JP6118556B2 - 収納容器およびキャップ部材 - Google Patents

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Description

本発明は、収納容器およびキャップ部材に関する。
従来、清拭用、清掃用等のワイプ材は、例えば、ミシン目によって切り離し可能に接続されたロール状の連続体からなるワイプ材を液体に浸潤させた状態で収納し、使用時に、必要な長さだけ引き出して切り離せるようにした収納容器に収納されることが多い。
このような収納容器として、例えば、特許文献1には、多数のティッシュ片を帯状に連接して成るティッシュ連続体を収納する容器本体と、該容器本体の開口部に着脱自在に嵌着する蓋体とを備え、該蓋体に、前記ティッシュ連続体からティッシュ片を1枚ずつ千切って引き出しできるようにした小面積の引き出し孔を開口し、更に、前記引き出し孔を開閉自在に覆うカバー体を設けて成るウェットティッシュ収納容器において、前記蓋体に、前記引き出し孔よりも大きい面積の挿通孔を、前記引き出し孔に連通し且つ前記カバー体で覆われるようにして形成したことを特徴とするウェットティッシュ収納容器が記載されている。
また、特許文献2には、シート体の長手方向に所定の間隔でミシン目が形成されたウェットティッシュのロール体を収納する収納容器の上面に形成されたウェットティッシュを引き出す引出部と、上記収納容器の上面に設けられた上記引出部を開閉する蓋体とを備え、上記引出部は、上記収納容器の上面に形成された突出部と、上記突出部に形成された切離口と、上記切離口の近傍であって、上記切離口より下側に位置するように形成された取出口と、上記切離口と上記取出口との間に上記突出部に連続するように形成されたテーパ部と、上記テーパ部に形成され、上記切離口と上記取出口とを連結する連結口とを有することを特徴とする収納容器が記載されている。
これらは、いずれもウェットティッシュを容器から引き込むための大径の開口部と、ウェットティッシュを引き出して切り離すための小径の開口部とを有し、これら2つの開口部の間に、ウェットティッシュを移動するためのスリットが形成されている。また、ウェットティッシュの乾燥を防ぐため、必要なウェットティッシュを引き出した後は、これらの開口部の上方に蓋をすることできるようになっている。
特開平7−206055号公報 特開2007−217054号公報
しかしながら、上記のような従来の収納容器には、以下のような問題があった。
例えば、医療分野の清拭や清掃に用いられる業務用のワイプ材は、用途によってはかなり大きいものも用いられる。このような用途では、ワイプ材を切り離すための力も大きくなる。
しかし、特許文献1、2のような構成では、小径および大径の開口部とスリットとが、略同一平面上に直線状に並んで形成されているため、大径の開口部から小径の開口部へのワイプ材の挿通時や、ワイプ材の切り離し時に、開口部の周辺がたわみやすく、これらの挿通作業や切り離し作業を円滑に行うことができないという問題がある。
また、これらの作業に伴う繰り返し荷重を受けることで、収納容器の引き出し部の耐久性が低下してしまうという問題がある。
また、ワイプ材を小径の開口部に挿通した後は不要となる大径の開口部が大きな面積を占めるため、ワイプ材の引き出しに必要な面積に比べて、大きな面積が略同一平面上に開口されている。このため、ワイプ材の乾燥を防止するための蓋の面積も大きくなってしまうという問題がある。
大径の開口部の大きさを低減することも考えられるが、大径の開口部を小さくすればするほど、ワイプ材を引き込むことが難しくなるため、ワイプ材の収納作業や交換作業の作業効率が低下するという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ワイプ材の収納や交換を容易に行えるとともに、ワイプ材を引き出す開口部の強度や耐久性を向上することができ、外蓋の小型化が可能となる収納容器およびキャップ部材を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様の収納容器は、切り離し可能に設けられた長尺のワイプ材を収容する収容部と、前記ワイプ材を前記収容部の外部に引き出す引き出し口が形成された下蓋部と、前記引き出し口から引き出された前記ワイプ材を挿通状態に保持して前記下蓋部の引き出し口を覆う中蓋部と、該中蓋部の上部を着脱可能に覆う外蓋部とを有し、前記下蓋部に着脱可能に取り付けられたキャップ部材と、を備え、前記キャップ部材の前記中蓋部は、前記下蓋部への取付時に前記下蓋部の前記引き出し口の内側領域に重なり、前記ワイプ材を保持可能に挿通する前記引き出し口よりも狭い大きさの挿通孔部を有する底面部と、該底面部を囲み、前記外蓋部を着脱する壁部と、を有し、前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部にまたがって前記挿通孔部よりも広い大きさに形成され、前記下蓋部への取付時に前記引き出し口の外側に重なって閉止される引き入れ開口部が設けられ、前記底面部に、前記引き入れ開口部から前記挿通孔部まで前記ワイプ材を移動させるスリット状の開口が設けられ、前記キャップ部材は、前記壁部の外周側の側面から前記底面部と平行に延ばされた環状の平面部と、該平面部の外周に、前記壁部の一部の側方を除いて囲むとともに、前記外蓋部の装着時に該外蓋部と当接する外壁部と、をさらに備える構成とする。
上記収納容器において、前記キャップ部材の前記底面部の裏面には、前記下蓋部への取付時に前記引き出し口の内側に貫入する補強リブが形成されたことが好ましい。
上記収納容器において、前記キャップ部材の前記挿通孔部は、孔周方向に隙間を設けて複数の突片部が配置されて形成され、該複数の突片部の径方向内側の先端部で形成された中心孔部と、前記複数の突片部の周方向の端面が対向してなり第1の端部が前記中心孔部に連通する放射状スリット部と、前記放射状スリット部の第2の端部が連通され、前記放射状スリット部のスリット幅よりも大径の拡張孔部と、を備えることが好ましい。
上記収納容器において、前記キャップ部材の外周部には、前記引き入れ開口部と周方向の位置が重なる領域に、前記外蓋部を連結するヒンジ部が設けられたことが好ましい。
上記収納容器において、前記前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部は、断面円弧状の湾曲されていることが好ましい。
上記収納容器において、前記キャップ部材の前記中蓋部は、前記底面部の中心部に凸部を有し、前記挿通孔部は、前記凸部上に形成されていることが好ましい。
上記収納容器において、前記下蓋部は、前記キャップ部材の取付時に、該キャップ部材を、隙間をあけて囲繞する壁体部を備えることが好ましい。
本発明の第2の態様のキャップ部材は、切り離し可能に設けられた長尺のワイプ材を収納する収納容器本体から、前記ワイプ材を引き出して切り離すために、前記収納容器本体の引き出し口上に着脱して用いるキャップ部材であって、前記収納容器本体と着脱する着脱部と、前記収納容器本体への取付時に前記収納容器本体の前記引き出し口の内側領域に重なり、前記ワイプ材を保持可能に挿通する前記引き出し口よりも狭い大きさの挿通孔部を有する底面部と、該底面部を囲む壁部と、を有しており、前記収納容器本体の前記引き出し口から引き出された前記ワイプ材を挿通状態に保持して前記収納容器本体の前記引き出し口を覆う中蓋部と、前記壁部と着脱可能に設けられており、前記中蓋部の上部を着脱可能に覆う外蓋部と、前記壁部の外周側の側面から前記底面部と平行に延ばされた環状の平面部と、該平面部の外周に、前記壁部の一部の側方を除いて囲むとともに、前記外蓋部の装着時に該外蓋部と当接する外壁部と、を備え前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部には、前記底面部および前記壁部の一部を切り欠いて前記挿通孔部よりも広い大きさに形成され、前記収納容器本体への取付時に前記引き出し口の外側に重なって閉止される引き入れ開口部が設けられ、前記底面部には、前記引き入れ開口部から前記挿通孔部に向かって前記ワイプ材を移動させるスリット部が設けられた構成とする。
本発明の収納容器およびキャップ部材によれば、キャップ部材の中蓋部を下蓋部の引き出し口の外側に重なって閉止される引き入れ開口部を底面部と壁部とをつなぐ隅部にまたがるように設けるため、ワイプ材の交換の作業効率を低下させることなく、ワイプ材の引き出しを行うための開口部の変形を抑制することでき、外蓋の小型化が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施形態の収納容器の外観を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施形態の収納容器の分解斜視図である。 本発明の実施形態の収納容器の下蓋部の模式的な平面図およびそのA−A断面図である。 本発明の実施形態のキャップ部材の模式的な平面図および正面図である。 図4におけるB−B断面図である。 図4におけるC−C断面図である。 図5におけるD視およびE視の部分拡大図である。 本発明の実施形態の収納容器の主要部の組立状態を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態の収納容器の組立工程を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施形態の収納容器の図9に続く組立工程を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施形態の収納容器の図10に続く組立工程を示す模式的な斜視図である。 本発明の実施形態の収納容器の拡張孔部の作用を説明する模式図、および比較例の作用を説明する模式図である。
以下では、本発明の実施形態の収納容器およびキャップ部材について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の収納容器の外観を示す模式的な斜視図である。図2は、本発明の実施形態の収納容器の分解斜視図である。図3(a)は、本発明の実施形態の収納容器の下蓋部の模式的な平面図である。図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。図4(a)、(b)は、本発明の実施形態のキャップ部材の模式的な平面図および正面図である。図5は、図4(a)におけるB−B断面図である。図6は、図4(a)におけるC−C断面図である。図7(a)、(b)は、図5におけるD視およびE視の部分拡大図である。図8は、本発明の実施形態の収納容器の主要部の組立状態を示す模式的な断面図である。
図1に示すように、本実施形態の収納容器4は、例えば、ミシン目などの脆弱部を形成することで、切り離し可能に設けられた長尺のワイプ材5を収納する容器であり、収容部1(収納容器本体)、ベースキャップ2(下蓋部、収納容器本体)、および引き出し部キャップ3(キャップ部材)を備える。
なお、以下では、部材内および部材間の方向参照を簡潔にするために、特に断らない限り、図1に示すように、収納容器4を、収容部1が下側、ベースキャップ2および引き出し部キャップ3がその上側となる姿勢で配置した時の各部材の配置を前提として、上(下)、上方(下方)、上側(下側)、上部(下部)などの用語を用いる。
ただし、収納容器4はこのような配置姿勢で使用することは必須ではなく、例えば、この状態から収納容器4を鉛直軸に対して斜め方向に傾けて使用することも可能である。
ワイプ材5としては、切り離し可能であれば、材質、用途、サイズは特に限定されない。
ワイプ材5に好適な材質の例としては、不織布、紙、含浸性のある素材などの例を挙げることができる。
ワイプ材5の用途としては、医療、介護、工業、研究等の各分野における清拭や清掃の用途などを挙げることができる。また、例えば、日用品として、洗顔、殺菌、除菌、掃除等に用いるウェットティッシュ、ウェット雑巾などの用途も可能である。
ワイプ材5に浸潤させる液体としては、用途の必要に応じて、例えば、水、アルコール、消毒剤、洗浄剤などから、適宜の液体を採用することができる。
ワイプ材5は、収納容器4内では、ロール体として収容されることが好ましい。
収容部1は、内部にワイプ材5を収容する部材であり、本実施形態では、図2に示すように、一端に広口の開口部1bが設けられた有底筒状部材からなる。収容部1の中心軸に直交する断面形状は、円状、多角形状、楕円状等の適宜形状を採用することができる。
本実施形態では、収容部1の形状は、一例として、上端と下端との間の中間部の外径が両端の外径に比べてわずかに縮径された中細の略円筒状とされている。
開口部1bに隣接する円管状の上端部1aには、ベースキャップ2を螺合するための雄ねじ部1cが設けられている。
収容部1の材質としては、ワイプ材5に浸潤させる液体に耐性を有する適宜の樹脂材料を採用することができる。
例えば、ワイプ材5に好適な材質の例としては、水分の蒸散を抑制するポリプロピレンやポリエチレンなどのオレフィン系の樹脂などを採用することができる。この場合の収容部1の製造方法としては、例えば、ブロー成形を採用することができる。
ベースキャップ2は、収容部1の雄ねじ部1cと螺合して、着脱可能とされ、開口部1bの一部を覆って、開口部1bよりも狭い開口部25(引き出し口)を設けるための部材である。ベースキャップ2は、収容部1とともに、収納容器本体を構成する。
本実施形態では、図3(a)、(b)に示すように、ベースキャップ2は、中心軸線Cを中心とする略回転対称な形状を有し、軸方向の一端部(図3(b)の図示下端側)に、開口部1bよりもわずかに大きい下側開口部2aが形成され、他端部(図3(b)の図示上端側)に中心部に開口部25を有する蓋体部2bが形成されている。
ベースキャップ2の詳細構成は、下側開口部2aを形成する下側筒状部20と、蓋体部2bを構成する、外側壁部21(壁体部)、外周側底面22、内側壁部23、および開口部25が形成された内周側底面24とを備える。
下側筒状部20は、収容部1の上端部1aに外嵌する筒状の部位であり、本実施形態では、円筒面状の内周面20bと外周面20aとを有する。
内周面20bは、収容部1の上端部1aよりもわずかに大径の円筒面からなる。内周面20bの内側には、雄ねじ部1cと螺合する雌ねじ部20cが設けられている。
外側壁部21は、外周面20aよりも内周側において下側筒状部20の上側に突出された平面視円環状の壁体部であり、外周側から、外壁面21a、上端面21b、および内周面21cを備える。
外壁面21aは、下側筒状部20の外周面20aが延長された円筒面としてもよいが、本実施形態では、内周側にわずかに傾斜されたテーパ面状に形成されている。
上端面21bは、外壁面21aの上端部の内周側に隣接し、中心軸線Cに直交する平面で構成される。
内周面21cは、上端面21bの内周側の端部に接続する筒状面であり、下側に向かって徐々に縮径する湾曲形状を有する。内周面21cの最内周の端面は、後述する外周側底面22に滑らかに接続する傾斜を有する。本実施形態では、内周面21cの上部が円筒面で、下部がこの円筒面と外周側底面22とをつなぐ断面円弧状のR面からなる。
外側壁部21は、これら外壁面21a、上端面21b、内周面21cの下側が中実体とされる構成を有していてもよいが、本実施形態では、略一定の肉厚を有する薄板状に形成され、周方向に適宜の間隔をあけた複数のリブ21d(図3(b)参照)によって径方向に連結されている。
外周側底面22は、蓋体部2bの外周寄りの底面を構成する平面視円環状の平面部であり、内周面21cの内周部が中心軸線Cに直交する方向に延在されたものである。
外周側底面22の軸方向の位置は、下側開口部2aよりも上側であれば、特に限定されないが、本実施形態では、下側筒状部20の上端部と略同じ(同じ場合を含む)位置とされている。
内側壁部23は、後述する引き出し部キャップ3の装着部を形成するため、外周側底面22から上側に突出された円環状の壁部であり、外周側から、外周面23a、上端面23b、および内周面23cを備える。
外周面23aは、外周側底面22の上側に延ばされた円筒面からなり、引き出し部キャップ3を螺合するための雄ねじ部23dが形成されている。
上端面23bは、外周面23aの上端部の内周側に隣接し、中心軸線Cに直交する平面で構成される。上端面23bは、引き出し部キャップ3を内側壁部23に螺合させたときに、引き出し部キャップ3の軸方向の位置を固定するための位置固定面を構成している。
上端面23bの外周側底面22からの高さは、特に限定されず、外側壁部21の上端面21bより低くても高くてもよい。本実施形態では、一例として、上端面23bの高さを上端面21bよりも低くし、内側壁部23に引き出し部キャップ3を装着したときに引き出し部キャップ3が上端面21bの高さ以下の範囲に収まるようにしている。
内周面23cは、上端面23bの内周側の端部に接続する筒状面であり、下側に向かって縮径する湾曲形状を有する。内周面23cの最内周の端面は、後述する内周側底面24に滑らかに接続する傾斜を有する。本実施形態では、内周面23cの上部が円筒面で、下部がこの円筒面と内周側底面24とをつなぐ断面円弧状のR面からなる。
内側壁部23は、これら外周面23a、上端面23b、内周面23cの下側が中実体とされる構成を有していてもよいが、本実施形態では、略一定の肉厚を有する薄板状に形成され、周方向に適宜の間隔をあけた複数のリブ23f(図3(b)参照)によって径方向に連結されている。
なお、本実施形態では、このような内側壁部23の形状の成形性を向上するため、上端面23bにおいて、各リブ23fに挟まれた領域に、板厚方向に貫通する貫通孔23e(図3(a)参照)が設けられている。
このような構成により、外側壁部21と内側壁部23との間には、内周面21c、外周側底面22、および外周面23aで囲まれた、平面視円環状の溝部26が形成されている。
溝部26の径方向の幅W26と、上端面21bから外周側底面22までの深さH26とは、それぞれ引き出し部キャップ3を内側壁部23に螺合して組み立てる際に、引き出し部キャップ3の側面を把持した作業者の指を容易に挿入できる空間が形成できる寸法とする。
ただし、内周面21cの位置は、引き出し部キャップ3の側面を把持した作業者の指を挿入した際、必要に応じて作業者の指を押し当てられるように設定することが好ましい。具体的には、幅W26は、15mm〜20mm程度、深さH26は、15±5mm程度とすることが好ましい。
内周側底面24は、蓋体部2bの内周寄りの底面を構成する平面視円環状の平面部であり、内周面23cの内周部が中心軸線Cに直交する方向に延在されたものである。
内周側底面24の軸方向の位置は、下側開口部2aよりも上側であれば、特に限定されないが、本実施形態では、外周側底面22と同一平面に整列している。
内周側底面24の中心部には、開口部25が貫通されている。本実施形態では、開口部25は、中心軸線Cを中心とした円孔である。
開口部25の内径D25は、ワイプ材5の端部を細長く束ねた状態で隙間をあけて挿通できる程度の大きさであれば特に限定されず、挿通に支障のない適宜の大きさに設定できる。
このような構成のベースキャップ2は、例えば、合成樹脂の成形によって製造することができる。
引き出し部キャップ3は、図1に示すように、収容部1内のワイプ材5の端部を細長く束ねた状態の引き出し端部5aを、収容部1の外部に引き出すとともに、引き出された状態で切り離すことができるように、引き出し端部5aを保持する部材である。
引き出し部キャップ3は、本実施形態のキャップ部材を構成している。
引き出し部キャップ3の概略構成は、図4(a)、(b)に示すように、キャップ本体31(中蓋部)と、外蓋部30と、外蓋部30をキャップ本体31の上部(図4(b)の図示上側)に連結するヒンジ部40とを備える。
本実施形態では、ヒンジ部40は、可撓性を有する薄肉の樹脂により形成されている。
キャップ本体31は、ベースキャップ2の開口部25から引き出されたワイプ材5を挿通状態(図1参照)に保持して開口部25を覆う形状部位であり、図5、6に示すように、外周筒状部32(着脱部)、外周側天面33、内壁部34、底面部36、および台状部37を備える。
外周筒状部32は、中心軸線O31を中心とする略円筒状の部位であり、キャップ本体31の径方向の最外部を構成している。
外周筒状部32の外周面32a上には、中心軸線O31に沿う軸方向に延びる線状突条部32b(図6参照)が、周方向の略全周にわたり適宜ピッチで多数形成されている。
線状突条部32bは、外周筒状部32を手に持って回転させる際の滑り止めとして設けられた凹凸形状部の一例である。
外周筒状部32の下部においてベースキャップ2の外周面23aよりも短い長さだけ延ばされた内周面32cは、ベースキャップ2の外周面23aよりもわずかに大径の円筒面からなる。内周面32cには、ベースキャップ2の雄ねじ部23dに螺合する雌ねじ部32d(着脱部)が設けられている。
内周面32cの上端部には、中心軸線O31と直交する平面視(図4(a)参照)円環状の平面部である外周側天面33が内周側に延ばされている。
このため、外周筒状部32の雌ねじ部32dを内側壁部23の雄ねじ部23dに螺合させていくと、外周側天面33が内側壁部23の上端面23bと当接することで螺合の進行が止まるようになっている。このとき、上端面23b上の貫通孔23eは、外周側天面33によって閉止されることになる。
外周筒状部32は、外周側天面33の上側に大部分が突出しているが、中心軸線O31を挟んで、ヒンジ部40と平面視で対向する位置には、略矩形状に切り欠かれた切欠き部32eが形成されている。
内壁部34は、外周筒状部32の内周側において上側に開口した凹所を形成する形状部位であり、図5に示すように、上部内壁部34A(外壁部)、下部内壁部34B、および湾曲部34Cを備える。
上部内壁部34Aは、外周側天面33の内周部から上方に延ばされた円筒状の部位である。上部内壁部34Aの上端部は、外周側天面33の上方に突出する外周筒状部32の上端部と同一平面に整列されている。
このため、外周筒状部32の外周側天面33より上側は、外周側天面33の外周に、上部内壁部34Aの一部の側方を除いて囲むとともに、外蓋部30の装着時に外蓋部30と当接する外壁部を構成している。
上部内壁部34Aの内径は、切り離し後のワイプ材5の引き出し端部5aを、内壁部34の内部に収容できる程度の大きさとする。
上部内壁部34Aの外周側の上端部には、後述する外蓋部30の内周突起部を係合するための外周突起部34aが径方向外側に突出して形成されている。
外周突起部34aは、上部内壁部34Aの周方向全体に延びて形成されていてもよいし、周方向に離間して部分的に形成されていてもよい。
上部内壁部34Aの外周側には、上部内壁部34A、外周側天面33、および外周側天面33上に突出する外周筒状部32によって、囲まれた平面視円環状の溝部35が形成されている。
溝部35の外周側の側面の一部は、切欠き部32eによって側方向に開口されている。このため、例えば、溝部35内にゴミ等が浸入した場合、このゴミ等を、外蓋部30をあけた状態で、切欠き部32eから容易に排出することが可能である。
また、溝部35内に液体が浸入した場合には、外蓋部30が閉じた状態でも、キャップ本体31を切欠き部32e側に傾けることによって、この液体を容易に排出することができる。
下部内壁部34Bは、外周側天面33の下側に延ばされた円筒状の部位である。下部内壁部34Bの内径は、上部内壁部34Aの内径と一致され、外径と外周面の軸方向の長さとは、ベースキャップ2の内周面23cの円筒部の内径とその軸方向の長さとにそれぞれ一致されている。
湾曲部34Cは、下部内壁部34Bの下端部に接続し、下側に向かって徐々に縮径する湾曲形状を有する部位である。湾曲部34Cの端部は、後述する底面部36と滑らかに接続する傾斜を有する。
本実施形態では、湾曲部34Cは、その外周面がベースキャップ2の内周面23cの湾曲部と密着する断面円弧状のR面からなる。
底面部36は、内壁部34が構成する凹所の開口に対向する底面を構成する平面視円環状の平面部であり、湾曲部34Cの内周部が中心軸線C31に直交する方向に延在されたものである。
底面部36の軸方向の位置は、本実施形態では、外周側天面33がベースキャップ2の上端面23bと当接した組立状態で、内周側底面24と密着する位置とされている(図8参照)。
このように、本実施形態では、湾曲部34Cは、底面部36と下部内壁部34Bとをつなぐ湾曲部であって、底面部36と下部内壁部34Bとをつなぐ隅部を構成している。
台状部37は、底面部36の中心部において、エンボス状をなして上方に突出された形状部位であり、略円錐台状の外形を有する。
台状部37の詳細形状は、底面部36の内周部から中心に向かって斜め上方に傾斜するテーパ状の傾斜部37cと、図7(a)に示すように、傾斜部37cの内周部に設けられた円環状の平面部37bと、平面部37bの内周部から中心軸線O31に向かって突出する複数の爪状部37a(突片部)とを備える。
平面部37bおよび爪状部37aは、本実施形態では、図5に示すように、底面部36と外周側天面33との間において、中心軸線O31に直交する平面に整列されている。底面部36からの平面部37bおよび爪状部37aの高さは、切り離し後に内壁部34内に残存する引き出し端部5aを、内壁部34の内部に収容できる高さに設定する。ただし、残存する引き出し端部5aが長い場合には折り曲げるなどして収容できる高さでもよい。
爪状部37aは、図7(a)、(b)に示すように、中心軸線O31を向いた各先端部が、中心軸線O31を中心とする円周に整列されており、これにより、各爪状部37aの内側には、引き出し端部5aの挿通と保持とを行う引き出し孔部39A(挿通孔部、中心孔部)が形成されている。
本実施形態では、一例として、爪状部37aは、円環を周方向に4等分した形状に形成され、各先端部が、直径Dの円周上に整列されている。
各爪状部37aは、径方向に延びるスリット幅Wの放射状スリット部39B(スリット状の開口)と、放射状スリット部39Bと平面部37bとが交わる位置に形成された、放射状スリット部39Bのスリット幅Wよりも大きな内径Dを有する拡張孔部39Cとによって、周方向に離間されている。
このような構成により、台状部37上には、引き出し孔部39A、放射状スリット部39B、拡張孔部39Cによる開口部が形成されている。また、放射状スリット部39Bは、中心軸線O31側の第1の端部が引き出し孔部39Aに連通され、第1の端部と反対側の第2の端部が拡張孔部39Cと連通されている。
本実施形態では、一対の放射状スリット部39Bは、切欠き部32eおよびヒンジ部40の中心と、中心軸線O31とを通る直線上に整列されている。
内壁部34において、ヒンジ部40と対向する位置の下部内壁部34Bと底面部36とが交差する隅部をなす湾曲部34Cには、厚さ方向に貫通する引き入れ用孔部39E(引き入れ開口部)が形成されている。
引き入れ用孔部39Eは、湾曲部34Cにまたがっていれば、底面部36や下部内壁部34Bに一部が進出していてもよい。
引き入れ用孔部39Eは、開口部25から引き出されたワイプ材5の引き出し端部5aを内壁部34で構成される凹所の内側に引き入れるための引き入れ開口部であり、引き出し孔部39Aよりも大きな開口面積を有する。
引き入れ用孔部39Eの形状は、本実施形態では、平面視(図7(a)参照)では内壁部34の内径に沿って径方向幅Rで略円弧状に延びる帯状であり、側面視(図6参照)ではW×Hの略矩形状である。ここで、Wは側面視の幅寸法、Hは、底面部36からの高さ寸法である。
本実施形態では、W>D、かつ√(R +H )>Dとしているため、引き入れ用孔部39Eの開口面積が引き出し孔部39Aの開口面積よりも大きくなっている。
開口面積を大きくするために、引き入れ用孔部39Eを底面部36または下部内壁部34Bの範囲まで設ける場合には、底面部36の剛性低下が少なくなるため、下部内壁部34B側に優先して進出させることが好ましい。すなわち、R<Hとすることがより好ましい。
引き入れ用孔部39Eと、引き入れ用孔部39Eに最も近い拡張孔部39C(以下、拡張孔部39Cと称する)との間には、内壁部34の板厚方向に貫通する開口部である、縮幅部39Fと、移動スリット部39Dとが、引き入れ用孔部39E側からこの順に設けられている。
縮幅部39Fは、引き入れ用孔部39Eの内縁部のうち、内壁部34の内周側の内縁部から中心軸線O31に向かって縮幅する平面視V字状の切欠き部である。
移動スリット部39Dは、縮幅部39FのV字状の頂部と、拡張孔部39Cとの間を連通させる直線状の開口部である。本実施形態では、拡張孔部39Cに連通された放射状スリット部39B(以下、放射状スリット部39Bと称する)が延びる径方向に沿って延ばされている。
移動スリット部39Dのスリット幅Wは、引き出し端部5aを縮幅部39Fから貫入させた状態で、引き出し孔部39Aまで移動できる適宜幅とすることができる。本実施形態では、W≦W≦D(ただし、W<D)としている。
このような構成により、引き出し孔部39A、放射状スリット部39B、拡張孔部39C、移動スリット部39D、縮幅部39F、および引き入れ用孔部39Eは、互いに連通され、台状部37、底面部36、および内壁部34の厚さ方向に貫通する開口部39を構成している。
底面部36の下側には、中心軸線O31を中心とする直径D25の円領域の範囲内に、下方に突出する裏側リブ38(補強リブ)が設けられている。
裏側リブ38の裏面視(図7(b)参照)の形状は、移動スリット部39Dを間に挟んでC字状に周回する周回リブ部38aと、周回リブ部38aの互いに対向する端部から径方向内側に屈曲して、移動スリット部39Dに平行に延ばされた一対の直線状リブ部38bとを備える。
周回リブ部38aの外形は、図7(b)に示すように、中心軸線O31を中心とする直径D38(ただし、D38<D25)の円周上に整列されている。
このような構成により、裏側リブ38は、引き出し部キャップ3をベースキャップ2に組み立てた際に、開口部25に貫入することが可能である。
また、一対の直線状リブ部38bの間には、移動スリット部39Dのスリット幅Wよりも広いガイド溝部38cが形成されている。これにより、移動スリット部39Dの下方に位置する引き出し端部5aは、周方向の幅がガイド溝部38cの幅内に規制される。
外蓋部30は、図4(a)、(b)、図5に示すように、キャップ本体31の上部を覆うことが可能な大きさを有する略円板状の蓋部材であり、ヒンジ部40を介して、キャップ本体31の外周筒状部32の上端部に連結されている。
図5に示すように、ヒンジ部40を開いたとき上側を向く裏面30b上には、ヒンジ部40を閉じたとき(図2参照)に、キャップ本体31の上部内壁部34Aに外嵌して、内壁部34を上方から封止する環状突条部30cが形成されている。
環状突条部30cの先端部(裏面30bから離間する方向の端部)の内周側には、上部内壁部34Aの外周突起部34aと係合する内周突起部30eが径方向内側に突出して形成されている。
内周突起部30eは、環状突条部30cの周方向全体に延びて形成されていてもよいし、周方向に離間して部分的に形成されていてもよい。
外蓋部30において、裏面30bと反対側の表面3aは、ヒンジ部40を閉じたときに引き出し部キャップ3の上面となる部位である。図示は省略するが、表面30a上には、引き出し部キャップ3の着脱操作に関する説明文や矢印などの操作説明図などを、印刷、刻印、型転写、ラベル貼り付けなどの手段によって表示することが可能である。
外蓋部30の平面視形状は、本実施形態では、図4(a)に示すように、上部内壁部34Aの外径と略等しい(等しい場合を含む)外径を有する円形部分の側方に引き上げ用突起部30dを突出させた略円形とされている。
引き上げ用突起部30dは、外蓋部30を引き上げて内壁部34を開放するために、作業者が指をかけて力を加えられるようにした部位であり、外蓋部30の中心を挟んで、ヒンジ部40と対向する位置に、外蓋部30の外径の円周に沿う帯状に突出されている。
したがって、引き上げ用突起部30dは、外蓋部30をキャップ本体31上に閉じたときに、キャップ本体31に設けられた切欠き部32eと重なる範囲に形成されている。
このように、閉じた状態で切欠き部32e上となる位置に引き上げ用突起部30dが設けられていることにより、作業者の指が、切欠き部32eの空間を通して、外蓋部30の裏面側に入り込む。このため、少ない突出量でも確実に外蓋部30を引き上げる作業を行うことができる。これにより、作業性を低下させることなく外蓋部30の外形を小型化することが可能である。
このような構成の引き出し部キャップ3は、例えば、合成樹脂の成形によって製造することができる。
次に、このような構成を有する収納容器4のワイプ材5を除く組立構造について説明する。
図8に収納容器4の主要部の断面を示すように、ベースキャップ2は、収容部1の上端部1aの雄ねじ部1cに、下側筒状部20の雌ねじ部20cを螺合させることにより、収容部1と着脱可能に固定されている。
このような固定時において、ベースキャップ2の蓋体部2bは、開口部25と、貫通孔23e(図8では図示略、図3(a)参照)とを除く範囲において、収容部1の開口部1bを覆っている。
また、ベースキャップ2の固定時には、収容部1の上端部1aとベースキャップ2の内周面20bとの間は、雄ねじ部1cと雌ねじ部20cとの螺合によって液密が保たれている。
引き出し部キャップ3は、ベースキャップ2の内側壁部23の雄ねじ部23dに、外周筒状部32の雌ねじ部32dを螺合させることにより、ベースキャップ2と着脱可能に固定されている。
このような固定時において、外周側天面33は、内側壁部23の上端面23bと密着して当接し、貫通孔23e(図8では図示略、図3(a)参照)が閉鎖される。
裏側リブ38は、ベースキャップ2の開口部25の内部に貫入されている。
下部内壁部34B、湾曲部34C、および底面部36の下面は、それぞれベースキャップ2の内周面23cと密着して当接する。このとき、本実施形態では、湾曲部34Cの範囲に貫通された引き入れ用孔部39Eは、内周面23cによって下方から覆われて塞がっている。
このため、内壁部34の底部における開口部39は、台状部37における引き出し孔部39A、放射状スリット部39B、拡張孔部39C、移動スリット部39D、および縮幅部39Fの一部のみが開口され、収容部1の内部と連通している。ただし、後述するように、引き出し孔部39Aに引き出し端部5aが挿通された状態では、引き出し孔部39Aは引き出し端部5aによって塞がれている。
また、ベースキャップ2の外周面23aと外周筒状部32との間は、雄ねじ部23dと雌ねじ部32dとの螺合によって液密が保たれている。
引き出し部キャップ3の外蓋部30は、引き出し部キャップ3の固定時にあって、図8に実線で示す開放状態と、二点鎖線で示す閉止状態との組立状態を切り替えることが可能である。
閉止状態では、外蓋部30の裏面30bによって、内壁部34の上部の開口が閉じられる。このため、内壁部34内の開口部39からの液体の蒸発が抑制される。
また、閉止状態では、収容部1の内部に連通するすべての開口部が閉じられる。
次に、ワイプ材5を収容する組立状態についてその組立方法とともに説明する。
図9(a)、(b)は、本発明の実施形態の収納容器の組立工程を示す模式的な斜視図である。図10(a)、(b)は、本発明の実施形態の収納容器の図9(b)に続く組立工程を示す模式的な斜視図である。図11は、本発明の実施形態の収納容器の図10(b)に続く組立工程を示す模式的な斜視図である。図12(a)は、本発明の実施形態の収納容器の拡張孔部の作用を説明する模式図である。図12(b)は、比較例の作用を説明する模式図である。
まず、作業者は、図9(a)に示すように、収容部1の内部にワイプ材5を収容する。本実施形態では、ワイプ材5は、開口部1bの内径より細い外径を有するロール体かなり、このロール部5bを収容部1の上方から軸方向に沿って挿入する。そして、ワイプ材5に浸潤させる図示略の液体を開口部1bから注ぐ。
次に、作業者は、ロール部5bの中心部から端部を開口部1bの上方に引き出して、引き出し端部5aを形成する。
次に、作業者は、ベースキャップ2を、下側筒状部20が下向きの状態で、収容部1の開口部1bを覆うように取り付ける。本実施形態では、上端部1aに形成された雄ねじ部1cに、下側筒状部20を螺合させて取り付ける。
このとき、図9(b)に示すように、引き出し端部5aをベースキャップ2の中心に位置する開口部25内に通すことで、引き出し端部5aを内側壁部23の上方に露出させる。
次に、作業者は、図10(a)に示すように、引き出し部キャップ3を、キャップ本体31が開放され上部内壁部34Aが上向きとされた状態で、ベースキャップ2の上方に保持する。そして、引き出し端部5aを下側から引き入れ用孔部39Eに通すことにより、引き出し端部5aを内壁部34の上方に引き入れる。
このとき、引き入れ用孔部39Eは、上方から見ると下部内壁部34Bの近傍しか開口していないが、側方にも開口しているため、斜め下方向からみると、より広く開口しているため、容易に引き入れることが可能である。
次に、作業者は、図10(b)の平矢印で示すように、引き出し端部5aを縮幅部39Fに向けて略水平に引っ張る。縮幅部39Fは、引き入れ用孔部39E側から移動スリット部39Dに向かって漸次縮幅する形状を有するため、移動スリット部39Dの正面からずれた位置から引っ張っても、縮幅部39Fに案内されて、引き出し端部5aが容易に移動スリット部39Dに向けて移動される。
引き出し端部5aが移動スリット部39Dに侵入したら、さらに中心側に引っ張る。これにより、引き出し端部5aは、移動スリット部39Dに挟み込まれた状態で、引き出し部キャップ3の中心部に向けて移動される。この移動中、引き出し端部5aは、移動スリット部39D等で挟持された部位では、それらのスリット幅等に合わせて圧縮され、底面部36の上方および下方の部分に対してくびれた状態になっている。
こうして、引き出し端部5aは、移動スリット部39Dに連通する拡張孔部39C、放射状スリット部39Bを通って、図10(b)に示すように、引き出し孔部39Aまで移動される。
引き出し端部5aが放射状スリット部39Bよりも広い引き出し孔部39Aに到達すると、引き出し端部5aは圧縮状態から解放されるため、くびれ部分が引き出し孔部39A内で広がる。これにより、引き出し端部5aは、引き出し孔部39Aの各先端部に対して水平方向に押圧されて係止され、引き出し孔部39Aに挿通された状態で引き出し部キャップ3に保持される。
このため、作業者が引き出し端部5aから手を離しても、引き出し端部5aは引き出し部キャップ3とともに移動することが可能である。
次に、図11に示すように、作業者は、引き出し部キャップ3のキャップ本体31の線状突条部32bが形成された外周筒状部32の外周面32aを手Hで持って、キャップ本体31の雌ねじ部32d(図10(b)では図示せず、図5参照)を、ベースキャップ2の内側壁部23に設けられた雄ねじ部23dに螺合させる。なお、図11では、外蓋部30が閉じられた状態が図示されているが、外蓋部30を閉じるタイミングは、螺合前でも、螺合後でも都合のよいタイミングでよい。
螺合時には、キャップ本体31を持つ手Hの指を外側壁部21の内周面21cや上端面21bに適宜係止させて回転させると、力が入りやすくなって、作業性が向上する。
このようにして、キャップ本体31の螺合が完了して外蓋部30が閉じられると、収納容器4の組み立てが終了する。
収納容器4無しのワイプ材5を使用するには、図11に示す組立状態から、外蓋部30の引き上げ用突起部30dに指をかけて外蓋部30を引き上げる。これにより、図1に示すように、内壁部34内の引き出し端部5aが露出する。
この状態で、ワイプ材5を引き出して使用することが可能となる。
すなわち、使用者が引き出し端部5aを上方に引き出すと、引き出し端部5aが引き入れ用孔部39Eからの抵抗を受ける。このため、引き出された引き出し端部5aの張力が増大する。
引き出し端部5aの図示略の脆弱部が台状部37から引き上げられると、張力により脆弱部が破断されて、脆弱部より上のワイプ材5が切り離される。使用者は、切り離されたワイプ材5を用いて、例えば、清拭や清掃などを行うことができる。
引き出し端部5aを切り離す際、使用者の引っ張り方によっては、引き出し端部5aが水平方向にも引っ張られ、図12(a)に拡大して示すように、引き出し端部5aが放射状スリット部39Bに侵入して引っかかってしまう場合がある。
この場合、本実施形態では、放射状スリット部39Bの端部に、拡張孔部39Cが形成されているため、拡張孔部39C内に進入した引き出し端部5aの部分から爪状部37aに働く応力が解放されるため、爪状部37aの破損などが起こりにくくなる。
また、使用者が気づいて引き出し端部5aを引き出し孔部39A側に戻す場合に、大きな抵抗を受けることなく容易に戻すことができる。
これに対して、比較例として、図12(b)に示すように、拡張孔部39Cに代えて、放射状スリット部39Bのスリット幅Wと同径の丸みしかない端部39Rが形成されている場合について考える。
この場合、端部39Rに侵入する引き出し端部5aは、端部39Rに向かって押しつけられると、逃げ場がないため、丸みに沿って圧縮されていく一方になる。この結果、端部39Rから爪状部37aに作用する応力が急激に増大して、爪状部37aが破損したり、引き出し端部5aを逆方向に引き戻せなくなったりする。
本実施形態では、拡張孔部39Cが設けられているため、このような不具合を防止できる。
以上のようにして、必要な量のワイプ材5を切り離したら、使用者は外蓋部30を閉じて、内壁部34を密閉する。その際、台状部37上に残った引き出し端部5aが長すぎる場合は、適宜折り曲げるなどして、引き出し端部5aを内壁部34内に収容してから閉じる。
ワイプ材5を使い切ったり、ワイプ材5の使用期限が過ぎたりして、引き出し部キャップ3に新たなワイプ材5を収納する場合には、引き出し部キャップ3、ベースキャップ2をそれぞれ外して、上記の各組立工程を繰り返せばよい。
以上説明したように、本実施形態の収納容器4によれば、引き出し端部5aを引き出すための凹所である内壁部34の底部が、底面部36と湾曲部34Cとで形成されているため、底面部36が内壁部34の内径の範囲まで延びる平面からなる場合に比べて、底面部36の外径および面積が小さくなり、さらに湾曲部34Cによるシェル構造が形成されるため、外周部の剛性が大きくなっている。
また、引き出し端部5aを内壁部34内に引き入れ、引き出し可能に保持するための開口部39が、中心部の台状部37上、および内壁部34の底面部36と下部内壁部34Bとをつなぐ隅部である湾曲部34Cにまたがる領域に形成されている。
このため、開口部39のうち、引き出し孔部39A、放射状スリット部39B、拡張孔部39Cで構成される開口部の外周側の剛性が、台状部37の傾斜部37cの立体構造によって強化されている。
また、引き入れ用孔部39Eが、湾曲部34Cにまたがっており、必要に応じて、下部内壁部34Bの方に拡張できるため、引き出し端部5aを引き入れるために必要な開口面積を保ちつつ、平面視の開口面積を低減することができる。
これにより、底面部36の剛性、強度、耐久性を高く保つことができる。
また、本実施形態では、底面部36の下側に裏側リブ38を備える点でも、底面部36の剛性、強度、耐久性を高く保つことができる。
これらのそれぞれの作用によって、収納容器4によれば、開口部39周辺の剛性、強度、耐久性が良好となる。
また、本実施形態では、裏側リブ38を底面部36の下側に設けているため、補強リブを上側に設ける場合に比べて、内壁部34の空間を広く取り、凹所の内面を平滑面で構成することができる。このため、ワイプ材5の取り出しの作業性が向上するとともに、内壁部34内を清潔に保ちやすくなる。
また、本実施形態によれば、引き出し部キャップ3の小型化が可能である。
すなわち、引き入れ用孔部39Eを湾曲部34Cにまたがって設けるため、従来のように引き入れ用の開口部を引き出し部キャップ3の内壁部34の底面に設ける場合に比べて、内壁部34の内径とこれを閉じるための外蓋部30の外径とを低減することができる。
このため、引き入れ用孔部39Eの大きさを確保して、ワイプ材5の収納や交換を容易に行えるとともに、引き出し部キャップ3および外蓋部30を小型化することが可能となる。
なお、上記の実施形態の説明では、引き出し部キャップ3の底面部36の裏面に裏側リブ38を設けた場合の例で説明したが、裏側リブ38は必須ではない。例えば、底面部36の剛性、強度が充分であれば、裏側リブ38を削除してもよい。
また、裏側リブ38を設ける場合に、上記の実施形態に説明した形状は一例であって、裏側リブ38と異なる形状の補強リブを設けてもよい。例えば、径方向に延びる複数の補強リブや、裏側リブ38とこれに径方向に交差する補強リブなどを設けることも可能である。また、補強リブの基端部に三角リブを設けてさらに補強してもよい。
また、上記の実施形態の説明では、爪状部37aの間に拡張孔部39Cを備える場合の例で説明したが、拡張孔部39Cが形成されることは必須ではない。例えば、放射状スリット部39Bのスリット幅が充分狭い場合など、引き出し端部5aが放射状スリット部39Bに侵入しないような場合には、拡張孔部39Cを削除することができる。
また、拡張孔部39Cを備える場合にも、拡張孔部39Cは円孔には限定されず、例えば、角孔、楕円孔等の適宜の孔形状を採用することができる。
また、上記の実施形態の説明では、キャップ本体31と外蓋部30とが、ヒンジ部40で連結された場合の例で説明したが、ヒンジ部40は必須の構成ではない。
例えば、キャップ本体31と外蓋部30とは、ヒンジ部40に代えて、ひもやチェーンなどによって連結されていてもよい。
また、キャップ本体31と外蓋部30は別体であってもよい。この場合、キャップ本体31と外蓋部30とは、はめ込み式の固定には限定されず、例えば、螺合によって着脱可能に固定されていてもよい。
また、上記の実施形態の説明では、収容部1とベースキャップ2との固定、およびベースキャップ2と引き出し部キャップ3との固定は、いずれもねじを用いた螺合による場合の例で説明したが、これらの固定手段は螺合には限定されず、例えば、弾性を利用したはめ込み固定や、スナップフィットによる着脱可能な固定も可能である。
また、上記の実施形態の説明では、引き入れ用孔部39Eとヒンジ部40とが平面視において、互いに対向する位置に設けられた場合の例で説明した。しかし、引き出し端部5aを引っ張って移動する際に外蓋部30が支障とならない位置に外蓋部30が開かれれば、ヒンジ部40の位置はこのような位置には限定されない。
例えば、ヒンジ部40が平面視において引き入れ用孔部39Eの周方向の位置と重なる領域に設けられていてもよい。
また、上記の実施形態の説明では、収容部と下蓋部とが着脱可能な別部材からなる場合の例で説明したが、収容部と下蓋部とが着脱可能に分離できない構成としてもよい。
例えば、収容部と下蓋部とは一体化され、ワイプ材を出し入れする開口部が別途設けられた構成が可能である。
また、例えば、ワイプ材の詰め替えが不要な場合など、収容部と下蓋部とが別部材からなっていても下蓋部を装着後に収容部から外せないように固定されている構成などが可能である。
また、上記の実施形態の説明では、キャップ部材の中蓋部の底面部と壁部とをつなぐ隅部が湾曲部34Cからなる場合の例で説明したが、隅部が湾曲部や、断面円弧状のR面からなることは必須ではない。
例えば、断面円弧状のR面に代えて、円弧以外の曲線に沿って湾曲する隅部を採用することができる。また、テーパ状の湾曲面(断面は直線状)を備える隅部も採用することができる。
さらには、底面部の強度が確保できる場合には、隅部は、底面部と壁部とが交差してつながった角部からなる構成としてもよい。この場合には、引き入れ開口部は、隅部にまたがるとともに底面部および壁部にも進出して開口される構成とする。
また、上記に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせを代えたり、削除したりして実施することができる。
1 収容部(収納容器本体)
2 ベースキャップ(下蓋部、収納容器本体)
3 引き出し部キャップ(キャップ部材)
4 収納容器
5 ワイプ材
5a 引き出し端部
5b ロール部
20 下側筒状部
21 外側壁部(壁体部)
23 内側壁部
25 開口部(引き出し口)
26、35 溝部
30 外蓋部
31 キャップ本体(中蓋部)
32 外周筒状部(着脱部)
32d 雌ねじ部(着脱部)
32e 切欠き部
33 外周側天面(環状の平面部)
34 内壁部
34A 上部内壁部(壁部)
34B 下部内壁部
34C 湾曲部(隅部)
36 底面部
37 台状部(底面部、凸部)
37a 爪状部(突片部
38 裏側リブ(補強リブ)
39 開口部
39A 引き出し孔部(挿通孔部、中心孔部)
39B 放射状スリット部(挿通孔部)
39C 拡張孔部
39D 移動スリット部(スリット状の開口)
39E 引き入れ用孔部(引き入れ開口部)
39F 縮幅部
40 ヒンジ部

Claims (8)

  1. 切り離し可能に設けられた長尺のワイプ材を収容する収容部と、
    前記ワイプ材を前記収容部の外部に引き出す引き出し口が形成された下蓋部と、
    前記引き出し口から引き出された前記ワイプ材を挿通状態に保持して前記下蓋部の引き出し口を覆う中蓋部と、該中蓋部の上部を着脱可能に覆う外蓋部とを有し、前記下蓋部に着脱可能に取り付けられたキャップ部材と、
    を備え、
    前記キャップ部材の前記中蓋部は、
    前記下蓋部への取付時に前記下蓋部の前記引き出し口の内側領域に重なり、前記ワイプ材を保持可能に挿通する前記引き出し口よりも狭い大きさの挿通孔部を有する底面部と、
    該底面部を囲み、前記外蓋部を着脱する壁部と、
    を有し、
    前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部にまたがって前記挿通孔部よりも広い大きさに形成され、前記下蓋部への取付時に前記引き出し口の外側に重なって閉止される引き入れ開口部が設けられ、
    前記底面部に、前記引き入れ開口部から前記挿通孔部まで前記ワイプ材を移動させるスリット状の開口が設けられ
    前記キャップ部材は、
    前記壁部の外周側の側面から前記底面部と平行に延ばされた環状の平面部と、
    該平面部の外周に、前記壁部の一部の側方を除いて囲むとともに、前記外蓋部の装着時に該外蓋部と当接する外壁部と、
    をさらに備える、
    収納容器。
  2. 前記キャップ部材の前記底面部の裏面には、前記下蓋部への取付時に前記引き出し口の内側に貫入する補強リブが形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納容器。
  3. 前記キャップ部材の前記挿通孔部は、
    孔周方向に隙間を設けて複数の突片部が配置されて形成され、
    該複数の突片部の径方向内側の先端部で形成された中心孔部と、
    前記複数の突片部の周方向の端面が対向してなり第1の端部が前記中心孔部に連通する放射状スリット部と、
    前記放射状スリット部の第2の端部が連通され、前記放射状スリット部のスリット幅よりも大径の拡張孔部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の収納容器。
  4. 前記キャップ部材の外周部には、前記引き入れ開口部と周方向の位置が重なる領域に、前記外蓋部を連結するヒンジ部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納容器。
  5. 前記前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部は、断面円弧状の湾曲されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の収納容器。
  6. 前記キャップ部材の前記中蓋部は、
    前記底面部の中心部に凸部を有し、
    前記挿通孔部は、
    前記凸部上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の収納容器。
  7. 前記下蓋部は、
    前記キャップ部材の取付時に、該キャップ部材を、隙間をあけて囲繞する壁体部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の収納容器。
  8. 切り離し可能に設けられた長尺のワイプ材を収納する収納容器本体から、前記ワイプ材を引き出して切り離すために、前記収納容器本体の引き出し口上に着脱して用いるキャップ部材であって、
    前記収納容器本体と着脱する着脱部と、
    前記収納容器本体への取付時に前記収納容器本体の前記引き出し口の内側領域に重なり、前記ワイプ材を保持可能に挿通する前記引き出し口よりも狭い大きさの挿通孔部を有する底面部と、該底面部を囲む壁部と、を有しており、前記収納容器本体の前記引き出し口から引き出された前記ワイプ材を挿通状態に保持して前記収納容器本体の前記引き出し口を覆う中蓋部と、
    前記壁部と着脱可能に設けられており、前記中蓋部の上部を着脱可能に覆う外蓋部と、
    前記壁部の外周側の側面から前記底面部と平行に延ばされた環状の平面部と、
    該平面部の外周に、前記壁部の一部の側方を除いて囲むとともに、前記外蓋部の装着時に該外蓋部と当接する外壁部と、
    を備え
    前記底面部と前記壁部とをつなぐ隅部には、前記底面部および前記壁部の一部を切り欠いて前記挿通孔部よりも広い大きさに形成され、前記収納容器本体への取付時に前記引き出し口の外側に重なって閉止される引き入れ開口部が設けられ、
    前記底面部には、前記引き入れ開口部から前記挿通孔部に向かって前記ワイプ材を移動させるスリット部が設けられた、
    キャップ部材。
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