JP6114136B2 - 汚染土壌の分級選別装置 - Google Patents

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Description

この発明は、有毒な重金属類や放射性物質などにより汚染された土壌の分級選別装置に関するものである。
従来、重金属や油などで汚染された土壌を浄化するための浄化方法および浄化装置に関する提案があった(特許文献1)。
この提案は、汚染物質をより高い収率で回収できる汚染土壌の浄化方法および浄化装置を提供しようとするものであり、汚染物質を含み且つ粒子径0.075mm以上の粗粒土壌粒子と粒子径0.075mm未満の細粒土壌粒子とで構成される土壌粒子を、前記粗粒土壌粒子の2〜40質量%を前記細粒土壌粒子に移行する摩砕処理を行い、前記摩砕処理後の粗粒土壌粒子と細粒土壌粒子に水を加えて土壌スラリーとし、前記土壌スラリーを浄化槽内に供給し、この浄化槽の下部から前記土壌スラリーに向けて空気を供給して、前記土壌粒子の一部を泡沫とともに浮上させて回収し、前記土壌粒子に含まれる細粒土壌粒子および粗粒土壌粒子の残部を前記浄化槽に沈降させることを特徴とする。
この提案によれば、汚染土壌の一部を一定粒度まで摩砕処理することで、汚染物質と土壌粒子とが効率よく分離され、効果的な浄化が可能となる、というものである。
しかし、実際には汚染土壌の一部を一定粒度まで摩砕処理することでは汚染物質と土壌粒子とが効率よく分離できなかったという問題があった。
特開2012−61374号公報
そこでこの発明は、汚染物質と土壌粒子とが従来よりも効率よく分離できる汚染土壌の分級選別装置を提供しようとするものである。
前記課題を解決するためこの発明では次のような技術的手段を講じている。
(1)この発明の汚染土壌の分級選別装置は、汚染土壌と電解水とが供給され回転駆動される分級網と、前記分級網の内側で回転して汚染土壌を上方に押し上げる撹拌羽根と、前記分級網の下方の土壌ポットとを具備し、前記電解水は循環して供給されると共に土壌ポットから分級土壌が排出されるようにしたことを特徴とする。
このように構成したので、汚染土壌(例えば、75μm以下の有機物含有粘性土壌)と電解水とが供給され回転駆動される分級網と、前記分級網の内側で回転して汚染土壌を上方に押し上げる撹拌羽根とを有し、前記電解水は循環して供給されるので、汚染土壌に固着している有機体を電解水で循環して電解酸化処理することにより前記有機体を分解し、この有機体に付着している重金属類を土壌から離脱させることが出来る。
また、前記分級網の下方の土壌ポットを具備し、土壌ポットから分級土壌(例えば、5μm以下の有機物分解土壌、無機砕砂)が排出されるようにしたので、汚染土壌に固着している有機体に付着した重金属類を離脱させた状態で土壌を排出することが出来る。
ここで、土壌の汚染源として、重金属類や放射性物質を例示することが出来る。前記重金属類として、鉄、鉛、銅、クロム、カドミウム、水銀、亜鉛、ヒ素、マンガン、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステン、錫、ビスマス、フッ素、ヒ素などを例示することが出来る。前記放射性物質として、放射性セシウムや放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどを例示することが出来る。
(2)前記分級網とその内側の撹拌羽根とは逆回転するようにしてもよい。
このように構成すると、汚染物質と土壌粒子とをより効率よく分離することが出来る。
(3)前記循環する電解水を有隔膜の電極相互間に通水し、隔膜としてカチオン透過膜を用いて汚染源を分離するようにしてもよい。
このように構成すると、濁水から汚染源を分離・除去することが出来る。
この発明は上述のような構成であり、次の効果を有する。
汚染土壌に固着している有機体に付着した重金属類を離脱させた状態で土壌を排出することが出来るので、汚染物質と土壌粒子とが従来よりも効率よく分離できる汚染土壌の分級選別装置を提供することが出来る。
この発明の汚染土壌の分級選別装置の実施形態を説明するフロー図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図に示すように、この実施形態の汚染土壌(75μm以下の有機物含有粘性土壌)の分級選別装置は、汚染土壌(有機物粘性土壌1)と電解水2とが供給され回転駆動される分級網3と、前記分級網3の内側で回転して汚染土壌を上方に押し上げる撹拌羽根4と、前記分級網3の下方の土壌ポット5とを具備する。
そして、前記分級網3は分級網回転筒モーター6により回転駆動し、その内側の撹拌羽根4は撹拌羽根回転モーター7により回転駆動すると共に、互いに逆回転するようにした。
土壌の汚染源として、重金属類や放射性物質などがある。前記重金属類として、鉄、鉛、銅、クロム、カドミウム、水銀、亜鉛、ヒ素、マンガン、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステン、錫、ビスマス、フッ素、ヒ素などがある。前記放射性物質として、放射性セシウムや放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどがある。
そして、前記電解水2は電解酸化装置8との間を循環して供給されると共に、土壌ポット5から分級土壌9(5μm以下の有機物分解土壌)が排出されるようにした。この分級選別装置の下方には、無機砕砂10が貯まるようになっている。
また、前記循環する電解水2を有隔膜の電極相互間に通水し、隔膜としてカチオン透過膜を用いて汚染源を分離するようにした(図示せず)。
次に、この実施形態の汚染土壌の分級選別装置使用状態を説明する。
汚染土壌(75μm以下の有機物含有粘性土壌)と電解水2とが供給され回転駆動される分級網3と、前記分級網3の内側で回転して汚染土壌を上方に押し上げる撹拌羽根4とを有し、前記電解水2は循環して供給されるので、汚染土壌に固着している有機体を電解水2で循環して電解酸化処理することにより前記有機体を分解し、この有機体に付着している重金属類を土壌から離脱させることができ、汚染物質と土壌粒子とが従来よりも効率よく分離できる。
また、前記分級網3の下方の土壌ポット5を具備し、土壌ポット5から分級土壌9(5μm以下の有機物分解土壌、無機砕砂)が排出されるようにしたので、汚染土壌に固着している有機体に付着した重金属類を離脱させた状態で土壌を排出することが出来るという利点を有する。
さらに、前記分級網3とその内側の撹拌羽根4とは逆回転するようにしたので、汚染物質と土壌粒子とをより効率よく分離することが出来るという利点を有する。
そのうえ、前記循環する電解水2を有隔膜の電極相互間に通水し、隔膜としてカチオン透過膜を用いて汚染源を分離するようにしたので、濁水11から汚染源を分離・除去することが出来るという利点を有する。
汚染物質と土壌粒子とが従来よりも効率よく分離できることによって、種々の汚染土壌の分級選別装置の用途に適用することができる。
1 汚染土壌
2 電解水
3 分級網
4 撹拌羽根
5 土壌ポット
9 分級土壌

Claims (2)

  1. 汚染土壌と電解水2とが供給され回転駆動される分級網3と、前記分級網3の内側で回転して汚染土壌を上方に押し上げる撹拌羽根4と、前記分級網3の下方の土壌ポット5とを具備し、前記電解水2は前記分級網3及び前記土壌ポット5の下方に位置する無機破砂10のところに溜まった濁水11として電解酸化装置8に送られ、処理がされた水として前記分級網3に循環して供給されると共に、前記汚染土壌に固着している有機体を前記電解水2で循環して電解酸化処理し、土壌ポット5から分級土壌9が排出されるようにしたことを特徴とする汚染土壌の分級選別装置。
  2. 前記分級網3とその内側の撹拌羽根4とは逆回転するようにした請求項1記載の汚染土壌の分級選別装置。
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