JP6117256B2 - 端子圧着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端子圧着装置に関する。
従来、端子金具と電線の端部とを圧着させ、これらを電気的に接続させる端子圧着装置が知られている。例えば、端子圧着装置は、端子金具と電線とを圧着させる圧着機を備える。端子圧着装置においては、連鎖状態の端子金具(端子連鎖体)における先頭の端子金具を所定位置まで供給し、この端子金具と電線とを圧着させると共に、この端子金具を端子連鎖体から切り離す。その所定位置には、固定台に取り付けられた下型(アンビル)と、下型に対する上下動が可能な上型(クリンパ)と、が設けられている。この種の端子圧着装置は、例えば、下記の特許文献1−4に開示されている。
特開2000−252035号公報 特開2001−230043号公報 特開平8−111275号公報 特開2014−203735号公報
ところで、端子圧着装置の圧着加工工程においては、所定位置まで供給されてきた端子金具の上型及び下型に対する相対的な位置が規定範囲内からズレていた場合、端子金具と電線との圧着加工精度を低下させてしまう可能性がある。例えば、端子圧着装置は、圧着加工工程において、端子金具の芯線圧着部(電線の芯線を圧着する部分)に所定量のベルマウスが形成されるように設定されている。しかしながら、そのようなズレが生じていた場合には、ベルマウスが所定量よりも少なく形成されてしまう可能性がある。また、端子連鎖体は、それぞれの端子金具の一方の端部が連結片を介して連鎖状に繋がれている。このため、端子圧着装置の切断加工工程においては、端子金具と連結片とを繋ぐ繋ぎ部を所定位置で切断することによって、端子連鎖体から端子金具を切り離す。しかしながら、上型及び下型に対する端子金具の位置ズレが生じていた場合には、切り離し後の端子金具における繋ぎ部の残存量が所定範囲内から外れてしまい、端子連鎖体からの端子金具の切断加工精度を低下させてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、所定位置まで供給されてきた端子金具の圧着成形型に対する相対的な位置ズレを抑えることが可能な端子圧着装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明は、同一方向を向いて並列に配置された複数の端子金具の端子連鎖体における所定の端子金具を圧着位置まで供給する端子供給機と、前記圧着位置まで供給された前記端子金具における被覆圧着片と芯線圧着片とを電線における被覆と先端の芯線とに各々加締めることによって、該端子金具と当該電線とを圧着させる圧着機と、前記圧着位置まで供給された前記端子金具を前記端子連鎖体から切り離す端子切断機と、前記端子供給機によって送られているガイドレール上の前記端子連鎖体を前記圧着位置まで案内する端子ガイド機と、を備え、前記端子ガイド機は、前記端子連鎖体における前記ガイドレール上の複数の前記端子金具の前記芯線圧着片における前記被覆圧着片側の一端部に沿って配置された第1ガイド部材と、該第1ガイド部材とは別の部材であり、それぞれの当該芯線圧着片における他端部に沿って配置された第2ガイド部材と、前記第2ガイド部材から前記芯線圧着片の前記他端部に対して押圧力を加える押圧機構と、を有し、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間隔を前記押圧機構の押圧力で前記芯線圧着片の長さに合わせ、前記芯線圧着片を前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とで前記端子連鎖体の供給方向に案内することを特徴としている。
ここで、前記押圧機構の押圧力は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間隔を前記芯線圧着片の長さに合わせられる範囲内で、前記端子金具が変形しないように低く抑えることが望ましい。
本発明に係る端子圧着装置は、第1ガイド部材と第2ガイド部材と押圧機構によって、位置ズレを抑えながら端子連鎖体を圧着位置に向けて送ることができる。このため、この端子圧着装置は、圧着位置まで供給された端子金具の当該圧着位置での位置ズレ、つまり当該端子金具の第1金型及び第2金型に対する相対的な位置ズレを抑えることができる。
図1は、実施形態の端子圧着装置における端子圧着及び端子供給に関わる構成を示す正面図である。 図2は、実施形態の端子圧着装置における端子圧着及び端子供給に関わる構成を示す右側面図である。 図3は、実施形態の端子圧着装置における端子圧着及び端子供給に関わる構成を示す左側面図である。 図4は、実施形態の端子圧着装置における端子圧着及び端子供給に関わる構成を示す上面図である。 図5は、端子金具と第1ガイド部材と第2ガイド部材との位置関係について説明する図である。 図6は、端子連鎖体について説明する図である。 図7は、端子金具及び電線について説明する図である。 図8は、実施形態の端子圧着装置において第2ガイド部材に関わる構成を変更したものを示す左側面図である。
以下に、本発明に係る端子圧着装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る端子圧着装置の実施形態の1つを図1から図8に基づいて説明する。
図1−図4の符号1は、本実施形態の端子圧着装置を示す。
この端子圧着装置1は、複数の端子金具100の連鎖体(以下、「端子連鎖体」という。)100C(図6)における所定の端子金具100を圧着位置まで送り、その圧着位置まで供給された端子金具100を電線110に圧着させる。端子連鎖体100Cとは、同一方向を向いて並列に配置された複数の端子金具100が連鎖状に繋がっている端子金具100の集合体のことをいう。圧着位置とは、後述する圧着機10に設けられている圧着加工の実施場所のことである。
この端子圧着装置1においては、第1型としての下型(アンビル)と第2型としての上型(クリンパ)との間に端子金具100と電線110とを配置し、下型と上型との間隔を狭めながら下型と上型とで上下方向から端子金具100と電線110を挟み込むことによって、これらの圧着加工を行う。よって、ここでは、下型に対する上型に向けた方向を上方といい、上型に対する下型に向けた方向を下方という。この端子圧着装置1では、このように上下を定義する。また、この端子圧着装置1においては、装置前に居る作業者が本装置の起動や停止等を行うものとする。ここでは、端子圧着装置1に対して作業者の居る側(図1の紙面手前側)を前側といい、その逆側を後側という。この端子圧着装置1では、このように前後を定義する。また、この端子圧着装置1においては、作業者から見た右手を端子圧着装置1における右側といい、作業者から見た左手を端子圧着装置1における左側という。この端子圧着装置1では、このように左右を定義する。この端子圧着装置1においては、左方から右方の圧着位置へと端子連鎖体100Cが送られていく。
電線110は、先端で芯線111を露出させるべく、この先端において被覆112を剥いて取り除いたものである。端子圧着装置1としては、例えば、電線供給機(図示略)によって、この電線110を下型及び端子金具100と上型との間まで供給させるよう構成されたものがある。また、端子圧着装置1としては、装置前に居る作業者が下型及び端子金具100と上型との間に電線110を配置するよう構成されたものもある。更に、端子圧着装置1としては、その電線110が端子金具100の上方に配置されるよう構成されたものもあれば、その電線110が端子金具100の上に載せ置かれるよう構成されたものもある。
端子金具100は、導電性の金属の板材が所定の形状に成形されたものである。端子金具100は、先端の芯線111の近くで電線110の被覆112を圧着する被覆圧着部101と、その先端の芯線111を圧着する芯線圧着部102と、相手側端子(図示略)に対して電気的に接続される電気接続部103と、を有する(図7)。被覆圧着部101と芯線圧着部102と電気接続部103は、その順番で互いに所定の隙間104a,104bを空けて配置されている。更に、この端子金具100は、被覆圧着部101と芯線圧着部102とを繋ぐ第1連結部105と、芯線圧着部102と電気接続部103とを繋ぐ第2連結部106と、を有する。この端子金具100は、一端部を成す被覆圧着部101から他端部を成す電気接続部103に向けて延在している。端子圧着装置1は、その図7に示すような端子金具100と電線110との圧着状態を形成する。
電線110が圧着される前の端子金具100において、電線110への圧着に伴い被覆圧着部101が形成される部分(圧着対象部位)には、圧着加工に伴い電線110(被覆112)が載置される板状の基部101Bと、端子連鎖体100Cの送り方向における基部101Bの両端から各々立設された板状の2枚の被覆圧着片(加締め片)101Pと、が設けられている。つまり、この部分(基部101Bと2つの被覆圧着片101Pとから成る部分)は、軸線方向(延在方向)に対して直交する断面が、コの字状又はUの字状等のような一端が開口された形状に形成されている。このため、圧着加工工程においては、基部101Bと2つの被覆圧着片101Pによって電線110(被覆112)が囲まれることになる。被覆圧着部101は、その2つの被覆圧着片101Pを内側の電線110側に巻き込みながら被覆112に加締めていくことによって形成される。
電線110が圧着される前の端子金具100において、電線110への圧着に伴い芯線圧着部102が形成される部分(圧着対象部位)には、圧着加工に伴い電線110(先端の芯線111)が載置される板状の基部102Bと、端子連鎖体100Cの送り方向における基部102Bの両端から各々立設された板状の2枚の芯線圧着片(加締め片)102Pと、が設けられている。つまり、この部分(基部102Bと2つの芯線圧着片102Pとから成る部分)は、軸線方向(延在方向)に対して直交する断面が、コの字状又はUの字状等のような一端が開口された形状に形成されている。このため、圧着加工工程においては、基部102Bと2つの芯線圧着片102Pによって電線110(先端の芯線111)が囲まれることになる。芯線圧着部102は、その2つの芯線圧着片102Pを内側の電線110側に巻き込みながら芯線111に加締めていくことによって形成される。
端子金具100は、雄端子であってもよく、雌端子であってもよい。電気接続部103は、端子金具100が雄端子の場合、雄型に成形され、端子金具100が雌端子の場合、雌型に成形される。電気接続部103は、圧着位置に到達したときには既に雄型又は雌型に成形されている。この例示では、雌端子を例に挙げて説明する。
電線110が圧着される前の端子金具100においては、基部101Bと基部102Bとが第1連結部105で繋がっており、基部102Bと電気接続部103とが第2連結部106で繋がっている。この例示の第1連結部105は、被覆圧着片101Pにおける基部101B側と芯線圧着片102Pにおける基部102B側との間も繋いでいる。また、第2連結部106は、芯線圧着片102Pにおける基部102B側と電気接続部103における基部側(図7の紙面下側)との間も繋いでいる。
端子連鎖体100Cは、導電性の金属の板材から成る一体物であり、上記の圧着前の端子金具100が連鎖状に複数形成されている。この端子連鎖体100Cにおいては、その全ての端子金具100が同じ向きで互いに等しい間隔を空けて並列に配置されている。つまり、この端子連鎖体100Cにおいては、全ての端子金具100が同一方向(延在方向)を向いた状態で等間隔に並べられている。端子連鎖体100Cにおいては、全ての端子金具100における一方の端部が連結片107によって繋がれている。連結片107は、例えば矩形の板状に成形され、全ての端子金具100の基部101Bに対して所定の間隔を空けて配置される。その基部101Bと連結片107は、端子金具100毎に例えば矩形の板状の繋ぎ部108を介して繋がれている。連結片107には、端子連鎖体100Cを圧着位置まで送るための貫通孔(以下、「端子送り孔」という。)107aが端子連鎖体100Cの送り方向に沿って等間隔に形成されている。この例示では端子送り孔107aを繋ぎ部108の近くに設けているが、端子送り孔107aは、連結片107における隣り合う端子金具100の間に設けてもよい。このように形成された端子連鎖体100Cは、リール状に巻き取られた状態で端子圧着装置1に配置される(図示略)。
端子圧着装置1は、図1から図4に示すように、所定の圧着位置で端子金具100と電線110の圧着を行う圧着装置2と、その圧着位置まで端子金具100を供給する端子供給装置3と、圧着装置2及び端子供給装置3を動作させるための駆動装置4と、を備える。圧着装置2及び端子供給装置3は、この技術分野においてアプリケータと称される装置である。圧着装置2は、供給された端子金具100の電線110への圧着と、この端子金具100の端子連鎖体100Cからの切り離しと、を行う。このため、この圧着装置2は、圧着機10と端子切断機20とを備える。また、端子供給装置3は、端子連鎖体100Cとして連なっている複数の端子金具100を圧着装置2の圧着位置まで案内しながら供給する。このため、この端子供給装置3は、端子供給機30と端子ガイド機40とを備える。
圧着機10は、圧着位置まで供給された端子金具100を電線110の端部に加締めることによって、この端子金具100を電線110に圧着するものである。この例示の圧着機10は、端子金具100における被覆圧着片101Pと芯線圧着片102Pとを電線110における被覆112と先端の芯線111とに各々加締めることによって、この端子金具100を電線110に圧着する。この圧着機10は、この技術分野において周知の構成を有するものであり、フレーム11と、互いに対を成す第1金型12及び第2金型13と、動力伝達機構14と、を備える。
フレーム11は、基台11Aと、アンビル支持体11Bと、動力伝達機構14の支持体(以下、「伝達部支持体」という。)11Cと、を備える。基台11Aは、例えば、端子圧着装置1を載せ置く載置台(図示略)の上に固定される。アンビル支持体11Bと伝達部支持体11Cは、基台11Aの載置面11A上に配置され、この載置面11A上に固定される。伝達部支持体11Cは、アンビル支持体11Bに対して後方かつ上方に配置する。具体的に、この伝達部支持体11Cは、アンビル支持体11Bの後方で載置面11Aから上方に向けて立設された立設部11Cと、この立設部11Cの上側に保持されたラム支持部11Cと、を有する。ラム支持部11Cは、後述するラム14Aを支持する支持部であり、アンビル支持体11Bの上方に所定の間隔を空けて配置する。
第1金型12と第2金型13は、互いに対を成す圧着成形型であり、端子金具100と電線110の圧着を行う。この例示では、図2に示すように、第1金型12としての2つの下型(第1アンビル12A及び第2アンビル12B)と、第2金型13としての2つの上型(第1クリンパ13A及び第2クリンパ13B)と、が設けられている。第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aは、互いに対を成しており、基部101B及び2枚の被覆圧着片101Pとこれらによって囲まれた電線110(被覆112)とを挟み込むことによって、基部101Bと2枚の被覆圧着片101Pを電線110(被覆112)に圧着させる。駆動装置4は、その動力を後述する動力伝達機構14に伝えることによって、そのような圧着加工時に第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aとの間を狭め、圧着加工後に第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aとの間を広げる。また、第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bは、互いに対を成しており、基部102B及び2枚の芯線圧着片102Pとこれらによって囲まれた電線110(先端の芯線111)とを挟み込むことによって、基部102Bと2枚の芯線圧着片102Pを電線110(先端の芯線111)に圧着させる。駆動装置4は、その動力を動力伝達機構14に伝えることによって、そのような圧着加工時に第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bとの間を狭め、圧着加工後に第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bとの間を広げる。この例示では、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bを同時に第1アンビル12Aと第2アンビル12Bに向けて各々下降させることによって、第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aとの間及び第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bとの間を狭める。一方、この例示では、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bを同時に各々上昇させることによって、第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aとの間及び第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bとの間を広げる。
第1アンビル12Aと第2アンビル12Bは、それぞれに、上下方向に延在させた板状部材から成り、上側の先端が下方に向けて凹ませた凹状に形成されている。その凹状部分は、例えば、弧状やコの字状等に形成される。この圧着機10においては、その第1アンビル12Aと第2アンビル12Bにおけるそれぞれの先端の凹状面が圧着位置となる。供給されてきた端子金具100は、基部101B及び被覆圧着片101Pが第1アンビル12Aの先端の凹状面(弧状面)に載置され、基部102B及び芯線圧着片102Pが第2アンビル12Bの先端の凹状面(弧状面)に載置される。第1アンビル12Aと第2アンビル12Bは、それぞれに凹状面を上方に露出させた状態でアンビル支持体11Bに支持される。その際、この第1アンビル12Aと第2アンビル12Bは、それぞれに凹状面の高さ調整をした上で、アンビル支持体11Bに固定される。
第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、それぞれに、上下方向に延在させた板状部材から成り、下側の先端が上方に向けて凹ませた凹状に形成されている。その凹状部分は、第1アンビル12Aや第2アンビル12Bから離れるにつれて(つまり上方に向かうにつれて)、凹状を成す対向する2つの側面の間隔が徐々に狭まるように形成する。例えば、この凹状部分は、Vの字状やUの字状等に形成される。第1アンビル12Aと第1クリンパ13Aは、互いに先端の凹状面を上下方向で対向させた状態で配置する。これと同様に、第2アンビル12Bと第2クリンパ13Bは、互いに先端の凹状面を上下方向で対向させた状態で配置する。第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、それぞれに、圧着加工の実施前に第1アンビル12Aと第2アンビル12Bに対して所定の間隔を空けた初期位置に配置する。第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、圧着加工の開始と共に、その初期位置から第1アンビル12Aと第2アンビル12Bに向けて各々下降させる。第1クリンパ13Aは、下降と共に、凹状面が2つの被覆圧着片101Pの自由端側に接触し、それぞれの被覆圧着片101Pを凹状面に沿って内側に巻き込みながら電線110側に折り畳んでいくことによって、被覆圧着片101Pを電線110(被覆112)に加締めていく。第2クリンパ13Bは、下降と共に、凹状面が2つの芯線圧着片102Pの自由端側に接触し、それぞれの芯線圧着片102Pを凹状面に沿って内側に巻き込みながら電線110側に折り畳んでいくことによって、芯線圧着片102Pを電線110(先端の芯線111)に加締めていく。第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、圧着加工を実施した後、初期位置まで上昇させる。この第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bの上下動は、動力伝達機構14と駆動装置4とからなる駆動部によって実施させる。
動力伝達機構14は、駆動装置4から出力された動力を第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bに伝えるものであり、図1に示すように、ラム14Aと、ラムボルト14Bと、シャンク14Cと、を備える。
ラム14Aは、ラム支持部11Cに対して上下動自在に支持された可動部材である。このラム14Aには、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bとが固定されている。このため、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、ラム14Aと一体になってラム支持部11Cに対して上下動することができる。例えば、このラム14Aは、方体状に成形している。このラム14Aには、雌螺子部(図示略)が形成されている。その雌螺子部は、ラム14Aの内方から上端面に向けて形成された上下方向の穴の内周面に形成する。
ラムボルト14Bは、ラム14Aの雌螺子部に螺合される雄螺子部(図示略)を有する。このため、このラムボルト14Bは、ラム14Aと一体になってラム支持部11Cに対して上下動することができる。また、このラムボルト14Bは、その雄螺子部の上方に配置されたボルト頭部14Bを有する。そのボルト頭部14Bには、雌螺子部(図示略)が形成されている。その雌螺子部は、ボルト頭部14Bの内方から上端面に向けて形成された上下方向の穴の内周面に形成する。
シャンク14Cは、円柱状の中空部材であり、それぞれの端部に雄螺子部14Cと接続部(図示略)とを有する。このシャンク14Cの雄螺子部14Cは、中空部材の下側に形成されており、ラムボルト14Bのボルト頭部14Bの雌螺子部に螺合される。このため、シャンク14Cは、ラム14Aやラムボルト14Bと一体になってラム支持部11Cに対して上下動することができる。接続部は、駆動装置4に接続される。
駆動装置4は、駆動源(図示略)と、駆動源の駆動力を上下方向の動力に変換する動力変換機構(図示略)と、を有する。シャンク14Cの接続部は、その動力変換機構の出力軸に連結されている。このため、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bは、駆動装置4の出力(動力変換機構の出力)によって、ラム14Aとラムボルト14Bとシャンク14Cと一体になってラム支持部11Cに対して上下動する。駆動源としては、電動機などの電動アクチュエータ、油圧シリンダなどの油圧アクチュエータ、エアシリンダなどの空気圧アクチュエータ等が適用可能である。
ここで、第1アンビル12Aに対する第1クリンパ13Aの上下方向における相対位置と第2アンビル12Bに対する第2クリンパ13Bの上下方向における相対位置は、ボルト頭部14Bの雌螺子部とシャンク14Cの雄螺子部14Cのねじ込み量を調整することによって、変化させることができる。その相対位置は、上述した初期位置において調整することが望ましい。ナット14Dは、ラムボルト14Bの上方でシャンク14Cの雄螺子部14Cに螺合させており、ボルト頭部14Bの雌螺子部と共に所謂ロックナットの機能を成す。このため、このナット14Dは、上記の相対位置の調整完了後にラムボルト14B側へと締め付けることによって、その相対位置に第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bを固定することができる。
端子切断機20とは、圧着位置まで供給された端子金具100を端子連鎖体100Cから切り離すものである。この例示の端子切断機20は、第1アンビル12Aよりも前側の所定位置に配置され、繋ぎ部108を切断することによって、所定の端子金具100を連結片107から切り離す。これにより、その先頭の端子金具100は、端子連鎖体100Cから切り離される。この端子切断機20は、端子金具100の電線110への圧着加工と共に、この端子金具100の端子連鎖体100Cからの切り離しを行う。
この端子切断機20は、図1に示すように、この技術分野において周知の構成を有するものであり、第1アンビル12Aの前面に沿って上下方向に摺動するよう配置された端子切断部21と、この端子切断部21に対して上方への付勢力を加えるバネ部材等から成る弾性部(図示略)と、を備える。
端子切断部21は、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bの下降と共に、図1に示す押下部22によって押し下げられる。その押下部22は、ラム14Aに固定されており、ラム14Aと一体になって上下動する。端子切断部21における第1アンビル12Aとの摺接面には、連結片107が通るスリット(図示略)が形成されている。そのスリットは、押下部22による下方に向けた力が端子切断部21に加わっていないときに、弾性部の付勢力によって、第1アンビル12Aの上端よりも上方に配置される。一方、このスリットは、押下部22によって端子切断部21が押し下げられているときに、第1アンビル12Aの上端よりも下方に配置される。また、端子切断部21の上部には、電線110が載置されるVの字状の凹部(図示略)が形成されている。
この端子切断機20においては、第1アンビル12Aと第2アンビル12Bの凹状面に端子金具100が載置されている状態で、押下部22による下方に向けた力が端子切断部21に加わっていないときに、連結片107が端子切断部21のスリットに挿通されている。この端子切断機20においては、その後の圧着機10の圧着動作に伴い、第1クリンパ13Aや第2クリンパ13Bと共に押下部22が下降して、端子切断部21が押し下げられる。この端子切断機20においては、その端子切断部21の下降に伴い、この端子切断部21のスリットの開口エッジ(図示略)と第1アンビル12Aの上面エッジとによって、凹状面上の端子金具100と連結片107とを繋ぐ繋ぎ部108が切断され、この端子金具100が端子連鎖体100Cから切り離される。
次に、端子供給機30と端子ガイド機40とを備える端子供給装置3について説明する。
端子供給機30とは、端子連鎖体100Cの所定の端子金具100を圧着位置まで順次供給するものである。この例示の端子供給機30は、リール状に巻き取られている端子連鎖体100Cにおける外周側の先頭の端子金具100を引き出して、その端子金具100から順次圧着位置まで供給するように構成している。このため、この端子供給機30は、その先頭の端子金具100の電線110への圧着と端子連鎖体100Cからの切断とが終わったら、新たに先頭となった端子金具100を圧着位置まで供給する。この端子供給機30では、その動作が圧着加工を行う度に順次繰り返される。
この端子供給機30は、この技術分野において周知の構成を有しており、連結片107の端子送り孔107aに挿入される端子送り部材31と、この端子送り部材31を駆動させる動力伝達機構32と、を備える。その動力伝達機構32は、駆動装置4の動力を端子送り部材31に伝えるものである。この例示の端子供給機30は、圧着機10の圧着動作(つまりラム14A等の上下動)に連動させる。このため、動力伝達機構32は、ラム14A等の上下動に連動して、端子送り部材31を上下方向及び左右方向に駆動させるリンク機構32Aを備える。
動力伝達機構32は、例えば、第1クリンパ13Aと第2クリンパ13Bが初期位置のとき(つまりラム14A等が最上昇位置のとき)に、端子送り部材31を最も右側の前進位置で端子送り孔107aに挿入させている。このときには、端子連鎖体100Cの先頭の端子金具100が圧着位置に到達している。動力伝達機構32は、圧着機10の圧着動作に伴いラム14A等が最上昇位置から下降し始めると共に、端子送り部材31を上方及び左方へと移動させ、その後、端子送り部材31を下方及び左方へと移動させる。動力伝達機構32は、ラム14A等が最下降位置まで到達したときに、端子送り部材31を最も左側の後退位置まで移動して、この端子送り部材31を連結片107の別の端子送り孔107aに挿入する。その別の端子送り孔107aとは、先に挿入されていた端子送り孔107aよりもリール側(左側)に存在している貫通孔のことである。動力伝達機構32は、圧着後にラム14A等が最下降位置から上昇し始めると共に、端子送り孔107aに挿入させたままで端子送り部材31を右方に移動させ、端子連鎖体100Cを圧着位置に向けて送り出す。動力伝達機構32は、その後、ラム14A等が最上昇位置まで到達したときに、端子送り部材31を最も右側の前進位置に移動させ、端子連鎖体100Cの先頭の端子金具100の圧着位置への供給を完了させる。
端子ガイド機40は、リール側から引き出された端子連鎖体100Cを圧着位置まで案内する端子ガイド機構を備える。その端子ガイド機構は、アンビル支持体11Bの左方に配置したガイド支持体41によって支持される。ガイド支持体41は、端子ガイド機構の支持部41aを有する。その支持部41aは、載置面11Aから上方に向けて立設された立設部41bを介して基台11Aに固定されている。支持部41aは、リール側から引き出された端子連鎖体100Cが載置される平面を有している。その平面は、その端子連鎖体100Cの下方で左右方向(つまり端子連鎖体100Cの送り方向)に延在しており、端子連鎖体100Cを圧着位置まで案内するガイドレール42(図4)として利用される。端子供給機30は、そのガイドレール42上の端子連鎖体100Cを当該ガイドレール42に沿って圧着位置側へと供給する。つまり、端子ガイド機40(端子ガイド機構)とは、端子供給機30によって送られているガイドレール42上の端子連鎖体100Cを圧着位置まで案内するもののことである。
ここで、端子ガイド機構には、供給中の端子連鎖体100Cの位置ズレを抑えながら、圧着位置まで供給された先頭の端子金具100の当該圧着位置での位置ズレを抑えるためのガイド部材が設けられている。供給中の端子連鎖体100Cの位置ズレの抑制とは、端子連鎖体100Cの端子金具100の軸線方向(延在方向)への位置ズレを抑えることをいう。このため、この例示では、端子連鎖体100Cにおけるガイドレール42上の複数の端子金具100の芯線圧着片102Pにおける被覆圧着片101P側の一端部に沿って配置された第1ガイド部材43と、それぞれの芯線圧着片102Pにおける電気接続部103側の他端部に沿って配置された第2ガイド部材44と、を設けている。この端子ガイド機構においては、芯線圧着片102Pを第1ガイド部材43と第2ガイド部材44とで圧着位置に向けた端子連鎖体100Cの供給方向に案内することによって、供給中の端子連鎖体100Cの位置ズレを抑えながら、圧着位置まで供給された先頭の端子金具100の当該圧着位置での位置ズレを抑制する。
第1ガイド部材43は、ガイドレール42上の複数の端子金具100の隙間104aに挿入される第1ガイド部43a(図5)と、ガイド支持体41の支持部41aに固定される固定部43bと、第1ガイド部43aと固定部43bとを繋ぐ中継部43cと、を有する。
中継部43cは、ガイドレール42上の端子連鎖体100Cと端子供給機30との間で、端子連鎖体100Cの上方に当該端子連鎖体100Cに対して間隔を空けて配置する。この中継部43cは、ガイドレール42上の複数の端子金具100の芯線圧着片102Pよりも前側に配置しており、その複数の端子金具100の隙間104aや端子連鎖体100Cの連結片107の上方に存在する。この中継部43cは、その配置場所で前後方向及び左右方向に沿った平面を有する板状の片部であり、圧着位置の近くまで左右方向に延在させている。この中継部43cには、端子送り部材31の動作を阻害させないための送り部材避け部43cを形成する。その送り部材避け部43cは、連結片107の各端子送り孔107aの上方にて上下方向に貫通させた貫通孔を有しており、左右方向に延在させている。この送り部材避け部43cは、動作中の端子送り部材31が接しない形状に形成する。これにより、端子送り部材31は、その貫通孔からの端子送り孔107aへの挿入動作、端子送り孔107aからの離脱動作、端子送り孔107aに挿入した状態での端子連鎖体100Cの送り動作を行うことができる。
第1ガイド部43aは、中継部43cの後側の端部から下方に向けて立設させ、かつ、ガイドレール42上の端子連鎖体100Cの上方で左右方向に延在させた板状の片部であり、ガイドレール42上の複数の端子金具100の芯線圧着片102Pにおける被覆圧着片101P側(つまり軸線方向)の一端面に近づけて配置する。その配置に際しては、端子連鎖体100Cがガイドレール42上の正しい位置(つまり設計通りの位置)に存在しているものとする。
固定部43bは、支持部41aの前側の端面に沿う左右方向に延在させた板状の片部であり、中継部43cの前側の端部から下方に向けて立設させる。この固定部43bは、例えば螺子部材45Aを介して支持部41aに固定する。
第2ガイド部材44は、ガイドレール42上の複数の端子金具100の隙間104bに挿入される第2ガイド部44a(図5)と、ガイド支持体41の支持部41aに固定される固定部44bと、第2ガイド部44aと固定部44bとを繋ぐ中継部44cと、を有する。
中継部44cは、ガイドレール42上の端子連鎖体100Cと端子供給機30との間で、端子連鎖体100Cの上方に当該端子連鎖体100Cに対して間隔を空けて配置する。この中継部44cは、ガイドレール42上の複数の端子金具100の芯線圧着片102Pよりも後側に配置しており、その複数の端子金具100の電気接続部103の上方に存在する。この中継部44cは、その配置場所で前後方向及び左右方向に沿った平面を有する板状の片部であり、圧着位置の近くまで左右方向に延在させている。
第2ガイド部44aは、中継部44cの前側の端部から下方に向けて立設させ、かつ、ガイドレール42上の端子連鎖体100Cの上方で左右方向に延在させた板状の片部であり、ガイドレール42上の複数の端子金具100の芯線圧着片102Pにおける軸線方向の他端面に近づけて配置する。その配置に際しては、端子連鎖体100Cがガイドレール42上の正しい位置(設計通りの位置)に存在しているものとする。
固定部44bは、支持部41aの上側の端面(例えばガイドレール42に連なる平面)に沿う左右方向に延在させた板状の片部であり、中継部44cの後側の端部よりも後方に配置する。この固定部44bは、例えば螺子部材45Bを介して支持部41aに固定する。
本実施形態の端子圧着装置1は、そのような第1ガイド部材43と第2ガイド部材44を有するので、ガイドレール42上での位置ズレを抑えながら端子連鎖体100Cを圧着位置に向けて送ることができる。従って、この端子圧着装置1は、圧着位置まで供給された先頭の端子金具100の当該圧着位置での位置ズレを抑えることができる。つまり、この端子圧着装置1は、圧着位置まで供給されてきた端子金具100の第1金型12及び第2金型13に対する相対的な位置ズレを抑えることができる。このため、この端子圧着装置1は、その圧着位置において、被覆圧着片101Pや芯線圧着片102Pを設計通り(設計公差によるズレを含む)の位置で加締めることができるので、設計通りの所定量のベルマウスを形成することができる。また、この端子圧着装置1は、繋ぎ部108を設計通り(設計公差によるズレを含む)の位置で切断することができるので、切り離し後の端子金具100における繋ぎ部108の残存量を設計通りの所定範囲内に留めることができる。このように、本実施形態の端子圧着装置1は、端子金具100の電線110への圧着加工精度や端子金具100の端子連鎖体100Cからの切断加工精度を向上させることができる。
ところで、端子ガイド機40(端子ガイド機構)において、第1ガイド部材43と第2ガイド部材44との間隔(前後方向における間隔)D(図5)は、芯線圧着片102Pにおける被覆圧着片101P側の一端部(一端面)と他端部(他端面)との間の長さL(図5)の設計値と、この設計値のプラス側の公差と、の和に基づいて設定することが望ましい。具体的に、この間隔Dは、その設計値と公差との和よりも大きく、かつ、この和と端子金具100の圧着位置における長さ方向(軸線方向)の最大許容ズレ量との和以下であることが望ましい。実際の間隔Dは、例えば、第1ガイド部材43と第2ガイド部材44との間に間隔Dの幅から成るシックネスゲージを挟み込んで、第1ガイド部材43や第2ガイド部材44の位置調整を行うことによって調整すればよい。端子金具100については、設計通りの所望の圧着加工精度や切断加工精度を得るために、圧着位置において基準位置に対する最大のズレ量が定められている。上記の長さ方向における最大許容ズレ量とは、その基準位置に対する端子金具100の長さ方向の最大のズレ量のことをいう。端子ガイド機構においては、その設計値と公差との和よりも第1ガイド部材43と第2ガイド部材44との間隔Dを大きく設定することで、芯線圧着片102Pの長さLが公差の範囲内で最も長くなったとしても、この芯線圧着片102Pを第1ガイド部材43と第2ガイド部材44との間に配置することができる。このため、このように設定した端子圧着装置1は、圧着位置まで供給されてきた端子金具100の第1金型12及び第2金型13に対する相対的な位置ズレをより適切に抑えることができる。
また、端子ガイド機40は、第2ガイド部材44に替えて、図8に示す第2ガイド機構46を設けてもよい。第2ガイド機構46は、第2ガイド部材44の第2ガイド部44aと同等の形状及び配置から成る第2ガイド部46aと、第2ガイド部材44の固定部44bと同等の形状及び配置から成る固定部46bと、第2ガイド部材44の中継部44cと同等の形状及び配置から成る中継部46cと、押圧機構46dと、を備える。この例示では、第2ガイド部46aと中継部46cを1つの部材(第2ガイド部材)によって形成している。押圧機構46dとは、その第2ガイド部46aと中継部46cから成る第2ガイド部材に対して第1ガイド部43aに向けた(前方に向けた)付勢力を付与するものである。つまり、この押圧機構46dは、その第2ガイド部材から芯線圧着片102Pの前記他端部に対して第1ガイド部43aに向けた押圧力を加えさせるものである。この押圧機構46dは、固定部46bと中継部46cとの間に介在させる。例えば、この押圧機構46dは、そのような付勢力を発生させるバネ等の弾性部材を有するものとして構成すればよい。このため、このような押圧機構46dを有する端子圧着装置1は、シックネスゲージ等で第1ガイド部材43と第2ガイド部材44との間隔Dを調整せずとも、その間隔Dを実際の芯線圧着片102Pの長さLに合わせることができる。よって、この端子圧着装置1は、圧着位置まで供給されてきた端子金具100の第1金型12及び第2金型13に対する相対的な位置ズレをより適切かつ容易に抑えることができる。
ここで、その押圧機構46dは、その間隔Dを実際の芯線圧着片102Pの長さLに合わせられる範囲内で押圧力を低く抑えることが望ましい。具体的に、その押圧力は、この押圧力と端子供給機30による端子連鎖体100Cへの送り方向の力とによって、端子金具100が繋ぎ部108を支点にして変形しない大きさにする。これにより、この端子圧着装置1は、圧着位置まで供給されてきた端子金具100の変形による第1金型12及び第2金型13に対する相対的な位置ズレを抑えることができる。
1 端子圧着装置
2 圧着装置
3 端子供給装置
4 駆動装置
10 圧着機
20 端子切断機
30 端子供給機
40 端子ガイド機
42 ガイドレール
43 第1ガイド部材
43a 第1ガイド部
44 第2ガイド部材
44a 第2ガイド部
46 第2ガイド機構
46d 押圧機構
46a 第2ガイド部
100 端子金具
100C 端子連鎖体
101P 被覆圧着片
102P 芯線圧着片
103 電気接続部
104a 隙間
104b 隙間
107a 端子送り孔
107 連結片
108 繋ぎ部
110 電線
111 芯線
112 被覆

Claims (2)

  1. 同一方向を向いて並列に配置された複数の端子金具の端子連鎖体における所定の端子金具を圧着位置まで供給する端子供給機と、
    前記圧着位置まで供給された前記端子金具における被覆圧着片と芯線圧着片とを電線における被覆と先端の芯線とに各々加締めることによって、該端子金具と当該電線とを圧着させる圧着機と、
    前記圧着位置まで供給された前記端子金具を前記端子連鎖体から切り離す端子切断機と、
    前記端子供給機によって送られているガイドレール上の前記端子連鎖体を前記圧着位置まで案内する端子ガイド機と、
    を備え、
    前記端子ガイド機は、前記端子連鎖体における前記ガイドレール上の複数の前記端子金具の前記芯線圧着片における前記被覆圧着片側の一端部に沿って配置された第1ガイド部材と、該第1ガイド部材とは別の部材であり、それぞれの当該芯線圧着片における他端部に沿って配置された第2ガイド部材と、前記第2ガイド部材から前記芯線圧着片の前記他端部に対して押圧力を加える押圧機構と、を有し、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間隔を前記押圧機構の押圧力で前記芯線圧着片の長さに合わせ、前記芯線圧着片を前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とで前記端子連鎖体の供給方向に案内することを特徴とした端子圧着装置。
  2. 前記押圧機構の押圧力は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材との間隔を前記芯線圧着片の長さに合わせられる範囲内で、前記端子金具が変形しないように低く抑えることを特徴とした請求項1に記載の端子圧着装置。
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