JP6125003B2 - 食料品材料の所定分量を分離する方法 - Google Patents

Description

本発明は、チューブ搬送区間に沿ってバンド走行速度で連続的に導かれる、食料品材料、特にプロセスチーズを充填されたフィルムチューブから食料品材料の所定分量を分離する方法および装置であって、食料品材料で充填されたフィルムチューブは、まず一対の較正ローラによって規定された厚さのバンドに成形され、分離された食料品材料所定分量を形成するために、次いで食料品材料を、互いに接するように作用する一対の押退けローラを用いて、フィルムチューブを横切って延びる押退け領域から押退ける。次いで、押退け領域で、個別スライスを閉じるための横方向シーリングが行われる。最終的に、複数の個別スライスが、横方向シーリング部における切断によりチェーンから分離される。

このような方法は、包装された個別のプロセスチーズスライスの製造（ＩＷＳ：個装スライス）に基づき以前から知られており、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第４２０４３５７号明細書および米国特許登録第５１１２６３２号明細書に記載されている。この場合、まずフィルムからフィルムチューブが形成され、長手方向シームにおいて封止される。このフィルムチューブに食料品材料が充填され、まずローラで平たく延ばされてバンドを形成する。食料品材料が未だ高温の状態（熱間押退け）にあるか、冷却された状態（冷間押退け）にあるか応じて、押退けにより個別の所定分量に分離される。押退け領域は、のちに、横方向シーリング工具で密に閉じられ、最終的には個別の所定分量に切断される。

押退け工具は、製品チューブへの接触時に同期して運動する２つの押退けベルトまたは複数の押退けローラを有している。押退けベルトまたは押退けローラ自体は、押退けウェブを有している。該押退けウェブを介して、押退け圧力が、食料品材料を充填されたチューブに加えられる。押退けウェブは、押退け時に、フィルムチューブに押し付けられる。公知のように、押退け工具は、特に機械的な連結によってバンド走行速度に同期された一定の周速度で運転される。相応して、押退け工具および押退けウェブの幾何学形状は、製造されるべき食料品スライスの大きさに関して適合される必要がある。

公知の押退け工具では、押退けウェブの間隔は、押退け領域の間隔を決定する。したがって、これらの装置では、チーズバンドの走行方向でのスライスサイズを変更するか、または自発的に製造パラメータにおける変更に合わせることは不可能であるか、または高い改造手間をもってしか可能ではない。バンド走行速度および横方向押退けの固定的な関係では、プロセスに応じた変更、たとえばフィルムの延長に対応することは機械的な方法によってのみ可能である。このような機械的な調整は、手間がかかり、フレキシビリティに欠ける。

このような装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第１９６２０５６０号明細書にも開示されている。この装置でも、スライスのサイズは、ベルト上で固定的な間隔を空けた押退けウェブを有する押退けステーションにより予め規定されている。押退け領域の規定された間隔により、押退け領域に進入する工具を備えた全ての後続のローラと、バンド速度との関係は、変更し得ない。

したがって、本発明の課題は、チューブ搬送区間に沿って連続的に導かれる、食料品材料を充填されたフィルムチューブにおいて食料品材料を所定分量に分ける方法を提供することであり、該方法が、簡単な構造で、横方向押退け領域と相応する横方向シーリングとの形成時に高いフレキシビリティを提供することである。さらに、本発明の課題は、簡単かつ廉価に構成される、上記方法を実施する装置を提供することである。装置は、同一の押退け工具で、種々の間隔を空けた押退け領域、ひいては変更された包装サイズを製造することができる。

この課題は、請求項１に記載の方法および請求項９に記載の装置によって解決される。本発明の特別な実施の形態は、各従属請求項に挙げられている。

本発明の重要な本旨は、まず、横方向押退け工程および横方向シーリング工程を、バンド走行速度から切り離すことにある。このことは、本発明によれば、有利な実施の形態においては横方向シーリングも実施する押退けローラが、バンド走行速度から切り離され、したがってその運転、特に回転角および回転速度を制御可能な駆動装置によって、バンド走行速度との任意の機能的な関係において駆動されることによって達成される。このような駆動装置は、ステッピングモータまたはサーボモータにより実現され得る。ステッピングモータでは、磁場が歩進式に回転し、相応して軸が定義された個別のステップで運動するのに対して、サーボ駆動装置では位置、速度および／またはトルクが閉じられた制御回路で制御される。本発明は、このようなモータでは一方では外部要因とは関係なしに任意の運動プロフィールを調節することができ、しかし他方では、運動プロフィールを、特にセンサにより発生された外部のパラメータに任意に依存させて設定することができることを利用している。横方向押退け工程もしくは横方向シーリング工程の切離しが行われることにより、これらのステップは、有利には連続的なバンド走行速度に関して任意に調節することができる。この場合、当然ながら、横方向押退けと横方向シーリングとは、押退け領域においてシーリングが行われる必要があるので、互いに関連している必要があり、このことは最も簡単な場合には、横方向押退けローラと横方向シーリングローラとの組合せによりいわば同時に生じ得る。

ここでまず強調すべきことは、「ローラ」という特徴は、以下では、ベルトをガイドする複数のローラを含むことである。したがって、押退けローラは、滑らかなローラにより形成されていてもよく、この滑らかなローラを介して押退けウェブを備えたベルトがガイドされる。しかし重要なのは、常に押退けウェブの唯１つの対のみが、食料品材料を充填されたフィルムチューブに接触し、これにより、連続する押退け領域の間の間隔を任意に調節することができることである。複数の相前後して配置されたローラ対が押退けのために使用されることも可能である。

このような駆動装置では、一方では押退けローラを、調節可能な、しかし所定のチャージの製造中にはバンド走行速度と固定的な関係で、または予め規定可能な個別の回転特性で運転することを可能にする。このような駆動装置の使用により、たとえば、異なって寸法設計されたスライスの製造のために各チャージが別の運動プロフィールで走行され得る。所定のチャージの進行中に、種々異なって寸法設計されたスライスを製造することさえできる。製造されるべきスライスの寸法設計は、原理的にはこのような駆動装置によって完全にフレキシブルに、予めプログラミングされ得るので、ローラ駆動装置の制御および押退けウェブの設置は、プログラムによって実施される。最も簡単な場合、押退けウェブの設置は、プログラムによって予め規定された、調節可能な時間間隔で定義されるので、押退けローラは、時間タイミング制御を実現するコンピュータプログラムによって予め規定可能な回転特性で制御され得る。

このような時間間隔を用いる代わりに、押退けウェブを当てることは、センサを制御することによっても生じ得る。センサは、フィルムチューブの前進を監視する。この監視に
より、かつ別個の駆動装置を用いて、特に、押退けローラを、フィルムチューブにおいて検知可能なパターンと関連させて運転し、つまり押退けをつまり実際のバンド進行に関連させることが可能である。パターンは、リピートマークのように、特別に検知および同期のためにフィルムに印刷されていてよい。しかし、繰り返される画像の列の印刷された１つの画像における特徴のある位置であってよく、この位置に同期される。光学的にまたは触覚式に検知可能な、常に繰り返される切欠きまたはフィルムの型押し部に同期されてもよい。この実施の形態では、押圧ローラは、コンピュータプログラムによりセンサ信号に関連して制御され、この場合、センサ信号は、フィルムチューブにおいて検知可能なパターンに関連している。

このような「マーク」との同期は、以下の方法ステップを含む。フィルムチューブ上に印刷かつ／または型押しされたパターンの規定された部分、特に光学的および／または触覚式に検知可能なリピートマークを、特に光学式および／または触覚式のセンサとして形成され得るセンサにより検知し、押圧ローラ（対）を、前記印刷されたパターンの規定された部分の検知に応じて運転し、これにより食料品材料を、該印刷されたパターンの規定された部分に対して予め規定された間隔で、チューブから押退ける。押退けおよび後続のシーリングは、本発明によれば、フィルム印刷部または型押し部、特にリピートマークに同期されており、反復センタリングされて包装の中間空間へと導入される。

この場合の思想は、押圧ローラの機能および動作、ひいては食料品材料の押退け自体が、センサにより検知されたものに依存するということにある。したがって、センサは、フィルムチューブ上のパターンを検知し、パターンは、押退け領域に対して予め決定された間隔を空けて位置している。センサによる検知時のリピートマークの時点および位置に基づいて、かつフィルムチューブの搬送速度に基づいて、どの時点で、押退けが実施されるべきフィルムチューブの領域が押退け工具の作用領域に到達するかを求めることができる。したがって、押退けローラは、まさにその時点（押退け時点）に押退けが行われるように調節される。押退けローラは特に、正確に押退け時点に押退けローラを相応の位置にもたらすことができる（ステッピングモータまたは）サーボモータにより駆動され得る。押退け時点に、ステップモータにより、押退けローラの周速度がチューブの搬送速度に相当することが確実にされる。後続の２つの押退け時点の間の時間間隔において、押圧ローラは、高いまたは低い周速度にもたらされる。これにより、後続の２つの押退け領域の間隔と、後続の２つの押退け表面の間隔との差異が補償され得る。

さらに、上述の変更作用について、押圧ローラの機能が、少なくとも間接的に、チューブを形成するフィルムの長手方向縁部におけるカッティングパターンに依存させられる。カッティングパターンは完成した包装において開封タブを形成する。開封タブは当然ながら、チーズスライスもしくはチーズスライスの正確な包装に合わせてセンタリングされることが望ましく、このことは本発明に係る方法により達成され得る。フィルムの形状との同期は、印刷されていないパターンに基づいても行われ得る。このことは本発明全体に該当する。したがってパターンは、部材縁部、たとえばカッティングパターン等の角部によって形成されていてよい。

本発明は、さらに、チューブ搬送区間に沿って連続的に導かれる、食料品材料、特に高温の溶融されたチーズを充填されたフィルムチューブから食料品材料の所定分量を分離する装置に関する。分離された食料品分量を形成するために、食料品材料を押退け領域から押退ける押退けローラが設けられている。本発明によれば、装置は、押退けローラの運転を制御可能な駆動装置、特にステッピングモータまたはサーボ駆動装置を有しており、該駆動装置は、押退けローラの、バンド走行速度から切り離され、時間タイミング制御および／またはセンサ信号に関連した駆動を可能にする。

本発明の特に有利な態様では、チューブ搬送区間に沿ってフィルムチューブをガイドする手段と、フィルムチューブ上に型押しされるか、または印刷されたパターンの規定された部分、特にリピートマーク、またはフィルムチューブの切欠きを検知するためのセンサが設けられている。押退けローラの制御は、制御部により達成される。制御部は、センサにより形成された信号に依存して押退けローラを制御するので、食料品材料は、印刷されたパターンの規定された部分または切欠きに対して予め規定された間隔でフィルムチューブから押退けられる。

本発明を以下に詳しく説明する。

本発明に係る方法を実施する装置を、工具を図示せずに示す概略的な平面図である。 本発明に係る方法を実施する装置を示す概略的な側面図である。 ２つの押退け表面の間隔が２つの押退け領域の間隔と同一である場合の押退けローラの速度経過を示す図である。 押退けローラの周面における２つの押退け表面の間隔がチューブにおける２つの押退け領域の間隔よりも大きい場合の押退けローラの速度経過を示す図である。 押退けローラの周面における２つの押退け表面の間隔がチューブにおける２つの押退け領域の間隔よりも小さい場合の押退けローラの速度経過を示す図である。 図１ａに示した装置を、フィルム側部における片側または両側の輪郭カッティングを有する製品フィルムと共に示す図である。 図３ａに示したＢ−Ｂ線での断面で、開封タブを有する形成された包装を示す図である。 本発明に係る方法を実施するための装置を有する製造装置を示す図である。

図１には、本発明に係る方法の実施中のフィルムチューブ１が示されている。フィルムチューブ１は、チューブ搬送区間９に沿って、ガイド手段（図示せず）によりガイドされる。フィルムチューブ１には、プロセスチーズ材料３が充填されている。この場合、フィルムチューブ１内に包装されたプロセスチーズ材料３は、分離されて個別に包装されたスライスを形成する。方法の最後には、規定されたサイズの個別に包装されたチーズスライスが生じる。この場合、スライスの長さは、本発明に係る装置によって任意に（それどころか進行する運転中にも）調節可能である。しかし、幅は、フィルムチューブにより予め規定されている。本実施の形態では、各包装は、包装に合わせて正確にセンタリングされた図柄１４を有している。図柄１４は、ロゴと、テキストの形態の製品情報とを含んでいる。

各図柄１４は、センサ６によって検知されるリピートマーク５を有している。リピートマーク５に対して規定された間隔を空けて、押退け領域２が定義される。プロセスチーズを押退け領域２から押し退けるために、この押退け領域２に押退けローラ８，１２が当て付けられる。センサ６がリピートマーク５を検知した場合、この検知の時点ｔ’において、押退け領域２は位置ｘ’に位置している。チューブ１の搬送速度ｖが一定であることに基づいて、押退け領域２が搬送区間９に沿った位置ｘ’’に到達する押退け時点ｔ’’が計算され得る。この位置ｘ’’において押退けローラ１２による押退けが行われる。この場合、回転によって押退けローラ１２に設けられた押退け表面１３が互いに重なって閉じるように運動されて、フィルムチューブ１をその場で押しつぶす。これによりプロセスチーズ３は、押退け領域２から出るように押し退けられることが望ましい。これによってプロセスチーズ３は、所定分量に分けられて個別化されたチーズスライス４を形成する。

次いでチューブ１は、横方向シーリングローラを有する横方向シーリング工具７により、押退け領域２の範囲で封止される。後に個別のスライスが、横方向切断によって、たとえば国際公開第２００８１１９６３３号に記載されているような装置によって、封止された領域２において分離され得る。

この場合、時点ｔ’’において位置ｘ’’で押退け表面１３が、チューブ１の搬送速度ｖに相当する周速度ｕで運動されることが必要である。図２ａには、速度グラフが示されている。図２ａでは、押退け表面１３の周速度ｕは、搬送速度ｖに対して同一である。このことは、チューブ１の連続する２つの押退け領域２が、隣り合う２つの押退け表面１３の周方向間隔に相当する間隔を互いに対して有している場合に可能である。したがって、滑ることなしに、チューブ上での押退け表面１３の押付けが一定の周速度で行われ得る。このことは、すなわちチューブ１の一定の搬送速度ｖを前提とし得る。

これに対して、隣り合う２つの押退け領域２の間隔が、隣り合う２つの押退け表面１３の周方向間隔よりも大きな場合には、押退け表面１３による押退け領域２の「追抜き」を回避するために、押退けローラ１２の速度を個別の押退けステップの間で低減させなければならない。しかし、押退け時点ｔ’’の間には、押退けローラ１２の周速度ｕが相変わらずチューブ１の搬送速度ｖに相当していることがさらに条件付けされており、これによりチューブ１上での工具１２の滑りを回避することができる。したがって、図２ｂに示されたような波状の速度変化が生じる。この波状の速度変化は、真ん中でチューブ１の搬送速度より低くなっており、サーボモータ１１の制御により実現される。

隣り合う２つの押退け領域２の間隔が隣り合う２つの押退け表面１３の周方向間隔よりも小さな場合、逆に押退け領域２による押退け表面１３の「追抜き」を回避するために、押退けローラ１２の速度を個別の押退けステップの間で高めなければならない。この場合も、押退け時点ｔ’’の間には、押退けローラ１２の周速度ｕが相変わらずチューブ１の搬送速度ｖに相当していることがさらに条件付けされており、これによりチューブ１上での工具１２の滑りを阻止することができる。したがって、図２ｃに示された波状の速度変化が生じる。この波状の速度変化は、真ん中でチューブ１の搬送速度よりも高くなっており、サーボモータ１１の制御により実現される。相応する制御を、対応する別の時点ｔ’’’および別の位置ｘ’’’で後続のシーリングローラ２７（図４）が行う。

本発明によれば、押退け領域２のフレキシブルで任意の間隔を、押退け用の装置を変更する必要なく、実現することが可能である。このためには単に、押退けおよび封止の調節可能なタイミングが必要とされるか、チューブにおいて、センサにより検知可能なリピートマーク５を確認し、該リピートマーク５が常に所望の押退け領域に対して予め規定された間隔で配置されていることが必要である。したがって、進行する運転中に、簡単に時間タイミングを変更し、かつ／または別の間隔に合わせてリピートマーク間隔を変更するだけで、押退け領域２を変化させることができる。したがって、特にチューブに印刷される画像または別のマークに対する押退けローラ８の確実な同期が達成される。これにより初めて、まさに１つのプロセスチーズスライスを有する包装に、該包装に合わせてセンタリングされた画像を備えることが可能になる。

図３につき、別の使用可能性を説明する。チューブ１を形成するフィルムは、片側または両側の長手方向縁部にそれぞれ１つのギザギザパターン１５を有している。チューブ１が形成されると、ギザギザパターンは、長手方向のシーリングシーム１７を越えているので、開封タブ１６が長手方向のシーリングシーム１７から突出している。開封タブ１６は露出しており、個別にエンドユーザにより把持されて、包装が開封するために互いに離れる方向に引っ張られる。リピートマーク５は、ギザギザパターン１５に同期されている。したがって、押退けローラ８とリピートマーク５との同期により、チーズスライス４はプロセスチーズ材料３から分離され、リピートマーク５は、ギザギザパターン１５、ひいては開封タブ１６に整列されている。押退けローラ８および横方向シーリング工具７は、フィルム全幅にわたって作用する必要はなく、開封タブ１６の範囲を除外することができる。

図４には、個別に包装されたチーズスライスを製造する製造ライン１８が概略的に図示されている。この製造ラインは、本発明に係る方法の装置のために適している。上側の領域の供給管片１９を通って、溶融した流動性のプロセスチーズ３が供給される。形状付設部（Formansatz）２０では、当面はフラットな形で接近させられるチューブフィルム２１が、供給管片１９を取り囲んでＵ字形に折り畳まれる。下流側の長手方向シーリングユニット２２において、チューブフィルム２１の、Ｖ字形の配置に基づいて互いに重なった長手方向縁部が封止されるので、連続的な長手方向のシーリングシーム１７（図１ａ）が形成される。これにより、フィルムチューブ１が形成される。

次いで、プロセスチーズ３を充填されたフィルムチューブ１は、対向する２つの較正ローラ２３を通過し、該較正ローラ２３によりプロセスチーズスライス４の層厚さが調節される。後続の２つの搬送バンド２４は、充填されたフィルムチューブ１をその間に挟み込んでいる。搬送バンド２４がフィルムチューブに作用させる引っ張り力により、フィルムチューブは、搬送バンド２４の上側の領域では緊張して保持されて、さらに下方へと搬送される。別の実施の形態では、搬送ベルト２４は、押退け工具／シーリング工具の下方に設けられていてもよい。搬送ベルト２４は、フィルムチューブ１が所望の搬送速度にもたらされるように作用し、このことは、押退けローラの機能のための前提条件として必要である。光学センサ６は、フィルムチューブ１上のリピートマークまたは別のパターンを検知する。

次いで搬送バンド２４に後続して、複数の押退けローラが設けられている。押退けローラは、この場合、図１に示した実施の形態とは異なり、ウェブベルトバンド２５の相前後して配置された３つの対として形成されている。ウェブベルトバンド２５は、搬送方向に対して横方向に向けられた複数のウェブ２６を備えている。これらのウェブ２６は、図１に示した押退けローラ１２と同様に押退け表面１３を形成し、同様にチューブ１の複数の領域からプロセスチーズ材料３を押退けることができる。ウェブ２６は、押退けの間、チューブの搬送速度ｖに相当する周速度ｕで運転される。搬送方向で続いて、２対の横方向シーリングローラ２７が設けられている。これらの横方向シーリングローラ２７は、チューブフィルムを押退け領域２において横方向に封止する。ウェブベルトバンド２５および横方向シーリングローラ２７の機能は、図１および図２に示した実施の形態の対応する構成要素の機能と同一である。次いでチューブ１は、冷却水浴２８を通過し、これにより、今や形成されたプロセスチーズの個別スライスが冷却される。

反復してセンタリングされた（または別のマークに合わせてセンタリングされた）押退け部およびシーリング部の使用によって、両方法ステップは、印刷され、かつ／またはパターン押しされた表面に同期される。したがって、押退け部も横方向シーリング部も画像印刷部の間で中心に位置決めされ得る。したがって、押退け工具および横方向シーリング工具の本発明に係る駆動により、フィルム印刷画像への同期が可能である。さらに、この駆動により、運転中にも、予め規定された領域内での任意のスライス長さに、工具を交換することなしに変更することができ、このことは、印刷されていないフィルムか、または分散印刷（Streudruck）で印刷されたフィルムのための適している。図４に示した製造装置では、簡単に図１に示した装置を、図４に示された相応するユニットの代替として使用することができる。

１ チューブ
２ 押退け領域
３ プロセスチーズ
４ チーズスライス
５ リピートマーク
６ センサ
７ 横方向シーリング工具
８ 押退け工具
９ チューブ搬送区間
１０ 横方向シーリングシーム
１１ ステッピングモータ
１２ 押退けローラ
１３ 押退け表面
１４ 画像
１５ ギザギザパターン
１６ 開封タブ
１７ 長手方向シーリングシーム
１８ 製造機
１９ 供給管片
２０ 形状付設部
２１ チューブフィルム
２２ 長手方向シーリングユニット
２３ 較正ローラ
２４ 搬送バンド
２５ ウェブベルトバンド
２６ ウェブ
２７ 横方向シーリングローラ
２８ 冷却水浴
ｘ チューブ搬送区間に沿った位置
ｔ 時点
ｖ チューブの搬送速度
ｕ 押退け表面の周速度

Claims (10)

1. チューブ搬送区間（９）に沿って、連続的なバンド走行速度で導かれる、食料品材料（３）を充填されたフィルムチューブ（１）から、食料品材料の所定分量を分離する方法であって、前記食料品材料（３）を充填された前記フィルムチューブ（１）をまず、一対の較正ローラを用いて定義された厚さのバンドに成形し、次いで分離された食料品材料（３）の所定分量を形成するために、前記食料品材料（３）を、互いに作用する押退けウェブ（２６）を備えた一対の押退けローラ（８）によって、フィルムチューブ（１）を横切って延びる押退け領域（２）から押し退ける、食料品材料の所定量を分離する方法において、
   前記押退けローラ（８）を、該押退けローラ（８）の運転を制御可能な駆動装置（１１）によって、前記バンド走行速度から切り離して駆動することを特徴とする、方法。
2. 前記押退けローラ（８）を、時間タイミング制御を実現するコンピュータプログラムにより、予め規定可能な回転特性で制御する、請求項１記載の方法。
3. 前記押退けローラ（８）を、コンピュータプログラムを介してセンサ信号に関連して制御し、前記センサ信号は、前記フィルムチューブ（１）において検知可能なパターンと関連している、請求項１記載の方法。
4. 前記フィルムチューブ（１）に設けられたパターンの規定された部分（５）をセンサ（６）により検知し、
   押退けローラ（８）を、前記パターンの前記規定された部分（５）の検知に応じて運転し、これにより、前記食料品材料（３）を、前記パターンの前記規定された部分（５）に対して予め決められた間隔で、押退け領域において前記フィルムチューブ（１）から押退ける、請求項３記載の方法。
5. 前記チューブ搬送区間（９）に沿った前記規定された部分（５）の位置（ｘ’）と、前記規定された部分（５）の検知の時点（ｔ’）とに基づいて、押退けウェブ（２６）を備えた前記押退けローラ（８）が、前記チューブ（１）に対して押退けを行うように接触させられる押退け時点（ｔ’’）を求める、請求項４記載の方法。
6. 前記食料品材料（３）が前記押退け領域（２）から押し退けられた後に、前記押退け領域（２）において横方向シーリングシーム（１０）を形成する、請求項１から５までのいずれか１項記載の方法。
7. 完成した包装において開封タブ（１６）を形成するための、フィルムチューブ（１）を形成するフィルムの長手方向縁部（１７）に設けられた輪郭カッティング（１５）を、少なくとも間接的に前記押退けローラ（８）および／または横方向シーリングローラ（７）に同期させる、請求項１から６までのいずれか１項記載の方法。
8. チューブ搬送区間（９）に沿って、連続的なベルト走行速度で導かれる、食料品材料（３）を充填されたフィルムチューブ（１）から、食料品材料（３）の所定分量を分離する装置であって、分離された食料品材料（３）の所定分量を形成するために、押退け領域（２）から前記食料品材料（３）を押し退ける押退けローラ（８）が設けられている、食料品材料（３）の所定分量を分離する装置において、押退けローラ（８）を、バンド走行速度から切り離して駆動するために、該押退けローラ（８）の運転を制御可能な駆動装置（１１）が設けられていることを特徴とする、装置。
9. 前記押退けローラ（８）をセンサ信号に関連して、および／または時間タイミング制御に関連して制御するコンピュータプログラムが設けられている、請求項８記載の装置。
10. 前記フィルムチューブ（１）を前記チューブ搬送区間（９）に沿ってガイドする手段（２４）と、
    前記フィルムチューブ（１）に型押しされたか、または印刷されたパターンの規定された部分（５）に設けられた切欠きを検出するためのセンサ（６）と、
    前記パターンの前記規定された部分（５）または前記フィルムチューブ（１）の切欠きに対して予め規定された間隔で食料品材料（３）を押退けるための、前記センサ（６）により形成された信号に応じて前記駆動装置（１１）を制御する制御部と
    が設けられている、請求項８または９記載の装置。

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