JP6116747B1 - 支柱支持金具およびこの金具を使用した鋼製支柱の補強または設置方法 - Google Patents

支柱支持金具およびこの金具を使用した鋼製支柱の補強または設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既設の金属パネルの更新工事や補強工事における支柱、特に支柱支持金具について、支柱とコンクリート側壁面との遊間の有無に拘わらずコンクリート側壁面に密着することができる支柱支持金具を提供する。【解決手段】H形鋼支柱41のコンクリート側壁に対面する以外の3面を囲繞するコの字部材20と、コンクリート側壁に密着するとともにコの字部材の両脇に密着するL字部材11と、からなり、H形鋼支柱のフランジに密着するコの字部材の面には水平方向に2つのフランジ接合ボルト貫通孔211が貫設されてフランジとボルト接合し、L字部材の1の面には後施工のアンカーボルトが貫通するアンカーボルト貫通長円孔141が水平方向に1つ以上貫設され、L字部材の他の面の中心部には第1のウエブ接合ボルト貫通孔151が貫設されて、後施工で削孔されたコの字部材の両脇面の第2のウエブ接合ボルト貫通孔221とボルト接合される、構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、主として高架道路の遮音壁等の金属パネルを保持する鋼製支柱または基部ブラケット(以下、本明細書では「鋼製支柱または基部ブラケット」を「鋼製支柱等」という。)の補強や設置に最適な支柱支持金具に関し、さらにこの金具を使用した既設鋼製支柱等の補強または新設鋼製支柱等の設置方法に関する。
近年、道路構造物などの社会インフラが老朽化して、死傷者の発生するような重大事故が発生したり、余儀なく通行止めを必要とする事態が発生したりしている。このため、老朽化した社会インフラの補強や更新が急務となっており、この補強工事あるいは更新工事が国や自治体あるいは民間によって推進されている。
道路構造物の一つに遮音壁あるいは防護柵があるが、これらの構成は概ね特許文献1の図1や図2に示すように、H形鋼製の支柱と支柱間に嵌挿する金属パネルからなっている。そして、いわゆる「高欄背面取付タイプ」では、特許文献2の図1や特許文献3の図8に示すように道路のコンクリート側壁面に打ち込んだ後施工のアンカーボルトに支柱支持金具を介して支持されていて、この支柱支持金具は、特許文献3に示すようなプレートを曲折してハット形状にしたものを使用する例が多い。ただ、特許文献3の場合は、支柱が丸パイプであるので、ハット形支柱支持金具の突出部は平面から見た形状が半円形の丸みを帯びているが、支柱がH形鋼の場合は、H形鋼を囲繞しその両端部が水平に延伸するので突出部は平面から見た形状がコの字形となる。
そして、H形鋼製の支柱の場合は、フランジ面が道路のコンクリート側壁面に対向するようにして支柱支持金具に支持されるが、H形鋼製の支柱の基部をブラケット状としている基部ブラケット方式となっている場合も見受けられる。この基部ブラケットはフランジおよびウエブからなる組立T形鋼が使用されていて、フランジ面が道路のコンクリート側壁面に対向し、反対側のウエブ端縁がH形鋼のブラケットに溶着されている。
ところで、コンクリート側壁面には不陸と称される凹凸がある一方で、遮音壁のパネルあるいは防護柵のパネルである金属パネルそのものは直線性が求められるため、どうしても鋼製支柱等とコンクリート側壁面には遊間が生ずる場合が多く、遊間は支柱支持金具とコンクリート側壁面にも現れる。そのため、この遊間をフィラープレートやゴム板を挿入して調整したり、あるいはキャンバーで仮受けしたりしてアンカーボルトを締め付けるが、仮受けした場合には、後施工で樹脂などの充填材を注入する。
フィラープレートは遊間に見合った厚さである必要から、遊間の計測や製作期間を必要とし、かつ費用が嵩む。また、ゴム板はアンカーボルトの締め付け力が安定せず、さらに経年劣化という問題があり、後施工の充填材でも経年劣化が生ずる。挿入材や充填材の経年劣化による体積減少や強度不足はアンカーボルトの締め付け力を弱くし、延いては支柱支持金具の支持力不足といった問題が生ずるばかりでなく、道路の振動等により、挿入材や充填材が脱落することによる死傷事故に結びつくことも考えられる。
ところで、更新(リフレッシュ)方法に関する技術として、特許文献4に開示の技術がある。特許文献4に公開されている技術は、発明の名称「防音壁のリフレッシュ方法」に係り、「防音壁の外観をリフレッシュでき、方法が容易で、且つ壁面の有効活用に繋がる、防音壁のリフレッシュ方法を提供する」ことを課題としていて、その解決手段を「防音パネル及び支持体を用いて防音壁を形成するに当たり、予め固定手段であるボルトを外すのみで防音パネルは支持体から脱離させることができるようにしておくことで、防音パネルは相隣る支持体のサイドフレーム間に前面側又は背面側から挿入可能となされ、防音壁の劣化や老朽化、陳腐化等により既設の防音パネルに交換の必要が生じた場合にも、任意の時期に、必要な箇所の防音パネルを煩雑な手間を要することなく容易に交換し防音壁をリフレッシュすることが可能である」としている。
特開2009−108554号公報 特開2009−002003号公報 特開2003−184040号公報 特開2004−011358号公報
しかしながら、特許文献4に開示の技術は、遮音壁や防音壁自体のリフレッシュ方法であって支柱に関するものではなく、まして、支柱支持金具に関するものではない。
そこで、本願発明は、既設の金属パネルの更新工事や補強工事における支柱、特に支柱支持金具について、支柱とコンクリート側壁面との遊間の有無に拘わらずコンクリート側壁面に密着することができる支柱支持金具を提供するとともに、この金具を使用した既設鋼製支柱等の補強または新設鋼製支柱等の設置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1に係る支柱支持金具は、フランジおよびウエブを有するH形の鋼製支柱あるいはフランジおよびウエブを有するT形の基部ブラケットを道路のコンクリート側壁に垂直に支持固定させるための支持金具であって、該コンクリート側壁面に密着する矩形板状の側壁密着部および該ウエブ面に間接的または直接的に密着する矩形板状のウエブ密着部のそれぞれの端縁が接合してL字が形成され、かつ側壁密着部およびウエブ密着部をリブが連結する1対のL字部材からなり、前記側壁密着部にはコンクリート側壁面に突設される後施工アンカーボルトが貫通する水平方向に長い長円のアンカーボルト貫通長円孔が水平方向に1つ以上貫設されるとともに、前記ウエブ密着部の略中心部には接合ボルトが貫通する第1のウエブ接合ボルト貫通孔が貫設され、前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔と前記ウエブに間接的または直接的に貫設されたウエブ貫通孔を前記接合ボルトが貫通して接合されることにより垂直支持後の前記鋼製支柱あるいは前記基部ブラケットは前記コンクリート側壁面に対して所定の遊間を有する、ことを特徴としている。
なお、本明細書における「水平」「垂直」は、支柱支持金具を取り付けた状態における概念である。また、「間接的に貫設されたウエブ貫通孔」とは、ウエブに直接貫設するのではなく、構造的にウエブの代わりとなる部材に貫設することを意味する。
また、本願請求項2に係る支柱支持金具は、請求項1に記載の支柱支持金具の内、鋼製支柱に使用される支柱支持金具であって、前記支柱支持金具は1対の前記L字部材に加えて該鋼製支柱のフランジ面に密着する矩形板状のフランジ密着部およびその両端縁から該鋼製支柱のウエブ面に並行に延伸する矩形板状のウエブ並行延伸部がコの字状を形成するコの字部材を含み、前記フランジ密着部には前記鋼製支柱のフランジを螺着する接合ボルトが貫通するフランジ接合ボルト貫通孔が水平方向に2つ貫設され、前記鋼製支柱が位置決めされた後に、前記ウエブ並行延伸部には前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置に間接的なウエブ貫通孔である第2のウエブ接合ボルト貫通孔が貫設され、該第1のウエブ接合ボルト貫通孔および該第2のウエブ接合ボルト貫通孔を接合ボルトが貫通して前記コの字部材を介して前記ウエブ密着部と該ウエブとが間接的に接合される、ことを特徴としている。
なお、ウエブ並行延伸部に貫設した第2のウエブ接合ボルト貫通孔が「間接的に貫設されたウエブ貫通孔」となる。
そして、本願請求項3に係る支柱支持金具は、請求項1に記載の支柱支持金具の内、基部ブラケットに使用される支柱支持金具であって、前記側壁密着部および前記ウエブ密着部の接合部には垂直方向に貫通する略矩形の空間が形成され、該空間の水平方向に平行となる幅の長さは前記フランジ幅の略1/2であり、該空間の垂直方向となる高さは前記所定の遊間よりも大きく形成され、前記基部ブラケットが位置決めされた後に、前記ウエブには前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置にウエブ貫通孔が貫設されて、該ウエブを介挿して該第1のウエブ接合ボルト貫通孔同士を接合ボルトが貫通して接合されることにより該ウエブ密着部と該ウエブとが直接的に密着する、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る既設鋼製支柱の補強または新設鋼製支柱の取り付け方法は、前記コンクリート側壁面にアンカーボルトを立設し、位置決めされている既設の鋼製支柱または仮位置決めされた新設の鋼製支柱に請求項2に記載の支柱支持金具を仮止めして、前記フランジ接合ボルト貫通孔に対応する前記フランジ面にマーキングするとともに、前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置を前記ウエブ並行延伸部にマーキングし、仮止めした前記支柱支持金具を取り外して、前記フランジ面のマーキング箇所を削孔してフランジ貫通孔とし、前記ウエブ並行延伸部のマーキング箇所を削孔して第2のウエブ接合ボルト貫通孔とし、前記フランジ貫通孔と前記フランジ接合ボルト貫通孔に接合ボルトを貫通させて前記フランジに前記コの字部材を固着し、前記アンカーボルトを介して前記コンクリート側壁面に1対の前記L字部材を取り付け摺動させて前記ウエブ密着部を前記ウエブ並行延伸部に密着させ、前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔と前記第2のウエブ接合ボルト貫通孔に接合ボルトを貫通させて前記コの字部材に前記L字部材が固着されることにより該コの字部材を介して該ウエブ密着部と該ウエブとが間接的に密着する、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る既設基部ブラケットの補強または新設基部ブラケットの取り付け方法は、前記コンクリート側壁面にアンカーボルトを立設し、位置決めされている既設の基部ブラケットまたは仮位置決めされた新設の基部ブラケットに請求項3に記載の支柱支持金具を仮止めし、前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置を前記ウエブ面にマーキングし、仮止めした前記支柱支持金具を取り外して、前記ウエブのマーキング箇所を削孔してウエブ貫通孔とし、前記アンカーボルトを介して前記コンクリート側壁面に1対の前記L字部材を取り付け摺動させて前記ウエブ密着部を前記ウエブに直接的に密着させ、前記ウエブを介挿させて1対の前記L字部材の第1のウエブ接合ボルト貫通孔同士を接合ボルトが貫通して前記ウエブ密着部と該ウエブとが直接的に接合する、ことを特徴としている。
上記構成により本願発明は以下の効果を奏する。
(1)本願発明に係る支柱支持金具は、L字部材のL字を構成する一の矩形板(側壁密着部)がコンクリート側壁面に密着するので、支柱支持金具とコンクリート側壁面には遊間が生ずることなく、したがって、挿入材や充填材も不要となり、これらの脱落に拠る支柱支持金具の支持力不足や落下事故という問題は生じない。
(2)鋼製支柱に対応した請求項2に係る発明では、鋼製支柱にコの字部材を固着し、鋼製支柱を位置決めした後にコの字部材のウエブ並行延伸部に第1のウエブ接合ボルト貫入孔の位置をマーキングして削孔するため、ボルト接合した後もボルト回りに貫入孔の遊びがなく、鋼製支柱の所定の位置(遊間幅)を保持したまま、鋼製支柱と支柱支持金具は強固に固定される。
(3)基部ブラケットに対応した請求項3に係る発明では、側壁密着部およびウエブ密着部の接合部に略矩形の空間が形成されるので、実質的にこの接合部は存在しないが、側壁密着部およびウエブ密着部を連結するリブが接続部の役割を担うことになる。そして、当該空間の幅はフランジ幅の略1/2であり、高さは所定の遊間よりも大きく形成されるので、L字部材の側壁密着部がコンクリート側壁面に密着したまま、鋼製支柱は所定の位置(遊間幅)を保持されて強固に固定される。
(4)既設鋼製支柱等の補強あるいは新設鋼製支柱等の設置に際しては、既存のアンカーボルトが腐食等による強度低下のため使用できないことから、新たにアンカーボルトを突設し直すことになるが、その位置は予めコンクリート側壁内の鉄筋探査を行うことにより縦筋や横筋を避けた位置になる。その場合、アンカーボルト貫通長円孔によりL字部材の水平方向のスライドが可能となり、多少のズレが許容されてL字部材のウエブ密着部は確実にコの字部材のウエブ並行延伸部あるいは基部ブラケットのウエブに密着させることができる。
(5)支柱支持金具を仮止めして所定箇所にマーキングし、仮止めした支柱支持金具を取り外してマーキング箇所を削孔するので、補強工事や設置工事の後戻りがなく、スムーズに施工できる。
図1は、実施例1に係る支柱支持金具の取付状態を示す図であって、図1(1)は側面図、図1(2)は正面図、である。 図2は、実施例1に係る支柱支持金具図であって、図2(1)は支柱支持金具の正面図、図2(2)は支柱支持金具の平面図、図2(3)は支柱支持金具の右側面図、図2(4)はコのL字金物の右側面図、である。 図3は、実施例1に係る既設鋼製支柱の補強または新設鋼製支柱の設置方法のフロー図である。 図4は、実施例2に係る支柱支持金具の取付状態を示す図であって、図2(1)は側面図、図2(2)は正面図、である。 図5は、実施例2に係る支柱支持金具図であって、図5(1)は支柱支持金具の正面図、図5(2)は支柱支持金具の平面図、図5(3)は支柱支持金具の右側面図、である。 図6は、実施例2に係る既設鋼製支柱の補強または新設鋼製支柱の設置方法のフロー図である。
本発明を実施するための形態に係る実施例1および実施例2について、図1ないし図6を参照して説明する。なお、図1、図2、図4および図5において、符号1は実施例1に係る支柱支持金具、符号2は実施例2に係る支柱支持金具、符号11は実施例1に係るL字部材、符号12は実施例2に係るL字部材、符号14は側壁密着部、符号141はアンカーボルト貫通長円孔、符号15はウエブ密着部、符号151は第1のウエブ接合ボルト貫通孔、符号17はリブ、符号20はコの字部材、符号21はフランジ密着部、符号211はフランジ接合ボルト貫通孔、符号22はウエブ並行延伸部、符号221は第2のウエブ接合ボルト貫通孔、符号41は鋼製支柱、符号42は基部ブラケット、符号51はコンクリート側壁、符号52はアンカーボルト、符号60は金属パネル、である。
まず、実施例1係る支柱支持金具1について、図1および図2を参照して説明する。
支柱支持金具1は、平面から見た形状がL字状の左右対称となる1対のL字部材11と、平面から見た形状がコの字状のコの字部材20と、から構成されている。
L字部材11は、矩形板状の側壁密着部14と矩形板状のウエブ密着部15とから構成されていて、その端縁同士が接合してL字を形成し、かつ側壁密着部14およびウエブ密着部15をリブ17が連結して補強している。そして、側壁密着部14には端縁同士の接合部に直交する方向(水平方向)の中心線に沿って1つ以上のアンカーボルト貫通長円孔141が貫設されていて、コンクリート側壁51に後施工で打ち込んだアンカーボルト52が貫通するようになっている。また、ウエブ密着部15にはその中心部に第1のウエブ接合ボルト貫通孔151が貫設されている。なお、実施例1ではアンカーボルト貫通長円孔141は2箇所に貫設されている。
コの字部材20は、鋼製支柱41のフランジに密着する矩形板状のフランジ密着部21と、その両端縁から鋼製支柱41のウエブ面に並行に延伸する矩形板状の1対のウエブ並行延伸部22と、から構成されていて、平面から見るとコの字状となっている。そして、フランジ密着部21には接合ボルトが貫通するフランジ接合ボルト貫通孔211が水平方向に2つ貫設されているが、この2つのフランジ接合ボルト貫通孔211はフランジ密着部21の垂直方向の中心線を対称とする位置に1つずつ貫設されている。さらに、1対のウエブ並行延伸部22には、L字部材11との接合位置の調整後に第1のウエブ接合ボルト貫通孔121に対応する第2のウエブ接合ボルト貫通孔221が現場合わせで削孔される。
鋼製支柱41には垂直方向に金属パネルの荷重が作用するとともに、水平方向には風に拠る横荷重や曲げ荷重も作用することから、鋼製支柱41には125mm×125mmや150mm×150mmのH形鋼が使用され、接合ボルトもM20が使用されるので、支柱支持金具1を構成するプレートは、主に9mmの板厚のものを使用している。これは、後述する実施例2でも同様である。
また、後施工のアンカーボルト52はM16を使用しているが、これはコンクリート側壁51のコンクリート強度に制約を受けるためであり、必要に応じて本数を増やすことで対処するため、アンカーボルト52の本数に応じてアンカーボルト貫通長円孔111の数も増加する。これについても実施例2も同様である。
ここで、支柱支持金具1を使用した既設の鋼製支柱41の補強方法または新設の鋼製支柱41の設置方法の手順について、図3を参照して順を追って説明する。なお、既設の鋼製支柱41においては、その補強方法は、主に、既設の支柱支持金具の取替工事ということになり、新設の鋼製支柱41においては、その設置方法は、主に、既設の鋼製支柱自体の交換工事あるいは新設の金属パネル設置工事ということになる。
まず、既設の鋼製支柱41の補強方法について説明する。
<既設の鋼製支柱の補強方法>
(1−1)<コンクリート側壁内の鉄筋探査>
工事に先立ってコンクリート側壁内の鉄筋探査を行い、縦筋や横筋の位置を記録する。
(1−2)<アンカーボルトの立設>
コンクリート側壁内の縦筋や横筋を避けた位置で、かつ、既存の支柱支持金具を避けた位置にアンカーボルト52を立設する。
(1−4)<支柱支持金具の仮止め>
アンカーボルト52を利用して、支柱支持金具1の側壁密着部14をコンクリート側壁51の面に密着させて仮止めする。
(1−5)<鋼製支柱のフランジおよびウエブ並行延伸部にマーキング>
L字部材11の位置に合わせたコの字部材20のフランジ接合ボルト貫通孔211に対応する位置を鋼製支柱41のフランジにマーキングし、第1のウエブ接合ボルト貫通孔121に対応する位置をウエブ並行延伸部22にマーキングする。
(1−6)<マーキング箇所を削孔>
仮止めした支柱支持金具1を取り外し、鋼製支柱41のフランジのマーキング箇所を削孔してフランジ貫通孔とし、ウエブ並行延伸部22のマーキング箇所を削孔して第2のウエブ接合ボルト貫通孔221とする。
(1−7)<接合ボルトで接合>
フランジ貫通孔とフランジ接合ボルト貫通孔211に接合ボルトを貫通させて接合し、アンカーボルト52を介してコンクリート側壁51に1対のL字部材11を取り付け摺動させてウエブ密着部15をウエブ並行延伸部22に密着させ、第1のウエブ接合ボルト貫通孔151と第2のウエブ接合ボルト貫通孔221に接合ボルトを貫通させて接合する。
以上の手順で既設の鋼製支柱41に支柱支持金具1が取り付けられ、この手順を繰り返すことにより既設の鋼製支柱41に複数の支柱支持金具1が取り付けられる。そして、必要に応じて、
(1−8)<既存の支柱支持金具の撤去>
既存の支柱支持金具を撤去する。
以上が、既設の鋼製支柱41の補強方法例である。
つぎに、新設の鋼製支柱41の設置方法について説明する。
<新設の鋼製支柱の設置方法>
(1−1)および(1−2)の手順は、前述したとおりである。
(1−3)<鋼製支柱の仮固定>
鋼製支柱41を仮位置決めして、固定金具等を用いて仮固定する。この際、(1−2)で立設したアンカーボルト52にL字部材11を仮固定することで、固定金具等の一部として利用することができる。
その後は、前述した(1−4)ないし(1−7)の手順となるので、説明を省略する。
以上が、新設の鋼製支柱41の設置方法例である。
つぎに、実施例2係る支柱支持金具2について、図4および図5を参照して説明する。
支柱支持金具2は1対のL字部材12のみから構成されている。そして、L字部材12は、矩形板状の側壁密着部14と、矩形板状のウエブ密着部15と、側壁密着部14およびウエブ密着部15を連結するリブ13と、から構成されていて、L字部材11と略同様の構成であるが、L字部材11における側壁密着部14および矩形板状のウエブ密着部15の接合部に沿って平面から見て略矩形の空間が形成されていて、この空間の水平方向に平行となる幅の長さは基部ブラケット42のフランジ幅の略1/2であり、この空間の垂直方向となる高さは所定の遊間よりも大きく形成されている。したがって、L字部材11の側壁密着部14およびウエブ密着部15の接合部は存在しない。この空間により基部ブラケット42のコンクリート側壁51に対する遊間調整が可能となる。
側壁密着部14にはウエブ密着部15面に直交する方向の中心線に沿って2つのアンカーボルト貫通長円孔151が貫設されていて、コンクリート側壁51に後施工で打ち込んだアンカーボルト52が貫通するようになっている。また、ウエブ密着部15にはその中心部に第1のウエブ接合ボルト貫通孔151が貫設されている。
つぎに、支柱支持金具2を使用した既設の基部ブラケット42の補強方法または新設の基部ブラケット42の設置方法の手順について、図6を参照して順を追って説明する。なお、基部ブラケット42についても鋼製支柱41の場合と同様に、既設の基部ブラケット42においては、その補強方法は、主に、既設の支柱支持金具の取替工事ということになり、新設の基部ブラケット42においては、その設置方法は、主に、既設の鋼製支柱自体の交換工事あるいは新設の遮音壁設置工事ということになる。
まず、既設の基部ブラケット42の補強方法について説明する。
<既設の基部ブラケットの補強方法>
(2−1)<コンクリート側壁内の鉄筋探査>
工事に先立ってコンクリート側壁内の鉄筋探査を行い、縦筋や横筋の位置を記録する。
(2−2)<アンカーボルトの立設>
コンクリート側壁内の縦筋や横筋を避けた位置でかつ、既存の支柱支持金具を避けた位置にアンカーボルト52を立設する。
(2−4)<支柱支持金具の仮止め>
アンカーボルト52を介して支柱支持金具2(1対のL字部材12)をコンクリート側壁51の面に密着して仮止めする。
(2−5)<基部ブラケットのウエブにマーキング>
1対のL字部材12を摺動させて基部ブラケット42のウエブに密着させ、第1のウエブ接合ボルト貫通孔121に対応する位置をウエブ44にマーキングする。
(2−6)<マーキング箇所を削孔>
一旦、支柱支持金具2を取り外し、基部ブラケット42のウエブのマーキング箇所を削孔してウエブ貫通孔とする。
(2−7)<接合ボルトで接合>
再度、アンカーボルト52を介してコンクリート側壁51に1対のL字部材12を取り付け摺動させ、基部ブラケット42のウエブに密着させて固定し、第1のウエブ接合ボルト貫通孔151、ウエブ貫通孔および第1のウエブ接合ボルト貫通孔151の3つが重なった孔に接合ボルトを貫通させて接合ボルトを締め付けて接合する。
以上の手順で既設の基部ブラケット42に支柱支持金具2が取り付けられ、この手順を繰り返すことにより、既設の基部ブラケット42に複数の支柱支持金具2が取り付けられる。そして、必要に応じて、
(2−8)<既存の支柱支持金具の撤去>
既存の支柱支持金具を撤去する。
以上が、既設の基部ブラケット42の補強方法例である。
つぎに、新設の基部ブラケット42の設置方法について説明する。
<新設の基部ブラケットの設置方法>
(2−1)および(2−2)の手順は、前述したとおりである。
(2−3)<基部ブラケットの仮固定>
鋼製支柱41を仮位置決めすることにより、基部ブラケット42も仮位置決めされる。そして、固定金具等を用いて仮固定する。この際、(2−2)で立設したアンカーボルト52にL字部材12を仮固定することで、固定金具等の一部として利用することができる。
その後は、前述した(2−4)ないし(2−7)の手順となるので、説明を省略する。
以上が、新設の基部ブラケット42の設置方法例である。
1 実施例1に係る支柱支持金具
2 実施例2に係る支柱支持金具
11 実施例1に係るL字部材
12 実施例2に係るL字部材
14 側壁密着部
141 アンカーボルト貫通長円孔
15 ウエブ密着部
151 第1のウエブ接合ボルト貫通孔
17 リブ
20 コの字部材
21 フランジ密着部
211 フランジ接合ボルト貫通孔
22 ウエブ並行延伸部
221 第2のウエブ接合ボルト貫通孔
41 鋼製支柱
42 基部ブラケット
51 コンクリート側壁
52 アンカーボルト

Claims (5)

  1. フランジおよびウエブを有するH形の鋼製支柱あるいはフランジおよびウエブを有するT形の基部ブラケットを道路のコンクリート側壁に垂直に支持固定させるための支持金具であって、該コンクリート側壁面に密着する矩形板状の側壁密着部および該ウエブ面に間接的または直接的に密着する矩形板状のウエブ密着部のそれぞれの端縁が接合してL字が形成され、かつ側壁密着部およびウエブ密着部をリブが連結する1対のL字部材からなり、
    前記側壁密着部にはコンクリート側壁面に突設される後施工アンカーボルトが貫通する水平方向に長い長円のアンカーボルト貫通長円孔が水平方向に1つ以上貫設されるとともに、前記ウエブ密着部の略中心部には接合ボルトが貫通する第1のウエブ接合ボルト貫通孔が貫設され、
    前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔と前記ウエブに間接的または直接的に貫設されたウエブ貫通孔を前記接合ボルトが貫通して接合されることにより垂直支持後の前記鋼製支柱あるいは前記基部ブラケットは前記コンクリート側壁面に対して所望の間隙を有する、ことを特徴とする支柱支持金具。
  2. 前記支柱支持金具は1対の前記L字部材に加えて該鋼製支柱のフランジ面に密着する矩形板状のフランジ密着部およびその両端縁から該鋼製支柱のウエブ面に並行に延伸する矩形板状のウエブ並行延伸部がコの字状を形成するコの字部材を含み、
    前記フランジ密着部には前記鋼製支柱のフランジを螺着する接合ボルトが貫通するフランジ接合ボルト貫通孔が水平方向に2つ貫設され、
    前記鋼製支柱が位置決めされた後に、前記ウエブ並行延伸部には前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置に間接的なウエブ貫通孔である第2のウエブ接合ボルト貫通孔が貫設され、該第1のウエブ接合ボルト貫通孔および該第2のウエブ接合ボルト貫通孔を接合ボルトが貫通して前記コの字部材を介して前記ウエブ密着部と該ウエブとが間接的に接合される、ことを特徴とする請求項1に記載の支柱支持金具。
  3. 前記側壁密着部および前記ウエブ密着部の接合部は垂直方向に貫通する略矩形の空間が形成され、該空間の水平方向に平行となる幅の長さは前記フランジ幅の略1/2であり、該空間の垂直方向となる高さは前記所望の間隙よりも大きく形成され、
    前記鋼製支柱が位置決めされた後に、前記ウエブには前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置にウエブ貫通孔が貫設されて、該ウエブを介挿して該第1のウエブ接合ボルト貫通孔同士を接合ボルトが貫通して接合されることにより該ウエブ密着部と該ウエブとが直接的に密着する、ことを特徴とする請求項1に記載の基部ブラケットに使用される支柱支持金具。
  4. 前記コンクリート側壁面にアンカーボルトを立設し、
    位置決めされている既設の鋼製支柱または仮位置決めされた新設の鋼製支柱に請求項2に記載の支柱支持金具を仮止めして、前記フランジ接合ボルト貫通孔に対応する前記フランジ面にマーキングするとともに、前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置を前記ウエブ並行延伸部にマーキングし、
    仮止めした前記支柱支持金具を取り外して、前記フランジ面のマーキング箇所を削孔してフランジ貫通孔とし、前記ウエブ並行延伸部のマーキング箇所を削孔して第2のウエブ接合ボルト貫通孔とし、
    前記フランジ貫通孔と前記フランジ接合ボルト貫通孔に接合ボルトを貫通させて前記フランジに前記コの字部材を固着し、
    前記アンカーボルトを介して前記コンクリート側壁面に1対の前記L字部材を取り付け摺動させて前記ウエブ密着部を前記ウエブ並行延伸部に密着させ、
    前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔と前記第2のウエブ接合ボルト貫通孔に接合ボルトを貫通させて前記コの字部材に前記L字部材が固着されることにより該コの字部材を介して該ウエブ密着部と該ウエブとが間接的に密着する、
    ことを特徴とする既設鋼製支柱の補強または新設鋼製支柱の設置方法。
  5. 前記コンクリート側壁面にアンカーボルトを立設し、
    位置決めされている既設の基部ブラケットまたは仮位置決めされた新設の基部ブラケットに請求項3に記載の支柱支持金具を仮止めし、
    前記第1のウエブ接合ボルト貫通孔に対応する位置を前記ウエブ面にマーキングし、
    仮止めした前記支柱支持金具を取り外して、前記ウエブのマーキング箇所を削孔してウエブ貫通孔とし、
    前記アンカーボルトを介して前記コンクリート側壁面に1対の前記L字部材を取り付け摺動させて前記ウエブ密着部を前記ウエブに直接的に密着させ、
    前記ウエブを介挿させて1対の前記L字部材の第1のウエブ接合ボルト貫通孔同士を接合ボルトが貫通して前記ウエブ密着部と該ウエブとが直接的に接合する、
    ことを特徴とする既設基部ブラケットの補強または新設基部ブラケットの設置方法。
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