JP6128729B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
当り種類の例としては、大当り遊技後の遊技状態を次回の大当りを獲得するまで継続する確変遊技、かつ、次回の大当りを獲得するまで継続する時短遊技とする当りや、大当り遊技後の遊技状態を通常遊技又は確変遊技、かつ、所定の上限(例えば、抽選回数が100回等)に到達するまで時短遊技とする当り等が存在する。また、近年においては、これら内部的に設定される遊技状態を遊技者から分からなくすることにより、確変遊技又は時短遊技がいつまで継続するのかのドキドキ感を遊技者に与えるパチンコ機が提案されている。
特許文献1に開示されたパチンコ機は、時短遊技の継続回数(上限)が互いに異なる当り種類を有するパチンコ機であって、大当り遊技中に演出表示装置上において遊技者参加型のミニゲームを展開することにより、時短遊技の継続回数を大当り遊技中に示唆する構成である。そして、遊技者は、ミニゲームの結果に応じて大当たり遊技中において事前に大当り遊技後に開始される時短遊技の継続回数を知ることができる。
また、上記課題を解決するためのパチンコ機の他の構成として、演出図柄表示制御手段が、遊技状態が時短遊技中であり、かつ、当否抽選手段による当否抽選の回数が、所定の回数に達するまでの間、時短遊技が継続する可能性を示唆する時短遊技継続示唆演出を実行することから、遊技者は、当否抽選の回数が所定の回数に達する以前に時短遊技継続の可能性を認識することができる。
また、上記課題を解決するためのパチンコ機の他の構成として、所定の回数が、当否抽選により当選し得る複数の当り種類ごとに設定されている時短遊技の継続回数の上限の差に対応して定められることから、遊技者は、時短遊技継続演出が実行されるたびに多数回の時短遊技の付いた大当りであったことへの期待感を抱くとともに、時短遊技の継続に成功する度に大当りの連荘への期待を高めることができる。
また、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
なお、以下の説明においてパチンコ機の各部の左右方向は、そのパチンコ機に対面する遊技者にとっての左右方向に一致させて説明する。
また、払出制御装置300には、ハンドル7の円周上に設けられた発射停止スイッチ7Cやハンドル7の内部に配設されたタッチセンサ7Dが接続されている。
第1始動入賞口61は、遊技領域31の略中央部におけるステージ51の下方に位置する。第2始動入賞口(始動口)62は、遊技領域31の右側部に位置する。第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、第1大入賞口64、スルーチャッカ66、一般入賞口67及び第2大入賞口77のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、第1大入賞口検知センサ93、スルーチャッカ検知センサ94、一般入賞口検知センサ95及び第2大入賞口検知センサ96が内蔵されている。これらの検知センサ91〜96は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号(電気信号)を出力する磁気センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される。
第2特別図柄表示装置40Bは、第2始動入賞口62への遊技球の入賞を契機に、主制御装置100により行われる特別図柄に係る電子抽選(第2特図抽選)の結果を表示するためのものであって、前記同様に特別図柄変動表示制御手段130により制御されることによって、第2特図抽選の結果を表示する態様で所定の特別図柄を導出表示(停止表示)するものである。また、本実施形態においては、第1始動入賞口61への入賞を契機として変動する特別図柄を第1特別図柄とし、第2始動入賞口62への入賞を契機として変動する特別図柄を第2特別図柄としている。
第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bは、例えば7セグメント表示器からなり、演出図柄表示装置50を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤30の右下部分に演出図柄表示装置50と離間して配置されている。第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bを構成する7セグメントの何れかが点滅している状態は、第1特別図柄又は第2特別図柄が変動している状態であり、その点滅が停止して点灯が維持された状態は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が停止した状態である。また、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bを構成する7セグメントの何れかが点滅している時間は、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間である。なお、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bの形態は7セグメントに限られず、複数のランプを配列した形態のものを採用することも可能である。
また、演出図柄表示装置50は、上記主制御装置100から送信される演出図柄変動コマンド、演出モード移行コマンド、当り遊技開始コマンドに基づいて動作するサブ制御装置200により制御される。
図2に示すように、演出図柄表示装置50上には、複数の数字や特定のキャラクタからなる複数の演出図柄S(図示の例は「7」)が表示されており、当該演出図柄Sは、前記第1特別図柄又は第2特別図柄の変動に合わせて例えば上下方向にスクロール表示される。
普通図柄表示装置41は、普通図柄に係る電子抽選の結果(普図当り、ハズレ)が表示されるよう主制御装置100に設けられた普通図柄用当否抽選手段により制御されるものである。この普通図柄表示装置41は第2特別図柄表示装置40Bの下方に配置されていて、本実施形態においては2つのLEDランプからなる。普通図柄に係る電子抽選の結果が当り(普図当り)のときに2つのLEDランプのうちの一方のみが点灯し、ハズレのときに他方のみが点灯するようになっている。2つのLEDランプが交互に点滅している状態は、普通図柄が変動している状態であり、その点滅が停止して点灯が維持された状態は、普通図柄の変動が停止した状態である。また、2つのLEDランプが交互に点滅している時間は、普通図柄の変動時間である。
本実施形態において、アタッカ装置65が開放される所定のラウンド数は例えば、4ラウンドまたは16ラウンドであり、1ラウンド当りの最大入賞個数は9個でアタッカ装置65の最長開放時間は30秒である。つまり、アタッカ装置65の開放時点から30秒経過する前に第1大入賞口64への遊技球の入賞個数が9個に達した場合と、第1大入賞口64への遊技球の入賞個数が9個に達する前にアタッカ装置65の開放時点から30秒が経過した場合に、1ラウンドが終了するようになっている。なお、当り遊技が後述の2ラウンド、4ラウンド又は16ラウンドの何れのラウンドとなるかは、複数存在する当りの種類によって異なる。また、1ラウンド当りの開放時間を特図当りの種類によって異なる開放時間とすることも可能である。
同図に示すように、主制御装置100は、特別図柄用当否抽選手段110、特別図柄変動表示制御手段130、普通図柄用当否抽選手段150、当り遊技制御手段160、電動チューリップ制御手段170及び遊技状態制御手段180を備える。
サブ制御装置200は、主制御装置100から送信される演出図柄変動コマンド、演出モード移行コマンド、当り遊技開始コマンド等の各種のコマンドに基づいて演出図柄表示装置50上において多様な演出動作を実行させる演出表示制御手段210を備える。演出表示制御手段210は、演出図柄変動コマンドに応じて所定のパターンにより演出図柄Sを変動表示させる演出パターン選択手段220と、主制御装置100から送信される演出モード移行コマンドに基づいて演出モードを移行させるとともに、移行後の演出モードに対応した所定の背景を選択する演出モード選択手段230と、現在の演出モードが後述する特定の演出モードである場合に時短遊技継続演出を実行する時短遊技継続演出手段240と、演出図柄変動コマンドの受信回数に応じて遊技回数をカウントする遊技回数カウント手段250と、現在の演出モードが後述する特定の演出モードである場合に時短遊技継続示唆演出を実行する時短遊技継続示唆演出手段260とを備える。これらの各手段は、遊技に係る制御を行うためにROMに格納されたコンピュータプログラムおよびデータにより設定された手段である。
また、主制御装置100及びサブ制御装置200は、外部中継基板500を介してホールコンピュータ501と接続されており、ホールコンピュータ501には第1特別図柄及び第2特別図柄の累計変動回数、累計当り遊技回数等、遊技に関連する各種の情報が送信される。
図4に示すように、特別図柄用当否抽選手段110は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(本実施形態では0〜65535の整数の範囲)で1ずつ更新させることによりハードウェア乱数である当否判定用乱数を発生させる当否判定用乱数発生手段111と、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への遊技球の入賞を契機に、言い換えると、第1始動入賞口検知センサ91又は第2始動入賞口検知センサ92からの遊技球検知信号が主制御装置100に入力されたことに基づき、当否判定用乱数発生手段111で発生した当否判定用乱数を取得(ラッチ)する当否判定用乱数取得手段112と、当否判定用乱数取得手段112により取得された当否判定用乱数が当りであるかハズレであるかを、図5(a)に示す特図低確時判定テーブル113Aまたは図5(b)に示す特図高確時判定テーブル113Bを参照して判定する特図当否判定手段113と、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動中に第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への遊技球の入賞に基づき当否判定用乱数取得手段112が当否判定用乱数を取得した場合に、当該乱数をそれぞれ第1特別図柄又は第2特別図柄に係る保留球乱数として所定の上限個数まで、主制御装置100のRAMを利用して記憶する当否判定用乱数保留手段114とを備える。
また、保留記憶可能な乱数の上限は、第1始動入賞口61への入賞を契機として取得された当否判定用乱数が4つ、第2始動入賞口62への入賞を契機として取得された当否判定用乱数が4つの合計8つまでとされており、例えば既に第1始動入賞口61への入賞に基づいて保留記憶された当否判定用乱数が上限の4つである場合に第1始動入賞口61へ入賞したとしても当否判定用乱数が取得されることはなく、第2始動入賞口62においても同様である。
これに対し、図5(b)に示す特図高確時判定テーブル113Bにおいては、当否判定用乱数0〜1860に当りが予め対応付けられていて、当否判定用乱数1861〜65535にハズレが予め対応付けられている。つまり、特図高確時判定テーブル113Bが参照された場合に当りとなる確率は約35分の1である。これらの当選確率を比較して分かるように、特図高確時判定テーブル113Bによる特図当りの当選確率の方が、特図低確時判定テーブル113Aよる特図当りに当選する確率よりも約10倍高い。
具体的には、当り種類決定用乱数発生手段115は、当否判定用乱数発生手段111と同様に周期的に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(本実施形態では0〜99の整数の範囲)で1ずつ更新させることにより当り種類用乱数を発生させる。また、当り種類決定用乱数取得手段116は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への遊技球の入賞を契機として、当り種類決定用乱数発生手段115で発生した当り種類決定用乱数を取得(ラッチ)する。また、当り種類判定手段117は、当り種類決定用乱数取得手段116により取得された当り種類決定用乱数に基づき、第1特図当り種類テーブル117A又は第2特図当り種類テーブル117Bを参照して第1特別図柄又は第2特別図柄の種類を決定する。
また、図6(b)に示すように第2特図当り種類テーブル117Bは、第2始動入賞口への入賞を契機として取得される当り種類決定用乱数(第2特図当り種類決定用乱数)と特別図柄の種類との対応関係を規定するものである。
同図に示すとおり、第1特図当り種類テーブル117Aに規定された特別図柄の種類(当り種類)は、2R特別図柄A、2R特別図柄B、4R特別図柄A、4R特別図柄B、16R特別図柄Aの5種類であり、第2特図当り種類テーブル117Bに規定された特別図柄の種類(当り種類)は、16R特別図柄A、16R特別図柄B、16R特別図柄C、16R特別図柄D、16R特別図柄E、16R特別図柄Fの6種類である。
つまり、本実実施形態においては、第1特図抽選が実行され、第1特図当り種類テーブル117Aが参照された場合、2R、4R、16Rの当り種類が選択される可能性があるのに対して、第2特図抽選が実行され、第2特図当り種類テーブル117Bが参照された場合、必ず16Rの当り種類が選択されることとなり、当り遊技において得られる賞球数の期待値は、第2特図抽選によって獲得される当り遊技の方が高く設定されている。
また、第1特図当り種類テーブル117Aが参照され、第1特別図柄の種類が2R特別図柄Bに決定された場合、後述の変動時間経過後に第1特別図柄表示装置40A上において導出される第1特別図柄は、例えば「4」のゾロ目として表示される。
また、同様に、第1特別図柄の種類が4R特別図柄Aに決定された場合、第1特別図柄表示装置40A上において導出される第1特別図柄は、例えば「6」のゾロ目として表示される。
また、同様に、第1特別図柄の種類が4R特別図柄Bに決定された場合、第1特別図柄表示装置40A上において導出される第1特別図柄は、例えば「8」のゾロ目として表示される。
また、第1特図当り種類テーブル117A又は第2特図当り種類テーブル117Bが参照され、第1特別図柄又は第2特別図柄の種類が16R特別図柄Aに決定された場合、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表装置40B上において導出される第1特別図柄又は第2特別図柄は、例えば「7」のゾロ目として表示される。
また、第2特図当り種類テーブル117Bが参照され、第2特別図柄の種類が16R特別図柄Cに決定された場合、第2特別図柄表装置40B上において導出される第2特別図柄は、例えば「3」のゾロ目として表示される。
また、第2特図当り種類テーブル117Bが参照され、第2特別図柄の種類が16R特別図柄Dに決定された場合、第2特別図柄表装置40B上において導出される第2特別図柄は、例えば「5」のゾロ目として表示される。
また、第2特図当り種類テーブル117Bが参照され、第2特別図柄の種類が16R特別図柄Eに決定された場合、第2特別図柄表装置40B上において導出される第2特別図柄は、例えば「9」のゾロ目として表示される。
また、第2特図当り種類テーブル117Bが参照され、第2特別図柄の種類が16R特別図柄Fに決定された場合、第2特別図柄表装置40B上において導出される第2特別図柄は、例えばアルファベット「F」のゾロ目として表示される。
なお、第1特図抽選又は第2特図抽選の結果がハズレである場合、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40B上には、例えば識別不能な形状,記号等が表示される。また、上記第1特別図柄及び第2特別図柄の具体的表示は例示であって、これに限定されるものではなく、全ての当り種類に対して識別不能又は困難な表示としてもよい。
なお、ここで所定の契機とは、前述の第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中ではなく、かつ、当り遊技中でない場合であり、例えば、現在の遊技状態が当り遊技中ではなく、当否判定用乱数及び当り種類決定用乱数の保留記憶時に第1特別図柄又は第2特別図柄が変動中である場合、当該変動中の第1特別図柄又は第2特別図柄の変動時間が経過し、所定の態様により停止した後に上記処理が逐次実行される。
また、上述の当否判定処理及び当該処理に引き続いて実行される当り種類決定処理が行われる順序は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への入賞順、換言すればRAMに保留記憶された順に実行するようにしても良いし、例えば一方の第2始動入賞口62への入賞によって取得された当否判定用乱数に係る当否判定処理及び当り種類決定処理を優先して実行するようにしてもよい。
具体的には、第1特図当りの種類が2R特別図柄Aである場合、当り遊技制御手段160は、第2大入賞口駆動装置77Aを駆動して第2大入賞口77を1ラウンドあたり0.2秒開放する。また、同様に、第1特図当りの種類が2R特別図柄Bである場合も、当り遊技制御手段160は、第2大入賞口駆動装置77Aを駆動して第2大入賞口77を1ラウンドあたり0.2秒開放する。また、第1特図当りの種類が4R特別図柄Aである場合、当り遊技制御手段160は、アタッカ駆動装置65Aを駆動して第1大入賞口64を1ラウンドあたり最長30秒開放する。また、同様に、第1特図当りの種類が4R特別図柄Bである場合、当り遊技制御手段160は、アタッカ駆動装置65Aを駆動して第1大入賞口64を1ラウンドあたり最長30秒開放する。
また、第1特図当り又は第2特図当りの種類が16R特別図柄Aである場合、又は、第2特図当りの種類が16R特別図柄B〜Fである場合、当り遊技制御手段160は、アタッカ駆動装置65Aを駆動して第1大入賞口64を1ラウンド最長30秒開放する。つまり、当り遊技制御手段160は当り種類ごとに規定されたラウンドに従って予め規定された時間だけ第1大入賞口64又は第2大入賞口77を開放することにより、遊技者にとって有利な遊技状態である当り遊技を実行する。
つまり、特図変動パターン用乱数は、第1始動入賞口61又は第2始動入賞口62への入賞を契機として、前述の特図当否判定乱数及び当り種類決定用乱数と共に取得される乱数である。
また、遊技状態が普図低確であり、かつ、特図抽選の結果が当りである場合に参照される当り用変動パターンテーブル134A−2には、乱数0〜40に特図変動パターンNo1(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数41〜70に特図変動パターンNo2(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数71〜90に特図変動パターンNo3(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数91〜99に特図変動パターンNo4(変動時間90秒)が対応付けられている。
具体的には、特別図柄変動パターン用乱数0〜50に特図変動パターンNo15(変動時間4秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数51〜80に特図変動パターンNo16(変動時間4秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数81〜89に特図変動パターンNo13(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数90〜99に特図変動パターンNo14(変動時間60秒)が対応付けられている。また、遊技状態が普図高確であり、かつ、特図抽選の結果が当りである場合に参照される当り用変動パターンテーブル134A−2には、乱数0〜40に特図変動パターンNo1(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数41〜70に特図変動パターンNo2(変動時間60秒)が対応付けられ、第1特別図柄変動パターン用乱数71〜90に特図変動パターンNo3(変動時間60秒)が対応付けられ、特別図柄変動パターン用乱数91〜99に特図変動パターンNo4(変動時間90秒)が対応付けられている。
なお、変動パターンテーブルの種類は上述したものに限らず、例えば当否判定用乱数の保留記憶数が3個である場合に参照されるテーブルや、4個である場合に参照されるテーブル等を設け、保留記憶数の増加に伴って第1特別図柄又は第2特別図柄が導出表示されるまでの変動時間を漸次短くするようにしてもよい。また、同図に示した各特図変動パターンの選択率は例示であって、選択率を変更することにより変動時間の選択割合を適宜設定可能である。
本実施形態における当り種類は、上述のとおり、2R特別図柄A、2R特別図柄B、4R特別図柄A、4R特別図柄B及び16R特別図柄A〜Fの10種類が存在し、各当り種類に応じてその後の遊技状態が対応付けられている。
また、当り種類が2R特別図柄Bである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図低確かつ特図高確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の確変遊技は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。なお、特図高確を例えば当り遊技終了後から第1特図抽選又は第2特図抽選が所定の回数実行されるまで継続する構成としてもよい。また、当該2R特別図柄B後の遊技状態は、非時短遊技であるため、電動チューリップ63の開放が稀にしか行われないことから、前述の2R特別図柄A後の遊技状態と外見上の区別が付かず、例えば「潜伏当り」と呼ばれる場合がある。
当り種類が4R特別図柄Bである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図高確かつ特図高確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の時短遊技及び確変遊技は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
なお、4R特別図柄A及び4R特別図柄B後の遊技状態は、時短遊技であることから、共に電動チューリップ63の開放が頻繁に行われ、さらに後述する演出モードが共通であることから、電動チューリップ63の開放頻度や、演出図柄表示装置50上の表示から内部状態(特図低確又は特図高確)を区別することはできない。
一方で、時短遊技が80回を超えた場合には、当該時短遊技の契機となった当り種類が4R特別図柄Bであったことが確定し、遊技者は、時短遊技及び確変遊技が、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続することを認識できる。
当り種類が16R特別図柄Bである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図高確かつ特図高確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の時短遊技及び確変遊技は、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続する。
なお、16R特別図柄A及び16R特別図柄Bは、ともに当り遊技後の遊技状態を時短遊技かつ確変遊技とする点で共通するが、16R特別図柄Aと16R特別図柄Bとでは、後述の演出モードが異なる。
当り種類が16R特別図柄Dである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図高確かつ特図低確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の時短遊技は、第1特図抽選及び第2特図抽選の合算回数が40回に達するまで継続する。
当り種類が16R特別図柄Eである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図高確かつ特図低確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の時短遊技は、第1特図抽選及び第2特図抽選の合算回数が60回に達するまで継続する。
当り種類が16R特別図柄Fである場合、遊技状態制御手段180は、当り遊技後の遊技状態を普図高確かつ特図低確の遊技状態に切り替える。また、当り遊技後の時短遊技は、第1特図抽選及び第2特図抽選の合算回数が80回に達するまで継続する。
つまり、当り種類が16R特別図柄C乃至16R特別図柄Fは、ともに当り遊技後の遊技状態を時短遊技とする点で共通するが、時短遊技の上限(継続)回数(20回〜80回)が互いに異なっている。また、上述の16R特別図柄Bと16R特別図柄C〜Fとは、共に共通の演出モードに設定されており、電動チューリップ63の開放頻度や、演出図柄表示装置50上の表示から内部状態(特図低確又は特図高確)を区別することはできない。
一方で、時短遊技が80回を超えた場合には、当該時短遊技の契機となった当り種類が16R特別図柄Bであったことが確定し、遊技者は、時短遊技及び確変遊技が、次回の特図抽選の結果が当りとなるまで継続することを認識できる。
また、主制御装置100は、遊技状態設定フラグの切り替えと同時に、サブ制御装置200に対して演出モード移行コマンドを送信し演出モードを移行させる。演出モード移行コマンド及び演出モードについては後述する。
また、主制御装置100は、当否判定処理、当り種類決定処理及び変動パターン決定処理によって抽出した情報に基づいて、第1特別図柄表示装置40A又は第2特別図柄表示装置40Bの変動表示処理を実行し、変動時間経過後に当否判定処理の結果を示す態様で第1特別図柄又は第2特別図柄を変動停止させる。
また、主制御装置100は、変動時間経過と共にサブ制御装置200に対して演出図柄変動停止コマンドを送信し、サブ制御装置200により演出図柄Sの変動停止処理を実行させる。これにより、変動時間が経過した場合、第1特別図柄又は第2特別図柄は、演出図柄Sと略同期して導出表示されることとなる。また、主制御装置100は、当否判定処理の結果がいずれかの当りである場合、演出図柄変動停止コマンドとともに、サブ制御装置200に対して当り遊技開始コマンドを送信する。当該コマンドを受信したサブ制御装置200は、当り遊技開始前に演出図柄表示装置50上に当り遊技が開始される旨が表示された図外の当り遊技開始画像を演出図柄表示装置50上に導出し、遊技者に対して当り遊技が開始されることを報知する。
サブ制御装置200は、主制御装置100から送信される各種のコマンドに基づいてスピーカ8、ランプ10及び演出図柄表示装置50を制御する。また、サブ制御装置200は、特に演出図柄表示装置50を駆動させ、所定の演出動作を実行させる演出表示制御手段210を有する。なお、スピーカ8、ランプ10の具体的制御手段については説明を省略する。
一方、演出パターン選択手段220は、当り種類が16R特別図柄A以外の2R特別図柄A、2R特別図柄B、4R特別図柄A、4R特別図柄B、16R特別図柄B〜Fの何れかに決定された場合、「333」又は「777」を除く「111」,「222」,「444」,「555」,「666」,「888」,「999」の数字又は特定のキャラクタの組み合わせをランダム(抽選により)に演出図柄Sの停止図柄として決定する。
このように、当り種類が16R特別図柄A以外の当り種類である場合に、演出図柄Sの組み合わせをランダムに決定することにより、遊技者は同種のラウンド数(2R,4R,16R)を有する当り種類であっても、その後の遊技状態を演出図柄Sの組み合わせから把握することが不可能となり、遊技者に対して確変遊技又は時短遊技がいつまで続くか分からないというドキドキ感を与えることができ、遊技の興趣を増大させることが可能となる。
演出モード移行コマンドは、前述の遊技状態制御手段180による遊技状態の切り替えが実行された際に主制御装置100から同時に送信される。演出モード移行コマンドには、変更すべき演出モード情報と、モードの継続回数(時短遊技の継続回数)が含まれており、演出モード選択手段230は、当該演出モード情報に基づいて、演出モード記憶手段230Aに記憶された演出モード情報を更新する。演出モード記憶手段230Aは、サブ制御装置200のRAM内に設けられた記憶領域であって、演出モード移行コマンドを受信した際に演出モード情報(演出モードフラグ)を切り替えることにより実行される。
同図に示すように、演出モードA(通常モード)は、第1特図当り又は第2特図当りを獲得していない場合、或いは、他の演出モードが終了した場合に移行(滞在)するモードであり、当該通常モードに滞在している場合、可能性のある遊技状態は普図低確かつ特図低確である。よって、通常モード滞在中においては遊技者は一刻も早く第1特図当り又は第2特図当りを獲得することが目標となる。但し、通常モード中は普図低確(非時短遊技)であるため、第2特図当りを獲得することは困難であり、遊技者は専ら第1特図当りを獲得することが目標となる。
つまり、当該モードは、実質的に次回の当り遊技(16R特別図柄A〜F)を獲得することが確定しているため、遊技者は極めて優位な心理状態で次回の当り遊技を待つことができる。
また、ハイパードロンチャンスモードは時短遊技であることから、当該モード滞在中においては、遊技者は遊技盤30の右側部に設けられた第2始動入賞口62を狙って遊技球を打ち出せば、実質的に遊技球を減らすことなく第2特図抽選のみを受けることが可能となる。
より具体的には、時短遊技の継続回数が20回、40回、60回、80回と段階を経て多くなればなる程、普図高確(次回まで)である可能性が高くなり、時短遊技が80回を超えた場合、当該時短遊技が次回の大当りの当選まで続くことを確信できると同時に、確変遊技であることも確信できる。
つまり、当該おしおきチャレンジモードにおいては、時短遊技の継続回数が、内部的な遊技状態を予測するための重要な要素として位置付けられている。そして、遊技者は当該おしおきチャレンジモード滞在中において、遊技回数(第1特図抽選又は第2特図抽選の回数)が複数設定された時短遊技の各継続回数の上限に達する度に、即ち、各上限間の差である20回毎に時短遊技が継続する(次の上限まで達する)ことを願いながら、演出図柄表示装置50を注視して見守るのである。
つまり、当該モードは、前述のおしおきチャレンジモードと同様に、複数の遊技状態が混在した状態であるため、遊技者は、直前の当り遊技が2Rの当り遊技であった場合には、当該当り遊技の契機となった当り種類が2R特別図柄Bであり、現在の遊技状態が普図低確かつ特図高確であることを願いつつ遊技を行う心理状態となる。
但し、潜伏示唆モード中は普図低確(非時短遊技)であるため、第2特図当りを獲得することは困難であり、通常モードと同様に遊技者は専ら第1特図当りを獲得することが目標となる。
図13(a)に示すように、ハイパードロンチャンスモードに滞在している場合の演出背景は、特定のキャラクタと対戦する様子を示す動画が展開される。
一方、図13(b)に示すように、おしおきチャレンジモードに滞在している場合の演出背景は、特定のキャラクタが車両に乗って走行中であることを示す動画が展開される。このように、滞在中の演出モードに応じて演出背景を互いに異なる態様とすることにより、演出図柄表示装置50を視認した遊技者は、演出図柄表示装置50上において展開される動画の種類によって滞在中の演出モードを認識することができ、ひいては、演出モードに応じた内部的な遊技状態を予測することができる。
また、ゲージ表示部R1の右上方には、遊技回数が複数設定された時短遊技の継続回数の上限に達する以前に後述のコイン獲得演出によって獲得したコインの枚数が表示されるコイン枚数表示部R2が設けられている。
一方、遊技者のボタン9Bの押下によってもメモリの点灯が12時の方向まで到達しなかった場合、図14(c)に示すように時短遊技が終了することを示す「おしおきチャレンジ終了」との表示がなされる。
当該遊技回数カウント手段250によってカウントされた遊技回数は、上述の時短遊技継続演出手段240によって参照され、遊技回数カウント手段250によってカウントされた遊技回数が、複数設定された時短遊技の継続回数の上限と一致した場合に、時短遊技が継続するか否かを遊技者に報知する上述の時短遊技継続演出を演出図柄表示装置50上において実行する。
メモリ増加判定用乱数発生手段240Aは、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(本実施形態では0〜9の整数の範囲)で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数であるメモリ増加判定用乱数を発生させる。メモリ増加判定用乱数取得手段240Bは、遊技者によるボタン9Bの操作、即ち、ボタン9Bからの入力信号に基づいて、メモリ増加判定用乱数発生手段240Aにおいて発生した乱数の中から1つのメモリ増加判定用乱数を取得する。メモリ増加判定手段240Cは、メモリ増加判定テーブル240Dを参照し、取得されたメモリ増加判定用乱数に対応したメモリ増加の有無を決定する。
継続用メモリ増加判定テーブル240D−1には、取得されたメモリ増加判定用乱数に対して50%の割合で、「メモリ増加有り」との情報が規定され、残余の50%の割合で、「メモリ増加無し」との情報が規定されている。つまり、遊技者によってボタン9Bの押下がなされ、メモリ増加判定手段240Cが継続用メモリ増加判定テーブル240D−1を参照した場合、ボタン9Bの操作1回につき50%の確率でゲージ表示部R1のメモリが増加することとなる。
一方、終了用メモリ増加判定テーブル240D−2には、取得されたメモリ増加判定用乱数に対して30%の割合で、「メモリ増加有り」との情報が規定され、残余の70%の割合で、「メモリ増加無し」との情報が規定されている。つまり、遊技者によってボタン9Bの押下がなされ、メモリ増加判定手段240Cが継続用メモリ増加判定テーブル240D−2を参照した場合、ボタン9Bの操作1回につき30%の確率でしかゲージ表示部R1のメモリが増加することがない。
例えば、現在の遊技回数が20回目であり、演出モード記憶手段230Aに記憶された演出モード(おしおきチャレンジモード)の終了回数が40回に設定されている場合、メモリ増加判定手段240Cは、継続用メモリ増加判定テーブル240D−1を参照し、メモリ増加の有無を判定する。
一方、現在の遊技回数が20回目であり、おしおきチャレンジモードの終了回数が20回に設定されている場合、メモリ増加判定手段240Cは、終了用メモリ増加判定テーブル240−2を参照し、メモリ増加の有無を判定する。
このように、おしおきチャレンジモードの終了回数と現在の遊技回数とに基づいて、継続用メモリ増加判定テーブル240D−1又は終了用メモリ増加判定テーブル240D−2を参照することにより、時短遊技が継続する際にはボタン9Bの押下によりメモリが増加し易くなる。
一方、時短遊技が終了する際にはボタン9Bの押下によってもメモリが増加し難くなるため、遊技者はボタン9Bを連打することによるメモリ増加の速さによって、時短遊技継続への期待度を推測することが可能となる。
なお、演出モードと遊技回数カウント手段250によってカウントされた現在の遊技回数とに基づいて、時短遊技が終了することとなる場合、遊技者のボタン9Bの操作によってもメモリが12時の方向まで到達(最大数まで到達)することはなく、時短遊技継続演出手段240は、図14(c)に示す時短遊技が終了した旨を報知する画像表示を行う。
また、遊技者がボタン9Bを操作しない場合、或いは操作によってもメモリが12時の方向まで到達しない場合であっても時短遊技が継続することとなる場合には、図14(d),(e)に示す時短遊技が継続する旨を報知する画像表示を強制的に行う。
サブ制御装置200は、S100において現在の演出モードが演出モードC(おしおきチャレンジモード)であるかを判定し、YESの場合S101に移行し、NOの場合処理を終了する。当該判定処理は、前述のとおり演出モード記憶手段230Aに記憶された演出モード情報に基づいて実行される。サブ制御装置200は、S101において現在の遊技回数が、複数設定された時短遊技の継続回数の上限と一致するかを判定し、YESの場合、S102に移行し、NOの場合、後述する時短遊技継続示唆演出処理に移行する。
サブ制御装置200は、S102において、演出図柄表示装置50上に図14(a)に示す画像を表示し、時短継続演出が開始されることを遊技者に報知し、S103に移行する。
サブ制御装置200は、S106において、演出図柄表示装置50上に表示されたゲージ表示部R1のメモリを増加させ、S107に移行する。
サブ制御装置200は、S107において、ゲージ表示部R1が最大数(12時の方向まで到達したか)に到達したかを判定し、YESの場合S110に移行し、NOの場合S108に移行する。
サブ制御装置200は、S108において、所定時間が経過したかを判定し、YESの場合S109に移行し、NOの場合、再びS103に移行する。ここで所定時間とは、「ボタン連打でメモリを貯めろ!」との表示がなされてから、ボタン9Bの入力の受け付けが終了するまでの期間であって、遊技者は当該期間にボタン9Bを押下(連打)することにより、メモリを増加させることができる。つまり、所定期間が経過するまでは、遊技者によるボタン9Bの押下により応じて繰り返しメモリ増加判定手段240Cによるメモリ増加判定が実行される。
前述のとおり、時短遊技が継続であるかの判定は、演出モード記憶手段230Aに記憶された演出モード情報(20回,40回,60回,80回,次回)と、遊技回数カウント手段250によってカウントされた現在の遊技回数とに基づいて判定され、現在の遊技回数が、演出モード情報の時短遊技の上限回数を下回る場合には、時短継続との判定がなされ、現在の遊技回数が、時短遊技の上限回数と一致する場合には時短遊技終了との判定がなされる。
また、例えば遊技回数が80回に到達し、当該80回目に実行される合計4回目の時短遊技継続演出においてメモリが最大数まで到達した場合、遊技状態が普図高確(次回まで)かつ特図高確であることが確定するため、遊技者は一層の期待感を持って遊技を楽しむことが可能となる。
なお、コイン増加判定用乱数発生手段260A及びコイン増加判定用乱数取得手段260Bの構成については、前述のメモリ増加判定用乱数発生手段240A、及び、メモリ増加判定用乱数取得手段240Bと同様であるので説明を省略する。
上記構成からなる時短遊技継続示唆演出手段260は、演出モードがおしおきチャレンジモードである場合に、遊技回数が複数設定された時短遊技の継続回数の上限に達する以前の遊技中に時短遊技の継続可能性を示唆するコイン獲得演出を実行し、時短遊技の継続可能性、より詳細には次回の時短遊技継続演出においてメモリが最大数まで到達する期待度を示唆する。
また、1回のコイン獲得演出において獲得可能な枚数は、例えば0枚、1枚、3枚、5枚、10枚等に設定されており、遊技回数が時短遊技の各上限回数に達するまでの間(1回〜19回,21回〜39回,41回〜59回,61回〜79回)に獲得したコインの合算がコイン枚数表示部R2に貯留枚数として表示される。
サブ制御装置200は、前述の時短遊技継続演出におけるS101の判定がNOになったことに基づいて、換言すれば現在の遊技回数が時短遊技の上限回数に達していないことに基づいて時短遊技継続示唆演出処理を実行する。
サブ制御装置200は、S200において、コイン増加枚数決定手段260Cによるコイン増加枚数決定処理を実行し、S201に移行する。当該処理において、コイン増加枚数決定手段260Cは、コイン増加判定用乱数取得手段260Bによって取得されたコイン増加判定用乱数とコイン増加判定テーブル260Dとに基づいて、増加させるべきコインの枚数を決定する。
継続用コイン増加判定テーブル260D−1及び終了用コイン増加判定テーブル260D−2には、取得されたコイン増加判定用乱数に対して複数のコイン増加枚数が規定(0枚,1枚,3枚,5枚,10枚)されている点で共通するが、その選択(振り分け)率が異なる。
例えば、継続用コイン増加判定テーブル260D−1が参照された場合、コイン増加枚数が1枚以上となる確率は、全体の70%に設定されているのに対して、終了用コイン増加判定テーブル260D−2が参照された場合、コイン増加枚数が1枚以上となる確率は、40%に設定されている。
40B 第2特別図柄表示装置,41 普通図柄表示装置,50 演出図柄表示装置,
61 第1始動入賞口,62 第2始動入賞口,63 電動チューリップ,
64 第1大入賞口,66 スルーチャッカ,77 第2大入賞口,
100 主制御装置,110 特別図柄用当否抽選手段,
130 特別図柄変動表示制御手段,150 普通図柄用当否抽選手段,
180 遊技状態制御手段,
200 サブ制御装置,220 演出パターン選択手段,
230 演出モード選択手段,240 時短遊技継続演出手段,
250 遊技回数カウント手段,260 時短遊技継続示唆演出手段。
Claims (3)
- 遊技盤の遊技領域に複数の始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口のいずれかへ遊技球が入賞したことを契機に当否抽選を実行し、当該当否抽選の結果に基づき複数の当り種類の中から特定の当り種類を決定する当否抽選手段と、
前記遊技盤の遊技領域に設けられた通過口を遊技球が通過したことを契機に普通図柄当否抽選を実行する普図当否抽選手段と、
前記普通図柄当否抽選の結果が当りであるときに前記複数の始動入賞口のうち、少なくとも1の始動入賞口に設けられた可動体を駆動し、遊技球の前記始動入賞口への入賞を可動前よりも容易化する可動体制御手段と、
前記当否抽選手段による当否抽選の結果に基づいて、所定の演出図柄を表示可能な演出図柄変動表示手段を制御し、前記演出図柄の変動表示を開始させて所定の変動時間経過後に前記当否抽選の結果を前記演出図柄の停止態様により導出表示させる演出図柄表示制御手段と、
前記当否抽選手段による当否抽選の結果が当りであるときに遊技者にとって有利な当り遊技を実行する当り遊技制御手段と、
前記当り種類に応じて、前記当り遊技後における前記普通図柄当否抽選の結果が当りとなる確率が高く設定された時短遊技、又は、当該時短遊技よりも前記普通図柄当否抽選の結果が当りとなる確率が低く設定された非時短遊技に切り替える遊技状態制御手段と、
を備えたパチンコ機であって、
前記複数の当り種類は、少なくとも前記当り遊技後の遊技状態を時短遊技とする複数の当り種類を含み、当該当り種類は、それぞれ時短遊技の継続回数の上限が異なる当りとして設定され、前記演出図柄表示制御手段は、遊技状態が時短遊技中であり、かつ、前記当否抽選手段による当否抽選の回数が、所定の回数に達した際に、前記遊技盤の下方に設けられた操作部の操作を促す演出を実行し、遊技者による前記操作部の操作に応じて、現在の当否抽選の回数と前記継続回数の上限、及び前記演出図柄変動表示手段に表示される所定のメモリの増加有無が異なる割合に設定されたメモリ増加判定テーブルを参照して前記所定のメモリの増加有無を判定し、
前記演出図柄変動表示手段に表示される前記メモリの増加数により時短遊技継続の有無を遊技者に対して報知する時短遊技継続演出を実行させることを特徴とするパチンコ機。 - 前記演出図柄表示制御手段は、遊技状態が時短遊技中であり、かつ、前記当否抽選手段による当否抽選の回数が、前記所定の回数に達するまでの間、時短遊技が継続する可能性を示唆する時短遊技継続示唆演出を実行させることを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
- 前記所定の回数は、前記当否抽選により当選し得る複数の当り種類ごとに設定されている前記時短遊技の継続回数の上限の差に対応して定められていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のパチンコ機。
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