JP6128881B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ライトガイドファイバで導かれた照明光で観察を行う内視鏡装置に関する。
配管内などに配された被検体を観察するために、配管内に挿入可能な長尺の挿入部を有する内視鏡装置が用いられている。被検体をより効果的に観察するために、被検体に照射する照明光の光量を増加させることと、被検体の画像を画像データとして取得したときの画像データが表す画素の数を増加させる(高画質化する。)ことが望まれている。
また、挿入部の挿入性を高めるために、挿入部の外径は小さいことが好ましい。
照明光の光量を増加させるために、挿入部の先端部に小型の発光ダイオードを設けるのではなく、挿入部の基端側に大型の発光ダイオードを設け、この発光ダイオードから発した照明光を公知のライトガイドファイバで挿入部の先端部に導くことが検討されている。ライトガイドファイバは、可撓性を有する複数のファイバ素線をチューブなどで束ねて構成したものである。ファイバ素線の本数を多くした方が、明るく良好な画像データを取得することができる。
画像データを取得するために、挿入部の先端部にCCDなどの撮像素子を設けている。撮像素子が取得する画像データの画素の数を増加させるためには、より大きな撮像素子を用いることが好ましい。
挿入部の外径を小さくしつつ比較的大きな撮像素子を用いると、撮像素子とライトガイドファイバとの配置位置が干渉する場合がある。この干渉を避けるために、挿入部の様々な構成が検討されている。
例えば、特許文献1に記載された電子内視鏡では、CCDを支持してレンズ枠に取り付けるための保持枠が設けられている。保持枠は、略円柱状の本体の基端面から突片が後方に突設されて構成されている。本体の側面には逃げ部が形成され、この逃げ部にライトガイドファイバが配置される。このように構成することで、保持枠がライトガイドファイバに干渉することを抑え、挿入部を細径化することができる。また、より多数のファイバ素線を有するライトガイドファイバを配置することができる。
特許文献2に記載された内視鏡では、ライトガイドファイバをクランク状に折曲げた形に成形している。一般的に、撮像素子よりも先端側に、被検体からの反射光を撮像素子上に結像させるための対物レンズ群が設けられている。比較的大きな撮像素子を用いることで、対物レンズ群と撮像素子との間に段部が形成される。特許文献2では、この段部との干渉を避けてライトガイドファイバを挿入部の先端部まで導くとともに、挿入部の外径を小さくするために、ライトガイドファイバを折曲げている。
特開平6−130305号公報 特開2000−23904号公報
また、一般的に、個々の内視鏡装置に応じて対物レンズ群の焦点を容易に調節するために、対物レンズ群の一部を構成する第一のレンズを第一の支持部材に取付けるとともに、対物レンズ群の残部を構成する第二のレンズを第二の支持部材に取付けることが行われている。そして、第一の支持部材と第二の支持部材との相対位置を調節して焦点を調節した後で、第一の支持部材と第二の支持部材とを固定している。
この場合、ライトガイドファイバを固定する固定部材は、ライトガイドファイバを先端側に導くために先端側に設けられた第一の支持部材に取付けられる。これは、挿入部にライトガイドファイバを固定する部材を別に設けると、部品点数が増えて挿入部の外径が大きくなるためである。
一方で、対物レンズ群の基端側に設けられる撮像素子は、第一の支持部材の基端側に設けられる第二の支持部材に取付けられる。比較的大きな撮像素子を確実に取付けるために、第二の支持部材には、径方向外側に突出した素子支持部が設けられる。
しかしながら、第二の支持部材に撮像素子を確実に取付けるためには、素子支持部に特許文献1のような逃げ部を形成することはできない。
また、対物レンズ群の焦点を調節する前に固定部材にライトガイドファイバを固定すると、焦点を調節する作業中にライトガイドファイバに作業者などが接触した場合に対物レンズ群の焦点がずれてしまうという問題がある。焦点を調節するときに両支持部材などを支持する治具などを用いる場合には、固定部材にライトガイドファイバが固定されていると作業性が悪くなる。
そこで、対物レンズ群の焦点を調節し、第一の支持部材と第二の支持部材とを固定した後で固定部材にライトガイドファイバを取付けることが望まれる。この場合、素子支持部の突出量が大きく、挿入部の長手方向に見て固定部材におけるライトガイドファイバを取付ける孔(固定孔)に素子支持部が重なっている場合には、固定部材の基端側からライトガイドファイバを取付けようとしても素子支持部が障害となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、対物レンズ群の焦点を調節した後でも第一の支持部材にライトガイドファイバを容易に取付けることができる内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の内視鏡装置は、照明光を先端側に導くライトガイドファイバと、被検体からの反射光を撮像素子上に結像させるための対物レンズ群と、筒状に形成されて筒孔内に前記対物レンズ群の一部を構成する第一のレンズが取付けられた第一の本体、および前記第一の本体の外周面に設けられ、前記第一の本体の軸線方向に延びて前記ライトガイドファイバが挿通可能とされた固定孔が形成された固定部材、を有する第一の支持部材と、を有する挿入部を備え、前記固定孔は、先端側に設けられ前記ライトガイドファイバが係合する小径孔と、前記小径孔の基端側に設けられ前記小径孔と連通する大径孔と、を有し、前記大径孔の前記第一の本体の軸線側の内面は、前記小径孔の前記第一の本体の軸線側の内面よりも前記第一の本体の軸線に近づくように形成され、前記小径孔と前記大径孔との接続部における前記第一の本体の軸線側の内面には、基端側にむかうにしたがって前記第一の本体の軸線に近づくように傾斜した第二の案内面が形成されていることを特徴としている。
また、前記挿入部は、筒状に形成されて筒孔内に前記対物レンズ群の残部を構成する第二のレンズが取付けられ、前記第一のレンズの基端側に前記第二のレンズが配されるとともに前記第一のレンズと前記第二のレンズとの距離を調節した状態で前記第一の本体に位置決め可能な第二の本体、および前記第二の本体の基端側に前記第二の本体の径方向外側に突出するように設けられ前記第二のレンズの基端側で前記撮像素子を支持する素子支持部、を有する第二の支持部材をさらに有し、前記第一の本体の軸線方向に見たときに、前記素子支持部が前記大径孔の少なくとも一部に重なっていることがより好ましい。
また、前記ライトガイドファイバの先端部には、前記小径孔と係合する硬性部が形成されており、前記第一の本体の軸線方向における前記大径孔の先端と前記素子支持部における前記固定部材の基端側の面に対向する対向面との距離は、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線方向の長さ以上であることがより好ましい。
また、上記の内視鏡装置において、前記大径孔の基端部における前記第一の本体の軸線とは反対側の内面に形成され、基端側にむかうにしたがって前記第一の本体の軸線から離間するように傾斜した第一の案内面を有することがより好ましい
た、上記の内視鏡装置において、前記第一の本体の軸線および前記固定孔の軸線を含む平面による断面において、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線方向の長さL、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線に直交する方向の最大の長さL、前記大径孔の内径L、および前記第二の案内面の先端と前記素子支持部の前記対向面との前記第一の本体の軸線方向の距離L、前記第一の案内面と前記第一の本体の軸線とが基端側になす角度θが、(1)式を満足する範囲に設定されていることがより好ましい。
sinθ+Lcosθ≦L+Ltanθ ・・(1)
また、上記の内視鏡装置において、前記ライトガイドファイバは、複数のファイバ素線を並べた状態で有し、前記ライトガイドファイバの先端部には、前記小径孔と係合する硬性部が形成されており、それぞれの前記ファイバ素線の端部を接着剤により固めることで、前記硬性部が構成されていることがより好ましい。
また、上記の内視鏡装置において、前記挿入部の先端部に着脱可能とされたアダプタを備え、前記アダプタは、アダプタ本体と、筒状に形成されて前記アダプタ本体に連結されるとともに前記挿入部に取付けられたときに、前記第二の支持部材における前記素子支持部よりも先端側に、前記第二の支持部材の外面を囲うように配される接続部材と、を有することがより好ましい。
本発明の内視鏡装置によれば、対物レンズ群の焦点を調節した後でも支持部材にライトガイドファイバを容易に取付けることができる。
本発明の第1実施形態の内視鏡装置の全体図である。 同内視鏡装置の挿入部における先端部の側面の断面図である。 同内視鏡装置における先端側レンズ枠および基端側レンズ枠の正面図である。 図2中の要部拡大図である。 同内視鏡装置の先端硬質部の要部の斜視図である。 同内視鏡装置のライトガイドファイバの先端側の斜視図である。 同内視鏡装置の直視型アダプタの正面図である。 同内視鏡装置の先端硬質部を製造する手順の一例を説明する断面図である。 同内視鏡装置の先端硬質部を製造する手順の一例を説明する断面図である。 同内視鏡装置の先端硬質部を製造する手順の一例を説明する断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例における内視鏡装置の側面の断面図である。 本発明の第2実施形態の内視鏡装置の要部の断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例における内視鏡装置の要部の断面図である。 本発明の第3実施形態の内視鏡装置の要部の断面図である。 同内視鏡装置の要部の斜視図である。 本発明の変形例の実施形態における内視鏡装置の要部の断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る内視鏡装置の第1実施形態を、図1から図11を参照しながら説明する。
図1に示すように、本内視鏡装置1は、長尺に形成され、先端部に直視型アダプタ(アダプタ)100が着脱可能とされた挿入部10と、挿入部10の基端部に接続され挿入部10などを操作する操作部60と、操作部60に接続された内視鏡本体70と、挿入部10で後述するように取得された画像などを表示する表示部80とを備えている。
なお、図1では、挿入部10から直視型アダプタ100を取外した状態を示している。また、内視鏡装置1は、直視型アダプタ100と交換して挿入部10に着脱可能とされた側視型アダプタ(アダプタ)140も備えている。
図1および図2に示すように、挿入部10は、先端に配置された先端硬質部11と、先端硬質部11の基端に接続され湾曲可能な湾曲部12と、湾曲部12の基端に接続され可撓性を有する可撓管部13とを有している。
先端硬質部11は、対物レンズ群16の一部を構成する3枚の第一のレンズ17a〜17cが取付けられた先端側レンズ枠(第一の支持部材)18と、対物レンズ群16の残部を構成する2枚の第二のレンズ19a、19bが取付けられた基端側レンズ枠(第二の支持部材)20とを備えている。
先端側レンズ枠18は、図2および図3に示すように、円筒状に形成された先端側本体(第一の本体)22、および先端側本体22の外周面に設けられ、先端側本体22の軸線(中心軸線)C1方向に延びる固定孔23が形成された固定部材24を有している。本実施形態では、筒状が円筒状であるとしているが、筒状は円筒状に限られず、軸線C1方向に直交する平面による断面が、楕円形、多角形などである形状も含むとする。
先端側本体22の筒孔22aは、先端側に設けられた小径部22bと、小径部22bよりも基端側に設けられ小径部22bと連通する大径部22cとで構成されている。小径部22bの軸線と大径部22cの軸線とは、ほぼ一致している。小径部22b内には、第一のレンズ17a〜17cが先端側から基端側に向けて第一のレンズ17a、17b、17cの順で並べた状態で固定されている。先端側本体22の先端部に全周にわたり形成された溝には、Oリング25が取付けられている。
固定孔23は、先端側本体22の軸線C1から離間した位置に形成されている。固定孔23は、図2および図4に示すように、先端側に設けられた小径孔23aと、小径孔23aの基端側に設けられ小径孔23aと連通する大径孔23bとを有している。なお、図4では固定孔23に後述するライトガイドファイバ45を取付ける前の状態を示している。また、図2および図4は、先端側本体22の軸線C1および固定孔23の軸線を含む平面による断面となっている。
小径孔23aの軸線と大径孔23bの軸線とは、ほぼ一致している。すなわち、大径孔23bの軸線C1側の内面は、小径孔23aの軸線C1側の内面よりも軸線C1に近づくように形成されている。
図3に示すように、小径孔23aの軸線C1に直交する平面による断面は、小径孔23aから軸線C1に向かう方向の長さよりも、その方向に直交する方向の長さの方が長くなるように、扁平した形状に形成されている。大径孔23bの軸線C1に直交する平面による断面は、小径孔23aと同様に扁平した形状に形成されている。
図4に示すように、大径孔23bの基端部における先端側本体22の軸線C1とは反対側の内面には、基端側にむかうにしたがって軸線C1、すなわち筒孔22aから離間するように傾斜した第一の案内面23cが形成されている。第一の案内面23cと軸線C1とが基端側になす角度θは、鋭角である。
小径孔23aと大径孔23bとの接続部における軸線C1側の内面には、基端側にむかうにしたがって軸線C1に近づくように傾斜した第二の案内面23dが形成されている。小径孔23aと大径孔23bとの接続部における軸線C1とは反対側の内面には、段部が形成されている。
小径孔23aの先端部には、図2に示すように、小径孔23aよりも拡径された拡径部23eが形成されている。拡径部23eにはカバーガラス28が固定されている。
先端側レンズ枠18の外周面には、雄ネジ26、27が軸線C1方向に互いに離間した状態に形成されている。先端側レンズ枠18は、ステンレス鋼や真鍮などの材料で一体に形成されている。
基端側レンズ枠20は、筒状に形成されて筒孔31a内に第二のレンズ19a、19bが取付けられた基端側本体(第二の本体)31、および基端側本体31の基端側に基端側本体31の径方向外側に突出するように設けられた素子支持部32を有している。
基端側本体31の外径は、先端側レンズ枠18の大径部22cの内径よりもわずかに小さい。素子支持部32の固定部材24側における突出方向の先端部は、基端側に延びている。基端側レンズ枠20は、先端側レンズ枠18と同一の材料で形成することができる。
素子支持部32には、第二のレンズ19a、19bの基端側で、CCDなどの撮像素子35が支持ガラス36を介して支持されている。支持ガラス36の基端側には、不図示の受光面を有する撮像素子35の素子本体35aが取付けられている。素子本体35aの端部には、撮像素子35内の基板である一対のタブ35bが接続されている。各タブ35bは、素子本体35aとの間に接続された不図示の配線を折曲げることで、軸線C1方向に延びるように配されている。
素子本体35aは、受光面に結像した被検体の画像のデータを取得し、タブ35bはこのデータに対して初期段階の処理を行う。処理した画像データの信号は後述する基板37、38に出力される。
先端側レンズ枠18に基端側レンズ枠20が固定される前には、先端側レンズ枠18の大径部22cに基端側本体31を挿入した状態で、先端側レンズ枠18に対して基端側レンズ枠20を軸線C1方向に摺動させることができる。先端側レンズ枠18の大径部22cに基端側本体31を挿入したときには、第一のレンズ17a〜17cの基端側に第二のレンズ19a、19bが配される。そして、先端側レンズ枠18に対して基端側レンズ枠20を摺動させることで、第一のレンズ17a〜17cと第二のレンズ19a、19bとの距離を調節することができる。このとき、被検体で反射した反射光などが撮像素子35の受光面上に結像するように調節する。
距離を調節した後で、両レンズ枠18、20は、大径部22cと基端側本体31との間に設けられた不図示の接着剤により位置決め、固定される。
図2および図3に示すように、軸線C1方向に見たときに、大径孔23bの軸線C1側の一部に素子支持部32が重なっている。
基端側レンズ枠20には、図2に示すように、撮像素子35よりも基端側に、第一の基板37および第二の基板38が取付けられている。基板37、38には、符号は省略するが、それぞれ素子が搭載されている。基板37、38は、図示しない金属性の芯材やシールドを有する複数のリード線39の第一の端部に接続されている。基板37、38は、タブ35bから出力された画像データを適宜変換し、この画像データをリード線39を介して内視鏡本体70に出力する。
各リード線39は被覆チューブ40に覆われ、第二の端部は、挿入部10などを通して内視鏡本体70まで延びている。
撮像素子35、基板37、38、およびリード線39の先端部は、不図示のチューブ内に設けられた接着剤で形成された封止樹脂43で封止されている。なお、図2、図8から図11、図14においては説明の便宜のため、封止樹脂43を仮想線で示している。
図2および図5に示すように、封止樹脂43における固定部材24側の側面には、遮光テープ44が貼付けられている。遮光テープ44の先端部は、素子支持部32に貼付けられている。
図2に示すように、固定孔23の小径孔23aには、ライトガイドファイバ45が固定されている。ライトガイドファイバ45は、図6に示すように、複数のファイバ素線45aをファイバ素線45aの径方向に並べた状態で有している。ライトガイドファイバ45の先端部の範囲R1には、それぞれのファイバ素線45aを接着剤45bにより固めることで、硬性部(第一の硬性部)46が形成されている。本実施形態では、硬性部46は側面視で矩形状に形成されている(図2参照。)。
硬性部46における長手方向に直交する断面形状は、固定孔23の小径孔23aと同一である。小径孔23aに硬性部46を押込むことで、固定部材24に対してライトガイドファイバ45を位置決めすることができる。
図6に示すように、ライトガイドファイバ45における硬性部46よりも基端側は、複数のファイバ素線45aをシリコンなどで形成された被覆チューブ47で覆った軟性部48となっている。軟性部48は、硬性部46よりも曲げやすい。
ライトガイドファイバ45は、図2および図6に示すように、固定孔23に挿通可能となるともに、基端側レンズ枠20の素子支持部32に沿うように折曲げられている。すなわち、ライトガイドファイバ45には、硬性部46と軟性部48との接続部分に折曲げ部48aが、軟性部48の先端部の2カ所に折曲げ部48b、48cがそれぞれ形成されている。
ここで、先端側レンズ枠18に基端側レンズ枠20が固定されたときの、レンズ枠18、20およびライトガイドファイバ45の寸法を、図4および以下に示すように規定する。
ライトガイドファイバ45の硬性部46の軸線C1方向の長さをL、ライトガイドファイバ45の硬性部46の軸線C1に直交する直交方向Dの最大の長さをLとする。大径孔23bの内径をL、第一の案内面23cの先端と素子支持部32における固定部材24の基端面に対向する対向面32aとの軸線C1方向の距離をLとする。なお、対向面32aは、軸線C1に直交する面である。軸線C1方向における、大径孔23bの先端と素子支持部32の対向面32aとの距離をLとする。長さL、長さLは、固定孔23にライトガイドファイバ45を取付けたときの長さである。
このとき、距離Lは硬性部46の長さL以上である。
さらに、前述の硬性部46の長さL、長さL、大径孔23bの内径Lおよび距離Lが、(2)式を満足する範囲に設定されている。
sinθ+Lcosθ≦L+Ltanθ ・・(2)
ここで、(2)式の左辺である「Lsinθ+Lcosθ」の式で得られる値は、図6に示す長さL11となる。すなわち、第一の案内面23cにライトガイドファイバ45の硬性部46が沿うように配置したときに、硬性部46を直交方向Dに平行な面に投影した長さである。
一方で、(2)式の右辺である「L+Ltanθ」の式で得られる値は、素子支持部32の対向面32aの延長線と第一の案内面23cの延長線との交点P1から、大径孔23bの軸線C1側の内面までの距離L12である。
図4に示すように、大径孔23bに対して硬性部46を傾けない位置Qにおいての、素子支持部32と硬性部46との径方向における干渉長さをL21とする。
このとき、大径孔23bに硬性部46を挿入するときに硬性部46が最も寝ている角度θ(軸線C1に対して傾いている角度)は、(3)式または(4)式から求めることができる。
tanθ=L21/L ・・(3)
θ=tan−1(L21/L) ・・(4)
図2に示すように、先端側レンズ枠18の基端部には、可撓性を有する外套管51の先端部がネジ嵌合により取付けられている。
外套管51内には、前述の封止樹脂43を覆うように取付けられている。
湾曲部12は、公知の構成を有している。図示はしないが、湾曲部12内には、例えば複数の節輪が互いに回動可能に接続されている。複数の節輪のうち最も先端側の節輪には複数の操作ワイヤの先端部がそれぞれ固定されている。各操作ワイヤは外套管51に進退可能に挿通され、操作ワイヤの基端部は操作部60に接続されている。
直視型アダプタ100は、図2および図7に示すように、アダプタ本体110と、アダプタ本体110に連結された接続部材130とを有している。
アダプタ本体110は、円柱状に形成されるとともに、軸線C1方向に延びる第一の貫通孔111および第二の貫通孔112が形成されている。アダプタ本体110の外周面には、全周にわたり溝部113が形成されている。
アダプタ本体110における溝部113よりも先端側の外径は、外套管51の外径に等しい。
貫通孔111、112は、直視型アダプタ100を挿入部10の先端硬質部11に取付けたときに、第一のレンズ17a〜17c、カバーガラス28にそれぞれ対向する位置に形成されている。
第一の貫通孔111には、対物レンズ116a〜116cが固定されている。
第二の貫通孔112には、先端側にカバーガラス117、基端側に光学ロッドレンズ118がそれぞれ固定されている。
接続部材130は、筒状に形成されている。接続部材130の先端部の内周面には、径方向内側に突出するフランジ部131が形成されている。接続部材130の基端部の内周面には、先端側レンズ枠18の雄ネジ26、27に螺合する雌ネジ132が形成されている。接続部材130の外径は、アダプタ本体110における溝部113よりも先端側の外径に等しい。
アダプタ本体110の溝部113に接続部材130のフランジ部131が係合した状態で、アダプタ本体110に対して接続部材130を回転させることができる。
挿入部10の先端硬質部11に直視型アダプタ100を取付けるときには、先端側レンズ枠18の先端面にアダプタ本体110の基端面を対向させる。このとき、第一のレンズ17aに対物レンズ116cが、カバーガラス28に光学ロッドレンズ118がそれぞれ対向するように配置する。前述の対向させた状態を維持しつつ、アダプタ本体110に対して接続部材130を回転させる。先端側レンズ枠18の雄ネジ26に接続部材130の雌ネジ132が螺合して、雌ネジ132が雄ネジ26を基端側に乗越える。雄ネジ27に雌ネジ132が螺合することで、挿入部10の先端硬質部11に直視型アダプタ100が取付けられる。
このとき、接続部材130は、基端側レンズ枠20における素子支持部32よりも先端側に、基端側レンズ枠20の外面を囲うように配される。Oリング25にアダプタ本体110が押付けられることで、第一のレンズ17aと対物レンズ116cとの間が水密に封止される。
この場合、先端側レンズ枠18の先端面における第一のレンズ17aを囲う部分と、アダプタ本体110の基端面における対物レンズ116cを囲う部分とが当接する。このため、先端側レンズ枠18の先端面におけるカバーガラス28を囲う部分と、アダプタ本体110の基端面における光学ロッドレンズ118を囲う部分との間に、製造誤差などにより隙間が形成される場合がある。
挿入部10から直視型アダプタ100を取外すときには、上記と逆の手順を行う。
図1に示すように、操作部60には、湾曲部12を湾曲操作するための湾曲操作ボタン61と、内視鏡本体70、および表示部80などを操作するための主操作ボタン62とが設けられている。
操作部60内に設けられている不図示の複数のモータには、前述の操作ワイヤの基端部がそれぞれ接続されている。湾曲操作ボタン61を操作することで所望のモータを駆動させて、湾曲部12を所望の向きに湾曲させることができる。
内視鏡本体70は、ケーシング71と、ケーシング71に内蔵された不図示の制御部、光源部および電源部を有している。
制御部は、複数のリード線39うちの一部の第二の端部、および表示部80に接続されている。制御部は、撮像素子35が取得し、基板37、38から出力された画像データを適宜処理し、表示部80に出力する。
光源部は図示しない発光ダイオードを備えている。この発光ダイオードが発した照明光は、ライトガイドファイバ45を介して先端側に導かれる。
電源部は、撮像素子35、内視鏡本体70の制御部や光源部、表示部80などに必要な電力を供給する。
表示部80は、内視鏡本体70の光源部から電力を供給されるとともに、制御部から出力された画像データを表示する。
なお、側視型アダプタ140の構成は公知のものであり、直視型アダプタ100とは視野の向きのみが異なるので、説明を省略する。
このように構成された本内視鏡装置1において、対物レンズ群16の焦点の調節、レンズ枠18、20へのライトガイドファイバ45の取付けは、以下の手順で行われる。
図8に示すように、先端側レンズ枠18に第一のレンズ17a〜17c、Oリング25、カバーガラス28などを取付けておく。なお、この時点では、先端側レンズ枠18にライトガイドファイバ45は取付けない。
基端側レンズ枠20に、第二のレンズ19a、19b、撮像素子35、基板37、38、リード線39などを取付けておく。
先端側レンズ枠18の大径部22cの内面に、不図示の接着剤を塗布する。先端側レンズ枠18の大径部22cに基端側本体31を挿入し、先端側レンズ枠18に対して基端側レンズ枠20を軸線C1方向に摺動させることで、被検体の像が撮像素子35の受光面に結像するように対物レンズ群16の焦点を適宜調節する。
位置を調節したレンズ枠18、20を炉に一定時間入れて接着剤を固化させ、先端側レンズ枠18に基端側レンズ枠20を固定する。先端側レンズ枠18にライトガイドファイバ45が取付けられていないため、作業者などが誤ってライトガイドファイバ45に接触して調節した焦点がずれてしまうことが抑制される。
次に、図9に示すように、先端側レンズ枠18の大径孔23bにライトガイドファイバ45の硬性部46を挿入する。このとき、大径孔23bの第一の案内面23cに硬性部46を沿わせるように、すなわち、硬性部46の先端が先端側本体22の軸線C1側に向くように斜めに挿入する。
図4に示すように距離Lは硬性部46の長さL以上であるため、素子支持部32が障害になるのを抑えて、軸線C1方向において大径孔23b内に硬性部46が確実に収容される。
硬性部46の長さLおよび長さL、大径孔23bの内径L、および距離Lが前述の(2)式を満足する範囲に設定されている。これにより、軸線C1に対して硬性部46を斜めに挿入したときに、大径孔23bの軸線C1側の内面に硬性部46の先端面における軸線C1側の点P2(図4参照。)が強く接触しにくくなる。
固定孔23に第二の案内面23dが形成されているため、図10に示すように、硬性部46の点P2が第二の案内面23dに導かれて大径孔23bから小径孔23aに容易に移動することができる。
なお、軟性部48は硬性部46よりも曲げやすいため、必要に応じて適宜軟性部48を変形させて、固定孔23に硬性部46を挿入していく。
小径孔23aに硬性部46を挿入して固定孔23に対して硬性部46を位置決めしたら、大径孔23b内などに適宜接着剤を注入、塗布し、レンズ枠18、20にライトガイドファイバ45を固定する。
この後で、外套管51内に一体に構成したレンズ枠18、20およびライトガイドファイバ45を挿入するなどして、挿入部10を形成する。この挿入部10を、操作部60に接続し、直視型アダプタ100を取付けて内視鏡装置1が完成する。
以上のように構成され、製造された内視鏡装置1の動作について説明する。
まず、使用者は、操作部60の主操作ボタン62を操作して、電源部から撮像素子35、内視鏡本体70の制御部や光源部、表示部80などに必要な電力を供給する。
光源部の発光ダイオードが発した照明光は、ライトガイドファイバ45を介して先端側に導かれる。照明光は、ライトガイドファイバ45からカバーガラス28、光学ロッドレンズ118、カバーガラス117を透過して、直視型アダプタ100の前方に照射される。
不図示の被検体で反射された反射光は、対物レンズ群16に入射して撮像素子35の受光面に結像する。撮像素子35は画像データを取得し、基板37、38で画像データを適宜処理して、画像データの信号を内視鏡本体70に出力する。内視鏡本体70に出力された信号は、制御部で処理され、表示部80に表示される。
なお、この例では挿入部10における電子部品で最も発熱するものは、基板37、38である。
基板37、38で発生した熱の一部は、基端側レンズ枠20および先端側レンズ枠18を通して挿入部10の先端側や径方向外側に伝導され、外部に放熱される。基板37、38で発生した熱の他の一部は、リード線39の芯材やシールドにより基端側に伝導され、外部に放熱される。
以上説明したように、本実施形態の内視鏡装置1によれば、軸線C1方向に見たときに、先端側レンズ枠18の大径孔23bの一部に基端側レンズ枠20の素子支持部32が重なっている。図4に示す距離Lは硬性部46の長さL以上であるため、素子支持部32が障害になるのを抑えて、軸線C1方向において大径孔23b内に硬性部46を確実に収容することができる。これにより、対物レンズ群16の焦点を調節してレンズ枠18、20同士を固定した後であっても、先端側レンズ枠18にライトガイドファイバ45を容易に取付けることができる。
先端側レンズ枠18の大径孔23bには第一の案内面23cが形成されているため、大径孔23b内に硬性部46を挿入するときに、硬性部46が素子支持部32を避けやすくすることができる。
固定孔23の小径孔23aと大径孔23bとの接続部には、第二の案内面23dが形成されている。したがって、硬性部46の先端面が第二の案内面23dに導かれて大径孔23bから小径孔23aに容易に移動することができる。これにより、固定孔23に対する硬性部46の挿入性を高めることができる。
硬性部46の長さLおよび長さL、大径孔23bの内径L、および距離Lが前述の(2)式を満足する範囲に設定されている。このため、軸線C1に対して硬性部46を斜めに挿入したときに、大径孔23bの軸線C1側の内面に硬性部46の先端面が強く当たり、大径孔23bに硬性部46が挿入しにくくなるのを抑制することができる。
ライトガイドファイバ45の硬性部46は、それぞれのファイバ素線45aを接着剤45bにより固めることで形成されている。したがって、ファイバ素線45a間の隙間を利用して隣合うファイバ素線45a同士を固めることができ、硬性部46を形成する際にライトガイドファイバ45の外径が大きくなるのを抑えることができる。
挿入部10に直視型アダプタ100を取付けたときに、直視型アダプタ100の接続部材130は、基端側レンズ枠20における素子支持部32よりも先端側に、基端側レンズ枠20の外面を囲うように配される。素子支持部32は基端側レンズ枠20において径方向外側に突出した部分なので、この素子支持部32の外面を囲うように接続部材130が配されると、直視型アダプタ100の外径が大きくなってしまう。本実施形態の内視鏡装置1では、軸線C1方向における素子支持部32の位置を避けて直視型アダプタ100が挿入部10に取付けられるため、直視型アダプタ100の外径が大きくなるのを抑制することができる。
本実施形態では、図11に示すように、ライトガイドファイバ45の硬性部46の基端部が、軸線C1方向において撮像素子35までとなる位置P3まで延びるように構成してもよい。すなわち、各ファイバ素線45aにおけるライトガイドファイバ45の先端から位置P3までの部分が、接着剤により固められている。
この場合、硬性部46に折曲げ部46a、46bが形成されることになる。この例では、硬性部46において、先端から折曲げ部46aまでが第一の硬性部46cとなり、折曲げ部46aから基端までが第二の硬性部46dとなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図12および図13を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図12に示すように、本実施形態の内視鏡装置2は、第1実施形態の内視鏡装置1の各構成に加えて、挿入部10のカバーガラス28と直視型アダプタ100の光学ロッドレンズ118との間に、透明な液体150が設けられている。液体150としては、気泡を含まない無色透明なオイルなどを好適に用いることができる。
このように構成することで、液体150が光ファイバのように導光部材の役割を果たす。直視型アダプタ100の入口となる光学ロッドレンズ118の基端面でケラレていた光も、液体150の内壁にて全反射を繰返して光学ロッドレンズ118に入射させ、照明光の光量を増加させることができる。
なお、本実施形態では、図13に示す内視鏡装置3のように、カバーガラス28と光学ロッドレンズ118との間に、液体150に代えて、透明なゲル状の物質や、弾性を有する透明なゴム状部材で形成された導光部材155を備えてもよい。
この変形例では、アダプタ本体110の基端面における第二の貫通孔112を囲う部分に基端側に突出する突部120を設けている。この突部120が固定孔23の拡径部23eの内面に係合することで、導光部材155の溜まりとなる空間が形成される。これにより、照明光をカバーガラス28から光学ロッドレンズ118に伝達させやすくすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図14および図15を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図14および図15に示すように、本実施形態の内視鏡装置4は、第1実施形態の内視鏡装置1の基端側レンズ枠20に代えて、基端側レンズ枠160を備えている。
基端側レンズ枠160は、基端側レンズ枠20の素子支持部32に代えて、一対の素子支持部161を有している。各素子支持部161の基端は、軸線C1方向において撮像素子35、基板37、38を超えて基端側まで延びている。なお、素子支持部161の内側の面には、絶縁用のフィルム162が貼付けられている。
このように構成することで、撮像素子35や基板37、38で発生した熱を先端側や基端側に効率良く拡散することができる。これにより、撮像素子35や基板37、38などのデバイスへの熱によるダメージを軽減させることができる。
なお、素子支持部161の基端部を、軸線C1方向においてリード線39の先端部に重なる位置まで延ばしてもよい。このように構成することで、素子支持部161に伝導された熱を、リード線39を介して基端側に伝導させやすくすることができる。
以上、本発明の第1実施形態から第3実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態から第3実施形態では、軸線C1方向に見たときに、固定孔23の大径孔23bの一部に素子支持部が重なっているとした。しかし、大径孔23bの全体を塞ぐように素子支持部が配されるように構成してもよい。
また、図16に示すように、固定孔23に第一の案内面23cが形成されないように構成してもよい。この場合、前述の硬性部46の長さL、長さL、大径孔23bの内径L、および、大径孔23bの内面(軸線C1)に対する硬性部46の挿入角度θが、(5)式を満足する範囲に設定されていれば、前記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。ただし、長さL’は、軸線C1方向における固定部材24と素子支持部32の対向面32aとの距離である。
sinθ+Lcosθ≦L+L’tanθ ・・(5)
第一のレンズは3枚のレンズで構成され、第二のレンズは2枚のレンズで構成されるとした。しかし、第一、第二のレンズを構成するレンズの数に制限はなく、1枚以上であれば何枚でもよい。
大径孔23bの軸線C1側の内面は、小径孔23aの軸線C1側の内面よりも軸線C1に近づくように形成されていた。しかし、大径孔23bの軸線C1側の内面と小径孔23aの軸線C1側の内面とが面一になるように構成してもよい。この場合、固定孔23に第二の案内面23dが形成されなくなり、固定孔23に対する硬性部46の挿入性をさらに高めることができる。
前記第1実施形態から第3実施形態では、各ファイバ素線45aを接着剤45bにより固めることで、硬性部46を形成した。しかし、各ファイバ素線45aを外側から金属製のパイプなどで覆うことで、硬性部を形成してもよい。
前述の硬性部46の長さL、長さL、大径孔23bの内径Lおよび距離Lが(2)式を満足する範囲に設定されていなくてもよい。
内視鏡装置は、挿入部10に着脱可能なアダプタを備えないタイプのものでもよい。
1、2、3、4 内視鏡装置
10 挿入部
16 対物レンズ群
17a、17b、17c 第一のレンズ
18 先端側レンズ枠(第一の支持部材)
19a、19b 第二のレンズ
20、160 基端側レンズ枠(第二の支持部材)
22 先端側本体(第一の本体)
22a、31a 筒孔
23 固定孔
23a 小径孔
23b 大径孔
23c 第一の案内面
23d 第二の案内面
24 固定部材
31 基端側本体(第二の本体)
32、161 素子支持部
35 撮像素子
45 ライトガイドファイバ
45a ファイバ素線
45b 接着剤
46 硬性部
100 直視型アダプタ(アダプタ)
110 アダプタ本体
130 接続部材
140 側視型アダプタ(アダプタ)
C1 軸線
、L 長さ
内径
、L 距離

Claims (7)

  1. 明光を先端側に導くライトガイドファイバと、
    検体からの反射光を撮像素子上に結像させるための対物レンズ群と、
    状に形成されて筒孔内に前記対物レンズ群の一部を構成する第一のレンズが取付けられた第一の本体、および前記第一の本体の外周面に設けられ、前記第一の本体の軸線方向に延びて前記ライトガイドファイバが挿通可能とされた固定孔が形成された固定部材、を有する第一の支持部材と
    を有する挿入部を備え、
    前記固定孔は、
    先端側に設けられ前記ライトガイドファイバが係合する小径孔と、
    前記小径孔の基端側に設けられ前記小径孔と連通する大径孔と、を有し、
    前記大径孔の前記第一の本体の軸線側の内面は、前記小径孔の前記第一の本体の軸線側の内面よりも前記第一の本体の軸線に近づくように形成され、
    前記小径孔と前記大径孔との接続部における前記第一の本体の軸線側の内面には、基端側にむかうにしたがって前記第一の本体の軸線に近づくように傾斜した第二の案内面が形成されていることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記挿入部は、
    筒状に形成されて筒孔内に前記対物レンズ群の残部を構成する第二のレンズが取付けられ、前記第一のレンズの基端側に前記第二のレンズが配されるとともに前記第一のレンズと前記第二のレンズとの距離を調節した状態で前記第一の本体に位置決め可能な第二の本体、および前記第二の本体の基端側に前記第二の本体の径方向外側に突出するように設けられ前記第二のレンズの基端側で前記撮像素子を支持する素子支持部、を有する第二の支持部材をさらに有し、
    前記第一の本体の軸線方向に見たときに、前記素子支持部が前記大径孔の少なくとも一部に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記ライトガイドファイバの先端部には、前記小径孔と係合する硬性部が形成されており、
    前記第一の本体の軸線方向における前記大径孔の先端と前記素子支持部における前記固定部材の基端側の面に対向する対向面との距離は、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線方向の長さ以上であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
  4. 前記大径孔の基端部における前記第一の本体の軸線とは反対側の内面に形成され、基端側にむかうにしたがって前記第一の本体の軸線から離間するように傾斜した第一の案内面を有することを特徴とする請求項に記載の内視鏡装置。
  5. 前記第一の本体の軸線および前記固定孔の軸線を含む平面による断面において、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線方向の長さL、前記ライトガイドファイバの前記硬性部の前記第一の本体の軸線に直交する方向の最大の長さL、前記大径孔の内径L、および前記第二の案内面の先端と前記素子支持部の前記対向面との前記第一の本体の軸線方向の距離L、前記第一の案内面と前記第一の本体の軸線とが基端側になす角度θが、(1)式を満足する範囲に設定されていることを特徴とする請求項に記載の内視鏡装置。
    sinθ+Lcosθ≦L+Ltanθ ・・(1)
  6. 前記ライトガイドファイバは、複数のファイバ素線を並べた状態で有し、
    前記ライトガイドファイバの先端部には、前記小径孔と係合する硬性部が形成されており、
    それぞれの前記ファイバ素線を接着剤により固めることで、前記硬性部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  7. 前記挿入部の先端部に着脱可能とされたアダプタを備え、
    前記アダプタは、
    アダプタ本体と、
    筒状に形成されて前記アダプタ本体に連結されるとともに前記挿入部に取付けられたときに、前記第二の支持部材における前記素子支持部よりも先端側に、前記第二の支持部材の外面を囲うように配される接続部材と、を有することを特徴とする請求項に記載の内視鏡装置。
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