JP6116995B2 - ロータリーダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリーダンパに関する。
従来、トルク特性を変化させることができるロータリーダンパが知られている。例えば、特開2013−024256号公報には、油路の大きさを変化させる操作部材を備え、該操作部材を操作することによって、トルク特性を変化させることができるロータリーダンパが開示されている。しかしながら、このロータリーダンパでは、トルク特性を変化させるために、操作部材を操作しなければならない。また、操作部材を操作しない限り、ロータリーダンパの姿勢に変化が生じてもトルク特性は変化しない。
一方、オイルの流れ先を自動的に切り替えることができる切替バルブが知られている。例えば、特開2012−219977号公報には、電子制御された切替バルブが開示されている。しかしながら、この切替バルブを動作させるためには、センサや制御回路などが必要とされるので、製造コストが高くつくという問題がある。また、電気制御又は電子制御された切替バルブ動作させるために電源が必要とされるという問題がある。
特開2013−024256号公報 特開2012−219977号公報
本発明が解決しようとする課題は、ロータリーダンパの姿勢の変化に応じてトルク特性を自動的に変化させることができ、かつトルク特性を変化させるために、電気部品や電子部品を必要としないロータリーダンパを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のロータリーダンパを提供する。
1.トルクを発生させるための第1の手段を有する第1の油路と、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させるための第2の手段を有する第2の油路と、第1の油路と第2の油路の分岐点に設けられる切替バルブとを備え、前記切替バルブは、両端に弁座を有する弁室と、該弁室内で自重により移動可能な弁体とを有して構成され、前記弁室の傾斜方向が変化することによって、前記弁室から排出されるオイルの流れ先を第1の油路と第2の油路に選択的に切り替えることを特徴とするロータリーダンパ。
2.前記弁体が鋼球から成り、該弁体の移動速度を加速するために、前記弁室に隣接する空気室と、該空気室内で自重により移動可能な磁石とを備えることを特徴とする前記1に記載のロータリーダンパ。
3.オイルが第1の油路及び第2の油路から前記弁室に流入することを防ぐための逆止弁を備えることを特徴とする前記1に記載のロータリーダンパ。
1.
前記1に記載の発明によれば、ロータリーダンパの姿勢の変化に応じてトルク特性を自動的に変化させることができ、かつトルク特性を変化させるために、電気部品や電子部品を必要としないロータリーダンパを提供することが可能になる。
前記2に記載の発明によれば、弁体を弁室の傾斜に従って的確に移動させることができるロータリーダンパを提供することが可能になる。
前記3に記載の発明によれば、切替バルブの誤動作を防止し得るロータリーダンパを提供することが可能になる。
図1は、本発明の実施例1に係るロータリーダンパの内部構造を示す断面図である。 図2は、本発明の実施例1に係るロータリーダンパに内蔵された油圧回路の回路図である。 図3は、第1の手段として採用し得る流量調整バルブの一例を示す断面図である。 図4は、流量調整バルブの動作を説明するための図である。 図5は、第1の手段として採用し得る自動調整バルブの一例を示す断面図である。 図6は、自動調整バルブの動作を説明するための図である。 図7は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段もオリフィスである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図8は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段が流量調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図9は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段が自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図10は、第1の手段が流量調整バルブであり、第2の手段も流量調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図11は、第1の手段が流量調整バルブであり、第2の手段が自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図12は、第1の手段が自動調整バルブであり、第2の手段も自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示すグラフである。 図13は、切替バルブの構造を示す図である。 図14は、ハウジングが初期位置から時計回り方向に変位した状態を示す断面図である。 図15は、ハウジングが初期位置から反時計回り方向に変位した状態を示す断面図である。 図16は、切替バルブの動作を説明するための図である。 図17は、第2の油路へのオイルの流れが遮断された状態を示す油圧回路図である。 図18は、切替バルブの動作を説明するための図である。 図19は、第1の油路へのオイルの流れが遮断された状態を示す油圧回路図である。 図20は、切替バルブを構成する弁体の移動速度を加速させるための手段を示す図である。(実施例2) 図21は、磁石及び弁体が弁室の傾斜方向の変化に従って移動した状態を示す図である。 図22は、本発明の実施例3に係るロータリーダンパに内蔵された油圧回路の回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明するが、本発明の技術的範囲は以下の説明の内容に限定されるものではない。
図1は、本実施例に係るロータリーダンパの内部構造を示す断面図である。このロータリーダンパは、フランジ101を有するハウジング100と、ハウジング100の内部に形成される油室102と、ハウジング100の内部で回転可能な回転軸105と、油室102に配置され、油室102を第1の室103と第2の室104とに区画するベーン106と、第1の室103と第2の室104とを隔てる隔壁107とを備えている。油室102(第1の室103及び第2の室104)にはオイルが充填されている。このロータリーダンパは、ベーン106が回転軸105とともに回転し、隔壁107がハウジング100とともに回転するように構成されている。
このロータリーダンパは、油圧回路を内蔵している。図2は、本実施例に係るロータリーダンパに内蔵された油圧回路の回路図である。この油圧回路は、第1の室103と、第2の室104と、ベーン106と、第1の室103に連通する油路108と、油路108から分岐する第1の油路109及び第2の油路110と、第1の油路109と第2の油路110の分岐点に設けられる切替バルブ111と、第1の油路109、第2の油路110及び第2の室104に連通する油路112と、油路108及び油路112に連通する油路113と、油路113に設けられる逆止弁114とを有して構成されている。油圧回路を構成する上記の要素は、第1の室103、第2の室104及びベーン106を除いて、すべて隔壁107の内部に設けられている。
第1の油路109は、トルクを発生させるための第1の手段を有している。第1の手段としては、例えば、第1の油路109の一部又は全部をオリフィス(オイルの流量を制限し得る小孔)とする構成を採用することができる。また、オリフィスに代えて、流量調整バルブ又は自動調整バルブを採用しても良い。ここにいう「自動調整バルブ」は、負荷の変化に対応してオイルの流量を自動的に調整し得るバルブである。
図3は、第1の手段として採用し得る流量調整バルブの一例を示す断面図である。この流量調整バルブは、弁室200と、弁室200に配置される弁体201とを有して構成されている。弁体201の先端部分は、テーパー状に形成されている。弁体201の後端部分には、弁室200に形成された雌ねじ202と結合する雄ねじ203が形成されている。この流量調整バルブは、弁体201の先端部と弁座204との間隙でオイルの流量を絞ることができる。弁体201は、図4に示したように、弁体201を一方向(ねじを締める方向)に回転させることによって、弁座204に向かって移動する。このとき、弁体201の先端部と弁座204との間隙は縮小される。一方、弁体201を逆方向(ねじを緩める方向)に回転させたときには、弁体201は、弁座204から離れる方向へ移動する。このとき、弁体201の先端部と弁座204との間隙は拡大される。従って、この流量調整バルブは、弁体201を上記のように操作することによって、オイルの流量を調整することができる。図3及び図4において、矢印はオイルの流れ方向を示している。
図5は、第1の手段として採用し得る自動調整バルブの一例を示す断面図である。この自動調整バルブは、弁室300と、弁室300に配置される弁体301と、弁体301の移動を抑制するばね302とを有して構成されている。この自動調整バルブは、弁体301の外周面と油路109の内周面との間隙でオイルの流量を絞ることができる。弁体301の移動は、ばね302の弾性力によって抑制されるので、弁体301を油路109に向かって移動させる力(オイルの圧力)が大きくなるほど弁体301の外周面と油路109の内周面との間隙の長さLが長くなる(図6参照)。そして、この間隙の長さLが長くなるほどオイルは流れ難くなる。従って、この自動調整バルブによれば、負荷の増減にかかわらず回転軸105の角速度を一定に維持することができる。図5及び図6において、矢印はオイルの流れ方向を示している。
第2の油路110は、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させるための第2の手段を有している。第2の手段としては、例えば、第2の油路110の一部又は全部をオリフィス(オイルの流量を制限し得る小孔)とする構成を採用することができる。また、オリフィスに代えて、上記した流量調整バルブ又は自動調整バルブを採用しても良い。
第1の手段がオリフィスであり、第2の手段もオリフィスである場合は、第2の手段の径を第1の手段の径と異ならせることによって、第2の手段は、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させることができる。第2の手段が流量調整バルブである場合は、第2の手段が第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させるように弁体の位置が適宜設定される。第1の手段が自動調整バルブであり、第2の手段も自動調整バルブである場合は、第2の手段のばねとして、第1の手段のばねの弾性力よりも大きい又は小さい弾性力を有するばねを用いることによって、第2の手段は、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させることができる。
図7は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段もオリフィスである場合の両者のトルク特性の一例を示している。第2の手段の径は、第1の手段の径よりも小さい。図8は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段が流量調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示している。第2の手段は、第1の手段によって発生するトルクよりも大きいトルクを発生させるように、弁体の位置が設定されている。図9は、第1の手段がオリフィスであり、第2の手段が自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示している。図10は、第1の手段が流量調整バルブであり、第2の手段も流量調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示している。第2の手段は、第1の手段によって発生するトルクよりも大きいトルクを発生させるように、弁体の位置が設定されている。図11は、第1の手段が流量調整バルブであり、第2の手段が自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示している。図12は、第1の手段が自動調整バルブであり、第2の手段も自動調整バルブである場合の両者のトルク特性の一例を示している。第2の手段は、第1の手段のばねのばね定数よりも小さいばね定数を有するばねを用いている。
図13は、切替バルブ111の構造を示す図である。切替バルブ111は、両端に弁座(第1の弁座117及び第2の弁座118)を有する弁室115と、弁室115の内部で自重により移動可能な弁体116とを有して構成されている。弁室115は、細長い空間であり、その中はオイルで満たされている。油路108は、弁室115の長さ方向中央部分に連通している。第1の弁座117は、第1の油路109と連通し、第2の弁座118は、第2の油路110と連通している。弁体116は、弁室115の内部で自重により移動しやすいように球体であることが好ましい。
本実施例に係るロータリーダンパは、回転軸105が水平に配置され、ハウジング100が可動体に固定されて使用される。従って、このロータリーダンパは、ハウジング100が可動体の動きに伴って変位することによって姿勢が変化する。具体的には、例えば、図1に示したように、回転軸105の中心を通る水平な仮想線A上にフランジ101が配置された状態をハウジング100の初期位置とした場合、ハウジング100は、可動体が一方向に動くことによって、例えば、図14に示したように、初期位置から時計回り方向に変位する。このとき、フランジ101は、仮想線A上から時計回り方向に移動した状態で配置される。一方、可動体が逆方向に動いたときには、ハウジング100は、例えば、図15に示したように、初期位置から反時計回り方向に変位する。このとき、フランジ101は、仮想線A上から反時計回り方向に移動した状態で配置される。ロータリーダンパは、このようなハウジング100の変位によって姿勢が変化する。
切替バルブ111の弁室115は、ハウジング100が初期位置にあるときに、弁室115の長さ方向が仮想線Aと平行となるように配置されている。弁室115は、ハウジング100が図14に示したように時計回り方向に変位したときには、図16に示したように、時計回り方向に傾斜する。切替バルブ111の弁体116は、弁室115が時計回り方向に傾斜することによって、第2の弁座118に向かって移動を開始する。このとき、ベーン106が図14に示したように時計回り方向に回転すると、第1の室103のオイルが油路108に流入し、それによって、第2の室104までのオイルの流れが発生する。弁体116は、弁室115に流れ込むオイルの圧力によって第2の弁座118に押し当てられる。これにより、第2の油路110へのオイルの流れが遮断され、弁室115から排出されるオイルは第1の油路109へ流入する。第1の油路109はトルクを発生させるための第1の手段を備えているので、オイルが第1の油路109を通過するときに発生するオイルの抵抗力がベーン106に作用してトルクが発生する。第1の油路109を通過したオイルは、油路112を介して第2の室104に流入する。図17は、第2の油路110へのオイルの流れが遮断された状態を示す油圧回路図である。
一方、切替バルブ111の弁室115は、ハウジング100が図15に示したように反時計回り方向に変位したときには、図18に示したように、反時計回り方向に傾斜する。切替バルブ111の弁体116は、弁室115が反時計回り方向に傾斜することによって、第1の弁座117に向かって移動を開始する。このとき、ベーン106が図15に示したように時計回り方向に回転すると、第1の室103のオイルが油路108に流入し、それによって、第2の室104までのオイルの流れが発生する。弁体116は、弁室115に流れ込むオイルの圧力によって第1の弁座117に押し当てられる。これにより、第1の油路109へのオイルの流れが遮断され、弁室115から排出されるオイルは第2の油路110へ流入する。第2の油路110は第2の手段を備えているので、オイルが第2の油路110を通過するときに発生するオイルの抵抗力がベーンに作用してトルクが発生する。しかしながら、第2の手段は、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させるための手段であるため、そのトルク特性は、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる(図7乃至図12参照)。第2の油路110を通過したオイルは、油路112を介して第2の室104に流入する。図19は、第1の油路109へのオイルの流れが遮断された状態を示す油圧回路図である。
上記のように、本実施例に係るロータリーダンパによれば、ロータリーダンパの姿勢の変化に応じてトルク特性を自動的に変化させることができる。また、切替バルブ111は、弁室115の傾斜方向が変化することによって、弁室115から排出されるオイルの流れ先を第1の油路109と第2の油路110に選択的に切り替えることが可能な構成である。従って、本実施例に係るロータリーダンパは、トルク特性を変化させるための電気部品や電子部品を一切必要としないという利点を有する。
ベーン106が図1において反時計回り方向に回転したときには、第2の室104のオイルが油路112に流入し、それによって、第1の室103までのオイルの流れが発生する。オイルは、油路112から油路113へと流れ、油路113に設けられた逆止弁114を開放する。油路113を通過したオイルは、油路108を介して第1の室103に流入する。油路108、油路112及び油路113は、オイルの流量を実質的に制限しない径を有している。従って、ベーン106が反時計回り方向に回転したときに発生するトルクは、ベーン106が時計回り方向に回転したときに発生するトルクと比べて格段に小さいものとなる。
本実施例に係るロータリーダンパは、切替バルブ111を構成する弁体116の移動速度を加速させるための手段を有する点で、実施例1に係るロータリーダンパと異なる。図20は、切替バルブ111を構成する弁体116の移動速度を加速させるための手段を示す図である。この手段は、切替バルブ111を構成する弁室115に隣接する空気室119と、空気室119の内部で自重により移動可能な磁石120とを有して構成されている。空気室119は、細長い空間であり、その中は空気で満たされている。空気室119の長さ方向は、弁室115の長さ方向と平行である。弁体116は鋼球である。磁石120は空気室119の内部で自重により移動しやすいように球状のものが用いられている。
弁体116が自重で移動する場合、弁体116は、オイルの抵抗を受けながら移動するので、素早く移動することが困難である。このため、弁室115の傾斜方向が急速に繰り返し変化した場合には、それに対応して弁体116が移動できず、オイルの流れを第1の油路109と第2の油路110に選択的に切り替えられない事態が発生するおそれがある。対照的に、空気の抵抗はオイルの抵抗よりも格段に小さいので、空気室119に配置された磁石120は素早く移動することができる。本実施例に係るロータリーダンパは、弁室115の傾斜方向が変化すると、磁石120の磁力で弁体116が牽引されて弁体116の移動速度が加速される。従って、本実施例に係るロータリーダンパによれば、弁室115の傾斜方向が急速に繰り返し変化した場合でも、それに対応して弁体116が的確に移動し、オイルの流れを第1の油路109と第2の油路110に選択的に切り替えることができる。図21は、磁石120及び弁体116が弁室115の傾斜方向の変化に従って移動した状態を示す図である。
本実施例に係るロータリーダンパは、オイルが第1の油路109及び第2の油路110から切替バルブ111を構成する弁室115に流入することを防ぐための逆止弁121を備える点で、実施例1に係るロータリーダンパと異なる。図22は、本実施例に係るロータリーダンパに内蔵された油圧回路の回路図である。この油圧回路は、第2の室104に連通する油路112に逆止弁121が設けられている。
図2に示したように、油路112に逆止弁が設けられていない構成では、ベーン106が第2の室104のオイルを押したときに、オイルが第1の油路109及び第2の油路110から切替バルブ111を構成する弁室115に流入することになる。その結果、例えば、弁室115が時計周り方向に傾斜しているにもかかわらず、弁体116が第1の弁座117の近くに位置してしまうことがある。この状態で、ベーン106が第1の室103のオイルの押した場合、弁室115が時計周り方向に傾斜していても、弁室115に流入したオイルの圧力で弁体116が第2の弁座118に向かって移動できない事態が発生するおそれがある。対照的に、本実施例では、第2の室104に連通する油路112に逆止弁121が設けられているため、オイルが第1の油路109及び第2の油路110から弁室115に流入することを防ぐことができる。従って、例えば、弁室115が時計周り方向に傾斜しているときに、弁体116が第1の弁座117の近くに位置してしまうことがない。本実施例によれば、弁室115が時計周り方向に傾斜しているときは、弁体116が第2の弁座118の近くに位置しているので、この状態で、ベーン106が第1の室103のオイルの押した場合、弁室115の傾斜方向に従って弁体116が第2の弁座118に当接し、第2の油路110へのオイルの流れを確実に遮断することができる。
100 ハウジング
101 フランジ
102 油室
103 第1の室
104 第2の室
105 回転軸
106 ベーン
107 隔壁
108 油路
109 第1の油路
110 第2の油路
111 切替バルブ
112 油路
113 油路
114 逆止弁
115 弁室
116 弁体
117 第1の弁座
118 第2の弁座
119 空気室
120 磁石
121 逆止弁
200 弁室
201 弁体
202 雌ねじ
203 雄ねじ
204 弁座
300 弁室
301 弁体
302 ばね

Claims (3)

  1. トルクを発生させるための第1の手段を有する第1の油路と、第1の手段によって発生するトルクの特性とは異なる特性を示すトルクを発生させるための第2の手段を有する第2の油路と、第1の油路と第2の油路の分岐点に設けられる切替バルブとを備え、前記切替バルブは、両端に弁座を有する弁室と、該弁室内で自重により移動可能な弁体とを有して構成され、前記弁室の傾斜方向が変化することによって、前記弁室から排出されるオイルの流れ先を第1の油路と第2の油路に選択的に切り替えることを特徴とするロータリーダンパ。
  2. 前記弁体が鋼球から成り、該弁体の移動速度を加速するために、前記弁室に隣接する空気室と、該空気室内で自重により移動可能な磁石とを備えることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
  3. オイルが第1の油路及び第2の油路から前記弁室に流入することを防ぐための逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載のロータリーダンパ。
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