JP6130342B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両のドア構造に関するものであり、詳しくは、ドアのロック手段を操作するスイッチの取付構造に関する。
車両のドアには、ドアを閉状態(閉位置)から開状態(開位置)にするために操作されるアウタハンドル(ドアハンドル、アウトサイドハンドル)が設けられている。アウタハンドルは、例えば、ロッドやケーブルを介して、ドアを車体に係合するラッチ機構(ドアロックアッシ)に接続されている。ドアが閉状態にある時には、ドア本体に設けられたラッチ機構を構成するラッチが車体に形成されたストライカと係合する。そして、アウタハンドルを操作して支持軸周りに回動させることにより、ラッチ機構が変位して車体とラッチ機構との係合が解除されて、ドアを開位置(開状態)にすることができる。
こうした車両のドアにおいては、ドアと車体との係合が意図しない状態で解除されないように、ラッチ装置を鎖錠するロック手段(ロック装置、ラッチ解除規制装置)が設けられている。ロック手段は、例えば、アウタハンドルからラッチ装置に至る動作伝達経路の途上に設けられ、アウタハンドルとラッチ装置との連動作動を無効化して規制するものである。
例えば、特許文献1には、こうしたロック手段を鎖錠状態と解錠状態との間で動作させるための操作部材をアウタハンドルの近傍に形成した構成が開示されている。この特許文献1においては、アウタハンドルに設けた開口部を介して、ロック装置を操作するためのプッシュスイッチを、ドアの外側から操作可能なように露呈させた構成が開示されている。
特開2005−330752号公報
ところで、特許文献1に示されたドアハンドルユニットにおいては、ドアハンドル(アウタハンドル)を取り付ける凹部の底面側にロック手段のスイッチを設ける場合は、取付時にスイッチが他の部材と干渉することはない。
しかしながら、凹部の内外面(例えば上面)にスイッチを取付ける場合、予めスイッチを設けたアウタハンドルユニットをドアに取り付ける際に、このアウタハンドルユニットの凹部を取り付けるドアの取付穴(アウタハンドル取付穴)の縁部にスイッチが干渉してしまい、取付けが困難であるという課題があった。
また、こうしたスイッチとドアの取付穴との干渉を回避するために、アウタハンドルユニットをドアの取付穴に取り付けた後に、凹部にスイッチを取り付けることも考えられる。しかしながら、この場合、ドアの厚み分の限られた空間内で凹部にスイッチを取り付けるといった困難な作業となり、作業性が大きく低下するという課題があった。
また、ドアハンドルユニットの点検や交換の際には、スイッチが障害となってアウタハンドルユニットをドアの取付穴から取り出すことができない。このため、予めスイッチをアウタハンドルユニットから取り外す際にも、ドアの厚み分の限られた空間内でスイッチを取り外すといった困難な作業となり、作業性が大きく低下するという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ドアのロック手段を操作するためのスイッチをアウタハンドルユニットの凹状部材に対して着脱する際の作業性を高めることが可能な車両のドア構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る車両のドア構造は、ドアを車体側面に係合させるラッチ装置(例えば、実施形態におけるラッチ装置30)を操作するアウタハンドルと、前記ドアの外表面に設けられたアウタハンドル取付穴(例えば、実施形態におけるアウタハンドル取付穴19)に取り付けられ、前記ドアの外表面から内方に向かって凹み、前記アウタハンドルを収容する凹状部材(例えば、実施形態における凹状部材25)と、前記凹状部材に取り付けられ、前記ラッチ装置を鎖錠するロック手段を動作させるスイッチ(例えば、実施形態におけるスイッチ41)と、前記スイッチを前記凹状部材に係止するためのクリップ(例えば、実施形態におけるクリップ51)と、を備えた車両のドア構造であって、前記凹状部材は、前記ドアの内外方向の前記ドアの内部側に延びる内外面(例えば、実施形態における内外面22)と、該内外面から遠ざかる方向に延びるとともに前記スイッチを囲むように形成され、内側に前記スイッチを収容するスイッチ取付壁(例えば、実施形態におけるスイッチ取付壁43)と、該スイッチ取付壁に形成され、前記クリップの一部を前記スイッチ取付壁の内側に進入させるクリップ開口(例えば、実施形態におけるクリップ開口45)と、を有し、前記クリップは、前記クリップ開口から前記スイッチ取付壁の内側に進入して前記スイッチと係合する挿入部(例えば、実施形態における挿入部52a,52b)を有することを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の車両のドア構造では、前記スイッチ取付壁は、互いに向かい合う一対の対向壁(例えば、実施形態における対向壁44a,44b)と、該対向壁どうしを連結する連結壁(例えば、実施形態における連結壁44c,44d)とを備え、前記クリップ開口は、一対の前記対向壁のうち、少なくとも一方に形成され、前記クリップは、前記対向壁および前記連結壁を囲むコ字状を成し、一端部分および他端部分において、一対の前記対向壁を挟み込むことを特徴とする。
(3)上記(2)に記載の車両のドア構造では、前記連結壁には、外方に向けて延出する延出壁(例えば、実施形態における延出壁47)が形成され、該延出壁は、前記クリップが前記スイッチを係止した状態において、前記クリップよりも外側まで延びることを特徴とする。
(4)上記(3)に記載の車両のドア構造では、前記スイッチ取付壁は、前記ドアのドアインナパネルとドアアウタパネルとの隙間を車両の上下方向の上側からみて視認可能なように、前記凹状部材の上側に配置された前記内外面に設けられており、前記延出壁は、前記上下方向における前記クリップよりも下側に形成されていることを特徴とする。
(5)上記(2)から(4)の何れか1つに記載の車両のドア構造では、前記対向壁の外側面には、前記クリップ開口から前記連結壁に向けて延びるクリップ案内溝(例えば、実施形態におけるクリップ案内溝46)が形成されていることを特徴とする。
(6)上記(5)に記載の車両のドア構造では、前記クリップ案内溝は、前記外側面からの深さが、前記クリップ開口側よりも前記連結壁側のほうが深くなるように形成されていることを特徴とする。
(1)に記載した発明によれば、スイッチ取付壁に沿ってスイッチを挿入するだけで、クリップの挿入部が押し広げられ、弾性力によってスイッチをスイッチ取付壁に係止する。これによって、アウタハンドル装置をドアのアウタハンドル取付穴に取り付けた後に、凹状部材にスイッチを取り付けるような場合であっても、このスイッチを容易に取り付けることができ、スイッチの取り付け作業性を向上させることが可能になる。
(2)に記載した発明によれば、一対の対向壁の外側面を挟み込むことで、容易にクリップをスイッチ取付壁に取り付けることができる。また、対向壁にクリップ開口を設けることによって、クリップの弾性力を挿入部の付勢力として利用することができ、簡易な構造でスイッチをスイッチ取付壁に係止することができる。
(3)に記載した発明によれば、ドライバなどの治具を延出壁に当接させながら回動させるだけで、クリップを係合位置から退避位置に容易に移動させることができ、スイッチをスイッチ取付壁から容易に取り外すことを可能にする。
(4)に記載した発明によれば、ドアの上側からドアインナパネルとドアアウタパネルとの隙間にドライバなどの治具を挿入し、クリップを係合位置から退避位置に容易に移動させることができるので、スイッチの取り外し作業の作業性を向上させることができる。
(5)に記載した発明によれば、クリップ案内溝に沿ってクリップの挿入部を移動させることができるので、クリップをスイッチ取付壁から完全に取り除くことなく、スイッチのスイッチ取付壁に対する係止を解除することができ、スイッチの一時的な取外しを容易にすることができる。
(6)に記載した発明によれば、クリップ開口から引き出されたクリップの挿入部をクリップ案内溝に沿って移動させ、前記連結壁側で仮保持することができるので、スイッチの着脱時にクリップの挿入部が意図せずクリップ開口に戻ったり、クリップ案内溝からクリップの挿入部が外れてしまったりしてしまうことを防止でき、スイッチの着脱作業性を向上させることができる。また、こうしたスイッチの着脱作業時に、クリップがスイッチ取付壁から脱落することを防止できる。
車両のドア付近を車幅方向の一方の側から見た時の平面図である。 車両のドアを車幅方向の車室内側から見た時の一部破断図である。 車両のドアを車幅方向の車室内側から見た時の平面図である。 ドアのアウタハンドル装置付近を車室外側から見た時の要部拡大平面図である。 図4のA−A’線に沿ったドアの車幅方向の断面を後側から見た時の要部拡大断面図である。 図4のB−B’線に沿ったドアの車幅方向の断面を下側から見た時の要部拡大断面図である。 ドアのアウタハンドル装置を除いた状態を示す平面図である。 アウタハンドルと係合した凹状部材を車内側(裏面側)から見た時の平面図である。 アウタハンドルと係合した凹状部材を上側から見た時の平面図である。 スイッチの取付部分を前側から見た時の平面図である。 スイッチの取付部分を示す要部拡大斜視図である。 クリップとスイッチ取付壁との係合状態を示す断面図であり、(a)は係止位置、(b)は退避位置をそれぞれ示している。 車両のドア付近を上側から見た時の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の車両のドア構造について説明する。なお、以下に示す実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明においては、車両の進行方向前側を単に前側、進行方向後側を単に後側、前側及び後側に沿った方向を前後方向、重力方向上側を単に上側、重力方向下側を単に下側、上側及び下側に沿った方向を上下方向、前後方向および上下方向に対して直角な車体の幅方向を単に車幅方向と称して説明する。また、参照する各図面においては、前後方向をL、上下方向をH、車幅方向をWとして矢印で示す。
図1は、車両のドア付近を車幅方向の一方の側から見た時の平面図である。
また、図2は、車両のドアを車幅方向の車室内側から見た時の一部破断図である。なお、この図2は、ドアインナパネルを除いた状態を示している。
本実施形態の車両のドア構造を備えた車両1は、例えば、車体2を構成するフロントピラー3とリアピラー4との間のルーフ部分が開閉可能な2ドアのオープンカー(コンパーチブル、カブリオレ)である。車体2の前後方向に沿った側面開口部6には、ドア10が開閉可能に取り付けられている。なお、以下の記載においては、車幅方向の一方の側(車体前方から見た時の右側)のドア10のみに着目して説明するが、他方の側のドアも同様の構成である。
ドア10に採用されるドア構造10Aは、ドア本体11と、アウタハンドル装置(ドアハンドル装置、アウトサイドハンドル装置、ドアノブ装置)20と、ラッチ装置(ラッチ機構)30と、アウタハンドル装置20とラッチ装置30とを連動させるロッド12と、ロック装置(ロック手段、ドアロック装置)40と、ドア本体11に対して昇降するウインドウガラス13と、サイドミラー14と、を備えている。
ラッチ装置(ラッチ機構)30は、車体2の側面開口部6の近傍に設けられたストライカ(図示略)と係合することで、ドア10を側面開口部6に閉状態で係止させる(以下、この状態をラッチ状態と称する)。
アウタハンドル装置(ドアハンドル装置、アウトサイドハンドル装置、ドアノブ装置)20は、後述するアウタハンドル21を回動させることにより、ロッド12を介してラッチ装置30を操作して、ドア10の係止状態を解除する(以下、この状態をアンラッチ状態と称する)。なお、ラッチ装置30は、図3に示すように、ドアの車室内側に形成されたインナハンドル17を操作することによっても、ドア10をアンラッチ状態にすることができる。
ロック装置(ロック手段、ドアロック装置)40は、ラッチ装置30を鎖錠させた鎖錠位置(以下、この状態をロック状態と称する)と、ラッチ状態からアンラッチ状態に変位可能な状態にさせた解錠位置(以下、この状態をアンロック状態と称する)との間で変位させる。本実施形態では、ロック装置40を構成する、後述する操作部材41の操作によって、ラッチ装置30をロック状態からアンロック状態に変位させる。なお、ロック装置40は、図3に示すように、ドア10の車室内側に形成された車室内側の操作部材18を操作することによっても、ラッチ装置30をロック状態とアンロック状態との間で変位させることができる。
図4は、ドアのアウタハンドル装置付近を車室外側から見た時の要部拡大平面図である。図5は、図4のA−A’線に沿った、ドアの車幅方向の断面を後側から見た時の要部拡大断面図である。また、図6は、図4のB−B’線に沿った、ドアの車幅方向の断面を下側から見た時の要部拡大断面図である。
アウタハンドル装置(ドアハンドル装置、アウトサイドハンドル装置、ドアノブ装置)20は、後述する凹状部材25、アウタハンドル21、ロック装置40を構成するスイッチ41、スイッチ41を係止するクリップ51等から構成される。
ラッチ装置30のラッチ状態を解除するアウタハンドル(ドアハンドル、アウトサイドハンドル、ドアノブ、把持部)21は、アウタハンドル装置20を構成する凹状部材25に収容され、露出部分である外面の一部がドア10の外表面に沿って、車体2の前後方向に長く延びる形状を成す。そして、アウタハンドル21の露出部分は、凹状部材25の凹面26の一部を覆うように形成されている。
こうしたアウタハンドル21の露出部分を、ドア10の外表面から突出させずに外表面に沿った形状とすることで、アウタハンドル21を外部から見た時の形状が、車両1のスタイリッシュな外観に合った流麗なデザインを成している。
凹状部材25は、ドア本体11の外表面から内方に向かって凹んだ凹面26をもつ、前後方向に長い溝を成す皿状の部材である。この凹状部材25は、図7に示すように、ドア本体11の外表面に形成されたアウタハンドル取付穴19に車外側から取り付けられる。
凹状部材25の凹面26のうち、ドアの外表面から内外方向に延びる上下それぞれの領域が内外面22であり、この上側の内外面22aと下側の内外面22bを繋ぐ領域が上下面24である。なお、連続した一様な面からなる凹部26のうち、内外面22は、例えば、図5において、上下方向よりも水平方向の成分が多い領域とし、また、上下面24は、水平方向よりも上下方向の成分が多い領域とすることができる。
アウタハンドル21のうち、車体2の前後方向に沿った、ドア10の外表面に露呈されない一端側は軸支部21Aとされている。この軸支部21Aは、ドア10に形成された回動軸23によって回動可能に軸支される。一方、車体2の前後方向に沿ったアウタハンドル21の他端側は、ドア10の外表面に露呈した把持部21Bとされている。こうしたアウタハンドル21は、軸支部21Aと把持部21Bとが一体に形成されている。凹状部材25の凹面26は、この把持部21Bの縁部21BEよりも後側が車外側に露呈される。
そして、ラッチ装置30がラッチ状態にある時に、使用者がドア10を回動させる際には、使用者の把持部21Bを把持し、回動軸23を中心にしてアウタハンドル21を車外方向に回動させる(把持部21Bの縁部21BE側を内外面22から引き出す:図6中の矢印P1参照)。これにより、ロッド12を介してラッチ装置30を操作してラッチ状態を解除し、ドア10を回動可能なアンラッチ状態にさせることができる。
ロック装置(ロック手段、ドアロック装置)40は、ラッチ装置30をロック状態とアンロック状態との間で変位させるものであり、アンロック状態にあるラッチ装置30をロック状態に変位させる際に操作するスイッチ(ロックスイッチ)41を備えている。こうしたスイッチ41の操作部材(ロックボタン)42は、使用者が直接接触して操作する部材であり、例えば、電気的なスイッチを開閉させる部材であればよい。ロック装置40は、こうしたスイッチ41の操作部材42を操作することによってラッチ装置30を電気的に制御する電装装置であればよい。本実施形態では、操作部材42は、押ボタンを用いている。
スイッチ41の操作部材42は、上側の内外面22aから下側に向かって突出するように形成され、ラッチ装置30をロック状態にさせる際には、この操作部材42を内外面22aの上側に向けて手指で押すように操作する。
なお、ロック装置40のスイッチ41は、ラッチ装置30をロック状態からアンロック状態に変位させるために用いることもできる。例えば、何らかの認証信号が予めロック装置40に送られた後、操作部材42を操作することによって、ラッチ装置30をアンロック状態に変位させ、ドアを開位置にできるような構成にすることもできる。
図8は、アウタハンドルと係合した凹状部材を車内側(裏面側)から見た時の平面図である。図9は、アウタハンドルと係合した凹状部材を上側から見た時の平面図である。図10は、スイッチの取付部分を前側から見た時の平面図である。また、図11は、スイッチの取付部分を示す要部拡大斜視図である。
凹状部材25の上側の内外面22aのうち、アウタハンドル21の把持部21Bの縁部21BE(図4参照)近傍には、ロック装置40を構成するスイッチ41を凹状部材25に取り付けるためのスイッチ取付壁43が一体に形成されている。また、このスイッチ取付壁43にスイッチ41を係止するためのクリップ51が取り付けられている。
このスイッチ取付壁43は、凹状部材25の上側の内外面22aから上方に遠ざかる方向に延びるとともに、スイッチ41を囲むように形成された壁部材からなり、下側では凹状部材25に操作部材開口27(図4参照)を形成している。スイッチ取付壁43に取り付けられたスイッチ41の操作部材42は、この操作部材開口27を介して凹状部材25の凹面26から露出する。
さらに具体的には、スイッチ取付壁43は、車両1の前後方向で互いに向かい合う一対の対向壁44a,44bと、この対向壁44a,44bどうしを連結する連結壁44c,44dとを備えた、断面略矩形の中空筒状部材からなる。これらスイッチ取付壁43を構成する対向壁44a,44b、連結壁44c,44dは、凹状部材25と同一の材料で一体に形成されている。スイッチ41は、これら対向壁44a,44b、連結壁44c,44dで囲まれたスイッチ取付壁43の内側空間Eに挿入される。
スイッチ取付壁43を構成する対向壁44a,44bのそれぞれには、クリップ51の一部をスイッチ取付壁42の内側空間Eに進入させるクリップ開口45,45が形成されている。クリップ開口45,45は、対向壁44a,44bのそれぞれの外側面44af,44bfと内側空間Eとを連通させる断面長方形の貫通穴からなる。クリップ開口45,45は、後述するクリップ51の断面直径よりも大きい幅となるように形成されている。
また、対向壁44a,44bのそれぞれの外側面44af,44bfには、クリップ開口45,45から連結壁44c,44dに向けて細長く延びるクリップ案内溝46,46が形成されている。クリップ案内溝46,46は、外側面44af,44bfから内側空間Eに向かう方向のである深さが、クリップ開口45,45側よりも連結壁44c,44d側のほうが深くなるように形成されている。
例えば、本実施形態のクリップ案内溝46,46の場合、連結壁44c,44d側に深く掘り込まれた溝凹部領域46a,46aが形成され、クリップ開口45,45側に、この溝凹部領域46a,46aから外側面44af,44bfに向かって突出した溝凸部領域46b,46bが形成されている。そして、溝凹部領域46a,46aと溝凸部領域46b,46bとの間は段差状になっている。溝凸部領域46b,46bの頂面は、外側面44af,44bfと同じ高さ位置に、あるいは、これよりも僅かに深さ方向に掘り込まれた位置にあればよい。
連結壁44cには、外方に向けて延出する延出壁47が一体に形成されている。この延出壁47は、クリップ51よりも上下方向の下側となる位置に形成されている。こうした延出壁47は、本実施形態では連結壁44cのうち、対向壁44b側に片寄った位置に形成されているが、延出壁47を連結壁44cの中央部分に形成したり、対向壁44a側に片寄った位置に形成してもよい。
延出壁47は、クリップ51がスイッチ41をスイッチ取付壁43の内部空間Eで係止した状態において、クリップ51よりも外側まで延びるように形成されている。こうした延出壁47は、スイッチ41の着脱過程でクリップ51による係止を解除するための治具を受け止める支持部材となる。
クリップ51は、対向壁44a,44bおよび連結壁44cを囲むコ字状を成し、一端部分および他端部分には挿入部52a,52bが形成されている。この挿入部52a,52bは、クリップ51の一端部分と他端部分とが互いに接近するように屈曲させた領域である。挿入部52a,52bは、それぞれクリップ開口45,45からスイッチ取付壁43の内側空間Eに進入して、スイッチ41をスイッチ取付壁43に固定(係止)させる。
このようなクリップ51は、応力が加わらない状態では、湾曲した挿入部52a,52bの頂部どうしの間隔が、対向壁44a,44bの内面どうしの間隔よりも狭くなるように形成されている。なお、スイッチ41には、この挿入部52a,52bの頂部が進入可能な窪み48が形成されている。
クリップ51は、少なくとも挿入部52aと挿入部52bとの頂部どうしの間隔が離間可能なように、その一部が弾性部材で形成されていればよい。本実施形態では、クリップ51は、その全体が弾性部材、例えば線状の金属材で構成されている。
以上のような構成の本実施形態における車両のドア構造の作用を説明する。本実施形態のドア構造10Aによれば、アウタハンドル装置20の凹状部材25をアウタハンドル取付穴19に取り付ける際に、取付作業を容易にすることができる。また、凹状部材25に対するスイッチ41の着脱作業を容易にすることができる。
まず、車両1の組立工程において、凹状部材25をアウタハンドル取付穴19に取り付ける際には、凹状部材25をドア本体11に形成されたアウタハンドル取付穴19に押し込み、ネジ等で固定する。この時、凹状部材25のスイッチ取付壁43に予めスイッチ41を取り付けない状態にしておくことで、凹状部材25をアウタハンドル取付穴19にスムーズに入れることができる。
即ち、凹状部材25の上側の内外面22aにスイッチ41が設けられる場合、スイッチ41が取り付けられた状態で凹状部材25をアウタハンドル取付穴19に入れようとすると、凹状部材25から上方向に突出したスイッチ41がアウタハンドル取付穴19の縁部に干渉してしまい、水平方向に入れることができない。この場合、スイッチ41をアウタハンドル取付穴19に入れた後、凹状部材25を捻りながらアウタハンドル取付穴19に入れるなど、複雑で手間の掛かる組立操作が必要となる。
一方、本実施形態の凹状部材25を用いる場合、後述するように、スイッチ41は後工程で容易に取り付けることができる。スイッチ取付壁43の上端から凹状部材25の下部までの高さは、アウタハンドル取付穴19の高さ方向の幅とほぼ同じであるので、アウタハンドル取付穴19に対して水平に凹状部材25を挿入することができ、極めて容易にアウタハンドル取付穴19に凹状部材25を取り付けることが可能になる。
図12は、スイッチ取付壁に対するクリップの動きを示す断面図である。このうち、図12(a)は、クリップが係合位置にある時の断面図、図12(b)は、クリップが退避位置にある時の断面図をそれぞれ示している。
クリップ51は、係合位置にある時には、一端部分および他端部分を成す挿入部52a,52bが、スイッチ取付壁43の対向壁44a,44bにそれぞれ形成されたクリップ開口45,45からスイッチ取付壁43の内側空間Eに進入して、スイッチ41の窪み48と係合する。これによって、スイッチ41は、スイッチ取付壁43の内部空間Eに挿入された状態で係止される。
一方、クリップ51は、退避位置にある時には、一端部分および他端部分を成す挿入部52a,52bが、それぞれクリップ案内溝46,46に沿って連結壁44c寄りに移動して溝凹部領域46a,46aに入り込んだ状態となっている。この退避位置では、クリップ51は、挿入部52aの頂部と,挿入部52bの頂部との間隔が、付勢方向に抗して係合位置にある時よりも広げられた状態となっている。
スイッチ41を凹状部材25を取り付けるにあたって、アウタハンドル取付穴19に凹状部材25を取り付ける前に、クリップ51を予め係合位置(図12(a)参照)にしておく。そして、アウタハンドル取付穴19に凹状部材25を取り付けた後、作業者がスイッチ41をスイッチ取付壁43の内部空間Eに挿入する。
この時、挿入部52a,52bがスイッチ取付壁43の内部空間Eに入り込んでいるクリップ51は、スイッチ41の内部空間Eへの挿入によって、挿入部52a,52bが内部空間Eから押し出されるように湾曲される。
そして、スイッチ41の窪み48が挿入部52a,52bと合致する位置まで押し込まれた時に、クリップ51の弾性力によって挿入部52a,52bがそれぞれスイッチ41の窪み48に入り込んで係合する。これによって、スイッチ41は、スイッチ取付壁43の内部空間Eに挿入された状態で係止される。
このように、本実施形態によれば、スイッチ41をスイッチ取付壁43の内部空間Eに挿入して押し込むだけで、スイッチ41をスイッチ取付壁43に係止することができる。特に、作業スペースの限られたドア10の内側であっても、スイッチ41を押し込むといった簡易な手順で、容易に、かつ確実にスイッチ41をスイッチ取付壁43に係止することが可能になる。よって、アウタハンドル取付穴19に凹状部材25を取り付けた後工程であっても、作業手順を複雑化させることなくスイッチ41をスイッチ取付壁43に係止させることができる。
一方、メンテナンスや不具合による交換などでスイッチ41をスイッチ取付壁43から取り外す際には、図13に示すドア本体11のインナパネル11Nとアウタパネル11Uとの間のドア厚み方向(車幅方向W)に沿った隙間から、例えば、先端部分が板状を成すマイナスドライバなどの治具を挿入する。そして、係合位置(図12(a)参照)にあるクリップ51とスイッチ取付壁43の連結壁44cとの隙間に治具Tを差し込む。この時、連結壁44cのうち対向壁44b側、即ち、延出壁47が形成された位置に治具Tを差し込む。治具Tは、平坦部分が連結壁44cの外面と平行になるように差し込めばよい。
これによって、クリップ51とスイッチ取付壁43の連結壁44cとの隙間に差しこまれた治具Tは、その先端部分が延出壁47によって支持される。そして、治具Tの平板状の先端部分がちょうどクリップ51に当接する位置で位置決めされ、これよりも下側まで治具Tが差し込まれることを防止する。
次に、延出壁47を支点にして、この治具Tを90度回転させることによって、クリップ51のうち連結壁44cと対面する部分が連結壁44cから離間される。これにより、クリップ51の挿入部52a,52bは、クリップ開口45,45の外側に引き出されてクリップ案内溝46,46に沿って移動し、溝凸部領域46b,46bを乗り越え、弾性力によって溝凹部領域46a,46aに入り込む。
これにより、クリップ51は退避位置(図12(b)参照)に移動し、スイッチ41との係合が解除される。クリップ51は、その付勢方向に抗して挿入部52aと挿入部52bとの間を広げた状態で、スイッチ取付壁43の溝凹部領域46a,46aに留めておくことができる。この後、スイッチ41を上方向に引き出すことによって、スイッチ41を容易にスイッチ取付壁43から取り外すことが可能になる。
なお、スイッチ41の取り外し時において、クリップ51の挿入部52a、52bは、必ずしもその両方をクリップ開口45から外す必要はなく、いずれか一方(例えば挿入部52bのみ)を外す構造としてもよい。挿入部52a、52bのうち、一方がクリップ開口45から外れれば、他方を撓ませながらスイッチ41をスイッチ取付壁43から取り外すことができる。
以上、本発明の車両のドア構造の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、スイッチ取付壁43は、対向壁44a,44bと、これを繋ぐ連結壁44c,44dからなる断面矩形の筒状体としたが、スイッチ41を保持可能な形状であれば、これに限定されるものでは無い。
また、上述した実施形態では、クリップ開口45は、互いに対向する対向壁44a,44bのそれぞれに形成しているが、これに限らず、少なくとも一方の対向壁のみにクリップ開口45を形成した構成であればよい。
また、上述した実施形態では、クリップ51は、弾性をもつ金属細線を屈曲させて形成しているが、これ以外にも、例えば、金属板を屈曲させて形成したり、あるいは、弾性をもつ樹脂材料を屈曲させて形成することもできる。
また、上述した実施形態では、凹状部材25の凹面26のうち上側の内外面22aにスイッチ取付壁43を形成しているが、凹面26の下側の内外面22bにスイッチ取付壁43を形成した構成にすることもできる。
なお、上述した実施形態では、ドア構造10Aを適用する車両1として、フロントピラー3とリアピラー4との間のルーフ部分が開閉可能な2ドアのオープンカー(コンパーチブル、カブリオレ)を例示しているが、車両1はこうしたオープンカーに限定されるものでは無く、各種形状の車体を持つ車両に対しても、ドア構造10Aを全く同様に適用することができる。
1 車両
2 車体
10 ドア
10A ドア構造
19 アウタハンドル取付穴
20 アウタハンドル装置
21 アウタハンドル
22 内外面
25 凹状部材
30 ラッチ装置
40 ロック装置
41 スイッチ
42 操作部材
43 スイッチ取付壁
44a,44b 対向壁
44c,44d 連結壁
45 クリップ開口
46 クリップ案内溝
47 延出壁
51 クリップ
52a,52b 挿入部

Claims (6)

  1. ドアを車体側面に係合させるラッチ装置を操作するアウタハンドルと、前記ドアの外表面に設けられたアウタハンドル取付穴に取り付けられ、前記ドアの外表面から内方に向かって凹み、前記アウタハンドルを収容する凹状部材と、前記凹状部材に取り付けられ、前記ラッチ装置を鎖錠するロック手段を動作させるスイッチと、前記スイッチを前記凹状部材に係止するためのクリップと、を備えた車両のドア構造であって、
    前記凹状部材は、前記ドアの内外方向に延びる内外面と、該内外面の前記ドアの内部側から遠ざかる方向に延びるとともに前記スイッチを囲むように形成され、内側に前記スイッチを収容するスイッチ取付壁と、該スイッチ取付壁に形成され、前記クリップの一部を前記スイッチ取付壁の内側に進入させるクリップ開口と、を有し、
    前記クリップは、前記クリップ開口から前記スイッチ取付壁の内側に進入して前記スイッチと係合する挿入部を有することを特徴とする車両のドア構造。
  2. 前記スイッチ取付壁は、互いに向かい合う一対の対向壁と、該対向壁どうしを連結する連結壁とを備え、
    前記クリップ開口は、一対の前記対向壁のうち、少なくとも一方に形成され、
    前記クリップは、前記対向壁および前記連結壁を囲むコ字状を成し、一端部分および他端部分において、一対の前記対向壁を挟み込むことを特徴とする請求項1記載の車両のドア構造。
  3. 前記連結壁には、外方に向けて延出する延出壁が形成され、該延出壁は、前記クリップが前記スイッチを係止した状態において、前記クリップよりも外側まで延びることを特徴とする請求項2記載の車両のドア構造。
  4. 前記スイッチ取付壁は、前記ドアのドアインナパネルとドアアウタパネルとの隙間を車両の上下方向の上側からみて視認可能なように、前記凹状部材の上側に配置された前記内外面に設けられており、前記延出壁は、前記上下方向における前記クリップよりも下側に形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両のドア構造。
  5. 前記対向壁の外側面には、前記クリップ開口から前記連結壁に向けて延びるクリップ案内溝が形成されていることを特徴とする請求項2ないし4いずれか一項記載の車両のドア構造。
  6. 前記クリップ案内溝は、前記外側面からの深さが、前記クリップ開口側よりも前記連結壁側のほうが深くなるように形成されていることを特徴とする請求項5記載の車両のドア構造。
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