以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、ネットワークを介した通信により遠隔地とリアルタイムでやりとりを行う情報処理装置として、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等のネットワーク回線を介して遠隔地にいるユーザ同士がリアルタイムでテレビ会議を行うことを可能とするためのテレビ会議機能を提供するテレビ会議システム管理サーバに接続されているクライアント端末を例として説明する。従って、ユーザは、本実施形態に係るクライアント端末を操作してテレビ会議システム管理サーバとのネットワーク通信を行うことにより、遠隔地にいるユーザとテレビ会議を行うことができるようになる。尚、本実施形態に係るクライアント端末には、上記テレビ会議を可能とするための専用のソフトウェアであるテレビ会議アプリケーション(以下、「テレビ会議アプリ」とする)がインストールされている。即ち、本実施形態においては、テレビ会議アプリが、リアルタイム通信制御部として機能する。
また、本実施形態に係るクライアント端末は、通信回線の混線、電波強度の低下等によりネットワーク接続が切断されて、テレビ会議システム管理サーバとネットワーク通信を行うことができないオフライン状態となった場合に、オフライン状態になったことをユーザに通知するためのオフライン通知画面を表示するようになっている。即ち、本実施形態においては、オフライン通知画面が切断通知画面として表示される。
このようなクライアント端末において、本実施形態に係る要旨の一つは、オンライン状態においてネットワーク通信が切断されてオフライン状態になった場合に、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無に応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定テーブル(以下、「オフライン通知判定Tb」とする)を参照して、実際にオフライン状態となったときの遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無に基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末によれば、オフライン状態になったことを適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。尚、後述するように、本実施形態においては、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無については、テレビ会議アプリの動作状態により区別される。
また、このようなクライアント端末において、本実施形態に係る他の要旨の一つは、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無とテレビ会議アプリが表示し得る表示画面との組み合わせに応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定Tbを参照して、実際にオフライン状態となったときの遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無とテレビ会議アプリが表示している表示画面との組み合わせに基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末によれば、オフライン状態になったことを更に適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。以下、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るテレビ会議システムの運用形態について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るテレビ会議システムの運用形態の例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るテレビ会議システムは、テレビ会議システム管理サーバ1が接続されたネットワーク3と、クライアント端末2a、2bが接続されたネットワーク4とがインターネットや電話回線等の公衆回線5を介して接続されて構成されている。以下では、クライアント端末2aと2bとを区別する必要がない場合に限り、それらをまとめてクライアント端末2とする。
尚、ネットワーク4に接続されているクライアント端末2の数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムであっても良い。また、それぞれ異なるクライアント端末2が接続された複数のネットワークが公衆回線5を介してテレビ会議システム管理サーバ1と接続される構成としても良いし、テレビ会議システム管理サーバ1とクライアント端末2とが同一のネットワーク上に接続されて構成されていても良い。
テレビ会議システム管理サーバ1は、本実施形態に係るテレビ会議システムを管理するための共有サーバである。そのため、テレビ会議システム管理サーバ1は、テレビ会議システムに登録されているユーザを管理し、クライアント端末2から送信されてきたIDやパスワード等の認証情報に基づいてログイン認証を行い、ログイン認証の結果に応じてテレビ会議システムの利用を許可する。
クライアント端末2は、ユーザが操作する情報処理端末であり、PC(Personal Computer)等の情報処理装置によって実現される。クライアント端末2は、PDA(Personal Digital Assistant)やスマートフォン、タブレット端末等の携帯情報端末によって実現されても良い。尚、上述したように、本実施形態に係るクライアント端末2には、上記テレビ会議を可能とするための専用のソフトウェアであるテレビ会議アプリがインストールされており、クライアント端末2は、そのテレビ会議アプリの機能によりテレビ会議システムを利用することが可能となる。
また、クライアント端末2aとクライアント端末2bはお互いに遠隔地に設置されており、テレビ会議システム管理サーバ1が提供するテレビ会議機能によりクライアント端末2aとクライアント端末2bとがリアルタイムで情報のやり取りを行うことによりテレビ会議を行うように構成されている。尚、本実施形態においてリアルタイムとは、ネットワークを介した通信によるタイムラグや、テレビ会議システム管理サーバ1及びクライアント端末2の処理速度によるタイムラグを考慮したものとなっている。
尚、図1におけるネットワーク3、4は、例えば、オフィスLAN(Local Area Network)等の限定されたネットワークであり、テレビ会議システム管理サーバ1、クライアント端末2は、夫々のLANを介して公衆回線5に接続されるが、公衆回線5に直接接続される態様とすることも可能である。
次に、本実施形態に係るテレビ会議システム管理サーバ1、クライアント端末2のハードウェア構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るクライアント端末2のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。以下の説明においては、クライアント端末2のハードウェア構成を例として説明するが、テレビ会議システム管理サーバ1についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係るクライアント端末2は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、クライアント端末2全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザがクライアント端末2の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス、タッチパネル等、ユーザがクライアント端末2に情報を入力するためのユーザインタフェースである。尚、図1において説明したように、本実施形態に係るテレビ会議システム管理サーバ1は共有サーバとして運用される。従って、テレビ会議システム管理サーバ1については、LCD60及び操作部70等のユーザインタフェースは省略可能である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るクライアント端末2の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成を模式的に示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、通信部201、オフライン通知判定部202、動作状態管理部203、表示画面管理部204、表示部205、オフライン通知判定Tb記憶部206を備えている。
通信部201は、ネットワーク3やネットワーク4、公衆回線5を介してテレビ会議システム管理サーバ1との間で情報の授受を行う。また、通信部201は、ネットワーク接続が切断されたことを検知する。即ち、本実施形態においては、通信部201が、切断検知部として機能する。オフライン通知判定部202は、ネットワークが切断されてオフライン状態となった場合に、オフライン通知判定Tb記憶部206に記憶されているオフライン通知判定Tbを参照して、オフライン通知画面を表示するか否かを判定する。即ち、本実施形態においては、オフライン通知判定部202が、切断通知判定部として機能する。動作状態管理部203は、テレビ会議アプリの動作状態を管理する。
表示画面管理部204は、テレビ会議アプリが表示部205に表示する表示画面を管理する。また、表示画面管理部204は、表示部205に各表示画面を表示する。即ち、本実施形態においては、表示画面管理部204が、表示制御部として機能する。表示部205は、クライアント端末2の状態を視覚的に表示する出力インタフェースである。尚、表示部205は、図2に示すLCD60によって実現される。オフライン通知判定Tb記憶部206は、オフライン通知判定Tbを記憶する。
次に、本実施形態に係るオフライン通知判定Tbについて、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るオフライン通知判定Tbのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係るオフライン通知判定Tbには、テレビ会議アプリの動作状態とテレビ会議アプリが表示し得る表示画面との組み合わせ毎にオフライン通知画面を表示するか否かが定められている。即ち、本実施形態においては、オフライン通知判定Tbが、切断通知情報として用いられる。
ここで、本実施形態に係るテレビ会議アプリの動作状態として、図4に示すように、システムから既にログアウトしている状態である「ログアウト」、テレビ会議システム管理サーバ1にログインリクエストを行い、その結果を待っている状態である「ログイン処理中」、テレビ会議システムへのログインを完了し、他の動作状態に属さない状態である「待機中」、他のユーザに対して会議への参加要求を行い、その結果を待っている状態である「参加要求処理中」、テレビ会議を行っている状態である「会議中」、テレビ会議システム管理サーバ1にログアウトリクエストを行い、その結果を待っている状態である「ログアウト処理中」がある。
尚、本実施形態において、クライアント端末2は、テレビ会議アプリの動作状態として「ログアウト」、「待機中」、「ログアウト処理中」にあるときには遠隔地とのリアルタイムでのやりとりを行っておらず、「会議中」、「ログイン処理中」、「参加要求処理中」にあるときには遠隔地とのリアルタイムでのやりとりを行っているものとして定めているため、テレビ会議アプリの動作状態に基づいて遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無を区別することが可能となっている。
また、本実施形態においては、「ログイン処理中」、「参加要求処理中」については、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりを行っているものとして定めているが、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりを行っていないものとして定めても良く、適宜、仕様に合わせて定めれば良い。また、本実施形態においては夫々の動作状態はお互いに排他的な関係にあり、本実施形態に係るクライアント端末2は、同時に複数の動作状態を取り得ることはないように構成されている。
また、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示する表示画面として、図4に示すように、「ログイン画面」、「待機画面」、「会議画面」、「セッティング画面」がある。尚、各表示画面の詳細については、図5〜図12を参照して詳述する。
尚、本実施形態においては、図4に示すように、テレビ会議アプリの動作状態に基づいて遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無を区別することを趣旨としている。即ち、本実施形態においては、遠隔地とリアルタイムでのやりとりを必要とする動作状態であるか、それとも、遠隔地とリアルタイムでのやりとりを必要としない動作状態であるかに基づいて、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無を区別することを趣旨としている。
従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無に基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することが可能となるため、オフライン状態となったことを適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
尚、本実施形態においては、図4において説明したように、テレビ会議アプリの動作状態に基づいて遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無を区別する他に、テレビ会議アプリがネットワークを介して送信するパケットの内容に基づいて遠隔地とのリアルタイムでのやりとりの有無を区別するようにしても良い。これは、テレビ会議アプリがネットワークを介して送信しようとするパケットの内容により、テレビ会議アプリが遠隔地とのリアルタイムでのやりとりを必要とするか否かを識別するための情報が含まれていることを利用するものである。
次に、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示する各表示画面について、図5〜図12を参照して説明する。図5は、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示するオフライン通知画面の表示例を示す図である。図6は、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示するログイン画面の表示例を示す図である。図7は、本実施形態に係るテレビ会議アプリの動作状態が「ログイン処理中」であるときにテレビ会議アプリが表示部205に表示するログイン画面の表示例を示す図である。即ち、図7は、図6に示すログイン画面においてユーザ操作によりユーザIDとパスワードとが入力されて「OK」ボタンが押下されたときにテレビ会議アプリが表示部205に表示するログイン画面の表示例を示す図である。
図8は、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示する待機画面の表示例を示す図である。尚、待機画面において「OFFLINE」と表示されているユーザは本実施形態に係るテレビ会議に参加していないことを表し、「ONLINE」と表示されているユーザは本実施形態に係るテレビ会議に参加していることを表す。図9は、図8に示す待機画面においてユーザ操作により「OFFLINE」と表示されているユーザが選択されたときにテレビ会議アプリが表示部205に表示する待機画面の表示例を示す図である。
図10は、本実施形態に係るテレビ会議アプリの動作状態が「参加要求処理中」であるときにテレビ会議アプリが表示部205に表示する待機画面の表示例を示す図である。即ち、図10は、図9に示す待機画面において「OK」ボタンが押下されたときにテレビ会議アプリが表示部205に表示するログイン画面の表示例を示す図である。図11は、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示する会議画面の表示例を示す図である。図12は、本実施形態に係るテレビ会議アプリが表示部205に表示するセッティング画面の表示例を示す図である。
このように構成されたクライアント端末2において、本実施形態に係る要旨の一つは、オンライン状態においてネットワーク通信が切断されてオフライン状態になった場合に、テレビ会議アプリの動作状態に応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定Tbを参照して、実際にオフライン状態となったときのテレビ会議アプリの動作状態に基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、オフライン状態になったことを適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
また、このように構成されたクライアント端末2において、本実施形態に係る他の要旨の一つは、テレビ会議アプリの動作状態とテレビ会議アプリが表示し得る表示画面との組み合わせに応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定Tbを参照して、実際にオフライン状態となったときのテレビ会議アプリの動作状態とテレビ会議アプリが表示している表示画面との組み合わせに基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、オフライン状態になったことを更に適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理について、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合にはまず、ネットワークが切断されたことを検知する(S1301)。本実施形態に係るクライアント端末2は、ネットワークが切断されたことを検知すると、オフライン通知判定Tb記憶部206に記憶されているオフライン通知判定Tbを参照して、ネットワークが切断されたことを検知した際の動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素(表示する/表示しない/表示しない→画面遷移後に表示する)に基づき、オフライン通知画面の表示を行うか否かを判定する(S1302)。
本実施形態に係るクライアント端末2は、S1302の判定処理において、オフライン通知画面を表示しないと判定した場合には(S1302/表示しない)、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
一方、本実施形態に係るクライアント端末2は、S1302の判定処理において、オフライン通知画面を表示すると判定した場合には(S1302/表示する)、オフライン通知画面を表示して(S1303)、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
また、本実施形態に係るクライアント端末2は、S1302の判定処理において、現在表示している表示画面上にはオフライン通知画面を表示せず、画面遷移後にオフライン通知画面を表示すると判定した場合には(S1302/表示しない→表示する)、ネットワークが切断されたことを検知した際に表示している表示画面から、他の表示画面に遷移して(S1304)からオフライン通知画面を表示し(S1303)、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理について、図14〜図16を参照して説明する。図14は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合に、オフライン通知判定部202がオフライン通知画面の表示を行うか否かを判定するまでの処理を説明するためのシーケンス図である。図15及び図16は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合に、オフライン通知判定部202がオフライン通知画面の表示を行うか否かを判定した後の処理を説明するためのシーケンス図である。
図14に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合にはまず、通信部201は、ネットワークが切断されたことを検知して(S1401)、ネットワークが切断されたことをオフライン通知判定部202に通知する(S1402)。
オフライン通知判定部202は、通信部201からネットワークが切断されたことを通知されると、動作状態管理部203に動作状態を通知するように依頼する(S1403)と共に、表示画面管理部204に表示画面を通知するように依頼する(S1404)。動作状態管理部203は、オフライン通知判定部202から動作状態を通知するように依頼を受けると、オフライン通知判定部202に動作状態を通知する(S1405)。また、表示画面管理部204は、オフライン通知判定部202から表示画面を通知するように依頼を受けると、オフライン通知判定部202に表示画面を通知する(S1406)
オフライン通知判定部202は、動作状態管理部203及び表示画面管理部204から通知された動作状態及び表示画面を取得すると(S1407)、オフライン通知判定Tb記憶部206に記憶されているオフライン通知判定Tbを参照して、取得した動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素(表示する/表示しない/表示しない→画面遷移後に表示する)に基づき、オフライン通知画面の表示を行うか否かを判定する(S1408)。
オフライン通知判定部202は、S1408の判定処理において、オフライン通知画面を表示しないと判定した場合には、本実施形態に係るクライアント端末2は、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
一方、オフライン通知判定部202は、S1408の判定処理において、オフライン通知画面を表示すると判定した場合には、図15に示すように、表示画面管理部204にオフライン通知画面を表示するように依頼する(S1501)。表示画面管理部204は、オフライン通知判定部202からオフライン通知画面を表示するように依頼を受けると、表示部205にオフライン通知画面を表示させる(S1502)。このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2は、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
また、オフライン通知判定部202は、S1408の判定処理において、現在表示されている表示画面上にはオフライン通知画面を表示せず、画面遷移後にオフライン通知画面を表示すると判定した場合には、図16に示すように、表示画面管理部204に画面が遷移したことを通知するように依頼し(S1601)、表示画面管理部204に画面が遷移したことを通知するように依頼すると、表示画面管理部204から画面が遷移したことを通知されまで待機する。表示画面管理部204は、画面が遷移したことを通知するように依頼を受けた後、表示部205の画面を遷移させたら(S1602)、オフライン通知判定部202に画面が遷移したことを通知する(S1603)。
オフライン通知判定部202は、表示画面管理部204から画面が遷移したことを通知されると、表示画面管理部204にオフライン通知画面を表示するように依頼する(S1604)。表示画面管理部204は、オフライン通知判定部202からオフライン通知画面を表示するように依頼を受けると、表示部205にオフライン通知画面を表示させる(S1605)。このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2は、オンライン状態においてネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理を終了する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合の処理について、図17を参照して説明する。図17は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合の処理を説明するためのシーケンス図である。
図17に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合にはまず、本実施形態に係るクライアント端末2は、図14において説明したS1401〜S1404と同様の処理を行う(S1701〜S1704)。
そして、動作状態管理部203は、動作状態として「待機中」をオフライン通知判定部202に通知し(S1705)、表示画面管理部204は、表示画面として「待機画面」をオフライン通知判定部202に通知する(S1706)。オフライン通知部202は、動作状態管理部203から動作状態(待機中)及び表示画面(待機画面)を取得すると(S1707)、オフライン通知判定Tb記憶部206に記憶されているオフライン通知判定Tbを参照して、取得した動作状態(待機中)及び表示画面(待機画面)の組み合わせに対応する判定要素である「表示しない」に基づき、オフライン通知画面の表示を行わないと判定する(S1708)。
このようなS1701〜S1708の処理中に、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により待機画面からユーザが選択されて参加要求が行われると、表示部205は、ユーザ選択を受け付けた後に、選択されたユーザへの参加要求を表示画面管理部204に通知する(S1709、S1710)。表示画面管理部204は、表示部205から参加要求を通知されると、動作状態を待機中から参加要求処理中に変更するように動作状態管理部203に依頼する(S1711)と共に、表示部205から通知された参加要求を送信するように通信部201に依頼する(S1712)。
動作状態管理部203は、表示画面管理部204から動作状態を待機中から参加要求処理中に変更するように依頼を受けると、受けた依頼に従って動作状態を待機中から参加要求処理中に変更する(S1713)。
一方、通信部201は、表示画面管理部204から参加要求を送信するように依頼を受けると、図14において説明したS1401〜S1404と同様の処理を行う(S1714〜S1717)。
そして、動作状態管理部203は、動作状態として「参加要求処理中」をオフライン通知判定部202に通知し(S1718)、表示画面管理部204は、表示画面として「待機画面」をオフライン通知判定部202に通知する(S1719)。オフライン通知部202は、動作状態管理部203から動作状態(参加要求処理中)及び表示画面(待機画面)を取得すると(S1720)、オフライン通知判定Tb記憶部206に記憶されているオフライン通知判定Tbを参照して、取得した動作状態(参加要求処理中)及び表示画面(待機画面)の組み合わせに対応する判定要素である「表示する」に基づき、オフライン通知画面の表示を行うと判定すると(S1721)、表示画面管理部204にオフライン通知画面を表示するように依頼する(S1722)。
表示画面管理部204は、オフライン通知判定部202からオフライン通知画面を表示するように依頼を受けると、表示部205にオフライン通知画面を表示させる(S1723)。このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2は、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合の処理を終了する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合の表示部205の表示画面の変遷について、図18を参照して説明する。即ち、図17において説明した処理が行われている際の表示部205の表示画面の変遷について、図18を参照して説明する。図18は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として待機画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった後に、ユーザにより参加要求操作が行われた場合の表示部205の表示画面の変遷を示す図である。
まず、クライアント端末2がオフライン状態となった時の表示部205の表示画面は、図18の(A)→(B)に示すようになり、特に変化がなく、ユーザからはオフライン状態となったことを認識することができないようになっている。そして、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により待機画面からユーザBが選択されると、表示部205の表示画面は、図18の(B)→(C)に示すように遷移し、図18の(C)の待機画面において「OK」ボタンが押下されて参加要求が行われると、表示部205の表示画面は、図18の(C)→(D)に示すように遷移して待機画面をバックにオフライン通知画面が表示される。
そして、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により図18の(D)に示すオフライン通知画面において「OK」ボタンが押下されると、表示部205の表示画面は、図18の(D)→(E)に示すように遷移し、全てのユーザについて「OFFLINE」と表示される。その後、ネットワークが接続されてオフライン状態からオンライ状態に復旧すると、表示部205の表示画面は、図18の(E)→(F)に示すように遷移し、ネットワークが切断される前の待機画面、若しくは、最新の情報に更新された待機画面を表示する。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷について、図19を参照して説明する。図19は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷を示す図である。
まず、クライアント端末2がオフライン状態となった時の表示部205の表示画面は、図19の(A)→(B)に示すように遷移して会議画面をバックにオフライン通知画面が表示される。そして、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により図19の(B)に示すオフライン通知画面において「OK」ボタンが押下されると、表示部205の表示画面は、図19の(B)→(C)に示すように遷移して待機画面が表示され、全てのユーザについて「OFFLINE」と表示される。
尚、このときに行われる処理については、即ち、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理については、図14及び図15において説明した処理と同様の処理が行われる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として設定画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷について、図20を参照して説明する。図20は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として設定画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷を示す図である。
クライアント端末2がオフライン状態となった時の表示部205の表示画面は、図20の(A)→(B)に示すようになり、特に変化がなく、ユーザからはオフライン状態となったことを認識することができないようになっている。尚、このときに行われる処理については、即ち、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として待機中にあり、表示画面として設定画面を表示している場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理については、図14において説明した処理と同様の処理が行われる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷について、図21を参照して説明する。図21は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷を示す図である。
まず、図21の(A)に示すような会議画面においてユーザ操作により「設定」ボタンが押下されると表示部205の表示画面は、図21の(A)→(B)に示すように遷移してセッティング画面が表示される。そして、図21の(B)に示すようなセッティング画面において、クライアント端末2がオフライン状態となると表示部205の表示画面は、図21の(B)→(C)に示すようになり、特に変化がなく、ユーザからはオフライン状態となったことを認識することができないようになっている。
そして、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により図21の(C)に示すセッティング画面において「OK」ボタンが押下されると、表示部205の表示画面は、図21の(C)→(D)に示すように遷移して会議画面をバックにオフライン通知画面が表示される。その後、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により図21の(D)に示すオフライン通知画面において「OK」ボタンが押下されると、表示部205の表示画面は、図21の(D)→(E)に示すように遷移して待機画面が表示され、全てのユーザについて「OFFLINE」と表示される。
尚、このときに行われる処理については、即ち、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として会議中にあり、表示画面として会議画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理については、図14及び図16において説明した処理と同様の処理が行われる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として参加要求処理中にあり、表示画面として待機画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷について、図22を参照して説明する。図22は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として参加要求処理中にあり、表示画面として待機画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の表示部205の表示画面の変遷を示す図である。
まず、図22の(A)に示すような待機画面においてユーザ操作により「設定」ボタンが押下されると表示部205の表示画面は、図22の(A)→(B)に示すように遷移してセッティング画面が表示される。そして、図22の(B)に示すようなセッティング画面において、クライアント端末2がオフライン状態となると表示部205の表示画面は、図22の(B)→(C)に示すようになり、特に変化がなく、ユーザからはオフライン状態となったことを認識することができないようになっている。
そして、本実施形態に係るクライアント端末2へのユーザ操作により図22の(C)に示すセッティング画面において「OK」ボタンが押下されると、表示部205の表示画面は、図22の(C)→(D)に示すように遷移して待機画面をバックにオフライン通知画面が表示される。尚、このとき、図22の(D)に示すように、オフライン通知画面のバックに表示されている待機画面においては、全てのユーザについて「OFFLINE」と表示される。
尚、このときに行われる処理については、即ち、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態として参加要求処理中にあり、表示画面として待機画面を表示しているときにセッティング画面に遷移した場合にネットワークが切断されてオフライン状態となった場合の処理については、図14及び図16において説明した処理と同様の処理が行われる。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素として「表示しない」であるときにオフライン状態となった場合であっても、一定時間経過後にオフライン通知画面を表示する場合の処理について、図23を参照して説明する。図23は、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素として「表示しない」であるときにオフライン状態となった場合であっても、一定時間経過後にオフライン通知画面を表示する場合の処理を説明するためのシーケンス図である。
尚、図23において説明する構成とすることにより、本実施形態に係るクライアント端末2においては、オフライン通知画面を表示しないと判定した場合であっても、一定時間ユーザ操作が行われなかった場合に、オフライン通知画面を表示することが可能となる。従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、ユーザがオフライン状態となっているかもしれないと不安に感じる前にオフライン通知画面を表示することが可能となる。また、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、オフライン状態となったまま長時間放置されることを防ぐことが可能となる。
図23に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素として「表示しない」であるときにオフライン状態となった場合であっても、一定時間経過後にオフライン通知画面を表示する場合にはまず、本実施形態に係るクライアント端末2は、図14において説明したS1401〜S1408と同様の処理を行う(S2301〜S2308)。
そして、オフライン通知部202は、S2308の判定処理において、オフライン通知画面を表示しないと判定した場合には、オフライン通知画面を表示しないと判定したことをトリガーとして経過時間の計測を開始する(S2309)。オフライン通知部202は、S2309において計測を開始した経過時間が所定の時間を超えるとタイムアウトを検知して(S2310)、表示画面管理部204にオフライン通知画面を表示するように依頼する(S2311)。表示画面管理部204は、オフライン通知判定部202からオフライン通知画面を表示するように依頼を受けると、表示部205にオフライン通知画面を表示させる(S2312)。
このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2が、オンライン状態における動作状態及び表示画面の組み合わせに対応する判定要素として「表示しない」であるときにオフライン状態となった場合であっても、一定時間経過後にオフライン通知画面を表示する場合の処理を終了する。
以上、説明したように、このようなクライアント端末2において、本実施形態に係る要旨の一つは、オンライン状態においてネットワーク通信が切断されてオフライン状態になった場合に、テレビ会議アプリの動作状態に応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定Tbを参照して、実際にオフライン状態となったときのテレビ会議アプリの動作状態に基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、オフライン状態になったことを適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
また、このようなクライアント端末2において、本実施形態に係る他の要旨の一つは、テレビ会議アプリの動作状態とテレビ会議アプリが表示し得る表示画面との組み合わせに応じてオフライン通知画面を表示するか否かの判定基準が設定されたオフライン通知判定Tbを参照して、実際にオフライン状態となったときのテレビ会議アプリの動作状態とテレビ会議アプリが表示している表示画面との組み合わせに基づいてオフライン通知画面を表示するか否かを判定することにある。従って、本実施形態に係るクライアント端末2によれば、オフライン状態になったことを更に適切なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
尚、本実施形態においては、遠隔地とリアルタイムでやりとりを行うことを可能とするアプリケーションとしてテレビ会議アプリについて説明したが、遠隔地とリアルタイムにやりとりを行うことを可能とする他のアプリケーションとして、例えば、メッセンジャーソフト、インターネットライブ通信ソフト、チャットソフト等においても適用可能である。