JP6122956B2 - バルブ装置、バルブ装置を含むアレンジメント、該アレンジメントの操作方法 - Google Patents

バルブ装置、バルブ装置を含むアレンジメント、該アレンジメントの操作方法 Download PDF

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    • F16K1/446Details of seats or valve members of double-seat valves the seats being in series with additional cleaning or venting means between the two seats

Description

本発明は請求項1のプリアンブルに係るバルブ装置、請求項1に係るバルブ装置を含むアレンジメント、および請求項1に係るバルブ装置を含むかかるアレンジメントの操作方法に関わる。
多くの食品について、原材料となる作物の原産国とそれが実際に販売される市場とは、互いに距離が大きく離れている。例えば、様々な果物が南米で収穫され、液状のベース食材として加工され、ヨーロッパにまでも輸送される。輸送は例えば、タンクコンテナ内に入れた形で行われる。このようなタンクコンテナは、タンクを固定するフレーム構造を有する。そしてタンクコンテナは、コンテナ船によって海外に輸送され、仕向港にて陸上輸送手段へと積み替えられ、鉄道や道路により輸送されうる。フレーム構造は積み降ろし作業のため必要とされる。タンクにはバルブ装置が設けられ、このバルブ装置を用いてベース食材をタンク内に入れ、目的地で再び抜き取ることができる。
一部の液状ベース食材は輸送に大きな困難をきたす。例えば、大部分が未加工の生オレンジジュースのベース材料は、極微の細菌汚染でも食用不可となる。海上輸送の環境条件、および荷積みと荷降ろしの間にかかる時間のため、細菌汚染という理由により、このようなオレンジジュースをコスト効率よく輸送する方法がこれまでなかった。
タンクコンテナの問題点としていくつかの弱点が確認されており、その一つとして「マンホール」、つまりサンプル採取用の設備が含まれる。
輸送に関するもう一つの弱点は、タンクのバルブ装置である。バルブ装置は封止構造を有する閉止要素を含み、封止構造は閉止位置において台座と接触し、バルブ装置のポート間の流体の連通を断つ。封止構造の領域では、特に前述のような非常に長い輸送経路とそれに伴う手順において、細菌による汚染の恐れがある。
この結果、殺菌用流体、例えば高温蒸気を用いた慎重な作業および処理にもかからわらず細菌汚染を避けられなかったため、一部のベース食材はこれまで上記のようなタンクコンテナにより長距離輸送することができなかった。
従って、本発明の目的は、無菌状態での輸送を可能とするバルブ装置、該バルブ装置を含むアレンジメント、および操作方法を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有するバルブ装置、請求項10の特徴を有する、バルブ装置を含むアレンジメント、および請求項14の特徴を有する、バルブ装置の操作方法により達成される。その他の請求項はバルブ装置、アレンジメントおよび方法の有利な展開を示す。
請求項1に係るバルブ装置は、閉止要素と、二つの封止構造と、リザーバを含む。バルブ装置が閉止位置にある時、閉止要素と封止構造が、筐体または筐体内に設けられ筐体に属する構成要素と共に、リザーバに接続しうるチャンバを取り囲む。リザーバは殺菌用流体を収容するように設計される。チャンバおよびリザーバは、チャンバ内に位置する細菌バリアの形成に適するよう構成される。このように構成することは、例えば、チャンバおよびリザーバの空間の容積を選定することを含む。これらの処置により、チャンバ内に殺菌用流体を導入することを可能とし、このようにして、細菌バリアを形成することが可能となる。リザーバとチャンバは、この細菌バリアを気泡の無い状態にし、輸送期間全体にわたり形成され維持されることを可能とする。このようにして、輸送される充填物の細菌汚染が防止される。
以下に述べる本発明の有利な展開が従属請求項に明記される。
封止構造のコスト効率のよい構成は、各閉止要素と対応付けられ例えばエラストマーの封止リングに挿入される受容部を含む。
請求項3に記載の本発明の展開において、第一の封止構造は第一のポートに対応付けられることができ、ラジアルシールとして構成しうる。これにより、閉止要素を部分ストローク位置に移動させることが可能となり、具体的には第二の封止構造を台座から隔離することが可能となる。この結果、タンクを第一の封止構造によって周囲から隔離された状態に維持したまま、チャンバを区切る表面が洗浄される。請求項4に記載の本発明の展開において、閉止要素を開放位置と閉止位置の間だけでなく、第一の封止構造が台座との封止接触を維持し、一方で第二の封止構造は対応する台座と接触しない部分ストローク位置へと移動させるように構成された調節デバイスが設けられる。前述の部分ストローク位置の利点は、このようにコスト効率のよい構造と共に利用することができる。より具体的には、請求項5に係る調節デバイスは主調節デバイスと二次調節デバイスを含むことができ、二次調節デバイスが閉止要素を部分ストローク位置へと移動させる。この調節デバイスの構造は、機能が分離されているため単純な作動で十分であり、簡潔でコスト効率がよい。例えば、複雑な位置計測の必要がない。請求項6に従い、主調節デバイスおよび二次調節デバイスを圧力媒体により作用されることができるように設計することは、同様にコスト効率がよく簡潔である。
請求項7に記載の本発明の展開において、第二の封止構造はアキシャル構造またはセミアキシャル構造を有する。このようにすることで、機械的経路リミッタ、具体的には閉止要素の閉止位置を定める停止部材が形成される。これにより、技術的に単純な手段で加圧による閉止位置を定めることが可能となる。
請求項8において、調節デバイスと閉止要素との間に備えられるバルブロッドを取り囲む蛇腹が設けられる。これにより、バルブロッドを介した細菌の侵入が防止される。蛇腹は全体にわたり一定の直径を有する。蛇腹はまた、均圧機能を持つ端面がもたらされるように設計された直径を有してもよい。これによりタンクを充填およびタンクを空にする際、充填物が異なる方向に流れる状態でバルブ装置を操作することが避けられない際に起こる、「圧力衝撃」が回避される。
請求項9に記載の本発明の展開において、リザーバとチャンバの間に流体バルブが設けられる。これにより、殺菌用流体の量を計ることがより容易になる。例えば、チャンバから独立してリザーバを充填することができる。
バルブ装置の利点は、請求項10に係るアレンジメントにおいて特に明示され、細菌バリアを形成する能力が、アレンジメントのタンク内の充填物の保存性に対し非常に有利な効果をもたらす。
従属請求項11から13は上記のバルブ装置を有するアレンジメントのさらなる展開に関する。
請求項11において、タンク開口部と第一のポートは互いに無菌ボルトフランジ接続で接続される。これにより、メンテナンスおよびバルブ装置の取り替えが容易になり、同時に細菌の侵入が防止される。
請求項12において、タンクはタンクコンテナ内に設けられ、積み重ね可能とすることにより輸送が簡潔化され、また、積み降ろしの仕方が簡潔化される。バルブ装置内に形成可能な細菌バリアの利点はこのようにして特に前面に現れる。
請求項13に係るリザーバが重力方向におけるチャンバの最も高いところでチャンバに向かって開口するようにすると、特に確実にチャンバを殺菌用流体で充填することができる。
方法は、輸送する充填物を、バルブ装置を有するアレンジメントに設けられたタンク内に充填した後、前述のチャンバを殺菌用流体で充填することを含む。この結果、細菌バリアが形成され、これにより、その後充填物が細菌に汚染されることなく、長距離および長時間にわたり輸送することが可能となる。
請求項15に係る方法の展開は、チャンバを殺菌用流体で充填するステップに、閉止要素を部分ストローク位置に配置することを含め、気泡が流体から流出することを可能とすることにより、細菌バリアの質を向上する。
請求項16に係る方法の展開は、除去処理を改善する。輸送後、閉止要素を部分ストローク位置に配置し、殺菌処理を行うことで細菌バリアが除去される。これにより、タンク内で輸送される充填物と流体とが混ざることが防止され、また同時に、除去処理中の細菌の侵入が防止される。
実施形態および本発明のさらなる展開を参照し、本発明をより詳細に説明する。
タンクおよびバルブ装置を含むアレンジメントの一部の断面を示す。 [図2a〜図2c]図1に係るバルブ装置の閉止要素およびチャンバの領域の断面を拡大して示す。各図は以下を示す: 閉止位置における閉止要素 部分ストローク位置における閉止要素 開放位置における閉止要素
図1は、タンクを含むアレンジメント内のバルブ装置の断面を示す。
タンク200はタンクコンテナを形成するためのフレーム構造内に備えられてもよく、タンク側フランジ204を有する供給パイプ202を含む。この供給パイプを通し、タンク200の内部206を充填することができる。
バルブ装置は供給パイプ202のタンク側フランジ204に接続される。図示されたボトルフランジ接続では、バルブフランジ104およびタンク側フランジ204が、無菌ボルトフランジ接続をもたらすように構成されている。これは特に、デッドゾーンの最小化、およびフランジシール208の領域の角部および縁部に特徴づけられる。フランジ104および204のフランジシール208は大部分が弧状の凹部に囲まれている。規格化の利点を利用するため、フランジ接続はDIN 11864に従って構成してもよい。
バルブフランジ104はバルブ装置の筐体100上に設けられ、図1に示されるようにタンク200に連通しうる第一のポート102をとり囲む。
無菌ボルトフランジ接続の代替として、タンク200とバルブ装置の筐体100との間を溶接接続してもよい。このような接続により、細菌汚染をほぼ完全に排除することができる、および接続部を完全に洗浄できるという利点がさらにもたらされる。このような接続はまた、メンテナンスを必要としない。
バルブ装置の筐体100には第二のポート106および閉止要素110があり、閉止要素110は開放位置に配置して第一のポート102と第二のポート106の間に流体の連通をもたらすことができ、また、閉止位置に配置して第一および第二のポート102、106を、流体が連通しないように互いから分離することができる。これにより、開放位置でタンク200を充填物で充填し、閉止要素110が閉止位置にある状態、ひいてはバルブ装置が閉止位置にある状態でタンク200を輸送することが可能となる。
閉止要素110には第一の封止構造120および第二の封止構造130が設けられる。これらは筐体側に設けられた第一の台座26および同様の第二の台座136と相互作用する。台座126、136のそれぞれは筐体100自体の一部として設計されてもよく、また、例えば物質的嵌合により筐体100に挿入され連結される要素として設計されてもよい。
第一の封止構造120は第一のポート102と対向する。これにより、閉止要素110の開放位置において、第一のポート102内を通過する液体がまず第一の封止構造120と接触し、それから第二の封止構造130に接触することになる。
封止構造120、130の設計として、封止構造の片方または両方に第一の封止リング124および第二の封止リング134を設け、これらが閉止要素110に設けられた受容部122および132内に配置されるものが、構造的に簡潔であり、従ってコスト効率のよい設計となる。
閉止要素110の閉止位置において、封止構造120、130の両方は、それぞれ対応する台座126、136と封止接触する。チャンバ140は、封止構造120、130、閉止要素110および筐体100によって空間的に区切られる。ここで筐体100も、複数部分から構成されてもよい。例えば、環状の部品を挿入し、チャンバ140を筐体100の一部分として区切るようにしてもよい。このような部品は、細菌を閉じ込める恐れのある空洞を避けるため、物質的嵌合により筐体100に有利に接続できる。
バルブ装置はリザーバ142を有し、リザーバ142はチャンバ140に接続でき、閉止要素110が閉止位置にある時チャンバ140を殺菌用流体で充填し細菌バリアを形成するための、殺菌用流体を格納する。
このリザーバ142はバルブ装置の筐体100の内部に形成してもよく、また、筐体上のフランジ部内に形成されてもよい。リザーバ142はまた、流体供給部148を通してチャンバ140と連通しうる別個の部品でもよい。容量はチャンバ140の容積により決まる。リザーバ142がバルブ装置上にとどまり輸送中チャンバ140と接し続け、殺菌用流体がチャンバ140内に流れ続けるようにすれば有利である。封止構造120、130のいずれかからのごくわずかな漏出でも殺菌用流体の流失につながりこれを埋め合わせる必要が生じるため、上記により、長時間にわたり細菌バリアが確実に維持される。リザーバ142とチャンバ140との連結は固定的であってもよく、または、流体バルブ144によって制御されてもよい。流体バルブ144により、後述する方法を変形したものに対し追加の利点をもたらす。
リザーバ142およびチャンバ140は細菌バリアの形成に適するよう構成される。例えば、チャンバの容積は、細菌を確実に抑制できる量の殺菌用流体がチャンバ内に存在するように選択することができる。リザーバの容積は、チャンバから蒸発または漏出した流体がリザーバ142から充填できるように定めることができる。
リザーバ142は加圧されてもよい。その代わりに、またはそれに加え、流体を圧力下に置く手段が設けられてもよい。
このような手段は、流体に圧力を加える重りの形態をとりうる。この場合、流体バルブ144を設け、加圧された流体への連通の遮断に用いることが有利である。リザーバ142を加圧する場合、リザーバ142は所望の任意の位置にてチャンバ140内へと開口することができる。そして、重力方向におけるチャンバ140のもっとも高い点に、好ましくはバルブ付の排出口を設け、チャンバおよび殺菌用流体からの気体の流出を可能とすることが有利である。
アレンジメント内において、リザーバ142は、重力方向におけるチャンバ140のもっとも高い点にてチャンバ140内に開口するよう有利に配置することができる。これにより、チャンバ140を殺菌用流体で完全に充填し、細菌バリアを形成することがより簡潔になる。またこれにより、第一の封止構造120に加えられるチャンバ側の圧力を、タンク側の圧力よりも低く保つことが特に容易になる。また、気泡がチャンバ140からリザーバ142へと流出することが可能となる。
細菌バリアを取り除くため、重力方向におけるチャンバ140のもっとも低い点に有利に配置され、適した閉鎖手段182により閉鎖できる開閉式排出口180を設けてもよい。
閉止要素110は調節デバイスに接続される。調節デバイスは閉止要素110の開放位置と閉止位置との間で閉止要素110を調節するように設計される。
調節デバイスは、これに加えて部分ストローク位置への調節を行うよう有利に構成されてもよく、部分ストローク位置においては、第一の封止構造120は第一の台座126との封止接触を保つが、第二の封止構造130は対応する第二の台座136とは接触しない。
この場合、第一のポート102に対応する、第一の封止構造120をラジアルシールとして構成することが有利である。これらの設計処置により、部分ストローク位置において、チャンバ140が第二のポート106に向けて開口している間、第一および第二のポート102、106間の流体の連通を遮断し続けることが可能となる。このようにして、チャンバ140内を空にすること、またはその内部の液体から気泡を除去することが可能となる。
例示において、調節デバイスは圧力媒体により作用されることができ、好ましくは、空圧で作動するように設計される。部分ストロークを可能とするため、主調節デバイス150に加え、二次調節デバイス160が設けられる。
主調節デバイス150は閉止要素110を開放位置と閉止位置の間で移動させ、主ピストン152を含む。主アクチュエータ容積158が主圧力媒体供給部154によって加圧された空気流体で充填されると、主ピストン152がバネ156に対して動き、バネ156が復元力を発生させる。主ピストン152はバルブロッド170に固定的に接続されており、バルブロッド170は閉止要素110に接続される。この固定的な接続により主ピストン152の動きは閉止要素110に伝達され、閉止要素110は閉止位置と開放位置との間で移動させられる。
二次ピストン162はバルブロッド170上を摺動する。二次アクチュエータ容積168は二次圧力媒体供給部164によって加圧された空気流体で充填される。二次ピストン162は、まず主ピストン152と接触し、二次ピストン162の一部が停止部材166の一部に接触し、その結果移動が制限されるまで主ピストン152を変位させる。このようにして、バネ156は部分ストロークだけでなく閉止位置と開放位置の間の移動のための復元力を発生させる。所望の復元力を得るために、複数のバネを並列および/または直列に設けてもよい。
第二の封止構造130の構成は、有利にアキシャルまたはセミアキシャルとすることができる。例ではセミアキシャル構造が示されている。その利点は、このようにして停止部材が設けられ、バネ156が閉止要素110と第二の封止構造130に対し一定の閉鎖力を加える点である。封止構造120、130の両方がラジアルシールとして構成される場合は、好ましくは金属の停止部材を、調節デバイス、またはより好適には閉止要素110の領域に設ける必要がある。後者の場合、許容差の連鎖が長くなることを避け、製造に関連した部品寸法のばらつきにより、製造された一連のバルブ装置における付勢力にばらつきが出るという好ましくない結果につながることが避けられる。
バルブ装置の無菌特性は、バルブロッド170を囲む蛇腹172を設け、蛇腹の一端を閉止要素110に接続し、他端を直接または間接的に調節デバイスに接続することでさらに強化できる。
図2は、閉止要素の領域の断面を示す。
受容部122および132は閉止要素上に設けられ、封止リング124および134を収容する。受容部122、132と封止リング124、134のそれぞれは共に封止構造120、130を形成する。第一の封止構造120はラジアルシールとして構成される。閉止要素110の閉止位置において、チャンバ140は筐体100、閉止要素110および封止構造20、130によって区切られる。閉止位置は図2aに示されている。封止構造120、130の両方がそれぞれ対応する台座126、136と封止接触している。
流体供給ライン148はチャンバ140内へと開口する。流体バルブ閉止要素146が設けられ、液体供給ライン148内の流体の流れを遮る閉止位置に配置することができる。従って、この位置では、チャンバへの殺菌流体の供給は遮られる。
図2aは、開放位置の流体バルブ閉止要素146と閉止位置の閉止要素110を示す。そしてチャンバ140はリザーバ142に接続され、チャンバ140内には殺菌用流体が存在し、細菌バリアが形成される。
図2bでは、閉止要素110が部分ストローク位置にある。第一の封止構造120はラジアルシールとして構成されているため、第一の台座126と封止接触しており、一方で第二の封止構造130の第二の封止リング134と第二の台座136との間には隙間が形成されている。流体バルブ閉止要素146は閉止位置にあり、従ってアレンジメントが図示されるように調節されている時は、チャンバ140から殺菌用流体が流出する。
図2cでは、閉止要素110が開放位置にあり、流体バルブ閉止要素146は閉止位置にある。これにより、リザーバ142は遮断され、閉止要素110が配置されているバルブ装置の内部へは殺菌用流体が流入しないことになる。この位置でタンク200を充填物で充填する、または充填物をタンク200から抜き取ることができる。
バルブ装置およびアレンジメントを操作する方法は、閉止要素が開放位置にある時に充填物でタンク200を充填し、それから閉止要素110を閉止位置に配置し、それから殺菌用流体でチャンバ140を充填する、というステップを含む。
例示では、これらのステップが下記のように行われる。
流体バルブ閉止要素146はまず閉止位置に配置され、これによりリザーバ142が遮断される。主圧力媒体供給部154は加圧された空気流体を供給し、閉止要素110が開放位置に配置される。ここで第一および第二のポート102、106の間に流体の連通がもたらされ、タンク200を充填物で充填することが可能になる。
そして主調節デバイス150が開放され、バネ156の力により閉止要素110が閉止位置に配置される。この結果、チャンバ140は封止構造120、130、閉止要素110および筐体100に完全に包囲される。流体バルブ閉止要素146を開放することにより、チャンバ140は殺菌用流体で充填される。
本発明の一つの展開において、閉止要素110は一時的に部分ストローク位置に配置され、流体バルブ閉止要素146は開放位置に維持される。これにより、チャンバを満たす流体を失うことなく、殺菌用流体から気泡を流出させることが可能となる。
本発明の別の展開において、充填物を抜き取る前にまず流体バルブ閉止要素146が閉止され、チャンバ140からリザーバ42が遮断される。それから閉止要素110が部分ストローク位置に配置され、これによりチャンバ140の内容物をチャンバ140から流出させ、第二のポート106を通して抜き取ることができる。これは殺菌処理において有利に行われ、筐体内の、バルブロッド170が通過する空間108から細菌が除去される。
本発明の別の展開において、タンクが充填物で充填された後、チャンバ140が殺菌用流体で充填される前に閉鎖要素110が部分ストローク位置に配置され、この位置にある間にチャンバ140および空間108が洗浄される。
殺菌用流体は、輸送後に品質基準を満たし、いかなる制限値も超過しない程度に細菌の形成を抑制する化学組成を有する。
殺菌用流体は、少なくとも容積の20%のアルコールを含みうる。さらに具体的には、殺菌用流体は、アルコール濃度が少なくとも20%の流体とすることができる。
10重力方向
100筐体
102第一のポート
104バルブフランジ
106第二のポート
108空間
110閉止要素
120第一の封止構造
122受容部
124第一の封止リング
126第一の台座
130第二の封止構造
132受容部
134第二の封止リング
136第二の台座
140チャンバ
142リザーバ
144流体バルブ
146流体バルブ閉止要素
148流体供給ライン
150主調節デバイス
152主ピストン
154主圧力媒体供給部
156バネ
158主アクチュエータ容積
160二次調節デバイス
162二次ピストン
164二次圧力媒体供給部
166停止部材
168二次アクチュエータ容積
170バルブロッド
172蛇腹
180排出口
182閉鎖手段
200コンテナ
202供給パイプ
204タンク側フランジ
206タンクの内部
208フランジシール

Claims (16)

  1. 筐体(100)を有するバルブ装置であって、前記筐体は、輸送可能なタンク(200)に接続しうる第一のポート(102)と、第二のポート(106)とを含み、前記バルブ装置は、前記筐体内に設けられ、前記第一のポートおよび第二のポート(102、106)の間に流体の連通がもたらされる開放位置に配置することができ、また、前記第一のポートおよび第二のポート(102、106)が流体が連通しないように互いから分離される閉止位置に配置することができる閉止要素(110)を含むとともに、前記閉止要素と前記筐体との間に第一(120)および第二(130)の封止構造を含み、ここで前記第一および第二の封止構造(120、130)は互いから距離をあけて設けられており、それぞれの封止構造(120、130)は対応する台座(126、136)と相互作用し、前記閉止位置において前記封止構造(120、130)、前記閉止要素(110)、および前記筐体(100)によって区切られるチャンバ(140)が設けられるバルブ装置であって、
    前記チャンバに接続でき、殺菌用流体を収容しうるリザーバ(142)が設けられ、前記バルブ装置は前記閉止要素(110)の閉止位置にて輸送可能であり、前記チャンバ(140)と前記リザーバ(142)は、前記閉止位置において前記殺菌用流体を用いて設けられる細菌バリアを、輸送期間全体にわたり形成し維持するように構成される、
    ことを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記第一および第二の封止構造(120、130)はそれぞれ、前記閉止要素(110)に設けられた受容部(122、132)と、それぞれの受容部に設けられた封止リング(124、134)とを有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のバルブ装置。
  3. 前記第一の封止構造(120)は前記第一のポート(102)と対応付けられ、ラジアルシールとして構成される、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載のバルブ装置。
  4. 前記閉止要素(110)を前記開放位置と前記閉止位置および部分ストローク位置の間で調節するよう構成された調節デバイスが設けられ、前記部分ストローク位置では、前記第一の封止構造(120)は前記台座(126)との封止接触を維持する一方、前記第二の封止構造(130)は対応する前記台座(136)と接触しない、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のバルブ装置。
  5. 前記調節デバイスは、
    前記閉止要素(110)を前記開放位置と前記閉止位置との間で移動させる主調節デバイス(150)と、
    前記閉止要素(110)を部分ストローク位置に配置する二次調節デバイス(160)とを含む、
    ことを特徴とする、請求項4に記載のバルブ装置。
  6. 前記主調節デバイス(150)および前記二次調節デバイス(160)は、圧力媒体によって作用されることができるように設計される、
    ことを特徴とする、請求項5に記載のバルブ装置。
  7. 前記第二の封止構造(130)はアキシャル構造またはセミアキシャル構造を有する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか一つに記載のバルブ装置。
  8. 前記調節デバイスおよび前記閉止要素(110)に接続されるバルブロッド(170)を取り囲む蛇腹(172)が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項4乃至7のいずれか一つに記載のバルブ装置。
  9. 前記リザーバ(142)と前記チャンバ(140)との間に流体バルブ(144)が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一つに記載のバルブ装置。
  10. タンク(200)とタンク開口部とを含むアレンジメントであって、
    前記タンク開口部は、請求項1乃至9のいずれか一つに記載のバルブ装置の前記第一のポート(102)に接続される、
    ことを特徴とするアレンジメント。
  11. 前記タンク開口部と前記第一のポート(102)との間に無菌ネジ-フランジ接続(104、204)が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項10に記載のアレンジメント。
  12. 前記タンクはタンクコンテナに設けられる(200)、
    ことを特徴とする、請求項10または11に記載のアレンジメント。
  13. 前記リザーバ(142)は、重力方向(10)における前記チャンバ(140)の最も高い点で前記チャンバ(140)に向かって開口する、
    ことを特徴とする、請求項10乃至12のいずれか一つに記載のアレンジメント。
  14. 輸送可能なタンク(200)と、タンク開口部に備えられた、請求項1乃至9のいずれか一つに記載のバルブ装置とを含むアレンジメントの操作方法であって、
    前記バルブ装置の前記開放位置において、輸送する充填物が前記タンク(200)内に充填され、続いて前記閉止要素(110)が前記閉止位置に配置され、それから前記チャンバ(140)が殺菌用流体で充填され、続く輸送の期間全体にわたり、前記殺菌用流体を用いて細菌バリアが形成される、
    ことを特徴とする方法。
  15. 輸送可能なタンク(200)と、タンク開口部に備えられた、請求項4乃至9のいずれか一つに記載のバルブ装置とを含むアレンジメントの前記操作方法であって、
    前記バルブ装置の前記開放位置において、輸送する充填物が前記タンク(200)内に充填され、それから前記チャンバ(140)が殺菌用流体で充填され、前記チャンバ(140)を殺菌用流体で充填することは、前記殺菌用流体から気泡が除去されるように、前記閉止要素(110)が部分ストローク位置に配置され、続く輸送の期間全体にわたり、前記殺菌用流体を用いて細菌バリアが形成されることを含む、
    ことを特徴とする方法。
  16. 前記閉止要素(110)は、前記充填物を抜き取るためにまず前記閉止要素(110)の前記部分ストローク位置に配置され、それから前記閉止要素(110)の前記部分ストローク位置にて、前記殺菌用流体を抜き取る殺菌処理が行われる、
    ことを特徴とする、請求項14または15に記載の方法。
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