JP6116279B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真式の複写機やプリンタは、記録材にトナー画像を形成する画像形成部と、記録材に形成されたトナー画像を加熱して記録材に定着する定着部(定着器)などを有している。
定着器として、トナー画像を加熱・加圧して記録材に定着させる熱圧定着方式の定着装置が知られている。このタイプの定着装置は、ヒータなどの加熱手段により加熱される加熱回転体(加熱ローラ、加熱ベルトなど)と、加熱回転体と接触してニップ部を形成する加圧回転体(加圧ローラ、加圧ベルトなど)などを有している。未定着トナー画像を担持する記録材はニップ部で挟持搬送され、これによりトナー画像は記録材上に加熱定着される。
上記定着装置においては、記録材の搬送過程で記録材にシワが発生しないように、加熱回転体と加圧回転体の長手方向の外径形状を適正な逆クラウン形状に形成するようにしている。
ところが、加熱回転体と加圧回転体の外径形状を逆クラウン形状にした場合、記録材のシワの発生を抑制できる一方で、記録材の幅方向中央部と幅方向端部で搬送量に差が生じ、その結果記録材の後端が持ち上がる所謂後端跳ねが発生してしまうことがあった。この後端跳ねにより記録材が定着装置の入口近傍の周辺部品に接触し「画像擦れ」を引き起こしたり、また後端跳ねの衝撃により定着前のトナー画像が記録材から剥離する「画像ブレ」等を引き起こしてしまうという問題があった。以後、この現象を「後端跳ね不良」と定義する。
このような「後端跳ね不良」を抑制するために、定着装置入口近傍に上ガイドを設ける構成が特許文献1、2に記載されている。
特許文献1によれば、入口搬送ガイド部材の長手方向における中央部側よりも両端部側の方を狭くすることで、記録材に後端跳ねが発生した場合にも、記録材の画像領域が装置内構造物と接触するのを抑え、「後端跳ね不良」の発生を抑制している。
また、特許文献2によれば、記録材幅方向の外側と内側の2対のガイドを持ち、内側のガイドを外側のガイドより上流側であり、且つ上方側に配置している。これにより大サイズの記録材と小サイズの記録材それぞれに寄与するガイドを分け、複数種類の記録材サイズに対して、後端跳ねが発生した場合にも、より有効に画像領域が装置内構造物と接触するのを抑え、「後端跳ね不良」の発生を抑制することができる。
特開平8−44230号公報 特許第4728312号明細書
ところで、定着装置により記録材にトナー画像を加熱定着させた後の記録材にはカールが発生することがある。このカールは記録材の吸湿状態、セット方向、定着装置の加熱定着条件等によりその大きさや方向が様々である。
画像形成装置において記録材の両面をプリントする両面ジョブを実行する場合、一度定着装置を通過した記録材が反転搬送され、画像形成部により記録材の2面目にトナー画像を形成し、再び定着装置へと搬送されてくる。
このときに記録材の2面目先端にカールが発生していると、記録材の2面目先端が定着ニップ部に滑らかに入らず、記録材先端に衝撃が付与されて生じる「画像剥離」、若しくは記録材の2面目先端が周辺部品へ接触し「画像擦れ」が発生していた。以降、この現象を「定着突入不良」と定義する。
特許文献1に記載の構成においては、記録材搬送方向側面から見て、記録材先端が上方にカールするような曲率に付与されている状態で定着ニップに突入しようとした場合、「定着突入不良」が発生する可能性がある。これは定着ニップ手前のガイド上流側上方で記録材先端端部に衝撃が付与されることがあることに因る。
特許文献2に記載の構成においては、記録材搬送方向側面から見て、記録材先端が下方に位置するような曲率に付与されている状態で定着ニップに突入した場合、「定着突入不良」が発生する可能性がある。これは第1ガイド部より内側に位置する第2ガイド部に、大サイズの記録材の画像域が接触することがあることに因る。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであって、定着部のニップ部に記録材を滑らかに導入でき、記録材の「後端跳ね不良」と「定着突入不良」の発生を抑制できるガイドを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
記録材に形成された画像と接する第一の回転体と、前記第一の回転体と共にニップ部を形成する第二の回転体と、を有し、前記ニップ部で記録材を搬送しつつ画像を記録材に定着する定着部と、
を備えた画像形成装置において、
前記画像形成部から前記ニップ部に至る記録材搬送経路において前記ニップ部における記録材搬送方向と直交する方向に平行な長手方向の端部に、記録材を前記ニップ部に導くためのガイドを備え、前記ガイドの前記長手方向の外側の端部から記録材の記録材搬送方向と直交する方向に平行な幅方向の端部と接触するように記録材の画像を形成した面の側に突設されたガイド部が、記録材搬送方向の下流側にいくに従って、前記幅方向における前記記録材搬送経路を狭める方向に傾斜する形状であり且つ記録材の画像印字面側へ落ち込む形状となっており、
前記ガイドの記録材搬送方向の最上流側は、前記ニップ部の延長線から前記第一の回転体の側の領域に位置しており、前記ガイドの記録材搬送方向の最下流側は、前記ニップ部の延長線から前記第一の回転体の側の領域において前記最上流側よりも前記ニップ部の延長線に近い領域に位置しており、前記ガイド部の前記最上流側から前記最下流側までの途中に位置する一部分が、前記ニップ部の延長線から前記第二の回転体の側の領域に位置することを特徴とする。
本発明によれば、定着部のニップ部に記録材を滑らかに導入でき、記録材の「後端跳ね不良」と「定着突入不良」の発生を抑制できるガイドを備える画像形成装置の提供を実現できる。
実施例1に係る画像形成装置の一例の正面側からの概略構成模式図 実施例1に係る画像形成装置の定着装置の説明図であって、(a)は定着装置の記録紙搬送方向上流側からの側面図、(b)は定着装置の正面側からの横断面図 (a)は定着装置の正面側からの横断面概略構成模式図、(b)は定着装置の記録紙搬送方向上流側からの概略構成模式図、(c)はセラミックヒータの概略構成模式図 (a)は図2(a)中のA部を拡大した図であって、背面側の導入ガイドを表わす図、(b)は(a)に示す背面側の導入ガイドを記録紙搬送方向上流側の斜め内側から俯瞰した斜視図 図2(a)のB−B線矢視断面図 図5中のC部を拡大した図であって、背面側の導入ガイド132bを表わす図 導入ガイドの縦断面形状を表わす断面図 導入ガイドが記録紙先端のカールを押え込む様子を表わす説明図(その1) 導入ガイドが記録紙先端のカールを押え込む様子を表わす説明図(その2) 導入ガイドが記録紙先端のカールを押え込む様子を表わす説明図(その3) 定着装置の定着ニップ部での搬送中に大サイズの記録材、或いは小サイズの記録材に後端跳ねが発生した状態を表わす説明図 (a)は導入ガイドが大サイズの記録材の後端跳ねを押え込む様子を表わす説明図、(b)は導入ガイドが小サイズの記録材の後端跳ねを押え込む様子を表わす説明図 実施例2に係る画像形成装置の背面側の導入ガイドを記録紙搬送方向上流側から見た拡大図 図11に示す導入ガイドを正面側から見た拡大図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を説明する。但し、以下の実施例に記載されている部品構成の寸法、材質、形状、その相対位置などは、特に特定的な記載がない限りは、この説明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本発明の好適な実施形態は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は以下の実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において種々の構成を他の公知の構成に置き換えることは可能である。
[実施例1]
(1)画像形成装置例
画像形成装置は、搬送される、定型若しくは非定型の各種の普通紙、OHPシート等の記録材(以下、記録紙と記す)に適宜の画像形成プロセスにより画像を形成して画像形成物を出力する装置である。
画像形成装置に関し、正面側とは画像形成装置本体を画像形成部の転写ニップ部における記録紙搬送方向上流側から見て左側である。背面側とは画像形成装置本体を画像形成部の転写ニップ部における記録紙搬送方向上流側から見て右側である。
図1は本実施例に係る画像形成装置の一例の正面側からの概略構成模式図である。この画像形成装置は電子写真式のモノクロデジタルプリンタである。
図1において、100は画像形成装置の筐体を構成する画像形成装置本体(以下、装置本体という)である。装置本体100の内部には、記録紙Sにトナー画像(画像)を形成する画像形成部101と、記録紙Sに形成された未定着のトナー画像(画像)を記録紙Sに定着する定着部(定着器)103が搭載されている。更に、記録紙Sを収容する給送カセット105と、給送カセット105から記録紙Sを画像形成部101と定着部103を経由して搬送する記録紙搬送部102が搭載されている。更に、定着部103を通過した記録紙Sを画像形成部101に反転搬送するための記録紙反転搬送部126と、画像形成装置全体を制御する制御部200などが搭載されている。
制御部200はCPUとRAMやROMなどのメモリからなり、メモリには画像形成シーケンスや画像形成に必要な各種テーブルなどが記憶されている。制御部200はホストコンピュータなどの外部装置(不図示)から出力されるプリント指令に応じて画像形成シーケンスを実行する。
制御部200において、記録紙の片面をプリントするプリント指令に応じた画像形成シーケンスが実行された場合の画像形成動作を説明する。
画像形成部101において、先ず像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムという)111が所定の周速度(プロセススピード)で回転される。そしてこの感光体ドラム111の外周面(表面)が帯電ローラ(帯電手段)112によって所定の極性・電位に一様に帯電される(帯電工程)。
次にその感光体ドラム111表面の帯電面に対して、レーザービームスキャナ(露光手段)113から出力される、外部装置からの画像情報に応じて変調制御(ON/OFF制御)されたレーザービームによる走査露光がなされる(露光工程)。これにより感光体ドラム111表面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。感光ドラム111表面に形成された静電潜像は現像装置(現像手段)114によりトナーを用いて現像されトナー画像として可視化される(現像工程)。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像との組み合わせで用いられることが多い。
一方、記録紙搬送部102において、ピックアップローラ106の回転により給送カセット105内に収容されている記録紙Sが所定の給送タイミングで一枚ずつ繰り出される。この記録紙Sは給紙ローラ107の回転により給送用ガイド109aを通じてレジストレーションローラ110に搬送される。レジストレーションローラ110は所定のタイミングで回転してその記録紙Sを感光体ドラム111表面と転写ローラ(転写手段)115の外周面(表面)とで形成された転写ニップ部N1に送り込む。この記録紙Sは感光体ドラム111表面と転写ローラ115表面とで挟持され定着装置103に向けて搬送される。この搬送過程において転写ローラ115に所定の転写バイアスが印加され、これにより感光体ドラム111表面のトナー画像は記録紙S上に転写される(転写工程)。
感光体ドラム111表面から転写されるトナー画像を未定着の状態に担持した記録紙Sはトナー画像印字面が感光体ドラム111表面から分離され、定着装置103の定着ニップ部(ニップ部)N2に導入される。そして定着ニップ部N2で熱と圧力が未定着のトナー画像(以下、未定着トナー画像という)に印加され、これにより未定着トナー画像は記録紙上に加熱され定着される。定着装置103の構成については次の(2)項で詳しく説明する。
定着装置103を出た記録紙Sは排出用ガイド109bと排出ローラ120の回転により装置本体100の外部に設けられたプリント積載部124に排出される。
125はプリント積載部124に積載されている記録紙Sの満載を検知する満載検知レバーである。満載検知レバー125により記録紙Sが満載であることが検知されると、制御部200はプリント積載部124上の記録紙Sが取り除かれまで記録紙Sに画像形成を行わないように画像形成部101を制御する。
記録材分離後の感光ドラム111表面は、感光ドラム111表面に接触して転写残りトナー等の付着物を除去するクリーニングブレード120により清浄面化され(クリーニング工程)、繰り返して次の画像形成に供される。
制御部200において、記録紙の両面をプリントするプリント指令に応じた画像形成シーケンスが実行された場合には、定着装置103を出た記録紙Sは記録紙反転搬送部126の振分け部材122の所定の回転振分け動作により受入ローラ123側に案内される。この記録紙Sは受入ローラ123と反転ローラ128の回転により分岐部127を通じて反転部124に搬送される。そしてこの記録紙Sの後端が分岐部127を抜けた後、反転ローラ128が先の回転方向とは逆方向に回転し記録紙Sを後端側から再搬送通路121に向けて搬送する。これにより記録紙Sは反転されその状態に再搬送通路121と搬送ローラ129の回転によりレジストレーションローラ110に向けて搬送される。
レジストレーションローラ110はその記録紙Sを所定のタイミングで画像形成部101の転写ニップ部N1に送り込む。画像形成部101では、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程を行い記録紙Sに未定着トナー画像を形成する。そしてこの記録紙Sは定着装置103の定着ニップ部N2に導入され、定着ニップ部N2で熱と圧力が印加されることにより未定着トナー画像は記録紙上に加熱され定着される。定着装置103を出た記録紙Sは排出用ガイド109bと排出ローラ120の回転によりプリント積載部124に排出される。
図1において、Seは記録紙Sを検知する記録紙センサであって、給送カセット105、記録紙Sの搬送を行う各記録紙搬送経路の所定の位置に配設されている。
(2)定着装置(定着部)103
以下の説明において、定着装置、及び定着装置を構成している部材に関し、長手方向とは定着装置の定着ニップ部における記録紙搬送方向と直交する方向に平行な方向である。短手方向とは記録紙搬送方向に平行な方向である。短手方向の寸法を短手幅と呼ぶ。正面側とは定着装置、及び定着装置を構成している部材を記録紙搬送方向上流側から見て左側である。背面側とは定着装置、及び定着装置を構成している部材を記録紙搬送方向上流側から見て右側である。上面とは定着装置、及び定着装置を構成している部材を正面側又は背面側から見て上を向く面である。下面とは定着装置、及び定着装置を構成している部材を正面側又は背面側から見て下を向く面である。
(2−1)定着装置103の全体構成
図2の(a)は定着装置103の記録紙搬送方向上流側からの側面図、(b)は(a)に示す定着装置103の正面側からの横断面図である。図3は定着装置103の要部を表わす模式図である。図3において、(a)は定着装置103の正面側からの概略構成を表わす横断面図、(b)は定着装置103の記録紙搬送方向上流側からの概略構成を表わす側面図、(c)はセラミックヒータ140の概略構成を表わす図である。この定着装置103は記録紙Sが担持する未定着トナー画像tを定着ベルトで加熱するベルト加熱方式の装置である。
図3(a)、(b)において、141はステー(剛性部材)、142はヒータホルダ(加熱体支持部材)である。140はセラミックヒータ(加熱体)、116は加熱回転体としての筒状の定着ベルト(第一の回転体)、117は加圧回転体としての加圧ローラ(第二の回転体)、139a,139bはベルトフランジ(規制部材)である。ステー141と、ヒータホルダ142と、セラミックヒータ(以下、ヒータと略記する)140と、定着ベルト116と、加圧ローラ117は、何れも、長手方向に長い部材である。
ステー141は、横断面略U字形状に形成され、耐熱性と剛性を備えている。ヒータホルダ142は横断面略半円形樋型に形成されており、このヒータホルダ142の短手方向上面にはステー141を係合させて組み付けてある(図2(b)、図3(a)参照)。
ヒータ140は、耐熱性が高いセラミック製の細長いヒータ基板(以下、基板と記す)140aを有している。この基板140aの下面には、基板140aの長手方向に沿って通電により発熱する抵抗発熱体140bがパターン印刷されている。また、基板140aの下面には、抵抗発熱体140bに通電するための導電部140cと、導電部140cを介して抵抗発熱体140bに給電するための電極部140dがパターン印刷されている。更に、基板140aの下面には、抵抗発熱体140bを保護するためのガラスコート層(保護層)140eが抵抗発熱体140bを覆うように設けられている。
ヒータホルダ142の短手方向下面中央には長手方向に沿って凹溝部142aが設けられている。上記ヒータ140は、ガラスコート層140eを凹溝部142aから表出させた状態に基板140aが凹溝部142aに支持されている。
上記のステー141とヒータ140を取り付けたヒータホルダ142の外周には定着ベルト116がルーズに外嵌されている。
図3(b)に示されるように、定着ベルト116の正面側の端部にはベルトフランジ139aが配設されており、定着ベルト116の背面側の端部にはベルトフランジ139bが配設されている。ベルトフランジ139a,139bは、それぞれ、基部139a1,139b1と、規制部139a2,139b2と、ガイド部139a3,139b3などを有している。
ベルトフランジ139aの基部139a1は、ヒータホルダ142の正面側の端部に設けられた外方突出腕部(不図示)に嵌着されその状態に定着装置103の正面側の定着前カバー151に支持されている。ベルトフランジ139bの基部139b1は、ヒータホルダ142の背面側の端部に設けられた外方突出腕部(不図示)に嵌着されその状態に定着装置103の背面側の定着後カバー152に支持されている。
規制部139a2,139b2は、それぞれ、定着ベルト116の回転動作中のスラスト方向の移動を規制するものであり、定着ベルト116の対向するベルト端部が当接するように定着ベルト116の外径よりも径大の横断面略C字形状に形成されている。ガイド部139a3,139b3は、それぞれ、定着ベルト116の内側で定着ベルト116の回転軌道をガイドするものであり、定着ベルト116の対応する定着ベルト116の内径よりも小径の横断面略C字形状に形成されている。
加圧ローラ117は、金属製の芯金117aの正面側の端部と背面側の端部の軸部間の外周面上に弾性層117bを有している。弾性層117bの材料としては、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムで形成した弾性ソリッドゴム層を用いることができる。そしてこの弾性層117bの外周面をフッ素樹脂等の離型性層117cによって被覆している。この加圧ローラ117は、定着ベルト116を介してヒータ140と対向するように配設されている。そしてこの芯金117aの正面側の端部を定着前カバー151に軸受(不図示)を介して回転可能に支持し、背面側の端部を定着後カバー152に軸受(不図示)を介して回転可能に支持している。
上記のベルトフランジ139a,139bの基部139a1,139b1の上面には、それぞれ、加圧板143a,143b(図2(a)参照)が組み付けられている。その加圧板143a,143bは、ステンレス製の圧縮コイル線材を用いた定着加圧バネ137a,137bと定着上ステー144とで構成した正面側と背面側の加圧機構によって所定の加圧力で加圧ローラ117の母線方向と直交する垂直方向に付勢されている。この加圧機構による加圧板143a,143bへの加圧力によりベルトフランジ139a,139bがヒータホルダ142を同方向へ加圧し、これによりヒータ140は定着ベルト116を介して加圧ローラ117に加圧される。このヒータ140の加圧ローラ117への加圧力により加圧ローラ117の弾性層117bが弾性変形して潰れ、定着ベルト116の外周面(表面)と加圧ローラ117の外周面(表面)とで所定の短手幅の定着ニップ部N2が形成される。
(2−2)定着装置103の加熱定着動作
制御部200はプリント指令に応じて定着装置103のモータ(不図示)を回転駆動する。このモータの出力軸の回転は所定の減速ギア列(不図示)を介して加圧ローラ117の芯金117aの正面側の軸部に配設された加圧ローラギア145(図2(a)参照)に伝達される。これにより加圧ローラ117は矢印方向(図3(a)参照)へ回転する。加圧ローラ117の回転は定着ニップ部N2において定着ベルト116に伝達される。これにより定着ベルト116は定着ベルト116の内周面(内面)がヒータ140のガラスコート層140eの表面と接触しつつ加圧ローラ117の回転に追従して矢印方向(図3(a)参照)へ回転する。
定着ベルト116内面にはグリス(潤滑剤)を塗布して、ヒータ140、ヒータホルダ142に対する定着ベルト116の摺動性を確保している。
また、制御部200はプリント指令に応じてトライアック(通電制御部)202(図3(c)参照)を立ち上げる。これによって交流電源203からヒータ140の電極部140dと導電部140cを通じて抵抗発熱体140bに通電される。これによって抵抗発熱体140bが発熱しヒータ140は急速に昇温して定着ベルト116を内面から加熱する。
更に、制御部200は、ヒータ140の基板140aの上面において基板140aの長手方向中央部に配設されたサーミスタ(温度検知手段)201から出力される検出信号(出力信号)を取り込む。そしてこの検出信号に基づいてヒータ140の抵抗発熱体140bに印加する電圧のデューティー比や波数などを決定しトライアック202を適切に制御して定着ベルト116表面の温度を所定の定着温度(目標温度)に維持する。
モータを回転駆動し、かつヒータの抵抗発熱体140bに通電した状態において、画像形成部から記録紙Sが搬送ガイド(不図示)にガイドされ、定着装置103へと搬送されてくる。この記録紙Sは、定着装置103の記録紙搬送方向上流側に設けられた入口下ガイド130(図2(b)参照)にガイドされ、定着ニップ部N2に導入(通紙)される。そして定着ニップ部N2において定着ベルト116表面と加圧ローラ117表面とで挟持搬送される。この搬送過程において記録紙S上の未定着トナー画像tは定着ベルト116により加熱されて溶融すると共に定着ニップ部N2の圧力にて記録紙上に定着される。未定着トナー画像tが定着された記録紙Sは定着ベルト116表面から分離して定着ニップ部N2から排出される。
図2(a)に示した131は定着装置103の記録紙入口側に設けられた入口上ガイド(入口ガイド)であって、定着装置103の定着上ステー144に固定されている。133は入口端部ガイドであって、定着装置103内の定着ニップ部N2近傍に上方から吊架されて配設されている。入口上ガイド131は、図2(b)に示されるように、定着ニップ部N2の記録紙搬送方向上流側への延長線である定着ニップラインN2Lと所定の角度θをもって交差するように配置してある。これらの入口上ガイド131と入口端部ガイド133は、記録紙Sが記録紙Sの先端を図2(b)における上向きにカールして搬送されてきた場合には、記録紙Sの先端を押さえ込み定着ニップ部N2へとガイドするようになっている。
図2(a)において、147は定着排紙ローラ118(図2(b)参照)の芯金端部に固着した定着排紙ローラギアである。図2(b)に示されるように、定着排紙ローラギア147はアイドラギア(不図示)を介して加圧ローラギア145と連結されている。加圧ローラギア145の回転に伴い、定着排紙ローラギア147および定着排紙ローラ118は加圧ローラ117の回転方向と同じ方向に回転駆動される。
図2(b)において、119は定着排紙ローラ118の上方に配設された定着排紙対向ローラである。定着排紙対向ローラ119は、定着排紙対向ローラ119の両端部にそれぞれ設けられた定着排紙対向ローラ加圧バネ138b(138a)により所定の加圧力で定着排紙ローラ118の母線方向と直交する垂直方向に付勢されている。これにより定着排紙対向ローラ119の外周面(表面)が定着排紙ローラ118の外周面(表面)に加圧状態に接触し、定着排紙対向ローラ119は定着排紙ローラ118からの回転力を受け、定着ベルト116の回転方向と同じ方向に回転駆動される。
定着排紙ローラ118の材質はアスカーC硬度約30度の発泡シリコンゴム、定着排紙対向ローラ119の材質は鉄である。硬度の低い定着排紙ローラ118表面が硬度の高い定着排紙対向ローラ119表面により加圧されることで、定着排紙対向ローラ119表面の外径に沿ったデカールニップが形成される。記録紙Sがそのデカールニップにて搬送されることにより、定着ニップ部N2で記録材Sに形成されたカールが逆方向に矯正される。カールが矯正された記録紙Sは、排紙上ガイド135と排紙下ガイド136からなる搬送経路を経て定着装置103から排出される。
本実施例の定着装置103は、加圧ローラ117の長手方向の外形形状を、加圧ローラ117の正面側の端部と背面側の端部の長手方向両端部から長手方向中央部にかけて滑らかに凹形状となる逆クラウン形状に形成している(図3(b)参照)。これにより、記録紙Sの搬送過程で記録紙Sにシワの発生を抑制できるが、前述のように記録紙Sの幅方向中央部と幅方向端部で搬送量に差が生じ、記録紙Sの後端が持ち上がる後端跳ねが発生することがある。そしてこの後端跳ねにより前述のような「後端ハネ不良」を引き起こす可能性がある。また、記録紙Sの両面をプリントした際に、記録材の2面目先端にカールが発生していると、前述のような「定着突入不良」を引き起こす可能性がある。
そこで、記録紙の「後端跳ね不良」と「定着突入不良」の発生を抑制しつつ定着装置の定着ニップ部に記録紙を滑らかに導入できるようにするため、定着装置103の記録紙入口近傍に、記録紙を定着ニップ部に導くための導入ガイド(ガイド)を配設している。
(2−3)導入ガイド(ガイド)132の構成
図2、図4乃至図8を参照して、導入ガイド132の構成を説明する。図4において、(a)は図2(a)中のA部を拡大した図であって、背面側の導入ガイド132を表わす図である。(b)は(a)に示す背面側の導入ガイド132を記録紙搬送方向上流側の斜め内側から俯瞰した斜視図である。図5は図2(a)のB−B線矢視断面図である。図6は図5中のC部を拡大した図であって、背面側の導入ガイド132bを表わす図である。図7は導入ガイド132の縦断面形状を表わす断面図である。
図2(a)に示されるように、導入ガイド132は、定着装置103の入口上ガイド(支持部材)131(図2(a)参照)の正面側と背面側の長手方向端部に、それぞれ、配設されている。本実施例では、背面側の導入ガイド132の構成のみを説明するが、正面側の導入ガイド132の構成も同様であるため、正面側の導入ガイド132の構成の説明は省略する。
導入ガイド132は、ガイド入口部132aと、ガイド部132cと、ニップガイド部132dなどを有している(図4参照)。
ガイド入口部132aは、ガイド132の記録材搬送方向の最上流側に設けられ、定着ニップラインN2Lから定着ベルト116の側の領域に位置している(図5参照)。ニップガイド部132dは、ガイド132の記録材搬送方向の最下流側に設けられ、定着ニップラインN2Lから定着ベルト116の側の領域においてガイド入口部132aよりも近い領域に位置している。
ガイド部132cは、導入ガイド132の長手方向の外側の端部から記録紙Sの幅方向の端部Saと接触するように記録紙Sのトナー画像tを形成した面の側(トナー画像印字面側)に突設されたものである。このガイド部132cは、正面側から見て略直角三角形状となるように形成してある(図5、図6参照)。
図7において、(a)は図6に示す導入ガイド132のD−D線の矢視断面図であり、(c)は図6に示す導入ガイド132のF−F線の矢視断面図である。(b)は図6に示す導入ガイド132のD−D線とF−F線の中間位置でのE−E線の矢視断面図である。図7の(a)乃至(c)に示されるように、ガイド部132cは、記録紙搬送方向の下流側にいくに従って記録材搬送経路102aを狭める方向に傾斜する形状となっている。
また、ガイド部132cは、ガイド入口部132aの記録材搬送方向の下流側に記録紙Sの先端のカールを抑え、かつ記録紙Sの「定着突入不良」、「後端跳ね不良」を抑制するための記録材押さえ部132bを有している。そしてガイド部132cの定着ニップラインN2Lに対する長手方向の距離L1と距離L2は次の関係を有するように設定されている。即ち、ガイド132の記録材搬送方向の最上流位置(ガイド入口部132aの最上流位置)において、図5中に示す距離L1が距離L2以上(距離以上)
となっている。ここで、距離L1は記録紙押さえ部132bの長手方向の外側と定着ニップラインN2Lとの記録紙Sの厚み方向の距離であり、距離L2は記録紙押さえ部132bの長手方向の内側と定着ニップラインN2Lとの記録紙Sの厚み方向の距離である。
更に、ガイド部132cは、ガイドの最上流側より最下流側に近く、最上流側から最下流側に至る所定の位置で、少なくとも記録紙押さえ部132aの角部(一部)が、定着ニップラインN2Lから加圧ローラ177の側の領域に位置している(図5参照)。この直角部分を図5において符号132b1にて示す。
導入ガイド132を上記のように構成したことにより、図8に示すべく、記録紙Sの先端がカールしてきた場合においても、ガイド入口部132aは、記録紙Sの幅方向において略水平としてあるため、記録紙Sの先端の突入を妨げにくい。
更に、導入ガイド132のガイド部132cは、導入ガイド132の長手方向の外側から記録材搬送経路102aを狭めながら記録紙Sのトナー画像印字面側へと落ち込んで、記録紙搬送方向の下流側に記録紙押さえ部132bを形成するようになっている。記録紙押さえ部132bの直角部132b1の位置を記録紙Sのトナー画像非印字領域上に設定するようにすれば、記録紙Sはトナー画像非印字領域のみが記録紙押さえ部132bに触れながら搬送される。そのため、記録紙Sのトナー画像印字領域に影響を与えずに、記録紙押さえ部132bで記録紙Sの先端のカールが押さえ込まれ、ニップガイド部132dによって、定着ニップ部N2にスムーズに記録紙Sを導入することができる。
図8A乃至図8Cは導入ガイド132が記録紙S先端のカールを押え込む様子を表わす説明図である。
例えば、図8Aの(a)に示すように、記録紙Sのトナー画像印字面側の端部Sbが記録紙搬送方向に対し水平方向に凹カールして突入した場合、ガイド入口部132aによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかにガイド部132cに送り込まれる。更にそのガイド部132cによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかに記録紙押さえ部132bまで送り込まれる。そして図8Aの(b)に示すように、記録紙押さえ部132bによって、記録紙Sの端部Saの凹カールが押さえ込まれる。
また、図8Bの(a)に示すように、記録紙Sのトナー画像印字面側の先端Sbが記録紙搬送方向と垂直方向に凸カールして突入した場合、ガイド入口部132aによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかにガイド部132cに送り込まれる。更にそのガイド部132cによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかに記録紙押さえ部132bまで送り込まれる。そして図8Bの(b)に示すように、記録紙押さえ部132bによって、記録紙Sの先端Sbの凸カールが押さえ込まれる。
また、図8Cの(a)示すように、記録紙Sのトナー画像印字面側の先端Saが記録紙搬送方向と垂直方向に凹カールして突入した場合、ガイド入口部132aによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかにガイド部132cに送り込まれる。更にそのガイド部132cによって、記録紙Sの先端Sbはなだらかに記録紙押さえ部132bまで送り込まれる。そして図8Cの(b)に示すように、記録紙押さえ部132bによって、記録紙Sの端部Saの凹カールが押さえ込まれる。
上述のように、ガイド132のガイド入口部132aとガイド部132cで記録紙Sのトナー画像印字面側の先端Sbをなだらかに記録紙押さえ部132bまで送り込むことができる。これによって、記録紙Sの先端Sbに衝撃が付与されて生じる「画像剥離」や、記録紙Sの両面をプリントする際の2面目の先端Sbが周辺部品へ接触して生じる「画像擦れ」の発生を抑制することができ、「定着突入不良」の発生を抑制できる。
図9は定着装置103の定着ニップ部N2での搬送中に大サイズの記録材S1、或いは小サイズの記録材S2に後端跳ねが発生した状態を表わす説明図である。図10において、(a)は導入ガイド132が大サイズの記録材S1の後端跳ねを押え込む様子を表わす説明図、(b)は導入ガイド132が小サイズの記録材S2の後端跳ねを押え込む様子を表わす説明図である。
大サイズの記録材S1に後端跳ねが発生した場合(図9参照)には、記録材S1は記録材S1の端部Saのトナー画像非印字領域のみが記録紙押さえ部132bで押さえ込まれながら搬送される(図10(a)参照)。これによって、大サイズの記録材S1のトナー画像印字領域が定着装置103の入口近傍の入口上ガイド131などの周辺部品に接触することを抑制でき、「後端跳ね不良」の発生を抑制できる。
小サイズの記録材S2に後端跳ねが発生した場合(図9参照)には、記録材S2は記録材S2の端部Saのトナー画像非印字領域のみが記録紙押さえ部132bで押さえ込まれながら搬送される。これによって、小サイズの記録材S2のトナー画像印字領域が定着装置103の入口近傍の入口上ガイド131などの周辺部品に接触することを抑制でき、「後端跳ね不良」の発生を抑制できる。
更に、導入ガイド132のガイド入口部132aは記録紙Sの幅方向に対して略水平である。そして導入ガイド132の長手方向の外側から記録材搬送経路102aを狭めながら記録紙Sのトナー画像印字面側へとガイド部132cを落ち込ませて、ガイド部132cに記録紙押さえ部132bを形成している。これによって、導入ガイド132のガイド入口部132aの天面側の省スペース化を図りつつ、記録紙Sの「後端跳ね不良」と「定着突入不良」の発生を抑制することができる。
[実施例2]
画像形成装置の他の例を説明する。本実施例では、実施例1の画像形成装置と共通する部材、部分については同一符号を付して、その部材、部分についての説明を省略する。
本実施例の画像形成装置は、導入ガイド132の構成が実施例1の導入ガイド132と異なる点を除いて、実施例1の画像形成装置と同じ構成としてある。
図11は本実施例の画像形成装置の背面側の導入ガイド132を記録紙搬送方向上流側から見た拡大図である。図12は図11に示す導入ガイド132を正面側から見た拡大図である。
本実施例に示す導入ガイド132は、ガイド部132cがガイド部132cの傾斜する方向に沿って少なくとも1つのリブ(132c2)を有していることを特徴とする。図11、図12に示すように、ガイドリブ132c2は、ガイド部132cのガイド入口部132aから記録紙押さえ部132bまでガイド部132cの傾斜方向に沿って複数形成されている。これらのガイドリブ132c2はガイド部132cの傾斜方向に沿って平行に形成してある。
本実施例の画像形成装置は、導入ガイド132のガイド部132cに形成したガイドリブ132c2により、次のような効果を奏し得る。記録紙Sの先端Sbが、導入ガイド132のガイド入口部132aからガイド部132cの記録紙押さえ部132bに至る過程で、導入ガイド132と記録紙Sの接触面積が減り、記録材S搬送時の抵抗を軽減できる。
[他の実施例]
導入ガイド132は、定着装置103の定着入口シャッタ131に限られず、記録紙搬送部102の画像形成部から定着装置に至る記録紙搬送経路(記録材搬送経路)102a(図1参照)の画像形成装置本体の正面側と背面側の端部に配設してもよい。この場合、画像形成装置本体100内の定着装置103上方から吊架された入口ガイドホルダ(支持部材(不図示))に導入ガイド132を支持する構成を採用できる。
定着装置103において、第一の回転体としての加熱回転体は筒状の定着ローラであってもよい。この場合、ハロゲンヒータ(加熱体)を用いて定着ローラを加熱できる。また、第一の回転体として加熱回転体は磁束の作用により発熱可能な発熱層を具備する筒状の定着ベルトであってもよい。この場合、磁束を発生して定着ベルトを加熱するコイル(磁束発生手段)を加熱体として用いることで定着ベルトを加熱できる。
101:画像形成部、102a:記録材搬送経路、103:定着装置、116:定着ベルト、117:加圧ローラ、132:導入ガイド、132a:ガイド入口部、132b:記録紙押さえ部、132b1:記録紙押さえ部の角部、132c:ガイド部、132c2:ガイドリブ、132d:ニップガイド部、L1:記録紙押さえ部の長手方向の外側と定着ニップラインとの記録紙の厚み方向の距離、L2:記録紙押さえ部の長手方向の内側と定着ニップラインとの記録紙の厚み方向の距離、N2:定着ニップ部、N2L:定着ニップライン、S:記録紙、t:未定着トナー画像

Claims (6)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に形成された画像と接する第一の回転体と、前記第一の回転体と共にニップ部を形成する第二の回転体と、を有し、前記ニップ部で記録材を搬送しつつ画像を記録材に定着する定着部と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部から前記ニップ部に至る記録材搬送経路において前記ニップ部における記録材搬送方向と直交する方向に平行な長手方向の端部に、記録材を前記ニップ部に導くためのガイドを備え、前記ガイドの前記長手方向の外側の端部から記録材の記録材搬送方向と直交する方向に平行な幅方向の端部と接触するように記録材の画像を形成した面の側に突設されたガイド部が、記録材搬送方向の下流側にいくに従って、前記幅方向における前記記録材搬送経路を狭める方向に傾斜する形状であり且つ記録材の画像印字面側へ落ち込む形状となっており、
    前記ガイドの記録材搬送方向の最上流側は、前記ニップ部の延長線から前記第一の回転体の側の領域に位置しており、前記ガイドの記録材搬送方向の最下流側は、前記ニップ部の延長線から前記第一の回転体の側の領域において前記最上流側よりも前記ニップ部の延長線に近い領域に位置しており、前記ガイド部の前記最上流側から前記最下流側までの途中に位置する一部分が、前記ニップ部の延長線から前記第二の回転体の側の領域に位置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイドは、前記第一の回転体の側の領域に位置し、記録材の記録材搬送方向の先端を前記ガイド部に向けてガイドするガイド入口部を有しており、前記ガイド部は、前記第一の回転体の側の領域に位置し、前記ガイド入口部の記録材搬送方向の下流側に記録材押さえ部を有しており、前記ガイドの記録材搬送方向の最上流位置において、前記記録材押さえ部の前記長手方向の外側と前記ニップ部の延長線との記録材の厚み方向の距離が、前記記録材押さえ部の前記長手方向の内側と前記ニップ部の延長線との記録材の厚み方向の距離以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部は、前記ガイド部の傾斜する方向に沿って少なくとも1つのリブを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイドは、前記定着部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイドは、前記最上流側に記録材を前記ガイド部に導くガイド入口部を有し、前記最下流側に前記ガイド入口部でガイドされた記録材を前記ニップ部に導くニップガイド部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の回転体が記録材に形成された画像と接する加熱回転体であり、前記第二の回転体が前記加熱回転体と接触して前記ニップ部を形成する加圧回転体であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
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