JP6116453B2 - 回転電機ユニットの接続構造 - Google Patents

回転電機ユニットの接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6116453B2
JP6116453B2 JP2013188120A JP2013188120A JP6116453B2 JP 6116453 B2 JP6116453 B2 JP 6116453B2 JP 2013188120 A JP2013188120 A JP 2013188120A JP 2013188120 A JP2013188120 A JP 2013188120A JP 6116453 B2 JP6116453 B2 JP 6116453B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
stator
power supply
lead wire
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013188120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015056937A (ja
Inventor
慶久 松岡
慶久 松岡
真樹 大上
真樹 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013188120A priority Critical patent/JP6116453B2/ja
Publication of JP2015056937A publication Critical patent/JP2015056937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116453B2 publication Critical patent/JP6116453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

本発明は、回転電機ユニットの接続構造に関し、特に、第1及び第2の回転電機が回転軸線方向に対向配置された回転電機ユニットの接続構造に関する。
従来、電気自動車やハイブリッド自動車等の回転電機を動力源として備えた車両が開発されている。特に、ハイブリッド自動車では、エンジンとの共存や、居住性確保のために、回転電機のモジュールをより省スペースにすることが強く要望されている。このようなモジュールの一形態として、複数の回転電機の回転軸線方向を揃えて、かつ、複数の回転電機をロータの回転軸に沿って隣接配置したものがある。このようなモータモジュールにおいては、一般的に、1個所にまとめて配置される複数の電源から複数の回転電機に対して同一側に配設される給電経路を介して電力が供給される。
また、ステータに用いられたセグメント型コイルを、接続導線を用いて端子金具に接続する回転電機の接続部分に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1では、引出部付きセグメントの引出部のうち接続導線に接続される接続端面は、他のセグメント同士が互いに接続される先端部の端面と同一面内に配設され、全ての溶接端面を一つの平面内に収めて、セグメント型コイルの溶接工程の工数を低減し、且つ回転電機の固定子の軸長方向の寸法を短縮している。
特開2004−72838号公報
ところで、複数の回転電機をロータ回転軸に沿って隣接配置したモータモジュールにおいては、レイアウト上の制約から、回転電機と外部機器とを接続するための電源端子台の位置を自由に設定することが困難な場合が多い。即ち、各回転電機の回転軸線方向の中間位置や、軸線方向から見たとき回転軸に対して対称となる位置に電源端子台を配置することができず、回転電機のコイルと電源端子台とを接続する引出線がそれぞれ専用線となって、部品点数が増大すると共に組み付け工数が増大して、コストが嵩む問題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源端子台が回転電機に対して対称位置に配置されていない場合でも、共通の引出し線で電源端子台と回転電機のコイルとをそれぞれ接続可能とし、部品点数を削減してコストを抑制することができる回転電機ユニットの接続構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
セグメントコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイルセグメント20)によって構成される第1コイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15A)を備え、ケーシング(例えば、後述の実施形態におけるケーシング11)に固定される第1のステータ(例えば、後述の実施形態における第1のステータ12A)を有する第1の回転電機(例えば、後述の実施形態における第1の回転電機10A)と、
前記第1の回転電機と同一の回転軸線(例えば、後述の実施形態における回転軸線O)上に互いに対向して配設され、セグメントコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイルセグメント20)によって構成される第2コイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15B)を備え、前記ケーシングに固定される第2のステータ(例えば、後述の実施形態における第2のステータ12B)を有する第2の回転電機(例えば、後述の実施形態における第2の回転電機10B)と、
前記ケーシングにそれぞれ取り付けられる第1及び第2の電源端子台(例えば、後述の実施形態における第1の電源端子台28A、第2の電源端子台28B)と、
前記第1のステータの前記第1コイルと前記第1の電源端子台とを電気的に接続する第1の配線部材(例えば、後述の実施形態における第1の配線部材31A)と、
前記第2のステータの前記第2コイルと前記第2の電源端子台とを電気的に接続する第2の配線部材(例えば、後述の実施形態における第2の配線部材31B)と、
を備え、
前記第1及び第2の配線部材は、前記第1及び第2の電源端子台にそれぞれ接続される接続端子(例えば、後述の実施形態における接続端子27U、27V、27W)と、一端部(例えば、後述の実施形態における一端部26a)が前記接続端子に接続されると共に他端部(例えば、後述の実施形態における他端部26b)が前記第1及び第2コイルに接続される引出し線(例えば、後述の実施形態におけるリード線26U、26V、26W)と、を有する回転電機ユニット(例えば、後述の実施形態における回転電機ユニット10)の接続構造であって、
前記第1及び第2の電源端子台は、前記回転軸線方向から見たとき、前記回転軸線に直交且つ水平な所定方向において、前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台との基準位置の中間を通る中間線(例えば、後述の実施形態における中間線ML)が、前記回転軸線を通り鉛直方向に延びる線分(例えば、後述の実施形態における線分VL)に対してオフセットするように配置されており、
前記第1及び第2の配線部材の各引出し線は、同一形状であるの構成を有し、前記回転軸線方向から見て、前記回転軸線を通り鉛直方向に延びる前記線分に対して略対称となるように配置され、
前記第1及び第2の配線部材の各接続端子は、同一の形状である構成を有し、前記引出し線の一端部が前記回転軸線方向において両方向から挿入可能に構成された引出し線接続部(例えば、後述の実施形態における引出し線接続部35)と、前記引出し線接続部の前記所定方向の中間位置(例えば、後述の実施形態における中間位置C1)から前記第1及び第2の電源端子台の中間線のオフセット量(例えば、後述の実施形態におけるオフセット量Δ1)と同じ距離だけ前記所定方向にオフセットされた端子接続孔(例えば、後述の実施形態における端子接続孔36)を有し、前記第1及び第2の電源端子台に接続される端子接続部(例えば、後述の実施形態における端子接続部37)と、を有し、
前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台との前記基準位置は、前記第1及び第2の配線部材の前記端子接続孔が接続される端子台側接続部であり、
前記第1及び第2の配線部材の前記引出し線の一端部は、前記回転軸線方向において互いに逆方向から前記引出し線接続部に挿入されて接続されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記第1及び第2の電源端子台は、前記回転軸線方向において同一の軸方向位置に、且つ、前記所定方向に離間して配置され、
前記回転軸線方向において、前記端子接続部が接続される前記第1及び第2の電源端子台の接続位置(例えば、後述の実施形態における接続位置JP)は、前記第1のステータと前記第2のステータとの間の回転軸線方向の中間位置(例えば、後述の実施形態における中間位置CP)に対してオフセットされており、
前記各接続端子の引出し線接続部は、前記第1のステータと前記第2のステータとの間の回転軸線方向の中間位置に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2の構成に加えて、
前記接続端子は、前記引出し線接続部と前記端子接続部とを、互いに直交するように形成する屈曲部(例えば、後述の実施形態における屈曲部38)を有し、
前記引出し線は、表面が絶縁層(例えば、後述の実施形態における絶縁層32)により絶縁されると共に、前記絶縁層が剥離されて前記引出し線接続部が接続される絶縁剥離部(例えば、後述の実施形態における絶縁剥離部33)を有し、
前記絶縁剥離部の長さ(例えば、後述の実施形態における長さL2)は、前記屈曲部から前記引出し線接続部の外側端部(例えば、後述の実施形態における外側端部35a)までの距離(例えば、後述の実施形態における距離L3)より長く設定されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1及び第2の電源端子台が回転軸線方向から見て回転電機に対して対称位置に配置されていない場合でも、共通の引出し線及び接続端子により第1の回転電機の第1コイルと第1の電源端子台、及び第2の回転電機の第2コイルと第2の電源端子台とを、それぞれ接続することができ、部品点数を削減してコストを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、共通の引出し線及び略L字型の接続端子により、第1及び第2のステータ間の回転軸線方向の中間位置に対してオフセットして配置されている第1及び第2の電源端子台と、第1及び第2コイルとがそれぞれ接続され、また、各接続端子の引出し線接続部は、第1のステータと第2のステータとの間の回転軸線方向の中間位置に配置されている。これにより、共通とした引出し線の長さを無駄に長くすることなく、部品点数を削減しつつ、第1及び第2の電源端子台をレイアウトに応じて所定の位置に配置することができる。
請求項3の発明によれば、引出し線を引出し線接続部に接続したとき、絶縁層と接続端子とが干渉して端子接続部が傾くことに起因して生じる、引出し線にかかる応力を抑制して、溶接部分の破損を防止することができる。特に、絶縁性能強化のために厚い絶縁層を有する引出し線に対して有効である。
本発明に係る回転電機ユニットのステータの斜視図である。 図1に示すステータの縦断面図である。 ステータコイルを構成するコイルセグメントの斜視図である。 (a)は、第1の回転電機ユニットのステータの斜視図であり、(b)は、第2の回転電機ユニットのステータの斜視図である。 第1のステータ側から見た、ステータコイル及びケーシングを除いて示すステータの要部拡大正面図である。 図2の要部拡大図である。 (a)は第1の配線部材の斜視図であり、(b)は第2の配線部材の斜視図である。 (a)は、接続端子の正面図であり、(b)は、接続端子の側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る回転電機ユニットの接続構造を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1及び図2に示すように、本実施形態の回転電機ユニット10は、ケーシング11内に収容されて軸方向に対向配置された第1の回転電機10Aの第1のステータ12Aと、第2の回転電機10Bの第2のステータ12Bとを備えている。第1及び第2のステータ12A、12Bの内側には、図示しないロータが回転自在に配置されている。なお、本実施形態では、第1の回転電機10Aが発電機、第2の回転電機10Bが電動機を構成する。
第1のステータ12Aは、軸方向に貫通する複数のスロット14Aが周方向に所定の間隔で配置された第1のステータコア13Aと、スロット14Aに収容される複数相(例えば、U相、V相、W相)のステータコイル(第1コイル)15Aとを備える。第2のステータ12Bは、軸方向に貫通する複数のスロット14Bが周方向に所定の間隔で配置された第2のステータコア13Bと、スロット14Bに収容される複数相(例えば、U相、V相、W相)のステータコイル(第2コイル)15Bとを備える。
ケーシング11は、図2において、左ケース11a、中間ケース11b、及び右ケース11cを備えて構成されている。第1のステータコア13Aは、径方向に突出する複数の取付け部17aに設けられたボルト穴17bにボルト16を挿通させ、中間ケース11bに固定されている。また、第2のステータコア13Bは、同じく径方向に突出する複数の取付け部17aに設けられたボルト穴17bにボルト16を挿通させ、右ケース11cに固定されている。
第1及び第2の回転電機10A、10Bは、セグメントコイル型の回転電機であり、ステータコイル15A、15Bは、図3に示すように、一対の脚部21と、両脚部21を一方の端部で接続する連結部22とからなる複数の略U字状コイルセグメント20を備える。複数のコイルセグメント20は、所定本数ごとに、断面長方形状の導線(平角線)を幅の広い方の面が対向するように1列に整列させて1つの束とし、各スロット14A、14Bに挿入される。また、連結部22の中央には、一方の脚部21がスロット14A、14Bの径方向内側の部分に、他方の脚部21が他のスロット14A、14Bの径方向外側の部分にそれぞれ挿入されるように、整列方向にS字状に湾曲するS字状湾曲部23が形成されている。
そして、ステータコイル15A、15Bでは、複数の連結部22が第1及び第2のステータコア13A、13Bの一方の面13c側に配置された状態で、一対の脚部21がスロット14A、14Bを通って突き出るように配置され、スロット14A、14Bから突出した脚部21の突出部分21aを周方向に折り曲げて、対応するもの同士を第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13d側で接合することで構成される。
なお、第1及び第2のステータ12A、12Bは、軸方向長さ(積厚)を除いて同一構造を有する。即ち、第1及び第2のステータ12A、12Bは、第1のステータコア13A、13Bの軸方向幅が異なっており、それに応じて、コイルセグメント20の脚部21の軸方向長さが異なっている。また、第1及び第2のステータ12A、12Bの軸方向長さは同じであってもよく、この場合、第1及び第2のステータ12A、12Bは、同一のステータとして構成される。
また、第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13dには、各相の対応するコイルセグメント20の脚部21同士を接続したり、中点接続を行うための第1及び第2の配電部材24A,24Bが配置されている。第1及び第2の配電部材24A,24Bは、それぞれ導電性を有する複数の長尺金属板が屈曲形成され、コイルセグメント20同士の接合部分21bよりも軸方向外側に延びて配置され、ステータコイル15A、15Bの一部を構成する。
図4に示すように、第1及び第2の配電部材24A、24Bは、いずれも第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13d側から見たとき、第1及び第2のステータ12A,12Bの回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対して右側に配置されると共に、第1及び第2のステータ12A、12Bの回転軸線Oを通り水平方向に延びる線分HLより上方に配置されている。
そして、第1及び第2のステータ12A、12Bは、対応するコイルセグメント20同士の脚部21の接合部分21bが配置される側、即ち、第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13d同士を対向して配置されている。
これにより、図2及び図5に示すように、第1及び第2の配電部材24A、24Bは、軸方向において第1のステータ12Aと第2のステータ12Bとの間に配置されると共に、第1及び第2のステータ12A、12Bの回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対して、周方向に離間して配置される。
また、図1及び図2に示すように、ケーシング11の上部には、第1及び第2の電源端子台28A、28Bが設けられており、第1の電源端子台28Aは、3本(U相、V相、W相)の第1の配線部材31Aを介して、第1のステータ12Aのステータコイル15Aと電気的に接続され、第2の電源端子台28Bは、3本(U相、V相、W相)の第2の配線部材31Bを介して、第2のステータ12Bのステータコイル15Bと電気的に接続される。
図4に示すように、第1及び第2の配線部材31A,31Bは、第1及び第2の配電部材24A、24Bと同様に、第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13d側から見たとき、線分VLに対して右側に配置されると共に、線分HLより上方に配置されている。
そして、第1及び第2のステータ12A、12Bは、第1及び第2のステータコア13A、13Bの他方の面13d同士を対向して配置することで、第1及び第2の配線部材31A,31Bは、第1及び第2の配電部材24A、24Bと同様に、回転軸線方向において第1のステータ12Aと第2のステータ12Bとの間に配置される(図2参照)。また、第1及び第2の配線部材31A,31Bは、回転軸線方向から見たとき、第1及び第2のステータ12A,12Bの回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対して両側に分けて配置されると共に、第1及び第2のステータ12A、12Bの回転軸線Oを通り水平方向に延びる線分HLより上方に配置されている(図4及び図5参照)。
図5に示すように、第1及び第2の電源端子台28A、28Bは、回転軸線Oに直交且つ水平な所定方向Xにおいて、第1及び第2のステータ12A,12Bの回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対して非対称に配置されており、所定方向Xにおいて第1の電源端子台28Aと第2の電源端子台28Bとの中間を通る中間線MLは、該線分VLに対してΔ1だけオフセット(図5において右方向)して配置されている。
また、図6に示すように、回転軸線方向において、第1及び第2の電源端子台28A、28Bでは、後述する接続端子27の端子接続部37が接続される接続位置JPは、第1及び第2のステータ12A,12B間の回転軸線方向の中間位置CPに対してΔ2だけオフセットして、同一の軸方向位置に配置されている。
ここで、第1及び第2の配線部材31A,31Bは、図7に示すように、それぞれリード線26U、26V、26Wと、接続端子27U、27V、27Wとを有する。即ち、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26U同士、リード線26V同士、及びリード線26W同士は、互いに同一部品から構成されており、また、接続端子27U、27V、27Wは、それぞれ同一部品から構成されている。
接続端子27U、27V、27Wは、図8に示すように、リード線26U,26V,26Wの一端部26aが両方向から挿入できるように扁平円筒状に形成された引出し線接続部35と、端子接続孔36が設けられた端子接続部37と、を有し、屈曲部38で略L字型に屈曲形成されている。引出し線接続部35の幅方向中間位置C1は、端子接続孔36の幅方向中心線C2から、第1及び第2の電源端子台28A、28Bのオフセット量Δ1と同じ距離だけオフセットしている。
また、図6も参照して、引出し線接続部35の長手方向中央位置C3と端子接続部37の厚さ方向中心位置C4との距離Lは、第1及び第2の電源端子台28A、28Bの接続位置JPと、第1及び第2のステータ12A、12B間の回転軸線方向の中間位置CPとのオフセット量Δ2と同じ(L=Δ2)に設定されている。
図7に戻り、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26U,26V,26Wは、一端部26aが接続端子27U、27V、27Wに接続されると共に、他端部26bは、第1及び第2のステータ12A、12Bのステータコイル15A、15Bの各相にそれぞれ接続されている。
さらに、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26U,26V,26Wの一端部26aは、互いに逆方向から引出し線接続部35に挿入して接続される。具体的には、第1の配線部材31Aのリード線26U,26V,26Wは、接続端子27U、27V、27Wの引出し線接続部35に端子接続部37側から挿入されて接続され、第2の配線部材31Bのリード線26U,26V,26Wは、接続端子27U、27V、27Wの引出し線接続部35に端子接続部37と反対側から挿入されて接続されている。
リード線26U,26V,26Wは、表面が絶縁層32により絶縁されており、引出し線接続部35に接続される一端部26aには、絶縁層32が剥離されて絶縁剥離部33が設けられている。絶縁剥離部33の長さL2は、絶縁層32と接続端子27U、27V、27Wとの干渉が防止されるように、屈曲部38から引出し線接続部35の外側端部35aまでの距離L3より長く設定されている(図8(b)参照)。
図5に示すように、第1及び第2配線部材31A、31Bの各接続端子27U、27V、27Wは、第1及び第2の電源端子台28A、28Bの内部接続部29A、29Bに設けられた端子(図示せず)に接続されている。また、ケーシング11から外部に突出する電源端子台28A、28Bの外部接続部30A、30Bには、内部接続部29A、29Bの端子と導通する外部端子(図示せず)が配置され、不図示の導電ケーブルを介して外部機器に接続されている。
ここで、W相のリード線26W、接続端子27Wを例にとって、第1及び第2の配線部材31A,31Bによる第1及び第2の電源端子台28A、28Bと、ステータコイル15A,15Bとの接続について、図5及び図6を参照して説明する。
第1及び第2配線部材31A、31Bの各接続端子27Wが第1及び第2の電源端子台28A、28Bに接続された際に、各接続端子27Wの端子接続孔36の幅方向(即ち、所定方向Xの)中心線C2から中間線MLまでの各距離をaとしたとき、引出し線接続部35の幅方向(即ち、所定方向Xの)中間位置C1(リード線26Wの一端部26a)から線分VLまでの所定方向Xにおける各距離もaとなるように、リード線26Wが構成される。
したがって、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26Wの一端部26aを、互いに逆方向から引出し線接続部35に挿入して接続することで、図5に示す回転軸線方向から見て、各接続端子27Wの端子接続孔36は、線分VLに対して略対称位置に配置されたリード線26Wに接続される引出し線接続部35に対していずれも右方向にオフセット量Δ1だけオフセットするので、第1及び第2の電源端子台28A、28Bの回転軸線方向から見た際のオフセット量Δ1に対応することができる。
また、図6に示すように、引出し線接続部35の長手方向中央位置C3と端子接続部37の厚さ方向中心位置C4との距離Lを、第1及び第2の電源端子台28A、28Bの接続位置JPと第1及び第2のステータ12A、12B間の回転軸線方向の中間位置CPとのオフセット量Δ2と同じに設定し、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26Wの一端部26aを、互いに逆方向から引出し線接続部35に挿入して接続することで、第1及び第2の電源端子台28A、28Bが、端子接続部37の接続位置JPが、該中間位置CPからオフセット量Δ2だけオフセットし、回転軸線方向において同一の軸方向位置に配置される構成に対応することができる。
特に、引出し線接続部35の長手方向中央位置C3を第1及び第2のステータ12A、12B間の回転軸線方向の中間位置CPと一致させたので、共通とした第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26Wの軸方向長さを最短長さとしている。
なお、第1及び第2の配線部材31A,31Bのリード線26U、接続端子27U、及びリード線26V、接続端子27Vについても同様に構成されている。これにより、共通のリード線26U,26V,26W及び接続端子27U,27V,27Wにより、第1及び第2の電源端子台28A、28Bとステータコイル15A,15Bとをそれぞれ接続することができ、部品点数が削減されてコストが抑制される。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機ユニットの接続構造によれば、第1及び第2の回転電機10A,10Bと、第1及び第2の電源端子台28A,28Bと、接続端子27U,27V,27W及びリード線26U,26V,26Wを有する第1及び第2の配線部材31A,31Bと、を備え、第1及び第2の電源端子台28A,28Bの中間線MLは、回転軸線方向から見たとき、回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対してオフセット量Δ1だけオフセットしている。各接続端子27U,27V,27Wは、引出し線接続部35及び端子接続部37を有した同一の構成を備え、端子接続部37の端子接続孔36の中心線C2は、引出し線接続部35の中間位置C1から、第1及び第2の電源端子台28A,28Bのオフセット量Δ1と同じ距離だけオフセットしている。
また、第1及び第2の配線部材31A,31Bの各リード線26U,26V,26Wは、互いに同一の構成を有し、回転軸線Oを通り鉛直方向に延びる線分VLに対して対称位置に配置され、一端部26aが、互いに逆方向から引出し線接続部35に挿入されて接続されている。これにより、第1及び第2の電源端子台28A,28Bが回転軸線方向から見て回転電機10A,10Bに対して対称位置に配置されていない場合でも、共通のリード線26U,26V,26W及び接続端子27U,27V,27Wにより第1の回転電機10Aのステータコイル15Aと第1の電源端子台28A、及び第2の回転電機10Bのステータコイル15Bと第2の電源端子台28Bとを、それぞれ接続することができ、部品点数を削減してコストを抑制することができる。
また、第1及び第2の電源端子台28A,28Bは、回転軸線方向において同一の軸方向位置に、且つ、所定方向に離間して配置されており、回転軸線方向において、端子接続部37が接続される第1及び第2の電源端子台28A,28Bの接続位置JPは、第1及び第2のステータ12A,12B間の回転軸線方向の中間位置CPに対してオフセットされているので、共通のリード線26U,26V,26W及び接続端子27U,27V,27Wによりステータコイル15A、15Bと第1及び第2の電源端子台28A,28Bとがそれぞれ接続され、各接続端子27U,27V,27Wの引出し線接続部35は、第1及び第2のステータ間の回転軸線方向の中間位置CPに配置されている。これにより、共通としたリード線26U,26V,26Wの長さを無駄に長くすることなく、部品点数を削減しつつ、第1及び第2の電源端子台28A,28Bをレイアウトに応じて所定の位置に配置することができる。
また、接続端子27U,27V,27Wは、引出し線接続部35と端子接続部37とを、互いに直交するように形成する屈曲部38を有する。表面が絶縁層32により絶縁されるリード線26U,26V,26Wは、屈曲部38から引出し線接続部35の外側端部35aまでの距離L3より長く設定され、引出し線接続部35が接続される絶縁剥離部33を有するので、リード線26U,26V,26Wを引出し線接続部35に接続したとき、絶縁層32と接続端子27U,27V,27Wとが干渉して端子接続部37が傾き、電源端子台28との取り付けによりリード線26U,26V,26Wに応力が発生するのを防止することができる。特に、絶縁性能強化のために厚い絶縁層、例えば、2層以上の絶縁層を有する引出し線に対して有効である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
10 回転電機ユニット
10A 第1の回転電機
10B 第2の回転電機
11 ケーシング
12A 第1のステータ
12B 第2のステータ
15A ステータコイル(第1コイル)
15B ステータコイル(第2コイル)
20 コイルセグメント
26U,26V,26W リード線(引出し線)
26a 一端部
26b 他端部
27U,27V,27W 接続端子
28A 第1の電源端子台
28B 第2の電源端子台
31A 第1の配線部材
31B 第2の配線部材
32 絶縁層
33 絶縁剥離部
35 引出し線接続部
35a 外側端部
36 端子接続孔
37 端子接続部
38 屈曲部
C1 引出し線接続部の所定方向の中間位置
C2 端子接続孔の幅方向中心線
C3 引出し線接続部の長手方向中央位置
C4 端子接続部の厚さ方向中心位置
CP 第1及び第2のステータ間の回転軸線方向の中間位置
JP 端子接続部が接続される第1及び第2の電源端子台の接続位置
L2 絶縁剥離部の長さ
L3 屈曲部から引出し線接続部の外側端部までの距離
ML 第1及び第2の電源端子台の中間線
O 回転軸線
VL 回転軸線を通り鉛直方向に延びる線分
Δ1,Δ2 オフセット量

Claims (3)

  1. セグメントコイルによって構成される第1コイルを備え、ケーシングに固定される第1のステータを有する第1の回転電機と、
    前記第1の回転電機と同一の回転軸線上に互いに対向して配設され、セグメントコイルによって構成される第2コイルを備え、前記ケーシングに固定される第2のステータを有する第2の回転電機と、
    前記ケーシングにそれぞれ取り付けられる第1及び第2の電源端子台と、
    前記第1のステータの前記第1コイルと前記第1の電源端子台とを電気的に接続する第1の配線部材と、
    前記第2のステータの前記第2コイルと前記第2の電源端子台とを電気的に接続する第2の配線部材と、
    を備え、
    前記第1及び第2の配線部材は、前記第1及び第2の電源端子台にそれぞれ接続される接続端子と、一端部が前記接続端子に接続されると共に他端部が前記第1及び第2コイルに接続される引出し線と、を有する回転電機ユニットの接続構造であって、
    前記第1及び第2の電源端子台は、前記回転軸線方向から見たとき、前記回転軸線に直交且つ水平な所定方向において、前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台との基準位置の中間を通る中間線が、前記回転軸線を通り鉛直方向に延びる線分に対してオフセットするように配置されており、
    前記第1及び第2の配線部材の各引出し線は、同一の形状である構成を有し、前記回転軸線方向から見て、前記回転軸線を通り鉛直方向に延びる前記線分に対して略対称となるように配置され、
    前記第1及び第2の配線部材の各接続端子は、同一の形状である構成を有し、前記引出し線の一端部が前記回転軸線方向において両方向から挿入可能に構成された引出し線接続部と、前記引出し線接続部の前記所定方向の中間位置から前記第1及び第2の電源端子台の中間線のオフセット量と同じ距離だけ前記所定方向にオフセットされた端子接続孔を有し、前記第1及び第2の電源端子台に接続される端子接続部と、を有し、
    前記第1の電源端子台と前記第2の電源端子台との前記基準位置は、前記第1及び第2の配線部材の前記端子接続孔が接続される端子台側接続部であり、
    前記第1及び第2の配線部材の前記引出し線の一端部は、前記回転軸線方向において互いに逆方向から前記引出し線接続部に挿入されて接続されることを特徴とする回転電機ユニットの接続構造。
  2. 前記第1及び第2の電源端子台は、前記回転軸線方向において同一の軸方向位置に、且つ、前記所定方向に離間して配置され
    前記回転軸線方向において、前記端子接続部が接続される前記第1及び第2の電源端子台の接続位置は、前記第1のステータと前記第2のステータとの間の回転軸線方向の中間位置に対してオフセットされており、
    前記各接続端子の引出し線接続部は、前記第1のステータと前記第2のステータとの間の回転軸線方向の中間位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機ユニットの接続構造。
  3. 前記接続端子は、前記引出し線接続部と前記端子接続部とを、互いに直交するように形成する屈曲部を有し、
    前記引出し線は、表面が絶縁層により絶縁されると共に、前記絶縁層が剥離されて前記引出し線接続部が接続される絶縁剥離部を有し、
    前記絶縁剥離部の長さは、前記屈曲部から前記引出し線接続部の外側端部までの距離より長く設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転電機ユニットの接続構造。
JP2013188120A 2013-09-11 2013-09-11 回転電機ユニットの接続構造 Active JP6116453B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188120A JP6116453B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 回転電機ユニットの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013188120A JP6116453B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 回転電機ユニットの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015056937A JP2015056937A (ja) 2015-03-23
JP6116453B2 true JP6116453B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=52820941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013188120A Active JP6116453B2 (ja) 2013-09-11 2013-09-11 回転電機ユニットの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6116453B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6728280B2 (ja) * 2018-07-24 2020-07-22 本田技研工業株式会社 回転電機のステータ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02124690U (ja) * 1989-03-23 1990-10-15
JPH07177694A (ja) * 1993-12-17 1995-07-14 Mabuchi Motor Co Ltd 小型モータ及びこの小型モータの端子装置の接続方法
JP2004072838A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Toyota Motor Corp 回転電機の固定子、その製造方法およびその曲げ成形治具
JP4314067B2 (ja) * 2003-05-29 2009-08-12 トヨタ自動車株式会社 電動機ユニットおよびこれを備える車両
US7893581B2 (en) * 2006-07-12 2011-02-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Motor module
JP2013020855A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置及び電源装置を備える車両
EP2784914B1 (en) * 2011-11-22 2017-07-12 Honda Motor Co., Ltd. Mechanism for connecting electric motors

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015056937A (ja) 2015-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6465203B2 (ja) ステータ
JP6116298B2 (ja) 回転電機ユニットの配置構造
US8497618B2 (en) Stator for rotatry electrical machine including an insulating bobbin
JP5070248B2 (ja) 回転電機とその製造方法
JP5762634B2 (ja) 電気機械の固定子
JP6033582B2 (ja) ステータおよびステータの製造方法
JP5907128B2 (ja) 回転電機の固定子
US20130169085A1 (en) Electric motor
JP5541585B2 (ja) 回転電機
WO2014007176A1 (ja) ステータ
US7148593B2 (en) Concentrated winding stator coil for an electric rotary machine
US8659201B2 (en) Stator for electric rotating machine
JP5915736B2 (ja) 回転電機、回転電機用ステータおよび車両
JP2008125143A (ja) 回転機
JP2014090567A (ja) 回転電機のステータ
JP2019221113A (ja) ステータおよび回転電機
JP6116453B2 (ja) 回転電機ユニットの接続構造
US8466598B2 (en) Electric rotating machine
JP6652200B2 (ja) ステータ
WO2014157621A1 (ja) ステータの構造
JP7466648B2 (ja) インターコネクタを備えるステータ
JP2014209818A (ja) 回転電機ユニットの配置構造
US12027933B2 (en) Motor
JPWO2013179488A1 (ja) 回転電機、回転電機用ステータおよび車両
US20220286008A1 (en) Motor

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161020

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6116453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150