JP6116307B2 - 集束イオンビーム装置 - Google Patents

集束イオンビーム装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6116307B2
JP6116307B2 JP2013062460A JP2013062460A JP6116307B2 JP 6116307 B2 JP6116307 B2 JP 6116307B2 JP 2013062460 A JP2013062460 A JP 2013062460A JP 2013062460 A JP2013062460 A JP 2013062460A JP 6116307 B2 JP6116307 B2 JP 6116307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion beam
chamber
ion source
focused ion
source chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013062460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014186943A (ja
Inventor
松田 修
修 松田
行人 八坂
行人 八坂
文朗 荒巻
文朗 荒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Science Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Science Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Science Corp filed Critical Hitachi High Tech Science Corp
Priority to JP2013062460A priority Critical patent/JP6116307B2/ja
Publication of JP2014186943A publication Critical patent/JP2014186943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116307B2 publication Critical patent/JP6116307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、集束イオンビーム装置に関するものである。
従来から、半導体デバイス等の試料の観察や各種の評価、解析等を行ったり、試料から微細な薄片試料を取り出した後、該薄片試料を試料ホルダに固定してTEM試料を作製したりするための装置として、集束イオンビーム装置が知られている。
集束イオンビーム装置は、イオンを放出するイオン源と、イオン源が放出したイオンビームを集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)にして照射する超高真空とされた集束イオンビーム鏡筒を備えている。
イオン源としては、いくつか種類があり、例えばプラズマ型イオン源や液体金属イオン源等が知られているが、これらのイオン源よりもビーム径が小さく、高輝度の集束イオンビームを発生させることができる電界電離型イオン源(Gas Field Ion Source:GFIS)が提供されている。
この電界電離型イオン源は、先端が原子レベルで先鋭化された針状のエミッタと、エミッタの周囲にヘリウム(He)等のガスを供給するガス源と、エミッタを冷却させる冷却装置と、エミッタの先端から離れた位置に配設された引出電極と、を主に備えている。
このような構成において、ガスを供給した後、エミッタと引出電極との間に引出電圧を印加させるとともにエミッタを冷却すると、ガスがエミッタ先端部の高電界によって電界電離してイオン化し、ガスイオンとなる。すると、このガスイオンは、正電位に保持されているエミッタから反発して引出電極側に引き出される。その後、イオン源から引き出されたガスイオンは、適度に加速されるとともに、超高真空とされた集束イオンビーム鏡筒によって集束され、集束イオンビームとなる。
ところで、イオン源を構成するエミッタは消耗品であるため、例えば所定期間使用した後に交換が必要とされる。
ここで、エミッタは、超高真空とされた集束イオンビーム鏡筒の内部に設置されているため、消耗したエミッタを集束イオンビーム装置から取り出すためには、冷却装置を停止するとともに集束イオンビーム鏡筒を大気開放する必要がある。また、新しいエミッタを集束イオンビーム装置に装着した後、集束イオンビーム装置を再稼動するためには、集束イオンビーム鏡筒を加熱して内部の水分を蒸発させるとともに、超高真空となるまで減圧し、さらにエミッタを冷却して所定温度まで低下させる必要がある。このように、エミッタの交換には多くの工程が必要となるため、集束イオンビーム装置の停止時間が長くなるとういう課題があった。
上記課題を解決するために、例えば特許文献1には、イオン源が、気体と相互作用してシステムから導電性先端(エミッタ)を取り出さずに1週間以上の期間イオンビームを発生させることが可能な集束イオンビーム装置が記載されている。特許文献1によれば、イオン源が、気体原子と連続して相互作用し、システムから導電性先端を取り外さずに一週間以上(例えば、二週間以上、一月以上、二月以上)の間イオンビームを発生させることが可能であるとされている。これにより、エミッタの交換回数を減少させることができるので、集束イオンビーム装置の停止回数を減少させて、集束イオンビーム装置の稼働率の向上を図っていると考えられる。
特表2009−517838号公報
しかしながら、従来技術にあっては、エミッタの交換回数を減少させることができるものの、エミッタの交換には、前述した多くの工程が必要である。すなわち、エミッタの交換により集束イオンビーム装置の停止時間が長くなるとういう課題に対し、根本的な解決策とはなっていない。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、エミッタの交換による停止時間を短縮でき、稼働率を向上できる集束イオンビーム装置の提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の集束イオンビーム装置は、イオンビームを放出可能なエミッタを内部に備えたイオン源室と、前記イオン源室から放出された前記イオンビームを集束して照射する集束イオンビーム鏡筒と、連通孔を通じて内部が前記集束イオンビーム鏡筒の内部と連通する予備室と、前記予備室の内部を真空にするための予備室用ポンプと、前記連通孔を開閉可能とする開閉バルブと、前記連通孔を通じて、前記集束イオンビーム鏡筒の内部および前記予備室の内部いずれか一方から他方に前記イオン源室を搬送する搬送装置と、を備え、前記搬送装置は、前記予備室で前記イオン源室に接続されて、前記イオン源室ごと前記エミッタを加熱するための加熱部を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、連通孔を通じて内部が集束イオンビーム鏡筒の内部と連通する予備室と、連通孔を開閉可能とする開閉バルブと、連通孔を通じてイオン源室を搬送する搬送装置と、を備えているので、搬送装置により集束イオンビーム鏡筒の内部から予備室に消耗したエミッタを含む使用済のイオン源室を搬送したあと、開閉バルブを閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒の内部から使用済のイオン源室を取り出すことができる。
また、予備室の内部を真空にするための予備室用ポンプを備えているので、使用済のイオン源室を取り出して未使用のイオン源室と交換した後、予備室用ポンプを駆動して予備室を真空状態とすることができる。そして、開閉バルブを開放し、搬送装置により予備室の内部から集束イオンビーム鏡筒の内部に未使用のイオン源室を搬送したあと、開閉バルブを閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒の内部に未使用のイオン源室を供給できる。
すなわち、使用済のイオン源室と未使用のイオン源室との交換を、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま行うことができる。これにより、集束イオンビーム装置を再稼動する際に、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態にする工程が不要となるので、エミッタの交換による集束イオンビーム装置の停止時間を短縮でき、集束イオンビーム装置の稼働率を向上できる。
本発明によれば、搬送装置は、予備室の内部でイオン源室に接続されて、イオン源室ごとエミッタを加熱するための加熱部を備えているので、予備室で未使用のイオン源室を加熱するとともに、予備室を真空状態とすることができる。これにより、集束イオンビーム装置を再稼動する際に、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態にする工程と集束イオンビーム鏡筒を加熱する工程とが不要となるので、エミッタの交換による集束イオンビーム装置の停止時間をさらに短縮でき、集束イオンビーム装置の稼働率を大幅に向上できる。
また、前記集束イオンビーム鏡筒の内部には、前記イオン源室が接続されて前記エミッタに電圧を印加するための端子台が設けられ、前記イオン源室は、前記端子台に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴としている。
本発明によれば、集束イオンビーム鏡筒の内部において、イオン源室と端子台とを簡単に着脱できる。したがって、エミッタの交換による集束イオンビーム装置の停止時間をさらに短縮できる。
また、前記イオン源室ごと前記エミッタを冷却するための冷却装置を備え、前記冷却装置は、前記イオン源室に対して着脱可能な接続部を備え、前記接続部は、弾性変形可能に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、冷却装置は、イオン源室に対して着脱可能な接続部を備えているので、集束イオンビーム鏡筒の内部において、イオン源室と冷却装置とを簡単に接続できる。したがって、エミッタの交換による集束イオンビーム装置の停止時間をさらに短縮できる。また、接続部は、弾性変形可能に形成されているので、例えば集束イオンビーム鏡筒の内部のガスが循環することにより、冷却装置に振動が発生した場合であっても、イオンビームの放出元であるイオン源室に冷却装置の振動が伝達するのを抑制できる。これにより、精度よくイオンビームを試料に照射できるので、高性能な集束イオンビーム装置とすることができる。
本発明によれば、連通孔を通じて内部が集束イオンビーム鏡筒の内部と連通する予備室と、連通孔を開閉可能とする開閉バルブと、連通孔を通じてイオン源室を搬送する搬送装置と、を備えているので、搬送装置により集束イオンビーム鏡筒の内部から予備室に消耗したエミッタを含む使用済のイオン源室を搬送したあと、開閉バルブを閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒の内部から使用済のイオン源室を取り出すことができる。
また、予備室の内部を真空にするための予備室用ポンプを備えているので、使用済のイオン源室を取り出して未使用のイオン源室と交換した後、予備室用ポンプを駆動して予備室を真空状態とすることができる。そして、開閉バルブを開放し、搬送装置により予備室の内部から集束イオンビーム鏡筒の内部に未使用のイオン源室を搬送したあと、開閉バルブを閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒の内部に未使用のイオン源室を供給できる。
すなわち、使用済のイオン源室と未使用のイオン源室との交換を、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態としたまま行うことができる。これにより、集束イオンビーム装置を再稼動する際に、集束イオンビーム鏡筒の内部を真空状態にする工程が不要となるので、エミッタの交換による集束イオンビーム装置の停止時間を短縮でき、集束イオンビーム装置の稼働率を向上できる。
実施形態に係る集束イオンビーム装置の全体構成図である。 第一通孔を開放したときの説明図である。 集束イオンビーム鏡筒の内部から予備室の内部に使用済のイオン源室を搬送するときの説明図である。 使用済のイオン源室と未使用のイオン源室とを交換する際の説明図である。 未使用のイオン源室を予備室の内部に配置したときの説明図である。 未使用のイオン源室を集束イオンビーム鏡筒の内部に搬送したときの説明図である。 未使用のイオン源室を集束イオンビーム鏡筒の内部に配置したときの説明図である。
以下に、この発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、各図では、各部材の構造をわかりやすくするため、各部材の寸法を現実のものから適宜変更して描いている。
図1は、実施形態に係る集束イオンビーム装置1の全体構成図である。集束イオンビーム装置1は、水平面に沿う不図示の床面に載置されている。なお、以下の説明では、水平面上で直交する軸線をそれぞれX軸およびY軸と定義し、X軸およびY軸と直交する軸線をZ軸と定義し、必要に応じてXYZの直交座標系を用いて説明をする。
図1に示すように、集束イオンビーム装置1は、主に試料室2と、イオンビームを放出可能なエミッタ11を内部に備えたイオン源室10と、イオン源室10から放出されたイオンビームを集束して照射する集束イオンビーム鏡筒20と、内部が第一連通孔21(請求項の「連通孔」に相当。)を通じて集束イオンビーム鏡筒20の内部と連通する予備室30と、予備室30を真空にするための予備室用ポンプ35と、第一連通孔21を開閉可能とする開閉バルブ40と、イオン源室10を搬送する搬送装置45と、イオン源室10ごとエミッタ11を冷却するための冷却装置50と、集束イオンビーム装置1を制御する制御部7と、を備えている。以下に、各部について詳細に説明する。
試料室2は、集束イオンビームFが照射される試料Sと、試料Sが載置されるステージ3と、集束イオンビームFの照射によって発生した二次荷電粒子Rを検出する検出器4と、原料ガスGを供給するガス銃5と、を収容している。
ステージ3は、試料室2内に配置されて制御部7の指示に基づいて作動するようになっており、5軸に変位することができるようになっている。すなわち、このステージ3は、X軸、Y軸およびZ軸に沿って移動する水平移動機構と、ステージ3をX軸およびY軸回りに回転させて傾斜させるチルト機構と、ステージ3をZ軸回りに回転させるローテーション機構とから構成される変位機構によって支持されている。
検出器4は、集束イオンビームFが試料Sに照射されたときに、試料Sから発せられる二次電子や二次イオン、反射イオン、散乱イオン等の二次荷電粒子Rを検出して、制御部7に出力している。
ガス銃5は、デポジション膜の原料となる物質(例えば、フェナントレン、プラチナ、カーボンやタングステン等)を含有した化合物ガスを原料ガスGとして供給するようになっている。この原料ガスGは、集束イオンビームFの照射によって発生した二次荷電粒子Rによって分解され、気体成分と固体成分とに分離するようになっている。また、デポジション膜の原料ガスGの代わりに、イオンビームエッチングを増進させるエッチングガスを用いて、ガスアシストエッチングをすることもできる。エッチングガスとしては、フッ素、塩素などのハロゲン系ガスを用いる。また、ガス銃5をデポジション用として、ガス銃5とは別にエッチング用のガス銃を備えても良い。
イオン源室10は、ステージ3側に開口10aを有するボックス状に形成されており、内部にイオンビームを放出可能なエミッタ11と、開口10aを閉塞するように設けられた引出電極14と、を備えている。
エミッタ11は、先端が先鋭化された針状の導電性部材であり、例えば、タングステン(W)等からなる基材にイリジウム(Ir)等の貴金属が被膜されることで形成されている。エミッタ11は、イオンビームを放出する放出源となっており、先端が試料Sを指向した状態でイオン源室10の内部に収容されている。
イオン源室10には、不図示のガス導入管が接続されており、エミッタ11の周囲に例えば水素やヘリウム、アルゴン等のイオン源ガスが供給可能とされている。
引出電極14は、エミッタ11の先端から離間した状態でイオン源室10の開口10aに配設されている。引出電極14には、エミッタ11の先端に対向する位置にビーム通過孔14aが形成されている。
イオン源室10は、集束イオンビーム鏡筒20の内部に支持された端子台8に対して固定されている。端子台8は、エミッタ11に電圧を印加するためのものであり、不図示の接続端子を備えている。イオン源室10と端子台8とは、例えばイオン源室10に設けられた不図示の接続端子と端子台8の接続端子とが嵌合することにより、互いに着脱可能に接続される。このとき、イオン源室10内のエミッタ11および引出電極14と、端子台8とは、互いに電気的に接続される。また、端子台8は、集束イオンビーム鏡筒20の外部に設けられた引出電源部9に接続される。引出電源部9からエミッタ11および引出電極14に対して電圧を印加することにより、エミッタ11の最先端でイオン源ガスをイオン化させてガスイオンとするとともに、エミッタ11と引出電極14との間に電界を発生させ、ガスイオンを引出電極14側に引き出すことができる。
集束イオンビーム鏡筒20は、イオン源室10および端子台8を収納するとともに、内部にコンデンサレンズ23と、オリフィス25と、対物レンズ27と、を備えている。
コンデンサレンズ23は、イオン源室10よりも試料S側において、Z方向に並んで複数枚(本実施形態では3枚)配設されている。コンデンサレンズ23は、イオン源室10の内部のエミッタ11から放出されたイオンビームを集束させて、集束イオンビームFとしている。
オリフィス25は、コンデンサレンズ23よりも試料S側に配設されている。オリフィス25は、オリフィス25よりもイオン源室10に、原料ガスGのガス分子等が侵入するのを抑制している。また、オリフィス25には、中央に微少な貫通孔が形成されている。これにより、イオンビームは、オリフィス25を通過可能とされる。
対物レンズ27は、オリフィス25よりも試料S側に配設されている。対物レンズ27は、集束イオンビームFの焦点を試料Sに合わせている。
集束イオンビーム鏡筒20には、鏡筒用ポンプ29が接続されている。鏡筒用ポンプ29としては、例えばターボモレキュラポンプ(Turbomolecular Pump:TMP)が好適である。鏡筒用ポンプ29は、オリフィス25とイオン源室10との間に設けられており、集束イオンビーム鏡筒20の内部の真空度を調節している。鏡筒用ポンプ29により、集束イオンビーム鏡筒20の内部は、例えば超真空状態に維持される。
集束イオンビーム鏡筒20の外側壁20aには、イオン源室10に対応した位置に、集束イオンビーム鏡筒20の内外を連通する第一連通孔21と、イオン源室10を挟んで第一連通孔21と対向する位置において、集束イオンビーム鏡筒20の内外を連通する第二連通孔22とが形成されている。
第一連通孔21は、イオン源室10の外形よりも大きくなっており、イオン源室10が通過可能となっている。
第一連通孔21に対応する位置には、集束イオンビーム鏡筒20に隣接するように、予備室30が設けられている。予備室30の内部は、集束イオンビーム鏡筒20の内部と第一連通孔21(請求項の「連通孔」に相当。)を通じて連通している。また、予備室30の内部は、例えばイオン源室10を収容可能な大きさに形成されている。
予備室30の壁部31には、開口部32が設けられている。本実施形態では、予備室30の壁部31のうち、天壁31aに開口部32が設けられている。開口部32は、イオン源室10の外形よりも大きくなっており、イオン源室10が開口部32を通過可能となっている。これにより、開口部32を通じて、集束イオンビーム装置1の外部から予備室30の内部にイオン源室10を導入できるとともに、予備室30の内部から集束イオンビーム装置1の外部にイオン源室10を取り出すことができる。
また、予備室30の天壁31aには、開口部32を開放および閉塞する蓋部33が設けられている。蓋部33により開口部32を開放することで、予備室30の内部と外部とが開口部32を通じて連通される。また、蓋部33により開口部32を閉塞することで、予備室30の内部が密閉される。
予備室30には、予備室用ポンプ35が設けられている。予備室用ポンプ35は、例えば予備室30の壁部31のうち、底壁31cに取り付けられている。予備室用ポンプ35としては、鏡筒用ポンプ29と同様に、例えばターボモレキュラポンプが好適である。予備室用ポンプ35は、予備室用ポンプ35の内部の真空度を調節している。予備室用ポンプ35により、予備室30の内部は、集束イオンビーム鏡筒20の内部の真空度と同等の超真空状態に維持される。
予備室30の内部には、第一連通孔21を開閉可能とする開閉バルブ40が設けられている。開閉バルブ40は、例えば不図示のアクチュエータにより集束イオンビーム鏡筒20に沿うようにスライド移動可能なバルブ部41を備えている。バルブ部41により第一連通孔21を開放することで、集束イオンビーム鏡筒20の内部と予備室30の内部とが第一連通孔21を通じて連通される。また、バルブ部41により第一連通孔21を閉塞することで、集束イオンビーム鏡筒20の内部と予備室30の内部とが分離される。
予備室30には、搬送装置45が取り付けられている。搬送装置45は、例えば予備室30の壁部31のうち、側壁31bに取り付けられている。搬送装置45は、側壁31bに固定された支持部46と、予備室30の内部に配置されたアーム部47と、により構成されている。
アーム部47の外形は、第一連通孔21よりも小さくなっている。アーム部47は、水平方向に沿って伸縮可能、かつ第一連通孔21を通じて集束イオンビーム鏡筒20の内部に対して進退可能に形成されている。
アーム部47の先端部48には、不図示のクランプ機構が設けられている。アーム部47は、伸長することにより、開放された第一連通孔21を通じて、集束イオンビーム鏡筒20の内部に進入し、端子台8に固定されたイオン源室10を把持することができる。また、アーム部47は、端子台8に固定されたイオン源室10を把持しつつ収縮することにより、集束イオンビーム鏡筒20の内部から退避し、端子台8とイオン源室10との電気的および機械的接続を解除するとともに、イオン源室10を予備室30の内部に引き込むことができる。
ここで、搬送装置45は、アーム部47の先端部48に加熱部48aを備えている。加熱部48aは、例えばアーム部47の先端部48に設けられたフィラメント等である。制御部7の指示によって作動する不図示の電流源から加熱部48aに電流が供給されることにより、加熱部48aは、所定温度まで発熱する。したがって、アーム部47のクランプ部によりイオン源室10を把持した状態で、イオン源室10ごとエミッタ11を加熱することができる。なお、イオン源室10の加熱方法はこれに限定されず、例えば加熱部48aを予備室30外壁に設け、イオン源室10を予備室30内壁に接触させて加熱することも可能である。
第二連通孔22に対応する位置には、集束イオンビーム鏡筒20に隣接するように、冷却装置50が設けられている。冷却装置50は、水平方向に延在する例えば筒状のケース部51と、ケース部51の内部に配置される冷却ヘッド部53と、を主に備えている。ケース部51の一部分は、ケース部51の延在方向に伸縮可能な蛇腹部52となっている。冷却装置50は、不図示のアクチュエータによって水平方向に移動可能となっている。このとき、ケース部51の蛇腹部52が伸縮することにより、冷却ヘッド部53は、第一連通孔21を通じて、集束イオンビーム鏡筒20の内部に対して進退可能となっている。
冷却ヘッド部53の先端部には、接続部55が設けられている。接続部55は、熱伝導性に優れた、例えば銅やアルミニウム等の金属材料により形成されている。接続部55は、冷却ヘッド部53が集束イオンビーム鏡筒20の内部に進入したときに、イオン源室10に接続されるとともに、冷却ヘッド部53が集束イオンビーム鏡筒20の内部から退避したときに、イオン源室10との接続が解除される。すなわち、冷却装置50の接続部55は、イオン源室10に対して着脱可能となっている。
ここで、接続部55は、例えば線状の金属材料を束ねて撚線としたものや、ばね状に形成されたもの等、可撓性を有する弾性変形可能なものが望ましい。すなわち、接続部55が弾性変形可能に形成されることにより、例えば集束イオンビーム鏡筒20の内部におけるガスの循環に起因して、冷却装置50に振動が発生した場合であっても、イオンビームの放出元であるイオン源室10に冷却装置50の振動が伝達するのを抑制できる。
制御部7は、上述したステージ3やガス銃5、鏡筒用ポンプ29、予備室用ポンプ35、開閉バルブ40、搬送装置45等、集束イオンビーム装置1の各構成部品と接続されて、これら各構成部品を制御している。
また、制御部7は、引出電源部9と接続されるとともに引出電源部9を制御している。これにより、制御部7は、引出電圧や加速電圧、ビーム電流等を適宜変化させて、集束イオンビームFのビーム径を自在に調整できるようになっている。
また、制御部7は、検出器4で検出された二次荷電粒子Rを輝度信号に変換して観察画像データを生成した後、該観察画像データに基づいて表示部6に観察画像を出力させている。これにより、作業者は、表示部6を介して試料Sの観察画像を確認できる。
(作用)
続いて、上述のように形成された集束イオンビーム装置1において、イオン源室10を交換するときの作用について説明する。なお、イオン源室10の交換前において、予備室30の内部は、集束イオンビーム鏡筒20の内部と同程度の超真空状態となっている。また、以下の説明では、使用済のイオン源室10をイオン源室10Aとして符号を付し、未使用のイオン源室10をイオン源室10Bとして符号を付している。
図2は、第一連通孔21を開放したときの説明図である。
図2に示すように、まず、集束イオンビームF(図1参照)の照射時にイオン源室10内のエミッタ11に供給される、例えば水素やヘリウム、アルゴン等のイオン源ガスの供給を停止する。
続いて、冷却装置50の接続部55を使用済のイオン源室10Aから離反する方向に移動させる。これにより、冷却装置50と使用済のイオン源室10Aとの接続が解除される。
続いて、開閉バルブ40のバルブ部41を下方にスライド移動させて、第一連通孔21を開放する。このとき、予備室30の内部は、集束イオンビーム鏡筒20の内部と同程度の超真空状態となっているため、第一連通孔21を開放した場合であっても、集束イオンビーム鏡筒20の内部は、超真空状態に維持される。
続いて、搬送装置45のアーム部47を伸長させ、開放された第一連通孔21を通じて、集束イオンビーム鏡筒20の内部にアーム部47を進入させる。そして、アーム部47の先端部48のクランプ機構により、端子台8に固定された使用済のイオン源室10Aを把持する。
図3は、集束イオンビーム鏡筒20の内部から予備室30の内部に使用済のイオン源室10Aを搬送するときの説明図である。
続いて、図3に示すように、使用済のイオン源室10Aを把持した状態で、搬送装置45のアーム部47を収縮させる。これにより、搬送装置45のアーム部47は、集束イオンビーム鏡筒20の内部から予備室30の内部に退避する。このとき、イオン源室10は、端子台8との電気的および機械的接続が解除されるとともに、予備室30の内部に引き込まれる。
続いて、開閉バルブ40のバルブ部41を上方にスライド移動させて、第一連通孔21を閉塞する。これにより、集束イオンビーム鏡筒20の内部と予備室30の内部とが分離されるとともに、集束イオンビーム鏡筒20および予備室30が密閉される。
図4は、使用済のイオン源室10Aと未使用のイオン源室10Bとを交換する際の説明図である。
続いて、図4に示すように、予備室30の蓋部33を開き、予備室30の開口部32を開放する。このとき、予備室30の内部は、大気開放される。
続いて、予備室30の開口部32から予備室30の外部に使用済のイオン源室10Aを取り出すとともに、予備室30の開口部32から予備室30の内部に未使用のイオン源室10Bを導入する。そして、未使用のイオン源室10Bを搬送装置45のアーム部47に把持させ、アーム部47の先端部48に未使用のイオン源室10Bを接続する。
図5は、未使用のイオン源室10Bを予備室30の内部に配置したときの説明図である。
続いて、図5に示すように、予備室30の蓋部33を閉じ、予備室30の開口部32を閉塞する。そして、アーム部47に設けられた加熱部48aに電流を供給して、未使用のイオン源室10Bを加熱するとともに、予備室用ポンプ35を駆動させて予備室30の内部の真空引きを行う。これにより、予備室30の内部の水分が除去されるとともに、予備室30の内部が再び超真空状態となる。
図6は、未使用のイオン源室10Bを集束イオンビーム鏡筒20の内部に搬送したときの説明図である。
続いて、図6に示すように、開閉バルブ40のバルブ部41をスライド移動させて、第一連通孔21を開放する。このとき、予備室30の内部は、集束イオンビーム鏡筒20の内部と同程度の超真空状態となっているため、第一連通孔21を開放した場合であっても、集束イオンビーム鏡筒20の内部は、超真空状態に維持される。
続いて、搬送装置45のアーム部47を伸長させ、開放された第一連通孔21を通じて、集束イオンビーム鏡筒20の内部にアーム部47およびこのアーム部47に把持された未使用のイオン源室10Bを進入させる。そして、端子台8に未使用のイオン源室10Bを装着する。これにより、イオン源室10に設けられた不図示の接続端子と端子台8の接続端子とが嵌合し、端子台8と未使用のイオン源室10Bとが互いに着脱可能に接続されるとともに、イオン源室10内のエミッタ11および引出電極14と端子台8とが、互いに電気的に接続される。
続いて、冷却装置50の接続部55を、未使用のイオン源室10Bに対して接近する方向に移動させる。そして、冷却装置50の接続部55を未使用のイオン源室10Bに接続する。これにより、未使用のイオン源室10Bごとエミッタ11を冷却できる。
図7は、未使用のイオン源室10Bを集束イオンビーム鏡筒20の内部に配置したときの説明図である。
続いて、図7に示すように、搬送装置45のアーム部47による未使用のイオン源室10Bの把持を解除し、搬送装置45のアーム部47を収縮させる。これにより、搬送装置45のアーム部47は、集束イオンビーム鏡筒20の内部から予備室30の内部に退避する。
最後に、開閉バルブ40のバルブ部41を上方にスライド移動させて、第一連通孔21を閉塞する。
以上で、使用済のイオン源室10A(図2参照)と未使用のイオン源室10Bとの交換が終了する。
本実施形態によれば、第一連通孔21を通じて内部が集束イオンビーム鏡筒20の内部と連通する予備室30と、第一連通孔21を開閉可能とする開閉バルブ40と、第一連通孔21を通じてイオン源室10を搬送する搬送装置45と、を備えているので、搬送装置45により集束イオンビーム鏡筒20の内部から予備室30に消耗したエミッタ11を含む使用済のイオン源室10Aを搬送したあと、開閉バルブ40を閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒20の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒20の内部から使用済のイオン源室10Aを取り出すことができる。
また、予備室30の内部を真空にするための予備室用ポンプ35を備えているので、使用済のイオン源室10Aを取り出して未使用のイオン源室10Bと交換した後、予備室用ポンプ35を駆動して予備室30を真空状態とすることができる。そして、開閉バルブ40を開放し、搬送装置45により予備室30の内部から集束イオンビーム鏡筒20の内部に未使用のイオン源室10Bを搬送したあと、開閉バルブ40を閉鎖することで、集束イオンビーム鏡筒20の内部を真空状態としたまま、集束イオンビーム鏡筒20の内部に未使用のイオン源室10Bを供給できる。
すなわち、使用済のイオン源室10Aと未使用のイオン源室10Bとの交換を、集束イオンビーム鏡筒20の内部を真空状態としたまま行うことができる。これにより、集束イオンビーム装置1を再稼動する際に、集束イオンビーム鏡筒20の内部を真空状態にする工程が不要となるので、エミッタ11の交換による集束イオンビーム装置1の停止時間を短縮でき、集束イオンビーム装置1の稼働率を向上できる。
また、搬送装置45は、予備室30の内部でイオン源室10に接続されて、イオン源室10ごとエミッタ11を加熱するための加熱部48aを備えているので、予備室30で未使用のイオン源室10Bを加熱するとともに、予備室30を真空状態とすることができる。これにより、集束イオンビーム装置1を再稼動する際に、集束イオンビーム鏡筒20の内部を真空状態にする工程と集束イオンビーム鏡筒20を加熱する工程とが不要となるので、エミッタ11の交換による集束イオンビーム装置1の停止時間をさらに短縮でき、集束イオンビーム装置1の稼働率を大幅に向上できる。
また、集束イオンビーム鏡筒20の内部において、イオン源室10と端子台8とを簡単に着脱できる。したがって、エミッタ11の交換による集束イオンビーム装置1の停止時間をさらに短縮できる。
また、冷却装置50は、イオン源室10に対して着脱可能な接続部55を備えているので、集束イオンビーム鏡筒20の内部において、イオン源室10と冷却装置50とを簡単に接続できる。したがって、エミッタ11の交換による集束イオンビーム装置1の停止時間をさらに短縮できる。また、接続部55は、弾性変形可能に形成されているので、例えば集束イオンビーム鏡筒20の内部のガスが循環することにより、冷却装置50に振動が発生した場合であっても、イオンビームの放出元であるイオン源室10に冷却装置50の振動が伝達するのを抑制できる。これにより、精度よくイオンビームを試料Sに照射できるので、高性能な集束イオンビーム装置1とすることができる。
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
実施形態においては、予備室30の蓋部33を開放して使用済のイオン源室10Aと未使用のイオン源室10Bとを交換していた。これに対して、例えば、集束イオンビーム装置1の稼動時に、予め予備室30の内部に未使用のイオン源室10Bを導入しておいてもよい。これにより、集束イオンビーム装置1の稼動時に、未使用のイオン源室10Bを予め加熱できるとともに予備室30の内部を超真空状態とすることができる。さらに、予備室30の蓋部33を開放することなく、予備室30の内部で、使用済のイオン源室10Aと未使用のイオン源室10Bとを交換できる。
エミッタ11の材料や、ガス銃5から供給される原料ガスGの原料等は、実施形態に限定されない。また、予備室30や搬送装置45、冷却装置50、冷却装置50の接続部55等の材料や形状等は、実施形態に限定されない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・集束イオンビーム装置 8・・・端子台 10・・・イオン源室 10A・・・使用済のイオン源室(イオン源室) 10B・・・未使用のイオン源室(イオン源室) 11・・・エミッタ 20・・・集束イオンビーム鏡筒 21・・・第一連通孔(連通孔) 30・・・予備室 35・・・予備室用ポンプ 40・・・開閉バルブ 45・・・搬送装置 48a・・・加熱部 50・・・冷却装置 55・・・接続部

Claims (3)

  1. イオンビームを放出可能なエミッタを内部に備えたイオン源室と、
    前記イオン源室から放出された前記イオンビームを集束して照射する集束イオンビーム鏡筒と、
    前記集束イオンビーム鏡筒の内部と連通孔を通じて連通する予備室と、
    前記予備室を真空にするための予備室用ポンプと、
    前記連通孔を開閉可能とする開閉バルブと、
    前記連通孔を通じて、前記集束イオンビーム鏡筒の内部および前記予備室のいずれか一方から他方に前記イオン源室を搬送する搬送装置と、
    を備え
    前記搬送装置は、前記予備室で前記イオン源室に接続されて、前記イオン源室ごと前記エミッタを加熱するための加熱部を備えていることを特徴とする集束イオンビーム装置。
  2. 請求項1に記載の集束イオンビーム装置であって、
    前記集束イオンビーム鏡筒の内部には、前記イオン源室が接続されて前記エミッタに電圧を印加するための端子台が設けられ、
    前記イオン源室は、前記端子台に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする集束イオンビーム装置。
  3. 請求項1または2に記載の集束イオンビーム装置であって、
    前記イオン源室ごと前記エミッタを冷却するための冷却装置を備え、
    前記冷却装置は、前記イオン源室に対して着脱可能な接続部を備え、
    前記接続部は、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする集束イオンビーム装置。
JP2013062460A 2013-03-25 2013-03-25 集束イオンビーム装置 Active JP6116307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062460A JP6116307B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 集束イオンビーム装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062460A JP6116307B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 集束イオンビーム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014186943A JP2014186943A (ja) 2014-10-02
JP6116307B2 true JP6116307B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=51834328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013062460A Active JP6116307B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 集束イオンビーム装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6116307B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6716234B2 (ja) * 2015-11-20 2020-07-01 株式会社栗本鐵工所 金属ナノ粒子の製造装置および製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2031633B1 (en) * 2007-08-27 2012-09-19 ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH Charged particle device with a gas ion source with high mechanical stability
JP2012238624A (ja) * 2011-05-09 2012-12-06 Canon Inc 電子ビーム描画装置およびデバイス製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014186943A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5383419B2 (ja) イオンビーム装置
JP6501285B2 (ja) 電子線発生装置、および、電子線適用装置
US8764994B2 (en) Method for fabricating emitter
EP2012341B1 (en) Modular gas ion source
US9640361B2 (en) Emitter structure, gas ion source and focused ion beam system
JP5898454B2 (ja) 集束イオンビーム装置
US10658143B2 (en) Method of manufacturing emitter
JP5564689B2 (ja) 電界電離型ガスイオン源のエミッタおよびこれを備えた集束イオンビーム装置ならびに電界電離型ガスイオン源のエミッタの製造方法
JP6116307B2 (ja) 集束イオンビーム装置
JP6139771B1 (ja) 電子線照射装置
US9773646B2 (en) Plasma ion source and charged particle beam apparatus
US10916402B2 (en) Electron beam irradiation device and electron beam irradiation method
WO2019155540A1 (ja) クリーニング装置
US11081312B2 (en) Method of manufacturing emitter, emitter, and focused ion beam apparatus
JP5591378B2 (ja) ガス電界電離イオン源、イオンビーム装置
JP6236480B2 (ja) エミッタの作製方法
JP4571425B2 (ja) プラズマ発生装置及び薄膜形成装置
JP2023146659A (ja) 荷電粒子線源および荷電粒子線装置
JP2018163808A (ja) エミッターの作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6116307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250