JP6127166B1 - タイヤ空気充填用安全柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性の高いタイヤ空気充填用安全柵を提供する。【解決手段】ホイール付タイヤを起立させた状態で載置可能なベース部2と、ベース部2に載置されたホイール付タイヤの軸線方向両側に互いに間隔をあけて平行に立設された、開口を有する一対の柵体4a、4bと、一対の柵体4a、4bの各々から軸線方向に離間して、一対の柵体4a、4bの各々の開口に対峙するように配設された一対の防風パネル10、11、12を設ける。【選択図】 図1

Description

本発明は、タイヤ空気充填用安全柵に関する。
従来技術のタイヤ空気充填用安全柵は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術では、長手の板状体からなる水平なベース板と、ベース板の長手方向片側に偏った位置に、乗載されるホイール付タイヤの幅より大きな間隔をあけて立設された左右一対の側枠と、前記一対の側枠間に乗載されたホイールの軸穴を貫通して左右の側枠に止着される紐部材とを備える。ベース板の側枠が形成された側とは反対側のベース板上には、自動車が車輪を乗り上げることができる乗り上げ部を設け、この乗り上げ部に自動車の車輪を乗り上げることにより、タイヤ空気充填用安全柵の転倒を防止している。
特開2013−71490号公報
ホイールに装着されたタイヤ(以下、ホイール付タイヤという)は、トレッド部よりもサイドウォール部の強度が小さいため、空気充填作業おけるタイヤの破裂は、タイヤのサイドウォール部で生じることが多く、ホイール付タイヤの破裂(以下、タイヤの破裂という)に伴う爆風の影響は、タイヤの側方に及ぶことが多い。また、タイヤの破裂に伴うタイヤ破片が、タイヤの側方に飛び散る怖れがある。
しかしながら、特許文献1に記載のタイヤ空気充填用安全柵は、タイヤの側方にはタイヤを位置決めするためのフレームがあるのみであり、タイヤ破裂の影響が周辺に及ぶ恐れがある。
本発明の目的は上記従来技術のように、空気充填作業時に、タイヤが破裂しても爆風や破片の飛散を防ぎ、安全性を向上することができるタイヤ空気充填用安全柵を提供することである。
本発明は、ホイール付タイヤを起立させた状態で載置可能なベース部と、
前記ベース部に載置されたホイール付タイヤの軸線方向両側に互いに間隔をあけて平行に立設された、開口を有する一対の柵体と、
前記一対の柵体の各々から前記軸線方向に離間して、前記一対の柵体の各々の前記開口に対峙するように配設された一対の防風パネルであって、前記軸線に垂直な平坦部と、該平坦部の周縁部の少なくとも一部に連なり、柵体側に折曲げられた折曲げ部と、を有する防風パネルと、含むことを特徴とするタイヤ空気充填用安全柵である。
また、本発明は、折曲げ部は、平坦部と鈍角をなしていることを特徴とする。
また、本発明は、柵体の開口を覆うように金網を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、防風パネルは、スリットを有することを特徴とする。
本発明によれば、ホイール付タイヤを起立させた状態で載置可能なベース部と、ベース部に載置されたホイール付タイヤの軸線方向両側に互いに間隔をあけて平行に立設された、開口を有する一対の柵体と、一対の柵体の各々から軸線方向に離間して、一対の柵体の各々の開口に対峙するように配設された一対の防風パネルとを備えることにより、防風パネルにより、タイヤが破裂したときの爆風や破片を防風パネルで受け止めるとともに、爆風を防風パネルの面方向に沿って拡散させることで、爆風の影響を軽減することできる安全性の向上を図ることのできるタイヤ空気充填用安全柵を実現することができる。
た、防風パネルは、前記軸線に垂直な平坦部と、平坦部の周縁部の少なくとも一部に連なり、柵体側に折曲げられた折曲げ部と、を有することにより、爆風を作業者のいない安全な方向に導くことがきる。
また、本発明によれば、折曲げ部は、平坦部と鈍角をなしていることにより、爆風の圧力が防風パネルの折曲げ部に与える影響を軽減することができる。
また、本発明によれば、柵体の開口を覆うように金網を設けることにより、タイヤが破裂して、タイヤの破片が側方に跳ばされても、金網にタイヤの破片が衝突して衝撃を和らげることができるので、タイヤの破片が直接防風パネルに衝突することがないので、防風パネルの損傷を防止し、タイヤが破裂した場合の作業者に対する安全性を高めることができる。
また、本発明によれば、防風パネルは、スリットを有することにより、爆風の一部をスリットから逃がして爆風による防風パネルの破損を防ぐことができる。
本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図である。 本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す左側面図である。 本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す右側面図である。 本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す上面図である。 本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す背面図である。 切断面線A−Aを示す拡大略断面図である。 本発明の他の実施の形態であるタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図である。 本発明の他の実施の形態であるタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図である。 タイヤ空気充填用安全柵の防風パネルに設けられたスリット形成部の拡大図である。
図1は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図であり、図2は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す左側面図であり、図3は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す右側面図であり、図4は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す上面図であり、図5は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵を示す背面図である。本実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1は、たとえば、タイヤ販売店、自動車修理工場、給油所などにおいて、ホイールに装着されたタイヤに空気を充填する際に、タイヤの損傷などに起因してタイヤが破裂したときの破片の飛散を防止するために用いられる。
本実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1は、ホイール付タイヤを起立させた状態で載置可能なベース部2とベース部2を下方から支える脚部3と、ベース部2に載置されるホイール付タイヤの軸線方向の両側に位置するように立設された一対の柵体4a、4bを含んでいる。
ベース部2には、長辺も寸法が1015mm、短辺の寸法が500mm、厚さが4.5mmの長方形状の鋼板を用いることができる。ベース部2のほぼ中央部に矩形の開口2aを有している。開口2aは、タイヤ空気充填用安全柵1にホイール付タイヤを載置した際に、タイヤの一部が開口2aに嵌まり込むことにより、ホイール付タイヤの位置決めに使われるものである。開口2aにより、ベース部2の長辺方向ほぼ中央にタイヤを安定して載置できる。また、ホイール付タイヤを柵体4a、4bからの距離を保って載置することができるので、ホイール付タイヤが柵体に近づきすぎることを防ぐことができる。ベース部2の長辺方向における開口2aの幅は、240mmであり、ベース部2の短辺方向における開口2aの幅は318mmである。また、開口2aの柵体4a、4bと平行な2辺にはリブ2b、2cが設けられている。リブ2b、2cにより、位置決めしたホイール付タイヤが転倒しにくくなる。
柵体4a、4bは、長方形状のベース部2の長辺に沿って立設されている。柵体4a、4bの間隔は、450mm〜500mm程度である。柵体4aの側面には、開口6と開口7、開口8が設けられている。柵体4bには1つの開口9が設けられている。
柵体4aと柵体4bは、タイヤ空気充填用安全柵1の上部の連結体5a、5b、5cによって連結されている。連結体5a上には、タイヤに空気を充填するための充填装置23が設置されている。充填装置23の左方に充填装置の操作部24があり、充填装置23の裏側には、充填装置23に空気を供給するための配管部25が配置されている。作業者は操作部24に向かってタイヤの空気の充填作業を行うことになる。図1おいて、左側を操作側とする。
正面図1における柵体4aの外形は、上辺が800mm下辺が1015mm程度高さが950mmの台形である。操作側に近い縦方向の一辺が上に行くに従い操作側から離れる方向に傾斜している。また、柵体4aは、操作側に近い順に開口6、開口7及び開口8が設けられている。開口6は、台形形状であり、開口6の辺6aが上に行くに従い操作側から離れる方向に傾斜している。
開口7は、ホイール付タイヤに空気を充填する際に、タイヤバルブ27とホース26を接続するために設けられているものであり、各種サイズのタイヤに対応できるように形状は縦長である。作業者は、タイヤバルブ27を開口7の位置に来るようにホイール付タイヤ28をセットし、ホース26をタイヤバルブ27に接続してタイヤに空気を充填する。3つの開口のうち、操作部側から最も離れた開口8は、長方形状である。
柵体4aと対をなし、柵体4aと平行に設けられた柵体4bには、柵体4bの外形に沿って台形の開口9が設けられている。開口9は、台形の柵体4bの周縁部を除く部分に設けられている。
タイヤ空気充填用安全柵1を構成するベース部2、脚部3、柵体4a、4b、連結体5a、5b、5cを構成する素材として、アルミ合金や鋼を用いることができる。
柵体4aから、ベース部2に載置されるホイール付タイヤの軸線方向に離間して、柵体4aの開口6に対峙するように、防風パネル10が配設されている。防風パネル10は、柵体4aの開口6の全体を覆い隠している。また、防風パネル10は、平坦部10pと平坦部から連なる周縁部10a、10b、10c、10dで構成されている。
柵体4aから、ベース部2に載置されるホイール付タイヤの軸線方向に離間して、柵体4aの開口8に対峙するように、防風パネル11が配設されている。防風パネル11は、柵体4aの開口8の全体を覆い隠しており、開口8よりも大きい長方形である。また、防風パネル11は、平坦部11pと平坦部11pから連なる周縁部11a、11b、11c、11dで構成されている。
柵体4aと対をなす柵体4bから、ベース部2に載置されるホイール付タイヤの軸線方向に離間して、柵体4bの開口9に対峙するように、防風パネル12が配設されている。防風パネル12は、柵体4bの開口9の全体を覆い隠している。また、防風パネル12は、平坦部12pと平坦部12pから連なる周縁部12a、12b、12c、12dで構成されている。このように、タイヤ空気充填用安全柵1は、柵体4aに配設された防風パネル10,11と対をなす柵体4bに配設された防風パネル12を有している。
防風パネルは、厚さ1mm程度の鋼板を用いることができる。防風パネルの素材としては、アルミ合金、鋼、プラスチックなどを用いることができる。防風パネルは、タイヤが破裂したときの爆風を受け止めるともに、爆風を防風パネルの面方向に沿って拡散させることで、爆風の影響を軽減することできる。
各防風パネルは、柵体にボルト・ナットによって固定される。各柵体の各開口の周縁に防風パネルとの締結部が配置されている。図6は、図1の切断面線A−Aを示す拡大略断面図である。柵体4aの内側からボルト13が柵体4aに設けられた穴14に挿入され、柵体4bの外側のロングナット15に螺合される。また、防風パネル11の外側からボルト16が穴17に挿入されロングナット15に螺合される。このようにして、防風パネル11は、ロングナット15の長さ分だけ、柵体4aから外側に離れて固定されることになる。ロングナットの長さは20mmから50mmが適当である。このような柵体と防風パネルの締結部を、柵体の開口の周縁に複数個設けることにより、防風パネルは、柵体から所定の間隔をもって、柵体から離間して固定される。防風パネル11の柵体4aへ固定方法と同様にして、防風パネル10は、柵体4aに、防風パネル12は、柵体4bに固定される。
各ロングナットの長さが同じ場合には、柵体と防風パネルの間隔は一定であり、防風パネルは柵体に平行に取付けられるが、ロングナットの長さを変化させることにより、防風パネルを柵体に角度を持って取付けることができる。操作側に近いロングナットに対して、操作側から遠いロングナットを長くすることにより、防風パネルと柵体との間隔を操作側よりも、操作側から遠い側を大きく設定できる。この場合、柵体と防風パネルのなす角度は0度から3度が好ましい。
防風パネルと柵体との間隔を操作側よりも、操作側から遠い側を大きくすることにより、爆風が操作側から離れる方向に流れやすくなり、タイヤの空気充填作業の安全性を高めることができる。
防風パネル11の操作部に近い側の縁である操作側の周縁部11aは、平坦部11pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部11pと周縁部11aがなす角は135度である。一方、操作部に遠い側の周縁部11cは、折曲げられていない。このように、操作側の周縁部11aを柵体4aに近付く方向に折曲げて、周縁部11aと柵体4aの隙間を操作側から遠い周縁部11cの隙間よりも小さくする。タイヤが破裂した際の爆風は、防風パネルに当たって防風パネルの面に沿って流れようとするが、柵体4aと周縁部11aの隙間が小さいので、その部分が高圧になり、爆風は比較的低圧の周縁部11cに向かうことになる。このようにして、爆風を操作部から離れる方向に導くことができる。なお、周縁部11aの端部と柵体4aの隙間dは1mm程度あり、隙間から爆風を適度に逃がすことで、周縁部11aにかかる力を軽減し爆風による防風パネルの破壊を防ぐことができる。
防風パネル11の下側の周縁部11bは、周縁部11aと同様に、平坦部11pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部11pと周縁部11bがなす角は135度である。一方、防風パネル11の上側の周縁部11dは折曲げられていない。防風パネルの下側の周縁部11bを柵体に近付く方向に折曲げることで、防風パネル11の下側の周縁部11bの端部と柵体4aの隙間を防風パネルの上側の周縁部11dと柵体4aの隙間よりも小さくすることにより、タイヤが破裂した際の爆風を上方に導くことができる。また、爆風が下側に流れるのを抑制することができる。なお、周縁部11bの端部と柵体4aの隙間は1mm程度あり、隙間から爆風を適度に逃がすことで、周縁部11bにかかる力を軽減し、爆風による防風パネルの破壊を防ぐことができる。
防風パネル11の操作側とは反対側の周縁部11c及び防風パネル11の上側の周縁部11dは折曲げられていない。このため、タイヤが破裂した場合に、爆風は主として防風パネル11の操作側とは反対側の周縁部11c及び上側の周縁部11dから流出することになり、作業者へ及ぶ爆風の影響を小さくすることができる。
防風パネル10の操作部に近い側の縁である操作側の周縁部10aは、平坦部10pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部10pと周縁部10aがなす角は135度である。一方、操作部に遠い側の周縁部10cは折曲げられていない。このように、操作側の周縁部10aを柵体4aに近付く方向に折曲げて、周縁部10aと柵体4aの隙間を操作側から遠い周縁部10cの隙間よりも小さくすることにより、爆風を操作部から離れる方向に導くことができる。なお、周縁部10aの端部と柵体4aの間の隙間は1mm程度あり、隙間から爆風を適度に逃がすことで周縁部10aにかかる力を軽減し、爆風による防風パネルの破壊を防ぐことができる。
防風パネル10の下側の周縁部10bは、平坦部10pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部10pと周縁部10bがなす角は135度である。一方、防風パネル10の上側の周縁部10dは折曲げられていない。防風パネルの下側の周縁部10bを柵体に近付く方向に折曲げることで、防風パネル11の下側の周縁部10bの端部と柵体4aの隙間を防風パネルの上側の周縁部10dと柵体4aの隙間よりも小さくすることにより、タイヤが破裂した際の爆風を上方に導くことができる。なお、周縁部10bの端部と柵体4aの間の隙間は1mm程度あり、わずかに爆風を逃がすことで周縁部10bにかかる力を軽減し、爆風による防風パネルの破壊を防ぐことができる。
防風パネル10の操作側とは反対側の周縁部10c及び防風パネル10の上側の周縁部10dは折曲げられていない。このため、タイヤが破裂した場合に、爆風は主として防風パネル10の操作側とは反対側の周縁部10c及び上側の周縁部10dから流出することになり、作業者へ及ぶ爆風の影響を小さくすることができる。
タイヤ空気充填用安全柵を示す背面図において、柵体4aと対をなす柵体4bには台形の開口9が設けられている。開口9は、台形の柵体4bの周辺部を除く部分に設けられている。
防風パネル10、11と対を成す防風パネル12の操作部に近い側の縁である操作側の周縁部12aは、平坦部12pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部12pと周縁部12aがなす角は135度である。一方、操作部に遠い側の周縁部12cは折曲げられていない。このように、操作側の周縁部12aを柵体4bに近付く方向に折曲げて、周縁部12aと柵体4bの隙間を操作部に遠い側の周縁部12cの隙間よりも小さくすることにより、爆風を操作部から離れる方向に導くことができる。なお、周縁部12aの端部と柵体4bの間の隙間は1mm程度あり、わずかに爆風を逃がすことで周縁部12aにかかる力を軽減している。
防風パネル12の下側の周縁部12bは、平坦部12pと鈍角をなすように、柵体側に折曲げられた折曲げ部である。実施例においては、平坦部12pと周縁部12bがなす角は135度である。一方、防風パネル12の上側の周縁部12dは折曲げられていない。防風パネルの下側の周縁部12bを柵体に近付く方向に折曲げることで、防風パネル12の下側の周縁部10bの端部と柵体4aの隙間を防風パネルの上側の周縁部10dと柵体4aの隙間よりも小さくすることにより、タイヤが破裂した際の爆風を上方に導くことができる。なお、周縁部12bの端部と柵体4bの間の隙間は1mm程度あり、わずかに爆風を逃がすことで周縁部12bにかかる力を軽減し、爆風による防風パネルの破壊を防ぐことができる。
防風パネル12の操作側とは反対側の周縁部12c及び防風パネル12の上側の周縁部12dは折曲げられていないので、このため、タイヤが破裂した場合に、爆風は主として防風パネル12の操作側とは反対側の周縁部12c及び上側の周縁部12dから流出することになり、作業者へ及ぶ爆風の影響を小さくすることができる。
図7は、本発明の別の実施の形態であるタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図である。柵体の開口に金網を張架する。金網18aを開口6を覆うように設ける。また、金網18bを開口8を覆うように設ける。また、図示しないが金網を開口9に覆うように設ける。ホイール付タイヤが破裂して、ホイール付タイヤが側方に跳ばされても、金網にホイール付タイヤが衝突し、ホイール付タイヤが直接防風パネルに衝突することがないので、防風パネルの損傷を防ぐことができる。また、タイヤが破裂した場合の作業者に対する安全性を高めることができる。
図8は、本発明の別の実施の形態であるタイヤ空気充填用安全柵を示す正面図である。防風パネル10にスリット19a、19b、19cを設ける。また、防風パネル11にスリット19d、19e、19fを設ける。また、図示しないが防風パネル12にスリットを設ける。
タイヤが破裂した場合に、爆風によって、防風パネルが外側に撓んで衝撃を吸収するが、撓み量が大きくなると防風パネルが破損する恐れがある。そこで、防風パネルにスリットを入れることにより、爆風をスリットから逃がして爆風による防風パネルの破損を防ぐことができる。
図9は、タイヤ空気充填用安全柵の防風パネルに設けられたスリット形成部の拡大図である。防風パネル10にC字状に切り込み20を設ける。次に折曲げ線22おいて、折曲げ部21を柵体から離れる方向に曲げて切起こしを行うことにより、スリット19aを形成した。切起こしを行った折曲げ部21と防風パネル10がなす角は10度から30度である。タイヤの破裂による爆風の一部はスリット19aから防風パネル10の外側に流出するが、折曲げ部21により、操作側から離れる方向に爆風が導かれるので、作業者の安全性を向上させることができる。
スリットは、防風パネルに穴を開けて形成してもよい、また、スリットは防風パネルの撓み量が大きくなる防風パネルの中央付近に設けることが好ましい。
1 タイヤ空気充填用安全柵
2 ベース部
3 脚部
4a、4b 柵体
5a、5b、5c 連結体
6、7、8、9 開口
10防風パネル
10a、10b、10c、10d、11a、11b、11c、11d、12a、12b、12c、12d 周縁部
10p、11p 平坦部
11、12 防風パネル
12p 平坦部
13、16 ボルト
14、17 穴
15 ロングナット
18a、18b 金網
19a、19b、19c、19d、19e、19f スリット
20 切り込み
21 折曲げ部
22 折曲げ線
23 充填装置
24 操作部
25 配管部
26 ホース
27 タイヤバルブ
28 ホイール付タイヤ

Claims (4)

  1. ホイール付タイヤを起立させた状態で載置可能なベース部と、
    前記ベース部に載置されたホイール付タイヤの軸線方向両側に互いに間隔をあけて平行に立設された、開口を有する一対の柵体と、
    前記一対の柵体の各々から前記軸線方向に離間して、前記一対の柵体の各々の前記開口に対峙するように配設された一対の防風パネルであって、前記軸線に垂直な平坦部と、該平坦部の周縁部の少なくとも一部に連なり、柵体側に折曲げられた折曲げ部と、を有する防風パネルと、を含むことを特徴とするタイヤ空気充填用安全柵。
  2. 前記折曲げ部は、前記平坦部と鈍角をなしていることを特徴とする請求項に記載のタイヤ空気充填用安全柵。
  3. 前記柵体の前記開口を覆うように金網を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ空気充填用安全柵。
  4. 前記防風パネルは、スリットを有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のタイヤ空気充填用安全柵。
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