JP3130292U - ウェザーストリップおよびその金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コア抜きスリット24は、ウェザーストリップ14の長手方向に沿って延びるように形成されている。そして、このコア抜きスリット24は、クリップ挿通孔21と対応する位置には、クリップを挿入するクリップ挿通孔21を迂回する迂回部25と、その迂回部25の両端に連続し迂回部25とは異なる他の部分を構成する直線部26とから構成されている。前記直線部26の両端部27,27は、コア抜きスリット24が平面円形状に形成されている。また、前記迂回路25の両端又は一方端に於けるコア抜きスリット24の直線部26には、ウェザーストリップ14の短手方向における開口幅が大きい幅広部26aを形成・配置している。
【選択図】図1
Description
そして、前記直線部4は、図7に示すコア10が抜き取られた後に、その直線部4の幅狭部4aにおいて、その対向する開口縁同士が接着され閉じられる。これと同時に、前記直線部4は、迂回部2においても対向する開口縁同士がその全長にわたって接着され閉じられるようになっている。幅狭部4a及び迂回部2が接着された場合には、ウェザストリップ1の短手方向における基台部6全体の幅が短くなる。そのため、型成形部7の基台部6の幅は、この開口幅分だけ、あらかじめ大きく形成されている。従って、ウェザストリップ1は、環状にされた状態で押出成形部8の基台部6の幅と型成形部7の基台部6の幅とは同じに形成される。
また、請求項2記載の考案に於いては、基台部と、該基台部の上面に一体成形された中空シール部と、該基台部の長手方向の略中央であってクリップを挿通するクリップ挿通孔と、前記基台部の幅方向の略中央であり、かつその長手方向に沿って形成された前記中空シール部の成形用コアを抜き取るコア抜きスリットとを有するウェザーストリップにおいて、前記コア抜きスリットは、前記クリップ挿通孔を迂回する迂回路と、該迂回路の両端に幅広部とを形成したことを特徴とするウェザーストリップを提供する。
また、請求項3記載の考案に於いては、前記迂回路は、前記基台部の長手方向に沿う底辺部と、直線部としての前記幅広部または幅狭部との間に斜状に連続する斜行部とでなることを特徴とする請求項1または2記載のウェザーストリップを提供する。
また、請求項4記載の考案に於いては、前記迂回路は、一方の直線部としての前記幅広部又は幅狭部と他方の直線部としての前記幅広部又は幅狭部との間に形成した略山形状斜行部とでなることを特徴とする請求項1または2記載のウェザーストリップを提供する。
さらに、請求項5記載の考案に於いては、前記請求項1、2、3又は4記載のウェザーストリップの成形金型であって、固定型と可動型とを備え、前記中空シール部を形成する肉部と、該肉部を前記固定型に固定する固定部と、該肉部と該固定部とを連結する連結壁部とを有する成形用コアとを備えた金型に於いて、前記連結壁部は、前記コア抜きスリットの迂回路に対応する台形状部と、前記コア抜きスリットの直線部に対応する立設部とから形成されたことを特徴とする金型を提供する。
本考案は上述した構成としたので、ウェザーストリップにおける型成形後のスリット部の型抜きの作業性が向上し、型抜きスリット、つまり直線部に迂回路から幅広部を形成したので、基台部の開口から容易に型を取り出すことができ、直線部のスリットが接着した後に剛性が向上するので、クリップをクリップ挿通孔に挿入しやすくなり、ドアの開閉を繰返しても、ウェザーストリップの型成形部が車両後側へ移動ずれをしなくなり、型抜き作業が容易かつ迅速化するという効果がある。また、該ウェザーストリップの長期使用に際しても、亀裂等がなく耐久性の高いウェザーストリップ及び特異な金型を提供することができるという効果がある。
本実施例に於いては図3に示すようにコア抜きスリット24は迂回路25Aがその平面形状を略三角形に形成した点が図1に示すウェザーストリップ14と相違する。すなわち、当実施例はコア抜きスリット24が該迂回路25Aに底辺部25を存在させず、一方、他方の直線部26、26から斜行部25b、25bを形成している。このように構成すると、さらに基台部17の幅方向両端をつかんで直線部26の幅広部26aを左右方向に押圧するだけで、コア抜きスリット24における迂回部25の対向する開口縁を隙間を生じることなく接合させることができる。
11 コアの肉部
12 コアの固定部
13 コアの連結壁部
13A コアの連結壁部の台形状部
13B コアの連結壁部の立設部
14 ウェザーストリップ
15 上部押出成形部
16 下部押出成形部
17 基台部
18 中空シール部
19 リップ部
20 取付面
21 クリップ挿通孔
22 前部型成形部
23 成形用コア
24 コア抜きスリット
25 コア抜きスリットの迂回路
25A コア抜きスリットの迂回路
25a コア抜きスリットの迂回路の底辺部
25b コア抜きスリットの迂回路の斜行部
26 コア抜きスリットの直線部
26a コア抜きスリットの直線部の幅広部
27 コア抜きスリットの直線部の両端部
28 固定金型
Claims (5)
- 基台部と、該基台部の上面に一体成形された中空シール部と、該基台部の長手方向の略中央であってクリップを挿通するクリップ挿通孔と、前記基台部の幅方向の略中央であり、かつその長手方向に沿って形成された前記中空シール部の成形用コアを抜き取るコア抜きスリットとを有するウェザーストリップにおいて、前記コア抜きスリットは、前記クリップ挿通孔を迂回する迂回路と、該迂回路の両端の少なくともいずれか一方に幅広部とを形成したことを特徴とするウェザーストリップ。
- 基台部と、該基台部の上面に一体成形された中空シール部と、該基台部の長手方向の略中央であってクリップを挿通するクリップ挿通孔と、前記基台部の幅方向の略中央であり、かつその長手方向に沿って形成された前記中空シール部の成形用コアを抜き取るコア抜きスリットとを有するウェザーストリップにおいて、前記コア抜きスリットは、前記クリップ挿通孔を迂回する迂回路と、該迂回路の両端に幅広部とを形成したことを特徴とするウェザーストリップ。
- 前記迂回路は、前記基台部の長手方向に沿う底辺部と、直線部としての前記幅広部または幅狭部との間に斜状に連続する斜行部とでなることを特徴とする請求項1または2記載のウェザーストリップ。
- 前記迂回路は、一方の直線部としての前記幅広部又は幅狭部と他方の直線部としての前記幅広部又は幅狭部との間に形成した略山形状斜行部とでなることを特徴とする請求項1または2記載のウェザーストリップ。
- 前記請求項1、2、3又は4記載のウェザーストリップの成形金型であって、固定型と可動型とを備え、前記中空シール部を形成する肉部と、該肉部を前記固定型に固定する固定部と、該肉部と該固定部とを連結する連結壁部とを有する成形用コアとを備えた金型に於いて、前記連結壁部は、前記コア抜きスリットの迂回路に対応する台形状部と、前記コア抜きスリットの直線部に対応する立設部とから形成されたことを特徴とする金型。
Priority Applications (1)
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JP2007000013U JP3130292U (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | ウェザーストリップおよびその金型 |
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JP2007000013U JP3130292U (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | ウェザーストリップおよびその金型 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3130292U true JP3130292U (ja) | 2007-03-22 |
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ID=43281164
Family Applications (1)
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JP2007000013U Expired - Lifetime JP3130292U (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | ウェザーストリップおよびその金型 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3130292U (ja) |
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2007
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