JP6116264B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、医療従事者に医療に関する情報を提供するための技術に関する。
医療従事者に医療に関する情報を提供するための技術がある。特許文献1には、感染者が入院している病室であるか否かということや環境検査において病原体が検出された設備であるか否かということを示したフロアマップを医療従事者に提供する技術が記載されている。また、特許文献1には、指定された日時における指定された対象フロア内の感染状況を示すフロアマップを医療従事者に提供する技術が記載されている。
特開2012−226571号公報
医療従事者にとって、医療施設に入院している患者に対して行われる治療や検査などの行為に関連する情報(「関連情報」という。特許文献1の技術における感染状況はその一例。)を、その行為の対象となる患者が入院している場所、すなわち病床に対応付けて把握することができると便利である。しかし、特許文献1の技術では、医療従事者は、指定された日時における対象フロア内の場所毎の感染状況を把握することはできるものの、感染状況がどのように変化してきたかということを把握することは容易ではない。それらを把握するためには、例えば、複数の日時を指定して表示させた複数のフロアマップをそれぞれ印刷し、それらのフロアマップを見比べるといった作業が必要になる。
そこで、本発明は、医療施設において行われた行為の対象となった患者の病床の場所が変化する様子を把握しやすくすることを目的とする。
本発明は、患者に対する行為に関連する関連情報であって、当該行為が行われた時を示す時情報と、当該患者の病床が医療施設において設置されている場所を示す場所情報とが対応付けられている関連情報を取得する取得手段と、複数の前記関連情報が取得された場合に、当該複数の関連情報から、指定された期間に含まれる前記時情報に対応付けられている前記関連情報を抽出する抽出手段と、前記医療施設の間取り及び前記病床の場所を表す間取り画像を記憶する記憶手段と、前記抽出手段により複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている前記場所情報が示す複数の場所を、当該複数の関連情報に対応付けられている時情報が示す各時に対応する複数の前記間取り画像においてそれぞれ識別可能に表した第1の場所画像を生成する生成手段とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、前記抽出手段は、前記取得手段により取得された関連情報から、指定された前記患者に対して行われた前記行為に関連する前記関連情報を抽出し、前記生成手段は、前記抽出手段により複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている場所情報が示す前記指定された患者の病床の設置場所の、当該関連情報に対応付けられている時情報が示す複数のにおける移り変わりを、1つの前記間取り画像上で識別可能に表した第2の場所画像を生成し、前記出力手段は、前記生成手段により生成された第2の場所画像を出力してもよい。
また、前記生成手段は、前記患者の病床の設置場所を対応する時の順番に結ぶ矢印により前記移り変わりを識別可能に表した画像を前記第2の場所画像として生成してもよい。
さらに、前記抽出手段は、生成した前記場所画像において識別されるいずれかの場所が選択された場合に、前記取得手段により取得された関連情報から、当該場所を示す前記場所情報に対応付けられている前記関連情報を抽出し、前記生成手段は、当該抽出手段により抽出された関連情報の関連する行為が行われた前記患者の情報を表す患者画像を生成し、前記出力手段は、前記生成手段により生成された患者画像を出力してもよい。
また、前記取得手段は、前記医療施設に対する行為に関連する情報であって、当該行為が行われた時を示す情報を前記時情報とし、当該行為が行われた場所を示す情報を前記場所情報とした場合に、当該時情報及び当該場所情報に対応付けられている情報を前記関連情報として取得してもよい
た、前記場所画像には、湿度の高さの分布または空気の流れを表す情報が表されていてもよい。
本発明は、コンピュータに、患者に対する行為に関連する関連情報であって、当該行為が行われた時を示す時情報と、当該患者の病床が医療施設において設置されている場所を示す場所情報とが対応付けられている関連情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて複数の前記関連情報が取得された場合に、当該複数の関連情報から、指定された期間に含まれる前記時情報に対応付けられている前記関連情報を抽出する抽出ステップと、前記医療施設の間取り及び前記病床の場所を表す間取り画像を記憶する記憶ステップと、前記抽出ステップにおいて複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている前記場所情報が示す複数の場所を、当該複数の関連情報に対応付けられている時情報が示す各時に対応する複数の前記間取り画像においてそれぞれ識別可能に表した第1の場所画像を生成する生成ステップと、前記生成ステップにおいて生成された第1の場所画像を出力する出力ステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、医療施設において行われた行為の対象となった患者の病床の場所が変化する様子を把握しやすくすることができる。
実施形態に係る情報提供システムの全体構成を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置が実現する機能構成の一例を示す図である。 場所情報の一例を示す図である。 情報提供システムの機能を利用するための画像の一例を示す図である。 第1の場所画像を生成する方法を説明するための図である。 第1の場所画像の一例を示す図である。 患者画像の一例を示す図である。 取得処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。 提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。 情報提供システムの機能を利用するための画像の一例を示す図である。 第2の場所画像の一例を示す図である。 期間画像の一例を示す図である。 第1の場所画像の一例を示す図である。 場所識別画像の例を示す図である。 所定の画像の一例を示す図である。 場所識別画像の一例を示す図である。 間取り画像の例を示す図である。 間取り画像の例を示す図である。 間取り画像の例を示す図である。 間取り画像の例を示す図である。 第2の場所画像の一例を示す図である。
[1]第1実施形態
[1−1]全体構成及びハードウェア構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システム1の全体構成を示す図である。情報提供システム1は、医師や看護師などの医療従事者に、医療に関する情報を総合的に提供するためのシステムである。情報提供システム1は、情報処理装置10と、複数のサーバ装置20と、複数のクライアント端末30と、ネットワーク2とを備える。ネットワーク2は、装置間のデータのやり取りを仲介するシステムであり、例えば、医療施設内に設けられたLAN(Local Area Network)である。
サーバ装置20は、医療業務に用いられるシステム(以下「医療システム」という。)が有する機能を実行する装置である。医療システムとは、例えば、電子カルテシステムや自動検査装置接続システム、細菌検査・ナビゲーションシステムなどである。サーバ装置20は、ネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介して、医療システムに関係するデータをやり取りする。
クライアント端末30は、医療従事者が医療システムを利用するためのプログラムを記憶し、実行する装置であり、例えばパーソナルコンピュータやタブレット端末などである。クライアント端末30は、ネットワーク2に有線または無線で(図1では有線の場合を示している)接続されており、ネットワーク2を介してデータをやり取りする。クライアント端末30は、画像を表示する表示手段を備えており、医療システムに関する画像を表示する。また、医療従事者は、クライアント端末30を操作して、医療システムに関係するデータを入力する。他にも、クライアント端末30は、ブラウザのプログラムを記憶し、実行することで、上述した医療に関する情報を表示手段に表示する。これにより、医療に関する情報が医療従事者に提供される。なお、ブラウザのプログラムは、医療システムを利用するためのプログラムを兼ねている場合もある。
情報処理装置10は、情報を処理する機能を有する装置である。情報処理装置10は、ネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介して複数のサーバ装置20から医療に関する情報を収集し、収集した情報を加工してクライアント端末30に提供する。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置10は、制御装置11と、記憶装置12と、通信装置13とを備える。制御装置11は、CPU、ROM、RAM及びリアルタイムクロックを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することによって記憶装置12及び通信装置13の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出する機能を有している。記憶装置12は、ハードディスク等を備え、制御装置11が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶している。通信装置13は、ネットワーク2を介して通信を行うための通信回路を備える。
[1−2]機能構成
情報処理装置10は、以上のハードウェア構成に基づき、医療従事者に医療に関する情報を総合的に提供するための処理である情報提供処理を行う。記憶装置12には、情報提供処理を行うためのプログラムが記憶されている。制御装置11がそのプログラムを実行して図2に示す各装置を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図3は、情報処理装置10が実現する機能構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、取得部101と、抽出部102と、記憶部103と、生成部104と、出力部105とを備える。
[1−2−1]取得部101
取得部101は、患者に対する行為に関連する情報(以下「関連情報」という。)を取得する取得手段である。患者に対する行為とは、例えば、治療や検査、看護、栄養管理、薬の処方、病床の管理、療養の支援などである。具体的には、患者に対する行為には、例えば、患者に感染症の検査を行う行為、患者にカテーテルや人工呼吸器、心電図、脈拍計などのデバイスを取り付けてそれらのデバイスを機能させる行為が含まれる。患者に対する行為には、他にも、患者の病床を変更する行為、患者の栄養を管理する行為、患者を看護する行為、患者の褥瘡の予防並びに対応を行う行為、患者に抗菌剤(抗生物質)を投与する行為、患者の医薬品を処方する行為または糖尿病の患者を治療する行為等が含まれる。
関連情報には、例えば、患者の体温、脈拍及び血圧等の情報(いわゆるバイタルデータ)や血液検査の結果、感染症の検査の結果など、患者に対して行われた検査の結果が含まれる。他にも、関連情報には、デバイスがどの患者に用いられているかという情報や、どの患者にどの抗菌剤や薬剤を投与しているかという情報、どの患者がどのような栄養をどうやって(経口、鼻腔または静脈等)摂取しているかという情報、患者の褥瘡についての情報、患者の病床の場所や入退院(予定を含む)の日程の情報、患者に対して行われた看護の内容を記録した情報なども含まれる。このように、関連情報には、患者に対する行為の結果(検査の結果等)を示す情報に加え、その行為において用いられるもの(デバイス、薬、食事及び病床等)の情報や日程の情報、行為の内容を示す情報などが含まれる。これらの関連情報は、情報提供システム1において提供される医療に関する情報である。
関連情報には、患者に対する行為が行われた時を示す情報(以下「時情報」という。)が対応付けられている。時情報は、例えば、患者に対する行為が行われた日付と時刻とを示す情報である。なお、時情報は、これに限らず、時刻ではなく午前か午後か(日中か夜間か)だけを示す情報であってもよいし、決められた時間帯を示す情報であってもよい。要するに、時情報は、その後の患者に対する行為を行う際に参考にできる程度に時を示す情報であればよい。
また、関連情報には、患者の病床が医療施設において設置されている場所を示す情報(以下「場所情報」という。)が対応付けられている。ここでいう医療施設には、病気やけがをした患者が入院または入所して寝泊まりすることができる設備、すなわち病床(一般病床、療養病床、結核病床、精神病床及び感染症病床等)を備えた施設が少なくとも含まれる。例えば、医療施設は、病院や診療所、助産所など(医院や診察所、療養所などともいう)の他に、長期療養型(入所介護型)の介護施設などである。介護施設には、認知症や半身不随などになった患者が療養のため入院または入所している場合がある。
場所情報は、例えば、病床が設置されている病室の番号とその病室内での病床の位置を示す番号や記号などである。
図4は、場所情報の一例を示す図である。図4では、医療施設4の或る階の間取りを表す画像であるG1が示されている。G1のように、医療施設の間取りを表す画像のことを、以下では「間取り画像」という。間取り画像G1には、401から408までの8つの病室と(401等は病室の番号でもある)、ナースセンター41と、シャワー室42と、男性用トイレ43と、女性用トイレ44と、エレベーター45と、階段46とが表されている。
各病室には病床を表す四角形の画像が示されており、廊下側の入り口に近いほうからA、B、C及びDという記号が各病床に割り当てられていることが示されている。図4に示す例であれば、例えば、401Aや401Bという場所情報が関連情報に対応付けられることになる。図4の例では、場所情報を説明するためにA〜Dの記号を示しただけであり、間取り画像G1上にこれらの記号が表されているわけではないが、もちろん、これらの記号や病室の番号が間取り画像上に表されていてもよい。
なお、場所情報は、図4の例で示すものに限らず、例えば、全ての病床に割り当てられた通し番号や「401号室の入り口側左手」という文字列などであってもよい。要するに、場所情報は、病床の場所を示す情報であればよい。
取得部101は、図2に示す制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能である。情報提供システム1においては、上述した医療システムが動作したり医療システムの利用者が入力の操作を行ったりすることで、関連情報がサーバ装置20に記憶される。サーバ装置20は、関連情報を記憶した日時に基づいて、上述した時情報を記憶した関連情報に対応付けて記憶する。また、サーバ装置20は、関連情報が関連する行為の対象となった患者を識別する情報(以下「患者識別情報」という。)を、関連情報に対応付けて記憶する。患者識別情報は、例えば、患者の診察券番号である。サーバ装置20は、例えば、決められた時刻または決められた時間の間隔で関連情報と、その関連情報に対応付けられている時情報及び患者識別情報とを示す関連情報データを、ネットワーク2を介して情報処理装置10に送信する。
制御装置11は、通信装置13を介して供給される関連情報データを記憶装置12に記憶させる。他にも、制御装置11が、決められた時刻または決められた時間の間隔で通信装置13を介してサーバ装置20に関連情報データを要求する要求データを送信し、サーバ装置20が、この要求データを受信した場合に、要求された関連情報データを情報処理装置10に送信してもよい。このようにして、取得部101は関連情報を取得する。なお、取得部101が関連情報を取得するタイミングは、上記の例に限らず、サーバ装置20が関連情報を記憶する都度であってもよいし、情報処理装置10の運用者の操作が行われたときであってもよい。
情報提供システム1においては、複数のサーバ装置20のうちの少なくとも1つ(例えば電子カルテシステムのサーバ装置)は、患者が利用する病床の場所情報と、病床を利用する期間(年月日)を示す情報(以下「利用期間情報」という。)と、患者識別情報とをそれぞれ対応付けて記憶している。取得部101は、これらの場所情報及び利用期間情報も関連情報として取得する。このように、患者識別情報は、その患者の場所情報と対応付けられている情報である。従って、取得部101が取得する関連情報は、いずれも、場所情報に対応付けられている情報である。取得部101は、取得した関連情報を抽出部102に供給する。
[1−2−2]抽出部102
抽出部102は、取得部101により取得された関連情報から、指定された期間に含まれる時情報に対応付けられている関連情報を抽出する抽出手段である。抽出部102は、制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して実現する機能である。記憶装置12は、ウェブサーバとしての機能を実現するプログラムを記憶している。制御装置11は、このプログラムを実行することで、ブラウザのプログラムを実行するクライアント端末30がアクセスしてきた場合に、情報提供システム1の機能を利用するための画像をクライアント端末30に表示させる。
図5は、情報提供システム1の機能を利用するための画像の一例を示す図である。図5では、クライアント端末30に表示されたブラウザの画像B1が示されている。画像B1には、入力欄C1、C2及びC3が表されている。入力欄C1は、関連情報の種類を選択するためのものであり、この例では「感染症(MRSA)検出結果」というMRSA(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の検出結果という関連情報が選択されている。関連情報の種類は、この例ではプルダウンリストで選択できるようになっている。
入力欄C2及びC3は、期間を指定するためのものである。クライアント端末30の利用者が、入力欄C2及びC3に期間の最初及び最後の年月日をそれぞれ入力することで、指定された期間の最初及び最後の年月日を示す期間データが情報処理装置10に送信されてくる。制御装置11は、通信装置13を介して供給された期間データに基づいて、その期間データが示す期間に含まれる時を示す時情報を特定する。制御装置11は、記憶装置12に記憶されている関連情報から、特定した時情報に対応付けられているものを抽出する。抽出部102は、こうして関連情報を抽出し、抽出した関連情報を生成部104に供給する。
[1−2−3]記憶部103
記憶部103は、医療施設の間取り及び病床の場所を表す間取り画像を記憶する記憶手段である。記憶部103が記憶する間取り画像は、例えば、図4に示す間取り画像G1である。間取り画像G1では、医療施設の間取り(具体的には医療施設4の或る階の間取り)と、その間取りにおける病床の場所とが表されている。間取り画像は、例えば、メモリーキーなどの記憶媒体を介して、記憶装置12に記憶される。この場合、情報処理装置10は、記憶媒体のインターフェースを備え、制御装置11及び記憶装置12が協働して記憶部103の機能を実現する。
なお、間取り画像は、サーバ装置20のうちの1つ(例えば病院の施設を管理するシステムのサーバ装置)に記憶されており、記憶部103は、そのサーバ装置20に間取り画像を要求してその応答で送信されてくる間取り画像を記憶してもよい。その場合、制御装置11、記憶装置12及び通信装置13が協働して記憶部103の機能を実現する。また、サーバ装置20が間取り画像を記憶している場合は、制御装置11は、RAMに間取り画像を記憶させてもよい。その場合は、制御装置11及び通信装置13が協働して記憶部103の機能を実現する。記憶部103は、記憶した間取り画像を生成部104に供給する。
[1−2−4]生成部104
生成部104は、抽出部102により抽出された関連情報に対応付けられている場所情報が示す場所を、その関連情報に対応付けられている時情報が示す時毎に、記憶部103に記憶されている間取り画像において識別可能に表した画像(以下「第1の場所画像」という。)を生成する生成手段である。生成部104は、制御装置11及び記憶装置12が協働して実現する機能である。生成部104が第1の場所画像を生成する方法の一例について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、第1の場所画像を生成する方法を説明するための図である。図6(a)には、図4に示した間取り画像G1が示されている。図6(b)には、間取り画像G1と外縁が同じ形をした画像であるG2が示されている。G2には、場所情報が401Dとなる病床の場所が黒い四角形で表されている。また、G2の外縁及び病床の場所以外の部分は、透明となっている。G2は、このように、病床の場所を識別可能に表すための画像であり、このような画像を以下では「識別画像」という。記憶装置12は、このような識別画像を病床毎に記憶している。制御装置11は、例えば関連情報に対応付けられている場所情報が401Dである場合に、記憶装置12から間取り画像G1及び識別画像G2を読み出してそれらを重ねた画像、この例では図6(c)に示す画像G3、を生成する。画像G3のように間取り画像において場所を識別可能に表した画像を以下では「場所識別画像」という。
生成部104は、画像G3のような場所識別画像を、関連情報に対応付けられている時情報が示す時毎に生成し、例えばそれらを並べた画像を第1の場所画像として生成する。ここでいう時は、図5の説明で述べた期間データが示す期間に含まれる時である。また、ここでは、図5で説明したように、患者の感染症(MRSA)の検査結果を関連情報とする場合について説明する。
図7は、第1の場所画像の一例を示す図である。図7では、場所識別画像G3、G4、G5及びG6を表した第1の場所画像G10が示されている。場所識別画像G3では、前述したとおり401Dの病床が識別可能に表されている。場所識別画像G4では401D及び401Aの病床が、場所識別画像G5では401D、401A、404A及び404Bの病床が、場所識別画像G4では404A、404B、404D、405A、406B及び407Aの病床が、それぞれ識別可能に表されている。場所識別画像G3、G4、G5及びG6は、それぞれ時情報T3、T4、T5及びT6に対応する画像であるものとする。生成部104は、G10のような第1の場所画像を生成すると、生成した第1の場所画像を出力部105に供給する。
[1−2−5]出力部105
出力部105は、生成部104により生成された第1の場所画像を出力する出力手段である。出力部105は、制御装置11及び通信装置13が協働して実現する機能である。制御装置11は、生成部104から供給された第1の場所画像を、通信装置13を介して、例えば期間データを送信してきたクライアント端末30に対して出力する。クライアント端末30は、ブラウザの機能により、出力されてきた図7に示すような第1の場所画像を表示する。
[1−2−6]抽出部102、生成部104及び出力部105
抽出部102、生成部104及び出力部105についてさらに説明する。
抽出部102は、生成した場所画像(本実施形態では第1の場所画像)において識別されるいずれかの場所が選択された場合に、取得部101により取得された関連情報から、その場所を示す場所情報に対応付けられている関連情報を抽出する。場所の選択は、例えば、クライアント端末30の利用者が、表示された第1の場所画像において識別可能に表されている場所のいずれかを選択することで行われる。その場合、クライアント端末30は、選択された場所を示す場所情報と、その場所情報に対応する時情報とを情報処理装置10に送信する。抽出部102は、送信されてきた場所情報及び時情報に対応付けられている関連情報を抽出し、抽出した関連情報を生成部104に供給する。ここでは、抽出部102は、患者に投与された薬剤の情報と、バイタルデータとを関連情報として抽出するものとする。
生成部104は、抽出部102により抽出された関連情報の関連する行為が行われた患者の情報を表す画像(以下「患者画像」という。)を生成する。出力部105は、生成部104により生成された患者画像を出力する。出力部105により出力された患者画像は、例えばクライアント端末30によって表示される。
図8は、患者画像の一例を示す図である。図8では、患者に投与された薬剤の名称及びその薬剤の5日間の投与量をそれぞれ表した患者画像G21と、患者の5日間のバイタルデータをグラフで表した患者画像G22と、そのバイタルデータの数値を表した患者画像G23とが示されている。これにより、利用者が選択した病床に入院していた患者についての情報がその利用者に提供されることになる。
なお、利用者に提供される患者の情報は、図8に示すものに限らず、例えば4日間以下または6日間以上の各情報が提供されてもよいし、図8に示すものの一部だけが提供されてもよい。また、図8に示すもの以外の情報(例えば、患者の氏名や年齢、住所、病歴など)が提供されてもよい。また、患者の情報は、関連情報であってもよいし、それ以外の情報であってもよい。要するに、選択された病床に入院していた患者についての情報であれば、どのような情報がどのような組み合わせで提供されてもよい。
[1−3]動作
情報処理装置10は、以上の構成に基づき上述した情報提供処理を行う。情報提供処理は、関連情報を取得する取得処理と、取得した関連情報に基づいて医療に関する情報を総合的に提供する提供処理とを含んでいる。以下では、取得処理及び提供処理において情報提供システム1が備える各装置が行う動作について、図9及び図10をそれぞれ参照して説明する。
図9は、取得処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図9では、複数のサーバ装置20のうちの2つを示しているが、これら以外のサーバ装置20も、これらと同様の動作を行う。
まず、サーバ装置20は、例えば医療システムの利用者によりその医療システムに関する情報を入力する操作が行われ、その入力操作を受け付ける(ステップS11)。ここで入力される情報は、例えば患者のバイタルデータなどである。次に、サーバ装置20は、受け付けた入力操作に応じた関連情報を記憶する(ステップS12)。続いて、サーバ装置20は、例えば決められたタイミング(決められた時刻または決められた時間の間隔)で、上述した関連情報データ(関連情報、その関連情報に対応付けられている時情報及び患者識別情報)を情報処理装置10に送信する(ステップS13)。
また、別のサーバ装置20は、例えば医療システムの所定の処理を実行する(ステップS21)。次に、サーバ装置20は、ステップS21で実行した処理の結果を関連情報として記憶する(ステップS22)。ここで記憶される関連情報は、例えば感染症の病原体の検出結果である。続いて、サーバ装置20は、前述したステップS13と同様に関連情報データを情報処理装置10に送信する(ステップS23)。情報処理装置10は、ステップS13及びS23において、送信されてきた関連情報データをそれぞれ受信し、受信した関連情報データにより示される関連情報を取得する(ステップS31)。ステップS13、S23及びS31は、取得部101が行う動作である。
図10は、提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図10では、複数のクライアント端末30のうちの1つを示しているが、これ以外のクライアント端末30も、これと同様の動作を行う。まず、クライアント端末30は、情報提供システム1の利用者によって、第1の場所画像を要求する操作が行われると、その要求操作を受け付ける(ステップS41)。ここでいう要求操作は、例えば、図5の説明で述べた関連情報の種類を選択し、且つ、期間を指定する操作である。次に、クライアント端末30は、要求操作により選択された関連情報の種類及び指定された期間と、第1の場所画像を要求する旨とを示す要求データを送信する(ステップS42)。
情報処理装置10は、ステップS42において要求データを受信すると、受信した要求データが示す種類の関連情報のうち、その要求データが示す期間に含まれる時を示す時情報に対応付けられているものを抽出する(ステップS43)。ステップS42及びS43は、抽出部102が行う動作である。次に、情報処理装置10は、抽出した関連情報に基づいて、図7に示すような第1の場所画像を生成する(ステップS44)。ステップS44は、生成部104が行う動作である。続いて、情報処理装置10は、生成した第1の場所画像をクライアント端末30に対して出力する(ステップS45)。クライアント端末30は、ステップS45において第1の場所画像を受信すると、受信した第1の場所画像を表示する(ステップS46)。
[1−4]発明の効果
医療施設において患者に対する行為が行われた場合に、その行為の対象となった患者の病床の場所を把握できると便利である。そのため、上述した場所識別画像G3のように、行為の対象となった患者の病床の場所を識別可能に表した画像を提供することが考えられる。しかし、そのような画像を単に提供するだけでは(言い換えると、患者の病床の場所を時毎に識別可能に表した画像を提供しない場合には)、時間の経過とともに病床の場所が変化する様子を把握することが難しい。例えば、感染症が検出される患者は、時間の経過とともに変化していくため、或る一時点において感染症が検出された患者の病床の場所が分かっても、その感染症がどのような経路で広まっていくかということを把握することは難しい。
本実施形態では、図7に示すように時毎の場所識別画像を表した第1の場所画像が生成されて、生成された第1の場所画像がクライアント端末30の利用者に提供される。これにより、例えば第1の場所画像G10が提供された場合には、利用者は、医療施設4の或るフロアにおいて、感染症の病原体が検出された患者の病床が、時情報T3、T4、T5及びT6により示される時毎に移り変わっていく様子を把握することができる。このような本実施形態によれば、病床の場所を時毎に識別可能に表した画像を生成しない場合に比べて、医療施設において行われた行為の対象となった患者の病床の場所が変化する様子を把握しやすくすることができる。
また、本実施形態では、図8に示すような患者画像が出力されることで、第1の場所画像において選択された場所の病床に入院している患者の情報が利用者に提供される。これにより、利用者は、前述したとおり病床の場所が変化する様子を把握したときに、それらの病床に入院していた患者についての具体的な情報を、場所が選択されても患者画像が出力されない場合に比べて容易に知ることができる。
[2]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、関連情報が関連する行為の対象となった全ての患者の病床の場所が時毎に表されたが、第2実施形態では、或る患者の病床の場所だけが時毎に表される。
まず、本実施形態における各機能について説明する。
[2−1]機能構成
抽出部102は、取得部101により取得された関連情報から、指定された患者に対して行われた行為に関連する関連情報を抽出する。ここでいう患者の指定は、例えば次のように行われる。
図11は、情報提供システム1の機能を利用するための画像の一例を示す図である。図11では、クライアント端末30に表示されたブラウザの画像B2が示されている。画像B2には、図5に示す入力欄に加え、入力欄C4が表されている。入力欄C4は、指定する患者を特定するための情報を入力する入力欄であり、例えば、患者識別情報が入力されるようになっている。クライアント端末30は、入力欄C4に患者識別情報が入力されると、入力された患者識別情報を情報処理装置10に送信する。抽出部102は、送信されてきた患者識別情報により識別される患者を、指定された患者とみなして、取得部101により取得された関連情報から、送信されてきた患者識別情報に対応付けられている関連情報を抽出する。
生成部104は、抽出部102により抽出された関連情報に対応付けられている場所情報が示す場所の、その関連情報に対応付けられている時情報が示す時毎の移り変わりを、記憶部103に記憶されている間取り画像において識別可能に表した画像(以下「第2の場所画像」という。)を生成する。また、生成部104は、生成した第2の場所画像において識別されるいずれかの場所が選択された場合に、その場所に対応する時情報が示す期間を表す画像(以下「期間画像」という。)を生成する。出力部105は、生成部104により生成された第2の場所画像及び期間画像を出力する。
図12は、第2の場所画像の一例を示す図である。図12では、第2の場所画像G30が示されている。第2の場所画像G30には、医療施設4の1階から4階までの場所識別画像、すなわち、間取り画像において関連情報に対応付けられている場所情報が示す場所を識別可能に表した画像であるG31、G32、G33及びG34が表されている。この例では、これらの場所識別画像が、図4に示すような平面図を斜めから見た図となっている。また、第2の場所画像G30には、これらの場所の移り変わりの方向を示す矢印F1、F2及びF3が表されている。これにより、第2の場所画像G30は、指定された患者の病床の場所が、104Aから302B及び401Bを経て408Bまで移り変わっていることを表している。
出力部105が第2の場所画像G30を出力し、クライアント端末30が第2の場所画像G30を表示した場合に、利用者が操作するマウスのポインタが例えば401Bの場所を指したとする。その場合、クライアント端末30は、選択された場所を示す場所情報を情報処理装置10に送信する。生成部104は、抽出部102により抽出された関連情報に対応付けられている時情報のうち、送信されてきた場所情報に対応する時情報が示す期間を表す期間画像を生成する。
図13は、期間画像の一例を示す図である。図13では、401Bの場所が選択された場合に生成されてクライアント端末30により表示されている期間画像G41が示されている。期間画像G41は、401Bの場所に患者が入院していた期間が「2012/4/1〜2012/4/21」であったことを表している。この例では、マウスのポインタH1が場所を指しているだけでその場所が選択されたものとみなして期間画像G41が表示されるという、いわゆるマウスオーバーの機能が、クライアント端末30及び情報処理装置10が協働することで実現されている。
[2−2]発明の効果
本実施形態では、図12に示すような第2の場所画像によって表される情報が情報提供システム1の利用者に提供される。これにより、利用者は、行為の対象となった患者の病床の一時点における場所を識別可能に表した画像が提供される場合に比べて、その患者の病床の場所がどのように移り変わったかということを容易に把握することができる。
また、本実施形態では、第2の場所画像において識別可能に表された場所のいずれかが選択されることで、その場所における図13に示すような期間画像が出力される。これにより、利用者が、その場所に患者が入院していた期間を、場所が選択されても期間画像が出力されない場合に比べて容易に知ることができる。
[3]第3実施形態
本発明の第3実施形態について、以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。第1及び第2実施形態では、医療施設に入院している患者に対する行為に関連する情報だけが関連情報として扱われたが、第3実施形態では、医療施設に対する行為に関連する情報も関連情報として扱われる。
まず、本実施形態における各機能について説明する。
[3−1]機能構成
取得部101は、医療施設に対する行為に関連する情報を前記関連情報として取得する。この関連情報は、その行為が行われた時を示す情報を時情報とし、その行為が行われた場所を示す情報を場所情報とした場合に、それらの時情報及び場所情報に対応付けられている。ここでいう医療施設に対する行為とは、例えば、患者や医療従事者の手がよく触れる場所(ベッドの手すりやドアのノブ、水道のハンドルなど)において感染症の病原体が検出されるか否かを調査することなどである。このような調査の結果も、例えば環境サーベイランスを管理する医療システムのサーバ装置20に記憶される。取得部101は、そのようなサーバ装置20から、医療施設に対する行為に関連する関連情報を取得する。
図14は、第1の場所画像の一例を示す図である。図14では、場所識別画像G51、G52、G53及びG54を表した第1の場所画像G50が示されている。場所識別画像G51では、401Dの病床が識別可能に表されている。場所識別画像G52では401D及び401Aの病床が、場所識別画像G53では401Aの病床と男性用トイレ43とが、場所識別画像G54では、男性用トイレ43に加え、401B、402A、402D、403B、404B、405A、406B、407B及び408Bの病床が、それぞれ識別可能に表されている。
[3−2]発明の効果
本実施形態では、図14に示すような第1の場所画像によって表される情報が情報提供システム1の利用者に提供される。これにより、例えば感染症の病原体の検出結果が関連情報である場合、患者同士の接触による感染だけでなく、医療施設内のものを介した感染の経路を把握することができる。図14に示す例であれば、利用者は、501号室の患者だけが感染していた病原体が、男子トイレで繁殖することで、男子トイレを訪れた各病室の患者にも広まってしまったということを把握することができる。このような本実施形態によれば、利用者は、関連情報によって表される状況(例えば感染症の伝播状況など)において、医療施設が与える影響を把握することができる。
[4]変形例
上述した各実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[4−1]場所の表し方
生成部104は、実施形態とは異なる方法で場所を識別可能に表した場所画像を生成してもよい。なお、単に場所画像と言った場合、以下では第1及び第2の場所画像の両方またはいずれかを差すものとする。生成部104は、例えば、所定の画像を間取り画像の病床の位置に重ねることで場所を識別させてもよい。
図15は、本変形例における場所識別画像の例を示す図である。図15(a)には、病床の場所を三角形の画像G61で識別可能に表した場所識別画像G60が示されている。また、図15(b)には、病床の場所を矢印の画像G63で識別可能に表した場所識別画像G62が示されている。これらの例では、画像G61及びG63が所定の画像としてそれぞれ用いられている。なお、所定の画像は、これらのものに限らず、他の形(四角形、円形、星形、二重丸または×印等)をした画像であってもよいし、絵や写真、文字列の画像であってもよい。また、所定の画像が点滅するようにアニメーションしてもよい。要するに、生成部104は、患者の病床の場所が識別可能となるように表される画像を場所画像として生成すればよい。
[4−2]関連情報を表した場所画像
生成部104は、場所情報が示す場所に加え、その場所情報に対応付けられている関連情報を識別可能に表した画像を場所画像として生成してもよい。生成部104は、例えば、異なる関連情報をそれぞれ異なる所定の画像で表した場所画像を生成する。
図16は、本変形例における所定の画像の一例を示す図である。図16には、感染症の検査結果が関連情報である場合に、MRSA、VRSA(vancomycin-resistant Staphylococcus aureus:バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)、VISA(Vancomycin-intermediate S.aureus:バンコマイシン低感受性黄色ブドウ球菌)及びVRE(vancomycin-resistant Enterococcus:バンコマイシン耐性腸球菌)をそれぞれ表す所定の画像G71、G72、G73及びG74が示されている。
図17は、本変形例における場所識別画像の一例を示す図である。図17には、所定の画像G71、G72及びG74が401、402、404、406及び407の各病室に設置された各病床、女性用トイレ44及び階段46を識別可能に表した場所識別画像G75が示されている。この例では、401及び402の患者にMRSAが検出され、404の患者と女性用トイレにおいてVRSAが検出され、406及び407の患者と女性用トイレ及び階段においてVREが検出されたことが示されている。この例では、女性用トイレの場所に所定の画像G72及びG74の両方が重ねられていることで、2つの関連情報が識別可能に表されている。なお、関連情報を識別可能にする方法はこれに限らず、例えば、異なる関連情報を、それぞれ異なる色や模様の画像で表してもよいし、線の太さや長さを異ならせて表してもよいし、異なる文字列の画像で表してもよい。本変形例では、関連情報を識別可能に表さない場合に比べて、1つの場所画像で多くの情報を提供することができる。
[4−3]湿度の高さの分布を表す情報
情報提供システム1においては、場所画像に、感染症が伝播する経路を把握する際に利用可能な情報(以下「経路情報」という。)が付加されていてもよい。経路情報は、例えば、感染症の病原体の繁殖のしやすさに影響する湿度の高さの分布を表す情報である。
図18は、本変形例における間取り画像の例を示す図である。図18(a)には、シャワー室を示す画像G81、男性用トイレを示す画像G82及び女性用トイレを示す画像G83がそれぞれ表された間取り画像G80が示されている。シャワー室、男性用トイレ及び女性用トイレという設備は、他の場所に比べると、水が多く使用されるため湿度が高い状態になりやすい。つまり、間取り画像G80においては、画像G81、G82及びG83により示される場所が、他の場所に比べて高い湿度になっているという湿度の高さの分布が表されている。なお、これらの設備以外にも、汚物処理室や洗面所などの設備は、他の場所に比べて高い湿度になりやすいため、G81等と同様に画像で示されてもよい。
図18(b)には、湿度の高さを斜線の密度で表した間取り画像G85が示されている。間取り画像G85では、最も斜線の密度が高い画像G86がシャワー室の場所に表され、次に斜線の密度が高いG87及びG88とが男性用トイレ及び女性用トイレにそれぞれ表されている。つまり、間取り画像G85においては、シャワー室の湿度が最も高く、次いで男性用トイレ及び女性用トイレの湿度が高く、それらの他の場所の湿度が最も低いという湿度の高さの分布が表されている。生成部104は、これらの間取り画像G80やG85を用いることにより、湿度の高さの分布を表す場所画像を生成する。
なお、場所画像における湿度の高さの分布は、図18に示すG81やG86などの画像に限らず、例えば、湿度の高さを色の濃さや色の種類で表されたり、「高」、「中」及び「低」などの文字列で表されたりしてもよい。要するに、場所画像には、湿度の高さの分布を示す情報(画像、色及び文字列等)が表されていればよい。このような本変形例によれば、場所画像に湿度の高さの分布を表す情報が付加されていない場合に比べて、感染症が伝播する経路を把握しやすくすることができる。
[4−4]空気の流れを表す情報
経路情報は、上述した変形例で述べたもの以外にも、例えば、医療施設内の空気の流れを表した情報であってもよい。
図19は、本変形例における間取り画像の例を示す図である。図19(a)には、ダクトの排気口を示す画像G91及び吸気口を示す画像G92が表された間取り画像G90が示されている。フロアにおいては、排気口から排出された空気が吸気口に向けて流れやすい。つまり、間取り画像G90においては、各画像G91の場所から各画像G92の場所に向かう空気の流れが表されている。
図19(b)には、空気の流れが矢印の画像G96で表された間取り画像G95が示されている。生成部104は、これらの間取り画像G90やG95を用いることにより、医療施設内の空気の流れを表す場所画像を生成する。
なお、空気の流れを表す方法は、図19に示すものに限らず、例えば、風上及び風下を色の濃さや色の種類で表してもよいし、空気の流れを説明した文字列で表したりしてもよいし、空気が流れる方向に所定の画像が移動するアニメーションで表したりしてもよい。要するに、場所画像には、空気の流れを示す情報(画像、色及び文字列等)が表されていればよい。このような本変形例によれば、場所画像に空気の流れを表す情報が付加されていない場合に比べて、空気感染する結核等の感染症が伝播する経路を把握しやすくすることができる。
[4−5]間取り画像の種類
生成部104は、第1実施形態では、図7に示すような医療施設を平面図で表した間取り画像を用いて第1の場所画像を生成し、第2実施形態では、図12に示すような医療施設の平面図を斜めから見た間取り画像を用いて第2の場所画像を生成したが、これら以外の間取り画像を用いてもよい。生成部104は、例えば、医療施設を立体的に表した(例えば壁やドアなどを表した)間取り画像を用いてもよい。また、生成部104は、各実施形態では、各病室内の病床の場所が表された間取り画像を用いたが、病室の場所だけが表されている間取り画像を用いてもよい。
図20は、本変形例における間取り画像の例を示す図である。図20(a)には、図4に示す病床が表されていない間取り画像G100が示されている。この場合、病床の場所は、その病床が設置されている病室の場所で表されることになる。具体的には、例えば、図20(a)に示す401号室に設置されている4つの病床A、B、C及びDの場所は、図20(b)に示すように、いずれも401号室という場所で示されることになる。上記の各実施形態のように各病床の場所をそれぞれ識別可能に表すと、クライアント端末30の表示画面が小さい場合に、1つ1つの病床の画像が小さすぎて表された場所が分かりにくいことがある。そのような場合に、生成部104が図20に示すような場所識別画像を生成することで、病床の場所を分かりやすく表すことができる。
また、第3実施形態のように医療施設に対する行為に関連する関連情報が用いられる場合に、生成部104は、医療施設内の場所が上記の例よりも詳細に表された間取り画像を用いてもよい。生成部104は、例えば、各病室に設置されているテーブルやカーテン、ドア、水道の蛇口などが表された間取り画像を用いてもよい。関連情報が感染症の病原菌の検出結果であれば、生成部104がこのように人の手の触れやすい場所が表された間取り画像を用いることで、感染症の伝播経路をより詳細に把握することができるようになる。
[4−6]場所識別画像の生成方法
生成部104は、上述した実施形態では、間取り画像及び識別画像を重ねて場所識別画像を生成したが、これに限らない。例えば、間取り画像上の位置を表す座標系が定められている場合に、生成部104は、その座標系における座標を用いて場所識別画像を生成してもよい。
図21は、本変形例における間取り画像の例を示す図である。図21では、或る角を原点P0(座標が(0、0))とする座標系を定められた間取り画像G110が示されている。画像G110では、例えば、402号室の病床が、(x1、y1)の座標で表される点P1と、(x2、y2)の座標で表される点P2とを結ぶ線分L1が対角線となる長方形で表されている。この場合、生成部104は、例えば、これらの座標で表される長方形の内部を塗りつぶした画像を場所識別画像として生成したり、点P1及び点P2の中点に図15や図16に示す所定の画像を重ねた場所識別画像を生成したりする。
[4−7]第2の場所画像
第2の場所画像は、上述した第2実施形態では、図12に示すように矢印の画像によって場所の移り変わりの方向を示しているが、これに限らない。
図22は、本変形例における第2の場所画像の一例を示す図である。図22では、図12と同様に、指定された患者の病床の場所が、104Aから302B及び401Bを経て408Bまで移り変わっていることを表した第2の場所画像G120が示されている。第2の場所画像G120では、病床の場所の移り変わりが番号で表されており、具体的には、「1」、「2」、「3」及び「4」の順番に病床の場所が移り変わってきたことが表されている。他にも、第2の場所画像は、場所の移り変わりとともに、病床の場所を表す画像の色が濃くなったり、寒色系から暖色系に色が変化したり、所定の画像が大きくなったりすることで、病床の場所の移り変わりが表されていてもよい。要するに、第2の場所画像は、関連情報に対応付けられている時情報が示す時毎の移り変わりを間取り画像において識別可能に表した画像であればよい。
[4−8]場所画像の出力先
出力部105は、上述した各実施形態では、クライアント端末30に対して場所画像を出力したが、これに限らず、例えば、情報処理装置10が表示装置を備えている場合に、その表示装置に出力してもよい。また、出力部105は、利用者が電子メールを利用している場合に、その電子メールのアドレスに対して場所画像を出力してもよい。要するに、出力部105は、生成部104により生成された場所画像を出力するものであればよい。
[4−9]マウスオーバー画像
情報提供システム1は、上述した第2実施形態において第2の場所画像を表示した場合に図13に示すようなマウスオーバーの機能を実現したが、第1の場所画像を表示した場合にこの機能を実現してもよい。また、情報提供システム1は、この機能によって、図13に示した期間の他にも、様々な情報を表す画像(「マウスオーバー画像」という)を表示してもよい。情報提供システム1は、例えば、場所画像が示す場所の病床に入院している患者の最新のバイタルデータや検査の結果などを表すマウスオーバー画像を表示してもよい。要するに、マウスオーバー画像は、情報提供システム1の利用者にとって有用な情報を表すものであればよい。
[4−10]発明のカテゴリ
本発明は、情報処理装置及び情報処理装置を備える情報提供システムの他にも、情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。ここでいう処理とは、例えば、図9及び図10に示す情報提供処理(取得処理及び提供処理)である。また、本発明は、情報処理装置のようなコンピュータを、図3に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
1…情報提供システム、2…ネットワーク、10…情報処理装置、20…サーバ装置、30…クライアント端末、11…制御装置、12…記憶装置、13…通信装置、101…取得部、102…抽出部、103…記憶部、104…生成部、105…出力部

Claims (7)

  1. 患者に対する行為に関連する関連情報であって、当該行為が行われた時を示す時情報と、当該患者の病床が医療施設において設置されている場所を示す場所情報とが対応付けられている関連情報を取得する取得手段と、
    複数の前記関連情報が取得された場合に、当該複数の関連情報から、指定された期間に含まれる前記時情報に対応付けられている前記関連情報を抽出する抽出手段と、
    前記医療施設の間取り及び前記病床の場所を表す間取り画像を記憶する記憶手段と、
    前記抽出手段により複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている前記場所情報が示す複数の場所を、当該複数の関連情報に対応付けられている時情報が示す各時に対応する複数の前記間取り画像においてそれぞれ識別可能に表した第1の場所画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された第1の場所画像を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記抽出手段は、前記取得手段により取得された関連情報から、指定された前記患者に対して行われた前記行為に関連する前記関連情報を抽出し、
    前記生成手段は、前記抽出手段により複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている場所情報が示す前記指定された患者の病床の設置場所の、当該関連情報に対応付けられている時情報が示す複数のにおける移り変わりを、1つの前記間取り画像上で識別可能に表した第2の場所画像を生成し、
    前記出力手段は、前記生成手段により生成された第2の場所画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記患者の病床の設置場所を対応する時の順番に結ぶ矢印により前記移り変わりを識別可能に表した画像を前記第2の場所画像として生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記抽出手段は、生成した前記場所画像において識別されるいずれかの場所が選択された場合に、前記取得手段により取得された関連情報から、当該場所を示す前記場所情報に対応付けられている前記関連情報を抽出し、
    前記生成手段は、当該抽出手段により抽出された関連情報の関連する行為が行われた前記患者の情報を表す患者画像を生成し、
    前記出力手段は、前記生成手段により生成された患者画像を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記医療施設に対する行為に関連する情報であって、当該行為が行われた時を示す情報を前記時情報とし、当該行為が行われた場所を示す情報を前記場所情報とした場合に、当該時情報及び当該場所情報に対応付けられている情報を前記関連情報として取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記場所画像には、湿度の高さの分布または空気の流れを表す情報が表されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. コンピュータに、
    患者に対する行為に関連する関連情報であって、当該行為が行われた時を示す時情報と、当該患者の病床が医療施設において設置されている場所を示す場所情報とが対応付けられている関連情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて複数の前記関連情報が取得された場合に、当該複数の関連情報から、指定された期間に含まれる前記時情報に対応付けられている前記関連情報を抽出する抽出ステップと、
    前記医療施設の間取り及び前記病床の場所を表す間取り画像を記憶する記憶ステップと、
    前記抽出ステップにおいて複数の関連情報が抽出された場合に、当該複数の関連情報に対応付けられている前記場所情報が示す複数の場所を、当該複数の関連情報に対応付けられている時情報が示す各時に対応する複数の前記間取り画像においてそれぞれ識別可能に表した第1の場所画像を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにおいて生成された第1の場所画像を出力する出力ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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