JP6120197B1 - コンクリートカッター冷却水給水用スイベルジョイント - Google Patents
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Abstract
Description
ブレードシャフト120の中間部にはブレードシャフト120の回転を許容し、かつ支持するピロー(軸受)125が設けてある。
舗装路面の切断において、通常、冷却水はトラックに搭載した水タンクから落差注水方式で注水されている。冷却水量を増加するため、水タンクを搭載したトラックからポンプでの圧送が考えられるが、エンジンポンプでの圧送はエンジンを継続的に運転する必要があり、DCモーター式ではトラックのバッテリーを利用してポンプを稼動するが、バッテリーを充電するためにトラックのエンジンをかけておく必要がある。しかし、停車中にはトラックのエンジンは停止することが義務付けられているため、エンジンポンプ及びDCモーターによるポンプ圧送が不可能である。
そのため、ポンプを使用しない落差注水方式で、コンパクトかつ注水効率の高いスイベルジョイントを必要とする。
しかしながら、冷却水はタンクから重力による自然流下で供給されるものであり、冷却水のタンク(図示しない)からスイベルジョイント1を経てブレードシャフト120に形成した給水路121に導かれているものであり、ブレードの回転数(ブレードシャフトの回転数)が大きくなるにつれて冷却水の供給量が減少する現象がおこり、ブレード100の冷却が十分におこなわれず寿命が短くなり、また、切粉を含む泥水濃度が高くなり回収が困難になり切断後の清掃に時間がとられるという課題がある。
回転体に液体を供給するスイベルジョイントとして給水口にエルボーを採用して流路を直角に変更することも提案されているが、装置の幅が大きくなるのでコンクリートカッターにはあまり採用されていない。
本発明は、ブレードシャフトの回転数の上昇に伴って冷却水の供給量が減少する原因を探求することによって解決策を見出し、ブレードシャフト120の回転数が上昇しても十分な量の冷却水がブレードに供給されるようにするものである。
そこで、ブレードシャフトに形成した供給水路に冷却水が乱されることなく導入されるように冷却水タンクからブレードシャフトに設けた給水路に水流が滑らかに流入する整流ガイドを設けることによってブレードシャフトの回転によって生ずる水流の乱れを解消し、冷却水の供給量の減少の問題を解決したのである。
スイベルジョイント1は、ベアリング3を収容する円筒形のケース10、冷却水をケース1内に導入するためのホースを取り付けるニップル2からなり、ニップル2はケース10の上部に取り付けられている。ケース10の側面には円形の開口を覆う円形のケースフランジ11がボルト12でケース10に固定してあり、開口を塞いでいる。
ケースフランジ11がケース10にボルト12で固定されると、整流ガイド5の両側の壁51で形成される開口空間50がニップル2の出口の直下に位置するように配置され、壁51の下端は斜めに形成されて傾斜した底板52が設けてあって斜面が形成されており、この底板52によってニップル2から流下する冷却水は全面の壁51に設けた開口54を通り、ブレードシャフト120に形成した給水路121に流れを乱すことなく滑らかに導かれる。
水流に乱れが生ずることがないのでブレードシャフト120が高速回転しても給水量が減少することがない。
更に、ブレードシャフトの回転数を上げていくとその性能の差が拡大することが表1から読み取れる。
従来例である整流ガイドを設けていないスイベルジョイントのケースでは、ブレードシャフトの回転数を上げると極端に給水能力が減少することが示されているが、本願発明の整流ガイドを設けることによって、ブレードシャフトが3000rpmの高速回転の場合、48秒で9.5リットルの冷却水をブレードに給水しており、ブレードシャフトの高速回転時に冷却水の給水量が減少するのを阻止するという目標を通り超えて、冷却水の供給量がほぼ倍増するものであることを示している。
2 ニップル
3 ベアリング
31 オーリング
32 スナップリング
33 固定ボルト
34 ベアリングナット
35 ワッシャー
5 整流ガイド
51 壁板
52 底板
10 ケース
11 ケースフランジ
120 ブレードシャフト
121 供給水路
130 プーリ
131 プーリ固定リング
Claims (2)
- コンクリートカッターのブレードシャフトを利用してブレードに冷却水を給水するためのスイベルジョイントであって、スイベルジョイントのケースの上部にニップルが設けてあり、ケース内にベアリングが内蔵されており、ケース側面のケースフランジに整流ガイドが取付けてあり、この整流ガイドの開口がニップルの直下に位置しており、ニップルから流下する冷却水の方向を水平方向に変更させることを特徴とするコンクリートカッターの冷却水用のスイベルジョイント。
- 請求項1において、整流ガイドは、間隔をあけて取り付けた二つの壁体と、この壁体の下部に設けた斜めの底板からなるものであるコンクリートカッターの冷却水用のスイベルジョイント。
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JP2016247401A JP6120197B1 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | コンクリートカッター冷却水給水用スイベルジョイント |
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JP2016247401A JP6120197B1 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | コンクリートカッター冷却水給水用スイベルジョイント |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6120197B1 true JP6120197B1 (ja) | 2017-04-26 |
JP2018099826A JP2018099826A (ja) | 2018-06-28 |
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ID=58666599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016247401A Active JP6120197B1 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | コンクリートカッター冷却水給水用スイベルジョイント |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6120197B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7471719B1 (ja) | 2023-10-06 | 2024-04-22 | 三笠産業株式会社 | ブレード用給水装置 |
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-
2016
- 2016-12-21 JP JP2016247401A patent/JP6120197B1/ja active Active
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JP2018099826A (ja) | 2018-06-28 |
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