JP6114105B2 - 除雪具 - Google Patents
除雪具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6114105B2 JP6114105B2 JP2013103524A JP2013103524A JP6114105B2 JP 6114105 B2 JP6114105 B2 JP 6114105B2 JP 2013103524 A JP2013103524 A JP 2013103524A JP 2013103524 A JP2013103524 A JP 2013103524A JP 6114105 B2 JP6114105 B2 JP 6114105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- metal plate
- snow
- synthetic resin
- snow removal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
ノープッシャー等と称する除雪用板などのハンドルを供えた除雪具に関する。
端部に金属製補強板を取り付け補強した構成のものが公知となっている。
表裏に断面U字状の金属製補強板を前幅に被嵌せず、金属製補強板が被嵌されないバケッ
ト先端部の左右部はプラスチックの肉厚を厚く形成して強度を高めたことを特徴としたも
のであり、特許文献2に記載の除雪具は、金属製補強板の前端鋭利部がバケットの先端部
に突出するように金属板をインサート成形したものである。
面U字状に被嵌しているので、刃先板の先端側の厚みが厚く、先端縁が鋭利な形状をなさ
なくなり路面上に付着している雪や氷を剥ぎ取りにくい、また、先端部左右の金属板で被
嵌されない領域は強度を高めるためにプラスチックの肉厚を厚くしているので、射出成形
時の冷却工程に要する時間を長く必要とし、生産性が落ちてしまうという問題がある。特
許文献2に記載されている除雪具では、断面で見た場合、金属板の上層及び下層がプラス
チックで挟み込むように形成され、先端部の端面のラインと略平行に金属板をプラスチッ
クで被嵌しただけの領域が存在し、その金属板とプラスチックの層間に剥ぎ取った雪や氷
が侵入しやすくプラスチック層を剥離させてしまうという問題がある。
除雪しやすく、板金を含むバケットの耐久性の向上を図った除雪具を、生産性を落とさず
に提供するものである。
接地用先端面と合成樹脂に埋め込まれる面とを有していることを特徴とするものである。
樹脂部は、バケット先端部の全幅に亘って略正弦波状の形状をなし、前記略正弦波の頂部
が前記先端側にあることを特徴とするものである。
略正弦波形状に対応した樹脂連結孔を設けていることを特徴とするものである。
していることを特徴とするものである。
くしたことで、剥ぎ取った雪や氷は前記接合部から侵入しにくい。一方、下面側は正弦波
状の樹脂部を形成している。正弦波状の頂部は金属板に穿設して金属板の表面と裏面を樹
脂で連結する連結孔の頂部に対応しているため、金属板と樹脂層との密着力が強く、金属
板と樹脂層の間隙に剥ぎ取った雪や氷が侵入しにくいので除雪具の耐久性を向上すること
ができる。また、金属板がバケットの側部にも先端に沿って突設させているので樹脂部に
偏肉がなくインサート成形での冷却時間を短くできる。
の形態は一例であり、これに限定されるものではない。
は、除雪具を下方から見た斜視図である。バケット10は、底部12と、この底部2の左
右両側に立設する左右側板13と、後部に立設する後板14を備え、上方及び前方を開口
した合成樹脂(以下、樹脂という)製のほぼ箱形状であって、先端側に補強板20をイン
サート成形で一体に形成し、後板14の後方斜め上方に棒40とグリップ50を固定して
いる。
亜鉛めっき鋼板、アルミニウム等の板をプレス加工で折り曲げて形成したものである。
一つを向けた略三角形状の孔を金属板の長手方向に略等間隔で複数穿設し、基端面21と
平行に段部23を折り曲げ形成した後に、左右の側部24a、24bを補強板20の表面
側に立ち上げるように折り曲げ形成している。
前記複数の略三角形状の孔21とともに、バケット10を成形する金型に前記補強板20
を挿入設置してインサート成形する際に補強板20の表面26と裏面27側を樹脂で連結
してバケットとして一体化するためのものである。また、小径の位置決め孔28a、28
bは、前記補助版20を前記金型内に設置するための位置決めに使われる孔で、金型内に
突設させたピンに位置決め孔28a、28bを合わせて挿入する。バケット10を成形す
る樹脂は本実施例ではポリカーボネイトを使用したが、これに限定されるものではなく、
ポリプロピレン樹脂やABS樹脂が使用できる。
樹脂部17を形成している。これは、補強板20と樹脂層の間隙に剥ぎ取った雪や氷が侵
入して樹脂層を剥離させてしまうという問題を回避するためである。樹脂層の先端側は正
弦波状の頂部となっていて、補強板20の略三角形状の孔21に対応して樹脂層の形状を
正弦波状としている。剥ぎ取ろうとする雪や氷は、正弦波状の樹脂層の頂部にまず衝突す
るが、この部分は前記補強板20に穿設して補強板20の表面26と裏面27を樹脂で連
結する孔21の頂部と対応しているために補強板20と樹脂層の密着力が強く、前記剥ぎ
取った雪や氷は侵入しにくい。
0の略三角形状の孔21の頂部間の中間に対応する補強板20と樹脂の層の密着が最も弱
くなり、隙間が発生することもある。そのため前記剥ぎ取った雪や氷が侵入し易くなって
樹脂層を剥離してしまう問題が発生し易くなる。
在しない。上面15側の補強板20との接合部18は、バケット10先端部の前幅、及び
側板13に亘って直線状としている。
断面C−Cで示すように、樹脂面の高さをtだけ補強板20の先端側表面22よりも低く
設定している。
、剥ぎ取った雪や氷が接合部18から侵入しにくい。前記tは、0.5mmから2.5m
mの範囲に設定するのが好ましい。
で説明する。棒50は本実施例ではエラストマー被覆鋼管を使用しているが、これに限ら
ず塩化ビニル被覆鋼管やエポキシ粉体塗装鋼管、アルミ軽量管が使用できる。
のホルダ部材であり、有底の円筒形状をなすホルダ部31の底部32の外側面の中心部に
、このホルダ部材30を、バケット10の後方に斜め上方を向いて一体に樹脂で形成され
ている係止円筒部60の係止孔61に装着するための軸部33を一体に有する。係止円筒
部60の中空部は前記ホルダ部材30の外径を受入れられる口径に形成してある。
た大径部38を設け、開口側端面に向かって外周面をテーパ状にしている。これによって
ホルダ部材30を係止円筒部60に嵌着した後にホルダ部材30の開口側端面部に手が触
れた際の触感の悪化を防いでいる。
、前記軸部33は円柱状に形成して軸心に沿って縦に切り込むスリット34を向けて分割
し、このスリット34を利用して縮径できるようにしている。軸部33の先端部には外周
面をテーパ状にした膨径部35を設けて、軸部33の外周面に前記係止円筒部60に挿入
して係止円筒部60の底に設けた係入孔61と係合する小径部36を設けている。
る回転止め37の一部に凹部を設け、図示しないブラインドリベットで回転不可の状態に
連結固定される。尚、固定手段としては、ブラインドリベットに限らず、他にボルト・ナ
ット、ビス或いは接着などによって行ってもよい。
ルダ部材30とともに棒40が回転しないようにホルダ部材30の外周面の軸長方向にほ
ぼ全域に亘って突設形成した回転止め37(図5)と、この回転止め37に対応して係止
円筒部60に凹設した回転止め溝部62(図4(a))の位置を合わせて挿入する。
35が、係合孔61に摺接しながら縮径し、更に押し込むと係入孔61と小径部36が係
合するとともに、膨径部35が完全に係入孔61から外方に臨み確実に嵌着され、ホルダ
部材30は係止円筒部60から抜けなくなる。
に挿入し、ブラインドリベットによって固定される。尚、固定手段としては、ブラインド
リベットに限らず、他にボルト・ナット、ビス或いは接着などによって行ってもよい。
先端部を左右の側板部も含めて、折り曲げ加工した1枚の金属板で構成しているので、平
板に比べて補強板20自身の変形を抑止して耐強度も向上する。加えてこの補強板20を
金型に挿入して樹脂で一体に成形するのでバケット10の強度を向上することができると
ともに、左右の側板部の強度を向上するために樹脂を厚くしなければならない偏肉部もな
いので成形での冷却時間を短くできる。また、この補強板20の先端面25が路面と積雪
との間に挿入されるので雪や氷などを剥ぎ取るようにして除雪することができる。
は、樹脂部の高さを補強板20の先端側表面22より低くしたことで、剥ぎ取った雪や氷
が接合部18から侵入しにくい。一方、下面16側は正弦波状の樹脂部17を形成してい
る。樹脂層の先端側は正弦波状の頂部となっていて、補強板20の略三角形状の孔21に
対応して樹脂層の形状を正弦波状とした。剥ぎ取ろうとする雪や氷は、正弦波状の樹脂層
の頂部にまず衝突するが、この部分は前記補強板20に穿設して補強板20の表面26と
裏面27を樹脂で連結する孔21の頂部に対応しているため、補強板20と樹脂の層の密
着力が強く、前記剥ぎ取った雪や氷が侵入しにくいので除雪具本体1の耐強度を向上する
ことができる。
下面16側を正弦波状にする例で説明したが、これに限らず逆転させて上面15側を正弦
波状にして下面16側を直線状にしても構わない。また、図示したような正弦波状ではな
く台形状にして各角に丸みを付けた形状でもよい。
運搬具或いは、スノープッシャー等と称する除雪用板など、種々の除雪具に適用できる。
10 バケット
12 底板
13 側板
14 後板
15 上面
16 下面
17 樹脂部
18 接合部
20 補強板
21 孔
22 先端側表面
23 段部
24a、24b 側部
25 先端面
26 表面
27 裏面
28a、28b 位置決め孔
29a、29b 長孔
30 ホルダ部材
31 ホルダ部
32 底部
33 軸部
34 スリット
35 膨径部
36 小径部
37 回転止め
38 大径部
40 棒
50 グリップ
60 係止円筒部
61 係入孔
Claims (6)
- 除雪用スコップ、雪運搬具或いは除雪用板などの合成樹脂製の除雪具本体の先端に沿って 該先端より前方に金属板を突設した除雪具において、
該金属板はバケットの先端部に一体成形で固着され、
前記バケット先端部の一方の面は厚み方向で金属板の先端側表面が合成樹脂面より突出し、
他方の面は合成樹脂面が金属板面よりも突出していることを特徴とする除雪具。 - 前記金属板は、先端に沿って2段に折曲形成して、接地用先端面と合成樹脂に埋め込まれる面とを有していることを特徴とする請求項1に記載の除雪具。
- 合成樹脂面が金属板面よりも突出している側の合成樹脂部は、バケット先端部の全幅に亘って略正弦波状の形状をなし、前記正弦波の頂部が前記先端側にあることを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の除雪具。
- 前記金属板の合成樹脂に埋め込まれる面には、前記略正弦波形状に対応した樹脂連結孔を設けていることを特徴とする請求項3に記載の除雪具。
- 前記金属板はバケットの側部も先端に沿って突設していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の除雪具。
- 除雪用スコップ、雪運搬具或いは除雪用板などの合成樹脂製の除雪具本体の先端に沿って該先端より前方に金属板を突設した除雪具において、
該金属板はバケットの先端部に一体成形で固着され、
前記バケット先端部の一方の面は厚み方向で金属板面が合成樹脂面より突出し、
他方の面は合成樹脂面が金属板面よりも突出しており、合成樹脂面が金属板面よりも突出している側の合成樹脂部は、バケット先端部の全幅に亘って略正弦波状の形状をなし、前記正弦波の頂部が前記先端側にあることを特徴とする除雪具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013103524A JP6114105B2 (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 除雪具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013103524A JP6114105B2 (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 除雪具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014224373A JP2014224373A (ja) | 2014-12-04 |
JP6114105B2 true JP6114105B2 (ja) | 2017-04-12 |
Family
ID=52123236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013103524A Active JP6114105B2 (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 除雪具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6114105B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5794448B1 (ja) * | 2015-03-02 | 2015-10-14 | 安藤 光男 | 氷の路面も削れる角スコップ |
JP6106710B2 (ja) * | 2015-05-11 | 2017-04-05 | 株式会社サンカ | 柄部と作業部との連結構造 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4837454Y1 (ja) * | 1969-10-13 | 1973-11-07 | ||
JPS5037681Y2 (ja) * | 1971-12-25 | 1975-11-01 | ||
JPS5144102U (ja) * | 1974-09-28 | 1976-04-01 | ||
JPS5325749U (ja) * | 1976-08-12 | 1978-03-04 | ||
JPS6126714U (ja) * | 1984-07-21 | 1986-02-18 | 輝明 金沢 | 除雪器具 |
JPS61188621U (ja) * | 1985-05-17 | 1986-11-25 | ||
US20030025344A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-02-06 | Schultice Jan E. | Snow removal tool having an insert-molded wearstrip and method of forming same |
-
2013
- 2013-05-15 JP JP2013103524A patent/JP6114105B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014224373A (ja) | 2014-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11548211B2 (en) | Joiners, methods of joining, and related systems for additive manufacturing | |
JP6114105B2 (ja) | 除雪具 | |
US20100162573A1 (en) | Tool for removing caulk bead | |
JP5205444B2 (ja) | 外装品取付方法 | |
CN205159965U (zh) | 电缆桥架 | |
US20150252575A1 (en) | Bucket scoop and cleaner/scraper | |
JP6788803B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
US20130008464A1 (en) | Tool for Removing Ice and Moisture from a Surface | |
EP3020620B1 (en) | Vehicular resin panel structure | |
US20030025344A1 (en) | Snow removal tool having an insert-molded wearstrip and method of forming same | |
US7367098B2 (en) | Removing tool removing a protection strip of car | |
EP3050662A1 (en) | Screw tap with replaceable tool bit | |
US8826544B1 (en) | Sealant removal tool | |
WO2020025831A3 (en) | Wear part, bucket, system and method | |
ITGE960056A1 (it) | Attrezzature per il ripristino, tramite lamine incollate, di lamiere deformate per urti e relativo metodo di utilizzazione specialmente | |
WO2012147823A1 (ja) | 複合材部品の締結方法 | |
WO2011055563A1 (ja) | 模型部品分離治具及び模型用樹脂成形部品 | |
CN216509180U (zh) | 一种应用于航空领域除胶的特种铲刀 | |
CN208098666U (zh) | 一种清理金属表面的工具 | |
JP2012071631A (ja) | 自動車の骨格部材を構成するパネル成形部材構造 | |
CN110524485B (zh) | 一种能用于拆盖的夹具 | |
JP5380742B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造物に対する電気防食用電極設置方法及び該方法に使用する長溝開口部閉鎖具 | |
CN203626253U (zh) | 一种拆模工具 | |
JP3941766B2 (ja) | 内装パネル接続構造 | |
US11478964B2 (en) | Mold, system and method for manufacturing a molded part |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20160212 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160513 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20160524 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161028 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6114105 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |