JP6128148B2 - クロック信号制御回路 - Google Patents

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本発明は、クロック信号制御回路に係り、特に、起動信号によって出力開始するクロック信号の安定化に関するクロック信号制御回路に関する。
多くのデバイスを動作させるためにクロック信号が用いられる。特許文献1には、データを転送するデバイスがクロック信号を発生しデータと共に転送するソース同期受信器において、正しいクロック信号を受け取ったかどうかのクロック信号検出システムが開示されている。ここでは、受け取ったクロック信号をシングルエンドクロック信号に変換し、これがデジタルロックループ(DLL)でロックされたことを示すDLLロック信号が出力されたときに正しいクロック信号を受け取ったとし、そうでないときはソース同期受信器をリセットする。
特許文献2には、デジタル信号レベルが最適状態にあるか否かを識別するために、入力信号を、基準識別レベルVrefと、VrefよりΔV高い第1副識別レベルと、VrefよりΔV低い第2副識別レベルの3つの識別レベルを用いることが述べられている。
特表2004−520649号公報 特許第2530904号明細書
入力信号を基に出力を行うクロック生成回路において、入力開始からある一定の遷移期間中動作が不安定になるものがある。その入力開始および遷移期間を的確に検出することで、対象回路の動作開始を迅速に行える。先行技術の信号判断システム等は、回路構成が大掛かりで、必ずしもクロック信号の安定までの遷移期間の検出には向いていない。
本発明は、クロック信号生成回路への信号入力開始から動作が安定するまでの遷移期間を的確に検出して安定化後のクロック信号を使用可能とするクロック信号制御回路を提供することである。
本発明に係るクロック信号制御回路は、クロック信号を安定化させた後に使用可能とするイネーブル信号を出力するクロック信号制御回路であって、クロック信号を受け取って積分し積分電圧値を出力する積分器と、積分器からの積分電圧値と予め定められた閾値とを比較して積分電圧値が閾値以上のオン条件のときにオン信号を出力する検出器と、検出器のオン信号に基づいてイネーブル信号出力端子にイネーブル信号を出力するイネーブル回路と、を備え、検出器は、イネーブル信号の出力をフィードバックして検出器のオン条件を制御するオン条件制御回路を含む。
本発明に係るクロック信号制御回路において、検出器のオン条件制御回路は、積分器の積分電圧値出力端子と接地端子の間に直列接続される2つの抵抗素子で構成される分圧抵抗器であって、2つの抵抗素子の接続点を検出器の入力端子に接続することでオン信号を出力する積分電圧値の閾値である積分電圧閾値を検出器の閾値よりも高くする分圧抵抗器と、イネーブル回路のイネーブル信号出力端子と積分器の積分電圧値出力端子との間に設けられるフィードバック抵抗素子と、を含む。
本発明に係るクロック信号制御回路において、積分器の積分時定数は、積分電圧値が積分電圧閾値に達する時間をクロック信号の出力開始から安定するまでに要する時間として設定される。
本発明に係るクロック信号制御回路において、フィードバック抵抗素子の抵抗値は、積分器の積分飽和電圧値と、積分電圧閾値との間の余裕電圧値の仕様に基づいて設定される。
本発明に係るクロック信号制御回路において、検出器は、入力端子が、ベース端子であり、エミッタ端子が、接地され、コレクタ端子が、2つの抵抗素子を介して、電源に接続された、NPNトランジスタを有する。
本発明に係るクロック信号制御回路において、イネーブル回路は、ベース端子が、2つの抵抗素子の間に接続され、エミッタ端子が、電源に接続され、コレクタ端子が、イネーブル信号の出力端子に接続された、PNPトランジスタを有する。
本発明に係るクロック信号制御回路において、イネーブル信号は、逓倍器に出力される。
本発明に係るクロック信号制御回路は、入力クロック信号を積分した積分電圧値と予め定めた閾値との比較で、クロック信号出力を使用してもよいことを示すイネーブル信号を出力する。積分電圧値が閾値に達するまでの遅延時間を利用して、不安定なクロック信号を排除できる。また、イネーブル信号の出力をフィードバックして検出器のオン条件を制御するので、検出器の誤動作を防ぐことができる。
また、本発明に係るクロック信号制御回路における検出器のオン条件制御回路は、積分器と検出器の入力側との間に分圧抵抗器を設け、オン信号を出力する条件となる積分電圧値の閾値である積分電圧閾値を通常の検出器の閾値よりも高くする。これによって、検出器の閾値によるオン時期の識別がしやすくなり、検出器の動作が安定する。
また、本発明に係るクロック信号制御回路において、フィードバック抵抗素子を用いてイネーブル出力を検出器の入力側である積分器の積分電圧値出力端子にフィードバックする。これによって、オン信号出力時に検出器の検出電圧の閾値を見かけ上引き下げ、検出器の動作を安定させるとともに、積分器の積分電圧の飽和値を高くでき、積分電圧閾値との間に余裕が生じ、検出器の誤動作を防ぐことができる。
また、本発明に係るクロック信号制御回路において、積分器の積分時定数は、積分電圧値が積分電圧閾値に達する時間をクロック信号の出力開始から安定するまでに要する時間として設定されるので、最小限の遅延時間でイネーブル信号を出力できる。
また、本発明に係るクロック信号制御回路において、フィードバック抵抗素子の抵抗値は、積分器の積分飽和電圧値と、積分電圧閾値との間の余裕電圧値の仕様に基づいて設定されるので、必要最小限の余裕電圧値とすることができる。
本発明に係る実施の形態のクロック信号制御回路が用いられる音響再生装置のブロック図である。 本発明に係る実施の形態のクロック信号制御回路の回路図である。 本発明に係る実施の形態のクロック信号制御回路の動作を示すタイムチャートである。横軸は時間、縦軸は電圧値である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下で述べる周波数、電圧値、回路定数等は説明のための例示であって、クロック信号制御回路の仕様に応じ適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、クロック信号制御回路20が用いられる音響再生装置10のブロック図である。音響再生装置10は、例えばユーザ等からのデジタル音声信号を受け取って音声に再生する装置である。デジタル音声信号を受け取るまで音響再生装置10は動作停止している。
音響再生装置10は、デジタル音声信号を受け取ってシステムを起動させる起動信号を出力するシステム起動部12と、起動信号の入力によって動作開始するクロック発生回路14と、そのクロック発生回路14から出力されるクロック信号16を用いて動作する逓倍器18と、クロック信号16の入力後に逓倍器18の内部回路安定を待機し出力を開始させるためのクロック信号制御回路20を含む。逓倍器18はクロック発生回路14からのクロック信号を用いて動作する対象回路の例として示すもので、音響再生装置10においてクロック発生回路14からのクロック信号を用いる他の回路であってもよい。
クロック信号制御回路20は、クロック信号入力端子22と、クロック信号出力端子24と、イネーブル信号出力端子26とを備える。クロック信号出力端子24にはクロック信号入力端子22に入力されるクロック信号16がそのまま出力される。
逓倍器18は、クロック信号出力端子24とイネーブル信号出力端子26に接続され、クロック信号出力端子24からのクロック信号16を所定の逓倍率で逓倍した逓倍クロック信号を出力する回路である。所定の逓倍は、例えば、256倍=28倍等である。逓倍器18にはクロック発生回路14から出力されるクロック信号16が常時入力されるが、イネーブル信号出力端子26から出力されるイネーブル信号がハイレベル(H)になるまでは動作開始せず、イネーブル信号がハイレベル(H)の間だけ出力動作し、イネーブル信号がローレベル(L)となると直ちに出力動作を停止する。イネーブル信号がハイレベル(H)になるまで動作開始しないのは、逓倍器18がクロック信号16を受けてからしばらくの間は逓倍器内部回路の動作が安定しないことがあるので、その遷移期間を避けるためである。イネーブル信号がローレベル(L)になると直ちに動作を停止するのは、ノイズによって誤動作することを避けるためである。なお、イネーブル信号がローレベル(L)で動作開始し、ハイレベル(H)で動作停止するものとしてもよい。
クロック信号制御回路20は、積分器30と検出器32とイネーブル回路34とを含む。検出器32は、オン条件制御回路36を含む。積分器30と検出器32とイネーブル回路34はクロック信号入力端子22からイネーブル信号出力端子26の間に互いに直列接続されて配置される。検出器32においてオン条件制御回路36は、イネーブル回路34から、積分器30との接続点に向かうフィードバックループに配置される。クロック信号制御回路20は、クロック信号16の入力後に逓倍器18が安定した状態でイネーブル信号のハイレベル(H)を出力し、クロック発生回路14が動作停止してクロック信号16を出力しなくなったことによりイネーブル信号のローレベル(L)を出力することによって逓倍器18の出力動作を制御する回路である。
積分器30は、クロック信号16を受け取って積分し積分電圧値を出力する回路である。検出器32は、積分器30からの積分電圧値と予め定められた閾値とを比較して積分電圧値が閾値以上のときにオン信号を出力する回路である。イネーブル回路34は、検出器32のオン信号に基づいてイネーブル信号出力端子26にイネーブル信号を出力する回路である。オン条件制御回路36は、イネーブル信号の出力に基づいて検出器32のオン条件を制御する信号を検出器32の入力側にフィードバックする回路である。
図2は、クロック信号制御回路20の回路図である。図2にはクロック信号制御回路20の構成要素ではないが、クロック発生回路14がモデル的に直流電源V1で示されている。クロック発生回路14の出力仕様の一例を挙げると、周波数が44kHz、一周期Tが約22.7μs、50%デューティ、振幅3.30Vの矩形波である。
積分器30は、R2とC1で構成される。R2の一方端子はクロック信号入力端子22に接続され、他方端子はC1の一方端子に接続される。C1の他方端子は接地される。積分器30は、R2とC1で定まる積分時定数で、クロック信号入力端子22から入力されたクロックパルスを積分し、R2の他方端子とC1の一方端子の接続点Aに積分電圧値VDETとして出力する。クロックパルスは、半周期(T/2)の約11.35μsは3.30Vで、後の半周期(T/2)の約11.35μsは0Vであるので、3.30Vの約11.35μsの期間で積分器30を充電し、0Vの約11.35μsの期間で放電する。この充放電の結果が積分電圧値VDETとなる。
検出器32は、図2でQ1と示すNPNトランジスタである。Q1は、エミッタ端子が接地され、コレクタ端子は、抵抗素子R6、R7を介してV2で示すシステム電源に接続される。システム電源は、接地に対し3.30Vの直流電源である。Q1のベース端子は、図2のB点に接続される。検出器32は、B点の電圧値が閾値を超えるとオンし、図2でVC1と示す点の電圧値がほぼ接地レベルとなり、抵抗素子R6、R7の接続点Cの電圧値を低下させる。
イネーブル回路34は、図2でQ2と示すPNPトランジスタである。Q2は、エミッタ端子にV2で示すシステム電源の+3.30Vの電圧値が懸けられ、コレクタ端子は、R8を介して接地される。Q2のベース端子は、抵抗素子R6、R7の接続点Cに接続される。したがって、検出器32を構成するQ1がオンすると、Q2もオンし、コレクタ端子とR8の接続点Dの電圧値VC2を上げてハイレベル(H)とする。電圧値VC2はイネーブル信号の電圧値である。接続点Dはイネーブル信号出力端子26に接続される。このように、イネーブル回路34は、検出器32のオン信号に基づいてイネーブル信号出力端子26にイネーブル信号を出力する。
オン条件制御回路36は、検出器32を構成するトランジスタQ1の動作を安定させるために、積分電圧値VDETをそのままトランジスタQ1のベース端子に入力せずに、動作マージンを持たせたオン条件電圧とする回路である。換言すれば、オン信号出力時に検出器32の閾値を見かけ上低くなるように制御する閾値制御を行う回路である。オン条件制御回路36は2つの部分から構成される。
1つは、検出器32を構成するトランジスタQ1がオンするときのマージンを大きくするもので、B点の電圧値よりもVDETの電圧値を高くする分圧抵抗器である。分圧抵抗器は、積分器の積分電圧値VDETが出力されるA点と接地端子の間に直列接続される2つの抵抗素子R5、R4で構成される。2つの抵抗素子R5、R4の接続点Bが検出器32を構成するトランジスタQ1のベースの入力端子に接続される。これにより、[(VDET−0V)×{R4/(R4+R5)}]=(B点の電圧値)となり、VDET=[(B点の電圧値)×{(R4+R5)/R4}]となる。
したがって、検出器32をオンする積分電圧値VDETの閾値である積分電圧閾値VDETthは、検出器32の閾値Vthより高くできる。例えば、Vthを約0.6Vとして、VDETthを約0.8Vとできる。これによって検出器32の閾値Vthによるオン時期の識別がしやすくなり、検出器32の動作が安定する。例えば、検出器32のオンオフが0.6V±0.05Vでばらつくとして、これを積分電圧値で見ると、(±0.05V)×(0.8V/0.6V)=(±0.67V)の範囲のばらつきであれば、オンオフ状態は変わらない。
もう1つは、検出器32を構成するトランジスタQ1がオンし、イネーブル回路34を構成するトランジスタQ2がオンした後の誤動作マージンを大きくし、オン信号出力時に見かけ上の検出器閾値を引き下げるもので、イネーブル信号の電圧値VC2を検出器32の入力側に正帰還するフィードバック抵抗素子R9である。フィードバック抵抗素子R9は、VC2が出力される接続点DとVDETが出力される接続点Aとの間を接続する。クロック発生回路14をVDETに対する1つの電源と考えると、VC2は、VDETに対するもう1つの電源として働き、VC2をVDETにフィードバックすることで、トランジスタQ1のベース電流を増加し、かつVDETの積分飽和電圧値VDETsatを高くする。これによって、検出器32を構成するトランジスタQ1のオン遷移を加速し、かつオンしているときに、VDETの値はVDETsatの範囲でVDETthよりも高くできる。換言すれば、オフとオンの切り替わりを明確にさせつつ、積分電圧閾値VDETthと積分電圧飽和値VDETsatとの間に余裕が生じ、検出器32の誤動作を防ぐことができる。
積分器30の積分時定数は、積分電圧値VDETが積分電圧閾値VDETthに達する時間がクロック信号16の入力開始から逓倍器18の内部回路動作が安定するまでに要する時間となるように設定される。逓倍器18が安定するまでに要する時間は、仕様等で予め定められる。例えば、100μsで安定する仕様のときは、1周期Tが約22.7μsのクロック信号16を用いるのであれば、余裕を見て6周期=(約22.7μs×6)=約136.2μsで積分電圧値VDETが0Vから積分電圧閾値VDETthまで達するように、R2とC1の値が設定される。
フィードバック抵抗素子R9の抵抗値は、積分器30の積分飽和電圧値VDETsatと、積分電圧閾値VDETthとの間の余裕電圧値の仕様に基づいて設定される。例えば、トランジスタQ1がオンする閾値Vthを約0.6Vとし、積分電圧閾値VDETthを約0.8Vとすると、トランジスタQ1がオンするときの動作マージンは約0.2Vである。トランジスタQ1とトランジスタQ2がオンするときのノイズマージンのための余裕電圧値を約0.3Vとするときは、VDETsatを(約0.8V+約0.3V)=約1.1Vとする。このようにすることで、トランジスタQ1とトランジスタQ2がオンするときのノイズマージンを十分な大きさとできる。
余裕電圧値の設計により、クロック信号16が停止した際に許容するイネーブル時間を設定する。クロック信号16の停止時、積分器30は、自身および、R4、R5、R8、R9を介した自然放電により、VDETは減衰する。VDETが検出器32の閾値電圧を下回ったときにイネーブル回路34は出力端子26にローレベル(L)を出力する。
上記構成の動作を図3のタイムチャートを用いてさらに詳細に説明する。図3の横軸は時間で、縦軸は電圧値で、クロック信号16、積分電圧値VDET、イネーブル信号の電圧値VC2の時間変化が示されている。
時間t1は、システム起動部12から起動信号が出力された時間で、このときからクロック発生回路14は周期Tのクロック信号16を出力開始する。積分器30は、クロック信号16を積分するので、積分電圧値VDETは、R2とC1で定まる時定数で0Vから次第に上昇する。時間t2は、積分電圧値VDETが積分電圧閾値VDETthに達した時間である。VDETthは約0.8Vで、検出器32を構成するトランジスタQ1の閾値Vthの約0.6Vよりも高く設定される。
時間t2で、トランジスタQ1とトランジスタQ2がオンし、VC2はV2=3.30Vとなる。イネーブル信号の電圧値VC2はハイレベル(H)となるので、逓倍器18は、クロック信号16を用いた逓倍出力動作を開始する。時間t2は、クロック信号16の6周期分に相当するように、積分器30の積分時定数が設定されるので、時間t1から時間t2の遅延時間の間、クロック信号16がクロック発生回路14から出力されてもイネーブル信号がハイレベル(H)とならない。遅延時間が経過した時間t2以後は、逓倍器18の内部回路動作が安定するので、クロック発生回路14の動作開始の直後の不安定なクロック信号を使用せず、安定化した逓倍動作を行うことができる。
なお、フィードバック抵抗素子R9によってVC2がVDETにフィードバックされるので、イネーブル信号がローレベル(L)からハイレベル(H)に遷移するときにおける、トランジスタQ1のチャタリングが抑制される。
時間t3は、デジタル音声信号の入力が無くなってシステム起動部12からの起動信号が停止し、クロック発生回路14の動作が停止し、クロック信号16が出力されなくなったときである。これによって、積分器30は放電し、VDETは0Vに向かって次第に低下する。
時間t4は、VDETが低下して、再びVDETthを横切る時間である。VDETがVDETth未満となると、イネーブル信号の電圧値VC2はローレベル(L)となる。このようにすることで、クロック信号16が無くなった後で逓倍器18がノイズによって誤動作することを防止する。積分器30の放電時定数設計により、クロック信号16が無くなってからイネーブル信号の電圧値VC2がローレベル(L)になるまでの時間(t4−t3)を、(t2−t1)とほぼ同じとしている。
このように、積分器30によって遅延時間を形成して、クロック発生回路14の起動直後の不安定な遷移期間を避け、逓倍器18等の対象回路を安定状態で動作させることができる。また、クロック信号制御回路20を用いることで、検出器32の動作マージンを十分に取ることが可能になる。
10 音響再生装置、12 システム起動部、14 クロック発生回路、16 クロック信号、18 逓倍器、20 クロック信号制御回路、22 クロック信号入力端子、24 クロック信号出力端子、26 イネーブル信号出力端子、30 積分器、32 検出器、34 イネーブル回路、36 オン条件制御回路。

Claims (7)

  1. クロック信号を安定化させた後に使用可能とするイネーブル信号を出力するクロック信号制御回路であって、
    該クロック信号を受け取って積分し積分電圧値を出力する積分器と、
    該積分器からの該積分電圧値と予め定められた閾値とを比較して該積分電圧値が該閾値以上のオン条件のときにオン信号を出力する検出器と、
    該検出器の該オン信号に基づいてイネーブル信号出力端子に該イネーブル信号を出力するイネーブル回路と、
    を備え、
    該検出器は、該イネーブル信号の出力をフィードバックして該検出器の該オン条件を制御するオン条件制御回路を含む、クロック信号制御回路。
  2. 前記検出器の前記オン条件制御回路は、
    前記積分器の積分電圧値出力端子と接地端子の間に直列接続される2つの抵抗素子で構成される分圧抵抗器であって、該2つの抵抗素子の接続点を該検出器の入力端子に接続することで前記オン信号を出力する前記積分電圧値の閾値である積分電圧閾値を該検出器の前記閾値よりも高くする分圧抵抗器と、
    前記イネーブル回路の前記イネーブル信号出力端子と該積分器の該積分電圧値出力端子との間に設けられるフィードバック抵抗素子と、
    を含む、請求項1に記載のクロック信号制御回路。
  3. 前記積分器の積分時定数は、
    前記積分電圧値が前記積分電圧閾値に達する時間を前記クロック信号の出力開始から安定するまでに要する時間として設定される、請求項2に記載のクロック信号制御回路。
  4. 前記フィードバック抵抗素子の抵抗値は、
    前記積分器の積分飽和電圧値と、前記積分電圧閾値との間の余裕電圧値の仕様に基づいて設定される、請求項2に記載のクロック信号制御回路。
  5. 前記検出器は、
    入力端子が、ベース端子であり、
    エミッタ端子が、接地され、
    コレクタ端子が、2つの抵抗素子を介して、電源に接続された、NPNトランジスタを有する、請求項1に記載のクロック信号制御回路。
  6. 前記イネーブル回路は、
    ベース端子が、前記2つの抵抗素子の間に接続され、
    エミッタ端子が、前記電源に接続され、
    コレクタ端子が、前記イネーブル信号出力端子に接続された、PNPトランジスタを有する、請求項5に記載のクロック信号制御回路。
  7. 前記イネーブル信号は、逓倍器に出力される、請求項1から6のいずれか1項に記載のクロック信号制御回路。
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