JP6114628B2 - 水加熱容器 - Google Patents
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Description
そして、加熱機構により貯留部内の水が加熱されることにより、貯留部内で発生した蒸気は、導出用蒸気流路を通して蒸気導出口に導かれて外部に排出されると共に、検知用蒸気流路を通して温度検知部に導かれて温度検知部が加熱され、その温度検知部により温度が検知される。ちなみに、温度検知部の温度検知情報は、例えば、スイッチ機構を通電状態から通電遮断状態に切り換えるタイミングに用いられる。
つまり、貯留部内の水が沸騰すると、加熱機構への通電が自動的に遮断されるので、便利に使用できるようになっていた(例えば、特許文献1参照。)。
前記温度検知部が所定の設定温度に加熱されるのに伴って、前記検知用蒸気流路を蒸気が通流するのを許容する蒸気通流状態から蒸気が通流するのを遮断する又は制限する蒸気遮断状態に切り換わるように作動する蒸気遮断機構が設けられている点にある。
従って、結露水の発生及び漏出を抑制し得ると共に、安全性を一層向上し得る水加熱容器を提供することができる。
従って、結露水の発生及び漏出を更に抑制することができると共に、安全性も更に向上することができる。
前記蒸気遮断機構が、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換わるのに連動して、前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように構成されている点にある。
つまり、温度検知部が設定温度に加熱されると、加熱機構への通電が自動的に遮断されて貯留部内の湯水の加熱が自動的に終了すると共に、検知用蒸気流路内における蒸気の通流が遮断又は制限されるので、利便性を向上することができる。
従って、利便性を向上しながら、結露水の発生及び漏出を抑制すると共に、安全性を一層向上することができる。
前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換わるのに連動して、前記蒸気遮断機構が、前記付勢手段の付勢力によって前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように構成されている点にある。
従って、結露水の発生及び漏出を確実に抑制すると共に、安全性を確実に向上することができる。
前記スイッチ機構が、前記バイメタルが前記設定温度に加熱されて変形するのに連動して、前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられるように構成されている点にある。
従って、低廉化を図りながら、結露水の発生及び漏出を抑制すると共に、安全性を一層向上することができる。
前記温度検知部及び前記スイッチ機構が、前記貯留部の底部と前記容器本体の底部との間の空間に設けられ、
前記スイッチ機構を前記通電遮断状態から前記通電状態に切り換えるスイッチ切換機構が、前記容器本体の上部に設けられた押ボタンと、前記押ボタンが押し操作されたときの前記押ボタンの動きにより前記スイッチ機構を前記通電遮断状態から前記通電状態に切り換え、且つ、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられるのに伴って前記押ボタンを元の位置に戻すように、前記押ボタンと前記スイッチ機構とを連結するリンク機構とを備えて構成され、
前記蒸気遮断機構が、前記押ボタンが押し操作されたときの前記押ボタンの動きにより、前記蒸気遮断状態から前記蒸気通流状態に切り換えられ、且つ、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられたときの前記リンク機構の作用による前記押ボタンの動きにより、前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように構成され、
前記リンク機構が、前記押ボタンに連結されるボタン側リンク部と前記スイッチ機構に連結されるスイッチ側リンク部とを、互いに枢支連結された状態で備えて構成され、
前記ボタン側リンク部が、前記貯留部の側部と前記容器本体の側部との間の空間に設けられている
点にある。
又、温度検知部が設定温度に加熱されて、スイッチ機構が通電状態から通電遮断状態に切り換えられるのに伴って、リンク機構の作用により、押ボタンが元の位置に戻され、その押ボタンの動きにより、蒸気遮断機構が蒸気通流状態から蒸気遮断状態に切り換えられる。
ここで、押ボタンは、使用者が操作し易いように、容器本体の上部に設けられるのが好ましい。
そこで、温度検知部及びスイッチ機構を貯留部の底部と容器本体の底部との間の空間に設け、リンク機構を構成するボタン側リンク部を貯留部の側部と容器本体の側部との間の空間に設けることにより、容器本体の外形をコンパクトに構成しながらも、容器本体と貯留部との間の空間を有効利用して、本願発明を実行するための部材を配設することができる。
従って、水加熱容器の小型化を図りながら、結露水の発生及び漏出を抑制すると共に、安全性を一層向上することができる。
前記ハンドル内の下端側の箇所に、前記容器本体内と前記ハンドル内との連通を遮断する遮断壁が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、ハンドル内の下端側の箇所に設けられた遮断壁により、貯留部の底部と容器本体の底部との間で発生した熱気(蒸気を含む)がハンドル内に上昇するのが遮蔽されるので、ハンドルの温度が上昇するのが抑制される。
従って、ハンドルの温度が上昇するのが抑制されるので、使用者が違和感なく安全にハンドルを把持することができる。
従って、容器本体の温度が上昇するのが抑制されるので、使用者が違和感なく安全に水加熱容器を使用することができ、特に、ハンドルの温度が上昇するのを抑制するようにする場合は、使用者が違和感なく安全にハンドルを把持することができる。
前記検知用蒸気流路の流路横断面積が、前記導出用蒸気流路の流路横断面積よりも広くなるように構成されている点にある。
従って、結露水の発生及び漏出を更に抑制することができると共に、安全性を更に向上することができる。
従って、結露水の発生及び漏出を更に抑制することができる。
図2に示すように、電気ケトルは、電源プレートSとケトル本体Kとを備えて構成されている。
電源プレートSは、概略円盤状に構成され、その上面の中心部に給電機構Psが備えられている。
図1〜図3に示すように、ケトル本体Kは、上部が開口し、加熱対象の湯水を貯留する有底筒状の内容器(貯留部の一例)1を内部に有する本体ボディ(容器本体の一例)2と、本体ボディ2の概略円形の上部開口3(内容器1の上部開口にて形成される)を開閉自在で、外周部に注ぎ口4を有する蓋体5等とを備えて構成されている。
更に、本体ボディ2内には、内容器1内の湯水を加熱する電熱ヒータ6(電気式の加熱機構の一例)等が設けられ、本体ボディ2の底部の外面には、電源プレートSの給電機構Psから出力される電力を受電可能な受電機構Prが設けられている。
蓋体5は、周方向における所定の相対位置関係で、本体ボディ2の上部開口3に着脱自在に構成され、蓋体5が本体ボディ2の上部開口3に装着されることにより、上部開口3が閉じられる。そして、蓋体5が装着された状態で、上面視における注ぎ口4を前方側とする前後方向において、本体ボディ2における後方側に対応する位置に、ハンドル7が設けられている。又、蓋体5には、蓋体5が本体ボディ2の上部開口3に装着された状態で、蓋体5を本体ボディ2に保持するための左右一対のフック部材8が設けられている。
又、電熱ヒータ6の加熱により内容器1内の湯水が沸騰して発生する内容器1内の蒸気を蒸気検知部Cに導く検知用蒸気流路12が、蓋体5と本体ボディ2とにわたって設けられ、更に、内容器1内の蒸気を蒸気導出口13に導く導出用蒸気流路14が、蓋体5に設けられている。
そして、蒸気遮断機構Eが、スイッチ機構Dが通電状態から通電遮断状態に切り換わるのに連動して、蒸気通流状態から蒸気遮断状態に切り換えられるように構成されている。
先ず、内容器1及び本体ボディ2について、説明する。
図3に示すように、内容器1は、上方側の内容器上部と下方側の内容器下部との間に、それらよりも小径の首部を備えた形状に構成されている。
図1〜図3に示すように、本体ボディ2は、内容器1における内容器上部の上下方向の中間部から下方の部分を全体にわたって覆うように構成されている。つまり、内容器1における内容器上部の上部側の部分が、本体ボディ2から外部に露呈している。
図3及び図4に示すように、蓋体5は、本体ボディ2の上部開口3に着脱自在な蓋本体15と、この蓋本体15に上方から被さる蓋カバー16とを備えて構成されている。蓋本体15及び蓋カバー16夫々の主要部分は、平面視での外形形状が概略円形状になるように構成されている。
蓋本体15内には、その下面(蓋本体15が本体ボディ2の上部開口3に装着された状態において、蓋本体15における内容器1内に臨む面)に開口する弁機構Bの弁室18が設けられ、更に、蓋本体15には、概略筒状の注ぎ口形成部材17が、基端が弁室18に連通し且つ先端側ほど上位に位置する斜め上向き姿勢で径方向外方に突出する状態で設けられている。
又、図5にも示すように、注ぎ口形成部材17は、先端からの軸心方向視で、下方側に対応する部分が概略V字状に尖った形状に構成されている。
そして、ケトル本体Kが水平な台上に載置された状態で、注ぎ口形成部材17の先端開口が略垂直方向上方を向くようになり、この注ぎ口形成部材17の先端開口により、前端側がV字状に尖った形状の注ぎ口4が形成される。
又、弁室18と注ぎ口形成部材17とにより、注出路9が形成される。
図3及び図4に示すように、弁機構Bは、蓋本体15に設けられ、その弁機構Bは、前述の弁室18と、その弁室18における蓋本体15の下面での開口部の縁部にて機能させる弁座19と、上下方向に移動自在で、上方に移動して弁座19に当接した状態で湯水の流出を阻止する弁体20と、この弁体20を上方側(即ち、閉状態側)に付勢するスプリング21とを備えて構成されている。
そして、注ぎ口開閉部材11における前後方向の後端側の操作部11aを上下方向に移動操作することにより、注ぎ口開閉部材11における前後方向の前端側の蓋部11bが上下方向に揺動して、注ぎ口4の上方に当接して被さる注ぎ口閉状態と注ぎ口4から上方に離間した注ぎ口開状態とに切り換えられるように構成されている。
弁開閉レバー22は、弁体20の後方側において、前後方向の中間部が左右方向に沿う弁開閉軸心A2にて枢支された状態で設けられている。
弁開閉レバー22の前端部の作用部22aが、弁体20の上方に位置し、後端部の係止部22bが、注ぎ口開閉部材11における注ぎ口開閉軸心A1での枢支箇所よりも前方側の箇所から下方に突出する引っ掛け部11cにより持ち上げ可能に配置されている。
従って、注ぎ口開閉部材11が、弁開閉操作部材10に兼用されるように構成されている。
図3〜図5に示すように、蓋体5の蓋本体15には、並列に設けられた2個の転倒止水弁Gを介して内容器1から蒸気が流入する共通蒸気流路23が設けられ、共通蒸気流路23の下流側に、検知用蒸気流路12及び導出用蒸気流路14が分岐接続されている。
そして、各転倒止水弁Gは、蒸気流入孔28及び蒸気流出孔29を有する錘体収納室30と、錘体収納室30に収納された錘体31とにより構成される。
ケトル本体Kが転倒すると、錘体31が錘体収納室30の天井面(即ち、仕切り体26)で受けられて、錘体31により蒸気流出孔29が塞がれ、錘体収納室30を通しての湯水の通過が阻止されて、内容器1内の湯水の漏出が防止される。
内容器1の内容器上部における後方側の部分は、前方側の部分よりも高くなって、共通蒸気流路23の後方側に隣接する状態にまで立ち上がり、当該共通蒸気流路23の後方側に隣接する部分に、検知側蒸気導入口32が形成されている。そして、共通蒸気流路23が検知側蒸気導入口32に連通接続され、検知用蒸気流路12は、その検知側蒸気導入口32から延びるように設けられる。
又、共通蒸気流路23は、仕切り体26と蓋本体15とにわたって形成された導出側蒸気導入口33を介して、弁室18、即ち、注出路9に連通されて、この実施形態では、注出路9が導出用蒸気流路14に兼用されると共に、注ぎ口4が蒸気導出口13に兼用されるように構成されている。
具体的には、長手方向に直交する方向での横断面形状が概略コの字状の細長状の検知用蒸気流路形成体36が、検知側蒸気導入口32を覆うと共に蒸気検知室34に連通する状態で、開口部を内容器1の外面の後方側の部分に上下方向に沿わせて当て付けて設けられ、内容器1の外面と検知用蒸気流路形成体36との間に、検知用蒸気流路12が形成される。尚、検知用蒸気流路形成体36は、横断面形状が概略コの字状となると共に、長手方向が内容器1の外面に上下方向に沿う形状となるように、樹脂成型により形成されて、内容器1の外面に密着させて設けることが可能なように構成されている。
電熱ヒータ6は、内容器1の底部に設けられている。
受電機構Prから電熱ヒータ6への通電を断続自在なスイッチ機構Dは、内容器1の底部と本体ボディ2の底部との間の空間に設けられている。そのスイッチ機構Dは、電気ケトルにおいて広く用いられていて、周知であるので、図示及び詳細な説明を省略して、簡単に説明する。スイッチ機構Dは、蒸気検知部Cのバイメタル35が設定温度に加熱されて(即ち、蒸気を検知して)変形するのに伴って、オン状態(通電状態)からオフ状態(通電遮断状態)に切り換えられるように、連結機構(図示省略)によりバイメタル35に連結されている。
つまり、スイッチ機構Dが、バイメタル35が設定温度に加熱されて変形するのに連動して、通電状態から通電遮断状態に切り換えられるように構成されていることになる。
具体的には、シャッター部材50が、その一方の辺に対応するシャッター板部50aが下方を向いて、内容器1における検知側蒸気導入口32が形成された部分の外面に対面し、且つ、他方の辺に対応する操作部50bが前後方向に沿う姿勢で、その操作部50bの長手方向の中間部が左右方向に沿うシャッター軸心A4にて枢支された状態で設けられている。
そして、シャッター部材50がシャッター軸心A4周りに揺動操作されることにより、シャッター板部50aが、内容器1の外面に当接して検知側蒸気導入口32を遮断する状態(即ち、蒸気遮断状態、図7参照)と、内容器1の外面から離間して検知側蒸気導入口32を開く状態(即ち、蒸気通流状態、図8参照)とに切り換えられるように構成されて、このシャッター部材50を用いて、蒸気遮断機構Eが構成されている。
シャッター部材50は、操作部50bの端部が検知用蒸気流路形成体36から後方に突出する状態(図3も参照)で、検知用蒸気流路12内に配設されている。
ハンドル7内の下端側の箇所に、本体ボディ2内とハンドル7内との連通を遮断する遮断壁39が設けられている。そして、この遮断壁39により、内容器1の底部と本体ボディ2の底部との間で発生した熱気(蒸気を含む)がハンドル7内に上昇するのが遮蔽されるので、ハンドル7の温度が上昇するのが抑制される。
そして、使用者がボタン40のボタン部40bを下方に押すことにより、押ボタン40をその連結部40aが上方に上がる方向に揺動操作することができる。
つまり、押ボタン40のボタン部40bを下方に押すと、その押ボタン40の動きに連動して、バネ体51の付勢力に抗して、シャッター部材50が検知側蒸気導入口32を開く方向に揺動するように構成されている。
そして、スイッチ機構Dの通電状態と通電遮断状態との切り換わりとスイッチ側リンク部42のリンク軸心A6周りの揺動とが連動するように、スイッチ側リンク部42における本体ボディ2の内方側の端部とスイッチ機構Dとが連結されている。
又、ボタン側リンク部41が、当該ボタン側リンク部41とスイッチ側リンク部42とを枢支連結する下側軸心A8方向に対して、略上下方向(垂直方向の一例)に沿う直線状に構成されている。
そして、スイッチ機構Dが通電状態に保持される保持力により、押ボタン40のボタン部40bが下降した状態となり、且つ、検知側蒸気導入口32が開かれた状態(蒸気通流状態)に保持される。
これにより、給電機構Psから受電機構Prを介して電熱ヒータ6等に給電されて、内容器1内の湯水が加熱される。
そして、バイメタル35が設定温度に加熱されて変形すると、その変形に連動して、図7に示すように、スイッチ機構Dが通電状態から通電遮断状態に切り換えられ、並びに、リンク機構Hの作用により、押ボタン40がそのボタン部40bが上昇する方向に揺動すると共に、バネ体51の付勢力により、シャッター部材50が、検知側蒸気導入口32を閉じる方向に揺動して、検知側蒸気導入口32が閉じられる(即ち、蒸気通流状態から蒸気遮断状態に切り換わる)。
これにより、電熱ヒータ6への通電が遮断されて、内容器1内の湯水の加熱が終了すると共に、内容器1から検知用蒸気流路12への蒸気の流入が遮断されて、検知用蒸気流路12内を蒸気が通流するのが遮断される。
又、蒸気遮断機構Eが、押ボタン40が押し操作されたときの押ボタン40の動きにより、蒸気遮断状態から蒸気通流状態に切り換えられ、且つ、スイッチ機構Dが通電状態から通電遮断状態に切り換えられたときのリンク機構Hの作用による押ボタン40の動きにより、蒸気通流状態から蒸気遮断状態に切り換えられるように構成されている。従って、蒸気遮断機構Eが、シャッター部材50、押ボタン40及びリンク機構H等を備えて構成されていることになる。
(A)上記実施形態では、蒸気遮断機構Eを、機械式のスイッチ機構Dが通電状態から通電遮断状態に切り換わるのに連動して、蒸気通流状態から蒸気遮断状態に切り換えられる構成としたが、このような構成に限定されるものではない。
例えば、蒸気検知部Cを、バイメタル35に換えて温度センサ(サーミスタ等)を備えて構成し、シャッター部材50を検知側蒸気導入口32を閉じる状態(即ち、蒸気遮断状態)と検知側蒸気導入口32を開く状態(即ち、蒸気通流状態)とに揺動操作するアクチュエータ(ソレノイド等)を設ける。
そして、湯沸しスイッチにより湯沸し運転(電熱ヒータ6に通電して、内容器1内の湯水を加熱する運転)が指令されると、電気ケトルの運転を制御する制御部により、シャッター部材50を蒸気遮断状態から蒸気通流状態に揺動させるべく、アクチュエータの作動を制御し、温度センサの検出温度が設定温度以上になると、制御部により、シャッター部材50を蒸気通流状態から蒸気遮断状態に揺動させるべく、アクチュエータの作動を制御するように構成する。
この場合、蒸気遮断機構Eは、シャッター部材50、そのシャッター部材50を蒸気遮断状態と蒸気通流状態とに切り換え操作するアクチュエータ、及び、そのアクチュエータの作動を制御する制御部等を備えて構成される。
尚、スイッチ機構Dは、上記の実施形態と同様に機械式にて構成しても良いし、電子式にて構成しても良い。
この場合、蒸気導出口13を、例えば、蓋体5の上面に開口するように設けても良い。
2 本体ボディ(容器本体)
6 電熱ヒータ(電気式の加熱機構)
7 ハンドル
12 検知用蒸気流路
13 蒸気導出口
14 導出用蒸気流路
23 共通蒸気流路
32 検知側蒸気導入口(検知用蒸気流路における貯留部内の蒸気の導入口)
33 導出側蒸気導入口(導出用蒸気流路における貯留部内の蒸気の導入口)
35 バイメタル
36 検知用蒸気流路形成体
39 遮断壁
40 押ボタン
41 ボタン側リンク部
42 スイッチ側リンク部
51 バネ体(付勢手段)
A8 下側軸心(軸心)
C 蒸気検知部(温度検知部)
D スイッチ機構
E 蒸気遮断機構
F スイッチ切換機構
H リンク機構
Claims (7)
- 加熱対象の水を貯留する有底筒状の貯留部と、前記貯留部内の水を加熱する電気式の加熱機構と、当該加熱機構の加熱により前記貯留部内の水から発生する蒸気を検知側蒸気導入口を介して温度検知部に導く検知用蒸気流路と、前記貯留部内の蒸気を蒸気導出口に導く導出用蒸気流路と、前記加熱機構への通電を許容する通電状態と遮断する通電遮断状態とに切り換え自在なスイッチ機構とを備えた水加熱容器であって、
軸心周りを一方側に揺動することによって検知用蒸気導入口を通流する蒸気を遮断し、軸心周りを他方側に揺動することによって前記検知側蒸気導入口を蒸気に通流させるシャッター部材を有し、前記温度検知部が所定の設定温度に加熱されるのに伴って、前記検知用蒸気流路を蒸気が通流するのを許容する蒸気通流状態から蒸気が通流するのを遮断する又は制限する蒸気遮断状態に切り換わるように作動する蒸気遮断機構が設けられ、
前記スイッチ機構が、機械式にて構成されると共に、前記温度検知部が前記設定温度に加熱されるのに伴って、前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられるように構成され、
前記蒸気遮断機構が、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換わるのに連動して、前記シャッター部材が一方側に揺動することによって前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように構成され、
前記蒸気遮断機構を前記蒸気遮断状態に保持するように前記シャッター部材を一方側に付勢する付勢手段が設けられ、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換わるのに連動して、前記蒸気遮断機構の前記シャッター部材が、前記付勢手段の付勢力によって前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように一方側に揺動する水加熱容器。 - 前記貯留部が、容器本体内に装備され、
前記温度検知部及び前記スイッチ機構が、前記貯留部の底部と前記容器本体の底部との間の空間に設けられ、
前記スイッチ機構を前記通電遮断状態から前記通電状態に切り換えるスイッチ切換機構が、前記容器本体の上部に設けられた押ボタンと、前記押ボタンが押し操作されたときの前記押ボタンの動きにより前記スイッチ機構を前記通電遮断状態から前記通電状態に切り換え、且つ、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられるのに伴って前記押ボタンを元の位置に戻すように、前記押ボタンと前記スイッチ機構とを連結するリンク機構とを備えて構成され、
前記蒸気遮断機構が、前記押ボタンが押し操作されたときの前記押ボタンの動きにより、前記蒸気遮断状態から前記蒸気通流状態に切り換えられ、且つ、前記スイッチ機構が前記通電状態から前記通電遮断状態に切り換えられたときの前記リンク機構の作用による前記押ボタンの動きにより、前記蒸気通流状態から前記蒸気遮断状態に切り換えられるように構成され、
前記リンク機構が、前記押ボタンに連結されるボタン側リンク部と前記スイッチ機構に連結されるスイッチ側リンク部とを、互いに枢支連結された状態で備えて構成され、
前記ボタン側リンク部が、前記貯留部の側部と前記容器本体の側部との間の空間に設けられている請求項1に記載の水加熱容器。 - 前記ボタン側リンク部が、当該ボタン側リンク部と前記スイッチ側リンク部とを枢支連結する軸心方向に対して、垂直方向に直線状に構成されている請求項2に記載の水加熱容器。
- 前記容器本体の側部の外面に、中空状のハンドルが、その上下両端が前記容器本体の側部の外面に連なる形態で備えられ、
前記ハンドル内の下端側の箇所に、前記容器本体内と前記ハンドル内との連通を遮断する遮断壁が設けられている請求項2又は3に記載の水加熱容器。 - 前記検知用蒸気流路と前記ボタン側リンク部とが、前記貯留部の側部と前記容器本体の側部との間の空間に、前記検知用蒸気流路が前記貯留部側に位置する状態で並設されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の水加熱容器。
- 前記貯留部内に連通する共通蒸気流路が設けられて、当該共通蒸気流路の下流側に、前記検知用蒸気流路及び前記導出用蒸気流路が分岐接続され、
前記検知用蒸気流路の流路横断面積が、前記導出用蒸気流路の流路横断面積よりも広くなるように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の水加熱容器。 - 前記検知用蒸気流路が、前記貯留部の外面と当該外面に当て付けて設けられた検知用流路形成体との間に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の水加熱容器。
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