JP6119324B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、像担持体上の静電潜像を現像する現像装置、該現像装置を有するプロセスカートリッジ、該現像装置又はプロセスカートリッジを有する複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ、あるいはこれらのうち少なくとも1つを備えた複合機等の画像形成装置に関する。
従来、二成分現像方式の現像装置は、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を現像剤担持体に担持し、像担持体と対向する現像領域に搬送し、像担持体上に形成された静電潜像を現像して可視化する装置である。現像領域で現像処理を終了しトナーが消費された後、現像剤は回収され、補給されるトナーと混合、攪拌され、再び現像に供される。
このような二成分現像方式の現像装置に用いられる現像剤は、安定したトナー画像を得るために、一定のトナー濃度と帯電量を維持する必要がある。トナー濃度は現像で消費したトナーと補給トナー量により調整され、帯電量はキャリアとトナーとの混合時の摩擦帯電により付与され、これらの機能を現像剤担持体の近傍に配備の現像剤供給装置が備える。
現像剤供給装置は、例えば、複数本の現像剤攪拌搬送部材としての搬送スクリュを現像剤収容器内に並べ、そのうちの少なくとも1本を供給スクリュとして現像剤担持体と対向させ、現像剤担持体と供給スクリュとの間で現像剤供給と回収を同時に進行させる。
現像剤供給装置の近傍に対向配備の現像剤担持体は、複数の磁極を形成するための磁石を固定配置した磁界発生手段を内包する回転可能な非磁性の現像スリーブが広く用いられる。この現像スリーブは内部の磁界発生手段の磁力により、現像剤供給装置の搬送スクリュにより攪拌された現像剤を現像スリーブ上に磁力で担持し、更に、現像剤を現像剤規制部材(ドクタブレード)で一定層厚に規制し、感光体等の像担持体と対向する現像領域に搬送する。
ここで、現像スリーブに担持された現像剤は、現像スリーブ表面と現像剤規制部材(ドクタブレード)の間のギャップ部分(ドクタギャップ)を通過することで、一定体積になるよう規制される。
このドクタギャップを通過した現像剤(膜層)の単位面積当りの重量は汲み上げ量(または搬送量)と呼ばれ、画像濃度に大きな影響を与えることが知られている。汲み上げ量が現像スリーブと感光体とが対向する現像領域の間隙に対して多すぎると、現像剤が現像領域で圧縮され、その時のせん断応力により摩擦発熱することで現像剤自体が溶解して固着するという不具合が生じる。
一方、汲み上げ量が少ないと、像担持体の感光体面に十分なトナーを供給することができないために、画像濃度低下や濃度ムラという不具合が生じる。そのため、安定して高品位の画像を得るためには、現像スリーブ長手方向において適正な範囲の汲み上げ量を確保し、像担持体と対向する現像領域(対向部)に搬送することが重要となる。
そこで、現像剤汲み上げ量が現像剤担持体の長手方向に対して均一になるよう、現像剤規制部材が形成するドクタギャップを現像剤担持体長手方向に対して均一に設定するのが一般的である。
しかし、従来構成の現像装置は、市場での画像形成装置の高速化、高画質化の要求に伴い、現像剤担持体の回転数や現像剤担持体内部の磁界発生手段の磁力が大きくなると、現像剤規制部材に掛かる現像剤圧力が大きくなり、現像剤規制部材の長手方向中央部にたわみが生じる。そして、長手方向中央部におけるドクタギャップが、長手方向端部のドクタギャップと比較して大きくなるという現象が発生する。その結果、長手方向の現像剤層厚にムラが生じ、画像品質の低下を招くという問題がある。
このような従来構成の現像装置における課題に対して、特許文献1には、現像剤規制部材の長手方向両端を現像装置筐体に支持し、かつ、現像スリーブと対向する先端面の長手方向中央が両端に対して0.02〜0.08mmの真直度の差を有して凸形状を成す構成とした現像装置が開示されている。
この様な構成では、駆動時に現像剤規制部材における長手方向中央の先端面が押圧されると、長手方向中央におけるドクタギャップが拡大されて、両端のドクタギャップに対する偏差が吸収されるように変位する。ところが、近年の画像形成装置の高速化に伴い、現像剤担持体の回転数を上昇させる必要があり、これに応じて現像剤が現像剤規制部材の中央部を押圧する程度も大きくなっている。
このため、上述した特許文献1の構成では、現像剤担持体の回転数上昇に伴う現像剤からの押圧力増加によって現像剤規制部材の中央部のドクタギャップが端部より大きくなってしまう。
つまり、特許文献1の技術では、現像剤担持体の回転数上昇に伴う現像剤汲み上げ量の増加に起因する長手方向におけるドクタギャップの偏差を吸収するように、現像剤規制部材の中央部を変位させることができず、ドクタギャップを通過する現像剤量の長手方向偏差を抑制できないため、現像剤層厚のムラに起因する画像品質の低下が生じてしまう。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、現像剤担持体と現像剤規制部材との間隙(ドクタギャップ)を通過する現像剤量の長手方向偏差を抑制して、現像剤層厚のムラによる、画像品質の低下を抑制できる現像装置、そのような現像装置を収容するプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を達成するため以下の構成とした。
本発明である現像装置は、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を収容する現像容器と、前記二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材と、前記現像容器に回転可能に支持され、複数の磁極を形成する磁界発生手段を内包する非磁性のスリーブを有し、前記現像剤搬送部材に攪拌搬送された二成分現像剤を磁力により該スリーブ表面に汲み上げて担持して潜像担持体との対向領域に搬送する現像剤担持体と、前記二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置において、前記現像剤規制部材は、前記スリーブの表面に対して該現像剤規制部材の先端側が長手方向に亘って対向するように前記現像容器に対して取り付けられ、該現像剤規制部材の長手方向中央部が長手方向両端部に比べて前記スリーブの回転方向上流側に向けて突出するように湾曲しており、前記湾曲により、長手方向中央部の方が長手方向両端部よりも前記スリーブの表面に対して近接して配置されることを特徴とする。
本発明によれば、現像剤圧力が掛かる前の初期状態で、現像剤規制部材の先端側の長手方向中央部と両端部の平面直交方向の偏差が0.1〜0.6mmとなる平面度を成すよう湾曲形状に形成される。現像剤圧力が現像剤規制部材の先端側に掛かると、平面直交方向の偏差をキャンセルする変位が生じるので、主板部の先端縁と現像剤担持体の表面の間のドクタギャップを同等にできる。現像剤担持体に担持の現像剤の厚さを長手方向で一定に調整でき、画像ムラをなくし、画像品質を向上できる点が特徴になっている。
本発明に係る実施形態である現像装置及びプロセスカートリッジを備える画像形成装置の全体構成図である。 図1の現像装置を収容するプロセスカートリッジの側断面図である。 図1の現像装置を示す図で、(a)は縦断面図、(b)はケーシング上部を取り除いた斜視図である。 図1の現像装置の供給スクリュと回収スクリュへの現像剤の移動を説明する図である。 図1の現像装置の現像ローラの磁力線及び供給スクリュと回収スクリュへの現像剤の移動を説明する図である。 図1の現像装置の現像ローラに対設されるドクタブレードの平面図である。 図1の現像装置の現像ローラに対設されるドクタブレードの湾曲状態を説明する概略斜視図である。 図1の現像装置で用いる現像ローラとドクタブレードの相対位置の説明図である。 図1の現像装置の現像ローラに対設されるドクタブレードの先端縁の湾曲状態を説明する図である。 図1の現像装置で用いる現像剤収容器に装着された現像ローラにドクタブレードを組み付ける前の分解斜視図で、(a)は全体図、(b)は部分切欠拡大図である。 図1の現像装置で用いる現像剤収容器に装着された現像ローラにドクタブレードを組み付け後の斜視図で、(a)は全体図、(b)は部分切欠拡大図である。 図1の現像装置の現像ローラに対設されるドクタブレードの平面度―汲み上げ量偏差FCRρの関係説明線図である。 図1の現像装置で用いるドクタブレードの平面度検出装置の一例の正面図で、(a)は端部データ検出状態を、(b)は中央部データ検出状態を示す。 第2の実施形態である現像装置で用いるドクタブレードの湾曲状態を説明する概略斜視図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態及び変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1〜図12を参照して、本発明の第1実施形態としての現像装置、同現像装置を収容するプロセスカートリッジ、これらを備える画像形成装置の全体構成を説明する。ここでの画像形成装置100はカラー複写機である。
このカラー複写機(以後画像形成装置と記す)100は、いわゆるタンデム型の画像形成装置であり、中間転写ユニット10に設けられた中間転写ベルト8の下方に沿ってイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に対応する作像部6Y,6M,6C,6K(以下符号を6Y〜6Kとも記す)を有している。
作像部6Y〜6Kは像担持体としての感光体ドラム1と、感光体1へ被転写材Pを自動給紙する原稿自動搬送装置400を備えたスキャナ300を備え、このスキャナ300や不図示の他の画像信号入力装置からの画像信号に応じて画像形成がプリンタ部(画像形成部)500で成される。このプリンタ部500では供給された被転写材Pに原稿画像相当の4色トナー像が転写され、定着処理の後、4色トナー像が定着された被転写材Pをスタック部30に送出する。装置本体101に配設された各作像ユニット6Y〜6Kは作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同様の構成であるので、図2において作像部6と感光体ドラム1と1次転写ローラ9とにおける符号のアルファベット(Y,M,C,K)を省略する。
図2に示すように、作像部6は像担持体としての感光体ドラム1と、感光体ドラム1の周囲に配設された帯電部4、現像装置5、クリーニング部2等によって構成されている。感光体ドラム1上で作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われ、感光体ドラム1上に所望のトナー像が形成される。作像部6を構成する感光体ドラム1、帯電部4、現像装置5、クリーニング部2はそれぞれ装置本体101に対して着脱自在に構成されており、それぞれが寿命に達したときに新品に交換される。本実施形態では作像部6を構成する感光体ドラム1、帯電部4、現像部5、クリーニング部2をそれぞれ単独のユニットとしたが、これ等を一体化して(図2に示す2点差線のケーシング601を用いる)装置本体101に対して着脱自在なプロセスカートリッジとしてもよい。その場合には作像部6のメンテナンス性が向上する。
感光体ドラム1は、図示しない駆動手段によって図2において時計回り方向に回転駆動され、帯電部4の位置でその表面を一様に帯電される(帯電工程)。その後、感光体ドラム1の表面は不図示の露光部から照射されたレーザ光Lの照射位置に達し、この位置での露光走査により静電潜像が形成される(露光工程)。その後、感光体ドラム1の表面は現像装置5(後で、詳細に説明する)との対向位置に達し、この位置で静電潜像が現像されて所望のトナー像が形成される(現像工程)。その後、感光体ドラム1の表面は中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9との対向位置(潜像担持体との対向領域)に達し、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8に転写される(1次転写工程)。
このとき、感光体ドラム1上には僅かながら未転写のトナーが残存する。その後、感光体ドラム1の表面はクリーニング部2との対向位置に達し、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって回収される(クリーニング工程)。最後に感光体ドラム1の表面は図示しない除電部との対向位置に達し、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。これにより感光体ドラム1上で行われる一連の作像プロセスが完了する。
上述した作像プロセスは、4個の作像部6Y,6M,6C,6Kにおいてそれぞれ行われる。すなわち作像部6の下方に配設された図示しない露光部から画像情報に基づいたレーザ光L(図2参照)が各感光体ドラム1に向けて照射される。詳しくは、露光部は光源よりレーザ光Lを照射し、そのレーザ光Lを回転駆動されるポリゴンミラーで走査しつつ、複数の光学素子を介して感光体ドラム1上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体ドラム1上に形成した各色のトナー像を中間転写ベルト8上に重畳転写し、これにより中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
4個の1次転写ローラ9Y,9M,9C,9K(図1参照)は、それぞれ中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。各1次転写ローラ9には、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
そして中間転写ベルト8は矢印方向に走行して各1次転写ローラ9の1次転写ニップを順次通過する。これにより各感光体ドラム1上の各色トナー像が中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。その後、各色のトナー像が重畳転写された中間転写ベルト8は2次転写ローラ19との対向位置に到達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして中間転写ベルト8上に形成されたカラートナー像は、2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の被転写材P上に2次転写される。このとき中間転写ベルト8上には被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存しており、この未転写トナーは図示しないクリーニングユニットによって除去されることで初期状態に復帰する。これにより中間転写ベルト8上で行われる一連の転写プロセスが完了する。
図1に示すように、2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、装置本体101の下方に配設された給紙部26から給紙ローラ27、レジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。給紙部26には被転写材Pが多数枚収納されており、給紙ローラ27が図1において反時計回り方向に回転駆動されると最上位の被転写材Pがレジストローラ対28に向けて分離給送される。レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転を停止しているレジストローラ対28のニップ位置で一時停止される。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ対28が回転駆動され、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送されて被転写材P上に所望のカラー画像が転写される。
2次転写ニップ位置でカラー画像が転写された被転写材Pは定着部20に搬送され、定着ローラ及び加圧ローラによる熱と圧力とにより表面に転写されたカラー画像が定着される。画像が定着された被転写材Pは排紙ローラ対29によって排出され、出力画像としてスタック部30上に順次スタックされる。以上により画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。
図1に示すように、中間転写ユニット10の上方には、トナーボトルユニット31Y,31M,31C,31Kが設けられており、各トナーボトルは各現像装置に図示しないトナー供給手段を介して接続されている。トナー補給が必要な場合にはトナーボトルが回転駆動されて後述するトナー補給口56(図3(b)参照)を介して補給される。
次に、現像装置の構成・動作について詳しく説明する。
現像装置5は、図3(a)に示すように、感光体ドラム1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ51と、現像ローラ51の下方に設置された現像剤規制部材としてのドクタブレード52と、キャリアとトナーとからなる二成分現像剤を収容する現像容器としての現像剤収容ケース部材50と、現像剤収容ケース部材50に形成された第一搬送路59及び第二搬送路58と、第一搬送路59に収納された第一搬送部材としての供給スクリュ53と、第二搬送路58に収納された第二搬送部材としての回収スクリュ54とを備えている。
ここで、現像ローラ51と供給スクリュ53との回収スクリュ54とが現像剤収容ケース部材50(現像容器)に回転可能に支持される。
供給スクリュ53は、現像ローラ51に対向して配置され、現像剤を混合撹拌しながら現像ローラ51に現像剤を供給する。回収スクリュ54は、供給スクリュ53の上方において現像ローラ51に対向して配置され、現像ローラ51から離脱した現像剤を回収する。
図3(a)に示すように、現像ローラ51は、内部に固設された柱状のマグネット55や、マグネットの周囲を回転する、回転可能な非磁性のスリーブ511等で構成されている。現像ローラ51のマグネット55には、P1極〜P5極の5つの磁極が形成されている。5つの磁極が形成されたマグネット55の周囲をスリーブ511が回転することで、その回転に伴い現像剤が現像ローラ51上を移動することになる。なお、図3(a)の現像ローラ51に付した放射状の線分は、P1極〜P5極のそれぞれの磁力がピークになる位置を示すものである。ここで現像剤汲み上げ極P5の磁極(磁界発生手段)の法線方向ピーク磁束密度が60mT以上95mT以下を保持するものが採用され、像剤規制部材との対向部付近にある。これにより、現像剤は汲み上げ極P5によって現像ローラ51に適正汲み上げ量を保持でき、その現像スリーブ511の回転に伴いドクタギャップに応じた層厚に規制される。
現像剤収容ケース部材50には、ポリエステル樹脂を主成分とするトナーと磁性微粒子であるキャリアとを、トナー濃度7Wt%に均一混合した現像剤が一定量充填されている。並列に配置した供給スクリュ53と回収スクリュ54とを600〜800rpmで回転させることによって補給後のトナー攪拌と搬送を同時に行い、トナーとキャリアの均一混合と帯電付与を行っている。
トナーの補給は、図3(b)に示すように、回収スクリュ54の搬送方向上流側に設けられたトナー補給口56(図10(a)、図11(a)参照)から行われる。
均一混合された現像剤は、現像ローラ51に近接して平行に設けられた供給スクリュ53より現像ローラ51に内包されたマグネット55(図3(a)参照)のP4、P5磁力によってスリーブ外周部の表面に搬送される。
図3に示すように、現像ローラ51が図中矢印の通り回転することによって感光体ドラム1と現像ローラ51とによって作られる現像領域に運ばれ、図示しない高圧電源による現像電界を形成することによってトナーが感光体ドラム1上の潜像を現像する。現像後の現像剤は現像ローラ51の回転に伴って第二搬送路58内に回収されるようになっており、第一搬送路59と第二搬送路58とを仕切る分離部材57を介して回収スクリュ54に回収される。
図4は、本実施形態の現像装置5の二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材を示す図で、現像ローラ51を取り除いた上で、図3(a)の矢視A方向から見た平面図で、供給スクリュ53と回収スクリュ54間の現像剤の流れを示している。
スクリュ端の現像剤受け渡し領域である連通口U1及びU2では上段と下段の搬送路が上下に連通している。連通口U2では上段から下段へ、連通口U1では下段から上段へ現像剤が搬送されるようになっている。
連通口におけるスクリュの形状はパドルや逆巻きのスクリュを設けており、搬送方向に対して垂直方向への搬送能力を持たせている。
図5は、現像装置5の現像剤搬送方向と直交する方向での断面図である。
図5に示すように、現像装置5は回収スクリュ54と供給スクリュ53(第1の攪拌軸)とによる縦2軸搬送構成で、現像ローラ51の下部にドクタブレード52(現像剤規制部材であり、後で詳細に説明する)を設けている。
現像装置5内で、現像剤(図中の黒点参照)は、マグネットの磁力の影響を受けて、下方に配置された供給スクリュ53から非磁性スリーブである現像スリーブ511上へ移動し、現像スリーブ511に担持搬送される。この現像スリーブ511の回転に伴って軸中心から水平方向下側にあるドクタブレード52)で現像剤量を規制する。この現像剤は現像スリーブ511上を循環され、現像領域で感光体ドラム1に接触した後、磁力の反作用と分離板57で現像スリーブ511上から剥離される。剥離後の現像剤は分離板57に沿って下方へ移動し、第二搬送路58(第二の隔壁室)内で回収スクリュ54(第二の攪拌軸)で攪拌されながら一方向へ搬送される。
回収スクリュ54の終端に達した現像剤は連通穴U2(図4参照)より第一搬送路59へと落下し、供給スクリュ53(第1の攪拌軸)で回収スクリュ54(第二の攪拌軸)とは逆方向へ搬送されつつ、現像スリーブ511上へ移動する。余剰現像剤は連通穴U2とは反対方向に位置する連通穴U1より第二搬送路58(第二の隔壁室)へと押し上げられ再び回収スクリュ54(第二の攪拌軸)で攪拌される。
この様に、現像装置5は、ドクタブレード52を下側に配置し、2軸の攪拌軸を用いて、現像剤が一方向のみに循環する下ドクタ2軸一方向循環方式である。なお、図5では現像剤規制部材2を一般的に用いられる平板形状で概略して図示した。
次に、二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材であるドクタブレード52を詳細に説明する。
図6に示すように、ここでのドクタブレード52は、金属の板部材に一回曲げを施してプレス成型される。このドクタブレード52は、現像ローラ51の長手方向に長い先端側の主板部521と、その主板部521の後方側に続く屈曲部522と、長手方向両端部に位置する端部締結部523とを一体成形される。
ドクタブレード52は現像ローラ長手方向に長い主板部521に対して屈曲部522を屈曲形成するので、屈曲部522が現像剤規制部材の主要部を成す長い平板状の主板部521の形状剛性を強化できる。
このドクタブレード52(現像剤規制部材)の先端側の主板部521が現像スリーブ511の表面に対して該スリーブの長手方向に亘って対向するよう現像容器に対して取り付けられる。ここでは、図10(a),(b)、図11(a),(b)に示すように、長手方向の両端部である端部締結部523を現像剤収容ケース部材50(現像装置筐体)側の締結ブラケット501に締結される。ここで、左右の締結ブラケット501には端部締結部523を重ねる締結面にナット孔502(図10(b)参照)が形成されている。締結ブラケット501に端部締結部523を重ねた上で、端部締結部523側のボルト穴524に挿通されたボルトB1がナット孔502に締結されることで、ドクタブレード52の左右の端部締結部523が締結される。ドクタブレード52は締結ブラケット501に締結されることで、現像ローラ51の長手方向に沿い並列状に配置できる。
ここで、ドクタブレード52は主板部521の先端縁525を現像ローラ51(現像剤担持体)の表面に対向配置する。
このドクタブレード52の主板部521は、図7、9に示すように、その平面度が現像ローラ長手方向に亘って偏差ρ1を持っている。左右の端部締結部523(両端部)を基準として、主板部521(現像剤規制部材)はその長手方向中央部fcが両端部fsに対して0.1〜0.6mmの平面度を成す湾曲形状を成す。ここで、長手方向中央部fcの中央湾曲方向が非磁性スリーブ511と近接する側に設定される。この際、図8,9に示すように、ドクタブレード52(現像剤規制部材)の長手方向中央部fcが長手方向両端部fsに比べてスリーブ511の回転方向上流側に向けて突出するように湾曲している。
即ち、後述のような現像剤圧力が掛かる前の初期状態で、図7、9に示すように、主板部521(現像剤規制部材)の主板部521の長手方向中央部fcと両端部fsの平面直交方向の偏差ρ1が0.1〜0.6mmとなる平面度を成すよう湾曲形状に形成される。
次に、ここで用いる主板部521の平面度の計測方法を説明する。
図13(a)、(b)に示すように、常盤201の上にブロックゲージ202(向かい合う平行な二面であれば何でも良い)を乗せてその上にドクタブレード52(現像ドクタ)の端部締結部523を乗せる。両端のブロックゲージ202の上面は(理論上は)平行面で、この面をダイヤルゲージ203でゼロ点に設定する。
この状態からダイヤルゲージ203のプローブを長手方向に移動dsさせながらドクタブレード52の反り面(下面)に当てていき、ゼロ点からの差を読み取る。ドクタブレード52を図の下面から計測している理由は、上面側には不図示の磁性板や拡散板が取り付けられており(二成分現像に限る)、ブロックゲージ202上面と接触する部分が平面でない場合が多いためである。
ここで、一般的な平面度の定義から考えると、ドクタブレード52の平面度はダイヤルゲージ203を長手方向全域に走査したときの最大値となる。しかし、ドクタブレード52の端部締結部523(両端部)を基準とする場合は、主板部521の長手方向中央部fcと左右両端部fsの三領域について、それぞれの平面度の偏差を設定することが肝要である。
それは、現像領域に対応する主板部521の長手方向中央部fcと、左右両端部fsとで、平面度が異なっていないと、主板部521に狙った湾曲形状を形成できないためである。
例えば、主板部521の長手方向中央部fcにおいて0.6mm、左右両端部fsよりも突出した滑らかな湾曲形状を持たせたい場合には、左右両端部fs近傍の平面度を0.3mm程度に設定すると良い。
なお、本実施形態のドクタブレード52は平面度0.6mm程度としている。このため、端部締結部523自体の傾きは極わずかであり、図10、図11に示したようなボルトB1による締結(組付け)が可能である。この際、両端部fs近傍域は直状に戻ろうとするが、長手方向中央部fcへの影響は小さいため、長手方向中央部fcは湾曲状態を維持することができる。
次に、図7〜図9で示すようにドクタブレード52は、長手方向中央部fcの突出し面側が現像剤圧力の掛かる面を成し、図中下方に、即ち、スリーブの回転方向上流側に向けて突き出すように形成される。
更に、ここでは、図8に示すように、主板部521の長手方向中央部fcの先端縁525を現像ローラ51の表面に対向配置する。この際、現像ローラ51の中心点Oから半径方向に延びる基準線L0(この線は図5に示すドクタブレード52の傾きに沿う傾斜線)に沿うように、主板部521が配備される。
そして、図8に示すように、主板部521の中央部fcが基準線L0に沿うよう配備すると、端部締結部523(両端部)が基準線L0から図中上方へ離れる。この際、基準線L0に沿ってドクタブレード52の中央部fcの先端縁525が現像ローラ51の表面との間隙g1(ドクタギャップ)だけ離れる。更に、ドクタブレード52の両端縁部fsの先端縁525が現像ローラ51の表面との間隙g2(ドクタギャップ)だけ離れる。
この際、図8に示すように、主板部521の平面直交方向の偏差ρ1である平面度を0.1〜0.6mmとなるよう湾曲形状することで、端部締結部523(fsの一部)に対して長手方向中央部fcの先端縁525が差分dg(=g2−g1)だけ狭まったドクタギャップで接近配備されることとなる。即ち、長手方向中央部fcの方が長手方向両端部よりも現像スリーブ511の表面に対して近接して配置される。
なお、実際の組み付け工程では、シックネスゲージで中央部fcのドクタギャップg1、両端縁部fsのドクタギャップg2が計測され、調整される。
このような構成のドクタブレード52を備えた現像装置5では、図5に示すように、現像剤は汲み上げ極P5によって現像ローラ51(現像剤担持体)に保持され、その現像スリーブ511の回転に伴い回転搬送されるが、現像ローラ51によりドクタギャップに応じた層厚に規制される。
即ち、ここで、ドクタギャップが広いほど現像剤汲み上げ量も多くなり、逆にドクタギャップが狭いほど現像剤汲み上げ量は少なくなる。ここでは、図8,9で示したドクタブレード52の長手方向中央部fcを現像剤圧力の掛かる面であるスリーブの回転方向上流側(図8,9で下面)に向け突き出す凸形状にしている。ここでは、長手方向真直度、即ち、長手方向と直交する上下方向(図7において主板部521の面に垂直な方向)で偏差を持たせた。この場合は、長手方向中央部fcのドクタギャップを差分dg(=g2−g1)だけ左右両端部fsのドクタギャップに比べてあらかじめ狭く設定しておく。
これによって、現像剤圧力がかかった状態で長手方向中央部fsがドクタギャップの差分dgをキャンセル(消滅)する方向に変位する。即ち、現像剤担持体表面に汲み上げられた二成分現像剤による押圧力により、現像スリーブの回転方向下流側へ変位する。
このため、長手方向中央部fsにおいても左右両端部fsのドクタギャップと略同一のドクタギャップとすることができる。即ち、現像ローラの長手方向に亘って略一定のドクタギャップとすることができる。
このように、図7の湾曲したドクタブレード52(現像剤規制部材)を用いることによって、現像ローラ51の回転時に中央部fcの現像剤圧力の掛かる面が両端部fsと比較して現像スリーブ表面から離れる方向に変位する。これ故中央部fcのドクタギャップは広くなり、結果として現像ローラ長手方向でドクタギャップを同等にでき、現像ローラの長手方向に亘って均一な汲み上げ量を得ることができる。このため、現像ローラ51に担持の現像剤の厚さを長手方向で一定に調整でき、画像ムラをなくし、画像品質を向上できる。
ここで、図12には、本発明者が図7のドクタブレード52に基づき実測した、Center(fc部)平面度〔mm〕とFCR汲み上げ量偏差〔mg/cm^〕(現像ローラ長手方向における汲み上げ量偏差)の実験結果・データを示す。なお、ここで、FCR:Front・Center・Rearの略。現像装置は長手方向を画像形成装置の前後方向として装着される。ここでのドクタブレード52は金属板のプレス加工品であり、一回曲げにより屈曲部522を形成することでドクタブレード52としての剛性確保が容易となるような材質や厚みのものが適宜採用される。
この図12の平面度とFCR汲み上げ量偏差データから、長手方向中央部fcの両端部fsに対する平面度〔mm〕が約0.10以上0.60以下の範囲で、FCR汲み上げ量偏差が減少傾向であった。言い換えると、長手方向中央部fcの両端部fsに対する平面度〔mm〕を約0.10以上0.60以下の範囲に設定した場合に、現像ローラ長手方向の現像剤の層厚を均一に近付けることができる。また、長手方向中央部fcの両端部fsに対する平面度〔mm〕が約0.28以上0.51以下の範囲で、FCR汲み上げ量偏差が1〔mg/cm^〕近傍の値に収まり、現像ローラ長手方向の現像剤の層厚をほぼ一定にすることができる。
<変形例1>
上述した第1実施形態では、ドクタブレード52(現像剤規制部材)の主板部521の先端縁525は、図7における主板部521の面部分に対して垂直な方向から見た場合に直線状である。そして、その主板部の面部分に沿う方向から見た場合(図9参照)に、先端縁525は湾曲している。
本変形例1では、これに代えて、図14に示すようなドクタブレード52aを用いてもよい。
このドクタブレード52aは上述した実施形態で用いるドクタブレード52と対比し、主板部521aの先端縁525aの形状が相違するのみで、そのほかの構成は同等であるので、重複構成の説明を略す。また、現像装置以外の画像形成装置の構成についても同等であるので、重複構成の説明を略す。
ここで、図14に示すように、ドクタブレード52aの主板部521aの先端側の端面(平面視で先端縁)525aは、主板部521aの面部分に対して垂直な方向から見た場合に、左右両端部fsよりも長手方向中央部fcが、現像スリーブ511の方向(図14の符号d1方向)に向けて突出した凸形状である。そして、その主板部の面部分に沿う方向から見た場合に、先端縁525aは上述した第1実施形態のドクタブレード52と同様に湾曲している。なお、長手方向中央部fcの先端側の端面(平面視で先端縁)525aは、左右両端部fsよりも0.02〜0.08mm現像ローラ51側(d1方向)に突出させてある。
このようにドクタブレード52a(現像剤規制部材)における現像スリーブ511に対向する先端側の端面(平面視で先端縁)525aは、長手方向中央部fcが両端部fsに対して0.02〜0.08mmの真直度の差を有する。しかも、該端面の長手方向中央部が現像スリーブ511に向けて突出した凸形状を備える共に、該長手方向中央部fcと両端部fsとの間に湾曲形状を備える。
即ち、ドクタブレード52aは長手方向中央部fcが凸形状と湾曲形状(ドクタブレード52の中央部fcが有する)を併せ持った構成である。このため現像スリーブ511の駆動に伴い搬送する現像剤が主板部521aの長手方向中央部fcに当接して押圧力を加えると、長手方向中央部fsがドクタギャップの差分dgをキャンセル(消滅)する方向に変位する。このため、長手方向中央部fsにおいても左右両端部fsのドクタギャップと略同一のドクタギャップとすることができ、現像ローラの長手方向に亘って略一定のドクタギャップとすることができる。
また、画像形成装置の画像形成速度の高速化に伴う長手方向中央部のドクタギャップの更なる広がりが懸念される場合であっても、本変形例1では長手方向中央部fcが凸形状を更に備えている。このように、長手方向中央部fcのドクタギャップを左右両端部fsと比較してあらかじめ大幅に狭く設定してあるため、現像剤汲み上げ量を長手方向に対して略均一にすることができる。そのため、画像ムラを防止し、画像品質を向上させることができる。
なお、画像形成装置としてカラー複写機について説明したが、モノクロ複写機に対して本発明を適用することも可能である。また、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像処理装置に本発明を適用することも可能である。
50 現像剤収容ケース部材
501 現像装置筐体側
51 現像剤担持体
511 スリーブ
52 現像剤規制部材
521 主板部
525 主板部の先端縁
53,54 現像剤搬送部材
55 磁界発生手段
fc 中央部
fs 両端部
特開2007−121964号公報

Claims (12)

  1. トナーとキャリアから成る二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、複数の磁極を形成する磁界発生手段を内包する非磁性のスリーブを有し、前記現像剤搬送部材に攪拌搬送された二成分現像剤を磁力により該スリーブ表面に汲み上げて担持して潜像担持体との対向領域に搬送する現像剤担持体と、
    前記二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、
    前記スリーブの表面に対して該現像剤規制部材の先端側が長手方向に亘って対向するように前記現像容器に対して取り付けられ、該現像剤規制部材の長手方向中央部が長手方向両端部に比べて前記スリーブの回転方向上流側に向けて突出するように湾曲しており、前記湾曲により、長手方向中央部の方が長手方向両端部よりも前記スリーブの表面に対して近接して配置されることを特徴とする現像装置。
  2. トナーとキャリアから成る二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、複数の磁極を形成する磁界発生手段を内包する非磁性のスリーブを有し、前記現像剤搬送部材に攪拌搬送された二成分現像剤を磁力により該スリーブ表面に汲み上げて担持して潜像担持体との対向領域に搬送する現像剤担持体と、
    前記二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、
    前記スリーブの表面に対して該現像剤規制部材の先端側が長手方向に亘って対向するように前記現像容器に対して取り付けられ、該現像剤規制部材の長手方向中央部が長手方向両端部に比べて前記スリーブの回転方向上流側に向けて突出するように湾曲しており、
    前記現像剤規制部材の長手方向中央部は、前記現像剤担持体表面に汲み上げられた二成分現像剤による押圧力により、前記回転方向下流側へ変位するよう構成されることを特徴とする現像装置。
  3. トナーとキャリアから成る二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、複数の磁極を形成する磁界発生手段を内包する非磁性のスリーブを有し、前記現像剤搬送部材に攪拌搬送された二成分現像剤を磁力により該スリーブ表面に汲み上げて担持して潜像担持体との対向領域に搬送する現像剤担持体と、
    前記二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、
    前記スリーブの表面に対して該現像剤規制部材の先端側が長手方向に亘って対向するように前記現像容器に対して取り付けられ、該現像剤規制部材の長手方向中央部が長手方向両端部に比べて前記スリーブの回転方向上流側に向けて突出するように湾曲しており、
    前記現像剤規制部材における前記スリーブに対向する先端側の端面は、長手方向中央部が両端部に対して0.02〜0.08mmの真直度の差を有し、該端面の長手方向中央部が前記スリーブに向けて突出した凸形状を備えることを特徴とする現像装置。
  4. トナーとキャリアから成る二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記二成分現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、複数の磁極を形成する磁界発生手段を内包する非磁性のスリーブを有し、前記現像剤搬送部材に攪拌搬送された二成分現像剤を磁力により該スリーブ表面に汲み上げて担持して潜像担持体との対向領域に搬送する現像剤担持体と、
    前記二成分現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、
    前記スリーブの表面に対して該現像剤規制部材の先端側が長手方向に亘って対向するように前記現像容器に対して取り付けられ、該現像剤規制部材の長手方向中央部が長手方向両端部に比べて前記スリーブの回転方向上流側に向けて突出するように湾曲しており、
    前記現像剤規制部材における前記スリーブに対向する先端側の端面は、長手方向中央部が両端部に対して0.02〜0.08mmの真直度の差を有し、該端面の長手方向中央部が前記スリーブに向けて突出した凸形状を備えると共に、該長手方向中央部と該両端部との間に湾曲形状を備えることを特徴とする現像装置。
  5. 前記現像剤規制部材は、前記湾曲により、長手方向中央部の方が長手方向両端部よりも前記スリーブの表面に対して近接して配置されることを特徴とする請求項3または4に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤規制部材の長手方向中央部は、前記現像剤担持体表面に汲み上げられた二成分現像剤による押圧力により、前記回転方向下流側へ変位するよう構成されることを特徴とする請求項1、3、4または5に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤規制部材の長手方向中央部と前記スリーブの表面との間隙及び前記現像剤規制部材の長手方向両端部と前記スリーブの表面との間隙は、前記回転方向下流側への変位によって、長手方向に亘って略均一になるよう設定されていることを特徴とする請求項2または6に記載の現像装置。
  8. 前記現像剤規制部材の長手方向中央部は、長手方向両端部に対して0.1〜0.6mmの平面度を有するように湾曲していることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1つに記載の現像装置。
  9. 前記現像剤規制部材は、金属の板部材に一回曲げを施して主板部及び屈曲部を長手方向に長く形成した構成であることを特徴とする請求項1乃至の何れか1つに記載の現像装置。
  10. 前記磁界発生手段は、前記現像剤規制部材との対向部付近の磁極の法線方向ピーク磁束密度が60mT以上95mT以下であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1つに記載の現像装置
  11. 請求項1乃至10の何れか1つに記載の現像装置を具備したことを特徴とするプロセスカートリッジ
  12. 請求項1乃至10の何れか1つに記載の現像装置、または、請求項11に記載のプロセスカートリッジを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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