JP6115848B2 - 液滴吐出装置、及び伝送部材 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷のための駆動信号の伝送方式として差動信号伝送方式を採用するインクジェット記録装置などの液滴吐出装置、及び伝送部材に関するものである。
例えばインクジェット記録装置(液滴吐出装置)において、高精度、高画質の印刷を実現するために、ノズル数を増加させたいという要求がある。そのようにノズル数を多くすると、印刷のための駆動信号の数が多くなることから、駆動信号の伝送方式として、例えばLDVS(低電圧差動信号伝送方式)等の差動信号による伝送方式を採用することが知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、差動信号による伝送方式の場合には、前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられるが、特許文献1記載の記録装置では、前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器がヘッドユニット内に組み込まれ、ユニットとして一体化されている。
特開2011−046160号公報(図1参照)
そのような終端抵抗器がユニットとして一体化されていると、差動信号特性のバラツキが生じた場合に、それを抑制するために終端抵抗器の抵抗値を変更しようとすると、ユニット全体を交換する必要がある。ユニット全体の交換は、大幅なコストアップの原因となる。よって、差動信号特性のバラツキが生じても、実際の終端抵抗器の抵抗値を変更することが困難で、結果として差動信号特性のバラツキを十分に抑制することができない。
本発明は、差動信号による伝送方式を採用する液滴吐出装置において、前記差動信号を前記制御基板から前記信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部の前記配線に、前記終端抵抗器を設けることで、差動信号特性のバラツキを抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段を有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドを駆動するための差動信号を出力する制御基板と、を有する液滴吐出装置であって、前記圧力付与手段と前記制御基板とに接続され、前記制御基板から出力された前記差動信号が入力されて前記圧力付与手段を駆動するための駆動信号を前記圧力付与手段に供給する信号供給手段と、前記差動信号を前記制御基板から前記信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部と、を備え、前記伝送部には、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられ、前記伝送部は、前記制御基板に電気的に接続し、前記終端抵抗器が設けられる第1の配線基板と、前記第1の配線基板に電気的に接続し、前記信号供給手段が設けられる第2の配線基板と、を有することを特徴とする。ここで、差動信号には、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)、RSDS(Reduced Swing Differential Signaling)、miniーLVDS(mini-Low Voltage Differential Signaling)等の伝送方式で伝送されるものが含まれる。
このようにすれば、前記差動信号を制御基板から信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部に、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられているので、ユニットとして一体化している場合とは異なり、配線毎に終端抵抗器を選定して用いることができるし、交換などにより終端抵抗器の抵抗値の変更が容易であり、その変更をすることで差動信号特性にバラツキが生じるのを容易に抑制することができる。
請求項2に記載のように、前記信号供給手段は、前記液滴吐出ヘッドに対して複数実装され、各信号供給手段に対応して前記終端抵抗器が設けられる、構成とすることができる。このようにすれば、複数の信号供給手段を用いることで伝送量を大きくすることができる。
請求項6に記載のように、被吐出媒体を送り方向に搬送する搬送手段を有し、
前記終端抵抗器は、前記2つの前記出力端子部に対応して前記送り方向に並んで配置される、ことが望ましい。このようにすれば、終端抵抗器は、前記2つの出力端子部に対応して前記送り方向に並んで配置されているので、前記終端抵抗器を配置するための特別のスペースを必要としない。
本発明は、上記のように、差動信号を制御基板から信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部に、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられているので、ユニットとして一体化している場合とは異なり、配線毎に終端抵抗器を選定して用いることができるし、交換などにより終端抵抗器の抵抗値の変更が容易であり、その変更をすることで差動信号特性にバラツキが生じるのを抑制する上で有利である。
本発明に係る液滴吐出装置の一実施の形態であるインクジェット記録装置の概略構成図である。 キャリッジに記録ヘッド、配線基板、ヒートシンクなどが設けられた状態を示す斜視図である。 同断面図である。 記録ヘッド、バッファタンク及びキャリッジ制御板が組み付けられた状態を、キャリッジを省略して示す斜視図である。 記録ヘッドに配線基板及び補強フレームが設けられた状態の斜視図である。 記録ヘッドに配線基板、押さえ部材及び補強フレームが設けられた状態の斜視図である。 第1のフレキシブル配線基板の平面図である。 キャリッジ制御板の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係る液滴吐出装置の一実施の形態であるインクジェット記録装置の概略構成図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、ガイドロッド2に沿って移動方向A(走査方向)において往復移動するキャリッジ3と、このキャリッジ3の下面に取り付けられる記録ヘッド4(液滴吐出ヘッド)とを有する。この記録装置1において、移動方向Aに直交する送り方向Bに搬送される記録用紙Pに向けて、キャリッジ2とともに移動方向Aにおいて往復移動する記録ヘッド4のノズルからインクが吐出されることにより、記録用紙Pに画像や文字などが記録される。また、画像や文字などが記録された記録用紙Pは、搬送ローラ5(搬送手段)によって送り方向Bに排出される。
キャリッジ3は、図2及び図3に詳細を示すように、上面側が開放された概略箱形状の部分を有し、その部分の底面部3Aに形成される開口に対応して底面部3A下側に記録ヘッド4が補強フレーム10介して取り付けられて、その記録ヘッド4の上側に押さえ部材6、ヒートシンク7及び、インクを一時的に貯留するバッファタンク8(図4参照)が下側から順に設けられている。そして、バッファタンク8の上側には、キャリッジ基板9が配置されている。
記録ヘッド4は、図2及び図3に示すように、流路ユニット11と、圧電アクチュエータ12(圧力付与手段)とを下側から順に備える。流路ユニット11は、インク導入口から導入されるインクが流れるインクの流路を形成し、下面にインク(液滴)を吐出する複数のノズルを有する。なお、補強フレーム10は、流路ユニット11より一回り大きい矩形状で、前記インク導入口に対応する開孔10aを有し、中央部の開口10b内に圧電アクチュエータ12が収納されるようになっている。
圧電アクチュエータ12は、前記複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与するものである。このアクチュエータ12の上面には、一端部がキャリッジ基板9に接続されている配線基板13の他端部が接続されている。配線基板13は2つの駆動IC14(信号供給手段)を有し、この各駆動IC14は、キャリッジ基板9(具体的にはキャリッジ基板9上のコネクタ21)から配線基板13の配線を通じて出力される、記録ヘッド4を駆動するための差動信号が入力され、圧電アクチュエータ12を駆動するための駆動信号を記録ヘッド4(圧電アクチュエータ12)に供給するものである。
配線基板13の、圧電アクチュエータ12に接続される部位の上側には配線基板13を圧電アクチュエータ12に押さえ付ける押さえ部材6が設けられている。
この押さえ部材6は、平面視で圧電アクチュエータ12に対応する大きさを有し、移動方向A及び送り方向Bと直交する直交方向(つまり上下方向)において圧電アクチュエータ12とともに配線基板3を挟むように配置されるものである。そして押さえ部材6は、配線基板3を圧電アクチュエータ12に押さえ付けることにより、配線基板13の、圧電アクチュエータ12との接続部分が圧電アクチュエータ12から剥がれにくくしている。
押さえ部材6は、図5及び図6に示すように、矩形板状のベース部6Aを有し、ベース部6Aの下面が、第1及び第2のフレシキブル配線基板15,16の接続部分上に載置される。このベース部6Aの上部には一対の凸部6Bが設けられ、押さえ部材6を前記接続部分の上側に置いた状態では、一対の凸部6Bは、ベース部6Aの、第1のフレキシブル配線基板15の幅方向の両側において平行に延在するように位置している。なお、この一対の凸部6Bで挟まれた部分が、凸部6Bの上面に対して下方に窪んだ凹部6Cとなり、この凹部6Cに2つの位置決めピン6aが上方に向けて突出するように設けられ、位置決めピン6aの設置に凹部6Cというデッドスペースを有効に利用している。また、押さえ部材6は、ベース部6Aの外縁からは4個の垂壁6Dが立設している。これら垂壁6Dの内側面には、楔片6Daが一体的に設けられている。楔片6Daは断面三角形状に形成されており、上側にテーパ面、下側に水平な底面をそれぞれ有している。
配線基板13は、第1のフレキシブル配線基板15(図7参照)と、それに接続される第2のフレキシブル配線基板16とによって構成される。
第1のフレキシブル配線基板15は、帯状で、キャリッジ基板9に接続される入力端子部15Aから2つの出力端子部15B,15Bをそれぞれ繋ぐ複数の第1配線15Cを有し、その複数の第1配線15Cの途中に複数の終端抵抗器17がそれぞれ接続されている。2つの出力端子部15B,15Bは、送り方向Bに並んで配置されている。複数の終端抵抗器17は、2つの出力端子部15B,15Bに対応して送り方向Bに並んで2列をなすように配置されている。
そして、第1のフレキシブル配線基板15の基材は、送り方向Bにおける入力端子部15Aの中央が、2つの出力端子部15B,15Bを結ぶ線の中央に対して、送り方向Bにおいてずれて配置される形状(いわゆる蛇行形状)を有している。そして、各第1配線15Cは、第1のフレキシブル配線基板15の前記蛇行形状に沿うように配置されることで、配線長さが等しくされ、差動信号特性(例えば、伝送時間)のバラツキを抑制するようになっている。
第1のフレキシブル配線基板15には,終端抵抗器17の列の間に、第1のフレキシブル配線基板15を、記録ヘッド4に対し位置決めするための開孔15Da,15Dbが形成されている。18はサーミスタである。
一方、第2のフレキシブル配線基板16は、短冊状のチップである駆動IC14,14(信号付与手段)が2つ実装され、一端部が圧電アクチュエータ12に接続され、他端部が2つの接続端子部16A,16Aに接続される第2配線(図示せず)を有する。この第2の配線16Bの途中であって接続端子部16A,16Aの近くに駆動IC14,14が接続されている。2つの接続端子部16A,16Aは、第1のフレキシブル配線基板15の、2つの出力端子部15B,15Bが上側から重ねてそれぞれ接続されている。
そして、第2のフレキシブル配線基板16は、略矩形状に形成されており、その長手方向中央部分が圧電アクチュエータ12の上面に接続され、長手方向両側部分が、移動方向A及び送り方向Bと直交する直交方向において、互いに反対方向に延びることで記録ヘッド4と並ぶよう輪状に折り曲げられている。つまり、圧電アクチュエータ12との接続部分から引き出される両側部分は、押さえ部材6の外面に沿い、押さえ部材6の上側でそれぞれの端部同士を互いに向き合わせるようにして曲げられる。そして、その両側部分の各端部付近において2つの駆動IC14,14が送り方向Bに平行に(つまり第2のフレキシブル配線基板16の幅方向に)配置されている。
第2のフレキシブル配線基板16の接続端子部16A,16Aと第1のフレキシブル配線基板15の出力端子部15B,15Bとの接続は、押さえ部材6の上側で、位置決めピン6a,6aが第1のフレキシブル配線基板15の開孔15Da,15Dbに挿入され位置決めがされた状態でなされる。つまり、第2のフレキシブル配線基板16は、中央部分が圧電アクチュエータ12に接続され押さえ部材6によって押さえ付け、押さえ部材6の外側面に沿って引き出されることから、記録ヘッド4に対し予め位置決めされていることになる.これにより、第1のフレキシブル配線基板15の開孔15Da,15Dbに押さえ部材6の位置決めピン6a,6aを挿入し、押さえ部材6(位置決めピン6a,6a)を介して記録ヘッド4に対する第1のフレキシブル配線基板15の位置決めを行うことで、記録ヘッド4に対する両フレキシブル配線基板15,16の位置決めがなされる。なお、このように押さえ部材6を利用して第2のフレシキブル配線基板16を予め位置決めしておけるのは、LVDS(低電圧差動信号伝送方式)を採用していることと、ノズル数を増加させたことから第2のフレキシブル配線基板16を大きくしていることにより、溶着ピッチに細かい精度が要求されないように工夫したためである。
また、位置決めピン6aは、先端中央部に位置決めのための先端ピン部があり、下側に先端ピン部よりも径が大きい台座部がある構造である。また、2つの位置決めピン6aの両側及びそれらの間に支持部6b(台座部とほぼ同じ高さ)が合計3つ設けられている。つまり、2つの位置決めピン6aと支持部6bとが一直線上に配置されている。これにより、第1のフレシキブル配線基板15の、第2のフレシキブル配線基板16に接合されている部分の中央部分は前記台座部や支持部6bに下側から所定の高さに支持され、下方に大きく撓まないようになっている。よって、終端抵抗器17が、それの下側に位置する押さえ部材6の上面に接触するのが確実に回避される。
また、第2のフレキシブル配線基板16の上方には、前記直交方向において記録ヘッド4とともに2つの駆動IC14,14を挟むようにヒートシンク7が設けられている。このヒートシンク7は、2つの駆動IC14,14に接触し、駆動IC14,14から発生する熱を放熱し、2つの駆動IC14,14を冷却する機能を有する。このヒートシンク7は、熱伝導性の高い金属(例えばアルミニウム等)からなる板金をヘアピン状に折り曲げてなり、曲率が大きいU状の折曲部7Aから、上板部7Bと下板部7Cとが僅かなクリアランスをおいて平行に並ぶようにして延在している。上板部7Bには、外縁から内側に切り欠いてなる凹部7Baが垂壁6Dに対応して形成されている。このヒートシンク7は、平面視で矩形状を呈する。ヒートシンク7は、キャリッジ3内に上側から収容され、キャリッジ3内の配線基板13(第1のフレキシブル配線基板15)及び押さえ部材6上に組み付けられるが、このとき、ヒートシンク7の下板部7Cの下面が、垂壁6Dの楔片6Daのテーパ面に当接する。ヒートシンク7を下方に押圧すると、垂壁6Dが外側に弾性変形し、下板部7Cが楔片6Daを乗り越えて下方に移動すると、垂壁6Dは鉛直に延びる姿勢に復帰し、ヒートシンク7を係止する。このとき、楔片6Daは凹部7Ba内に位置する。
さらに、押さえ部材6と配線基板13(フレキシブル配線基板15,16)との関係について説明する。押さえ部材6は、前記直交方向において、記録ヘッド4と反対側の面である上面に対向するように第2のフレキシブル配線基板16の両側部分は、折り曲げられている。一方、第1のフレキシブル配線基板15は、終端抵抗器17が、押さえ部材6の前記上面(凹部6Cの底面)と対向するように第2のフレキシブル配線基板16に接続されている。そして、押さえ部材6の位置決めピン6aは、第1のフレキシブル配線基板15を位置決めしてこれを支持する位置決め部位を有する。つまり、位置決めピン6aの先端ピン部で位置決めし,位置決めピンの台座部で支持することになる。この位置決め部位が押さえ部材6の前記上面に対して離れるよう位置決めピン6aが前記上面に対して突出しており、第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16の接続部分と押さえ部材6の前記上面との間(つまり凹部6C内)に、2つの位置決めピン6aを結ぶ線を挟んで両側に2つの空間Sが形成されるようになっている。
この空間Sは、第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16を接続する際に、周知の溶着設備のヒータ受けステージTを挿入するために利用できるものである。つまり、周知の溶着設備で、第1のフレキシブル配線基板15を第2のフレキシブル配線基板16に接続するのは、次にようにして行うことができる。まず、接続前に、各空間Sにヒータ受けステージTを挿入する。この際、例えば図7に示すように、出力端子部15と平行に列状に配置されている終端抵抗器17は、ヒータ受けステージTを挿入しても、ヒータ受けステージTが終端抵抗器17に接触しない。そして、接続端子部16Aの上側にハンダ等の導電材を設置する。そして第2のフレキシブル配線基板16に上側から第1のフレキシブル配線基板15を重ねるに際し、第1のフレキシブル配線基板15の位置決め用の開孔15Da,15Dbに押さえ部材6の位置決めピン6aの先端ピン部を挿入する。この先端ピン部が第1のフレキシブル配線基板15の開孔15Da,15Dbに挿入された状態になると、第1のフレキシブル配線基板15の出力端子部15Bが第2のフレキシブル配線基板16の接続端子部16Aに対して位置決めされる。この位置決め状態では、第1のフレキシブル配線基板15が第2のフレキシブル配線基板16の両側部分を跨いだ状態となり、出力端子部15Bが接続端子部16Aの上側に重ねられている。次いで、ヒータ受けステージTにて支持される両フレキシブル配線基板15,16の接続部分に対し上側からヒータ(図示しない)を押し当て、前記ヒータの熱で前記導電材を溶融させ、その後凝固させる。これにより、両端子部15B,16Aが接続されることになる。
キャリッジ基板9は、図4及び図8に示すように、キャリッジ3に記録ヘッド4と共に搭載され、記録ヘッド4を駆動するための差動信号を受け記録ヘッド4に向けて出力するコネクタ21を有する。前記差動信号は、インクジェット記録装置1内に配置される本体基板41(制御基板 図4参照)から出力され、配線基板31を通じてコネクタ21に入力される。そして、配線基板13に実装される駆動IC14に、キャリッジ基板9から出力された前記差動信号が終端抵抗器17を介して入力され、駆動IC14が、圧電アクチュエータ12を駆動するための駆動信号を圧電アクチュエータ12に供給するようになっている。なお、コネクタ21の周囲には、スポンジ材22が配置されている。
このように、キャリッジ基板9と、配線(第1及び第2配線)を有する配線基板3(第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16)とを備える伝送部によって、前記差動信号を本体基板41からキャリッジ基板9のコネクタ21を経由し、このコネクタ21に接続される配線基板13の配線を通じて駆動IC14に伝送するようになっている。この配線基板13の配線に、キャリッジ基板9から駆動IC14に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器17が接続されている。なお、配線基板31、キャリッジ基板9及び配線基板13は、本発明の伝送部の一例である。
また、キャリッジ基板9には、コネクタ21よりも送り方向B上流側の部位に記録用紙Pを検知するためのメディアセンサ23(媒体検知センサ)が配置され、さらに、2つの駆動IC14への電源供給のアンバランスが生じるのを回避するために、移動方向Aにおいて、コネクタ21の、送り方向Bの中心と並んで電解コンデンサ24が配置されている。その結果、メディアセンサ23と電解コンデンサ24との間隔が狭くなっている。そこで、配線基板13は、送り方向B及び移動方向Aと直交する直交方向から見て、電解コンデンサ24と並び、電解コンデンサ24よりも送り方向Bの下流側に位置するようにコネクタ21から引き出されている。これにより、コネクタ21よりも送り方向B上流側の部位に配置されるメディアセンサ23や電解コンデンサ24に邪魔されることなく、配線基板13が引き出される。キャリッジ3には、キャリッジ基板9が取り付けられた状態で、メディアセンサ23はキャリッジ3の外部に配置されるが、メディアセンサ23は、キャリッジ3に一体に形成される収容部3a内に収納される。なお、26はエンコーダセンサである。
また、メディアセンサ23や電解コンデンサ24が設けられている側と、移動方向Aにおける反対側には、バッファタンク8内のインク流路内の空気を外部に排出するための排気弁手段25が設けられているので、第1のフレキシブル配線基板15の引き出しは、排気弁手段25が設けられていない側からなされているのである。この排気弁手段25の上部が、配線基板13が伸びてくる側とは反対側に位置する、バッファタンク8の接続部8Aに接続される。また、第1のフレキシブル配線基板15は、前述したように蛇行形状としているので、配線長さを等しくすることを確保して、キャリッジ3とバッファタンク8との間の隙間を通じて、キャリッジ基板9の上側まで引き出し、図4に示す矢符Cの方向に折り曲げて、コネクタ21に接続される。このとき、第1のフレキシブル配線基板15の屈曲部分において、電解コンデンサ24(図7の破線参照)を迂回するようにして引き出されるので、電解コンデンサ24との干渉が回避される。
上記のように構成すれば、記録ヘッド4を駆動するための差動信号をキャリッジ基板9から駆動IC14に伝送し、この駆動IC14に接続される配線15C,16Bを有する伝送部に、配線15Cと接続され、キャリッジ基板9から駆動IC14に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器17が設けられているので、ユニットとして一体化している場合とは異なり、配線毎に終端抵抗器17を選定して用いることができる。また、交換などにより終端抵抗器17の抵抗値の変更が容易であり、その変更をすることで差動信号特性にバラツキが生じるのを抑制する上で有利である。特に、第1配線15Cの配線長が異なる場合には、配線長に応じて終端抵抗器を選択して配線毎に抵抗値を変えることで、抵抗値の微調整が可能となる。
また、配線基板13は、送り方向B及び移動方向Aと直交する直交方向から見て、電解コンデンサ24と並び、電解コンデンサ24よりも送り方向Bの下流側に位置するようにコネクタ21から引き出しているので、コネクタ21から配線基板13を引き出す際に電解コンデンサ24との干渉を回避することができる。
また、2つの駆動IC14を用いることで伝送量を大きくすることができ、終端抵抗器27は、第1のフレキシブル配線基板15の、2つの出力端子部15B,15Bに対応して送り方向Bに並んで2列をなすように配置されているので、複数の終端抵抗器27を列状に配置するための特別のスペースを必要としない。
さらに、第1のフレキシブル配線基板15は、送り方向Bにおける入力端子部15Aの中央が、送り方向Bにおいて2つの出力端子部15B,15Bを結ぶ線の中央に対して、ずれて配置される形状を有しており、第1配線15Cは、第1のフレキシブル配線基板15の形状に沿うように配置され、配線長さが等しくなるようにしているので、差動信号特性にバラツキが生じるのを抑制することができる。また、また、第1のフレキシブル配線基板15は、送り方向Bにおける入力端子部15Aの中央が、送り方向Bにおいて2つの出力端子部15Bを結ぶ線の中央に対して、ずれて配置される形状を有しているので、レイアウトの自由度が高まり、第1のフレシキブル配線基板15の周辺に配置される他の部品(例えば電解コンデンサ24)との干渉を回避することも可能となる。
複数の終端抵抗器17の列間に、第1のフレキシブル配線基板15の、記録ヘッド4に対し位置決めするための開孔15Da,15Dbが形成されているので、第1のフレキシブル配線基板15に実装される、複数の終端抵抗器17と影響を与えないように、第1のフレキシブル配線基板15を位置決めするための開孔15Da,15Dbを配置することができる。
さらに、第2のフレキシブル配線基板16を圧電アクチュエータ12に押さえ付ける押さえ部材6を利用して、開孔15Da,15Dbに挿入される位置決めピン6a,6bを設けているので、位置決めのために特別な部材を設ける必要がない。
また、第1のフレキシブル配線基板15を位置決めする際に、位置決めピン6a(台座部6ab)によって、第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16の接続部分と押さえ部材6の上面との間に空間Sを形成するようにしているので、製造時において、第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16を接続する際に、周知の溶着設備のヒータ受けステージTを挿入するために必要とされる空間Sが、第1及び第2のフレキシブル配線基板15,16の接続部分と押さえ部材6の上面との間に、位置決め部位(接続部分)に関連して無理なく確保することができる。
本発明は,前述した実施の形態ほか、適宜変更して実施することも可能である、例えば、次のようにすることができる。
(i)終端抵抗器17は、第1のフレキシブル配線基板15ではなく、第2のフレキシブル配線基板16に実装することも可能である。
(ii)キャリッジ基板9が記録ヘッド4のほぼ真上に配置される必要は必ずしもなく、第1のフレキシブル配線基板15とキャリッジ基板9との位置関係は制限されない。
(i)配線基板13が接続されるコネクタ21がキャリッジ基板9の下面側、電解コンデンサ24がキャリッジ基板9の上面側にそれぞれ配置されていてもよい。
(iii)液滴吐出装置は、インクを吐出するインクジェット記録装置に限らず、インク以
外の液体、例えば着色液を吐出して液晶表示装置のカラーフィルタを製造する装置や、導電液を吐出して電気配線を形成する装置などに使用する液滴吐出装置にも適用することができる。
(iv)圧力付与手段の形式は、圧電式アクチュエータに限定されない。
P 記録用紙
1 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
2 ガイドロッド
3 キャリッジ
4 記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
5 搬送ローラ(搬送手段)
6 押さえ部材
6a 位置決めピン
7 ヒートシンク
8 バッファタンク
8A 接続部
9 キャリッジ基板(制御基板)
10 補強フレーム
10a 開孔
10b 開口
11 流路ユニット

12 圧電アクチュエータ
13 配線基板
14 駆動IC(信号供給手段)
15 第1のフレキシブル配線基板
15A 入力端子部
15B 出力端子部
15C 第1配線
15Da,15Db 開孔
16 第2のフレキシブル配線基板
16A 接続端子部
17 終端抵抗器
21 コネクタ
23 メディアセンサ(媒体検知センサ)
24 電解コンデンサ
41 本体基板(制御基板)
S 空間
T ヒータ受けステージ

Claims (11)

  1. 複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段を有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドを駆動するための差動信号を出力する制御基板と、を有する液滴吐出装置であって、
    前記圧力付与手段と前記制御基板とに接続され、前記制御基板から出力された前記差動信号が入力されて前記圧力付与手段を駆動するための駆動信号を前記圧力付与手段に供給する信号供給手段と、
    前記差動信号を前記制御基板から前記信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部と、を備え、
    前記伝送部には、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられ
    前記伝送部は、
    前記制御基板に電気的に接続し、前記終端抵抗器が設けられる第1の配線基板と、
    前記第1の配線基板に電気的に接続し、前記信号供給手段が設けられる第2の配線基板と、を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記信号供給手段は、前記液滴吐出ヘッドに対して複数実装され、
    各信号供給手段に対応して前記終端抵抗器が設けられることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記信号供給手段は、一方向に沿って複数の前記配線と電気的に接続し、
    前記終端抵抗器は、前記信号供給手段の前記一方向に沿って複数設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記第2の配線基板は、
    前記第1の配線基板と電気的に接続する接続端子部を有し、
    前記接続端子部は、前記ノズルが設けられているノズル面と平行な方向に並ぶように設けられており、
    前記終端抵抗器は、前記平行な方向に並んで配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記第1の配線基板は、
    前記制御基板に電気的に接続する入力端子部及び2つの出力端子部を有し、
    前記第2の配線基板は、
    前記2つの出力端子部にそれぞれ接続する2つの前記接続端子部を有し、
    前記終端抵抗器は、前記2つの出力端子部に対応して前記平行な方向に並んで配置されることを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出装置。
  6. 被吐出媒体を送り方向に搬送する搬送手段を有し、
    前記終端抵抗器は、前記2つの前記出力端子部に対応して前記送り方向に並んで配置されることを特徴とする請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段を有する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドを駆動するための差動信号を出力する制御基板と、を有する液滴吐出装置であって、
    前記圧力付与手段と前記制御基板とに接続され、前記制御基板から出力された前記差動信号が入力されて前記圧力付与手段を駆動するための駆動信号を前記圧力付与手段に供給する信号供給手段と、
    前記差動信号を前記制御基板から前記信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部と、
    前記信号供給手段に接触しており、前記信号供給手段を冷却するためのヒートシンクと、を備え、
    前記伝送部には、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられ、
    前記終端抵抗器は、前記伝送部の、前記ヒートシンクがある側とは反対側に設けられることを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 前記伝送部は、
    前記圧力付与手段に接続され、前記終端抵抗器が実装され、前記配線を有する配線基板を備え、
    前記終端抵抗器は、前記配線基板の、前記ヒートシンクがある面とは反対側に設けられることを特徴とする請求項7に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記ヒートシンクは、
    前記液滴吐出ヘッドとともに前記信号供給手段を挟むように位置することを特徴とする請求項7又は8に記載の液滴吐出装置。
  10. 前記伝送部は、前記信号供給手段が2つ実装され、
    前記伝送部には、前記信号供給手段が前記ノズルが設けられているノズル面に平行な方向に並んで設けられており、
    前記終端抵抗器は、前記平行な方向に並んで配置されることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  11. 複数のノズルから液滴を吐出するための圧力を選択的に付与する圧力付与手段と前記圧力付与手段を駆動するための差動信号を出力する制御基板とに接続され、前記制御基板から出力された前記差動信号が入力されて前記圧力付与手段を駆動するための駆動信号を前記圧力付与手段に供給する信号供給手段と、
    前記差動信号を前記制御基板から前記信号供給手段に伝送し、前記信号供給手段に接続される配線を有する伝送部と、を備え、
    前記伝送部には、前記配線と接続され、前記制御基板から前記信号供給手段に出力される前記差動信号の反射を抑制する終端抵抗器が設けられ、
    前記伝送部は、
    前記制御基板に電気的に接続し、前記終端抵抗器が設けられる第1の配線基板と、
    前記第1の配線基板に電気的に接続し、前記信号供給手段が設けられる第2の配線基板と、を有することを特徴とする伝送部材。
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