JP5097222B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ遊技機に関わり、特に特別遊技終了後に付与される時短遊技中の遊技演出に関するものである。
パチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄が変動を開始する。そして、特別図柄が特定の図柄で停止し、図柄表示装置の装飾図柄を例えば「777」など三つ揃い図柄にて停止させることで、特別遊技状態である大当り状態に移行するように構成されている。
昨今のパチンコ遊技機では、一概に大当りと言っても幾つかの種類が設けられており、例えば一定期間、大入賞口が開放状態となるか、もしくは大入賞口に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、大当り遊技として15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15ラウンド大当たりや、7ラウンド(7R)の開放動作を繰り返す7ラウンド大当たりなどの長当たりがある。また上記した長当たりの他に大入賞口の開成時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞口の開放回数が2回と少ない2ラウンド(2R)大当たり(短当たり)がある。
長当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、大当たりの当選確率が通常遊技(低確率遊技)よりも高い高確率遊技と、特別図柄の始動条件の成立確率を高めた時間短縮遊技(以下、「時短遊技」と称する)の両方を付与した高確率時短付長当たりや、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付長当たりがある。
このため、時短遊技機能を備えたパチンコ遊技機では、常時開口している上始動口と共に、下始動口として遊技球が入球し難い閉状態から遊技球が入球し易い開状態に変化可能な変動入賞装置、例えば電動チューリップ(以下、「電チュー」と称する)を備え、時短遊技のときは、電チューの可動片の開放時間を延長するなどして、遊技球を始動口に入賞し易くする電チューサポート機能を備えている。
このように上始動口と下始動口を備えたパチンコ遊技機では、下始動口である電チューの開口時間が長くなる確変遊技状態または時短遊技状態では、下始動口の保留を優先して消化するように構成されているものがある。
一方、短当たりには、大当たり遊技終了後、特典遊技として、高確率遊技と時短遊技の両方を付与した高確率時短付短当たり、大当たり当選確率は低確率遊技状態のままで、例えば所定回数の時短遊技のみを付与した通常時短付短当たり、或いは特典遊技を何ら付与しない通常時短無し短当たり等がある。
上記した高確率時短付短当たりは、大入賞口の一回あたりの開放時間が極端に短く(例えば0.4秒)設定されているため、大当たりによる出球は期待できないものの、大当たり終了後は、高確率時短付き遊技状態である所謂確率変動状態に移行する。このため、高確率時短付短当たりは、あたかも突然確率変動遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突確(突然確率変動)大当たり」と呼ばれている。
同様に、通常時短付短当たりは、あたかも突然時短遊技状態に移行したかのような感覚を遊技者に与えるため、「突時(突然時短変動)大当たり」と呼ばれ、通常時短無し短当たりは、「突通(突然通常)大当たり」と呼ばれている。
また、パチンコ遊技機の中には、短当たりとして、時短遊技を付与することなく高確率遊技のみを付与した高確率時短無し短当たりを備えたものがある。この高確率時短無し短当たりは、高確率状態であることを遊技者に対して積極的に報知しないため、遊技者から見れば、高確率遊技状態であるか通常遊技状態であるか把握することができない状態、つまり高確率遊技が潜伏した状態にある。このため、「潜伏確変大当たり」と呼ばれている。
更に、パチンコ遊技機の中には、ハズレの一種であるものの、短当たりと同様に大入賞口が作動し、大入賞口の開閉扉の開閉動作の前後で遊技状態が変化しない小当たりが知られている。このような小当たり機能は、上記した潜伏確変大当たりと共に備えることで、外見上は潜伏確変大当たりであるか、小当たりであるか判断できないようにして、その後の遊技状態を遊技者に推測させるという新たなゲーム性を実現している。
また、近年のパチンコ遊技機の中には、時短回数が異なる複数種類の時短遊技を備えたパチンコ遊技機が提案されている。この種のパチンコ遊技機では、時短回数を分からないように構成しておくことで、時短遊技が継続するか否かを遊技者に期待させるという新たな興趣を実現することが可能になる。
なお、先行技術文献としては、特別遊技状態の終了後においても高確率遊技状態と時短遊技状態の何れに移行しているのか特定できない場合に、遊技をする楽しみを遊技者に与えることができるパチンコ機として、時短遊技状態を互いに異なる継続期間で複数種類設けると共に、それら複数種類の時短遊技状態と高確率遊技状態から特別遊技状態の終了後に移行する遊技状態を選択する選択手段を設けることにより、複数の時短遊技状態に設定された継続期間を経過する毎に、高確率遊技状態が選択されたものと遊技者が認識する期待値が高められるようにしたパチンコ機が開示されている。
特開2007−89991公報
従来のパチンコ遊技機では、時短遊技中は、特別図柄を始動させる始動口に遊技球が入賞し易い状態になるが、特別図柄の変動表示を開始させる権利である保留球の保留個数は、1つの始動口につき最大4個であるため、保留個数が最大の4個になっている状態では、始動口に遊技球が入賞した場合でも遊技球を保留できず、遊技者にとって無駄な入賞となってしまう。このため、時短遊技中は、特別図柄の変動パターン(変動時間)を短く設定することで、始動口への無駄な入賞を極力無くすようにしていた。但し、特別図柄の変動時間を常時短時間に設定した場合は、特別図柄の変動が途絶えてしまうことがある。特別図柄の変動が途絶えた場合は、始動口に遊技球が入賞し易い状態であるにも関わらず、遊技者の遊技に対する興趣が著しく減退するおそれがあった。
このため、従来のパチンコ遊技機では、大当たり抽選やリーチ抽選に当選した場合、或いは保留球の保留個数が所定個数以下になった場合に限って特別図柄の変動時間を長く設定するようにしていた。
ところで、大当たり終了後の特典遊技として時短回数が異なる複数種類の時短遊技を備えたパチンコ遊技機、例えば30回の時短遊技と50回の時短遊技を備えたパチンコ遊技機では、時短回数が30回に到達したときに時短遊技が継続するか或いは終了するか否かといった期待度を煽る演出等を行って、時短遊技中の興趣の向上を図りたいという要望があった。
しかしながら、従来のパチンコ遊技機では、上記のように大当たり抽選やリーチ抽選に当選した場合、或いは保留球の保留個数が所定個数以下になった場合に限って、特別図柄の変動時間を長く設定しているため、時短遊技が終了する最後の特別図柄の変動時間を延長して時短遊技の終了演出を行うことができないという問題点があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、第1の形態の遊技機は、遊技球が流下可能な遊技領域に設けられ、遊技球が入球し難い第1状態と入球し易い第2状態とに作動し得る始動口および大入賞装置と、前記始動口への遊技球の入球を契機に大当たりか否かを判定する判定手段と、特別図柄を変動表示可能な特別図柄変動表示手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて特別図柄を変動表示する変動時間を選択する変動時間選択手段と、前記変動時間選択手段により選択された変動時間、前記特別図柄変動表示手段に特別図柄を変動表示させた後に前記判定結果を示す図柄態様で停止表示させる特別図柄変動制御手段と、前記判定手段により大当たりと判定された場合、前記特別図柄変動制御手段により特別図柄が停止表示させられた後に前記大入賞装置を前記第2状態に作動させる特別遊技を行う特別遊技実行手段と、前記特別遊技実行手段により前記特別遊技が行われてから前記特別図柄変動制御手段により所定回数特別図柄が変動表示させられるまで、または、前記所定回数よりも少ない特定回数特別図柄が変動表示させられるまで前記始動口が前記第2状態に作動し難い通常遊技状態よりも前記第2状態に作動し易い特定遊技状態で遊技を制御する遊技状態制御手段と、所定の演出表示を行う演出表示手段と、前記特別図柄変動制御手段により特別図柄の変動表示が行われているときに前記演出表示手段に所定の演出表示を行わせる演出制御手段と、を備え、前記変動時間選択手段は、前記遊技状態制御手段により前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに、少なくとも固定変動時間を有する第1変動パターンテーブルまたは少なくとも前記固定変動時間よりも短い短変動時間を有する第2変動パターンテーブルを選択する変動パターンテーブル選択手段と、前記変動パターンテーブル選択手段により選択された変動パターンテーブルの中の変動時間から特別図柄を変動表示する変動時間を選択する特定変動時間選択手段と、を有し、前記変動パターンテーブル選択手段は、前記特別図柄変動制御手段により前記特定回数よりも前に特別図柄の変動表示が行われる通常変動表示ときは、前記第1変動パターンテーブルまたは前記第2変動パターンテーブルの何れかを選択し、前記特別図柄変動制御手段により前記特定回数目に特別図柄の変動表示が行われる特定変動表示ときは、前記第1変動パターンテーブルを選択し、前記演出制御手段は、前記特別図柄変動制御手段により前記特定変動表示が行われているときに前記特定変動時間選択手段により前記固定変動時間が選択されると、当該特定変動表示中に前記演出表示手段に前記特定遊技状態が継続するか否かまたは終了するか否かを報知する報知演出表示を行うことを特徴とする。
第2の形態の遊技機は、前記第1変動パターンテーブルの固定変動時間は、前記第2変動パターンテーブルの変動時間に予め設定された時間を加算した時間であることを特徴とする。
第3の形態の遊技機は、前記第1変動パターンテーブルでは、前記固定変動時間が最短変動時間であることを特徴とする。
本発明では、特別図柄変動制御手段により特定回数目に特別図柄の変動表示が行われる特定変動表示ときは、第1変動パターンテーブルから固定変動時間を選択し、この固定変動時間を利用して演出表示手段に特定遊技状態が継続するか否かまたは終了するか否かを報知する報知演出表示を行うようにしているので、時短遊技中の興趣を高めることができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。 遊技制御基板のRAMに展開されている変動パターンテーブルを示した図である。 (a)〜(g)は本実施形態のパチンコ遊技機において時短遊技中に画像表示器に表示される表示画面の遷移を示した図である。 (a)〜(d)は本実施形態のパチンコ遊技機において時短遊技中に画像表示器に表示される表示画像の一例を示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。 特定の変動回数以外において使用する通常変動パターンテーブルの構成を模式的に示した図である。 特定の変動回数において使用する特別変動パターンテーブルの構成を模式的に示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する時短フラグ処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。 大入賞装置のラウンド数/開放パターンの設定例を示した図である。 遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。 遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するモードフラグ変更の一例を示した図である。 演出制御基板のCPUが実行する変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行する当たり演出選択処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板のCPUが実行するエンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤10が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤10の前面側には、ガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤10の下方には、遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射ハンドル103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。
また、図示しないが受け皿部102の上面には、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。また、枠101の左右上方には、スピーカ105が配置されている。
遊技盤10の裏面側には主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が装着されている。遊技盤10における遊技領域10aの周囲には、外レールR1及び内レールR2が設けられている。これら外レールR1及び内レールR2は、発射ハンドル103を操作したときに発射装置から発射された遊技球を遊技領域10aの上部に案内したり、アウト口18に案内したりする。
遊技盤10のほぼ中央には、画像表示器11が配置されている。画像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、特別図柄に応じた装飾図柄、例えば数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等の画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等も表示される。
画像表示器11の下方中央には、第1始動口13が配置されている。第1始動口13は、遊技球が入賞したときに、後述する第1特別図柄表示器の第1特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、第1始動口13の内部には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)が設けられている。
また遊技盤10の右側領域であって、画像表示器11の右側下方には、変動入賞装置として、左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)14が配置されている。電チュー14は、第2始動口として機能しており、遊技球が入賞したときに、後述する第2特別図柄表示器22の第2特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、電チュー14の内部には、遊技球の入球を検出する第2始動口スイッチ(SW)が設けられている。
電チュー14は、後述する普通図柄表示器23の普通図柄が所定態様で停止したときに所定時間、開成動作するように構成されている。
また遊技盤10の右側領域であって、電チュー14の右側には、普通図柄表示器を作動させるためのゲート15が設けられている。ゲート15は、その内部にゲートスイッチ(SW)が設けられている。更に、電チュー14の下方には、特別遊技状態のときに開成状態になる大入賞装置の大入賞口16が配置されている。
また、遊技盤10の遊技領域10aには、一般入賞口17が配置されていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
図2は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図2に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として遊技制御基板111が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板121、画像制御基板131、ランプ制御基板141、払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、CPU112、ROM113、及びRAM114等を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
遊技制御基板111には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、電チュー14内に設けられた第2始動口SW14a、電チュー14を開閉動作させるための電チューソレノイド(SOL)14b、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16a、大入賞口16の開閉扉を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16b、普通入賞口SW17aが接続されている。
また遊技制御基板111には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特別図柄表示器21、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特別図柄表示器22、普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器23がそれぞれ接続されている。
第1特別図柄表示器21及び第2特別図柄表示器22は、特別図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。また、普通図柄表示器23は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
更に遊技制御基板111には、第1特別図柄の変動表示を開始させる権利(保留球)の保留個数を表示する第1特別図柄保留ランプ24、第2特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する第2特別図柄保留ランプ25、普通図柄が変動中に遊技球がゲート15を通過したときに、ゲート15の通過によって得られる普通図柄の変動表示を開始させる権利(最大4個)の保留個数を表示する普通図柄保留ランプ26等が接続されている。
本実施形態のパチンコ遊技機100では、第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合は、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されている。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
更に遊技制御基板111には、演出制御基板121、払出制御基板151、及び盤用外部情報端子基板160等が接続されている。
演出制御基板121は、CPU122、ROM123、RAM124、RTC(リアルタイムクロック)125等を有し、遊技演出全体の制御を行う。
演出制御基板121には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板131、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板141、及び演出ボタン104が接続されている。
画像制御基板131は、CPU132、ROM133、RAM134等を有し、演出制御基板121の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。画像制御基板131には、画像表示器11及びスピーカ105が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144等を有し、枠ランプ145や盤ランプ146、演出役物147等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154等を有し、遊技球払出装置の払出モータ155、払出球検出SW156、球有り検出SW157、満タン検出SW158等の制御を行う。また払出制御基板151には、枠用外部情報端子基板170が接続されている。
盤用外部情報端子基板160は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。枠用外部情報端子基板170は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
図3は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御基板において、各種乱数が取得される乱数テーブルの説明図であり、(a)は大当たり乱数テーブル、(b)は大当たり図柄乱数テーブル、(c)はリーチ乱数テーブル、(d)は当たり乱数テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
本実施形態においては、図3(a)に示す大当たり乱数テーブルにより取得される大当たり乱数と、図3(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルにより取得される大当たり図柄乱数とに基づいて特別図柄が構成される。また、図3(d)に示す当たり乱数テーブルにより取得される普通図柄乱数に基づいて普通図柄が構成される。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルでは、始動口入賞時、例えば「0」〜「299」までの300個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
図3(a)に示す大当たり乱数テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が、例えば1/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が低確率遊技状態の10倍の10/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「157」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。
更に、大当たり乱数テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの抽選も行っている。図3(a)に示す例では、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した大当たり乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
次に、図3(b)に示す大当たり図柄乱数テーブルでは、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。そして、取得された大当たり図柄乱数に基づいて、複数種類の大当たりの中から何れか1つの大当たりを決定する。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、第1通常時短付き長当たり、第2通常時短付き長当たり、第1通常時短付き短当たり、第2通常時短付き短当たり、第1高確率時短付き長当たり、第2高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりの8種類の大当たりが用意されている場合が示されている。
第1通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が第1の回数(例えば30回)変動するまでの第1の期間、時短遊技を付与する大当たりである。
また第2通常時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が第1の回数より多い第2の回数(例えば50回)変動するまでの第2の期間、時短遊技を付与する大当たりである。なお、これら第1及び第2通常時短付き長当たりは、従来の「通常大当たり」に相当する。
第1通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が第1の回数(例えば30回)変動するまでの第1の期間、時短遊技を付与する大当たりである。
第2通常時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が第1の回数より多い第2の回数(例えば50回)変動するまでの第2の期間、時短遊技を付与する大当たりである。なお、これら第1及び第2通常時短付き短当たりは、従来の「突時大当たり」に相当する。
第1高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が第2の回数(例えば50回)変動するまでの第2の期間、時短遊技を付与する一方、特別図柄が第3の回数(例えば10000回)変動するまでの第3の期間、高確率遊技を付与する大当たりである。
第2高確率時短付き長当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が長く大量の出球の払い出しが期待できると共に、大当たり遊技終了後、特別図柄が第3の回数(例えば10000回)変動するまでの第3の期間、高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりである。なお、これら第1及び第2高確率時短付き長当たりは、従来の「確変大当たり」に相当する。
高確率時短付き短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が第3の回数(例えば10000回)変動するまでの第3の期間、高確率遊技と時短遊技の両方を付与する大当たりであり、従来の「突確大当たり」に相当する。
高確率時短無し短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が第3の回数(例えば10000回)変動するまでの第3の期間、高確率遊技のみを付与する大当たりであり、「潜伏確変大当たり」に相当する。
また本実施形態のパチンコ遊技機100では、第1始動口13に遊技球が入球した場合と、第2始動口である電チュー14に遊技球が入球した場合では、一部の種類の大当たりについては選択される割合が異なるように構成されている。
例えば、第1及び第2通常時短付き長当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入賞した場合と電チュー14に入賞した場合で同一であり、第1通常時短付き長当たり選択される割合は20/250、第2通常時短付き長当たり選択される割合は15/250とされる。例えば、図3(b)に示すように、第1始動口又は電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「0」〜「19」であれば、第1通常時短付き長当たりを選択し、「20」〜「34」であれば、第2通常時短付き長当たりを選択する。
また第1及び第2通常時短付き短当たりが選択される割合も、遊技球が第1始動口13に入賞した場合と電チュー14に入賞した場合で同一であり、第1通常時短付き短当たりが選択される割合は10/250、第2通常時短付き短当たり選択される割合は5/250とされる。例えば、図3(b)に示すように、第1始動口又は電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「35」〜「44」であれば、第1通常時短付き短当たりを選択し、「45」〜「49」であれば、第2通常時短付き短当たりを選択する。
一方、第1及び第2高確率時短付き長当たり、高確率時短付き短当たり、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入賞した場合と、電チュー14に入賞した場合で異なり、例えば第1高確率時短付き長当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は15/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は100/250とされる。また第2高確率時短付き長当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は10/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は75/250とされる。また高確率時短付き短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は75/250、電チュー14に遊技球が入賞した場合は25/250とされる。
更に、高確率時短無し短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、遊技球が第1始動口入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「64」であれば第1高確率時短付き長当たり、「65」〜「74」であれば第2高確率時短付き長当たり、「75」〜「149」であれば高確率時短付き短当たり、「150」〜「249」であれば高確率時短無し短当たりがそれぞれ選択される。
これに対して、遊技球が電チュー入賞時に取得された大当たり図柄乱数が「50」〜「149」であれば第1高確率時短付き長当たり、「150」〜「224」であれば第2高確率時短付き長当たり、「225」〜「249」であれば高確率時短付き短当たりが選択される。
ここで、第1始動口入賞時と電チュー入賞時において選択される大当たり種類を比較すると、第1始動口入賞時は、第1及び第2高確率時短付き長当たりの割合が25/250であるのに対して、電チュー入賞時は、第1及び第2高確率時短付き長当たりの割合が175/250であり、電チュー入賞時のほうが、第1又は第2高確率時短付き長当たりが選択される割合が高くなっている。
このよう構成すると、電チューへの遊技球の入賞率が高くなる遊技状態に移行したときは、第1又は第2高確率時短付き長当たりに連続して当選する確率が高くなるため、多量の出球の獲得が期待できメリハリがある遊技を実現することができる。
また第1始動口入賞時は、高確率時短無し短当たりの割合が100/250であるのに対して、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりが選択されないようになっている。これは、電チューに遊技球が入賞するのは、遊技状態が遊技者とって有利な時短遊技状態のときが主であり、この時短遊技状態のときに、例えば高確率時短無し短当たりが選択された場合は、時短遊技が終了し、遊技者にとって不利な遊技状態に移行してしまうことになる。つまり、大当たりに当選したにも関わらず、時短有り遊技状態から時短無し遊技状態という遊技者にとって不利益となる遊技状態に移行してしまうことになる。このため、電チュー入賞時は、高確率時短無し短当たりを選択しないようにすることで、遊技者に不利な遊技状態に移行するのを防止している。
更に、本実施形態のパチンコ遊技機100では、第1通常時短付き長当たりと第2通常時短付き長当たりとの間、第1通常時短付き短当たりと第2通常時短付き短当たりとの間、及び第1高確率時短付き長当たりと第2高確率時短付き長当たりとの間では、それぞれ時短回数が異なるように構成されている。これにより、同一種類の大当たりに当選した場合でも多様な遊技性の遊技を実現することができる。
また、図3(c)に示すリーチ乱数テーブルでは、始動入賞時、「0」〜「249」までの250個の乱数の中から一つの乱数値を取得し、取得したリーチ乱数値が「0」〜「21」のときにリーチ有り、取得したリーチ乱数値が「22」〜「249」のときにリーチ無しと判定する。
また、図3(d)に示す普通図柄の当たり乱数を抽選する当たり乱数テーブルでは、遊技球がゲート通過時、「0」〜「9」までの10個の乱数の中から一つの乱数値が取得される。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる高確率時短無し遊技状態のときは取得した当たり乱数が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる低確率時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる高確率時短遊技状態のときは、取得した当たり乱数が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
ところで、本実施形態のパチンコ遊技機100は、上記のように大当たり遊技終了後に特典遊技として付与する時短遊技の時短回数を複数種類(例えば30回、50回、10000回)備えている。このため、時短遊技中の興趣の向上を図るために、時短回数が30回(第1の回数)に到達するまでに、時短遊技が50回(第2の回数)又は10000回(第3の回数)まで継続するか否かを報知する報知演出を行ったり、或いは時短遊技が30回、又は50回で終了する場合は、時短回数が30回、又は50回に到達したときに時短遊技が終了する旨を報知する報知演出を行いたいという要望があった。
しかしながら、従来のパチンコ遊技機では、時短遊技中は、大当たり抽選やリーチ抽選に当選した場合、或いは保留球の保留個数が所定個数以下(例えば2個以下)になった場合に限って特別図柄の変動時間を長く設定し、それ以外は特別図柄の変動時間を短時間(例えば4秒以下)に設定するようにしていた。すなわち、従来のパチンコ遊技機では、リーチの有無や保留球の保留個数などの条件によってのみ時短遊技中の特別図柄の変動時間が変化するようになっており、時短遊技の時短回数が所定回数に到達したときに、変動時間を長くして、時短遊技の継続報知演出や終了報知演出といった遊技者の期待感を煽る演出等を行うことができなかった。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100のように、大当たり遊技終了後に特典遊技として付与する時短回数が同一で、時短遊技後の遊技状態が例えば高確率状態と通常状態と異なる第1高確率時短付き長当たりと第2通常時短付き長当たりとを備えている場合は、時短遊技中の興趣の向上を図るために、時短回数が時短遊技が終了する回数(例えば50回)に到達するまでに、時短遊技後の遊技状態が高確率状態であるか否かを示唆する示唆演出を行いたいという要望があった。
しかしながら、上記したようにリーチの有無や保留球の保留個数などの条件によってのみ時短遊技中の特別図柄の変動時間が変化するため、時短回数が所定回数に到達するまでに変動時間を延長して時短遊技後の遊技状態が高確遊技状態であるか否かを示唆する示唆演出を行うことができなかった。
そこで、本実施形態のパチンコ遊技機100では、大当たり遊技終了後、時短遊技状態に移行したときは、時短遊技の時短回数が特定回数、例えば時短遊技や高確率遊技の分岐となる回数(本実施形態では、30回、50回)に到達したとき、或いは特定回数に到達するまでの期間において、少なくとも1回、特定の演出を実行するための固定時間を含む変動時間を設定するようにした。そのうえで、本実施形態のパチンコ遊技機100は、上記変動時間に含まれる固定時間を利用して、時短遊技の継続報知演出や終了報知演出、或いは時短遊技後の遊技状態が高確遊技状態であるか否かを示唆する示唆演出等を行うようにした。
このため、本実施形態のパチンコ遊技機100においては、図4に示すように遊技制御基板111のRAM114に特別図柄の変動時間と上記した遊技データとを対応付ける変動パターン(時間)テーブル30を展開する領域が設けられている。
図4は、遊技制御基板のRAMに展開される変動パターンテーブルの一例を示した図である。
この図4に示すように、本実施形態では遊技制御基板111のRAM114に変動パターンテーブル30として、第1変動パターン(時間)テーブル31と、第2変動パターン(時間)テーブル32とが展開されている。
第1変動パターンテーブル31では、例えば大当たり変動パターン、小当たり変動パターン、リーチ変動パターン、或いはハズレ変動パターン等の通常変動パターンと、特定の報知演出を実行するための例えば10秒程度の固定パターン(固定時間)とをそれぞれ組み合わせた特定演出用変動パターンが上記した遊技データに対応付けられている。なお、特定演出用変動パターンは、必ずしも通常変動パターンに固定パターンを組み合わせて構成する必要は無く固定パターンのみにより構成してもよい。つまり、第1変動パターンテーブル31は、変動時間に特定の報知演出を実行するための固定時間を含んだ特定演出用変動パターンと上記した遊技データとを対応付けることが可能なテーブルであればよい。
一方、第2変動パターンテーブル32では、例えば大当たり変動パターン、リーチ変動パターン、或いはハズレ変動パターン等の通常変動パターンが上記した遊技データに対応付けられている。
なお、第1変動パターンテーブル31及び第2変動パターンテーブル32の一例については後述する。
図5は、本実施形態のパチンコ遊技機100において、時短遊技中に画像表示器11に表示される表示画面の遷移を示した図である。また図6は、本実施形態のパチンコ遊技機において、時短遊技中に画像表示器に表示される表示画像の一例を示した図である。
本実施形態のパチンコ遊技機100では、高確率時短無し短当たり以外の大当たりに当選した場合は、大当たり終了後に時短遊技が付与される。
時短遊技中は、現在の遊技状態が時短遊技状態であることを報知する図5(a)に示すような時短モード画面が画像表示器11に表示される。そして、時短遊技開始(1回転目)から29回転目までは、遊技制御基板111において第2変動パターンテーブル32から変動パターンを選択する。従って、画像表示器11には、遊技制御基板111からの変動パターンコマンドに応じた画像、例えばハズレ画像やリーチ画像、或いは大当たり画像が表示されることになる。
そして、本実施形態では時短回数が特定回数である30回転目において、変動パターンテーブルを第2変動パターンテーブル32から第1変動パターンテーブル31に切り替えて、第1変動パターンテーブル31から特定演出を実行するための固定パターンを含む特定演出用変動パターンを選択するようにしている。
これにより、画像表示器11には、遊技制御基板111からの変動パターンコマンドに応じた画像を表示した後、固定パターンの固定時間を利用して、図5(b)に示すような時短遊技が継続するか否か又は終了するか否かを報知する演出画像を表示することが可能になる。
ここで、大当たり当選時に付与された時短回数が30回の場合、すなわち当選した大当たりが第1通常時短付き長当たり又は第1通常時短付き短当たりの場合は、特定演出用変動パターンに含まれる固定パターンの固定時間を利用して、例えば図6(a)に示すような時短モードの終了を報知する演出画像を表示した後、図5(d)に示すように通常遊技状態であることを示す通常モード画面に移行する。
一方、大当たり当選時に付与される時短回数が50回の場合、すなわち当選した大当たりが第2通常時短付き長当たり、第2通常時短付き短当たり又は第1高確率時短付き長当たりの場合は、特定演出用変動パターンに含まれる固定パターンの固定時間を利用して、例えば図6(b)に示すような時短モードの継続を報知する演出画像を表示する。そして、続く31回転目から49回転目では、図5(c)に示すように画像表示器11に再度、時短モード画面を表示する。そして特定回数である50回転目において、遊技制御基板111からの変動パターンコマンドに応じた画像を表示した後、図5(e)に示すような時短モードの終了を報知する演出画像を表示することになる。この場合の演出画像は、例えば、図6(a)に示した演出画像とされる。そして51回転目以降は、図5(f)に示すように通常状態であることを示す通常モード画面を画像表示器11に表示することになる。
なお、当選した大当たりが特典遊技として時短遊技と高確率遊技を共に10000回付与する高確率時短付き短当たりの場合は、特定回数である50回転目において、図6(b)に示すような時短モードの継続を報知する演出画像を画像表示器11に再度表示した後、図5(g)に示すような高確率状態を示す高確率モード画面を表示することも可能である。
このように本実施形態のパチンコ遊技機100では、時短遊技の時短回数が特定の回数(例えば30回、50回)に到達したときは、変動パターンテーブル30を第2変動パターンテーブル32から第1変動パターンテーブル31に切り替えて、第1変動パターンテーブル31から特定演出用の固定時間を含む特定演出用変動パターンを選択するようにした。そして、この特定演出用変動パターンが選択されたときは、変動パターンに含まれる固定パターンの固定時間を利用して、時短遊技が継続するか否か、又は終了するか否かを報知する報知演出画像を表示することができるので、時短遊技中の興趣を高めることが可能になる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、特別遊技終了後の遊技状態として、時短遊技と高確率遊技とを付与し、時短遊技終了後も高確率遊技状態を時短遊技開始から10000回転(第3の期間)まで継続する遊技状態と、少なくとも時短遊技を付与し、時短遊技終了後は低確率遊技状態となる遊技状態とを備えている。つまり、第1、第2高確率時短付き長当たり、及び第1高確率時短付き短当たりと、第1、第2通常時短付き長当たり、及び第1、第2通常時短付き短当たりとを備えている。
従って、時短回数が特定回数(30回又は50回)に到達したとき、或いは到達するまでに少なくとも1回、変動パターンテーブル30を第2変動パターンテーブル32から第1変動パターンテーブル31に切り替えて、第1変動パターンテーブル31から特定演出用の固定時間を含む特定演出用変動パターンを選択する。そして、この特定演出用変動パターンが選択されたときに、変動パターンに含まれる固定パターンの固定時間を利用して、遊技状態が高確率遊技状態であるか否かを示唆する高確率示唆演出画像を表示することも可能である。
この場合、遊技状態が高確率遊技状態であれば、図6(c)に示すような高確率遊技状態の期待度が比較的高い示唆演出画像を表示し、遊技状態が通常遊技状態であれば、図6(d)に示すような高確率遊技状態の期待度が比較的低い示唆演出画像を表示することが考えられる。勿論、遊技状態が通常遊技状態のときに図6(c)に示す示唆演出画像を選択したり、逆に遊技状態が高確率遊技状態のときに図6(d)に示す示唆演出画像を選択したりすることも可能である。
上記した高確率示唆演出実行後は、当選した大当たりが第1高確率時短付き長当たりの場合は、図5(f)に示す通常モード画面に移行し、大当たりが第2高確率時短付き長当たり、又は高確率時短付き短当たりの場合は、図5(g)に示す高確率モード画面に移行したりするようにしてもよい。
このように本実施形態のパチンコ遊技機100では、時短遊技の時短回数が特定の回数に到達し、第1変動パターンテーブル31から特定演出用の固定時間を含む特定演出用変動パターンが選択されたときは、この変動パターンに含まれる固定時間を利用して、画像表示器11に遊技状態が高確率遊技状態であるか否かを示唆する示唆演出画像を表示する場合も時短遊技中の興趣を高めることが可能になる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100は、第1変動パターンテーブル31から特定演出用の固定時間を含む特定演出用変動パターンが選択されたときは、ハズレ演出やリーチ演出、大当たり演出や小当たり演出を行った後に、各種報知演出画像の表示を行うようにしているので、従来の時短遊技演出に新たな演出を追加するだけで実現できるという利点がある。
以下、本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置が実行する処理について説明する。なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板111のCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
先ず、遊技制御基板111が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図7は、遊技制御基板のCPUが実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(S10)、スイッチ処理(S20)、図柄処理(S30)、電動役物処理(S40)、賞球処理(S50)、出力処理(S60)等を実行する。
次に、上記タイマ割込処理として実行される各種処理について説明する。
[始動口SW処理]
図8は、遊技制御基板のCPUが実行する始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。この場合、CPU112は、第1始動口13の第1始動口SW13aがオンであるか否かの判別を行い(S201)、第1始動口SW13aがオンであると判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が「4」より少ないか否かの判別を行う(S202)。
ここで、保留個数U1が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U1に「1」を加算する(S203)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S204)。次いで、第1特別図柄保留ランプ24の保留数を増加するために第1保留数増加コマンドをセットする(S205)。なお、ステップS202において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U1が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ステップS203〜S205の処理をスキップしてステップS206に進む。
次に、CPU112は、電チュー14の第2始動口SW14aがオンであるか否かの判別を行い(S206)、第2始動口SW14aがオンであると判別した場合は、第2始動口SW14aの保留個数U2が「4」より少ないか否かの判別を行う(S207)。ここで、保留個数U2が「4」より少ないと判別した場合は、保留個数U2に「1」を加算する(S208)。この後、特別図柄用の大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等を取得してRAM114に格納する(S209)。次いで、第2特別図柄保留ランプ25の保留数を増加するために第2保留数増加コマンドをセットして(S210)、始動口SW処理を終了する。
なお、ステップS207において、否定結果が得られた場合、つまり保留個数U2が最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、始動口SW処理を終了する。
[ゲートSW処理]
図9は、遊技制御基板のCPUが実行するゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、ゲート15のゲートSW15aがオンであるか否かの判別を行い(S221)、ゲートSW15aがオンであると判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「4」より少ないか否かの判別を行う(S222)。ゲート通過回数Gが「4」より少ないと判別した場合は、ゲート通過回数Gに「1」を加算し(S223)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM114に格納して(S224)、ゲートSW処理を終了する。
なお、ステップS221において、ゲートSW15aがオンでないと判別した場合、或いはステップS222において、否定結果が得られた場合、つまりゲート通過回数Gが最大保留可能個数である「4」と判別した場合は、ゲートSW処理を終了する。
[特別図柄処理]
図10は、遊技制御基板のCPUが実行する特別図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否か、つまり大当たり遊技中であるか否かの判別を行い(S251)、大当たり遊技中でないと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の特別図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S252)。特別図柄が変動中でないと判別した場合は、次に優先的に消化する第2始動口SW14aの保留個数U2が「1」より多いか否かの判別を行い(S253)、保留個数U2が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U2を「1」減算する(S254)。
一方、ステップS253において、保留個数U2が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U2が「0」である場合は、次に第1始動口SW13aの保留個数U1が「1」より多いか否かの判別を行い(S255)、保留個数U1が「1」より多いと判別した場合は、保留個数U1を「1」減算する(S256)。
次に、CPU112は、客待ちフラグがONであればOFFにした後(S257)、後述する大当たり判定処理を実行する(S258)。大当たり判定処理実行後は、後述する変動パターン選択処理を実行する(S259)。変動パターン選択処理実行後は、対応する第1特別図柄表示器21、又は第2特別図柄表示器22の図柄変動を開始すると共に、変動開始コマンドをセットする(S260、S261)。
次に、CPU112は、第1又は第2特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行い(S262)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22の変動を停止して所定特別図柄を表示させる(S263)。この後、変動停止コマンドをセットし(S264)、後述する停止中処理(S265)を実行して特別図柄処理を終了する。
なお、ステップS251において当たり遊技フラグがONであると判別した場合、或いはステップS262において、特別図柄の変動時間が所定の変動時間に達していないと判別した場合は、特別図柄処理を終了する。
また、ステップS252において、特別図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS262に進み、特別図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
また、ステップS256において、保留個数U1が≧1でないと判別した場合、つまり保留個数U1、U2の保留が無いと判別した場合は、客待ち設定処理に実行して(S266)、特別図柄処理を終了する。
[大当たり判定処理]
図11は、遊技制御基板のCPUが実行する大当たり判定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により大当たり判定手段が実現される。
CPU112は、RAM114に記憶された大当たり乱数の判定を行い(S271)、続くステップS272において大当たりであるか否かの判別を行う。ここで、大当たりと判別した場合は、RAM114に記憶された大当たり図柄乱数の判定を行い(S273)、その判定結果に基づいて、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする大当たり図柄を設定して(S274)、大当たり判定処理を終了する。
一方、ステップS272において、大当たりでないと判別した場合は、次に大当たり乱数に基づいて小当たりであるか否かの判別を行う(S275)。ここで、小当たりと判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットする小当たり図柄を設定して(S276)、大当たり判定処理を終了する。また、ステップS275において、小当たりでない判別した場合は、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットするハズレ図柄を設定して(S277)、大当たり判定処理を終了する。
[変動パターン選択処理]
図12は、遊技制御基板のCPUが実行する変動パターン選択処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S281)、時短遊技フラグがONであると判別した場合、即ち時短遊技中と判別した場合は、時短遊技回数が特定の変動回数であるか否かの判別を行う(S282)。つまり、本実施形態であれば、時短回数が時短遊技開始から30回、50回といった変動回数であるか否かの判別を行う。ステップS282において、時短回数が時短遊技開始から特定の変動回数であると判別した場合は、続くステップS283において、特定回数フラグをONにしてステップS284に進む。なお、ステップS282において、特定の変動回数でないと判別した場合、或いはステップS281において、時短遊技フラグがONでないと判別した場合は、特定回数フラグをONにすることなくステップS284に進む。
次にCPU112は、ステップS284において、大当たり図柄に基づいて大当たりであるか否かの判別を行い(S284)、大当たりと判別した場合は、次に特定回数フラグがONであるか否かの判別を行う(S285)。ここで、特定回数フラグがONであれば、特別大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S286)。一方、特定回数フラグがONでなければ、通常大当たり用テーブルをRAM114にセットする(S287)。この後、ステップS306に進む。
またステップS284において、大当たりでないと判別した場合は、次に小当たりであるか否かの判別を行い(S288)、小当たりであると判別した場合は、次に特定回数フラグがONであるか否かの判別を行う(S289)。ここで、特定回数フラグがONであれば、特別小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S290)。一方、特定回数フラグがONでなければ、通常小当たり用テーブルをRAM114にセットする(S291)。この後、ステップS306に進む。
またステップS288において、小当たりでないと判別した場合は、次にリーチ乱数の判定を行い(S292)、リーチであるか否かの判別を行う(S293)。ステップS293において、リーチと判別した場合は、次に特定回数フラグがONであるか否かの判別を行う(S294)。ここで、特定回数フラグがONであれば、特別リーチ用テーブルをRAM114にセットし(S295)、特定回数フラグがONでなければ、通常リーチ用テーブルをRAM114にセットする(S296)、その後、ステップS306に進む。
また、ステップS293において、リーチでないと判別した場合は、再度、時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行う(S297)。ステップS297において、時短遊技フラグがONであると判別した場合は、第2始動口SW14aの保留個数U2が「2」より多いか否かの判別を行い(S298)、保留個数U2が「2」より多いと判別した場合は、次に特定回数フラグがONであるか否かの判別を行い(S299)、特定回数フラグがONであれば、特別短縮ハズレ用テーブルをRAM114にセットし(S300)、特定回数フラグがONでなければ、通常短縮ハズレ用テーブルをRAM114にセットして(S301)、ステップS306に進む。
また、ステップS297において、時短遊技フラグがONでないと判別した場合は、第1始動口SW13aの保留個数U1が「2」より多いか否かの判別を行い(S301)、保留個数U1が「2」より多いと判別した場合は、ステップS299に進む。
また、ステップS302において、保留個数U1が「2」以下であると判別した場合は、次に特定回数フラグがONであるか否かの判別を行い(S303)、特定回数フラグがONであれば、特別標準ハズレ用テーブルをRAM114にセットし(S304)、特定回数フラグがONでなければ、通常標準ハズレ用テーブルをRAM114にセットして(S305)、ステップS306に進む。
次に、CPU112は、特定回数フラグをOFFにした後(S306)、上記ステップS204、S209において取得した変動パターン乱数の判定を行い(S307)、その変動パターン乱数と、セットした変動パターンテーブルに基づいて変動パターンを設定して(S308)、変動パターン選択処理を終了する。
図13、図14は、上記図12に示した変動パターン選択処理において用いられる変動パターンテーブルの構成を模式的に示した図であり、図13には特定の変動回数以外において使用する第2変動パターンテーブルの一例が示されている。また図14には特定の変動回数において使用する第1変動パターンテーブルの一例が示されている。
図13に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機100では、第2変動パターンテーブルとして、通常大当たり用テーブル、通常小当たり用テーブル、通常リーチ用テーブル、通常短縮ハズレ用テーブル、通常標準ハズレ用テーブルを備えている。各テーブルの変動パターンは遊技データと対応付けられている。
通常大当たり用テーブルには、例えば変動時間(変動パターン)が30秒とされる大当たり1、変動時間が45秒とされる大当たり2、変動時間が60秒とされる大当たり3、変動時間が70秒とされる大当たり4という4種類の大当たり変動パターンが用意されている。これらの大当たり変動パターンは、大当たり当選時に取得される変動パターン乱数値に基づいて選択され、例えば変動パターン乱数の値が「0〜49」のときに大当たり1、「50〜99」のときに大当たり2、「100〜149」のときに大当たり3、「150〜249」のときに大当たり4の大当たり変動パターンが選択される。
通常小当たり用テーブルには、例えば変時間が30秒とされる小当たり1と、変動時間が45秒とされる小当たり2の小当たり変動パターンが用意されており、小当たり当選時に取得される変動パターン乱数値に基づいて何れかの変動パターンが選択される。例えば、変動パターン乱数の値が「0〜149」のときに小当たり1、「150〜249」のときに小当たり2の小当たり変動パターンが選択される。
通常リーチ用テーブルには、例えば変動時間が12秒〜20秒に設定された8種類のノーマルリーチ1〜ノーマルリーチ8と、変動時間が30秒〜70秒に設定された16種類のスーパーリーチ1〜スーパーリーチ16のリーチ変動パターンが用意されており、これらのリーチ変動パターンは、リーチ有りの時に取得される変動パターン乱数値に基づいて何れかの変動パターンが選択される。例えば、変動パターン乱数の値が「0〜199」のときにノーマルリーチ1〜8、「200〜249」のときにスーパーリーチ1〜16の何れかのリーチ変動パターンが選択される。
通常短縮ハズレ用テーブルには、例えば変動時間が4秒とされる短縮ハズレ変動が用意されており、ハズレ短縮テーブルが選択されたときは変動パターン乱数値に関わらず短縮ハズレ変動パターンが選択される。
通常標準ハズレ用テーブルには、例えば変動時間が12秒とされる標準ハズレ変動1と、変動時間が20秒とされる標準ハズレ変動2が用意されており、これらの標準ハズレ変動パターンは、ハズレ時に取得される変動パターン乱数値に基づいて何れかの変動パターンが選択される。例えば、変動パターン乱数の値が「0〜199」のときに標準ハズレ変動1、「200〜249」のときに標準ハズレ変動2の何れかの標準ハズレ変動パターンが選択される。
一方、図14に示す第1変動パターンテーブルは、特別変動パターンテーブルとして、特別大当たり用テーブル、特別小当たり用テーブル、特別リーチ用テーブル、特別短縮ハズレ用テーブル、特別標準ハズレ用テーブルを備えており、これらの特別変動パターンテーブルは、上記図13に示した通常変動パターンテーブルに比べて、変動時間に例えば10秒の固定時間が加算されている点が異なるものとされる。
[停止中処理]
図15は、遊技制御基板のCPUが実行する停止中処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、先ず、時短フラグ処理を行う(S351)。次に、CPU112は、高確フラグがONであるか否かの判別を行い(S352)、高確フラグがONであると判別した場合は、RAM114に記憶されている高確率遊技の残遊技回数Xから「1」を減算する(S353)。
次に、CPU112は、高確率遊技の残遊技回数Xが「0」であるか否かの判別を行い(S354)、残遊技回数Xが「0」であれば、高確率遊技において特別図柄の変動表示が所定回数(例えば10000回)行われたことを意味するので高確フラグをOFFにする(S355)。なお、ステップS352において、高確フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS354において、高確率遊技の残遊技回数Xが「0」でないと判別した場合は、ステップS356に移行する。
次に、CPU112は、ステップS356において、第1特別図柄表示器21又は第2特別図柄表示器22にセットされた特別図柄により「大当たり」であるか否かの判別を行い、大当たりでないと判別した場合は、次にセットされている特別図柄が「小当たり」であるか否かの判別を行う(S357)、ここで、小当たりであると判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにする(S358)。この後、小当たりのオープニングを開始すると共に、小当たりオープニングコマンドをセットして(S359、S360)、停止中処理を終了する。一方、ステップS357において、小当たりでないと判別した場合は、小当たり遊技フラグをONにすることなく変動停止中処理を終了する。
また、ステップ356において、大当たりであると判別した場合は、次に大当たりが長当たりであるか否かの判別を行い(S361)、長当たりであると判別した場合は、長当たり遊技フラグをON(S362)、長当たりでなければ短当たり遊技フラグをONにする(S363)。この後、後述する時短遊技の遊技回数J、及び高確率遊技の残遊技回数Xにそれぞれ「0」をセットして、時短遊技の遊技回数J及び高確率遊技の残遊技回数X(J/X)をリセットした後(S364)、後述する時短遊技フラグ(第1〜第3時短遊技フラグ)及び高確フラグをOFFにして(S365)、ステップS359に進む。
[時短フラグ処理]
図16は、遊技制御基板のCPUが実行する時短フラグ処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU112は、時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S371)、時短遊技フラグがONであれば、RAM114に記憶されている時短遊技の遊技回数Jに「1」を加算する(S372)。次に、時短遊技の遊技回数Jが「30」又は「50」といった時短遊技が継続するか否かの分岐となる特定回数であるか否かの判別を行い(S373)、特定回数であると判別した場合は、所定の煽り演出を行うために特定回数であると判断して特定回数フラグをONにする(S374)。
次にCPU112は、時短遊技の遊技回数Jが「31」であるか否かの判別、即ち時短遊技が特定回数直後の遊技であるか否かの判別を行い(S375)、時短遊技の遊技回数Jが「31」であると判別した場合は、次に特典遊技として付与した時短遊技の遊技回数が「30」であることを示す第1時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S376)、第1時短遊技フラグがONであると判別した場合は、第1時短遊技フラグをOFFにする(S377)。なお、ステップS375において、時短遊技の遊技回数Jが「31」でないと判別した場合、或いはステップS376において、第1時短遊技フラグがONでないと判別した場合は、ステップS378に進む。
次にCPU112は、ステップS378において、時短遊技の遊技回数Jが「51」であるか否かの判別、即ち時短遊技が特定回数直後の遊技であるか否かの判別を行い、時短遊技の遊技回数Jが「51」であると判別した場合は、次に特典遊技として付与した時短遊技の遊技回数が「50」であることを示す第2時短遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S379)、第2時短遊技フラグがONであると判別した場合は、第2時短遊技フラグをOFFにする(S380)。なお、ステップS378において、遊技回数Jが「51」でないと判別した場合、或いはステップS379において、第2時短遊技フラグがONでないと判別した場合は、ステップS381に進む。
次にCPU112は、ステップS381において、時短遊技の遊技回数Jが「10001」であるか否かの判別を行い、時短遊技の遊技回数Jが「10001」であると判別した場合は、特典遊技として付与した時短遊技の遊技回数が「10000」であることを示す第3時短遊技フラグをOFFにして(S382)、時短フラグ処理を終了する。なお、ステップS381において、時短遊技の遊技回数Jが「10001」でないと判別した場合は、第3時短遊技フラグをOFFすることなく時短フラグ処理を終了する。
[普通図柄処理]
図17は、遊技制御基板のCPUが実行する普通図柄処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否の判別を行い(S391)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は普通図柄処理を終了する。
一方、ステップS391において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合は、普通図柄が変動中であるか否かの判別を行う(S392)。ここで、普通図柄が変動中でないと判別した場合は、ゲートSW15aのゲート通過回数Gが「1」より多いか否かの判別を行い(S393)、ゲート通過回数Gが「1」より多い場合は、ゲート通過回数Gを「1」減算し(S394)、ゲート通過回数Gが「1」より多くないと判別した場合、つまり「0」の場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、CPU112は、普通図柄の当たり乱数の判定を行い(S395)、普通図柄表示器23に停止表示する停止図柄と変動時間を設定する(S396、S397)。
ここで、変動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば4.0秒、時短フラグがONであれば、1.5秒に設定することが考えられる。
次に、CPU112は、普通図柄の変動時間が所定時間経過したか否かの判別を行い(S399)、所定の変動時間を経過したと判別した場合は変動を停止し(S400)、普通図柄の変動時間が所定時間経過していないと判別した場合は、普通図柄処理を終了する。
次に、普通図柄が当たり図柄であるか否かの判別を行い(S401)、普通図柄が当たり図柄である場合は、補助遊技フラグをONにして(S402)、普通図柄処理を終了する。なお、ステップS401において、停止図柄が当たり図柄でない場合は、補助遊技フラグをONにすることなく、普通図柄処理を終了する。
なお、ステップS392において、普通図柄が変動中であると判別した場合は、ステップS399に進み、普通図柄の変動時間が所定の変動時間を経過したか否かの判別を行う。
[大入賞口処理]
図18は、遊技制御基板のCPUが実行する大入賞口処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により特別遊技実行手段が実現される。
CPU112は、大当たり遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S411)、大当たり遊技フラグがONであると判別した場合は、オープニング中であるか否かの判別を行う(S412)。大当たりのオープニング中であると判別した場合は、次にオープニング時間を経過したか否かの判別を行う(S413)。オープニング時間を経過したと判別した場合は、ラウンド回数(R数)/作動パターンの設定を行う(S414)。
図19は、ラウンド回数/作動パターンの設定例を示した図であり、大当たりが長当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが29.5秒開放×1回に設定する。また大当たりが短当たりであった場合は、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する。更に、小当たりであった場合は、上記短当たりと同様、ラウンド数(R数)を15R、1R中の作動パターンが0.1秒開放×1回に設定する。
次に、CPU112は、大入賞口16への1ラウンドあたりの入賞個数を示す個数カウンタC1に「0」をセットすると共に、ラウンド回数Rの値に「1」を加算する(S415、S416)。この後、大入賞口16の作動を開始する。つまり、大入賞口16を閉状態から開状態にする(S417)。
次にCPU112は、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S418)、作動時間が所定時間を経過していないと判別した場合は、次に個数カウンタCの値が規定個数に達したか否かの判別を行う(S419)。
ここで、個数カウンタCの値が規定個数Cであると判別した場合は、大入賞口16の作動を終了する。つまり、大入賞口16を開状態から閉状態にする(S420)。
一方、個数カウンタCの値が規定個数に達していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS418において、大入賞口16の作動時間が所定の作動時間を経過していた場合は、ステップS419の処理をスキップして、個数カウンタCの個数をチェックすることなく大入賞口16の作動を終了する(S420)。
次に、CPU112は、大当たりラウンド回数が最大ラウンド回数Rであるか否かの判別を行う。つまり、大当たりラウンドが最終ラウンドであるか否かの判別を行う(S421)。
ここで、大当たりラウンドが最終ラウンドであると判別した場合は、エンディングを開始すると共に、エンディングコマンドをセットする(S422、S423)。
次いで、CPU112は、ラウンド回数Rの値を「0」にセットする(S424)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判別を行い(S425)、エンディング時間を経過したと判別した場合は、後述する遊技状態設定処理を実行し(S426)、大当たりフラグをOFFにして(S427)、大入賞口処理を終了する。
また、ステップS412において、大当たりのオープニング中でないと判別した場合は、エンディング中であるか否かの判別を行い(S428)、エンディング中であると判別した場合は、ステップS425に進み、エンディング中でないと判別した場合は、大入賞口が作動中であるか否かの判別を行う(S429)。
ここで、大入賞口16が作動中であると判別した場合は、ステップS418に移行し、大入賞口16が作動中でないと判別した場合はステップS415に移行する。
また、ステップS413において、オープニング時間を経過していないと判別した場合、ステップS419において、個数カウンタC1の値が規定個数に達していないと判別した場合、ステップS421において、大当たりラウンドが最終ラウンドでないと判別した場合、或いはステップS425において、エンディング時間を経過していないと判別した場合は、大入賞口処理を終了する。
[遊技状態設定処理]
図20は、遊技制御基板のCPUが実行する遊技状態設定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により時短遊技付与手段が実現される。
CPU112は、小当たりであるか否かの判別を行い(S431)、小当たりであると判別した場合は、そのまま遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS431において、小当たりでないと判別した場合は、次に通常当たりであるか否かの判別を行い(S432)、通常当たりであると判別した場合は、次に通常当たりが長当たりであるか否かの判別を行う(S433)。
ステップS433において、長当たりでと判別した場合は、その長当たりが第1長当たりであるか否かの判別、即ち第1通常時短付き長当たりであるか否かの判別を行う(S434)。ステップS434において、長当たりが第1長当たりであると判別した場合は、特典遊技として付与する時短遊技回数が30回であることを示す第1時短遊技フラグをONにする(S435)。この後、時短遊技の遊技回数Jをリセットして(S444)、遊技状態設定処理を終了する。
一方、ステップS434において、長当たりが第1長当たりでないと判別した場合、即ち第2通常時短付き長当たりであると判別した場合は、特典遊技として付与する時短遊技回数が50回であることを示す第2時短遊技フラグをONにする(S442)。この後、ステップS444に進み、時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS433において、通常当たりが長当たりでないと判別した場合は、つまり通常当たりが短当たりの場合は、次にその短当たりが第1短当たりであるか否かの判別、即ち第1通常時短付き短当たりであるか否かの判別を行う(S436)。
ステップS436において、短当たりが第1短当たりであると判別した場合は、ステップS435において、第1時短遊技フラグをONにして、続くステップS444において、時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS436において、短当たりが第1短当たりでないと判別した場合、即ち第2通常時短付き短当たりであると判別した場合は、ステップS442において、第2時短遊技フラグをONにして、続くステップS444において、時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。
またCPU112は、ステップS432において、通常当たりでないと判別した場合、つまり高確率遊技を付与する高確当たりであると判別した場合は、高確フラグをONにすると共に、高確率遊技の残遊技回数Xに例えば「10000」をセットする(S437、S438)。次に当たりが長当たりであるか否かの判別を行い(S439)、長当たりであると判別した場合は、その長当たりが第1長当たりであるか否かの判別、即ち第1高確率時短付き長当たりであるか否かの判別を行う(S440)。
ステップS440において、長当たりが第1長当たりであると判別した場合は、ステップS442において第2時短遊技フラグをON、ステップS444において時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。
またステップS440において、長当たりが第1長当たりでないと判別した場合、即ち第2高確率時短付き長当たりであると判別した場合は、時短遊技回数が10000回であることを示す第3時短遊技フラグをONにする(S443)。この後、ステップS444において時短遊技の遊技回数Jをリセットして、遊技状態設定処理を終了する。
また、ステップS439において、長当たりでないと判別した場合、即ち短当たりの場合は、その短当たりが時短付き短当たりであるか否かの判別を行う(S441)。ステップS441において、短当たりが時短付き短当たりであると判別した場合は、ステップS443において第3時短遊技フラグをON、ステップS444において時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。一方、ステップS441において、短当たりが時短付き短当たりでないと判別した場合
は、ステップS444において時短遊技の遊技回数Jをリセットして遊技状態設定処理を終了する。
[電チュー処理]
図21は、遊技制御基板のCPUが実行する電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
CPU112は、補助遊技フラグがONであるか否かの判別を行い(S511)、補助遊技フラグがONであると判別した場合は、次に電チュー14が作動中であるか否かの判定を行う(S512)。ここで、電チュー14が作動中でなければ、遊技状態に応じて、電チュー14の作動パターンを設定し(S513)、電チュー14の作動を開始する(S514)。
次に、CPU112は、電チュー14の作動時間が所定の作動時間を経過したか否かの判別を行い(S515)、電チュー14の作動時間が経過したと判別した場合は、補助遊技フラグをOFFにして(S516)、電チュー処理を終了する。
ここで、設定する電チュー14の作動時間は、例えば時短フラグがOFFであれば、0.15秒開放×1回、時短フラグがONであれば、1.80秒開放×3回に設定することが考えられる。なお、ステップS512において、電チュー14が作動中であると判別した場合は、ステップS515に移行する。また、ステップS511において、補助遊技フラグがONでないと判別した場合、或いはステップS515において、電チュー14の作動時間が経過していないと判別した場合、電チュー処理を終了する。
このように本実施形態のパチンコ遊技機100では、遊技制御基板111のRAM114に特別図柄の複数の変動時間と遊技データとを対応付けた通常変動パターン(変動時間)テーブルの他に、複数の変動時間に所定の固定時間を夫々加算した特別変動時間と遊技データとを対応付けた特別変動時間テーブルを設けるようにした。そして、時短遊技の時短回数が特定回数、例えば時短遊技終了回数に到達したときは、特別変動時間テーブルに記憶された複数の特別変動時間から一つの特別変動時間に設定することが可能になる。これにより、時短回数が異なる複数の大当たりを備えている場合でも、時短遊技の時短回数が特定回数に到達したときの変動時間に所定の固定時間を加算することが可能になる。
次に、演出制御基板121が実行する処理について説明する。
[タイマ割込処理]
図22は、演出制御基板のCPUが実行するタイマ割込み処理の一例を示したフローチャートである。なお、図22に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
この場合、演出制御基板121のCPU122は、タイマ割込処理として、コマンド受信処理(S610)、演出ボタン処理(S620)、コマンド送信処理(S630)等を実行する。
次に、演出制御基板121のCPU122がタイマ割込処理として実行する主要な処理の一例について説明する。なお、以下に説明する処理も演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[コマンド受信処理]
図23は、コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い(S701)、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、保留数加算を行う(S702)。そして保留数加算後、保留数コマンドをセットする(S703)。
次に、CPU122は、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い(S704)、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、演出選択処理を実行する(S705)。
そして、演出選択処理終了後、次に変動停止コマンドを受信したか否かの判別を行う(S706)。なお、ステップS704において、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、演出選択処理を実行することなくステップS706に進む。
次に、CPU122は、ステップS706において、変動停止コマンドを受信し
当たり演出選択処理を実行する(S709)。
そして、当たり演出選択処理終了後、次にエンディングコマンドを受信したか否かの判別を行う(S710)。なお、ステップS708において、オープニングコマンドを受信していないと判別した場合は、当たり演出選択処理を実行することなくステップS710に進む。
次に、ステップS710において、エンディングコマンドを受信したと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行する(S711)。
そして、エンディング演出選択処理終了後、客待ちコマンド受信処理を実行して(S712)、コマンド受信処理を終了する。なお、ステップS710において、エンディングコマンドを受信していないと判別した場合は、エンディング演出選択処理を実行することなくステップS712に進む。
[演出選択処理]
図24は、演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、ステップS721において、遊技制御基板111から送信されてきた変動開始コマンドの解析を行う。例えば、変動開始コマンドに含まれる変動パターンが、上記した特別/通常大当たり変動パターン、特別/通常小当たり変動パターン、特別/通常リーチ変動パターン、特別/通常短縮ハズレ変動パターン、特別/通常標準ハズレ変動パターンのいずれであるかといった解析を行う。この後、保留数の減算処理を行う(S722)。
次に、CPU122は、上記変動開始コマンドの解析結果と、後述するモードフラグを参照して(S723)。この後、保留数減算を行う(S723)。次に変動開始コマンドの解析結果とモードフラグとに基づいて、変動演出パターンの選択を行い(S724)、この後、変動開始コマンドをセットして(S725)、演出選択処理を終了する。
これにより、演出制御基板121において、遊技状態と変動時間と加味した最適な変動演出パターンを選択して、この変動演出パターンに基づいて変動演出開始コマンドをセットすることができる。
例えば、時短遊技中に特別大当たり変動パターン、特別小当たり変動パターン、特別リーチ変動パターン、特別短縮ハズレ変動パターン、特別標準ハズレ変動パターンの何れかの変動パターンを受信したときは、モードフラグに基づいて、時短遊技が継続する場合は、変動パターンに応じた演出、例えば大当たり変動パターンであれば、大当たり演出を実行する変動演出パターンと、最終的に時短遊技が継続する旨の内容の報知演出を実行する変動演出パターンを選択する。また時短遊技が終了する場合は最終的に時短遊技が終了する旨の内容の報知演出を実行する変動演出パターンを選択する。また時短遊技は終了するものの高確率遊技状態が継続する場合は高確率遊技状態を示唆する示唆演出を実行する変動演出パターンを選択する。そして、これらの変動演出パターンに基づいて変動演出開始コマンドをセットすることになる。
[モードフラグ変更]
図25は、モードフラグ変更の一例を示した図である。
本実施形態では、演出モードを示すモードフラグに「0」がセットされている場合は、Aモード(通常モード)が選択される。
次に、第1通常時短付き長当たり図柄、又は第1通常時短付き短当たり図柄で当選した場は、モードフラグに「1」がセットされる。モードフラグに「1」がセットされる場合はBモード演出が選択される。この場合、モード回数値Mには「30」が代入される。
また、第2通常時短付き長当たり図柄、第2通常時短付き短当たり図柄、又は第1高確率時短付き長当たり図柄に当選した場は、モードフラグに「2」がセットされる。モードフラグに「2」がセットされる場合は、Cモード演出が選択され、モード回数値Mには「50」が代入される。
また、第2高確率時短付き長当たり図柄、又は高確率時短付き短当たり図柄に当選した場合は、モードフラグに「3」がセットされる。モードフラグに「3」がセットされる場合は、Dモード演出が選択され、モード回数値Mには「10000」が代入される。
また、高確率時短無し短当たり図柄、又は小当たり図柄に当選した場合は、モードフラグに「4」がセットされる。モードフラグに「4」がセットされる場合は、Eモードが選択され、モード回数値Mには「10」が代入される。
[変動演出終了中処理]
図26は、変動演出終了中処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、変動停止コマンドの解析を行うと共に、モードフラグを参照する(S731、S732)。
次にCPU122は、当たりに当選したか否かの判別を行い(S733)、当たりに当選したと判別した場合は、当たり図柄に基づいて、図25に示したモードフラグ変更処理を行う(S734)。この後、変動演出終了コマンドをセットして(S739)、変動演出終了中処理を終了する。
一方、ステップS733において、当たりに当選していないと判別した場合は、次にモードフラグが「0」であるか否かの判別を行い(S735)、モードフラグが「0」である場合、つまり遊技状態が通常モードである場合は、ステップS739において、変動演出終了コマンドをセットして、変動演出終了中処理を終了する。
また、ステップS735において、モードフラグが「0」でないと判別した場合は、モード回数値Mから「1」を減算する(S736)。
次に、モード回数値Mが「0」であるか否かの判別を行い(737)、モード回数値Mが「0」の場合は、モードフラグに「0」をセットする(S738)。この後、ステップS739において、変動演出終了コマンドをセットして、変動演出終了中処理を終了する。
一方、ステップS737において、モード回数値Mが「0」でないと判別した場合は、モードフラグを変更することなく、ステップS739において変動演出終了コマンドをセットして変動演出終了中処理を終了する。
[当たり演出選択処理]
図27は、当たり演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、オープニングコマンドの解析を行い(S751)、当たり演出パターン選択処理を行う(S752)。この後、オープニングコマンドをセットして(S753)、当たり演出選択処理を終了する。
[エンディング演出選択処理]
図28は、エンディング演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU122は、エンディングコマンドの解析を行うと共に、モードフラグを参照する(S761、S762)。この後、エンディング演出パターン選択を行う(S763)。この後、エンディング演出開始コマンドをセットして(S764)、エンディング演出選択処理を終了する。
このように構成すれば、演出制御基板121は、時短遊技中に特別変動パターンを受信したときは、通常の変動演出と共に時短遊技が継続するか或いは終了するか否かといった期待度を煽る演出画像を画像表示器11に演出画像を表示することが可能になる。つまり、時短遊技中の特別図柄の変動回数が時短遊技開始から時短回数が特定回数に到達したときに、特別変動パターンに含まれる固定時間を利用して時短モード継続/終了演出画像、或いは高確率示唆演出画像を表示する表示制御を行うことが可能になる。勿論、通常の変動演出を行うことなく煽り演出だけを行うようにしてもよい。
なお、これまで説明した本実施形態のパチンコ遊技機100では、大当たり遊技終了後に時短遊技状態に移行したときは、時短遊技が時短終了回数、例えば30回、50回に到達したときに、通常の変動時間に固定時間を加算した特別変動テーブルをセットする場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、時短回数が時短終了回数より以前の所定回数に到達したときに、特別変動テーブルをセットするようにしてもよい。
また、本実施形態のパチンコ遊技機100では、大当たり遊技終了後の時短回数を、例えば30回、50回、10000回に設定する場合を例に挙げて説明したが、時短回数は任意に設定可能である。また、大当たり遊技終了後の時短回数の種類も3種類(本例では30回、50回、10000回)に限らず、2種類、或いは4種類以上であっても良いことは言うまでもない。
11…画像表示器、13…第1始動口、14…電チュー、30…変動パターンテーブル、31…第1変動パターンテーブル、32…第2変動パターンテーブル、100…パチンコ遊技機、105…スピーカ、111…遊技制御基板、112 122…CPU、113 123…ROM、114 124…RAM、121…演出制御基板

Claims (3)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域に設けられ、遊技球が入球し難い第1状態と入球し易い第2状態とに作動し得る始動口および大入賞装置と、
    前記始動口への遊技球の入球を契機に大当たりか否かを判定する判定手段と、
    特別図柄を変動表示可能な特別図柄変動表示手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて特別図柄を変動表示する変動時間を選択する変動時間選択手段と、
    前記変動時間選択手段により選択された変動時間、前記特別図柄変動表示手段に特別図柄を変動表示させた後に前記判定結果を示す図柄態様で停止表示させる特別図柄変動制御手段と、
    前記判定手段により大当たりと判定された場合、前記特別図柄変動制御手段により特別図柄が停止表示させられた後に前記大入賞装置を前記第2状態に作動させる特別遊技を行う特別遊技実行手段と、
    前記特別遊技実行手段により前記特別遊技が行われてから前記特別図柄変動制御手段により所定回数特別図柄が変動表示させられるまで、または、前記所定回数よりも少ない特定回数特別図柄が変動表示させられるまで前記始動口が前記第2状態に作動し難い通常遊技状態よりも前記第2状態に作動し易い特定遊技状態で遊技を制御する遊技状態制御手段と、
    所定の演出表示を行う演出表示手段と、
    前記特別図柄変動制御手段により特別図柄の変動表示が行われているときに前記演出表示手段に所定の演出表示を行わせる演出制御手段と、を備え、
    前記変動時間選択手段は、
    前記遊技状態制御手段により前記特定遊技状態で遊技が制御されているときに、少なくとも固定変動時間を有する第1変動パターンテーブルまたは少なくとも前記固定変動時間よりも短い短変動時間を有する第2変動パターンテーブルを選択する変動パターンテーブル選択手段と、
    前記変動パターンテーブル選択手段により選択された変動パターンテーブルの中の変動時間から特別図柄を変動表示する変動時間を選択する特定変動時間選択手段と、を有し、
    前記変動パターンテーブル選択手段は、
    前記特別図柄変動制御手段により前記特定回数よりも前に特別図柄の変動表示が行われる通常変動表示ときは、前記第1変動パターンテーブルまたは前記第2変動パターンテーブルの何れかを選択し、
    前記特別図柄変動制御手段により前記特定回数目に特別図柄の変動表示が行われる特定変動表示ときは、前記第1変動パターンテーブルを選択し、
    前記演出制御手段は、
    前記特別図柄変動制御手段により前記特定変動表示が行われているときに前記特定変動時間選択手段により前記固定変動時間が選択されると、当該特定変動表示中に前記演出表示手段に前記特定遊技状態が継続するか否かまたは終了するか否かを報知する報知演出表示を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1変動パターンテーブルの固定変動時間は、前記第2変動パターンテーブルの変動時間に予め設定された時間を加算した時間であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1変動パターンテーブルでは、前記固定変動時間が最短変動時間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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