JP6119470B2 - シート分離装置及びシート分離方法 - Google Patents
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Description
[基本原理]
図1を参照して本発明の実施の形態1におけるシート分離装置1の基本原理を説明する。図1は、シート分離装置1を模式的に示す斜視図である。シート分離装置1は、積層された複数のシートP(以下、「積層体B」と記載する。)から最上層のシートP(以下、「シートPT」と記載する)を分離する。
図1を参照してX軸、Y軸、及びZ軸、並びに積層体Bについて説明する。Z軸は鉛直方向に沿った軸である。X軸及びY軸はそれぞれ水平面に平行な軸である。複数のシートPは、水平面に平行に、かつ、鉛直方向に沿って積層されて、積層体Bを形成する。シートPは矩形状を有している。積層体Bの各シートPの長辺及び短辺はそれぞれX軸及びY軸に平行である。シートPの一対の主面のうち、法線ベクトルが鉛直上方向を向いている主面を上面、法線ベクトルが鉛直下方向を向いている主面を下面と定義する。
図1を参照して、エアシリンダ5による吸着パッド3の変位例を説明する。なお、図1において、変位前の吸着パッド3、シートPT、及びシートPTに密着したシートPは二点鎖線により示される。
図1を参照してシート分離装置1の適用例を説明する。適用例では、シート分離装置1は保護シート供給装置として機能する。従って、シートPは保護シートである。保護シートは、ガラス基板(図示せず)を積層する際に、ガラス基板間に配置されて、ガラス基板同士の接触に起因する欠陥の発生率を低減する。保護シートは、例えば、紙シート又は発泡樹脂シートである。保護シートのサイズはガラス基板のサイズと略同一である。例えば、ガラス基板の長辺及び短辺の長さは、それぞれ、2.5m及び1.5mである。
図2〜図10を参照して本発明の実施の形態2におけるシート分離装置1を説明する。図2〜図10では、説明に必要のない要素の図示を適宜省略している。また、図3、図4、及び図6では、吸着されたシートPTの下面にシートPが密着している状態を例示している。シート分離装置1が保護シート供給装置として機能する例を挙げる。
図2を参照してシート分離装置1の待機状態を説明する。図2(a)及び図2(b)は、待機状態にあるシート分離装置1を模式的に示す。
図2及び図3を参照してシート分離装置1による第1分離動作を説明する。図3は第1分離動作を説明する図である。ブローノズル7は、気体を吐出し、積層体Bの側面Lに気体を吹き付ける。従って、側面Lを形成している上層のシートPの隅部(シートPTの隅部Cを含む。)が、浮上すると伴に捌かれる(第1分離動作)。その結果、シートPTに下層のシートPが密着している場合に、シートPTから下層のシートPを引き離すことができる。例えば、第1分離動作では、シートPTの一部(隅部Cを含む。)からシートPが引き離される。
図2〜図4を参照してシート分離装置1による吸着動作を説明する。図4は吸着動作を説明する図である。吸着パッド3は、イオン含有気体が吹き付けられて浮き上がったシートPTの隅部Cを吸着する(吸着動作)。その結果、シートPTの隅部Cの下方に間隙Gが形成される。
図4〜図6を参照してシート分離装置1による第2分離動作を説明する。図5は第2分離動作を説明する図である。図6(a)、図6(b)、図6(c)、及び図6(d)は、それぞれ、第2分離動作での吸着パッド3の初期状態、上昇過程、下降過程、及び上昇過程を模式的に示す図である。
図6及び図7を参照してシート分離装置1による第3分離動作を説明する。図7は第3分離動作を説明する図である。図7において、シート分離装置1は、セパレータ17をさらに備える。セパレータ17は板状部材である。セパレータ17は端面を有する。セパレータ17の先端部の端面は弧状である。エセパレータ17は、吸着パッド3が変位された後に(本実施形態2では、第2分離動作の後に)、隙間V1に挿入される。隙間V1は、シートPTの直下に配置されたシートPと吸着パッド3に吸着されたシートPTの隅部Cとの隙間である。隙間V1に挿入されたセパレータ17は、隙間V1に連続して新たな隙間V2が形成されるようにシートPTの縁部16に沿って移動する(第3分離動作、図7に示す矢印A3参照)。
図7〜図9を参照してシート分離装置1による挟持動作を説明する。図8は挟持動作を説明する図である。図9は挟持状態を説明する図である。図8及び図9において、シート分離装置1は搬送ユニット18をさらに備える。搬送ユニット18は搬送手段として機能する。搬送ユニット18は複数のチャック19及び複数の移動部20を含む。チャック19は挟持手段として機能する。移動部20は移動手段として機能する。各チャック19は挟持片19a及び挟持片19bを有する。チャック19の数は、例えば、シートPTのサイズに応じて任意に設定できる。例えば、1つのチャック19に対応して1つの移動部20が設けられる。
図9及び図10を参照してシート分離装置1による搬送及び除電動作を説明する。図10は搬送及び除電動作を説明する図である。搬送ユニット18は、吸着パッド3が変位された後に(本実施形態2では、全てのチャック19の挟持動作が完了した後に)、シートPTを搬送する(搬送動作)。
図1及び図11を参照して本発明の実施形態3におけるシート分離方法を説明する。図11はシート分離方法を示すフローチャートである。シート分離方法は実施形態1におけるシート分離装置1によって実行される。シート分離方法は、積層された複数のシートPからシートPTを分離する。工程S1において、吸着パッド3により、シートPTの一部(例えば、隅部C)を吸着し、シートPTの一部を空中保持する。工程S2において、シートPTが吸着パッド3により空中保持された後、シートPTに慣性力が作用するように吸着パッド3を変位させる。例えば、工程S2では、シートPTを空中保持した吸着パッド3を変位(例えば下降)させ、変位中(例えば下降中)の吸着パッド3を急制動させる。例えば、工程S2では、シートPTを空中保持した吸着パッド3をシートPの積層方向に沿って往復移動させる。
3 吸着パッド
5 エアシリンダ
7 ブローノズル
16 縁部
17 セパレータ
18 搬送ユニット
19 チャック
19a 挟持片
19b 挟持片
20 移動部
P シート
PT 最上層のシート
B 積層体
C 隅部
L 側面
G 間隙
V1 隙間
V2 隙間
Claims (5)
- 積層された複数のシートから最上層のシートを分離するシート分離装置であって、
前記複数のシートからなる積層体の側面に気体を吹き付けて、前記最上層のシートを含む前記複数のシートを浮き上がらせる吹付手段と、
前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する吸着手段と、
前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる変位手段と、
前記吸着手段が変位された後に、前記最上層のシートを搬送する搬送手段と
を備え、
前記吸着手段は、前記気体が吹き付けられて前記積層体から浮き上がった前記最上層のシートの前記一部を吸着し、
前記搬送手段は、
前記吸着手段に吸着された前記最上層のシートの縁部を挟持する挟持手段と、
前記最上層のシートを挟持した前記挟持手段を移動させることにより前記最上層のシートを搬送する移動手段と
を含み、
前記吹付手段は、前記挟持手段が前記最上層のシートを挟持する動作を行う間、前記気体の吹き付けを停止し、前記移動手段が前記挟持手段を移動させている間、前記気体の吹き付けを行うことを特徴とする、シート分離装置。 - 前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を前記シートの積層方向に沿って往復移動させることを特徴とする、請求項1に記載のシート分離装置。
- 前記変位手段は、前記最上層のシートを空中保持した前記吸着手段を下降させ、前記下降中の吸着手段を急制動させることを特徴とする、請求項1に記載のシート分離装置。
- 前記最上層のシートの前記一部は、前記最上層のシートの隅部であることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシート分離装置。
- 積層された複数のシートから最上層のシートを分離するシート分離方法であって、
前記複数のシートからなる積層体の側面に気体を吹き付けて、前記最上層のシートを含む前記複数のシートを浮き上がらせる工程と、
吸着手段により、前記最上層のシートの一部を吸着し、前記最上層のシートの前記一部を空中保持する工程と、
前記最上層のシートが前記吸着手段により空中保持された後、前記最上層のシートに慣性力が作用するように前記吸着手段を変位させる工程と、
前記吸着手段が変位された後に、前記最上層のシートを搬送する工程と
を含み、
前記最上層のシートの前記一部を空中保持する前記工程では、
前記気体が吹き付けられて前記積層体から浮き上がった前記最上層のシートの前記一部を前記吸着手段により吸着し、
前記最上層のシートを搬送する前記工程では、
挟持手段により、前記吸着手段が吸着した前記最上層のシートの縁部を挟持し、
移動手段により、前記最上層のシートを挟持した前記挟持手段を移動させて前記最上層のシートを搬送し、
前記複数のシートを浮き上がらせる前記工程では、
前記挟持手段が前記最上層のシートを挟持する動作を行う間、前記気体の吹き付けを停止し、前記移動手段が前記挟持手段を移動させている間、前記気体の吹き付けを行うことを特徴とする、シート分離方法。
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