JP6115531B2 - 自動車のパワープラントフレーム構造 - Google Patents
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Description
また、パワープラントフレームの後部を開放型のフレーム部で構成したので、車体に対するパワープラント(エンジンやモータなど)およびリヤディファレンシャル装置の組付け後に、フレーム部を後付けすることができ、既存の生産ラインを用いての組付けができて、組付け性を確保することができる。
さらに、ワインドアップモーメントは、パワープラントフレームの前部で小さく、後部で大きくなるが、このようにワインドアップモーメントの影響が異なるパワープラントフレームの前部と後部とで当該パワープラントフレームの寸法形状を異ならせることができる。
なお、フレーム部の前部断面と後部断面とは、剛性の変曲点つまり脆弱部が形成されないように構成することが好ましい。
図面は自動車のパワープラントフレーム構造を示し、図1は当該パワープラントフレーム構造を示す側面図、図2は図1からフレーム部を取付してプロペラシャフトの接続構造を示す側面図、図3は図1のA−A線に沿う要部の拡大断面図、図4は図1のB−B線に沿う要部の拡大断面図、図5は図1のC−C線に沿う要部の拡大断面図である。
上述のフロアパネル4の車幅方向中央には、車室2内へ膨出して車両の前後方向に延びるフロアトンネル部5を一体または一体的に形成している。
このユニバーサルジョイント48は、後側のプロペラシャフト44後端側のヨーク部材48aと、リヤディファレンシャル入力軸47前端側のヨーク部材48bと、これら各ヨーク部材48a,48bを連結するクロス部材48cとを備えている。
さらに、ワインドアップモーメントは、パワープラントフレーム50の前部で小さく、後部で大きくなるが、このようにワインドアップモーメントの影響が異なるパワープラントフレーム50の前部と後部とで当該パワープラントフレーム50の寸法形状を異ならせることができるよう構成したものである。
なお、図1に示すように、左右の各側辺部52a,52bには、軽量化用の複数の開口部52fが形成されている。
上述のフレーム部52の前部をフレーム部52の後部に対してその高さが小さくなるように形成(H1<H2)することで、乗員居住性を確保しており、また、フレーム部52の後部の高さ(H2>H1)が拡大されることで、ホイールベース中央部(ミドルエギゾーストパイプ33)を高くできるので、車体底部のホイールベース中間部位を通る前後輪の接線の成す水平に対する角度であって、路面の凹凸との干渉しにくさを示すランプアングルを大きく取ると共に、ワインドアップモーメントに対する剛性を十分に確保するよう構成したものである。
ここで、左右の取付け部53b,53cはトルクチューブブラケット53の円筒状の本体部53fを介して車幅方向水平に延び、かつ、各取付け部53b,53cの底面が同一高さ位置となるよう形成されている。
なお、図6,図7において、ハウジング46がアルミ合金性である為、各ナット56,59,61はセットナットが好ましく、ナットに変えて、ハウジング自体へネジ穴を形成してもよい。
上述のリヤディファレンシャル装置40および後車軸39に対して燃料タンク70は、図1に示すように、後車軸39よりも前方のフレーム部52に対応して配置されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示す。
また、パワープラントフレーム50の後部を開放型のフレーム部52で構成したので、車体に対するパワープラント(エンジン25参照)およびリヤディファレンシャル装置40の組付け後に、フレーム部52を後付けすることができ、既存の生産ラインを用いての組付けができて、組付け性を確保することができる。
さらに、ワインドアップモーメントは、パワープラントフレーム50の前部で小さく、後部で大きくなるが、このようにワインドアップモーメントの影響が異なるパワープラントフレーム50の前部と後部とで当該パワープラントフレーム50の寸法形状を異ならせることができる。
図8はパワープラントフレーム50の後部の取付け構造を示し、この実施例ではリヤディファレンシャル装置40のハウジング46から車両前方へ突出した合計3つの取付け部46a,46b,46cのうち上側に位置する2つの取付け部46a,46bと、パワープラントフレーム50のフレーム部52における両端部としての取付け片部52d,52eとの間に、開放型の補助フレーム65を介設して、フレーム部52と補助フレーム65とで閉断面66を形成したものである。
この発明のパワープラントは、実施例のエンジン25に対応し、
以下同様に、
パワープラントのハウジングは、パワープラント後端ハウジング49に対応し、
フレーム部の略V字状断面の両端部は、取付け片部52d,52eに対応し、
フレーム部の略V字状断面の底部は、底辺部52cに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、パワープラントとしてはエンジン25に代えてモータであってもよい。
リヤディファレンシャル装置のハウジング46は、リヤディファレンシャル装置とトランスミッションの変速部を一体化したトランスアクスルハウジングであってもよい。
5…フロアトンネル部
25…エンジン(パワープラント)
38…後輪
39…後車軸
40…リヤディファレンシャル装置
41…トランスミッション
43,44…プロペラシャフト
46…トランスアクスルハウジング(リヤディファレンシャル装置のハウジング)
49…パワープラント後端ハウジング(パワープラントのハウジング)
50…パワープラントフレーム
51…トルクチューブ部
52…フレーム部
52c…底辺部(底部)
52d,52e…取付け片部(両端部)
70…燃料タンク
Claims (4)
- 車体前部に搭載されたパワープラントと、
左右の後輪に駆動力を配分するリヤディファレンシャル装置と、
フロアパネルの車幅方向中央に膨出したフロアトンネル部の下方に設けられて、上記パワープラントと上記リヤディファレンシャル装置との間を駆動力伝達可能に連結するプロペラシャフトと、
上記パワープラントのハウジングと上記リヤディファレンシャル装置のハウジングとを連結するパワープラントフレームと、
を備えた自動車のパワープラントフレーム構造であって、
上記パワープラントフレームは、前部が筒状で上記プロペラシャフトをその内部に挿通するトルクチューブ部で構成され、
後部が開放型のフレーム部で構成された
自動車のパワープラントフレーム構造。 - 上記フレーム部の後部断面が前部断面に対して高さが拡大された
請求項1記載の自動車のパワープラントフレーム構造。 - 上記フレーム部は車両正面視で略V字状断面形状に形成され、
該略V字状断面の両端部と底部とが上記トルクチューブ部および上記リヤディファレンシャル装置のハウジングに接続された
請求項1または2記載の自動車のパワープラントフレーム構造。 - 後車軸より前方の上記フレーム部に対応して燃料タンクが配置された
請求項1〜3の何れか一項に記載の自動車のパワープラントフレーム構造。
Priority Applications (1)
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JP2014180967A JP6115531B2 (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 自動車のパワープラントフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014180967A JP6115531B2 (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 自動車のパワープラントフレーム構造 |
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JP2016055658A JP2016055658A (ja) | 2016-04-21 |
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Family Applications (1)
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JP2014180967A Active JP6115531B2 (ja) | 2014-09-05 | 2014-09-05 | 自動車のパワープラントフレーム構造 |
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2014
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