JP6128690B2 - 地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造 - Google Patents

地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造 Download PDF

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Description

本発明は、地下空間構造物の地上開口部に設置した受枠と、その内側に嵌めて地上開口部を閉じる開口部蓋とを結合する構造に関する。
下水道と地上をつなぐマンホール(地下空間構造物の一つ)は、人や物が落下したり、悪臭が漏れたりするのを防ぐために地上開口部を開口部蓋で閉鎖してある。この開口部蓋がマンホール内から吹き上げる風や第三者による悪戯で外されないよう、地上開口部に取り付けた受枠と開口部蓋を蝶番構造や施錠構造で結合している。
このような地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造の一つである、例えば蝶番構造には、様々な構造のものがある。特許文献1には、蓋本体の裏面に棒状の蝶番部材(結合金物)を取り付け、受枠の内周面に長孔を有する蝶番座を設け、蝶番部材を蝶番座の長孔に挿通して、蓋本体が受枠に対して開閉可能となるよう連結したものが開示されている。
また、特許文献2には、受枠の内周に起伏可能に取り付けられた蝶番座と、蓋本体の下面周縁部に配置した蝶番具(結合金物)とからなり、蝶番具に蝶番座を摺動可能に挿通した地下空間構造物用蓋の蝶番構造が記載されている。
特開2005−336994号公報 特開平8−326081号公報
ところで、上記特許文献1に記載の蝶番(受枠・蓋間結合構造の一つ)は、蝶番座が受枠の内周面から中心方向へ突出した状態で固定されているので、身体の大きい作業員や機材を持った作業員がマンホールへ出入りする際にぶつかりやすく、危険である。また、蓋の下方に中蓋がある場合、中蓋の出し入れの際に衝突したり、引っ掛かったりして邪魔になり、作業しづらい。
特許文献2に記載の蝶番構造は、蓋本体を開けた時に蝶番座を起立させることができるので、開口部を開放した際に蝶番座自体が受枠の中心方向へ大きく突出することはないが、蝶番座を受け枠へ支持する部分が受枠の内周面よりも中心方向に突出している。
本発明が解決しようとする課題は、作業員が地下空間構造物(例えば、マンホール)内に出入りしたり、中蓋や機材を出し入れする際に、受枠・蓋間結合構造を構成部材の受枠側係合部材が受枠の内周面よりも外側へ完全に退避されて邪魔にならない地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造の提供である。
地下空間構造物の地上開口部に設置した受枠と、その内側に嵌めて前記地上開口部を閉じる開口部蓋を結合する受枠・蓋間結合構造において次の構成を採用する。
前記受枠・蓋間結合構造の受枠側に設けた受枠側係合部材と開口部蓋側に設けた蓋側係合部材との係合により受枠に蓋を結合し、また、結合を解除可能とする。結合とは、受枠と開口部蓋間の蝶番構造や施錠構造などである。
そして、結合が解除されているとき、受枠側係合部材を受枠の内周面よりも外側へ退避できる構造とする。外側への退避とは、例えば、受枠に内周側に開口を有する空間を設け、この空間へ受枠側係合部材を回転などの手段により収納してしまうことである。
前記の受枠・蓋間結合構造において、受枠側係合部材は、上下方向の軸で受枠の面と平行に回転可能に受枠に軸支され(通常、水平回転)、回転によって、受枠の内周面から突出した位置と該内周面よりも外側へ退避された位置とできるものとすることができる。
前記の受枠・蓋間結合構造において、受枠側係合部材は、係合用の長孔を備え、蓋側係合部材は前記の長孔に挿通される結合金物を備え、受枠側係合部材の前記長孔に蓋側係合部材の結合金物を挿通することにより受枠に開口部蓋が結合される構造(蝶番構造)とすることができる。
前記の受枠・蓋間結合構造において、蓋側係合部材は蓋の下面に下方へ突出する垂下片を有し、垂下片に係合孔が形成されており、前記係合孔へ前記受枠側係合部材が嵌入されることにより受枠に蓋が結合される構造(施錠構造)とすることができる。
前記の受枠・蓋間結合構造において、受枠と開口部蓋は少なくとも2か所で結合されており、一か所を前記の受枠・蓋間結合構造による蝶番構造、他の箇所を前記の受枠・蓋間結合構造による施錠構造とすることができる。
前記の受枠・蓋間結合構造において、受枠と開口部蓋は少なくとも2か所で結合されており、いずれの箇所も前記の受枠・蓋間結合構造による施錠構造とすることができる。
本発明によれば、開口部蓋を開け、受枠から開口部蓋を分離した後、受枠側に残り受枠の内周面から内側へ突出している受枠側係合部材を前記内周面よりも外側へ退避させることができるので、作業開始にあたって受枠の内周面から突出する邪魔なものがなく、作業員が安全にマンホールへ出入りできる。また、中蓋や機材を出し入れする作業を円滑に行える。
本発明に係るマンホールの分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るマンホールの開口部蓋閉鎖状態における断面図である。 図2の要部拡大図である。 本発明の実施例1に係る開口部蓋の裏面から見た下面図である。 本発明の実施例1に係る受枠の平面図である。 本発明の実施例1に係る結合金物の正面図である。 本発明の実施例1を示す受枠側係合部材の斜視図である。 本発明の実施例1に係る受枠側係合部材及び受枠の斜視図である。 本発明の実施例1に係る受枠側係合部材の退避状態における断面図である。 本発明の実施例1に係るマンホールの開口部蓋組み込み途中における要部斜視図である。 本発明の実施例1に係るマンホールの開口部蓋開放途中における断面図である。 本発明の実施例1に係るマンホールの水平旋回により開口部蓋を開放した状態における断面図である。 本発明の実施例1に係るマンホールの垂直反転により開口部蓋を開放した状態における断面図である。 本発明の実施例2を示す受枠側係合部材の斜視図である。 本発明の実施例2に係る受枠側係合部材及び受枠の斜視図である。 本発明の実施例3を示す受枠側係合部材の分解斜視図である。 本発明の実施例3に係る受枠の平面図である。 本発明の実施例3に係る受枠の斜視図である。 本発明の実施例3に係る受枠及び受枠側係合部材の係合部が張り出した状態における断面図である。 本発明の実施例3に係る受枠及び受枠側係合部材の係合部が退避した状態における断面図である。 本発明の実施例3に係るマンホールの断面図である。 本発明の実施例3に係る開口部蓋の側面図である。 本発明の実施例3に係る他のマンホールの断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図13は本発明の実施例1を示す。
図1〜図3に示すように、マンホールは、立ち上げ管1、開口部蓋2、中蓋3及び受枠4で構成される。開口部蓋2は、受枠4に対して、開口部蓋2側の結合金物5(蓋側係合部材)と受枠4側の受枠側係合部材6とからなる受枠・蓋間結合構造(蝶番構造)を介して開閉可能とされている(図2)。
立ち上げ管1は、地中に埋設されて内部に筒状空間が形成される。立ち上げ管1の下端は下水道管に通じており、上端はマンホールの地上開口部となっている(地下空間構造物)。また、立ち上げ管1の上端には、複数のアンカーボルト20とガイドボルト21を周方向に等間隔で、且つ位置をずらして立設してある(図1)。
開口部蓋2は、マンホールの地上開口部を閉じる部材であり、実施例においては鋳鉄製の円盤より成る。図4に示すように、開口部蓋2の下面周縁部には結合金物5を取り付けるための溝部7を設けてある。溝部7は開口部蓋2の径方向に長く、両端面及び下面が開口している。
図2に示すように、開口部蓋2の下面周縁部において溝部7と逆側にはロック部材8が取り付けられている。ロック部材8は、この逆側周縁における開口部蓋2の接線と平行な軸を中心として回転可能である。ロック部材8の外端部には受枠4に係合可能な鉤部9が形成され、ロック部材8の内端部は操作部10となっている。ロック部材8は鉤部9が受枠4に係合する方向へばねによって付勢されている。また、操作部10の上方において、開口部蓋2には工具挿入孔11が形成され、操作部10を操作して鉤部9と受枠4の係合を解除すると共に、開口部蓋2を引き起こすための工具を上方から挿入できるようになっている。
なお、このロック部材8は受枠・蓋間結合構造の一つであるが、この発明の実施例ではない。この発明による実施例については後述する(実施例3)。
中蓋3は、図1及び図2に示すように、開口部蓋2の下方に間隔をとって設置され、上端に向かって次第に径が大きくなるよう傾斜した逆円錐状の周壁22と、周壁22の上端から外側へ張り出すフランジ23と、周壁22の下端に設けた底板24を備える。
周壁22の複数箇所には複数の排気口25を設けてある。排気口25は、常閉で立ち上げ管1内部の圧力上昇により開くフラップ式の空気弁であり、開閉される。フランジ23には、複数のガイドボルト挿通孔26を周方向に等間隔で形成してある。底板24は一方側へ傾斜しており、底板24の低い側には開口部27が形成される。開口部27には、上面に一定以上の荷重が加わった時に開くダンパー28が設置されている。
受枠4は、図2及び図3に示すように、外側環状壁29と内側環状壁30、外側環状壁29の上縁と内側環状壁30の上縁とをつないだ環状上壁31、内側環状壁30の下縁から内側へ張り出した蓋掛けフランジ32、外側環状壁29の下端から内側へほぼ水平に張り出した支持フランジ33を備える。蓋掛けフランジ32及び支持フランジ33の内径は立ち上げ管1の上端の内径とほぼ同じであり、内側環状壁30の内径は開口部蓋2の外径よりやや大きくしてある。
受枠4の内部には、外側環状壁29、環状上壁31、支持フランジ33で囲んだ収納空間35が形成され、この収納空間35が受枠4の内周面に形成された環状の開口34から外側へ広がっている。なお、収納空間35の内部には周方向に所定の間隔で上方の蓋掛けフランジ32と下方の支持フランジ33間に複数の補強壁38を受枠4の径方向に設けてある(図5)。収納空間35は受枠側係合部材6が退避する箇所である。
支持フランジ33には、アンカーボルト20及びガイドボルト21を挿通するための貫通孔36(図2)がそれぞれ複数形成されている。
環状上壁31には、収納空間35とマンホールの外部空間とを連通する通気孔37が複数形成されている。また、環状上壁31に軸挿通孔39を形成すると共に、これと対向した支持フランジ33の位置にネジ孔40を形成してある。軸挿通孔39及びネジ孔40は補強壁38及び貫通孔36と周方向でずれた位置に形成される。
蓋掛けフランジ32の下面内縁には環状の突条41を形成してある(図3)。
結合金物5は、図3及び図6に示すように、上端部が開口部蓋2に水平な横軸13によって回転可能に取り付けられて下方へ垂下しており、下端に近付くに従って内側へ凸に湾曲した棒状の部材である。結合金物5の上端部には、開口部蓋2の外周側へ屈曲した取付部12が形成され、取付部12の両側に前記の横軸13が張り出している。
結合金物5の中間部及び下端部は略円形の断面を有し、結合金物5の下端部両側に抜け止め突起14が横軸13と平行な方向に突出している。
また、結合金物5の中間部において、開口部蓋2の外周側となる面には受枠4の前記突条41と係合可能な係合突起15が形成される。係合突起15は、上端に向かって次第に張り出し量が大きくなるよう傾斜している。
そして、結合金物5は、横軸13を溝部7の両側の壁に軸支することにより、開口部蓋2にその径方向へ回転可能に取り付けられる。
受枠側係合部材6は、図7に示すように、上下に貫通する長孔16を設けた係合部17と、長孔16に挿通した上下方向の軸部18を有する。実施例1では、係合部17は四角形、楕円形、半円形等の枠体よりなり、軸部18は、係合部17とは分離したボルトより成る。
長孔16の短軸方向の寸法は、結合金物5の直径よりも大きく、且つ、結合金物5の両側面に形成された前記の抜け止め突起14の先端間の距離よりも小さい。また、長孔16の対角線の長さは、抜け止め突起14を水平方向で対角線に一致させ、垂直方向で傾斜させることにより長孔16に抜挿できる寸法とする。
また、係合部17は軸部18周りに回転可能であり、かつ、長孔16の長軸方向に摺動可能である。
受枠側係合部材6を受枠4に取り付けるには、図8に示すように、受枠側係合部材6の係合部17を受枠4の内周面における軸挿通孔39とネジ孔40の間において受枠4の環状の開口34から収納空間35内に差し入れ、その後、軸部18を受枠4の上方から環状上壁31の軸挿通孔39及び係合部17の長孔16を通して支持フランジ33のネジ孔40にねじ込む。これにより、受枠側係合部材6は軸部18を介して受枠4の収納空間35に水平回転可能に取り付けられる。
図3に示すように、受枠側係合部材6の係合部17を収納空間35からマンホールの中心側へ引き出すと、係合部17に設けた長孔16の長軸がマンホールの径方向に一致する。
一方、図9に示すように、受枠側係合部材6の係合部17が受枠4側へ回転された時、この係合部17を収納空間35に退避させることができる。
マンホールを構築するには、地中に埋め込んだ立ち上げ管1の上端に受枠4を、その貫通孔36にアンカーボルト20及びガイドボルト21を通して載置し、支持フランジ33をアンカーボルト20とナットで固定する。この時、受枠側係合部材6の係合部17は受枠4の収納空間35に収納されている。
次いで、受枠4の支持フランジ33に中蓋3のフランジ23を載せて、支持フランジ33の上方に突出したガイドボルト21を中蓋3のガイドボルト挿通孔26に通し、ガイドボルト21の上端部にナットを螺合して、中蓋3を受枠4に取り付ける。中蓋3はガイドボルト21にガイドされて受枠4の支持フランジ33から浮き上がり可能となっている。受枠側係合部材6の係合部17は収納空間35に退避しているので、中蓋3を支持フランジ33上に設置する際に邪魔にならない。
次に、受枠側係合部材6の係合部17を受枠4の収納空間35から中央に向かって引き出す。その後、図10に示すように、開口部蓋2を受枠4の上に起立させ、結合金物5の抜け止め突起14の張り出し方向を長孔16の対角線に一致させる。そして、結合金物5を係合部17の長孔16に合わせて開口部蓋2を落とし込み、結合金物5を受枠側係合部材6の長孔16に挿通して蝶番構造とする。結合金物5は、長孔16に対して自由に上下方向に移動し軸心周りに回転できる。
次いで、開口部蓋2を旋回(水平方向に回転)させて結合金物5を回転させ、抜け止め突起14を長孔16の長軸と交差させる。すると、結合金物5を受枠側係合部材6の長孔16から抜くことができなくなる。
その後、開口部蓋2を倒して受枠4の内側環状壁30内に嵌め込む。
図1に示すように、開口部蓋2でマンホールの地上開口部を閉じている時は、開口部蓋2が受枠4の蓋掛けフランジ32上に載っており、受枠側係合部材6の係合部17が受枠4の収納空間35から引き出され、開口部蓋2から下方へ延びる結合金物5がほぼ直立した状態で受枠側係合部材6の長孔16に挿通されている。また、開口部蓋2を真直ぐ上方へ持ち上げようとすると、結合金物5の係合突起15が受枠4の突条41に引っ掛かって、開口部蓋2は上昇することができない。
開口部蓋2の前記のような蝶番構造(受枠・蓋間結合構造)と逆側の端部において、前記のロック部材8の鉤部9が受枠4の突条41に係合する。
開口部蓋2を取り外す際には、まず、工具挿入孔11を通して開口部蓋2の上方から工具を挿入し、ロック部材8の操作部10を引き上げて鉤部9と受枠4の突条41の係合を解除する。
次いで、工具挿入孔11に挿入した工具を持ち上げて、図11に示すように、開口部蓋2を前記蝶番構造と逆側の箇所で上方へ引き上げ、開口部蓋2を受枠4上に載せる。この時、結合金物5は横軸13を中心として開口部蓋2の外周方向へ回転し、長孔16に対して傾斜した状態で挿通される。
次に、蝶番構造を中心として開口部蓋2を起立させてから、水平に回転させて結合金物5の抜け止め突起14の張り出し方向を長孔16の対角線に一致させ、そのまま開口部蓋2を受枠4上に載せる。
その後、開口部蓋2を転がして結合金物5を長孔16から引き抜く。すると、受枠側係合部材6の係合部17を受枠4側へ回転させて収納空間35に収納することができる。
開口部蓋2を図11の状態から水平旋回させて開ける場合は、工具を工具挿入孔11に挿入した状態で引っ張り、図12に示すように、開口部蓋2を受枠4の上面に沿って水平に180度回転させる。この時、前記蝶番構造の結合金物5は受枠側係合部材6の長孔16内で傾斜したまま回転する。
開口部蓋2を図11の状態から垂直反転させて開ける場合は、工具挿入孔11に挿入した工具を引き抜いた後、開口部蓋2のロック部材8側の端部を持ち上げ、図13に示すように蝶番構造を中心として開口部蓋2を裏返す。
いずれの場合も、逆の過程を経て開口部蓋2を閉じることができる。
図14及び図15は本発明の実施例2を示す。
図14に示すように、受枠側係合部材6の係合部17は、一側が開口したコ字状の枠42と、枠42の両端間に架設した棒材43からなる。棒材43はボルトであり、枠42の両端部には棒材43を挿通するための棒材挿通孔44を形成してある。枠42の棒材挿通孔44に棒材43を通してその先端部にナット45を螺合することにより、枠42の開口が閉じられて前記の長孔16が形成される。
また、受枠側係合部材6の軸部18(図14)は丸棒より成り、受枠4の環状上壁31と支持フランジ33との間に一体に立設されている。従って、環状上壁31及び支持フランジ33には前記のように、軸部18を通すための軸挿通孔39とネジ孔40を形成していない。
受枠側係合部材6の係合部17を受枠4に組み込むには、図15に示すように、枠42を開口した一側から受枠4の収納空間35へ差し込み、収納空間35に立設した軸部18を枠42内に通す。次いで、枠42を軸部18の周りで回転させて、枠42の開口した一側を受枠4の環状開口34から突出させ、枠42の両端間に棒材43を架設する。すると、係合部17の長孔16に軸部18が挿通されると共に、係合部17が軸部18で収納空間35に水平回転可能に取り付けられる。
その他の構造は実施例1と同様である。また、同様の操作によって開口部蓋2を開閉できる。
図16〜図23は本発明の実施例3を示す。
実施例3の受枠側係合部材6は、図16に示すように、第1、第2の実施例構造と同様に受枠4に取付けられ、受枠4の内周面から内側へ突出した状態と前記の収納空間35へ退避した状態の双方を軸部18周りの回転により可能とした構造である。ただ、軸部18は、係合部17の長孔16を貫通しない。以下、具体的に述べる。
実施例3の受枠側係合部材6(図16)は、係合部17と筒体49および前記の軸部18(ボルト)とからなる。
係合部17は長孔16とその一端部側に上下方向に貫通した筒部50を備える。筒部50の係合部17の面よりも上方へ突出した部分には、断面を四角形(多角形であればよい)とした回り止め孔51が形成されている。筒部50の上下方向寸法は、受枠4の筒部挿入溝46を通して収納空間35に収納できる寸法とする。
筒体49は、前記の回り止め孔51へ嵌装できる断面と大きさの角筒52とその上端部に円盤状のフランジ部53を有する。フランジ部53の上端面から下方へ工具掛け用の断面とした工具掛け空間54が形成され、さらに、その中心部に下方へ貫通した断面円形の貫通孔55が設けられた形態である。貫通孔55は軸部18をゆるく嵌装できる規模であり、軸部18よりも短い。工具掛け空間54の断面は、図16に示す例では円形断面の両側に四角形の陥没部を設けた鍵穴状である。
一方、図17及び図18に示すように、受枠4の環状上壁31に軸挿通孔39が3か所円周方向へ等間隔に形成され、これと対向した支持フランジ33の位置にネジ孔40がそれぞれ形成されている。軸挿通孔39から周方向にややずれた位置において、内側環状壁30(図19)の下端に、前記の環状をした開口34から上方へ連続して縦長の筒部挿入溝46を形成してある(図18)。
受枠側係合部材6を受枠4に取り付けるには、まず、開口部蓋2の一カ所において、係合部17の一端部を前記受枠4の環状開口34に合わせ、筒部50を筒部挿入溝46に合わせて収納空間35に差し込んでから、周方向にスライドさせて、筒部50を受枠4の軸挿通孔39の下方に一致させる。このとき、ネジ孔40を囲むようにステンレス製などの錆びにくい素材のワッシャ56を設置し筒部50の下部下端面と支持フランジ33上面との間にこのワッシャ56を介在させる。
次いで、筒体49を受枠4の上方から軸挿通孔39を通して筒部50の回り止め孔51に差し込む。筒体49の角筒52は回り止め孔51に挿通され、フランジ部53は上面が軸挿通孔39に露出する。即ち、筒体49の上端面に形成した工具掛け空間54は受枠4の上面に露出している。
次に、軸部18を筒体49の上端から貫通孔55に挿通し、下端部を受枠4のネジ孔40にねじ込む。これにより、係合部17が受枠4の所定位置において回動可能に位置決めされ、受枠側係合部材6が完成する(図19)。
以上から、開口部蓋2側の結合金物5(蓋側係合部材)を前記実施例3の受枠側係合部材6における係合部17の長孔16に差し込んで組み合わせることで受枠・蓋間結合構造(蝶番構造A)が構成される。なお、開口部蓋2側の結合金物5(蓋側係合部材)は実施例1の場合と同じである。
このようにして開口部蓋2は、受枠4に対して蝶番構造A(受枠・蓋間結合構造)を介して開閉可能に結合される。
開口部蓋2の他の2か所は施錠構造Bで受枠4に結合される。施錠構造Bも蝶番構造Aの場合と同様、前記の軸挿通孔39、筒部挿入溝46及びネジ孔40などを利用して構成される受枠・蓋間結合構造の一つである。
図21に示すように、施錠構造Bは、前記の受枠側係合部材6と蓋側係合部材との組み合わせで構成される。なお、蝶番構造Aと施錠構造Bは周方向に間隔をあけて設けられる。従って、蝶番構造Aと施錠構造Bは一本の直径上に設置されないが、便宜上、図21では同じ断面に示してある。
蓋側係合部材は、図21、図22に示すように、開口部蓋2の下面に設けた横長孔48を有する垂下片47である。垂下片47は開口部蓋2の下面外縁からやや内側に周方向に沿って設けられ、横長孔48は周方向に長く、受枠側係合部材6の係合部17が内側へ突出したときに嵌入する位置に形成されている。なお、垂下片47は、開口部蓋2の裏面に設けた補強リブ(傾斜リブ)の一部とみることもできる。
受枠側係合部材6の構成についてはすでに説明した。
以上説明したこれらの受枠・蓋間結合部材、すなわち、蝶番構造Aと施錠構造Bは、環状上枠31の上方から筒体49の工具掛け空間54に工具を係合して回転させると、筒体49及び係合部17が軸部18回りに回転する。したがって、筒体49を90度回転させると係合部17が受枠4の内周面に張り出した状態(図19)と、受枠4の収納空間35内に退避した状態(図20)とに位置を切り替えることができる。蝶番構造Aでは、係合部17が内側に回転して張り出したとき、蓋側係合部材の結合金物5を長孔16に挿し込んで蝶番構造を完成できる。一方、開口部蓋2が取り外され、結合金物5が長孔16から抜き去られた状態では、係合部17を収納空間35へ退避させて、マンホール内周面から突出物をなくすることができる。
また、施錠構造Bは、係合部17が受枠4の内周面に張り出した状態では、係合部17が開口部蓋2下面の垂下片47に設けた横長孔48に嵌入するので、開口部蓋2を受枠4から持ち上げることができなくなり、受枠4に対して施錠することができる。一方、係合部17を退避位置とすれば、係合部17と開口部蓋2との係合はなくなり、解錠される。
このように、実施例3の受枠側係合部材6は、開口部蓋2側の結合金物5と組わせて蝶番構造Aを構成するだけでなく、開口部蓋2の垂下片47における横長孔48と組わせて施錠構造Bとしても利用できる。
開口部蓋2を開けるときは、施錠構造Bの筒体49をその工具掛け空間54に合致する工具で回転させて解錠し、次いで、この側を持ち上げ、蝶番構造Aを利用して旋回(水平回転)あるいは裏返すように回転させる。開口部蓋2を受枠4から完全に分離したい場合には、蝶番構造Aにおいて、受枠側係合部材6の係合部17における長孔16から蓋側係合部材である結合金物5を開口部蓋2と共に抜き取る。
実施例3は、閉蓋状態において、蝶番構造Aと2か所の施錠構造Bの合計3か所において、開口部蓋2の下方に受枠側係合部材6が受枠4の内周面から内側へ張り出しているので、マンホールを設置してから長期間経過したことにより、開口部蓋2の縁或いは受枠4の蓋掛けフランジ32が錆びて腐食により蓋掛けフランジ32の一部が欠けるようなことがあっても、受枠側係合部材6が受け止めるため、開口部蓋2が大きく傾くことが無い。このため、走行する自動車によって傾いた開口部蓋2が巻き上げられるのを防止できるという効果も発揮される。
実施例3においては、受枠側係合部材6の係合部17を工具による操作以外では回転しないように、例えば車両の通行による振動などで回転してしまわないように、軸部18と筒体49の貫通孔55との接触面積を大きくしたり、係合部17の下面を開口部蓋2の横長孔48に接触させる構造としたりするのが望ましい。
なお、実施例3においては、筒部50の下部下端面と支持フランジ33上面との間に錆びにくい素材のワッシャ56を配置し、受枠側係合部材6が受枠4に錆び付いて回転が困難になるのを防いでいる。
実施例3の構造は、受枠側係合部材6の係合部17が工具による操作以外では回転させることができないので施錠構造となるが、逆に解錠も可能であることにより、図23のように、受枠4と開口部蓋2間にこの施錠構造Bを複数個所に設けて、蝶番構造Aはないものの、受枠4に開口部蓋2を固定、解除できる構造とすることもできる。この場合、地下空間構造物の開口部を開放するには、受枠4と開口部蓋2間の施錠状態をすべて解除してから開口部蓋2を持ち上げる。このように、この発明の受枠側係合部材6は、施錠構造Bだけで開口部蓋2を受枠4に固定する場合にも利用することができる。
以上、実施例について説明した。
この発明は中蓋を備えていないマンホールのような地中空間構造物にも利用できる。また、マンホールに限らず地下空間構造物の地上開口部に設ける開口部蓋と受枠との結合構造として利用することができる。
地下空間構造物の地上開口部に設ける開口部蓋は、親蓋と、親蓋に形成した出入り口を開閉する子蓋とで構成することがある。この場合、地上開口部の受枠と親蓋を本発明の蝶番構造や施錠構造で結合し、さらに、親蓋に設けた受枠と子蓋間を構造的に同様な蝶番構造や施錠構造で結合することができる。
1 立ち上げ管
2 開口部蓋
3 中蓋
4 受枠
5 結合金物
6 受枠側係合部材
7 溝部
8 ロック部材
9 鉤部
10 操作部
11 工具挿入孔
12 取付部
13 横軸
14 抜け止め突起
15 係合突起
16 長孔
17 係合部
18 軸部
20 アンカーボルト
21 ガイドボルト
22 周壁
23 取付フランジ
24 底板
25 排気口
26 ガイドボルト挿通孔
27 開口部
28 ダンパー
29 外側環状壁
30 内側環状壁
31 環状上壁
32 蓋掛けフランジ
33 支持フランジ
34 環状の開口
35 収納空間
36 貫通孔
37 通気孔
38 補強壁
39 軸挿通孔
40 ネジ孔
41 突条
42 枠
43 棒材
44 棒材挿通孔
45 ナット
46 筒部挿入溝
47 垂下壁
48 横長孔
49 筒体
50 筒部
51 回り止め孔
52 角筒
53 フランジ部
54 工具掛け空間
55 断面円形の貫通孔
56 ワッシャ

Claims (3)

  1. 地下空間構造物の地上開口部に設置した受枠と、その内側に嵌めて前記地上開口部を閉じる開口部蓋を結合する受枠・蓋間結合構造であって、
    前記受枠側に設けた受枠側係合部材と開口部蓋側に設けた蓋側係合部材との係合により受枠に蓋が結合され、また、結合を解除可能とされており、
    受枠側係合部材は、上下に貫通する長孔を設けた係合部と、長孔に挿通した上下方向の軸部を有する上下方向の軸で受枠の面と平行に回転可能に受枠に軸支され、回転によって、受枠の内周面から突出した位置と該内周面よりも外側へ退避された位置とできるものであり、
    蓋側係合部材は前記の長孔に挿通される結合金物を備え、
    受枠側係合部材の前記長孔に蓋側係合部材の結合金物を挿通することにより受枠に開口部蓋が結合され、
    受枠側係合部材と蓋側係合部材との係合が解除されているとき、前記係合部の長孔に挿通した上下方向の軸を軸として受枠側係合部材を受枠の内周面よりも外側へ退避可能とされていることを特徴とした地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造。
  2. 地下空間構造物の地上開口部に設置した受枠とその内側に嵌めて前記地上開口部を閉じる開口部蓋とを結合する受枠・蓋間結合構造であって、
    前記受枠側に設けた受枠側係合部材と開口部蓋側に設けた蓋側係合部材との係合により受枠に蓋が結合され、また、結合を解除可能とされており、
    受枠側係合部材は、係合部と上下方向の軸部を有する上下方向の軸を有し、この軸で受枠の面と平行に回転可能に受枠に軸支されており、
    受枠側係合部材は、受枠の上面側から工具によって回転されることによって、受枠の内周面から突出した位置と該内周面よりも外側へ退避された位置とできるものであり、
    蓋側係合部材は下面に下方へ突出する垂下片を有し、垂下片に係合孔が形成されており、前記係合孔へ前記受枠側係合部材が水平回転によって嵌入されることにより受枠に蓋が結合されることを特徴とした地下空間構造物の地上開口部における受枠・蓋間結合構造。
  3. 受枠側係合部材は係合部と上下方向の筒体と軸部を備え、
    前記係合部は下方向に貫通した回り止め孔を設けた筒部を有し、
    前記筒体は上端部に工具掛け空間を有し、受枠の軸挿通孔へ回転可能に挿通されると共に軸方向の貫通孔を有しており、
    前記軸部は筒体の前記貫通孔を貫通して下端部が受枠に固定されるものであって前記筒体を軸周りに回転可能に支持するものであり、
    受枠の収納空間に係合部を配置すると共に受枠の挿通孔に筒体を嵌挿させ、
    筒体の下端部を前記係合部における筒部の回り止め孔へ相互回転しないように嵌めこみ、
    筒体に貫通させた軸部で受枠側係合部材を受枠に取り付けてあることを特徴とした請求項2に記載の受枠・蓋間結合装置。
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