電流Iaが高くなるという特性を有する。このようなアシスト電流マップ64aは、あらかじめ設定されて、ECU20(図1参照)の記憶部に記憶されていることが好ましい。
アシスト特性部64で設定された基準電流Iaは電流演算器72に入力される。
第1電流減算器74は、電流演算器72で設定される第1中間電流Ia1から、フリクション付与制御部53で設定される付与フリクション電流Ifを減算して、第2中間電流Ia2を設定する。第1電流減算器74で設定される第2中間電流Ia2は第2電流減算器76に入力される。
第2電流減算器76は、第1電流減算器74で設定される第2中間電流Ia2から、ハンドル戻し制御部55で設定されるハンドル戻し電流Ibを減算し、アシスト電流Itarを設定する。
Itar=Ia(基準電流)+Ii(イナーシャ電流)−Id(ダンパ電流)
−If(付与フリクション電流)−Ib(ハンドル戻し電流)
=Ia1(第1中間電流)−If−Ib
=Ia2(第2中間電流)−Ib ・・・(1)
また、第2電流減算器76では、ハンドル戻し電流Ibが第2中間電流Ia2から減算される。これによって、電動モータ23(図1参照)の回転トルクを舵角信号θsの減少に応じて円滑に減少させることができる。
図3の(a)に示すゲイン補償マップMPgは、横軸がトルク信号Tsの周波数で縦軸がゲインGを示す。また、図3の(b)に示す位相補償マップMPpは、横軸がトルク信号Tsの周波数で縦軸が位相Phを示す。位相補償マップMPpの位相Phは、プラス(+)側が進み位相を示し、マイナス(−)側が遅れ位相を示す。
基本アシスト制御部51の位相補償部62(図2参照)は、図3の(a)に示すゲイン補償マップMPgと、図3の(b)に示す位相補償マップMPpと、に基づいてトルク信号Tsに対して補償を施し、補償トルク信号Tspを設定する。
なお、デフォルト設定のとき、位相補償部62は、ハンドル操舵角θhが「0」のときのゲインGとして「Gmin」を選択してもよい。この場合、「Gmin」に対応するハンドル操舵角θh(=0)に応じた位相Ph(例えば「Phmax」)が選択される。
位相補償部62は、選択したゲインGと位相Phに基づいて補償トルク信号Tspを設定する。位相補償部62は、このような手順でトルク信号Tsに補償を施して補償トルク信号Tspを設定する。
また、図3の(b)に示すように、位相補償マップMPpは、ハンドル操舵角θhが大きいほど最大位相遅れPhmax側になり、ハンドル操舵角θhが小さいほど最小位相遅れPhmin側になる。したがって、補償トルク信号Tspは、ハンドル操舵角θhが大きいほど、トルク信号Tsに対して位相Phの遅れが大きくなる(小さな進み位相になる)。つまり、位相補償部62は、ハンドル操舵角θhが大きいほど大きな遅れ位相となるようにトルク信号Tsを補償する。
図4は、第2実施形態に係るアシスト電流算出部の機能ブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態のステアリング機構100には舵角センサ19が備わる。そして、ECU20(アシスト電流算出部20a)は、舵角センサ19から入力される舵角信号θsに基づいて、トルク信号Tsに対して補償を施す。
これに対し、第2実施形態のステアリング機構100には舵角センサ19が備わらない。また、図4に示すように、第2実施形態のアシスト電流算出部20aには舵角推定部50が備わっている。舵角推定部50には、電動モータ23(図1参照)の回転速度検出手段が出力する回転速度信号Nsが入力される。
例えば、電動モータ23(図1参照)の回転速度検出手段がレゾルバの場合、回転速度検出手段(レゾルバ)は、回転速度信号Nsとして回転角度信号を出力する。舵角推定部50は回転角度信号に基づいて舵角推定値θh*を算出する。
また、電動モータ23の回転速度検出手段が回転子の角速度を検出する角速度センサの場合、回転速度検出手段(角速度センサ)は、回転速度信号Nsとして角速度信号を出力する。舵角推定部50は角速度信号を積分して回転子の回転角度を算出する。さらに、舵角推定部50は、算出した回転角度に基づいて舵角推定値θh*を算出する。
また、電動モータ23の回転速度検出手段が逆起電圧を検出する電圧計の場合、回転速度検出手段(電圧計)は、回転速度信号Nsとして電圧信号を出力する。舵角推定部50は電圧信号から回転子の角速度を推定する。さらに、舵角推定部50は、推定した角速度を積分して回転角度を算出し、算出した回転角度に基づいて舵角推定値θh*を算出する。
このように、舵角推定部50は、電動モータ23の状態(回転角度、回転子の角速度、発生する逆起電圧等)にもとづいてハンドル操舵角θhを推定する(舵角推定値θh*を算出する)。
第2実施形態では、車速と舵角推定値θh*とハンドル戻し電流Ibの相関関係を示すマップがあらかじめ設定されてECU20に記憶されていれば、ハンドル戻し制御部55は当該マップを参照してハンドル戻し電流Ibを容易に設定できる。
また、舵角センサ19を削減することができ、ステアリング機構100のコストダウンが可能になる。
図5は、第3実施形態に係るアシスト電流算出部の機能ブロック図である。
第3実施形態のアシスト電流算出部20aは、図5に示すように、基本アシスト制御部51が設定する基準電流Iaが位相補償部62に入力される(フィードバックされる)。この点で、第3実施形態のアシスト電流算出部20aは、図2に示す第1実施形態のアシスト電流算出部20aと異なる。その他、第3実施形態のアシスト電流算出部20aの構成は、第1実施形態のアシスト電流算出部20aと同じである。
第3実施形態の位相補償部62は、トルク信号Tsの同一の周波数に対して、ハンドル操舵角θhが大きいほど最大位相遅れPhmax(図3の(b)参照)側に位相Phを設定する。さらに、位相補償部62は、ハンドル操舵角θhが同じであれば、基準電流Iaが大きいほど最大位相遅れPhmax側に位相Phを設定する。
これによって、ハンドル操舵角θhが大きく基準電流Iaが大きいほど補償トルク信号Tspの位相Phの遅れが大きくなる(小さな進み位相になる)。また、ハンドル操舵角θhが大きくても基準電流Iaが小さければ、補償トルク信号Tspの位相Phの遅れが小さくなる。また、基準電流Iaが大きいほど、設定されるアシスト電流Itarが大きくなる。つまり、位相補償部62は、設定するアシスト電流Itarが大きいほど、トルク信号Tsに対して大きな遅れ位相補償を施す。
第4実施形態のアシスト電流算出部20aは、図5に示す第3実施形態のアシスト電流算出部20aと同じである。
第4実施形態の位相補償部62は、ハンドル操舵角θhが同じ場合、アシストゲインGaが大きいほど最大位相遅れPhmax(図3の(b)参照)側に位相Phを設定する。つまり、第4実施形態の位相補償部62は、アシストゲインGa(Ia/Ts)が大きいほど、トルク信号Tsに対して大きな遅れ位相補償を施す。
また、ハンドル操舵角θhが大きくてもアシストゲインGaが小さければ、補償トルク信号Tspの位相Phの遅れが小さくなる。
位相補償部62が、このように補償トルク信号Tspを設定することで、トルク信号Tsの位相Phが第1実施形態よりも細かく補償される。特に、アシストゲインGa(=基準電流Ia/トルク信号Ts)が大きい状態での制御安定性が確保される。
図6の(a)は、可変ギアレシオの機能を有するラックアンドピニオン機構を示す図、(b)は、操舵角とステアリングレシオの関係を示すグラフである。
第5実施形態のラックアンドピニオン機構25は、可変ギアレシオの機能を有する。
なお、第5実施形態では、ハンドル操舵角θhの変化Δθhを、転舵輪2R,2L(図1参照)の転舵角(タイヤ転舵角θt)の変化Δθtで除算した比(Δθh/Δθt)をステアリングレシオSrとする。ECU20は、図示しないラック位置センサ等でタイヤ転舵角θtを検出する。
このように、第5実施形態のラックアンドピニオン機構25は、操向ハンドル21(図1参照)と、転舵輪2R,2L(図1参照)の間のギア比(ピニオンギア251とラック歯250のギア比)がハンドル操舵角θhに応じて変化し、可変ギアレシオの機能を備える。
ラック歯250のピッチP1が狭い中央部をスロー域SL、ラック歯250のピッチP2が広い両端部をクイック域Quと称する。
また、ハンドル操舵角θhが大きいとき、ピニオンギア251は、ラック歯250のクイック域Quに噛合する。ラック歯250のクイック域Quにピニオンギア251が噛合すると、ハンドル操舵角θhの変化Δθhに対するタイヤ転舵角θtの変化Δθtが大きくなる。したがって、ステアリングレシオSr(=Δθh/Δθt)が小さくなる。
このような位相補償部62(図3参照)の動作によって、ハンドル操舵角θhが大きいクイック域Qu(ステアリングレシオSrが小さい領域)では、トルク信号Tsに対して大きな遅れ位相補償が施されて制御安定性が確保される。また、ハンドル操舵角θhが小さいスロー域SL(ステアリングレシオSrが大きい領域)では、トルク信号Tsに対して小さな遅れ位相補償が施されて良好な操舵フィーリングが確保される。
また、図2に示すダンパ制御部54は、ダンパマップ54dにもとづいてダンパ電流Idを設定する。この構成に限定されず、回転速度信号Nsと、車速信号Vsと、ダンパ電流Idと、の関係を示す関数を用いてダンパ制御部54がダンパ電流Idを設定する構成であってもよい。
同様に、車速とハンドル操舵角θhとハンドル戻し電流Ibの関係を示す関数を用いてハンドル戻し制御部55がハンドル戻し電流Ibを設定する構成であってもよい。
2R,2L 転舵輪
16 トルクセンサ
19 舵角センサ
20 ECU(制御部)
20a アシスト電流算出部
21 操向ハンドル(操作部材)
23 電動モータ(電動機)
50 舵角推定部
62 位相補償部
100 ステアリング機構
Claims (5)
- 操作部材に加えられた操舵トルクに応じて電動機を制御し、この電動機が発生する駆動力をステアリング機構に伝達して操舵を補助するとともに、前記ステアリング機構の操舵角の増大にともなってステアリングレシオが低下する電動パワーステアリング装置において、
前記操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記ステアリング機構の前記操舵角を検出する舵角センサと、
前記トルクセンサから出力されるトルク信号に対して位相補償を施す位相補償部と、
前記位相補償部で位相補償が施された後のトルク信号に基づいて前記電動機に供給するアシスト電流を決定するアシスト電流算出部と、を備え、
前記位相補償部は、前記操舵角が大きいほど、前記トルクセンサから出力されるトルク信号に対して大きな遅れ位相補償を施すことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 操作部材に加えられた操舵トルクに応じて電動機を制御し、この電動機が発生する駆動力をステアリング機構に伝達して操舵を補助するとともに、前記ステアリング機構の操舵角の増大にともなってステアリングレシオが低下する電動パワーステアリング装置において、
前記操舵トルクを検出するトルクセンサと、
前記電動機の状態にもとづいて前記ステアリング機構の前記操舵角を推定する舵角推定部と、
前記トルクセンサから出力されるトルク信号に対して位相補償を施す位相補償部と、
前記位相補償部で位相補償が施された後のトルク信号に基づいて前記電動機に供給するアシスト電流を決定するアシスト電流算出部と、を備え、
前記位相補償部は、前記舵角推定部が推定する操舵角が大きいほど、前記トルクセンサから出力されるトルク信号に対して大きな遅れ位相補償を施すことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記位相補償部は、前記トルク信号に対して、前記アシスト電流算出部で決定された前記アシスト電流が大きいほど大きな遅れ位相補償を施すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記位相補償部は、前記トルク信号に対して、前記アシスト電流の値を前記操舵トルクの値で除算した値が大きいほど大きな遅れ位相補償を施すことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
- 前記ステアリング機構に備わって前記操作部材の操舵に応じて転舵する転舵輪と、前記操作部材と、の間のギア比である前記ステアリングレシオが、前記操舵角の増大にともなって低下する可変ギアレシオの機能が備わっていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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