JP6121085B1 - 生検針 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る生検針(100)は、長手方向の一端に針先(111)を有する筒状の外針(110)と、外針(110)に対して該外針(110)の長手方向に進退自在に挿通される円柱状を成す内針(120)であって、先端に形成された針先(121)と、長手方向に平行な断面に対して垂直な方向を第1の方向と定義するとともに第1の方向の反対方向を第2の方向と定義すると、第1の方向における第1の側面と第2の方向における第2の側面との両側に設けられた凹部(123A,123B)を有する内針(120)と、を備える。

Description

本発明は、生体組織を採取するための生検針に関する。
従来、病理確定診断等のために、超音波内視鏡による超音波断層像をガイドにし、超音波内視鏡の処置具用チャンネルを介して細長い生検針を観察部位まで誘導して病変組織に穿刺することによって生体組織を採取する生検が行なわれている。生検針として、中空の外針の内部に、先端側側面に組織採取用の切り欠き(ノッチ)が形成された内針を配置し、内針および外針を移動機構で前進或いは後退させる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。生検では、生検針の外針が内針のノッチをほぼ覆った状態で生検部位の組織まで生検針を穿刺した後に、ノッチが露出するまで外針先端から内針を突出させる。これによってノッチ内部に生体組織が入り込むため、外針を前進させて、ノッチ内部に入り込んだ生体組織を外針先端で切り取りながら、ノッチ内部に生体組織を確保した状態でノッチを外針で覆う。この状態で生検針を生検部位から引き抜いた後に、外針を後退させることによってノッチを露出させ、ノッチ内部の生体組織を採取している。
特表2009−531115号公報
ところで、前立腺癌の診断のための生検は、現在、経直腸的或いは経会陰的に行われているが、患者への侵襲を低減するために、経尿道的に前立腺内部から生検を行う方法が望まれている。この方法によれば前立腺のカプセル(外側膜)を内側から外に貫かない限り、前立腺の外側を走行する神経に針先が接触することがなく、患者負担をより低減できる可能性がある。
しかしながら、従来の生検針では、検体採取が可能なノッチが針先より5mm程度基端側の部分になってしまうため、前立腺のカプセル境界近くにある組織を採取するためにノッチをカプセル境界近くまで到達させると、針先でカプセルを貫いてしまう場合も考えられ、神経に針先が接触する可能性が否定できなかった。このため、前立腺のカプセルから、カプセル外部へ生検針の針先をほとんど外に出すことなく、カプセル境界近傍の組織を採取できるようにしたいという要求があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、組織を確実に採取するとともに、組織採取の際に、組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くすることができる生検針を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る生検針は、長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と、前記外針に対して前記長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針であって、先端に形成された第2の針先と、前記長手方向に平行な断面に対して垂直な方向を第1の方向と定義するとともに前記第1の方向の反対方向を第2の方向と定義したとき前記第1の方向における第1の側面と前記第2の方向における第2の側面の両側面側に設けられた凹部と、を有する内針と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記断面は、前記第2の針先を通ることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記断面は、前記内針の長手方向の中心軸を通ることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記内針は、前記第2の針先に向かって傾斜する傾斜面を備え、前記凹部を前記内針の短手方向に平行に投影した領域に前記傾斜面の一部が含まれることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記凹部の径方向の幅は、先端側の方が基端側よりも狭いことを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記内針は、前記傾斜面から前記凹部の少なくともいずれか一方まで連通する溝が設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記内針は、二つの前記凹部の間の一部が長手方向に切り欠かれた切り欠き部であって前記二つの凹部を連通させる切り欠き部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記切り欠き部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と同じ側に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記切り欠き部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先とは逆側に位置することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記外針および前記内針をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせ、前記内針の先端方向へのスライド可能な最大距離よりも前記外針の先端方向へのスライド可能な最大距離の方が大きく設定される移動機構をさらに備え、前記外針および前記内針は、前記移動機構によって移動されることによって、前記第2の針先が前記第1の針先よりも先端側に位置する第1の状態と、前記第1の針先が前記第2の針先よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移することを特徴とする。
また、本発明に係る生検針は、前記内針は、円柱状であることを特徴とする。
本発明に係る生検針によれば、長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と、外針に対して該外針の長手方向に進退自在に挿通される円柱状を成す内針であって、先端に形成された第2の針先と、長手方向に平行な断面に対して垂直な方向を第1の方向と定義するとともに第1の方向の反対方向を第2の方向と定義すると第1の方向における第1の側面と第2の方向における第2の側面との両側に設けられた凹部と、を有する内針と、を備えることによって、内針の凹部内に組織を確実に採取するとともに、内針の凹部形成箇所を調整することによって、組織採取の際に、組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くすることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図2は、図1のA矢視図である。 図3は、図1のB−B線断面図である。 図4は、図1に示す生検針による生検方法を説明するための図である。 図5Aは、従来の生検針の先端を該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した断面図である。 図5Bは、図5AのR−R線を切断面としたときの従来の生検針の断面図である。 図6は、従来の生検針の先端を該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した断面図である。 図7は、実施の形態1に係る生検針を、該生検針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した場合の断面図である。 図8は、図1に示す生検針における第1の状態および第2の状態を説明する図である。 図9は、図1に示す生検針における外針および内針の突出動作について説明する図である。 図10Aは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図10Bは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図10Cは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図10Dは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図10Eは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図10Fは、図7に示す生検針の生検動作について説明する図である。 図11は、本実施の形態1の変形例に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図12は、図11に示す内針の先端部の斜視図である。 図13は、図11のC矢視図である。 図14は、図11のD−D線断面図である。 図15は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図16は、図15のE矢視図である。 図17は、図15のF−F線断面図である。 図18は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分の他の例を説明するための図である。 図19は、図18のG矢視図である。 図20は、図18のH−H線断面図である。 図21は、本実施の形態3に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図22は、図21のI矢視図である。 図23は、図21のJ−J線断面図である。 図24は、本実施の形態4に係る生検針の先端部分を説明するための図である。 図25は、図24のK矢視図である。 図26は、図24のL−L線断面図である。 図27は、図24のM−M線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。また、以下の説明において、人間を含む動物の生体組織内に穿刺されて生体組織を採取する生検針を例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図1では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図2は、図1のA矢視図である。図3は、図1のB−B線断面図である。
図1〜3に示すように、本実施の形態1に係る生検針100は、長手方向に延設した筒状の外針110と、外針110に対して長手方向に進退自在に挿通される中実の円柱状の内針120とを有する。内針120は、円柱状だけでなく角柱状でもよい。なお、生検針100は、後述するように、外針110および内針120の基端を内部に収納するとともに外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせる移動機構を有する操作部(不図示)をさらに備える。
外針110は、先端が尖った筒状を成し、長手方向の先端に針先111(第1の針先)を有する。外針110は、生体適合性を有する材料、例えば、ステンレス、チタン、アルミなどの金属やフッ素樹脂などの樹脂によって形成される。
内針120は、外針110と同様に、生体適合性を有する材料によって形成され、先端に形成された針先121(第2の針先)と、先端の針先121に向かって傾斜する傾斜面122とを備える。
針先121には、内針120の長手方向の中心軸Oを通る断面Qが通る(図2参照)。短手方向で見た場合に、傾斜面122と逆側に頂部ができるように内針120先端がカット加工されることによって、針先121を尖形化する。内針120の先端の傾斜面122は、ランセット、バックカット、セミランセット、平研ぎ等の加工方法によって形成される。
さらに、内針120は、断面Qに対して垂直な方向を第1の方向Y1(図2参照)と定義するとともに前記第1の方向Y1の反対方向を第2の方向Y2と定義したとき、前記第1の方向Y1における第1の側面124と前記第2の方向Y2における第2の側面125の両側面側に設けられた二つの凹部123A,123Bを有する。二つの凹部123A,123Bは、内針120の側面に生体組織を採取するため設けられる。凹部123A,123Bは、断面Qの両側に設けられる(図3参照。)。図3の例では、凹部123A,123Bは、断面Qに対して左右対称となるように形成される。内針120は、中実の円筒形状の内針120の側面から左右対称に凹部123A,123Bを形成した形状であり、凹部123A,123Bの間の部分は、長手方向に沿ってそのまま残る。
凹部123A,123Bの深さは、針先121に向かうにしたがって、徐々に浅くなるように形成される。そして、凹部123A,123Bの径方向の幅は、先端側の方が基端側よりも狭くなるように設定されており、凹部123A,123Bは、針先121に向かうにしたがって幅が細くなるように設定されている。このように凹部123A,123Bの形状を設定することによって、傾斜面122形成箇所まで凹部123A,123Bの先端が達するようにしている。すなわち、凹部123A,123Bを内針120の短手方向に平行に投影した領域に傾斜面122の一部が含まれる。内針120の針先121と凹部123A,123Bの先端との距離Pは、18ゲージの生検針100の場合、1.5mm程度まで狭くなるよう形成されている。この結果、針先121近傍の生体組織も凹部123A,123B内に採取可能となる。
図4は、図1に示す生検針100による生検方法を説明するための図である。図4に示すように、超音波内視鏡による超音波断層像をガイドにして、患者の尿道3を経由して超音波内視鏡の挿入部10を生検対象の前立腺2まで到達させる。挿入部10の処置具チャンネルに挿入した生検針先端を、挿入部10先端の開口部11から突出させて、外針110および内針120を前立腺2に穿刺する。内針120の先端を凹部123A,123Bが露出するまで外針110から突出させた後に外針110を先端方向に前進させて、凹部123A,123B内部に入り込んだ生体組織を外針110先端で切り取りながら、凹部123A,123B内部に生体組織を確保した状態で凹部123A,123Bを外針110で覆う。この状態で生検針100を、処置具チャンネルを介して体外に引き抜いた後に、凹部123A,123B内に確保した生体組織を採取する。なお、前立腺2の奥には膀胱4が位置する。
ここで、従来の生検針について説明する。図5Aおよび図6は、従来の生検針の先端を、該生検針の長手方向の中心軸および内針の針先の中心を通る平面で切断した断面図である。図5Bは、図5AのR−R線を切断面としたときの従来の生検針の断面図である。図5Aおよび図5Bに示すように、従来の生検針100Pにおいては、生体組織を採取するために、内針120Pの先端側の側面を、断面が半円状となるように切り欠いたノッチ部123Pを形成している。この構成では、生体組織採取後にノッチ部123Pから生体組織が逃げないように、外針110Pでノッチ部123Pの先端まで確実に被覆するために、内針120Pの針先121Pからノッチ部123Pまでの長さPを5〜6mm程度の長さまで長くして一定のマージンを持たせていた。このため、従来の生検針100Pでは、採取したい組織がある部位よりも5〜6mm奥まで内針120Pの針先121Pを深く穿刺せざるを得なかった。このため、図6に示す生検針100P´のように、組織の奥まで深く差し込むことなく組織採取を行うために、ノッチ部123P´を傾斜面122P´の基端近傍まで先端方向に延伸して、組織の採取対象の部位から突出する内針120P´の長さPを2〜3mmまで程度短くした構成も検討されている。しかしながら、図6に示す構成の場合、傾斜面122P´の基端近傍までノッチ部123P´が延伸するため、内針120P´先端部の強度が低下し、硬い組織に内針120P´を穿刺した場合に内針120P´が屈曲してしまう可能性があった。
これに対し、本実施の形態に係る生検針100は、中実の円筒形状の内針120の側面から左右対称に凹部123A,123Bを形成した形状である。したがって、凹部123A,123Bの間の部分は、長手方向に沿ってそのまま残るため、内針120先端側の強度が保持でき、針先121に対する穿刺の力が伝わりやすく、硬い組織に針先121を穿刺した際に内針120が屈曲する可能性を低くできる。
また、本実施の形態1では、凹部123A,123Bを内針120の短手方向に平行に投影した領域に傾斜面122の一部が含まれるように形成している。言い換えると、本実施の形態1では、針先121近傍まで凹部123A,123B先端を延伸させているため、生検時における内針120の突出長さを短くしながら、針先121近傍の生体組織も凹部123A,123B内に採取できるようにしている。
次に、生検針100の全体構成について説明する。図7は、生検針100を、生検針100の長手方向の中心軸を通る平面で切断した場合の断面図である。図7では、説明のために、内針120は断面ではなく側面で示す。図7に示すように、生検針100は、外針110および内針120に加え、外針110および内針120の基端を内部に収納するとともに外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライド可能に移動させる移動機構を有する操作部130をさらに備える。
操作部130は、中空の柱状の操作部本体131に、移動機構として機能する、トリガーボタン132、内針チャージ用コイルバネ133、内針スライダ134、内針ノブ135、内針用ストッパ136、外針固定フック解除レバー137、外針チャージ用コイルバネ138、外針スライダ139、外針ノブ140、外針用ストッパ141が組み付けられた構成を有する。
操作部本体131においては、先端にルア口金部131aが設けられ、内部基端にバネ組み付け用凸部131bが設けられ、バネ組み付け用凸部131b上部にはトリガーボタン用孔131cが設けられ、基端側底部には長手方向に掘られた内針ノブ用溝131dが設けられ、先端側底部には、長手方向に掘られた外針ノブ用溝131eが設けられる。ルア口金部131aからは、外針110および内針120の先端が先端方向に突出する。バネ組み付け用凸部131bには、後述する内針チャージ用コイルバネ133の基端が組み付けられる。トリガーボタン用孔131cからは、後述するトリガーボタン132の基端が突出する。内針ノブ用溝131d内では、後述する内針ノブ135が長手方向にスライド可能である。外針ノブ用溝131e内では、後述する外針ノブ140が長手方向にスライド可能である。
トリガーボタン132は、内針120の前進操作のトリガーとなり、操作部本体131内部と接続する支点132aを軸として両端が交互に上下する。トリガーボタン132の先端には、後述する内針スライダ134の凹部に引っかかる内針固定フック132bが設けられている。
内針チャージ用コイルバネ133は、バネ組み付け用凸部131bの基端部に基端が組み付けられ、後述する内針スライダ134の基端側側面に先端が組み付けられており、圧縮(チャージ)後に伸長することによって、内針スライダ134を先端方向に向けて付勢する。
内針スライダ134は、内針120の基端と接続し、内針チャージ用コイルバネ133による先端方向への付勢によって先端方向に前進し、これに伴い、内針120を先端方向に前進させる。内針スライダ134の上面には、内針固定フック132bが嵌る凹部が形成されている。
内針ノブ135は、内針ノブ用溝131dを長手方向に進退可能にスライドする。内針ノブ135の上面は、内針スライダ134の底面と接続する。内針ノブ135の下部は、内針ノブ用溝131dから突出する。内針ノブ135は、内針スライダ134の前進に伴って内針ノブ用溝131d内を前進する。また、生検針100の操作者は、内針ノブ135を、内針ノブ用溝131dに沿って基端側に後退させることによって、内針スライダ134および内針120を基端側に後退させることができる。内針ノブ135が内針ノブ用溝131dの基端まで後退した場合には、内針固定フック132bが内針スライダ134の凹部に嵌り、内針120が最も基端側に配置する位置で固定する。
内針用ストッパ136は、内針スライダ134の前進動作を停止させ、これに伴い、内針120の前進動作も停止させる。
外針固定フック解除レバー137は、内針用ストッパ136と接続する支点137aを軸として両端が上下する。外針固定フック解除レバー137の先端には、後述する外針スライダ139の凹部に引っかかる外針固定フック137bが設けられている。
外針チャージ用コイルバネ138は、内針用ストッパ136の先端側側面に基端が組み付けられ、後述する外針スライダ139の基端側側面に先端が組み付けられており、圧縮(チャージ)後に伸長することによって、外針スライダ139を先端方向に向けて付勢する。
外針スライダ139は、外針110の基端と接続し、外針チャージ用コイルバネ138による先端方向への付勢によって先端方向へ前進し、これに伴い、外針110を先端方向に前進させる。外針スライダ139の上面には、外針固定フック137bが嵌る凹部が形成されている。
外針ノブ140は、外針ノブ用溝131eを長手方向に進退可能にスライドする。外針ノブ140の上面は、外針スライダ139の底面と接続する。外針ノブ140の下部は、外針ノブ用溝131eから突出する。外針ノブ140は、外針スライダ139の前進に伴って外針ノブ用溝131e内を前進する。また、生検針100の操作者は、外針ノブ140を、外針ノブ用溝131eに沿って基端側に後退させることによって、外針スライダ139および外針110を基端側に後退させることができる。外針ノブ140が外針ノブ用溝131eの基端まで後退した場合には、外針固定フック137bが外針スライダ139の凹部に嵌り、外針110が最も基端側に配置する位置で固定する。
外針用ストッパ141は、操作部本体131の先端部に設けられ、外針スライダ139の前進動作を停止させ、これに伴い、外針110の前進動作も停止させる。
外針ノブ用溝131eの長手方向の長さL、すなわち、外針110における先端方向へのストローク(スライド可能な最大距離)Lの方が、内針ノブ用溝131dの長手方向の長さL、すなわち、内針120における先端方向へのストロークLよりも大きく設定される。ストロークLは、凹部123A,123Bが外針110の針先111から組織採取が可能な程度に露出できるように設定される。
ここで、本実施の形態に係る生検針100では、凹部123A,123Bを内針120の先端側まで延伸するとともに、第1の状態と第2の状態とを規定し、第1の状態と第2の状態の間を遷移することによって、前立腺2のカプセル2aを内針120の針先121で内側から外に貫かないように、生検時における採取対象からの内針120の突出長さを確実に短くし、かつ、凹部123A,123Bに生体組織を採取できるようにしている。生検針100は、外針110における長手方向のストロークLを、内針120における長手方向のストロークLよりも大きく設定することによって、第1の状態と第2の状態とを規定する。次に、生検針100における第1の状態および第2の状態について説明する。
図8は、生検針100における第1の状態および第2の状態を説明する図である。図8では、説明のために、外針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面で示す。図8の(a)は、第1の状態を示す図である。第1の状態は、内針チャージ用コイルバネ133および外針チャージ用コイルバネ138がともに圧縮し、伸長するためのエネルギーをチャージしているチャージ状態である。言い換えると、第1の状態は、外針110および内針120が突出するためのエネルギーをチャージしている状態であり、外針110および内針120が、生検部位に穿刺される際の状態である。図8の(a)に示すように、第1の状態では、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置する。また、第1の状態では、外針110の針先111は、採取対象の生体組織に達する途中で採取対象以外の生体組織が凹部123A,123B内に入り込まないように、凹部123A,123Bの先端側よりも先端側に位置するのが理想的である。内針120の針先121と凹部123A,123Bの先端との距離Pは、例えば、18ゲージの生検針100の場合、1.5mm程度まで狭くなるよう形成されている。
図8の(b)は、生検針100における第2の状態を説明する図であり、生検針100先端を長手方向の中心軸および内針120の針先121の中心を通る平面で切断した断面図である。第2の状態は、内針120および外針110が先端方向の生検部位までスライドし生検採取を完了した状態である。第2の状態では、外針110の針先111が内針120の針先121よりも先端側に位置する。すなわち、外針110は、内針120の凹部123A,123B全体を被覆する状態となる。
次に、図9は、生検針100における外針110および内針120の突出動作について説明する図である。なお、図9では、内針120および外針110が、x軸方向に突出する場合について示す。また、図9では、針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した断面で示す。
図9の(a)は、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置した第1の状態(チャージ状態)であって、生検部位である前立腺2のカプセル2a近傍の部位に穿刺する前の状態を示す。
図9の(b)は、前立腺2のカプセル2a付近の組織を採取するために、移動機構によって内針120が移動されることによって、内針120のみが先端側のx軸方向へ突出した状態を示す。この場合、内針120は、第1の状態と比して、前述したストロークL分、x軸方向に突出する。したがって、内針120の針先121は、第1の状態における位置Bから、ストロークL分、x軸方向に移動したカプセル2a近傍の位置Bに達する。これによって凹部123A,123Bが十分に露出し、凹部123A,123Bの内部に前立腺2の組織が入り込む。
図9の(c)は、外針110も突出して生検動作が終了した状態であって、第2の状態を示す。外針110は、第1の状態と比して、ストロークL分、x軸方向に突出する。このストロークLはストロークLよりも大きい。このため、第1の状態で内針120の針先121よりも基端側の位置Bに位置していた外針110の針先111は、内針120の凹部123A,123Bを超え、さらに、内針120の針先121を超えた位置Bに達する。この外針110の突出によって、凹部123A,123Bの内部に入り込んだ前立腺2の組織を外針110の針先111で切り取りながら、凹部123A,123Bの内部に組織2bを確保した状態で凹部123A,123Bを外針110で完全に覆うことができる。
このように、本実施の形態に係る生検針100では、外針110における長手方向のストロークLを内針120における長手方向のストロークLよりも大きく設定することによって、内針120の針先121が外針110の針先111よりも先端側に位置したチャージ状態である第1の状態と、内針120および外針110が先端方向にスライドして外針110の針先111が内針120の針先121よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移可能とし、凹部123A,123Bに生体組織を確実に採取できるようにした。また、生検針100では、前述したように、生検時における内針120の突出長さを従来よりも短くしているため、前立腺2のカプセル2aを内針120の針先121で内側から外に貫く可能性も格段に低くなる。
なお、生検針100の生検動作について詳細に説明する。図10A〜図10Fは、生検針100の生検動作について説明する図であり、生検針100先端を長手方向の中心軸および内針120の針先121の中心を通る平面で切断した断面図である。なお、図10A〜10Eにおいては、説明のために、内針120は、断面ではなく側面を示す。
図10Aは、前述した生検針100における第1の状態を示す図である。図10Aに示すように、第1の状態では、内針固定フック132bが内針スライダ134の凹部に引っかかっており、外針固定フック137bが外針スライダ139の凹部に引っかかっており、内針チャージ用コイルバネ133および外針チャージ用コイルバネ138がともに圧縮し、伸長するためのエネルギーをチャージしている。
図10Bの矢印Yaに示すように、トリガーボタン132が押されると、支点132aを軸に先端部の内針固定フック132bが上がって内針スライダ134の凹部から外れ、図10Cに示すように、圧縮していた内針チャージ用コイルバネ133が先端方向に伸長し、内針チャージ用コイルバネ133の伸長によって付勢されて、矢印Ybのように内針スライダ134が先端方向にスライドする。これに伴い、内針120も矢印Ycのように先端方向にスライドする。
そして、図10Dに示すように、内針チャージ用コイルバネ133の付勢によって、内針スライダ134および内針ノブ135が、内針用ストッパ136に当て付くまで先端方向にスライドする。これによって、内針120は、ストロークL分、x軸方向に突出する。さらに、内針チャージ用コイルバネ133の付勢によって、内針スライダ134が矢印Ydのように外針固定フック解除レバー137を基端から押すと、支点137aを軸に先端部の外針固定フック137bが矢印Yeのように上がって外針スライダ139の凹部から外れる。これによって、図10Eに示すように、圧縮していた外針チャージ用コイルバネ138が先端方向に伸長し、外針チャージ用コイルバネ138の伸長によって付勢されて、矢印Yfのように外針スライダ139および外針ノブ140が外針用ストッパ141に当て付くまで、先端方向に移動する。これによって、外針120は、凹部123A,123Bに入り込んだ組織を針先111で切り取りながら、ストロークL分、x軸方向に矢印Ygのように突出し、生検針100は、図10Fに示す第2の状態に遷移する。
生検針100の操作者は、この状態で生検部位から生検針100を抜き取る。そして、外針ノブ140を外針ノブ用溝131eの基端まで移動させることによって、外針110を後退させ(図10D)、凹部123A,123Bを露出させてから凹部123A,123B内部の生体組織を採取する。その後、内針ノブ135を内針ノブ用溝131dの基端まで移動させる(図10A)ことによって、生検針100を第1の状態に遷移させる。
このように、生検針100は、外針110における長手方向のストロークLが、内針120における長手方向のストロークLよりも長く設定されるとともに、外針110および内針120をそれぞれ独立して長手方向にスライド可能に移動させる移動機構を有することによって、第1の状態および第2の状態との間の遷移が可能となる。
(実施の形態1の変形例)
図11は、本実施の形態1の変形例に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図11では、説明のために、外針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図12は、図11に示す内針120の先端部の斜視図である。図13は、図11のC矢視図である。図14は、図11のD−D線断面図である。図11〜図14の内針120−1に示すように、針先121−1が通る断面Qは、必ずしも、内針120−1の長手方向の中心軸Oを通る必要はなく、内針120−1の長手方向に平行な面であれば足りる。また、凹部123A−1,123B−1も、断面Qに対して垂直な方向を第1の方向Y1−1と定義するとともに第1の方向Y1−1の反対方向を第2の方向Y2−1と定義すると第1の方向Y1−1における第1の側面124−1と第2の方向Y2−1における第2の側面125−1の両側面側に設けられれば生体組織の採取は可能であるため、必ずしも同じ形状でなくともよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。図15は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図15では、説明のために、外針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図16は、図15のE矢視図である。図17は、図15のF−F線断面図である。
図15〜17に示すように、実施の形態2における内針220には、先端の傾斜面222から凹部123A,123Bにそれぞれ連通する二つの溝224が設けられる。この内針220については、生体組織を採取する凹部123A,123Bが各溝224によって先端の傾斜面222まで延長されたとも言える。したがって、実施の形態2では、組織の採取対象の部位から突出する内針220の長さPを、例えば1mmまで短くでき、針先121のすぐ近くの生体組織を採取できる。このため、実施の形態2によれば、実施の形態1と比して、カプセル2a近傍の生体組織を採取する場合であっても、前立腺2のカプセル2aから内針120の針先121が外に出る長さを格段に抑制できる。また、実施の形態2によれば、各溝224内にも生体組織を収容できるため、実施の形態1と比して、生体組織の採取量も多くすることができる。
なお、実施の形態1の変形例1に実施の形態2を適用することも可能である。図18は、本実施の形態2に係る生検針の先端部分の他の例を説明するための図である。図18では、説明のために、外針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図19は、図18のG矢視図である。図20は、図18のH−H線断面図である。図18〜図20に示す内針220−1のように、凹部123A−1,123B−1の大きさが左右で異なる場合には、大きい方の凹部123A−1に、傾斜面122−1と連通する溝224A−1を設けるだけでも、生体組織の採取量を多く確保することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。図21は、本実施の形態3に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図21では、説明のために、外針110を該外針110の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図22は、図21のI矢視図である。図23は、図21のJ−J線断面図である。
図21〜23に示すように、実施の形態3における内針320には、先端の傾斜面222から凹部123A,123Bにそれぞれ連通する二つの溝224が設けられるとともに、二つの凹部123A,123Bの間の一部が長手方向に切り欠かれた切り欠き部325が設けられる。切り欠き部325は、二つの凹部123A,123Bを連通させる。切り欠き部325は、内針320の短手方向において針先121と同じ側に位置する。
この実施の形態3によれば、実施の形態2と比して、切り欠き部325を形成した分、生体組織の採取量を多くすることができる。さらに、実施の形態3によれば、二つの凹部123A,123Bが切り欠き部325で連通されるため、採取した生体組織は、凹部123A,123Bのいずれか一方からの取り出しでほぼ全てを取り出すことができ、生体組織の生検針からの取り出し作業が1度で済むという効果を奏する。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。図24は、本実施の形態4に係る生検針の先端部分を説明するための図である。図24では、説明のために、外針を該外針の長手方向の中心軸を通る平面で切断した状態で示す。図25は、図24のK矢視図である。図26は、図24のL−L線断面図である。図27は、図24のM−M線断面図である。
図24〜図27に示すように、実施の形態4に係る生検針では、実施の形態3と比して、内針420の凹部423A,423Bを、内針の短手方向で見た場合に、長手方向の先端側から基端側にしたがって針先121側からその逆側に向かって移動させている。すなわち、凹部423A,423Bは、図26に示すように、先端側では、図中上方向が開口するように形成され、図27に示すように、基端側では、図中下方向に開口するように形成される。さらに、図27に示すように、内針420では、基端側に、二つの凹部423A,423Bが連通するように、切り欠き部425が形成される。すなわち、内針420では、内針420の短手方向において針先121とは逆側に位置するように切り欠き部425を設けて、二つの凹部423A,423Bを基端側で連通させている。
実施の形態4によれば、実施の形態3と同様の効果を奏するとともに、実施の形態3と比して、凹部423A,423Bの基端側に、針先121とは短手方向において逆側の位置に切り欠き部425を設け、針先121と短手方向において同じ側では凹部423A,423Bの間の部分を残す構成とすることによって、内針420の先端側の強度を保持し、より硬い生体組織への穿刺も容易に実行できるようにしている。
なお、本実施の形態1〜4では、生検針100を用いて前立腺2の組織を採取する場合を例に説明したが、もちろん、前立腺2に限らず、いずれの部位の組織の採取に用いてもよい。また、本実施の形態では、超音波内視鏡の挿入部10の処置具チャンネルを介して生検針100の先端を生検部位まで到達させる場合を例に説明したが、生検部位によっては、超音波内視鏡の処置具チャンネルを介さずに生検針100を体外から穿刺することも可能である。
以上のように、本発明にかかる生検針は、組織を確実に採取するとともに、組織採取の際に、組織の採取対象の部位から突出する生検針の長さを短くするのに有用である。
2 前立腺
2a カプセル
3 尿道
4 膀胱
10 挿入部
11 開口部
100 生検針
110,110P 外針
111,111P,121,121P,121−1 針先
120,120P,120P´,220,220−1,320,420 内針
122,122P,122P´,122−1,222 傾斜面
123A,123B,123A−1,123B−1,423A,423B 凹部
123P,123P´ ノッチ部
124,124−1 第1の側面
125,125−1 第2の側面
130 操作部
131 操作部本体
131a ルア口金部
131b バネ組み付け用凸部
131c トリガーボタン用孔
131d 内針ノブ用溝
131e 外針ノブ用溝
132 トリガーボタン
132a,137a 支点
132b 内針固定フック
133 内針チャージ用コイルバネ
134 内針スライダ
135 内針ノブ
136 内針用ストッパ
137 外針固定フック解除レバー
137b 外針固定フック
138 外針チャージ用コイルバネ
139 外針スライダ
140 外針ノブ
141 外針用ストッパ
224,224−1 溝
325,425 切り欠き部

Claims (11)

  1. 長手方向の一端に第1の針先を有する筒状の外針と、
    前記外針に対して前記長手方向に進退自在に挿通される柱状を成す内針であって、先端に形成された第2の針先と、前記第2の針先に向かって傾斜する傾斜面と、前記長手方向に平行な断面に対して垂直な方向を第1の方向と定義するとともに前記第1の方向の反対方向を第2の方向と定義したとき前記第1の方向における第1の側面と前記第2の方向における第2の側面の両側面側に設けられた凹部と、を有し、前記凹部を前記内針の短手方向に平行に投影した領域に前記傾斜面の一部が含まれる内針と、
    を備えたことを特徴とする生検針。
  2. 前記断面は、前記第2の針先を通ることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  3. 前記断面は、前記内針の前記長手方向の中心軸を通ることを特徴とする請求項2に記載の生検針。
  4. 前記凹部の方向の幅は、先端側の方が基端側よりも狭いことを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  5. 前記内針は、前記傾斜面から前記凹部の少なくともいずれか一方まで連通する溝が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の生検針。
  6. 前記内針は、二つの前記凹部の間の一部が長手方向に切り欠かれた切り欠き部であって前記二つの凹部を連通させる切り欠き部を有することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  7. 前記切り欠き部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先と同じ側に位置することを特徴とする請求項に記載の生検針。
  8. 前記切り欠き部は、前記内針の短手方向において前記第2の針先とは逆側に位置することを特徴とする請求項に記載の生検針。
  9. 前記外針および前記内針をそれぞれ独立して長手方向にスライドさせ、前記内針の先端方向へのスライド可能な最大距離よりも前記外針の先端方向へのスライド可能な最大距離の方が大きく設定される移動機構をさらに備え、
    前記外針および前記内針は、前記移動機構によって移動されることによって、前記第2の針先が前記第1の針先よりも先端側に位置する第1の状態と、前記第1の針先が前記第2の針先よりも先端側に位置する第2の状態との間を遷移することを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  10. 前記内針は、円柱状であることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
  11. 前記凹部の深さは、前記第2の針先に向かうにしたがって浅くなることを特徴とする請求項1に記載の生検針。
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