以下、本発明の実施の形態による発光制御装置について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による発光制御装置であるマスタ発光装置を備えるカメラシステムの一例を示すブロック図である。
図1に示すカメラシステムは、発光装置(ストロボ装置とも呼ぶ)100と撮像装置であるカメラ200とを有している。発光装置100は発光回路102を備えており、この発光回路102は発光装置制御部103の制御下で充電を行う。また、発光回路102は発光装置制御部103から発光指示を受けると発光部(図示せず)を発光させる。さらに、発光回路102は充電が完了すると発光装置制御部103に充電完了信号を送る。
後述するように、図示のカメラシステムには複数のスレーブ発光装置(図1には示さず)が備えられており、これらスレーブ発光装置はグループ化されている(つまり、グループ分けされている)。そして、グループには当該グループを特定するグループ情報が付与されている。つまり、スレーブ発光装置の各々には当該スレーブ発光装置がいずれのグループに属するかを示すグループ情報が付与されている。
記憶部104(記憶手段)には、スレーブ発光装置に係るグループ情報、そして、多灯発光の対象を示すグループ設定情報およびストロボ動作を制御する際に用いられる調整データなどが記録されている。そして、発光装置制御部103は記憶部104に記録された情報又はデータに応じて、後述する発光制御を行う。
判定部107は、発光装置制御部103の制御下で前述のグループ情報およびグループ設定情報に応じて実際に発光を行うグループを決定する。点灯部105はLEDなどを用いて発光装置100の状態の変化などを報知するもので、発光装置制御103の制御下で点灯を行う。
発光装置100は無線通信部101(無線通信手段)を有しており、この無線通信部101はアンテナ101a、無線制御部101b、および発振回路101cを備えている。発振回路101cは水晶発振器(図示せず)の発振周波数に応じたクロック信号を生成して、クロック信号を無線制御部101bに与える。無線制御部101bはクロック信号に応じて動作し、アンテナ101aを介して電波によるデータの送受信を行う。なお、シリアル通信入出力部106はカメラ200とデータ通信を行うためのインタフェースである。
カメラ200はカメラ制御部203を有しており、カメラ制御部203はカメラ200全体の制御を司る。記憶部202には、カメラ制御部203がカメラを制御する際に用いられる調整データなどが保存される。
表示部204はカメラ制御部203の制御下で、例えば、カメラの動作状態および警告等を表示する。表示部204として、例えば、液晶ディスプレイが用いられる。なお、カメラ200に備えられたシリアル通信入出力部201はシリアル通信入出力部106に接続される。
カメラ200は測光回路205を備えており、この測光回路205には多分割測光センサ206が接続されている。多分割測光センサ206では撮影画面が複数のエリアに分割されている。レリーズスイッチ(図示せず)が半押しされると、測光回路205は多分割測光センサ206のエリア毎にその測光値を測定して輝度信号としてカメラ制御部203に送る。
カメラ制御部203は測光値(輝度信号)をA/D変換器(図示せず)によってデジタル信号に変換して、当該デジタル信号に応じて露出調節のための絞り値を求めるとともに、シャッタースピードを求める。
続いて、レリーズスイッチが全押しされると、同様に、測光回路205からカメラ制御部203に輝度信号が送られる。この際、外部ストロボ発光許可が設定されていると、カメラ制御部203はシリアル通信入力部201を介してプリ発光命令を発光装置100に送る。これによって、発光装置100では、発光装置制御部103はシリアル通信入出力部106を介してプリ発光命令を受け取って、発光回路102を制御してプリ発光を行う。
そして、プリ発光の結果、測光回路205から得られた輝度信号(つまり、デジタル信号)に応じて、カメラ制御部203は撮影の露出調節のための絞り値を求めるとともに、シャッタースピードおよびストロボメイン発光量を求めて、露出動作を行う。
露出動作が開始されると、モーター制御回路207は、カメラ制御部203の制御下でモーター(図示せず)を駆動制御してミラー(図示せず)のアップ・ダウンを行うとともに、シャッター(図示せず)のチャージを行う。
シャッター制御回路208は、カメラ制御部203の制御下でシャッター先幕およびシャッター後幕(ともに図示せず)を制御して、幕走行させて露出動作を実行する。
レンズ制御回路209は、レリーズスイッチの半押し又は全押しによってレンズマウント接点(図示せず)を介してカメラ制御部203と通信して、レンズ駆動モーターおよびレンズ絞りモーター(ともに図示せず)を駆動し、レンズの焦点調節および絞り制御を行う。
焦点検出回路210は被写体に対するデフォーカス量を複数の焦点検出エリアで検出する。また、カメラ200にはAF(オートフォーカス)およびMF(マニュアルフォーカス)のどちらかを選択する選択スイッチ(図示せず)を備えている。選択スイッチによってMFが選択されていると、カメラ制御部203は焦点検出回路210における検出機能を無効とする。
なお、選択スイッチおよびカメラ200に備えられた操作部(図示せず)の操作はスイッチセンス回路211によって検知され、スイッチセンス回路211から操作信号がカメラ制御部203に送られる。
図2は、図1に示すカメラシステムの概略構成を示す図である。
図2において、カメラ200には接続部301が備えられており、この接続部301によって発光装置100がカメラ200に着脱可能に装着される。接続部301によって発光装置100がカメラ200に着脱可能に装着されることによって、図1に示すシリアル通信入出力部106および201が接続される。さらに、カメラ200の後面には液晶パネルなどの表示部200aが備えられている。
図2に示す例では、発光装置100が発光装置400と無線で接続されている。以下の説明では、発光装置100をマスターストロボ(マスタ発光装置)、発光装置400をスレーブストロボ(スレーブ発光装置)とも呼ぶ。
スレーブストロボ400の構成はマスターストロボ100と同一であり、スレーブストロボ400においてアンテナは符号401aで示されている。また、マスターストロボ100およびスレーブストロボ400にはそれぞれ電源スイッチ302および402が備えられている。さらに、マスターストロボ100およびスレーブストロボ400にはそれぞれ後述の設定変更ボタン303および403が備えられている。
スレーブストロボ400において、電源スイッチ402が操作されて電源オンとなると、スレーブストロボ400から無線通信によってスレーブストロボ400が属するグループ情報(発光グループ情報ともいう)を含む初期登録情報がマスターストロボ100に送られる。そして、スレーブストロボ400が属するグループが設定変更ボタン403の操作に応じて変更されると、スレーブストロボ400から変更後のグループ情報がマスターストロボ100に通知される。
なお、図2においては、説明の便宜上、スレーブストロボ400は1つのみ示されているが、実際には、複数のスレーブストロボ400が存在する。また、スレーブストロボ400とマスターストロボ100とは交代しうる。つまり、スレーブストロボ400がマスターストロボとなり、マスターストロボ100がスレーブストロボとなりうる。
図3は図2に示すカメラシステムにおいてスレーブストロボによるグループ情報の送信処理を説明するためのフローチャートである。そして、図3(a)は初期登録の際の送信処理を説明するためのフローチャートであり、図3(b)は変更登録の際の送信処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図3(a)を参照して、スレーブストロボ400がその属するグループを示すグループ情報を初期登録する場合について説明する。いま、電源スイッチの操作によって電源がオンとなると、発光装置において、発光装置制御部103は発光装置がスレーブストロボモードで起動されたか否かを判定する(ステップS101)。ここで、スレーブストロボモードとは、発光装置の動作モードがスレーブストロボとして動作するモードである。
スレーブストロボモードで起動されないと(ステップS101において、NO)、発光装置制御部103は待機する。一方、スレーブストロボモードで起動されると(ステップS101において、YES)、発光装置制御部103は無線制御部101bを制御して、マスターストロボ100に対して初期登録通知を行う(ステップS102)。そして、発光装置制御部103は初期登録を終了する。
この初期登録通信では、所属するグループに関するグループ情報および当該スレーブストロボ400を識別する識別情報を含むスレーブストロボ登録依頼が送信され、マスターストロボ100において、前述したように当該スレーブストロボ400に係るグループ情報が識別情報に対応づけられて記憶部104に登録される。
次に、図3(b)を参照して、スレーブストロボ400が属するグループを変更する場合について説明する。発光装置制御部103は設定変更ボタン403が操作されたか否かを判定する(ステップS201)。設定変更ボタン403が操作されないと(ステップS201において、NO)、発光装置制御部103は変更登録を終了する。
設定変更ボタン403が操作されて(ステップS201において、YES)、スレーブストロボ400が属するグループが変更されると、発光装置制御部103は無線通信部101によって変更後のグループを示すグループ情報および当該スレーブストロボ400を識別する識別情報を含むグループ情報変更通知をマスターストロボ100に送る。そして、スレーブストロボ400において、発光装置制御部103は変更登録を終了する。マスターストロボ100では、当該スレーブストロボ400に係る変更後のグループ情報が記憶部104に登録される。
図4は図2に示すカメラシステムにおいてマスターストロボにおける登録処理を説明するためのフローチャートである。
マスターストロボ100では、無線制御部101bがアンテナ101aを介して電波を受信したか否かを判定する(ステップS301)。電波を受信しないと(ステップS301において、NO)、無線制御部101bは待機する。一方、電波を受信すると(ステップS301において、YES)、無線制御部101bは復調処理などを行って、受信データを発光装置制御部103に送る。
発光装置制御部103は受信データを受けると、当該受信データが前述の初期登録通知であるか否かを判定する(ステップS302)。初期登録通知であると(ステップS302において、YES)、発光装置制御部103は初期登録通知に含まれる識別情報(ストロボIDともいう)を初期登録情報として記憶部104に保存する(ステップS303)。この際、発光装置制御部103は当該ストロボIDに係る発光装置がマスターストロボであるか又はスレーブストロボであるかを示すストロボモードを初期登録情報として記憶部104に登録する。
続いて、発光装置制御部103は受信データが所属するグループに関するグループ情報、スレーブIDおよび動作モードなどに関するスレーブストロボ情報を含むか否かを判定する(ステップS304)。スレーブストロボ情報を含まないと(ステップS304において、NO)、発光装置制御部103は登録処理を終了する。一方、スレーブストロボ情報を含むと(ステップS304において、YES)、発光装置制御部103は後述するステップS306の処理を行う。
受信データが初期登録通知でないと(ステップS302において、NO)、発光装置制御部103は受信データがグループ情報変更通知であるか否かを判定する(ステップS305)。グループ情報変更通知であると(ステップS305において、YES)、発光装置制御部103は、記憶部104に登録されたグループ情報において該当するスレーブストロボのグループ情報を変更後のグループ情報に変更する(ステップS306)。そして、発光装置制御部103は登録処理を終了する。
このようにして、スレーブストロボのグループ情報が変更された場合、マスターストロボ100はその変更を登録する。
なお、ステップS304において、スレーブストロボ情報を含むと判定された際には、発光装置制御部103は、ステップS306においてグループ情報、ストロボIDおよび動作モードを記憶部104に追加登録する。これによって、マスターストロボ100はスレーブストロボの新規登録を行う。
受信データがグループ情報変更通知でないと(ステップS305において、NO)、発光装置制御部103はスレーブIDおよび動作モードを記憶部104に登録して(ステップS307)、登録処理を終了する。
マスターストロボ100では、登録したスレーブストロボ400に対して、定期的に生存確認を行うため無線通信を行う。この定期的な無線通信によって、例えば、電波の届かない位置に存在するなどの理由で確認できない(つまり、通信不能な)スレーブストロボを発見すると、マスターストロボ100では発光装置制御部103が記憶部104に登録されている当該スレーブストロボに関するスレーブストロボ情報を削除する。
このようにして、マスターストロボ100は、マスターストロボ100の周囲に存在するスレーブストロボ400に係るグループ情報を最新状態で管理する。
続いて、図2に示すカメラ200およびマスターストロボ100における多灯発光制御について説明する。なお、以下の説明では、マスターストロボ100にはグループA、B、およびCが発光グループとして設定されているものとする。
図5は図2に示すカメラシステムにおける撮影処理を説明するためのフローチャートである。
撮影処理が開始されると、カメラ制御部203はレリーズボタン(図示せず)が半押しされたか否かを判定する(ステップS401)。レリーズボタンが半押しされないと(ステップS401において、NO)、カメラ制御部203は待機する。
一方、レリーズボタンが半押しされると(ステップS401において、YES)、カメラ制御部203は内蔵タイマー(図示せず)を起動して、計時を開始する(ステップS402)。
続いて、カメラ制御部203は後述する発光グループの問い合わせ処理を行う(ステップS403)。この問い合わせ処理では、カメラ制御部203がマスターストロボ100の発光装置制御部103に発光を行うグループを問い合わせて、発光を行うスレーブストロボに係るグループ情報(以下問い合わせ発光グループ情報という)を得る。
発光グループの問い合わせ処理を行った後、カメラ制御部203はレリーズスイッチが全押しされたか否かを判定する(ステップS404)。レリーズスイッチが全押しされないと(ステップS404において、NO)、カメラ制御部203は後述するステップS410の処理を行う。
一方、レリーズスイッチが全押しされると(ステップS404において、YES)、つまり、撮影開始指示があると、カメラ制御部203は問い合わせ発光グループ情報に応じてプリ発光を行うべきグループ(プリ発光グループ)を指定してプリ発光命令(プリ発光指示ともいう)をマスターストロボ100に送信する。このプリ発光命令はシリアル通信入出力部201および106を介して発光装置制御部103に送られる。
プリ発光命令を受けると、発光装置制御部103は無線制御部101bを制御して、指定されたグループに属するスレーブストロボに対してプリ発光命令を一括送信する。これによって、問い合わせ発光グループ情報で指定されたグループに属するスレーブストロボがプリ発光を行う。そして、カメラ200では測光回路205によって前述のようにして測光が行われて、カメラ制御部203は測光結果を記憶部202に保存する(ステップS405)。
続いて、カメラ制御部203は上記の測光結果に基づいて撮影に必要な発光量を、指定したグループに属するスレーブストロボ毎に求めて、必要発光量を得る(ステップS406)。
次に、カメラ制御部203は発光制御部103に必要発光量をマスターストロボ100に送信する。必要発光量を受信すると、発光装置制御部103は無線制御部101bを制御して、指定されたグループに属するスレーブストロボに対して必要発光量を送信する(ステップS407)。
続いて、カメラ制御部203はマスターストロボ100に本発光命令を送信する(ステップS408)。本発光命令を受けると、発光装置制御部103は無線制御部101bを制御して、指定されたグループに属するスレーブストロボに本発光命令を送信する。
本発光命令を受けると、指定されたグループに属するスレーブストロボは本発光を行う。そして、カメラ制御部203は本発光のタイミングに合わせて撮影を実行する(ステップS409)。
次に、カメラ制御部203は内蔵タイマーのカウントが所定のカウントとなったか否かを判定する(ステップS410)。内蔵タイマーのカウントが所定のカウント未満であると(ステップS410において、NO)、カメラ制御部203はステップS403の処理に戻る。一方、内蔵タイマーのカウントが所定のカウントとなると(ステップS410において、YES)、カメラ制御部203は撮影処理を終了する。
図6は図5に示す発光グループ問い合わせ処理を説明するためのフローチャートである。
発光グループの問い合わせを受けると、発光装置制御部103は判定部107に対してグループ判定処理の開始を通知する。判定部107は発光装置制御部103の制御下で記憶部104を参照してグループ判定処理を行う。
前述のように、記憶部104にはグループA、B、およびCが発光グループとして登録されている。判定部107はグループAに属するスレーブストロボがあるか否かについてグループ情報を参照して判定する(ステップS501)。続いて、判定部107はグループBに属するスレーブストロボがあるか否かについてグループ情報を参照して判定する(ステップS502)。
さらに、判定部107はグループCに属するスレーブストロボがあるか否かについてグループ情報を参照して判定する(ステップS503)。そして、発光装置制御部103は判定部107による判定結果に基づいてスレーブストロボの登録があるグループを抽出して、その抽出結果を発光グループ情報としてカメラ制御部203に送信する(ステップ504)。
このように、本発明の第1の実施形態では、スレーブストロボが存在する発光グループにのみプリ発光命令が送信されるので、従来のように全てのグループに対してプリ発光命令を送信する必要がない。すなわち、マスターストロボ100によって設定された複数の発光グループのうち、複数の発光装置の少なくとも1つが属する発光グループには制御信号を送信し、複数の発光装置のいずれも属していない発光グループには制御信号を送信しない。このため、マスターストロボの無駄な通信動作を軽減することができる。また、無駄なプリ発光命令を送信しなくなるので、プリ発光命令に要する時間が短縮され、各スレーブストロボに対するプリ発光命令に伴うレリーズタイムラグを軽減することができる。
なお、第1の実施形態では、グループA、B、およびCがマスターストロボに発光グループとして設定されているとして説明したが、設定可能なグループの最大数およびそれらの組み合わせに関しては上記の例に限定されるものではない。なお、発光グループの設定は、発光装置100の不図示の操作部への操作に応じて発光装置制御部103が実行してもよいし、カメラ200の不図示の操作部への操作に応じてカメラ200のカメラ制御部203が実行しても構わない。
また、判定部107はカメラ200が有していてもよく、マスターストロボ100から各スレーブストロボがどのグループに属しているかを示す情報を取得して、プリ発光命令を送信するグループを抽出しても構わない。また、プリ発光命令は無線通信部101を介して送信しなくてもよく、光通信によりプリ発光命令を送信しても構わない。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による発光制御装置について説明する。なお、発光装置、カメラ、およびカメラシステムの構成は図1および図2に示す例と同様であるので説明を省略する。また、グループ情報の初期登録および変更登録について図3(a)および図3(b)で説明したようにして行われる。
図7は、本発明の第2の実施形態による発光制御装置が用いられたカメラシステムにおける撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図7において、図5で説明したステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。また、第2の実施形態においても、マスターストロボ100にはグループA,B、およびCが発光グループとして設定されているものとする。
図5で説明したようにして、ステップS403で発光グループの問い合わせ処理を行った後、カメラ制御部203はマスターストロボ100に設定された発光グループの設定を問い合わせる(ステップS604)。そして、問い合わせの結果を受けると、カメラ制御部203はその発光グループ設定を記憶部202に記録する。つまり、記憶部202にはグループA、B、およびCが発光グループ設定として記録される。また、このとき、マスターストロボ100に各スレーブストロボの最大発光量(発光可能量)を問い合わせる。あるいは、マスターストロボ100に各スレーブストロボのスレーブIDを問い合わせる。その後、カメラ制御部203はステップS404〜S407の処理を行う。
ステップS407の処理を行った後、カメラ制御部203は後述する調光判定処理を行う(ステップS609)。この調光判定処理は、ステップS406で求めた発光量で各発光グループが発光可能であるか否かを判定する処理である。その後、カメラ制御部203はステップS408〜S410の処理を行って、撮影処理を終了する。
図8は図7に示す調光判定処理を説明するためのフローチャートである。
調光判定処理を開始すると、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループAが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループAにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS701)。
グループAにスレーブストロボが属すると(ステップS701において、YES)、カメラ制御部203はステップS406で求めたグループAに係る発光量が設定可能な発光量の許容範囲であるか否かを判定する(ステップS702)。すなわち、グループAに属するスレーブストロボがステップS406で求めたグループAに係る発光量で発光可能か否かを判定する。この判定には、ステップS604で得た各スレーブストロボの最大発光量(発光可能量)に関する情報を用いる。あるいは、ステップS604で得たスレーブIDに関する情報と、記憶部202に予め記憶されているスレーブIDと最大発光量(発光可能量)に関するテーブルとを用いる。グループAに係る発光量が許容範囲内であると(ステップS702において、YES)、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループBが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループBにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS703)。
グループBにスレーブストロボが属すると(ステップS703において、YES)、カメラ制御部203はステップS406で求めたグループBに係る発光量が設定可能な発光量の許容範囲であるか否かを判定する(ステップS704)。グループBに係る発光量が許容範囲内であると(ステップS704において、YES)、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループCが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループCにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS705)。
グループCにスレーブストロボが属すると(ステップS705において、YES)、カメラ制御部203はステップS406で求めたグループCに係る発光量が設定可能な発光量の許容範囲であるか否かを判定する(ステップS706)。グループCに係る発光量が許容範囲内であると(ステップS706において、YES)、カメラ制御部203はマスターストロボ100の発光装置制御部103にシリアル通信入力部201および106を介して調光成功通知を行う(ステップS707)。そして、カメラ制御部203は調光判定処理を終了する。これによって、発光装置制御部103は撮影の後に点灯部105を点灯させる。
なお、ステップS701〜S706の各条件を1つでも満たさない場合、カメラ制御部203はマスターストロボ100の発光装置制御部103にシリアル通信入力部201および106を介して調光失敗通知(調光不良通知ともいう)を行う(ステップS708)。そして、カメラ制御部203は調光判定処理を終了する。これによって、発光装置制御部103は撮影の後に点灯部105を点灯させない。
このように、本発明の第2の実施形態においても、スレーブストロボが存在する発光グループにのみプリ発光命令が送信されるので、従来のように全てのグループに対して(つまり、グループ毎に)プリ発光命令を送信する必要がない。このため、マスターストロボの無駄な通信動作を軽減することができる。
さらに、第2の実施形態においては、各発光グループに係る発光量が許容範囲であるか否かを判定して、当該判定結果に応じて点灯部105を点灯制御するようにしたので、ユーザは発光が良好に行われた撮影であるか否かを容易に知ることができる。
なお、点灯部105の状態が点灯状態であるか消灯状態であるかによって調光判定結果を報知する場合を説明したが、調光判定結果に応じて点灯部105の色を変化させたり、調光判定結果を不図示の表示部に表示するようにしても構わない。また、カメラ200の表示部に調光判定結果を表示するようにしても構わない。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態による発光制御装置について説明する。なお、発光装置、カメラ、およびカメラシステムの構成は図1および図2に示す例と同様であるので説明を省略する。また、グループ情報の初期登録および変更登録について図3(a)および図3(b)で説明したようにして行われる。
図9は、本発明の第3の実施形態による発光制御装置が用いられたカメラシステムにおける撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図9において、図5および図7で説明したステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。また、第3の実施形態においても、マスターストロボ100にはグループA,B、およびCが発光グループとして設定されているものとする。
図7で説明したようにして、ステップS604で発光グループの設定を問い合わせ、発光グループ設定を記憶部202に記録した後、カメラ制御部203は後述するグループ設定確認処理を行う(ステップS1105)。このグループ設定確認処理では、発光グループ設定において設定されたグループにスレーブストロボが属するか否かを確認して、発光グループ設定されたグループにスレーブストロボが属しないと、警告を行う。その後、カメラ制御部203はステップS404〜S410の処理を行って、撮影処理を終了する。
図10は図9に示すグループ設定確認処理を説明するためのフローチャートである。
グループ設定確認処理を開始すると、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループA、B、およびCの各々が問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループA、B、およびCの全てにスレーブストロボが属するか否かを確認する(ステップS1201)。つまり、カメラ制御部203は問い合わせ発光グループ情報に含まれるグループの全てにスレーブストロボが属しているか(存在するか)否かを確認することになる。
そして、カメラ制御部203は確認結果に基づいて全てのグループA、B、およびCにスレーブストロボが存在するか否かを判定する(ステップS1202)。全てのグループA、B、およびCにスレーブストロボが存在すると(ステップS1202において、YES)、カメラ制御部203はグループ設定確認処理を終了する。
一方、グループA、B、およびCのいずれかにスレーブストロボが存在しないと(ステップS1202において、NO)、カメラ制御部203は当該スレーブストロボが存在しないグループを表示部204に警告表示する(ステップS1203)。そして、カメラ制御部203はグループ確認処理を終了する。
このように、本発明の第3の実施形態においても、スレーブストロボが存在する発光グループにのみプリ発光命令が送信されるので、従来のように全てのグループに対してプリ発光命令を送信する必要がない。このため、マスターストロボの無駄な通信動作を軽減することができる。
さらに、第3の実施形態では、レリーズスイッチが全押しされる前に、発光グループ設定されかつ問い合わせ発光グループ情報に存在するグループについてスレーブストロボが存在しないと警告表示を行うようにした。このため、ユーザは当該警告表示に応じてレリーズスイッチの全押しを行うか否かを決定することができる。そして、ユーザは警告表示に応じて撮影を中止して発光グループ設定を再設定して撮影を行うことができ、ユーザにとって利便性を高くすることができる。
なお、第3の実施形態では、レリーズスイッチの全押し前にグループ設定確認処理を行うようにしたが、撮影の後でグループ設定確認処理を行うようにしてもよく、この場合には、ユーザに撮影が良好に行われなかった可能性があることを報知することになる。
また、表示部204に警告表示を行う場合について説明したが、その他の報知手段によりスレーブストロボが属していないグループが存在することを報知しても構わない。また、どのグループにスレーブストロボが属していないかを示す情報を報知するようにしても構わない。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態による発光制御装置について説明する。なお、発光装置、カメラ、およびカメラシステムの構成は図1および図2に示す例と同様であるので説明を省略する。また、グループ情報の初期登録および変更登録については図3(a)および図3(b)で説明したようにして行われる。
図11は本発明の第4の実施形態による発光制御装置が用いられたカメラシステムにおいてカメラにおけるグループ登録処理を説明するためのフローチャートである。なお、図1には示されていないが、第4の実施形態においては、カメラは内蔵無線部および内蔵アンテナ(無線通信手段)を有しているものとする。
カメラ200では、カメラ制御部203は内蔵無線部が電波を受信したか否かを判定する(ステップS1501)。内蔵無線部が電波を受信しないと(ステップS1501において、NO)、カメラ制御部203は待機する。一方、内蔵無線部が電波を受信すると(ステップS1501において、YES)、カメラ制御部203は内蔵無線部から受信データを受ける。
カメラ制御部203は受信データが初期登録通知であるか否かを判定する(ステップS1502)。初期登録通知であると(ステップS1502において、YES)、カメラ制御部203は初期登録通知に含まれるストロボIDを初期登録情報として記憶部202に保存する(ステップS1503)。この際、カメラ制御部203はストロボIDに係る発光装置がマスターストロボであるか又はスレーブストロボであるかを示す動作モードを初期登録情報として記憶部202に登録する。
続いて、カメラ制御部202は受信データがスレーブストロボ情報を含むか否かを判定する(ステップS1504)。スレーブストロボ情報を含まないと(ステップS1504において、NO)、カメラ制御部203はグループ登録処理を終了する。一方、スレーブストロボ情報を含むと(ステップS1504において、YES)、発光装置制御部103は後述するステップS1506の処理を行う。
受信データが初期登録通知でないと(ステップS1502において、NO)、カメラ制御部203は受信データがグループ情報変更通知であるか否かを判定する(ステップS1505)。グループ情報変更通知であると(ステップS1505において、YES)、カメラ制御部203は、記憶部202に登録されたグループ情報において該当するスレーブストロボのグループ情報を変更後のグループ情報に変更する(ステップS1506)。そして、カメラ制御部203は登録処理を終了する。
このようにして、スレーブストロボのグループ情報が変更された場合、カメラ200はその変更を登録する。
なお、ステップS1504において、スレーブストロボ情報を含むと判定された際には、カメラ制御部203は、ステップS1506においてグループ情報、ストロボIDおよび動作モードを記憶部202に追加登録する。これによって、カメラ200はスレーブストロボの新規登録を行う。
受信データがグループ情報変更通知でないと(ステップS1505において、NO)、カメラ制御部203はスレーブIDおよび動作モードを記憶部202に登録して(ステップS1507)、グループ登録処理を終了する。
カメラ200では、登録したスレーブストロボ400に対して、定期的に生存確認を行うため無線通信を行う。この定期的な無線通信によって、例えば、電波の届かない位置に存在するなどの理由で確認できないスレーブストロボを発見すると、カメラ200ではカメラ制御部203が記憶部202に登録されている当該スレーブストロボに関するスレーブストロボ情報を削除する。
このようにして、カメラ200は、カメラ200の周囲に存在するスレーブストロボ400に係るグループ情報を最新状態で管理する。なお、図11に示す処理は、例えば、マスターストロボ100がカメラ200に接続されていない場合に行われる。
図12は、本発明の第4の実施形態による発光制御装置が用いられたカメラシステムにおける撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図12において、図5で説明したステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。また、第4の実施形態においても、カメラ200にはグループA,B、およびCが発光グループとして設定されているものとする。
ステップS404において、レリーズスイッチが全押しされたと判定すると、カメラ制御部203は、後述する発光グループ選択処理を行う(ステップS1304)。この発光グループ選択処理では実際に発光するグループが選択・指定される。そして、カメラ制御部203はステップS405の処理を行った後、カメラ自体が備える内蔵ストロボ(図示せず)のプリ発光を行って、測光回路205によって測光を行う。そして、カメラ制御部203はその測光結果を内蔵ストロボ測光結果として記憶部202に保存する(ステップS1306)。
続いて、カメラ制御部203はスレーブストロボのプリ発光による測光結果に基づいて撮影に必要な発光量を、指定したグループに属するスレーブストロボ毎に求めて必要発光量を得る。さらに、カメラ制御部203は内蔵ストロボ測光結果に応じて、内蔵ストロボに必要な発光量を内蔵ストロボ発光量として求める(ステップS1307)。
カメラ制御部203はステップS407およびS408の処理を行った後、スレーブストロボの本発光のタイミングに同期して、内蔵ストロボ発光量に応じて内蔵ストロボの本発光を行う(ステップS1310)。そして、カメラ制御部203はステップS409およびS410の処理を行う。つまり、カメラ制御部203はスレーブストロボの本発光および内蔵ストロボの本発光のタイミングに合わせて撮影を実行することになる。
図13は図12に示す発光グループ選択処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、図11で説明したようにして、記憶部202にはスレーブストロボ毎にその属する発光グループ情報が記録されるとともに、予め発光グループ設定が登録されているものとする。また、発光グループ設定としてグループA、B、およびCが設定されているものとする。
カメラ制御部203は記憶部202に記録された発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループAにスレーブストロボが存在するか否かを確認する(ステップS1401)。同様にして、カメラ制御部203はグループBにスレーブストロボが存在するか否かを確認する(ステップS1402)。さらに、カメラ制御部203はグループCにスレーブストロボが存在するか否かを確認する(ステップS1403)。
続いて、カメラ制御部203はステップS1401、S1402、およびS1403における確認結果からスレーブストロボが存在するグループを選択して、その選択結果を指定発光グループとして記憶部202に記憶する(ステップS1404。そして、カメラ制御部203は発光グループ選択処理を終了する。
以上のように、本発明の第4の実施形態では、スレーブストロボが存在する発光グループにのみプリ発光命令が送信されるので、従来のように全てのグループに対してプリ発光命令を送信する必要がない。このため、マスターストロボの無駄な通信動作を軽減することができる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態による発光制御装置について説明する。なお、発光装置、カメラ、およびカメラシステムの構成は図1および図2に示す例と同様であるので説明を省略する。また、グループ情報の初期登録および変更登録について図3(a)および図3(b)で説明したようにして行われる。
図14は、本発明の第5の実施形態による発光制御装置が用いられたカメラシステムにおける撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図14において、図5および図7で説明したステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。また、第5の実施形態においても、マスターストロボ100にはグループA,B、およびCが発光グループとして設定されているものとする。
図5又は図7で説明したように、ステップS407において発光制御部103に必要発光量をマスターストロボ100に送信した後、カメラ制御部203は後述する所定の時間だけ待機する時間調整処理を行う(ステップS1809)。この時間調整処理では、ステップS403で取得した問い合わせ発光グループ情報とステップS604で取得した発光グループ設定とに応じて待機時間が決定される。その後、カメラ制御部203はステップS408〜S410の処理を行って、撮影処理を終了する。
図15は、図14に示す時間調整処理を説明するためのフローチャートである。
時間調整処理を開始すると、カメラ制御部203はカウンタcount=0に設定する(ステップS1901)。続いて、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループAが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループAにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS1902)。
グループAにスレーブストロボが属さないと、つまり、存在しないと(ステップS1902において、NO)、カメラ制御部203はカウンタcountをインクリメントする(count=count+1:ステップS1903)。
続いて、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループBが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループBにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS1904)。グループBにスレーブストロボが属さないと(ステップS1904において、NO)、カメラ制御部203はさらにカウンタcountをインクリメントする(ステップS1905)。
そして、カメラ制御部203は記憶部202に記録された問い合わせ発光グループ情報および発光グループ設定に応じて、グループCが問い合わせ発光グループ情報に存在する場合にグループCにスレーブストロボが属するか否かを判定する(ステップS1906)。グループCにスレーブストロボが属さないと(ステップS1906において、NO)、カメラ制御部203はさらにカウンタcountをインクリメントする(ステップS1907)。
記憶部202には、1つのグループに要するプリ発光の処理時間(以下プリ発光処理時間)が予め設定されており、カメラ制御部203は記憶部202に記憶されたプリ発光処理時間とカウンタcountのカウント値とを乗算して乗算結果(待機時間)を得る。そして、カメラ制御部203は当該待機時間の間、ステップS408の処理を待つ(ステップS1907)。
なお、全てのグループにスレーブストロボが属する場合、待機時間はゼロとなる。
このように、第5の実施形態においても、スレーブストロボが存在する発光グループにのみプリ発光命令が送信されるので、従来のように全てのグループに対してプリ発光命令を送信する必要がない。このため、マスターストロボの無駄な通信動作を軽減することができる。
また、第5の実施形態では、グループにスレーブストロボが存在するか否かに応じて本発光命令を待機する時間を変更するようにしたので、グループの数および発光するグループの組み合わせに拘わらず、レリーズに要する処理時間を一定とすることができる。
なお、本実施形態では、グループにスレーブストロボが存在するか否かに応じて本発光命令を待機する時間を変更することで、各スレーブストロボに対するプリ発光命令に伴うレリーズタイムラグを軽減することはできない。そのため、第1の実施形態の処理と本実施形態の処理とを両方用いる構成の場合、撮影モードなどに応じて使い分けることが望ましい。例えば、連写撮影を行う場合、第1の実施形態の処理を行うとスレーブストロボが属していないグループが存在する時と存在しない時とで連写速度に違いが生じてしまう。一方、連写撮影を行うモードにおいては、本実施形態の処理を用いることでスレーブストロボが属していないグループが存在する時と存在しない時とで連写速度を等しくすることができる。
また、本実施形態では、本発光命令の送信開始タイミングの待機時間を変更しているが、プリ発光命令の送信開始タイミングの待機時間を変更してもよいし、プリ発光命令の送信間隔を変更しても構わない。
また、上記の5つの実施形態は、それぞれ他の実施形態に記載の構成を組み合わせることが可能である。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例において、マスターストロボ100では、発光装置制御部103および判定部107が判定手段および制御手段として機能する。また、カメラ200では、カメラ制御部203が判定手段および制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を発光制御装置又は撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、この制御プログラムを発光制御装置又は撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
この際、制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも判定ステップおよび制御ステップを有することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。