JP6119470B2 - シート分離装置及びシート分離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、積層された複数のシートから最上層のシートを分離するシート分離装置及びシート分離方法に関する。
特許文献1は保護シート供給装置を開示する。保護シート供給装置は、複数の保護シートが積層されて形成される積層体から、最上層の保護シートを分離する。そして、保護シート供給装置は、分離した保護シートをガラス基板の上面に配置する。
具体的には、保護シート供給装置は、吸着ヘッドと、セパレータと、チャックと、移動部と、を備える。チャックは第1挟持片及び第2挟持片を含む。吸着ヘッドは、最上層の保護シートの隅部を上方から吸着して持ち上げる。セパレータは、吸着ヘッドによって持ち上げられた保護シートの隅部の下方の隙間に挿入される。そして、セパレータは、新たな隙間が形成されるように保護シートの縁部に沿って移動する。
チャックは、第1挟持片と新たな隙間に挿入された第2挟持片とで保護シートの縁部を挟持する。移動部は、保護シートの縁部を挟持したチャックを移動させることにより、保護シートをガラス基板の上方に搬送する。そして、チャックは、第1挟持片と第2挟持片とを開くことにより、ガラス基板の上面に保護シートを配置する。
特開2012−148885号公報
しかしながら、最上層のシートに下層のシートが密着した状態で、最上層のシートが吸着パッドに持ち上げられる場合もある。その結果、最上層のシートと伴に下層のシートをガラス基板の上方に搬送してしまう不具合(いわゆる重送)が発生する虞があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、積層された複数のシートから最上層のシートのみを高い確実性で分離できるシート分離装置及びシート分離方法を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、シート分離装置は、積層された複数のシートから最上層のシートを分離する。シート分離装置は、吸着手段と、変位手段と、を備える。吸着手段は、前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する。変位手段は、前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる。
この構成によれば、吸着された最上層のシートに慣性力が作用するため、最上層のシートに下層のシートが密着している場合、下層のシートにも慣性力が作用する。その結果、下層のシートは最上層のシートの一部から引き離されるため、積層された複数のシートから最上層のシートのみを高い確実性で分離できる。
本発明のシート分離装置において、前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を前記シートの積層方向に沿って往復移動させることが好ましい。
この構成によれば、往復移動に伴う吸着手段の変位方向の反転によって、最上層のシート、ひいては、最上層のシートに密着した下層のシートに慣性力を作用させることができる。
又は、本発明のシート分離装置において、前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を下降させ、前記下降中の吸着手段を急制動させることが好ましい。
この構成によれば、吸着手段の急制動によって、最上層のシート、ひいては、最上層のシートに密着した下層のシートに慣性力を作用させることができる。
本発明のシート分離装置において、前記最上層のシートの前記一部は、前記最上層のシートの隅部であることが好ましい。
この構成によれば、最上層のシートの隅部が吸着される。中央部を吸着する場合と比較して、最上層のシートの一部(隅部)から下層のシートを容易に引き離すことができる。
本発明のシート分離装置は、吹付手段をさらに備えることが好ましい。吹付手段は、前記複数のシートからなる積層体の側面に気体を吹き付けて、前記最上層のシートを含む前記複数のシートを浮き上がらせることが好ましい。前記吸着手段は、前記気体が吹き付けられて前記積層体から浮き上がった前記最上層のシートの前記一部を吸着することが好ましい。
この構成によれば、吸着手段は浮き上がった最上層のシートを吸着するため、吸着手段を移動させることなく最上層のシートを吸着できる。その結果、吸着手段の制御を簡易化できる。例えば、吸着を行わせるため吸着手段を積層体の最上面(最上層のシート)まで移動させる動作、及び空中保持を行わせるため吸着手段を積層体から離れるように移動させる動作が不要になる。
本発明のシート分離装置は、搬送手段をさらに備えることが好ましい。搬送手段は、前記吸着手段が変位された後に、前記最上層のシートを搬送することが好ましい。前記吹付手段は、前記搬送手段が前記最上層のシートを搬送する際に、前記積層体の側面に向けて除電用イオンを含有する気体を吹き付けることが好ましい。
この構成によれば、除電用イオンによって、最上層のシートを搬送する際に最上層のシートと最上層のシートの直下のシート(即ち、次の最上層のシート)とが擦れることにより発生した静電気を除電できる。従って、次の最上層のシートと下層のシートとの密着力を弱めることができ、又は次の最上層のシートと下層のシートとが密着することを抑制できる。その結果、積層された複数のシートから次の最上層のシートをより高い確実性で分離できる。また、最上層のシートの搬送に伴って下層のシートが引きずられて移動されることを抑制できる。
本発明のシート分離装置において、前記搬送手段は、挟持手段と、移動手段と、を含むことが好ましい。挟持手段は、前記吸着手段に吸着された前記最上層のシートの縁部を挟持することが好ましい。移動手段は、前記最上層のシートを挟持した前記挟持手段を移動させることにより前記最上層のシートを搬送することが好ましい。前記吹付手段は、前記挟持手段が前記最上層のシートを挟持する動作を行う間、前記気体の吹き付けを停止し、前記移動手段が前記挟持手段を移動させている間、前記気体の吹き付けを行うことが好ましい。
この構成によれば、挟持手段が最上層のシートを挟持する動作を行う間、気体の吹き付けが停止されるため、最上層のシートが気体によってあおられることを抑制できる。その結果、挟持手段は最上層のシートを容易に挟持することができる。
本発明の第2の観点によれば、シート分離方法は、積層された複数のシートから最上層のシートを分離する。シート分離方法は、吸着手段により、前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する工程と、前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる工程と、を含む。
この構成によれば、吸着された最上層のシートに慣性力が作用するため、最上層のシートに下層のシートが密着している場合、下層のシートにも慣性力が作用する。その結果、下層のシートは最上層のシートの一部から引き離されるため、積層された複数のシートから最上層のシートのみを高い確実性で分離できる。
本発明の実施形態1におけるシート分離装置を模式的に示す斜視図である。 (a)本発明の実施形態2におけるシート分離装置を模式的に示す斜視図である。(b)本発明の実施形態2におけるシート分離装置を模式的に示す側面図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による第1分離動作を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による吸着動作を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による第2分離動作を説明する図である。 (a)本発明の実施形態2におけるシート分離装置による第2分離動作での吸着パッドの初期状態を模式的に示す図である。(b)第2分離動作での吸着パッドの上昇過程を模式的に示す図である。(c)第2分離動作での吸着パッドの下降過程を模式的に示す図である。(d)第2分離動作での吸着パッドの上昇過程を模式的に示す図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による第3分離動作を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による挟持動作を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による挟持状態を説明する図である。 本発明の実施形態2におけるシート分離装置による搬送及び除電動作を説明する図である。 本発明の実施形態3におけるシート分離方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(実施形態1)
[基本原理]
図1を参照して本発明の実施の形態1におけるシート分離装置1の基本原理を説明する。図1は、シート分離装置1を模式的に示す斜視図である。シート分離装置1は、積層された複数のシートP(以下、「積層体B」と記載する。)から最上層のシートP(以下、「シートPT」と記載する)を分離する。
シート分離装置1は、吸着パッド3と、エアシリンダ5と、を備える。吸着パッド3は吸着手段として機能する。エアシリンダ5は変位手段として機能する。吸着パッド3は、シートPTの一部(例えば隅部C)を吸着し、シートPTの一部を空中保持する。エアシリンダ5は、シートPTが吸着パッド3により空中保持された後、シートPTに慣性力が作用するように吸着パッド3を変位させる。従って、シートPTに下層のシートPが密着している場合、下層のシートPにも慣性力が作用するため、下層のシートPがシートPTの一部から引き離される。その結果、積層体BからシートPTのみを高い確実性で分離できる。
[座標系及び積層体]
図1を参照してX軸、Y軸、及びZ軸、並びに積層体Bについて説明する。Z軸は鉛直方向に沿った軸である。X軸及びY軸はそれぞれ水平面に平行な軸である。複数のシートPは、水平面に平行に、かつ、鉛直方向に沿って積層されて、積層体Bを形成する。シートPは矩形状を有している。積層体Bの各シートPの長辺及び短辺はそれぞれX軸及びY軸に平行である。シートPの一対の主面のうち、法線ベクトルが鉛直上方向を向いている主面を上面、法線ベクトルが鉛直下方向を向いている主面を下面と定義する。
[変位の例]
図1を参照して、エアシリンダ5による吸着パッド3の変位例を説明する。なお、図1において、変位前の吸着パッド3、シートPT、及びシートPTに密着したシートPは二点鎖線により示される。
例えば、エアシリンダ5は、シートPTを吸着した吸着パッド3を所定位置から所定方向へ変位させ、変位中に急制動させる。吸着パッド3の急制動によって、シートPT、ひいては、シートPTに密着した下層のシートPに慣性力を作用させることができる。
例えば、エアシリンダ5は、シートPTを吸着した吸着パッド3を所定位置から所定方向に沿って往復移動させる。往復移動に伴う吸着パッド3の変位方向の反転によって、シートPT、ひいては、シートPTに密着した下層のシートPに慣性力を作用させることができる。
例えば、エアシリンダ5は、シートPTを吸着した吸着パッド3を所定位置から所定方向へ吸着パッド3の勢いが増すように(吸着パッド3が加速するように)変位させ、変位中に停止させる。勢いを増すような変位中の吸着パッド3の停止によって、シートPT、ひいては、シートPTに密着した下層のシートPに慣性力を作用させることができる。
「所定位置」、「所定方向」、及び「変位」の例を示す。所定位置は、シートPTの一部が空中保持される位置であってよい。シートPTの一部が空中保持される位置は、シートPTの一部の下方に間隙Gが形成される位置であってよい。シートPTの一部はシートPTの隅部Cであってよい。所定方向はシートPの積層方向であってよい。所定方向は、シートPTの主面のうち吸着パッド3により吸着されている面に直交する方向であってよい。所定方向は、鉛直下方向(矢印A1参照)であってよい。なお、鉛直下方向への変位は下降に相当する。変位は、吸着パッド3の勢いが増すように(吸着パッド3が加速するように)吸着パッド3を変位させることであってよい。変位は等速の変位を含んでよい。
吸着パッド3の変位過程の例を示す。エアシリンダ5は、シートPTを空中保持した吸着パッド3を下降させ(矢印A1参照)、下降中の吸着パッド3を急制動させる。又は、エアシリンダ5は、シートPTを空中保持した吸着パッド3を所定位置まで上昇させた後、下降させ(矢印A1参照)、下降中の吸着パッド3を急制動させる。所定位置は、シートPTの一部が空中保持される位置よりも高い位置である。吸着パッド3が下降中に急制動されると、シートPTは吸着パッド3に吸着されているため吸着パッド3と伴に停止する。一方、シートPTに密着した下層のシートPは、急制動により慣性力が作用して、鉛直下方向に移動し、シートPTから離れ得る。
又は、エアシリンダ5は、シートPTを空中保持した吸着パッド3をシートPの積層方向に沿って往復移動させる。吸着パッド3が積層方向に沿って往復移動されると、シートPTは吸着パッド3に吸着されているため吸着パッド3と伴に往復移動する。一方、シートPTに密着した下層のシートPは、変位方向の反転により慣性力が作用して、鉛直下方向に移動し、シートPTから離れ得る。
[適用例]
図1を参照してシート分離装置1の適用例を説明する。適用例では、シート分離装置1は保護シート供給装置として機能する。従って、シートPは保護シートである。保護シートは、ガラス基板(図示せず)を積層する際に、ガラス基板間に配置されて、ガラス基板同士の接触に起因する欠陥の発生率を低減する。保護シートは、例えば、紙シート又は発泡樹脂シートである。保護シートのサイズはガラス基板のサイズと略同一である。例えば、ガラス基板の長辺及び短辺の長さは、それぞれ、2.5m及び1.5mである。
ガラス基板へのシートPの供給過程の概略を説明する。ガラス基板は、コンベア(図示せず)によって、水平面に平行に配置されて、X軸に沿って搬送される。そして、ガラス基板の搬送は、ステーション(図示せず)で一時的に停止される。ステーションは積層体Bの側方に配置される。ステーションに配置されたガラス基板の長辺とシートPの長辺とは平行である。
一方、シート分離装置1は、積層体BからシートPTを分離する。次に、シート分離装置1は、ステーションに配置されたガラス基板の上方にシートPTを搬送し、シートPTをガラス基板の上面に配置する。そして、コンベアは、シートPTが配置されたガラス基板をステーションから移動し、次のシートPTが配置されるべき次のガラス基板をステーションに配置する。以上、ステーションに次々に配置されるガラス基板の上面に次々にシートPTが供給される。
以上、図1を参照して説明したように、本実施形態1によれば、吸着されたシートPTに慣性力が作用するため、シートPTに下層のシートPが密着している場合、下層のシートPにも慣性力が作用する。従って、下層のシートPは、空中保持されたシートPTの一部から引き離される。その結果、積層体BからシートPTのみを高い確実性で分離できる。
(実施形態2)
図2〜図10を参照して本発明の実施の形態2におけるシート分離装置1を説明する。図2〜図10では、説明に必要のない要素の図示を適宜省略している。また、図3、図4、及び図6では、吸着されたシートPTの下面にシートPが密着している状態を例示している。シート分離装置1が保護シート供給装置として機能する例を挙げる。
図2(a)及び図2(b)は、それぞれ、シート分離装置1を模式的に示す斜視図及び側面図である。図2(a)及び図2(b)において、シート分離装置1は、吸着パッド3、エアシリンダ5、ブローノズル7、エアコンプレッサ9、圧力センサ11、吸引ポンプ13、及び支持台15を備える。ブローノズル7は吹付手段として機能する。ブローノズル7は吐出口8を有する。吐出口8は、線状であり、鉛直方向に沿って延びる。ブローノズル7は、吐出口8から気体を吐出する。
また、ブローノズル7が吐出する気体は除電用イオンを含有する。具体的には次の通りである。ブローノズル7は、所定周波数で除電用プラスイオンと除電用マイナスイオンとを交互に生成する。一方、エアコンプレッサ9は高圧気体(例えば高圧空気)を生成して、ブローノズル7に供給する。その結果、ブローノズル7は除電用イオンを含有する気体(以下、「イオン含有気体」と記載する。)を吐出する。
吸引ポンプ13(例えば真空ポンプ)は吸引力を発生する。吸引ポンプ13は吸着パッド3に接続される。従って、吸着パッド3は、吸引ポンプ13の吸引力により、シートPTを吸着する。圧力センサ11は吸引ポンプ13による吸引圧を検知する。支持台15は積層体Bを支持する。
シート分離装置1は、待機状態を起点として、第1分離動作、吸着動作、第2分離動作、第3分離動作、挟持動作、並びに搬送及び除電動作を順に実行する。以下、これらの動作について順番に説明する。
[待機状態]
図2を参照してシート分離装置1の待機状態を説明する。図2(a)及び図2(b)は、待機状態にあるシート分離装置1を模式的に示す。
待機状態では、吸着パッド3は、シートPTの隅部Cに対向し、高さH(例えばH=10mm)の位置に配置される。高さHは、隅部Cから吸着パッド3の先端までの高さである。シート分離装置1の設置面からシートPTまでの高さは、積層体Bを構成するシートPの枚数に依存することなく略一定である。
シートPTの高さを略一定にする機構を説明する。支持台15は弾性部材(図示せず)によって鉛直上方向に向かって付勢される。従って、シートPTが積層体Bから順次取得され、積層体Bの重量が軽くなるにつれて、支持台15は徐々に上昇する。その結果、シート分離装置1の設置面からシートPTまでの高さが略一定になる。
待機状態だけでなく、シート分離装置1の一連の動作を通して、ブローノズル7の位置は一定である。ブローノズル7は、吐出口8の一部が積層体Bの側面Lに対向するように配置される。側面Lは、隅部Cが配置される積層体Bの角部の側面である。
[第1分離動作]
図2及び図3を参照してシート分離装置1による第1分離動作を説明する。図3は第1分離動作を説明する図である。ブローノズル7は、気体を吐出し、積層体Bの側面Lに気体を吹き付ける。従って、側面Lを形成している上層のシートPの隅部(シートPTの隅部Cを含む。)が、浮上すると伴に捌かれる(第1分離動作)。その結果、シートPTに下層のシートPが密着している場合に、シートPTから下層のシートPを引き離すことができる。例えば、第1分離動作では、シートPTの一部(隅部Cを含む。)からシートPが引き離される。
また、本実施形態2では、ブローノズル7がイオン含有気体を側面Lに吹き付けることによって積層体Bを除電する。積層体Bが帯電し、積層体Bの極性がマイナスの部分は、イオン含有気体に含まれる除電用プラスイオンにより、電気的に中性にされ、積層体Bの極性がプラスの部分は、イオン含有気体に含まれる除電用マイナスイオンにより、電気的に中性にされる。その結果、積層体Bのうちイオン含有気体が吹き付けられた部分が除電される。
以上、図2及び図3を参照して説明したように、本実施形態2では、イオン含有気体を側面Lに吹き付けることによって、積層体Bを除電しながら捌く。その結果、側面Lを形成している上層のシートPの隅部において、静電気によるシートP同士の密着を抑制でき、複数のシートPの隅部を効果的に捌くことができる。
[吸着動作]
図2〜図4を参照してシート分離装置1による吸着動作を説明する。図4は吸着動作を説明する図である。吸着パッド3は、イオン含有気体が吹き付けられて浮き上がったシートPTの隅部Cを吸着する(吸着動作)。その結果、シートPTの隅部Cの下方に間隙Gが形成される。
吸着パッド3がシートPTを吸着すると、ブローノズル7はイオン含有気体の吐出を停止する。吸着パッド3がシートPTを吸着したか否かは次のようにして判定される。圧力センサ11は、シートPTの吸着の有無によって変動する吸引圧を検知する。吸引圧が一定値以下まで下降した時にシートPTが吸着されたと判定される。
以上、図2〜図4を参照して説明したように、本実施形態2では、吸着パッド3は浮き上がったシートPTを吸着するため、吸着パッド3を待機状態の位置から移動させることなくシートPTを吸着できる。その結果、吸着パッド3の制御を簡易化できる。例えば、吸着を行わせるため吸着パッド3を積層体Bの最上面(シートPT)まで移動させる動作、及び空中保持を行わせるため吸着パッド3を積層体Bから離れるように移動させる動作が不要になる。
また、本実施形態2では、シートPTの隅部Cが吸着される。シートPTの中央部を吸着する場合と比較して、シートPTの隅部Cから下層のシートPを容易に引き離すことができる。さらに、シートPTの隅部Cを吸着することによって、第1分離動作、第2分離動作、第3分離動作、挟持動作、並びに搬送及び除電動作を円滑に実行できる。
[第2分離動作]
図4〜図6を参照してシート分離装置1による第2分離動作を説明する。図5は第2分離動作を説明する図である。図6(a)、図6(b)、図6(c)、及び図6(d)は、それぞれ、第2分離動作での吸着パッド3の初期状態、上昇過程、下降過程、及び上昇過程を模式的に示す図である。
第1分離動作の完了後でも、シートPがシートPTに密着したままで、吸着パッド3がシートPTを吸着していることもあり得る。そこで、第2分離動作によって、より確実に、シートPTからシートPを引き離すことができる。例えば、第2分離動作では、シートPTの一部(隅部Cを含む。)からシートPが引き離される。
エアシリンダ5は、シートPTを吸着した吸着パッド3に第2分離動作を行わせる。第2分離動作は往復移動(図5に示す矢印A2参照)を含む。その結果、シートPT、ひいては、シートPTに密着した下層のシートPにも慣性力が作用し、シートPがシートPTの一部から引き離される。
以下、第2分離動作の詳細を説明する。第2分離動作における吸着パッド3の初期状態は、ブローノズル7がイオン含有気体の吐出を停止した直後の状態である(図6(a)参照)。従って、初期状態では、吸着パッド3は、待機状態の位置(高さHの位置)でシートPTを吸着(空中保持)している。
エアシリンダ5は、初期状態の吸着パッド3を距離h1だけ鉛直上方向に移動させ(上昇させ)、吸着パッド3の位置を上限位置にする(図6(b)参照)。次に、エアシリンダ5は、上限位置の吸着パッド3を鉛直下方向に変位させる(下降させる)。そして、エアシリンダ5は、吸着パッド3が上限位置から距離h2だけ下降した時点(図6(c)参照)で吸着パッド3の変位方向を反転し(図6(d)参照)、吸着パッド3を鉛直上方向に変位させる(上昇させる)。そして、エアシリンダ5は、吸着パッド3が下限位置(即ち、吸着パッド3が上限位置から距離h2だけ下降した時点の位置)から距離h2だけ上昇した時点で吸着パッド3を停止させる。
以上、図4〜図6を参照して説明したように、本実施形態2では、シートPTを吸着した吸着パッド3に往復移動を行わせる。往復移動に伴う吸着パッド3の変位方向の反転によって、シートPT、ひいては、シートPTに密着した下層のシートPに慣性力を作用させることができる。従って、下層のシートPはシートPTの一部から引き離される。その結果、積層体BからシートPTのみを高い確実性で分離できる。
[第3分離動作]
図6及び図7を参照してシート分離装置1による第3分離動作を説明する。図7は第3分離動作を説明する図である。図7において、シート分離装置1は、セパレータ17をさらに備える。セパレータ17は板状部材である。セパレータ17は端面を有する。セパレータ17の先端部の端面は弧状である。エセパレータ17は、吸着パッド3が変位された後に(本実施形態2では、第2分離動作の後に)、隙間V1に挿入される。隙間V1は、シートPTの直下に配置されたシートPと吸着パッド3に吸着されたシートPTの隅部Cとの隙間である。隙間V1に挿入されたセパレータ17は、隙間V1に連続して新たな隙間V2が形成されるようにシートPTの縁部16に沿って移動する(第3分離動作、図7に示す矢印A3参照)。
なお、セパレータ17は、隙間V1に挿入される前は、原点位置に配置される。原点位置は、積層体Bの側面L(図2(a)参照)よりも外側の位置である。セパレータ17は、原点位置を起点として水平面に平行にX軸に沿って往復移動可能である。X軸に沿った矢印A3が示す方向をセパレータ17の前進方向と定義する。セパレータ17は、原点位置から前進して隙間V1に挿入され、隙間V2を形成しながら前進限まで前進する。その後、セパレータ17は、後退して原点に戻る。
また、セパレータ17の端面にはエアー噴射口(図示せず)が形成される。エアー噴射口が形成される端面は、セパレータ17の前進方向を向く端面である。従って、セパレータ17の前進方向に向かってエアー噴射口からエアーが噴射される。なお、セパレータ17の前進方向を向く端面に連続する弧状の端面にもエアー噴射口(図示せず)を設けることもできる。その結果、前進方向から前進方向に直交する方向までの幅広い方向に向けてエアーを噴射できる。
以上、図6及び図7を参照して説明したように、セパレータ17により隙間V2を形成及び拡大していくことにより、シートPTとシートPTの直下のシートPとの密着領域を縮小させていくことができる。その結果、シートPTにシートPが密着したまま搬送されることを抑制できる。また、セパレータ17はエアーを噴射するため、セパレータ17の前進に伴うセパレータ17とシートPとの間に生じる摩擦を軽減できる。その結果、積層体BからのシートPの位置ずれを抑制できる。また、セパレータ17がエアーを噴射することにより、効果的に隙間V2を形成できる。
[挟持動作]
図7〜図9を参照してシート分離装置1による挟持動作を説明する。図8は挟持動作を説明する図である。図9は挟持状態を説明する図である。図8及び図9において、シート分離装置1は搬送ユニット18をさらに備える。搬送ユニット18は搬送手段として機能する。搬送ユニット18は複数のチャック19及び複数の移動部20を含む。チャック19は挟持手段として機能する。移動部20は移動手段として機能する。各チャック19は挟持片19a及び挟持片19bを有する。チャック19の数は、例えば、シートPTのサイズに応じて任意に設定できる。例えば、1つのチャック19に対応して1つの移動部20が設けられる。
複数のチャック19は、吸着パッド3に吸着されたシートPTの縁部16を挟持する(挟持動作)。具体的には次の通りである。各チャック19の挟持片19a及び挟持片19bは鉛直方向に沿って開閉する。各チャック19は、セパレータ17の前進に伴って新たに形成される隙間V2に開状態の挟持片19bを順次挿入し、挟持片19a及び挟持片19bを順次閉状態とすることによって、挟持片19aと挟持片19bとでシートPTの縁部16を順次挟持していく。
移動部20は、Y軸に沿って往復移動する。移動部20は、対応するチャック19と共に移動することによって、対応するチャック19をY軸に沿って往復移動させる。移動部20は、チャック19とセパレータ17との干渉を避けるため、セパレータ17の前進時および後退時には、チャック19を退避位置に退避させる。待避位置は、Y軸に沿って積層体Bから離れた位置である。
なお、吸着パッド3がシートPTの吸着を解除するタイミングは任意に設定することができる。例えば、最初にチャック19が縁部16を挟持した時点で吸着を解除することができる。例えば、全てのチャック19が縁部16を挟持した時点で吸着を解除することができる。
以上、図7〜図9を参照して説明したように、本実施形態2によれば、セパレータ17が形成した隙間V2を維持した状態で、複数のチャック19によりシートPTの縁部16が挟持される。その結果、吸着パッド3による吸着動作が停止された場合でも、シートPTが再び直下のシートPと密着することを抑制できる。
また、図2〜図4を参照して説明したように、本実施形態2では、吸着パッド3がシートPTを吸着すると、ブローノズル7はイオン含有気体の吐出を停止する。吐出停止状態は挟持動作の間も継続している。つまり、ブローノズル7は、各チャック19がシートPTを挟持する動作を行う間、イオン含有気体の吹き付けを停止している。従って、挟持動作の間、シートPTがイオン含有気体によってあおられることを抑制できる。その結果、各チャック19はシートPTを容易に挟持することができる。
[搬送及び除電動作]
図9及び図10を参照してシート分離装置1による搬送及び除電動作を説明する。図10は搬送及び除電動作を説明する図である。搬送ユニット18は、吸着パッド3が変位された後に(本実施形態2では、全てのチャック19の挟持動作が完了した後に)、シートPTを搬送する(搬送動作)。
具体的には、複数の移動部20は、シートPTを挟持した複数のチャック19を図10に示す矢印A4方向に同時に同速度で移動させることにより、ステーションに配置されたガラス基板の上方にシートPTを搬送する。そして、チャック19の各々が、挟持片19a及び挟持片19bを開状態とすることにより、ガラス基板の上面にシートPTが配置される。
一方、ブローノズル7は、搬送ユニット18がシートPTを搬送する際に(本実施形態2では、搬送ユニット18が搬送を開始してからシートPTをガラス基板の上面に配置するまで)、積層体Bの側面Lに向けてイオン含有気体を吹き付ける(除電動作)。
ここで、第1分離動作(図3参照)を開始してからシートPTをガラス基板の上面に配置するまでを供給動作の1サイクルと定義する。あるサイクルの次のサイクルにおける最上層のシートPT(あるサイクルにおける最上層のシートPTの直下に配置されたシートP)を「シートNPT」と記載する。
以上、図9及び図10を参照して説明したように、本実施形態2によれば、イオン含有気体によって、シートPTの搬送に伴ってシートPTとシートNPTとが擦れることにより発生した静電気を除電できる。従って、シートNPTと下層のシートPとの密着力を弱めることができ、又はシートNPTと下層のシートPとが密着することを抑制できる。その結果、積層体BからシートNPTをより高い確実性で分離できる。つまり、次のサイクルでのシートNPTからの下層のシートPの引き離しを容易にするため、積層体Bの側面Lにイオン含有気体を吹き付ける。また、本実施形態2では、イオン含有気体を吹き付けることによって、シートPTの搬送に伴ってシートPTに下層のシートP(例えば、シートNPT)が引きずられて移動されることを抑制できる。
(実施形態3)
図1及び図11を参照して本発明の実施形態3におけるシート分離方法を説明する。図11はシート分離方法を示すフローチャートである。シート分離方法は実施形態1におけるシート分離装置1によって実行される。シート分離方法は、積層された複数のシートPからシートPTを分離する。工程S1において、吸着パッド3により、シートPTの一部(例えば、隅部C)を吸着し、シートPTの一部を空中保持する。工程S2において、シートPTが吸着パッド3により空中保持された後、シートPTに慣性力が作用するように吸着パッド3を変位させる。例えば、工程S2では、シートPTを空中保持した吸着パッド3を変位(例えば下降)させ、変位中(例えば下降中)の吸着パッド3を急制動させる。例えば、工程S2では、シートPTを空中保持した吸着パッド3をシートPの積層方向に沿って往復移動させる。
以上、図1及び図11を参照して説明したように、本実施形態3によれば、実施形態1と同様に、シートPT、ひいては、下層のシートPに慣性力を作用させることによって、積層体BからシートPTのみを高い確実性で分離できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば、以下のような変形も可能である。
(1)図1を参照して説明した実施形態1では、吸着パッド3に1セットの変位及び急制動を行わせた。ただし、吸着パッド3に複数セットの変位及び急制動を行わせることもできる。
図5及び図6を参照して説明した実施形態2では、エアシリンダ5は吸着パッド3に1回の往復移動を行わせた。ただし、エアシリンダ5は吸着パッド3に複数回の往復移動を行わせてもよい。また、シートPTを吸着した吸着パッド3を振動させることにより、シートPTからシートPを引き離すこともできる。ただし、振動は複数回の往復移動である。
(2)図2を参照して説明した実施形態2では、ブローノズル7の吐出口8は線状であったが、これに限定されない。例えば、ブローノズル7の吐出口8は円状でもよい。
図3及び図10を参照して説明した実施形態2では、ブローノズル7は、積層体Bの側面の一部(側面L)にイオン含有気体を吹き付けた。ただし、積層体Bの側面の全体にイオン含有気体を吹き付けることもできるし、積層体BのシートPTを含む上層のシートPから形成される側面の全体にイオン含有気体を吹き付けることもできる。また、ブローノズル7が吐出する気体はイオンを含有した。ただし、ブローノズル7は、イオンを含有しない気体を吐出することもできる。
(3)図3及び図4を参照して説明した実施形態2では、ブローノズル7を設け、吸着パッド3は、浮き上がったシートPTを吸着した。ただし、ブローノズル7を設けないこともできる。この場合は、吸着パッド3を積層体Bの最上面まで移動させ、最上層のシートPTを吸着させる。そして、シートPTを吸着した吸着パッド3を移動して初期状態にし(図6(a)参照)、第2分離動作を実行する。
(4)図7及び図8を参照して説明した実施形態2では、セパレータ17はエアーを噴射した。ただし、セパレータ17はエアーを噴射しないこともできる。
(5)図10を参照して説明した実施形態2では、ブローノズル7は、搬送ユニット18が搬送を開始してから終了するまでイオン含有気体を吹き付けた。ただし、イオン含有気体を吹き付ける期間は任意に設定できる。例えば、ブローノズル7は、搬送ユニット18が搬送を開始してからシートPT全体が積層体Bから完全に分離されるまで、積層体Bの側面Lに向けてイオン含有気体を吹き付けることもできる。
本発明は、例えば、積層された複数の保護シートから最上層の保護シートを分離し、ガラス基板の表面に配置する工程を実行するガラス製造業、ガラス流通業、及びガラス販売業の分野に利用可能である。
1 シート分離装置
3 吸着パッド
5 エアシリンダ
7 ブローノズル
16 縁部
17 セパレータ
18 搬送ユニット
19 チャック
19a 挟持片
19b 挟持片
20 移動部
P シート
PT 最上層のシート
B 積層体
C 隅部
L 側面
G 間隙
V1 隙間
V2 隙間

Claims (5)

  1. 積層された複数のシートから最上層のシートを分離するシート分離装置であって、
    前記複数のシートからなる積層体の側面に気体を吹き付けて、前記最上層のシートを含む前記複数のシートを浮き上がらせる吹付手段と、
    前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する吸着手段と、
    前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる変位手段と、
    前記吸着手段が変位された後に、前記最上層のシートを搬送する搬送手段と
    を備え
    前記吸着手段は、前記気体が吹き付けられて前記積層体から浮き上がった前記最上層のシートの前記一部を吸着し、
    前記搬送手段は、
    前記吸着手段に吸着された前記最上層のシートの縁部を挟持する挟持手段と、
    前記最上層のシートを挟持した前記挟持手段を移動させることにより前記最上層のシートを搬送する移動手段と
    を含み、
    前記吹付手段は、前記挟持手段が前記最上層のシートを挟持する動作を行う間、前記気体の吹き付けを停止し、前記移動手段が前記挟持手段を移動させている間、前記気体の吹き付けを行うことを特徴とする、シート分離装置。
  2. 前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を前記シートの積層方向に沿って往復移動させることを特徴とする、請求項1に記載のシート分離装置。
  3. 前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を下降させ、前記下降中の吸着手段を急制動させることを特徴とする、請求項1に記載のシート分離装置。
  4. 前記最上層のシートの前記一部は、前記最上層のシートの隅部であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート分離装置。
  5. 積層された複数のシートから最上層のシートを分離するシート分離方法であって、
    前記複数のシートからなる積層体の側面に気体を吹き付けて、前記最上層のシートを含む前記複数のシートを浮き上がらせる工程と、
    吸着手段により、前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する工程と、
    前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる工程と、
    前記吸着手段が変位された後に、前記最上層のシートを搬送する工程と
    を含
    前記最上層のシートの前記一部を空中保持する前記工程では、
    前記気体が吹き付けられて前記積層体から浮き上がった前記最上層のシートの前記一部を前記吸着手段により吸着し、
    前記最上層のシートを搬送する前記工程では、
    挟持手段により、前記吸着手段が吸着した前記最上層のシートの縁部を挟持し、
    移動手段により、前記最上層のシートを挟持した前記挟持手段を移動させて前記最上層のシートを搬送し、
    前記複数のシートを浮き上がらせる前記工程では、
    前記挟持手段が前記最上層のシートを挟持する動作を行う間、前記気体の吹き付けを停止し、前記移動手段が前記挟持手段を移動させている間、前記気体の吹き付けを行うことを特徴とする、シート分離方法。

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