JP6121022B1 - 物品排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で所期の物品排出を的確に行える物品排出装置を提供する。【解決手段】物品排出装置10は、本体部11と、本体部11の内部に設けられ複数個の物品AR11を収容可能な収容部12と、少なくとも1個の物品AR11を保持可能な保持部13bを有する操作部13であって、収容部12から保持部13bへの物品AR11の移動を阻止する阻止位置と収容部12から保持部13bへの物品AR11の移動を許容する許容位置とに変位可能な操作部13と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、内部に収容された物品を操作によって外部に排出可能な物品排出装置に関する。
特許文献1に前掲に関連する装置が開示されているものの、装置自体の構造が複雑であるため、より簡単な構造で物品排出が行える装置が望まれている。
特開2009−279335号公報
本発明の課題は、簡単な構造で物品排出を的確に行える物品排出装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明に係る物品排出装置は、内部に収容された物品を操作によって外部に排出可能な物品排出装置であって、本体部と、前記本体部の内部に設けられ、複数個の物品を収容可能な収容部と、少なくとも1個の前記物品を保持可能な保持部を有する操作部であって、前記収容部から前記保持部への前記物品の移動を阻止する阻止位置と前記収容部から前記保持部への前記物品の移動を許容する許容位置とに変位可能な操作部と、を備えている。
本発明に係る物品排出装置によれば、簡単な構造で物品排出を的確に行うことができる。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係る物品排出装置の前面図、図1(B)は図1(A)に示した物品排出装置の右面図である。 図2(A)は図1(A)に示した物品排出装置のS11−S11線に沿う断面図、図2(B)は図1(B)に示した物品排出装置のS12−S12線に沿う断面図である。 図3(A)は図2に示した収容部の外観斜視図、図3(B)は図2に示した操作部の外観斜視図である。 図4(A)及び図4(B)は図1〜図3に示した物品排出装置の動作説明図である。 図5(A)及び図5(B)は図1〜図3に示した物品排出装置の変形例を示す図である。 図6(A)は本発明の第2実施形態に係る物品排出装置の前面図、図6(B)は図6(A)に示した物品排出装置の右面図である。 図7(A)は図6(A)に示した物品排出装置のS21−S21線に沿う断面図、図7(B)は図6(B)に示した物品排出装置のS22−S22線に沿う断面図である。 図8(A)は図7に示した収容部の外観斜視図、図8(B)は図7に示した操作部の外観斜視図である。 図9(A)及び図9(B)は図6〜図8に示した物品排出装置の動作説明図である。 図10(A)及び図10(B)は図6〜図8に示した物品排出装置の変形例を示す図である。 図11(A)は本発明の第3実施形態に係る物品排出装置の前面図、図11(B)は図11(A)に示した物品排出装置の右面図である。 図12(A)は図11(A)に示した物品排出装置のS31−S31線に沿う断面図、図12(B)は図11(B)に示した物品排出装置のS32−S32線に沿う断面図である。 図13(A)は図12に示した収容部の外観斜視図、図13(B)は図12に示した操作部の外観斜視図である。 図14(A)及び図14(B)は図11〜図13に示した物品排出装置の動作説明図である。 図15は図11〜図13に示した物品排出装置の変形例を示す図である。
《第1実施形態》
図1〜図5は本発明の第1実施形態に係る物品排出装置10を示す。なお、図2、図4及び図5に描いた太線は断面箇所を表し、細線は非断面箇所を表している。また、以下の説明では、図1(A)の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右、上側を上、下側を下と表記する。
先ず、図1〜図3を用いて、物品排出装置10の構造について説明する。この物品排出装置10は、本体部11と、収容部12と、操作部13と、補助部14と、案内部15と、弾性部材16とを備えている。
本体部11は、前壁面F11aと後壁面F11bと左壁面F11cと右壁面F11dと上壁面F11eと下壁面F11fとを有する略直方体状の箱であり、少なくとも上壁面F11eは開閉可能な蓋となっている。前壁面F11aの下部には、略矩形状の排出口11aが形成されている。排出口11aの寸法は、後記物品AR11の排出を支障なく行えるように設定されている。また、上壁面F11eには、略矩形状の支持孔11bが形成されている。この支持孔11bは、操作部13の操作部分13aの上下方向変位を支持する役目を果たす。
収容部12は、略四角筒状であり、複数個の物品AR11(図2(A)を参照)を整列状態で収容可能である。詳しく述べれば、物品排出装置10が排出対象とする物品AR11は略円柱状であるため、収容部12には複数個の物品AR11を横向きで、且つ、上下方向に並んだ状態で収容できる。収容部12の上端部には、物品AR11を投入可能な投入部12aが設けられており、収容部12の下端部には、物品AR11を放出可能な放出部12bが設けられている。図示例にあっては、投入部12aは略矩形状の投入口12a1によって構成され、放出部12bは略矩形状の放出口12b1によって構成されている。投入口12a1の寸法と放出口12b1の寸法は、物品AR11の投入と放出を支障なく行えるように設定されている。ちなみに、投入口12a1と放出口12b1は、好ましくは同一形状及び同一寸法であるが、互いの形状及び寸法が相似の関係にあればよい。また、放出口12b1の後側には、最下位の物品AR11を前方に案内するための前下がりの傾斜面12b2が設けられている。
操作部13は、略四角筒状であり、略直方体状の操作部分13aを上部に有している。この操作部13の操作部分13aを除く上下寸法は、本体部11の上壁面F11eと下壁面F11fの上下間隔よりも小さい。即ち、本体部11に配置された操作部13は、上下方向変位を可能としている。また、操作部13の下部には、下面が前下がりの傾斜面13b1で構成された保持部13bが設けられている。この保持部13bは物品AR11を保持可能な部位である。ここで、保持部13bによる物品AR11の保持とは、物品AR11が少なくとも後述の導入口13cから導き入れられてはいるが、後述の導出口13dから導き出されてはいない状態をいう。さらに、操作部13の保持部13bの後側には、収容部12からの物品AR11を保持部13bに導き入れるための略矩形状の導入口13cが設けられている。さらに、操作部13の保持部13bの前側には、保持部13bから物品AR11を導き出すための略矩形状の導出口13dが設けられている。導入口13cの寸法と導出口13dの寸法は、物品AR11の導入と導出を支障なく行えるように設定されている。ちなみに、保持部13bからの物品AR11の導出をよりスムースに行うには、導出口13dの上下寸法>導入口13cの上下寸法であることが好ましい。
補助部14は、略四角筒状であり、図2(B)から分かるように、収容部12及び操作部13の左右両側の隙間を埋める役目を果たす。案内部15は、略四角筒状であり、図2(A)から分かるように、前下がりの傾斜面15aによって物品AR11を本体部11の排出口11aに案内する役目を果たす。また、案内部15の左右両側には、物品AR11の案内方向を規制するための方向規制部15bが設けられている。
弾性部材16は、輪ゴムや引っ張りバネ等から成り、図2(B)から分かるように、操作部13の左側上端部と左側の補助部14との間、並びに、操作部13の右側上端部と右側の補助部14との間に掛け渡されている。この弾性部材16は、操作部13の下から上への変位を補助する役目を果たす。
次に、前記物品排出装置10の構造をより明らかにすることを目的として、前記物品排出装置10の組み立て方法の一例について説明する。
組み立てに際しては、本体部11の上壁面F11eを開けて、本体部11の内部の最も後側に収容部12が位置し、その前側に操作部13が位置し、その前側に案内部15が位置し、収容部12及び操作部13の左右両側に補助部14が位置するように各々を挿入する。案内部15が本体部11と一体に形成されている場合には、収容部12と操作部13と補助部14を前記同様に挿入する。そして、操作部13の左側上端部と左側の補助部14との間、並びに、操作部13の右側上端部と右側の補助部14との間に弾性部材16を掛け渡す。そして、本体部11の上壁面F11eを閉じる過程で、上壁面F11eの支持孔11bに、操作部13の操作部分13aを挿入する。以上で前記物品排出装置10の組み立ては完了する。
前記物品排出装置10の収容部12に物品AR11を収容するときには、本体部11の上壁面F11eを開けて、投入部12aを通じて、複数個の物品AR11を横向きで、且つ、上下方向に並んだ状態で収容部12に収容し、この後、本体部11の上壁面F11eを閉じればよい。
次に、図4を用いて、前記物品排出装置10による物品AR11の排出動作について説明する。
図2(A)に示した状態では、操作部13は、収容部12から保持部13bへの物品AR11の移動を阻止する阻止位置にあり、操作部13の操作部分13aは、本体部11の上壁面F11eから上方に突出している。この状態で、操作部13の操作部分13aを弾性部材16の弾性力に抗して下方に押し込んで操作部13の下面を下壁面F11fに突き当てると、図4(A)に示したように、操作部13は、収容部12から保持部13bへの物品AR11の移動を許容する許容位置に変位する。即ち、本体部11の下壁面F11fは、操作部13の下方変位を規制する役目を果たしている。
操作部13が阻止位置から許容位置に変位すると、図4(A)に示したように、収容部12に収容されている最下位の物品AR11が、傾斜面12b2による案内を受けつつ、放出部12b(放出口12b1)から放出されるとともに、導入口13cを通じて保持部13bに導き入れられて、保持部13bに保持される。許容位置に変位した操作部13の導出口13dの前側には案内部15があるため、保持部13bに保持された物品AR11が前方に移動することはない。
図4(A)に示した状態で操作部13の操作部分13aの押し込みを解除すると、図4(B)に示したように、操作部13は、弾性部材16の弾性力によって許容位置から阻止位置に変位する。
操作部13が許容位置から阻止位置に変位すると、図4(B)に示したように、保持部13bに保持された物品AR11が、傾斜面13b1による案内を受けつつ、導出口13dから導き出されるとともに、案内部15の傾斜面15a上に移動する。案内部15の傾斜面15a上に移動した物品AR11は、傾斜面15aによる案内を受けつつ、且つ、方向規制部15bによる方向規制を受けつつ、前方に移動して本体部11の排出口11aから外部に排出される。
このように、前記物品排出装置10によれば、簡単な構造で物品排出を的確に行うことができる。
なお、収容部12及び操作部13の左右両側に存する補助部14を排除して、本体部11の左右寸法を小さくし、且つ、各弾性部材16を操作部13と本体部11との間に掛け渡すようにすれば、前記物品排出装置10をより簡単な構造とすることも可能である。また、操作部13の前側に存する案内部15を排除して、本体部11の前後寸法を小さくし、且つ、排出口11aの上下方向位置を高くすれば、前記物品排出装置10をより簡単な構造とすることも可能である。
次に、図5を用いて、前記物品排出装置10の変形例について説明する。
この変形例は、図5(A)及び図5(B)に示したように、収容部12の放出部12b(放出口12b1)の上端に、後続の物品AR11の移動を制限する撓み部12cを設けたものである。この撓み部13cは、図5(A)に示したように、操作部13が阻止位置から許容位置に変位したときに、縦向きに撓んで後続の物品AR11の前方移動を制限する。この撓み部13cは、図5(B)に示したように、操作部13が許容位置から阻止位置に変位したときに、斜め向き又は横向きに撓むため、操作部13の上方変位を阻害することはない。
《第2実施形態》
図6〜図10は本発明の第2実施形態に係る物品排出装置20を示す。なお、図7、図9及び図10に描いた太線は断面箇所を表し、細線は非断面箇所を表している。また、以下の説明では、図6(A)の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右、上側を上、下側を下と表記する。
先ず、図6〜図8を用いて、物品排出装置20の構造について説明する。この物品排出装置20は、本体部21と、3個の収容部22と、3個の操作部23と、案内部24と、弾性部材25とを備えている。即ち、物品排出装置20は、収容部22と操作部23の組み合わせを3組有している。
本体部21は、前壁面F21aと後壁面F21bと左壁面F21cと右壁面F21dと上壁面F21eと下壁面F21fとを有する略直方体状の箱であり、少なくとも上壁面F21eは開閉可能な蓋となっている。前壁面F21aの下部には、略矩形状の排出口21aが形成されている。排出口21aは先に述べた3組の組み合わせで共通のものであり、排出口21aの寸法は、各組み合わせからの後記物品AR21の排出を支障なく行えるように設定されている。また、前壁面F21aには、3個の略矩形状の支持孔21bが左右方向に間隔をおいて形成されている。この3個の支持孔21bは、各操作部23の操作部分23aの前後方向変位を支持する役目を果たす。
3個の収容部22は、縦長で幅広の台板22cの上部傾斜面に、横断面が略コ字状の部材22dを左右方向に間隔をおいて3個設けることによって形成されている。各収容部22は、略四角筒状であり、複数個の物品AR21(図7(A)を参照)を整列状態で収容可能である。詳しく述べれば、物品排出装置20が排出対象とする物品AR21は略直方体状であるため、各収容部22には複数個の物品AR21を上下方向に並んだ状態で収容できる。各収容部22の上端部には、物品AR21を投入可能な投入部22aが設けられており、各収容部22の下端部には、物品AR21を放出可能な放出部22bが設けられている。図示例にあっては、各投入部22aは略矩形状の投入口22a1によって構成され、各放出部22bは略矩形状の放出口22b1によって構成されている。各投入口22a1の寸法と各放出口22b1の寸法は、物品AR21の投入と放出を支障なく行えるように設定されている。ちなみに、各投入口22a1と各放出口22b1は、好ましくは同一形状及び同一寸法であるが、互いの形状及び寸法が相似の関係にあればよい。また、台板22cの各収容部22の下側には、3個の略矩形状の支持孔22c1が左右方向に間隔をおいて形成されている。各支持孔22c1は、各操作部23の前後方向変位を支持する役目を果たす。
3個の操作部23それぞれは、略四角筒状であり、前部が操作部分23aとなっている。各操作部23の操作部分23aを除く前後寸法は、本体部21の前壁面F21aと後壁面F21bの前後間隔よりも小さい。即ち、本体部21に配置された各操作部23は、前後方向変位を可能としている。また、各操作部23の前後方向の略中央には、後面が前下がりの傾斜面23b1で構成された保持部23bが設けられている。この保持部23bは物品AR21を保持可能な部位である。ここで、保持部23bによる物品AR21の保持とは、物品AR21が少なくとも後述の導入口23cから導き入れられてはいるが、後述の導出口23dから導き出されてはいない状態をいう。さらに、各操作部23の保持部23bの上側には、各々に対応する収容部22からの物品AR21を保持部23bに導き入れるための略矩形状の導入口23cが設けられている。さらに、各操作部23の保持部23bの下側には、各保持部23bから物品AR21を導き出すための略矩形状の導出口23dが設けられている。各導入口23cの寸法と各導出口23dの寸法は、物品AR21の導入と導出を支障なく行えるように設定されている。ちなみに、各保持部13bからの物品AR11の導出をよりスムースに行うには、導出口23dの前後寸法>導入口23cの前後寸法であることが好ましい。
案内部24は、略四角筒状であり、図7(A)から分かるように、前下がりの傾斜面24aによって各操作部23の保持部23bからの物品AR21を本体部21の排出口21aに案内する役目を果たす。この傾斜面24aは先に述べた3組の組み合わせで共通のものである。また、案内部24の上面には、各操作部23の保持部23bの導出口23dと向き合うように3個の中継孔24bが左右方向に間隔をおいて設けられている。
弾性部材25は、輪ゴムや引っ張りバネ等から成り、図7(A)から分かるように、各操作部23の後端部と台板22cとの間それぞれに掛け渡されている。各弾性部材16は、各操作部23の後から前への変位を補助する役目を果たす。
次に、前記物品排出装置20の構造をより明らかにすることを目的として、前記物品排出装置20の組み立て方法の一例について説明する。
組み立てに際しては、本体部21の上壁面F21eを開けて、本体部21の内部の最も後側に3個の収容部22(台板22c)が位置し、その前側下部に案内部24が位置するように各々を挿入するとともに、3個の操作部23それぞれを本体部21の前壁面F21aの支持孔21bと台板22cの支持孔22c1に挿入する。そして、各操作部23の後端部と台板22cとの間それぞれに弾性部材25を掛け渡す。そして、本体部11の上壁面F11eを閉じる。以上で前記物品排出装置20の組み立ては完了する。
前記物品排出装置20の各収容部22に物品AR21を収容するときには、本体部21の上壁面F21eを開けて、各々の投入部22aを通じて、複数個の物品AR21を上下方向に並んだ状態で各収容部22に収容し、この後、本体部21の上壁面F21eを閉じればよい。
次に、図9を用いて、前記物品排出装置20による物品AR21の排出動作について説明する。
図7(A)に示した状態では、各操作部23は、各収容部22から各保持部23bへの物品AR21の移動を阻止する阻止位置にあり、各操作部23の操作部分23aは、本体部21の前壁面F21aから前方に突出している。この状態で、3個の操作部23のうちの1個の操作部23の操作部分23aを弾性部材25の弾性力に抗して後方に押し込んで操作部23の後面を後壁面F21bに突き当てると、図9(A)に示したように、操作部23は、これに対応する収容部22から保持部23bへの物品AR21の移動を許容する許容位置に変位する。即ち、本体部21の後壁面F21bは、操作部23の後方変位を規制する役目を果たしている。
操作部23が阻止位置から許容位置に変位すると、図9(A)に示したように、収容部22に収容されている最下位の物品AR21が、放出部22b(放出口22b1)から放出されるとともに、導入口23cを通じて保持部23bに導き入れられて、保持部23bに保持される。許容位置に変位した操作部23の導出口23dの下側には案内部24があるため、保持部23bに保持された物品AR21が下方に移動することはない。
図9(A)に示した状態で操作部23の操作部分23aの押し込みを解除すると、図9(B)に示したように、操作部23は、弾性部材25の弾性力によって許容位置から阻止位置に変位する。
操作部23が許容位置から阻止位置に変位すると、図9(B)に示したように、保持部23bに保持された物品AR21が、傾斜面23b1による案内を受けつつ、導出口23dから導き出されるとともに、案内部24の中継孔24bを通じて傾斜面24a上に移動する。案内部24の傾斜面24a上に移動した物品AR11は、傾斜面24aによる案内を受けつつ、前方に移動して本体部21の排出口21aから外部に排出される。
このように、前記物品排出装置20によれば、簡単な構造で物品排出を的確に行うことができる。
次に、図10を用いて、前記物品排出装置20の変形例について説明する。
この変形例は、図10(A)及び図10(B)に示したように、案内部24の3個の中継孔24bそれぞれの後端に、各中継孔24bを通じて傾斜面24a上に移動する物品AR21を案内する撓み部24cを設けたものである。この撓み部24cは、図10(B)に示したように、操作部23が許容位置から阻止位置に変位して、中継孔24bを通じて傾斜面24a上に物品AR21が移動するときに、物品AR21の自重によって傾き角度が増加するように撓み、この傾きによって物品AR21を前方に的確に案内できる。
《第3実施形態》
図11〜図15は本発明の第3実施形態に係る物品排出装置30を示す。なお、図12及び図14に描いた太線は断面箇所を表し、細線は非断面箇所を表している。また、以下の説明では、図11(A)の手前側を前、奥側を後、左側を左、右側を右、上側を上、下側を下と表記する。
先ず、図11〜図13を用いて、物品排出装置30の構造について説明する。この物品排出装置30は、本体部31と、収容部32と、操作部33と、案内部34とを備えている。
本体部31は、前壁面F31aと後壁面F31bと左壁面F31cと右壁面F31dと上壁面F31eと下壁面F31fとを有する略直方体状の箱であり、少なくとも上壁面F31eは開閉可能な蓋となっている。前壁面F31aの下部には、略矩形状の排出口31aが形成されている。排出口31aの寸法は、後記物品AR31の排出を支障なく行えるように設定されている。また、左壁面F31cと右壁面F31dのそれぞれには、略円形状の支持孔31bが互いに向き合うように形成されている。この2個の支持孔31bは、操作部33の回転変位を支持する役目を果たす。
収容部32は、略四角筒状であり、複数個の物品AR31(図12(A)を参照)を整列状態で収容可能である。詳しく述べれば、物品排出装置30が排出対象とする物品AR31は略円柱状であるため、収容部32には複数個の物品AR31を横向きで、且つ、上下方向に並んだ状態で収容できる。収容部32の上端部には、物品AR31を投入可能な投入部32aが設けられており、収容部32の下端部には、物品AR31を放出可能な放出部32bが設けられている。図示例にあっては、投入部32aは略矩形状の投入口32a1によって構成され、放出部32bは略矩形状の放出口32b1によって構成されている。投入口32a1の寸法と放出口32b1の寸法は、物品AR31の投入と放出を支障なく行えるように設定されている。ちなみに、投入口32a1と放出口32b1は、好ましくは同一形状及び同一寸法であるが、互いの形状及び寸法が相似の関係にあればよい。また、収容部32には、収容部32の上下方向位置を規定するための脚部32cが設けられている。
操作部33は、略六角筒状であり、両端部が操作部分33aとなっている。この操作部33の左右寸法は、本体部31の左壁面F31cと右壁面F31dの左右間隔よりも大きい。即ち、本体部31に配置された操作部33は、その中心線を基準とした回転変位を可能としている。また、操作部33の左右方向の略中央部には、左右両側が傾斜面33b1で構成された保持部33bが設けられている。この保持部33bは物品AR31を保持可能な部位である。ここで、保持部33bによる物品AR31の保持とは、物品AR31が少なくとも保持部33bに接している状態をいう。さらに、操作部33の各操作部分33aと保持部33bとの間それぞれには、撓み片から成る3個の係合部33cが周方向に等角度間隔で設けられている。一方側の3個の係合部33cは本体部31の左壁面F31cの内面に係合し、他方側の3個の係合部33cは本体部31の右壁面F31dの内面に係合して、本体部31に配置された操作部33の左右位置を規定する役目を果たす。
案内部34は、屈曲板状であり、図12(A)から分かるように、前下がりの傾斜面34aによって操作部33の保持部33bからの物品AR31を本体部31の排出口31aに案内する役目を果たす。
次に、前記物品排出装置30の構造をより明らかにすることを目的として、前記物品排出装置30の組み立て方法の一例について説明する。
組み立てに際しては、本体部31の上壁面F31eを開けて、本体部31の内部の最も前側に案内部34が位置し、その上側に収容部32が位置するように各々を挿入するとともに、操作部33を本体部31の左壁面F31cの支持孔31bと右壁面F31dの支持孔31bに挿入する。操作部33の一方側の3個の係合部33cと他方側の3個の係合部33cは撓ませることができるため、操作部33の挿入は左壁面F31cと右壁面F31dの一方の外側から行える。案内部34が本体部11と一体に形成されている場合には、収容部32と操作部33を前記同様に挿入する。そして、本体部31の上壁面F31eを閉じる。以上で前記物品排出装置30の組み立ては完了する。
前記物品排出装置30の収容部32に物品AR31を収容するときには、本体部31の上壁面F31eを開けて、投入部32aを通じて、複数個の物品AR31を横向きで、且つ、上下方向に並んだ状態で収容部32に収容し、この後、本体部31の上壁面F31eを閉じればよい。
次に、図14を用いて、前記物品排出装置30による物品AR31の排出動作について説明する。
図12(A)に示した状態では、操作部33は、収容部32から保持部33bへの物品AR31の移動を阻止する阻止位置にある。この状態で、本体部31の左壁面F31cと右壁面F31dから外側に突出している2個の操作部分33aの少なくとも一方を、時計回り方向又は反時計回り方向に180度回転させると、図14(A)に示したように、操作部33は、収容部32から保持部33bへの物品AR31の移動を許容する許容位置に変位する。
操作部33が阻止位置から許容位置に変位すると、図14(A)に示したように、収容部32に収容されている最下位の物品AR31が、左右両側の傾斜面33b1による案内を受けつつ、保持部33bに移動して保持される。
図14(A)に示した状態で操作部33の2個の操作部分33aの少なくとも一方を、時計回り方向又は反時計回り方向に180度回転させると、図14(B)に示したように、操作部33は許容位置から阻止位置に変位する。
操作部33が許容位置から阻止位置に変位すると、図14(B)に示したように、保持部33bに保持された物品AR31が、案内部34の傾斜面34a上に移動する。案内部34の傾斜面34a上に移動した物品AR31は、傾斜面34aによる案内を受けつつ、前方に移動して本体部31の排出口31aから外部に排出される。
このように、前記物品排出装置30によれば、簡単な構造で物品排出を的確に行うことができる。
次に、図15を用いて、前記物品排出装置30の変形例について説明する。
この変形例は、図15に示したように、操作部33の左右方向の略中央部の両側に、略半円状の撓み部33dを設けたものである。これら撓み部33dは、操作部33が阻止位置から許容位置に変位するとき、並びに、操作部33が許容位置から阻止位置に変位するときに、収容部32の脚部32cに接触して、操作部33の回転抵抗を増加できる。即ち、操作部33の回転位置を前記の抵抗増加によって確認できるため、操作部33が阻止位置にある状態で回転を開始したときには、2回の抵抗増加で1個の物品AR31が排出できることを容易に理解できる。
《他の実施形態》
前述の物品排出装置10、20及び30における本体部11、21及び31と、収容部12、22及び32と、操作部13、23及び33と、その他の要素(弾性部材16及び25を除く)は、厚紙や合成樹脂シート等の扁平状のシート体を適宜折り曲げて立体形状化することによって作製することも可能である。即ち、扁平状のシート体から構成される、本体部11、21及び31用パーツ部と収容部12,22及び32用パーツ部と操作部13、23及び33用パーツ部から装置を組み立てることができるようにすれば、工作によって前述の物品排出装置10、20及び30を作り上げることもできる。この場合、各要素に対応する立体形状物は、単一のシート体から構成されていてもよく、複数のシート体から構成されていてもよいが、単一のシート体から構成されている方が製作が容易である。
10…物品排出装置、11…本体部、F11e…上壁面、F11f…下壁面、11a…排出口、11b…支持孔、12…収容部、12a…投入部、12a1…投入口、12b…放出部、12b1…放出口、AR11…物品、13…操作部、13a…操作部分、13b…保持部、13b1…傾斜面、13c…導入口、13d…導出口、16…弾性部材、20…物品排出装置、21…本体部、F21a…前壁面、F21b…後壁面、21a…排出口、21b…支持孔、22…収容部、22a…投入部、22a1…投入口、22b…放出部、22b1…放出口、AR21…物品、23…操作部、23a…操作部分、23b…保持部、23b1…傾斜面、23c…導入口、23d…導出口、25…弾性部材、30…物品排出装置、31…本体部、F31c…左壁面、F31d…右壁面、31a…排出口、31b…支持孔、32…収容部、32a…投入部、32a1…投入口、32b…放出部、32b1…放出口、AR31…物品、33…操作部、33a…操作部分、33b…保持部、33b1…傾斜面。

Claims (17)

  1. 内部に収容された物品を操作によって外部に排出可能な物品排出装置であって、
    本体部と、前記本体部の内部に設けられ、複数個の物品を収容可能な収容部と、
    少なくとも1個の前記物品を保持可能な保持部を有する操作部であって、前記収容部から前記保持部への前記物品の移動を阻止する阻止位置と前記収容部から前記保持部への前記物品の移動を許容する許容位置とに変位可能な操作部と、を備え、
    操作部の前記保持部は、少なくとも一部が傾斜面である、
    物品排出装置。
  2. 前記収容部と前記操作部の組み合わせを複数組有している、
    請求項1に記載の物品排出装置。
  3. 前記操作部は、前記阻止位置から前記許容位置への変位によって前記収容部からの前記物品を前記保持部で保持し、前記許容位置から前記阻止位置への変位によって前記保持部に保持された前記物品を前記本体部の外部に排出するように構成されている、
    請求項1又は2に記載の物品排出装置。
  4. 前記操作部の前記変位は、直線変位と回転変位の何れか一方である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の物品排出装置。
  5. 前記操作部には、前記許容位置から前記阻止位置への変位を補助する弾性部材が設けられている、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の物品排出装置。
  6. 前記操作部は、前記収容部からの前記物品を前記保持部に導き入れる導入口と、前記保持部から前記物品を導き出す導出口とを有している、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の物品排出装置。
  7. 前記導出口の形状及び寸法は、前記導入口の形状及び寸法よりも大きい、
    請求項6に記載の物品排出装置。
  8. 前記収容部は、複数個の前記物品を整列状態で収容可能に構成されている、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の物品排出装置。
  9. 前記収容部は、前記物品を投入可能な投入部を一端部に有し、前記物品を放出可能な放出部を他端部に有している、
    請求項1〜8の何れか1項に記載の物品排出装置。
  10. 前記投入部には投入口が形成され、前記放出部には放出口が形成されている、
    請求項9に記載の物品排出装置。
  11. 前記投入口と前記放出口は、各々の形状及び寸法が相似の関係にある、
    請求項10に記載の物品排出装置。
  12. 前記本体部は、前記操作部を支持する支持部を有している、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の物品排出装置。
  13. 前記支持部は、前記本体部の第1の壁面に形成された支持孔と、前記操作部の前記阻止位置から前記許容位置への変位を規制する第2の壁面とによって構成されている、
    請求項12に記載の物品排出装置。
  14. 前記支持部は、前記本体部の第1の壁面に形成された第1の支持孔と、前記本体部の第2の壁面に形成された第2の支持孔とによって構成されている、
    請求項12に記載の物品排出装置。
  15. 前記操作部は、前記第1の壁面に係合する第1の係合部と、前記第2の壁面に係合する第2の係合部とを有している、
    請求項14に記載の物品排出装置。
  16. 前記本体部と前記収容部と前記操作部のそれぞれは、前記本体部用パーツ部と前記収容部用パーツ部と前記操作部用パーツ部とから構成されている、
    請求項1〜15の何れか1項に記載の物品排出装置。
  17. 前記本体部用パーツ部と前記収容部用パーツ部と前記操作部用パーツ部は、扁平状のシート体から構成されている、
    請求項16に記載の物品排出装置。
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