JP6125798B2 - パターンの製造方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、EUVL用マスクの多層膜の反射率は入射角度依存性が強いため、照明光の入射角度の角度分布が大きいと、入射角度によっては多層膜の反射率が低下し、EUVL用マスクとしての性能が低下する。さらに、投影光学系の開口数(NA)の増大および変形照明法を組み合わせると、照明光の入射角度の拡がりがさらに大きくなるため、入射角度によって多層膜の反射率が大幅に変化し、微細なラインパターンの転写が困難になる。
まず、本発明のパターンの製造方法について説明する。
本発明のパターンの製造方法は、基板上に多層膜および吸収体パターンが形成された反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を上記反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて上記反射型マスクの上記吸収体パターンを被処理基板上に形成されたレジスト膜に投影し、上記反射型マスクおよび上記レジスト膜が形成された上記被処理基板を同期走査して露光を行う露光工程を有するパターンの製造方法であって、上記吸収体パターンは、複数の平行な最小寸法のラインパターンを有し、上記照明光学系は、上記反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行い、上記露光工程では、上記反射型マスクの走査方向と、上記最小寸法のラインパターンの長手方向とが平行であることを特徴とする。
図1(a)は本発明に用いられる反射型マスクの一例を示す概略平面図であり、図1(b)は本発明に用いられる反射型マスクの一例を示す概略断面図である。図1(a)に例示するように、反射型マスク1は、中央部には回路パターンが形成されている回路パターン領域11を有し、周辺部にはアライメントマークが形成されているアライメントマーク領域12を有している。また、図1(b)に例示するように、反射型マスク1は、基板2と、基板2上に形成された多層膜3と、多層膜3上に形成されたキャッピング層4と、キャッピング層4上に形成された吸収体パターン5と、吸収体パターン5上に形成された反射防止層6とを有している。また、基板2の裏面には、反射型マスク1を静電チャックするための導電膜7が形成されている。
投影光学系において、反射型マスクの吸収体パターンを精度良く一括転写できる領域は、図3(a)に例示するように反射型マスク1上の円弧領域13に限られる。ここで、反射型マスク1をx方向、すなわち投影光学系の光軸に垂直な面内の矢印14に示す向きに移動させると、円弧領域13は反射型マスク1のパターン面を矢印15に示す向き(矢印14と反対の向き)に移動することになる。そのため、例えば図2において、反射型マスク1とレジスト膜が形成された半導体基板20とを所定の位置に同期移動させて露光を行うことにより、反射型マスク1に形成されている所望の吸収体パターンのすべてをレジスト膜が形成された半導体基板20上に転写することができる。
通常、照明光21の主光線22の入射角度θCと正反射光32の反射角度θRは同一であり、例えば6度〜9度程度である。反射光31(回折光)の拡がりを示す角度θMNAは投影光学系の開口数で決まる値であり、例えば3.6度〜8度程度である。また、通常、照明光21の角度分布を示す角度θSは、反射光31(回折光)の拡がりを示す角度θMNA以下の値となる。
図4(c)に例示するように、反射型マスク1の吸収体パターンは多数の平行な微細なラインパターン5aを有している。そして、図4(b)、(c)に例示するように、露光工程では、反射型マスク1の走査方向D1が反射型マスク1の最小寸法のラインパターン5aの長手方向D2に対して平行になるように、反射型マスク1およびレジスト膜が形成された半導体基板(図示なし)を同期走査して露光を行う。また、図4(a)に例示するように、変形照明を実現する有効光源55は2個の開口部56a、56bを有しており、この有効光源55によりダイポール照明を行うことができる。有効光源55では、照明光の主光線の位置を示す中心Qからは照明光は放出されない。一般的にダイポール照明においては、微細なラインパターンを形成するために、図4(a)〜(c)に示すように、有効光源55の開口部56a、56bは、反射型マスク1のラインパターン5aの長手方向D2と直交する方向に互いに離れて配置される。
仮に、図5(b)、(c)に例示するように、反射型マスク1の走査方向D1と反射型マスク1の最小寸法のラインパターン5aの長手方向D2とが直交するように、反射型マスク1およびレジスト膜が形成された半導体基板(図示なし)を同期走査して露光を行う場合を考える。上述したように、一般的にダイポール照明においては、微細なラインパターンを形成するために、図5(a)〜(c)に示すように、有効光源55の開口部56a、56bは、反射型マスク1のラインパターン5aの長手方向D2と直交する方向に互いに離れて配置される。
一方、図5(d)に示す例において、上述のように照明光の主光線22の入射角度θCが8度、有効光源55の開口部56aから反射型マスク1を照明する光23aの入射角度の中心角度が約12.4度、開口部56bから反射型マスク1を照明する光23bの入射角度の中心角度が約3.6度、照明光の入射角度の角度分布が約2.6度〜4.6度および約11.4度〜13.4度、照明光の最大入射角度θSMAX1が約13.4度である場合、図6に例示する反射率の入射角度依存性を示す多層膜のうち、いずれの多層膜であっても、すべての入射角度において高い反射率を得ることは困難である。そのため、反射光の強度が不均一になり、反射型マスクのパターン転写の精度が劣化してしまう。
本発明に用いられる反射型マスクは、基板上に多層膜および吸収体パターンが形成されたものであり、その層構成としては一般的な反射型マスクと同様とすることができる。
以下、反射型マスクを構成する各層について説明する。
本発明における吸収体パターンは基板上に形成され、複数の平行なラインパターンを有するものであり、EUVLにおいてEUV光を吸収するものである。
また、「吸収体パターンが複数の平行な最小寸法のラインパターンを有する」とは、吸収体パターンにおいて、最小寸法のラインパターンが複数平行に配置されていることをいう。
具体的に、第2ラインパターンのピッチは、132nm以上であることが好ましく、176nm以上であることがより好ましい。第2ラインパターンのピッチが上記範囲である場合には、第2ラインパターンを良好に転写することができる。
吸収体パターンの厚みとしては、例えば50nm〜70nm程度とすることができる。
本発明における多層膜は、基板上に形成されるものであり、EUVLにおいてEUV光を反射するものである。
多層膜の成膜方法としては、例えば、イオンビームスパッタ法やマグネトロンスパッタ法等が用いられる。
本発明に用いられる基板としては、一般的に反射型マスクの基板に使用されるものを用いることができ、例えば、ガラス基板や金属基板を使用することができる。中でも、ガラス基板が好ましく用いられる。ガラス基板は、良好な平滑性および平坦度が得られるので好適である。ガラス基板の材料としては、例えば、石英ガラス、低熱膨張係数を有するアモルファスガラス(例えばSiO2−TiO2系ガラス等)、β石英固溶体を析出した結晶化ガラス等が挙げられる。また、金属基板の材料としては、例えば、シリコン、Fe−Ni系のインバー合金等が挙げられる。なお、低熱膨張係数を有するアモルファスガラスについては、特開2010−135732号公報を参照することができる。
また、基板の大きさとしては、例えば6025規格とすることができる。
本発明に用いられる反射型マスクにおいては、多層膜上にキャッピング層が形成されていてもよい。キャッピング層は、多層膜の酸化防止や、反射型マスクの洗浄時の保護のために設けられるものである。キャッピング層が形成されていることにより、多層膜の最表面がSi膜やMo膜である場合には、Si膜やMo膜が酸化されるのを防ぐことができる。Si膜やMo膜が酸化されると、多層膜の反射率が低下するおそれがある。
本発明において、多層膜上に後述のバッファ層が形成されている場合には、通常、多層膜上にキャッピング層およびバッファ層の順に積層される。
また、キャッピング層の厚みとしては、例えば2nm〜15nm程度とすることができる。
キャッピング層の成膜方法としては、スパッタリング法等を挙げることができる。
本発明に用いられる反射型マスクにおいては、多層膜上にバッファ層が形成されていてもよい。バッファ層は、下層の多層膜に損傷を与えるのを防止するために設けられるものである。バッファ層が形成されていることにより、吸収体をドライエッチング等の方法でパターンエッチングする際に、下層の多層膜がダメージを受けるのを防止することができる。
このようなバッファ層の材料としては、例えば、SiO2、Al2O3、Cr、CrN等が挙げられる。
バッファ層の成膜方法としては、例えば、マグネトロンスパッタ法、イオンビームスパッタ法等が挙げられる。Crを用いる場合は、RFマグネトロンスパッタ法によりCrターゲットを用いてArガス雰囲気下で、多層膜上にCrを成膜するのが好ましい。また、バッファ層上に吸収体パターンを形成した後、露出しているバッファ層を剥離してもよいバッファ層の剥離方法としては、一般的なバッファ層の剥離方法を用いることができ、例えばドライエッチング等を挙げることができる。
本発明に用いられる反射型マスクにおいては、吸収体パターン上に反射防止層が形成されていてもよい。反射防止層は、反射型マスクの検査時の検出感度を上げるために設けられるものであり、検査光に対して低反射なものである。
反射防止層の厚みとしては、5nm〜30nm程度にすることができる。
本発明に用いられる反射型マスクにおいては、基板の多層膜が形成されている面の反対面に導電膜が形成されていてもよい。導電膜は、反射型マスクを露光装置の静電チャックに吸着させるために設けられるものである。このような導電膜を有することにより、露光時に反射型マスクを容易かつ強固に露光装置に固定することが可能となり、パターン転写精度および製造効率を向上させることができる。
また、導電膜の厚みとしては、例えば30nm〜150nm程度とすることができる。
本発明における露光工程は、上記反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて反射型マスクの吸収体パターンを被処理基板上に形成されたレジスト膜に投影し、反射型マスクおよびレジスト膜が形成された被処理基板を同期走査して露光を行う工程である。また、露光工程では、反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行う照明光学系を用い、反射型マスクの走査方向が最小寸法のラインパターンの長手方向に対して平行になるように反射型マスクおよびレジスト膜が形成された被処理基板を同期走査して露光を行う。
ここで、一般的にダイポール照明のような反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明においては、微細なラインパターンを形成するために、図4(a)〜(c)に示すように、変形照明を実現する有効光源55において、照明光の主光線を示す位置を中心Qとして対称的に配置されている開口部56a、56bは、反射型マスク1のラインパターン5aの長手方向D2と直交する方向に互いに離れて配置される。そのため、図4(d)に示すように、これらの開口部56a、56bは反射型マスク1の走査方向D1と直交する方向に沿って離れて配置されており、反射型マスク1の走査方向D1と直交する方向に沿った2方向から対称的に反射型マスク1を照明することになる。
このように本発明においては、反射型マスクの走査方向と、反射型マスクの最小寸法のラインパターンの長手方向と、変形照明時の照明方向とが所定の関係であることにより、高精度なパターン転写が可能になる。
また、本発明に用いられる被処理基板は、本発明により得られるパターンの用途に応じて適宜選択される。
本発明のパターンの製造方法は、上記露光工程を有していればよく、さらに他の工程を有していてもよい。他の工程としては、本発明により得られるパターンに応じて適宜選択される。例えば本発明においてレジストパターンを形成する場合には、上記露光工程後に、露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像工程を行うことができる。また、例えば本発明においてレジスト膜の下に形成されている下地膜をパターニングする場合には、上記露光工程後に、上記現像工程と、レジストパターンを用いて下地膜をパターニングするパターン形成工程とを行うことができる。
本発明における現像工程は、露光されたレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程である。現像工程により、レジストパターンを得ることができる。
現像方法としては、EUVLにおける一般的な現像方法を適用することができる。
本発明においては、上記現像工程後に、レジストパターンを用いて下地膜をパターニングするパターン形成工程を行ってもよい。パターン形成工程により、任意のパターン、例えば電極、配線等を得ることができる。
下地膜のパターニング方法としては、EUVLにおける一般的なパターニング方法を適用することができ、下地膜の種類等に応じて適宜選択される。例えば、レジストパターンをマスクとして下地膜をエッチングする方法等が挙げられる。
下地膜のパターニング後には、通常、レジストパターンが除去される。
また本発明においては、現像工程にて得られるレジストパターンにおいて、ラインパターンを分離させる分離部分を形成する場合には、上記露光工程にて、連続するラインパターンを含む吸収体パターンを有する反射型マスクを用いて、連続するラインパターンを転写した後、連続するラインパターンを含むレジストパターンにエネルギー線を照射して、上記分離部分を形成する分離工程を行ってもよい。
本発明のパターンの製造方法は、例えば、半導体装置の製造方法、液晶表示装置、有機EL表示装置、プラズマディスプレイパネル等の表示装置の製造方法に適用することができ、中でも微細なパターンの形成が要求されている半導体装置の製造方法に好適である。
本発明の半導体装置の製造方法は、下地膜およびレジスト膜が積層された半導体基板を準備する準備工程と、基板上に多層膜および吸収体パターンが形成された反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を上記反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて上記反射型マスクの上記吸収体パターンを上記レジスト膜に投影し、上記反射型マスクおよび上記レジスト膜が形成された上記半導体基板を同期走査して露光を行う露光工程と、露光された上記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像工程と、上記レジストパターンを用いて上記下地膜をパターニングするパターン形成工程とを有する半導体装置の製造方法であって、上記吸収体パターンは、複数の平行な最小寸法のラインパターンを有し、上記照明光学系は、上記反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行い、上記露光工程では、上記反射型マスクの走査方向と、上記最小寸法のラインパターンの長手方向とが平行であることを特徴とする。
本発明においては、上記「A.パターンの製造方法」の項に記載したように、反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行う照明光学系を用いる場合に、反射型マスクの走査方向と最小寸法のラインパターンの長手方向とが平行になるように反射型マスクおよびレジスト膜が形成された半導体基板を同期走査して露光を行うことにより、微細なラインパターンを精度良く転写することができ、電極や配線等の高精細なパターンを形成することが可能である。したがって、半導体装置の製造歩留りを向上させることができる。
図9に示すSRAMにおいては、例えば下地膜としてゲート電極用導電膜を形成し、ゲート電極用導電膜をパターニングすることで、ゲート電極62を形成することができる。
上記の例においては、微細なゲート電極を精度良く形成することができる。
本発明における準備工程は、下地膜およびレジスト膜が積層された半導体基板を準備する工程である。
下地膜は、半導体装置を構成する部材であって、微細なラインパターンを有する部材を形成するために用いられるものであり、例えば、ゲート電極、ソース電極、配線等を形成するために用いられる導電膜が挙げられる。導電膜としては、半導体装置に用いられる一般的な導電膜とすることができる。
レジスト膜としては、上記「A.パターンの製造方法」の項に記載したレジスト膜と同様とすることができる。
半導体基板としては、半導体装置に用いられる一般的な半導体基板を適用することができ、例えばシリコン結晶基板が挙げられる。
本発明における露光工程は、基板上に多層膜および吸収体パターンが形成された反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を上記反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて上記反射型マスクの上記吸収体パターンを上記レジスト膜に投影し、上記反射型マスクおよび上記レジスト膜が形成された上記半導体基板を同期走査して露光を行う工程である。また、露光工程では、反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行う照明光学系を用い、反射型マスクの走査方向が最小寸法のラインパターンの長手方向に対して平行になるように反射型マスクおよびレジスト膜が形成された半導体基板を同期走査して露光を行う。
本発明における現像工程は、露光された上記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程である。
なお、現像工程については、上記「A.パターンの製造方法」の項に詳しく記載したので、ここでの説明は省略する。
本発明におけるパターン形成工程は、レジストパターンを用いて下地膜をパターニングする工程である。
下地膜のパターニング方法については、上記「A.パターンの製造方法」の項に記載したので、ここでの説明は省略する。
パターン形成工程により得られるパターンとしては、半導体装置を構成する部材であって、微細なラインパターンを有する部材であればよく、例えば、ゲート電極、ソース電極、配線が挙げられる。
本発明においては、例えば図9に示すように、パターン形成工程にて得られるパターン(ゲート電極62)において、ラインパターンを分離させる分離部分が形成されている場合には、上記露光工程にて、連続するラインパターンを含む吸収体パターンを有する反射型マスクを用いて、連続するラインパターンを転写し、上記現像工程後に、連続するラインパターンを含むレジストパターンにエネルギー線を照射して、上記分離部分を形成する分離工程を行ってもよい。
反射型マスクの構造は、図1(b)に例示するように、ガラス基板(SiO2−TiO2系ガラス)上に、モリブデンおよびシリコン(膜厚2.78nm/4.18nm)の40対からなる多層膜と、ルテニウムからなるキャッピング層(膜厚2.5nm)とが順に積層され、キャッピング層上に、線幅44nm、ピッチ88nmのラインパターンが複数平行に配置された窒化タンタルからなる吸収体パターン(膜厚52nm)と、酸化タンタルからなる反射防止層(膜厚14nm)とが形成された構造とした。
反射型マスクにおける多層膜の反射率の入射角度依存性を図6(a)に示す。
反射型マスクの構造は、実施例1と同様とした。
変形照明条件はダイポール照明条件とし、図8(a)に例示するような有効光源を用いた。また、投影光学系の反射型マスク側の開口数(NA)は0.1とした。
2 … 基板
3 … 多層膜
4 … キャッピング層
5 … 吸収体パターン
5a … 最小寸法のラインパターン
6 … 反射防止層
7 … 導電膜
13 … 円弧領域
22 … 照明光の主光線
23a、23b … 有効光源の開口部から反射型マスクを照明する光
32 … 正反射光
55 … 有効光源
56a、56b … 開口部
n … 反射型マスクの面法線
D1 … 反射型マスクの走査方向
D2 … 最小寸法のラインパターンの長手方向
θC … 照明光の主光線の入射角度
θR … 正反射光の反射角度
θSMAX1 … 照明光の最大入射角度
Claims (2)
- 基板上に多層膜および吸収体パターンが形成された反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を前記反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて前記反射型マスクの前記吸収体パターンを被処理基板上に形成されたレジスト膜に投影し、前記反射型マスクおよび前記レジスト膜が形成された前記被処理基板を同期走査して露光を行う露光工程を有するパターンの製造方法であって、
前記吸収体パターンは、複数の平行な最小寸法のラインパターンを有し、
前記照明光学系は、前記反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行い、
前記露光工程では、前記反射型マスクの走査方向と、前記最小寸法のラインパターンの長手方向とが平行であり、前記照明光の主光線を中心とした対称な2方向が、前記反射型マスクの走査方向と直交する方向に沿っていることを特徴とするパターンの製造方法。 - 下地膜およびレジスト膜が積層された半導体基板を準備する準備工程と、
基板上に多層膜および吸収体パターンが形成された反射型マスクを用い、照明光学系を用いてEUV光を前記反射型マスクに照射し、投影光学系を用いて前記反射型マスクの前記吸収体パターンを前記レジスト膜に投影し、前記反射型マスクおよび前記レジスト膜が形成された前記半導体基板を同期走査して露光を行う露光工程と、
露光された前記レジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像工程と、
前記レジストパターンを用いて前記下地膜をパターニングするパターン形成工程と
を有する半導体装置の製造方法であって、
前記吸収体パターンは、複数の平行な最小寸法のラインパターンを有し、
前記照明光学系は、前記反射型マスクへの照明光の主光線を中心として対称な2方向から照明する変形照明を行い、
前記露光工程では、前記反射型マスクの走査方向と、前記最小寸法のラインパターンの長手方向とが平行であり、前記照明光の主光線を中心とした対称な2方向が、前記反射型マスクの走査方向と直交する方向に沿っていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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