JP6128427B2 - 現像剤補給装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置200、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
帯電手段たる帯電器によって、感光体1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体1Y表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置4Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト101に一次転写される。一次転写後の感光体1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。
Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
中間転写ユニット17は、中間転写ベルト101やベルトクリーニング装置102などを有している。また、張架ローラ14、駆動ローラ15、二次転写バックアップローラ16、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト101は、張架ローラ14を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、図示しないベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ15の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。
4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト101の内周面側に接触するように配設され、図示しない電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト101をその内周面側から感光体1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体と一次転写バイアスローラとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト101上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト101上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト101上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで図示しない記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト101の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ15との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置102によってクリーニングされる。
中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23によって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、少なくとも何れか一方の張架ローラ23の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。2本の張架ローラ23のうち、図中右側に配設された一方のローラは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ16との間に、中間転写ベルト101及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト101と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この一方の張架ローラ23には、トナーと逆極性の二次転写バイアスが図示しない電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト101上の4色トナー像をベルト側からこの一方の張架ローラ23側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト101上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。なお、このように一方の張架ローラ23に二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
図2に示すように感光体1は図中矢印G方向に回転しながら、その表面を不図示の帯電装置により帯電される。帯電された感光体1の表面は不図示の露光装置より照射されたレーザ光により静電潜像を形成された潜像に現像装置4からトナーを供給され、トナー像を形成する。
現像ローラ5の供給スクリュ8との対向部から表面移動方向下流側には、現像ローラ5に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。
現像ローラ5の感光体1との対向部である現像部から表面移動方向下流側には、現像部を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給スクリュ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収スクリュ6を備えている。供給スクリュ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ5の横方向に、回収スクリュ6を備えた回収搬送路としての回収搬送路7は現像ローラ5の下方に並設されている。
供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
なお、供給搬送路9と回収搬送路7とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との2つの搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、図中手前側が開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とが連通している。
現像後の現像剤は回収搬送路7にて回収を行い、図2中の断面手前側に搬送され、非画像領域部に設けられた第一仕切り壁133の開口部で、攪拌搬送路10へ現像剤が移送される。
また、本実施形態においては、流出温度が90℃以下のトナーを用いた。流出温度が90℃以下のトナーを用いることで、低い温度で定着を行うことができ、画像形成装置の省エネルギー化、高速化を図ることができる。
現像剤補給装置70Y,70C,70M,70Kは、現像装置4Y,4C,4M,4Kの上部に配置されている。現像剤補給装置70は、プレミックストナーを収納した現像剤収納容器71と、後述するサブホッパ90(図10参照)とを有している(この図では、Y色とM色の現像剤収納容器71Y、71Mが示されている。)。現像剤収納容器71は、容器保持部77に保持される。容器保持部77は、4つに区画されており、図中左側から順に、K色、C色、M色、Y色の現像剤収納容器71が保持される。現像剤収納容器71は、容器保持部77に対して着脱可能に保持されており、現像剤収納容器71にプレミックトナーが無くなると、ユーザが容器保持部77から現像剤収納容器71を抜き出し、新品の現像剤収納容器71を容器保持部77に差し込む。これにより、新しいプレミックストナーが後述するサブホッパ90(図11参照)に供給される。
本実施形態においては、図4,5に示すように、K色の現像剤収納容器71Kが、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCよりも容積が大きくなっている。一般的なユーザは、フルカラー画像の出力よりも白黒画像の出力の方が多い。このため、トナーの消費スピードは、カラー(Y,M,C)用よりも黒用の方が速くなる。よって、K色の現像剤収納容器71Kを、カラーの現像剤収納容器と同じ形状とした場合、K色の現像剤収納容器71が、頻繁に交換されてしまうことになり、ユーザの利便性が悪くなる。このようなことから、本実施形態では、K色用の現像剤収納容器71Kの容積を、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCの容積よりも大きくして、カラー(Y,M,C)用の現像剤収納容器71YMCよりも多くのプレミックストナーを収納している。
図6に示すように、カラー用現像剤収納容器71YMCは、容器本体71Aと、容器本体71A内に架設される搬送スクリュ72と、攪拌部材としてのアジテータ73とを備えている。アジテータ73は、容器本体71A内で搬送スクリュ72と平行に配設されている。
K色用の現像剤収納容器71Kの容器本体71A内には、第1アジテータ73aと、第2アジテータ73bと、搬送スクリュ72とが架設されている。第1、第2アジテータ73a,73bは、先の図6に示したカラー用現像剤収納容器71YMC内に設けられたアジテータ73と同構成である。
図8に示すように、K用現像剤収納容器71Kの各アジエータ73a,73bの軸部731a,731bの一端は、容器本体71Aから露出しており、この一端にカップリング74が設けられている。また、先の図5に示すように、カラー用現像剤収納容器71YMCのアジエータの軸部731の一端も、容器本体71Aから露出しており、この一端にカップリング74が設けられている。
現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、現像剤収納容器71内のプレミックストナーを、現像剤補給装置のサブホッパ90Y,90M,90C,90Kに供給するときに用いる駆動部である。現像剤供給駆動部80Y,80M,80C,80Kは、現像剤収納容器71のアジテータ73、搬送スクリュ72、および、後述するサブホッパ90Y,90M,90C,90K内の第1、第2攪拌搬送部材96,97(図12参照)を駆動させるものである。
図11、図12に示すように、サブホッパ90は、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97、第1搬送部材98、第2搬送部材99を収納し上部が開口したケース93bと、ケース93bの開口部を塞ぐ上カバー93aを有している。上カバー93aには、現像剤収納容器71の供給口から供給されるプレミックストナーを受け入れる受入口91が形成されている。
図15は、現像剤収納容器71から現像剤貯留部90aに現像剤を供給するときのプレミックストナーの移動について説明する図である。
図15に示すように、現像剤収納容器71から現像剤貯留部90aにプレミックストナーを供給するときは、上述したように、供給用駆動モータ81が駆動する。供給用駆動モータ81が駆動すると、供給側ワンウェイクラッチ82を介して、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97が回転駆動する。このとき、第1攪拌搬送部材96の回転軸96cは、補給側ワンウェイクラッチ112に対して空転し、補給側ワンウェイクラッチ112は、回転しない。第1、第2攪拌搬送部材96、97は、前側から見て、時計回りに回転している。
現像装置4にプレミックストナーを補給するときは、補給用駆動モータ111を駆動させる。補給用駆動モータ111が駆動すると、第1、第2攪拌搬送部材96,97、第1、第2搬送部材98,99が回転駆動する。第1、第2攪拌搬送部材96,97、第1搬送部材98は、前側から見て、時計回りに回転し、第2搬送部材99は、前側見て反時計回りに回転する。第1搬送部材98により、第1搬送路902A内のプレミックストナーが、後側から前側へ搬送される。そして、前側端部まで搬送されたプレミックストナーは、第1搬送部材98により搬送用開口901aを通って、第2搬送路902Bへ送られる。第2搬送路902Bへ送られたプレミックストナーは、第2搬送部材99により前側から後側へ搬送され、後側端部まで搬送されると、補給口から落下して、現像装置4に補給される。
図17に示すように、受入口91からプレミックストナーが供給されることにより、第2攪拌搬送部材97に第1、第2開口92a,92b近傍にまで搬送されるプレミックストナーの量が多くなる。従って、搬送部90bへ移動できないプレミックストナーが生じ、これらは、第1攪拌搬送部材側へ移動し、現像剤貯留部内を循環する。
供給口72aからプレミックストナーを供給するとき、現像剤貯留部90aの各攪拌搬送部材96、97を、駆動させていない場合、供給口72aから自由落下で現像剤貯留部90aに供給されたプレミックストナーは、供給口72aと対向する付近に堆積する。従って、この箇所のプレミックストナーTの高さが、他の箇所よりも高くなる。
本実施形態においては、搬送経路の長い第1循環搬送経路J1のトナー搬送方向下流端付近の嵩高さを、現像剤検知センサ95で検知するようにしている。これにより、搬送経路の短い第2循環搬送経路J2のトナー搬送方向下流端の嵩高さを、現像剤検知センサ95で検知する場合に比べて、現像剤貯留部90aに多くのプレミックストナーを貯留することができる。
(態様1)
プレミックストナーなどの現像剤を収納した現像剤収納容器71と、現像剤収納容器71から供給された現像剤を一時的に貯留する現像剤貯留部90aと、内部に搬送部材を備え、現像剤貯留部90aに貯留された現像剤を現像装置4に搬送する搬送部90bと、現像剤貯留部90aの底面から所定距離離れた位置の現像剤を検知する現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段と、現像剤検知手段の検知結果に基づいて、現像剤収納容器内の現像剤を供給口72aから現像剤貯留部90aへ供給する搬送スクリュ72などの供給部材の駆動を制御する制御部200などの制御手段とを備えた現像剤補給装置において、現像剤貯留部内の現像剤を、現像剤貯留部内で循環搬送する循環搬送手段(本実施形態では、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97で構成)を備え、現像剤検知手段を、現像剤貯留部90aの供給される現像剤を受け入れる受入部以外の箇所の現像剤を検知するよう配置した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、所望量の現像剤を現像剤貯留部90aに精度よく貯留させることができる。
なお、受入部とは、現像剤収納容器の供給口72aと対向する箇所である。また、受入部以外の箇所とは、現像剤収納容器の供給口72aと対向する箇所から外れた箇所である。すなわち、Y色のサブホッパ90Yにおいては、図15における搬送部90b側の斜線で囲われた箇所が、受入部であり、K色のサブホッパ90Kにおいては、図15における搬送部90bから離間した側の斜線で囲われた箇所が、受入部である。そして、Y色のサブホッパにおいては、図15における搬送部90b側の斜線で囲われた箇所から外れた箇所の現像剤を現像剤検知センサで検知すれば、所望量の現像剤を現像剤貯留部90aに精度よく貯留させることができる。一方、K色のサブホッパ90Kにおいては、図15における搬送部90bから離間した側の斜線で囲われた箇所から外れた箇所の現像剤を現像剤検知センサ95で検知すれば、所望量の現像剤を現像剤貯留部90aに精度よく貯留させることができる。
また、(態様1)において、現像剤検知手段を、現像剤貯留部内の供給口72aから供給された現像剤が、循環搬送手段により搬送された後に到達する箇所に配置した。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、供給された現像剤が搬送されて均された箇所の現像剤を検知することができ、所望量の現像剤を現像剤貯留部90aに精度よく貯留させることができる。
また、(態様1)または(態様2)において、循環搬送手段は、自らの回転より、受入部に供給された現像剤を回転軸方向に搬送する第2攪拌搬送部材97などの往路循環搬送部材と、往路循環搬送部材から現像剤が受け渡され、受け渡された現像剤を、受入部へ搬送する第1攪拌搬送部材97などの復路循環搬送部材とを備え、現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段を、復路循環搬送部材と対向する位置に設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、循環搬送経路における現像剤搬送方向下流側の現像剤を現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段により検知することができる。これにより、現像剤貯留部90aに多くの現像剤を貯留させることができる。
また、(態様3)において、現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段を、循環搬送手段(本実施形態では、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97で構成)による現像剤の循環搬送経路の現像剤搬送方向下流端に配置した。
なお、ここで言う循環搬送経路の現像剤搬送方向下流端とは、供給された現像剤が、循環搬送経路を一巡りする直前の箇所である。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤貯留部90aに多くの現像剤を貯留させることができる。
また、(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、循環搬送手段(本実施形態では、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97で構成)は、現像剤貯留部内に複数の循環搬送経路(本実施形態では、図22に示すように、第1循環搬送経路J1と、第2循環搬送経路)を形成するものであって、現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段を、複数の循環搬送経路のうち、現像剤の搬送距離が最も長い循環搬送経路の現像剤搬送方向下流端に配置した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤貯留部90aに多くの現像剤を貯留させることができる。
また、(態様1)乃至(態様5)いずれかにおいて、現像剤収納容器71から現像剤貯留部90aへの現像剤供給時に、循環搬送手段を駆動させる。
(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、循環搬送手段(本実施形態では、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97で構成)は、自らの回転により前記現像剤を搬送する第1攪拌搬送部材96,第2攪拌搬送部材97などの循環搬送部材を備え、搬送部材98,99は自らが回転して現像剤を搬送するものであり、循環搬送部材の回転軸が搬送部材の回転軸と同一の仮想平面上で互いに平行に位置するように配置され、循環搬送部材と搬送部材との間に搬送部材の回転軸方向に延びる仕切り壁92などの隔壁により、現像剤貯留部90aと搬送部90bとが形成され、隔壁の搬送部材の回転軸方向の両端に現像剤貯留部90aから搬送部90bへ現像剤が受け渡される開口92a,92bを設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、効率よく現像剤貯留部90a内の現像剤を、搬送部90bへ渡すことができる。
また、(態様1)乃至(態様7)いずれかにおいて、少なくとも搬送部材を駆動する補給用駆動モータ111などの第1駆動源と、循環搬送手段(本実施形態では、第1攪拌搬送部材96、第2攪拌搬送部材97で構成)を駆動する供給用駆動モータ81などの第2駆動源とを備えた。
かかる構成を備えることで、ひとつの駆動源で、攪拌搬送部材と搬送部材とを駆動する場合に比べて、搬送部材を駆動する駆動源に加わる負荷を低減することができる。これにより、回転駆動を精度よく制御して現像装置4への現像剤の補給量を精度よくコントロールする必要があるため、高価な駆動源を用いる必要がある搬送部材の駆動源の寿命を延ばすことができる。
また、(態様1)乃至(態様8)において、現像装置4に現像剤を補給するときは、搬送部材と循環搬送手段とを駆動させる。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、搬送部90bの現像剤量が減少するのを抑制することができる。これにより、現像装置4に所望の量の現像剤を安定的に補給することができる。
(態様9)において、補給用駆動モータ111などの第1駆動源と、供給用駆動モータ81などの第2駆動源とを備え、現像装置4に現像剤を補給するときは第1駆動源により搬送部材と循環搬送手段とが駆動され、現像剤収納容器71から現像剤貯留部90aへの現像剤を供給するときは、第2駆動源により循環搬送手段が駆動される。
かかる構成とすることで、第1駆動源のON/OFF制御で、現像剤補給動作を制御でき、第2駆動源のON/OFF制御で、現像剤供給動作を制御できる。これにより、現像剤補給動作と、現像剤供給動作とを別々に制御することが簡単に行うことができる。
また、(態様10)において、循環搬送手段は、自らの回転により現像剤を搬送する攪拌搬送部材などの循環搬送部材を備え、補給用駆動モータ111などの第1駆動源から循環搬送部材への駆動伝達、および、供給用駆動モータ81などの第2駆動源から循環搬送部材への駆動伝達は、それぞれ、ワンウェイクラッチを介して行われるものであり、第1駆動源による循環搬送部材の回転速度と、第2駆動源による循環搬送部材の駆動速度とを互いに異ならせた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、安価なワンウェイクラッチを用いて、攪拌搬送部材の駆動源の切り替えを行うことができる。
また、(態様11)において、補給用駆動モータ111などの第1駆動源の駆動力を循環搬送部材へ伝達するためのワンウェイクラッチを、循環搬送部材の回転軸の一端に設け、供給用駆動モータ81などの第2駆動源の駆動力を循環搬送部材へ伝達するためのワンウェイクラッチを、循環搬送部材の回転軸の他端に設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、高硬度化を行う軸を、攪拌搬送部材の回転軸のみにすることができ、装置を安価にすることができる。
(態様1)乃至(態様12)いずれかにおいて、流出温度が90℃以下のトナーを有する現像剤を、現像装置4に補給する。
実施形態で説明したように、流出温度が90℃以下のトナーを用いた場合でも、供給口72aと現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段との位置関係によらず、現像剤貯留部90aに所望量の現像剤量を貯留でき、かつ、供給口72aから現像剤が溢れるのを防止することができる。
また、感光体などの像担持体上に潜像を形成する手段(帯電器と光書込ユニット21で構成)と、潜像にトナーを供給して現像する現像装置4とを備えた画像形成装置において、現像装置4に現像剤を補給する現像剤補給手段として、(態様1)乃至(態様13)いずれかの現像剤補給装置を採用した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像装置4に所望量の現像剤を安定的に補給することができ、良好な画像を得ることができる。
また、(態様14)において、複数の現像装置と、各現像装置に対応して設けられた複数の現像剤補給装置とを備え、少なくとも一つの現像剤補給装置の供給口72aと、現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段との位置関係が、その他の現像剤補給装置と異なる。
かかる構成のように、供給口72aと現像剤検知センサ95などの現像剤検知手段と位置関係が、互いに異なっても、同じ構成の現像剤補給装置を用いて、安定的に所望の現像剤を現像装置4に補給することができる。これにより、画像形成装置のコストダウンを図ることができる。
また、(態様15)において、少なくとも一つの現像剤補給装置の現像剤収納容器の形状を、その他の現像剤収納容器の形状と異ならせた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤の消費スピードに応じた現像剤収納容器を用いることができ、現像剤の消費スピードの早い現像剤収納容器を頻繁に交換する必要が生じるなどの不具合を解消することができる。
4:現像装置
21:光書込ユニット
70:現像剤補給装置
71:現像剤収納容器
71A:容器本体
72:搬送スクリュ
72a:供給口
73:アジテータ
73a:第1アジテータ
73b:第2アジテータ
74:カップリング
77:容器保持部
80:現像剤供給駆動部
81:供給用駆動モータ
82:供給側ワンウェイクラッチ
90:サブホッパ
90a:現像剤貯留部
90b:搬送部
91:受入口
92:仕切り壁
92a:第1開口
92b:第2開口
93a:上カバー
93b:ケース
95:現像剤検知センサ
96:第1攪拌搬送部材
96a:清掃部材
97:第2攪拌搬送部材
98:第1搬送部材
99:第2搬送部材
110:現像剤補給駆動部
111:補給用駆動モータ
112:補給側ワンウェイクラッチ
210:制御部
901:搬送仕切り壁
901a:搬送用開口
902A:第1搬送路
902B:第2搬送路
Claims (17)
- 現像剤を収納した現像剤収納容器と、
前記現像剤収納容器から供給された現像剤を一時的に貯留する現像剤貯留部と、
前記現像剤収納容器内の現像剤を前記現像剤貯留部に供給する供給口と、
内部に搬送部材を備え、前記現像剤貯留部に貯留された現像剤を現像装置に搬送する搬送部と、
前記現像剤貯留部の底面から所定距離離れた位置の現像剤を検知する現像剤検知手段とを備えた現像剤補給装置において、
前記現像剤貯留部内の現像剤を、前記現像剤貯留部内で循環搬送する循環搬送手段を備え、
前記循環搬送手段は、現像剤貯留部内に複数の循環搬送経路を形成するものであって、
前記現像剤検知手段を、前記複数の循環搬送経路のうち、現像剤の搬送距離が最も長い循環搬送経路の現像剤搬送方向下流端に配置したことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1の現像剤補給装置において、
前記循環搬送手段は、自らの回転により前記現像剤を搬送する循環搬送部材を備え、
前記搬送部材は自らが回転して前記現像剤を搬送するものであり、
前記循環搬送部材の回転軸が搬送部材の回転軸と同一の仮想平面上で互いに平行に位置するように配置され、
前記循環搬送部材と前記搬送部材との間に前記搬送部材の回転軸方向に延びる隔壁により、前記現像剤貯留部と前記搬送部とが形成され、
前記隔壁の前記搬送部材の回転軸方向の両端に前記現像剤貯留部から前記搬送部へ現像剤が受け渡される開口を設けたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 現像剤を収納した現像剤収納容器と、
前記現像剤収納容器から供給された現像剤を一時的に貯留する現像剤貯留部と、
前記現像剤収納容器内の現像剤を前記現像剤貯留部に供給する供給口と、
内部に搬送部材を備え、前記現像剤貯留部に貯留された現像剤を現像装置に搬送する搬送部と、
前記現像剤貯留部の底面から所定距離離れた位置の現像剤を検知する現像剤検知手段とを備えた現像剤補給装置において、
前記現像剤貯留部内の現像剤を、前記現像剤貯留部内で循環搬送する循環搬送手段を備え、
前記現像剤検知手段を、前記現像剤貯留部の前記供給口から供給される現像剤を受け入れる受入部以外の箇所の現像剤を検知するよう構成し、
前記循環搬送手段は、自らの回転により前記現像剤を搬送する循環搬送部材を備え、
前記搬送部材は自らが回転して前記現像剤を搬送するものであり、
前記循環搬送部材と前記搬送部材との間に前記搬送部材の回転軸方向に延びる隔壁により、前記現像剤貯留部と前記搬送部とが形成され、
前記隔壁の前記搬送部材の回転軸方向の両端に前記現像剤貯留部から前記搬送部へ現像剤が受け渡される開口部を設けたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至3いずれかの現像剤補給装置において、
前記現像剤検知手段に基づいて、前記現像剤収納容器内の現像剤を供給口から前記現像剤貯留部へ供給する供給部材の駆動を制御する制御手段を備えたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至4いずれかの現像剤補給装置において、
前記現像剤検知手段を、前記現像剤貯留部内の前記供給口から供給された現像剤が、前記循環搬送手段により搬送された後に到達する箇所に配置したことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至5いずれかの現像剤補給装置において、
前記現像剤検知手段を、前記現像剤貯留部の前記供給口から供給される現像剤を受け入れる受入部を備え、
前記循環搬送手段は、自らの回転より、前記受入部に供給された現像剤を回転軸方向に搬送する往路循環搬送部材と、前記往路循環搬送部材から前記現像剤が受け渡され、受け渡された現像剤を、前記受入部へ搬送する復路循環搬送部材とを備え、
前記現像剤検知手段を、前記復路循環搬送部材と対向する位置に設けたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項6の現像剤補給装置において、
前記現像剤検知手段を、循環搬送手段による現像剤の循環搬送経路の現像剤搬送方向下流端に配置したことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至7いずれかの現像剤補給装置において、
前記現像剤収納容器から前記現像剤貯留部への現像剤供給時に、前記循環搬送手段を駆動させることを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至8いずれかの現像剤補給装置において、
少なくとも前記搬送部材を駆動する第1駆動源と、
前記循環搬送手段を駆動する第2駆動源とを備えたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至9いずれかの現像剤補給装置において、
前記現像装置に現像剤を補給するときは、前記搬送部材と前記循環搬送手段とを駆動させることを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項10の現像剤補給装置において、
第1駆動源と、第2駆動源とを備え、
前記現像装置に現像剤を補給するときは前記第1駆動源により前記搬送部材と前記循環搬送手段とが駆動され、前記現像剤収納容器から前記現像剤貯留部への現像剤を供給するときは、前記第2駆動源により前記循環搬送手段が駆動されることを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項11の現像剤補給装置において、
前記循環搬送手段は、自らの回転により前記現像剤を搬送する循環搬送部材を備え、
前記第1駆動源から前記循環搬送部材への駆動伝達、および、前記第2駆動源から前記循環搬送部材への駆動伝達は、それぞれ、ワンウェイクラッチを介して行われるものであり、
前記第1駆動源による前記循環搬送部材の回転速度と、前記第2駆動源による前記循環搬送部材の駆動速度とを互いに異ならせたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項12の現像剤補給装置において、
前記第1駆動源の駆動力を前記循環搬送部材へ伝達するためのワンウェイクラッチを、前記循環搬送部材の回転軸の一端に設け、前記第2駆動源の駆動力を前記循環搬送部材へ伝達するためのワンウェイクラッチを、前記循環搬送部材の回転軸の他端に設けたことを特徴とする現像剤補給装置。 - 請求項1乃至13いずれかの現像剤補給装置において、
流出温度が90℃以下のトナーを有する前記現像剤を、前記現像装置に補給することを特徴とする現像剤補給装置。 - 像担持体上に潜像を形成する手段と、該潜像にトナーを供給して現像する現像装置とを備えた画像形成装置において、
上記現像装置に現像剤を補給する現像剤補給手段として、請求項1乃至14いずれかの現像剤補給装置を採用したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項15の画像形成装置において、
複数の現像装置と、
各現像装置に対応して設けられた複数の現像剤補給装置とを備え、
少なくとも一つの現像剤補給装置の前記現像剤収納容器から前記現像剤貯留部への現像剤が供給される供給口と、前記現像剤検知手段との位置関係が、その他の現像剤補給装置と異なることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16の画像形成装置において、
少なくとも一つの現像剤補給装置の現像剤収納容器の形状を、その他の現像剤収納容器の形状と異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
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