JP6114015B2 - レーザ投影方法およびレーザ投影装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ投影方法およびレーザ投影装置に関する。
NC(Numerical Control)加工機械による加工は、NCプログラムに従い、自動的に進む。一旦、加工が始まると、NCプログラムに従い加工が進むことは加工効率向上などの観点からは有利であるが、NCプログラムに間違いがあった場合には、間違いに気付かずに加工が進んでしまうといった課題がある。また、正確に加工を行うために、加工の途中で加工機のオペレータが補正数値を入力する場合があり、この際に、誤った数値を入力した場合などに、そのまま、誤った加工が施されるといったリスクがある。更に、全ての加工が完了した後に、全ての図面指示部位が正確に加工されているかを確認する必要があるが、加工部位が多い場合などには、確認作業に時間がかかるといった課題や、未加工部位を見逃すといったリスクがある。
これらの課題に対し、レーザビームで設計情報をワークに投影し、人が投影されたレーザ軌跡を確認することにより、設計指示位置に、設計指示通りの加工が施されているかを確かめる方法および装置が提案されている。
例えば、Kaufmanらは、米国特許第6,547,397号(特許文献1)において、レーザビームを二つのガルバノミラーで走査するレーザ描画装置について述べている。また、同じく、Kaufmanらは、米国特許第7,306,339号(特許文献2)にて、レーザ描画装置のレーザビームをワークの特徴的な部位に投影し、該ワークの特徴部位から広がって反射されたレーザビームを検知することで、上記ワークの特徴部位の位置(ワーク上の基準点)を把握することより、ワークとレーザ描画装置の位置関係を把握して、ワークに設計情報などを描画する方法について述べている。
米国特許第6,547,397号 米国特許第7,306,339号
しかしながら、特許文献1、2で述べられている技術では、レーザ投影結果を人が目で判断する必要があり、加工漏れの判断程度であれば判断は可能であるが、加工位置が正しいか否かの判断を、また、加工寸法が正しいか否かの判断を正確に行うことは困難である。
そこで、本発明の目的は、レーザビームを用いてワークに設計情報を投影するのみならず、設計情報とワーク上の加工結果との比較判断を簡易に行う方法、および、装置を提供することにある。
本発明は、レーザ投影部から計測対象であるワークに対して、複数のミラー角度を制御してレーザを照射する第1工程と、ステレオカメラによって前記ワークを撮影し、前記ワークの輪郭を抽出し、3次元座標を算出する第2工程と、前記第2工程で算出した前記ワーク輪郭の3次元座標と、前記ミラー角度を比較して、前記レーザ投影部と前記ワークの位置関係を求める第3工程と、前記第3工程で求めた前記レーザ投影部と前記ワークとの位置関係に基づいて、CADデータ情報を座標変換し、前記レーザ投影部から前記ワークへCADデータを描写する第4工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レーザビームを用いてワークに設計情報を投影するのみならず、設計情報とワーク上の加工結果との比較判断を簡易に行う方法、および、装置を提供することが可能である。
本発明におけるシステム構成を示す図である。 丸穴加工が施されたワークである。 本発明における加工前のワークに、設計情報を投影した様子を示す図である。 本発明における丸穴加工の途中の状態に、設計情報を投影した様子を示す図である。 本発明におけるポンチ痕に、十文字線を投影した様子を示す図である。 本発明における罫書き始点と、罫書き終点位置に、十文字線を投影した様子を示す図である。 本発明における実輪郭と投影輪郭を比較する手順を説明する図である。 本発明における、残り量の定義を説明する図である。 本発明における、ずれ量の定義を説明する図である。 本発明における、円形輪郭を抽出するための画像処理アルゴリズムを説明する図である。 本発明における円形輪郭の抽出結果をステレオカメラ画像に重ね合わせて表示した様子を示す図である。 本発明における円形輪郭の抽出結果をステレオカメラ画像に重ね合わせて表示した結果から、所望の輪郭のみを選択する様子を示す図である。 本発明における、残り量算出結果をワーク上に文字出教示する様子を示す図である。 本発明における、ずれ量算出結果をワーク上に文字出教示する様子を示す 本発明におけるステレオカメラと、ワークと、レーザ投影機の位置関係を把握するための手順を説明する図である。 本発明における、レーザ輝点3次元座標の算出結果をディスプレイ上に表示した様子を示す図である。 本発明における円形基準マーカ、もしくは、投影レーザ輝点の3次元座標を算出するための手順(ソフト操作)を説明する図である。 本発明における円形基準マーカ、もしくは、投影レーザ輝点の3次元座標を算出するための手順(ソフト操作)を説明する別の図である。 本発明におけるワークの基準位置(特徴形状)の3次元座標を算出するための手順(ソフト操作)を説明する図である。 本発明における、ステレオカメラによりワークの基準位置を求めた結果をディスプレイ上に表示した様子を示す図である。 本発明における、ステレオカメラによりワークの基準位置を求めた結果をレーザ投影部からみ基準位置変換した結果をディスプレイ上に表示した様子を示す図である。
本発明は、レーザビームを用いて設計情報をワークに描画する方法に関する。以下、本発明の実施例について、図1から図20を用いて説明する。
図1に、本発明における座標検知機能付きレーザ投影システムの全体構成を示す。レーザ源1は、レーザ制御部10と接続されており、レーザ制御部10を介してレーザ用電源23から電源が供給される。また、ミラー位置指示・検知部15からの指令に従い、発振と停止が行われる。具体的な例として、例えば、二つの円を描画する際に、一つ目の円から二つ目の円に移動している最中は、レーザの発振を停止し、二つの円が個別に描かれるようにする。
レーザ源1から発振されたレーザビーム200は、フォーカシングレンズ3により、所望の距離でビームがフォーカシングされる。所望の距離でビームをフォーカシングするために、フォーカシングレンズ3は、光軸方向に直動する直動ステージ2に搭載されている。直動ステージ2の位置は、直動ステージ制御部11により制御される。具体的には、後述する、CADデータ変換部21にて決定されるレーザ描画位置でレーザビームがフォーカシングされるように、直動ステージ位置指示・検知部14にて直動ステージの位置を算出し、算出された位置に直動ステージが移動するように制御される。なお、直動ステージ2には、直動ステージ制御部11を介して、モータ駆動用電源25からの電力が供給される。また、直動ステージ制御部11には、回路用電源24からも電力が供給される。
フォーカシングレンズ3から出射された集光ビーム201は、第1ガルバノミラー4と第2ガルバノミラー5を介してワークに投影される。第1ガルバノミラー4、および、第2ガルバノミラー5の角度は、それぞれ、第1角度制御部12、および、第2角度制御部13により制御される。具体的には、後述する、CADデータ変換部21にて決定されるレーザ描画位置に集光ビーム201が向かうように、ミラー位置指示・検知部15にて第1の角度、および、第2の角度を算出し、算出された角度に、第1ガルバノミラー4、および、第2ガルバノミラー5が回転するように制御される。第1ガルバノミラー4、および、第2ガルバノミラー5には、第1角度制御部12、および、第2角度制御部13を、介して、モータ駆動用電源25からの電力が供給される。また、第1角度制御部12、および、第2角度制御部13には、回路用電源24からの電力も供給される。
次に、座標検知部について説明する。本実施例では、座標検知部はステレオカメラで構成される。ステレオカメラ8は、左カメラ6と右カメラ7により構成される。左カメラ6と右カメラ7により撮影された画像は、画像取込み部17を介してコンピュータ23に取り込まれる。取り込まれた画像は、画像処理部18にて処理され、後述する輪郭の抽出などが行われる。その後、座標算出部19にて、抽出された輪郭の3次元座標が算出される。
ここで、第1角度制御部12、および、第2角度制御部13の現在位置(角度)は、常時、ミラー位置指示・検知部15にて検知されている。相対位置関係算出部20では、座標算出部19にて抽出された3次元座標と、ミラー位置指示・検知部15にて検知された角度を比較することで、レーザ投影部9とステレオカメラ8の相対位置関係、ステレオカカメラ8とワーク26の位置関係が、更には、レーザ投影部9とワーク26の位置関係が求められる。CADデータ変換部21では、相対位置関係算出部20で算出されたレーザ投影部9とワーク26の相対位置関係に基づき、CADデータ22の情報を座標変換し、レーザ投影部9でワーク上に描画するためのデータを生成する。
次に、図2から図14を用いて、本実施例について説明する。
図2は二つの円筒穴が2箇所に加工されたワーク26である。円筒穴の輪郭を、ワーク輪郭24a、および、24bとする。
図3は、円筒穴が加工される前のワーク26である。このワーク26に設計データを投影したものが投影輪郭25である。このように、加工前に設計データを実ワークに投影することで、加工前に加工の最終イメージを実ワーク上にて確認することが可能となることが、本実施例の効果の一つである。
図4は、円筒穴が途中まで加工されたワーク26である。ワーク輪郭24bと投影輪郭25を比較することで、実ワーク上で、加工残り量を視覚的に確認することが可能となることが、本実施例の効果の一つである。
図5は、加工位置を示すポンチ跡28に、十文字線27を描画した様子である。NC加工機では、加工前にNC加工機自身によりポンチが打たれる。図5に示すように、加工ポンチ跡28に、設計上の加工位置、例えば、円筒穴加工であれば円の中心に十文字線27を投影することで、加工ポンチ位置、すなわち、NCプログラムに入力された加工位置が、設計支持位置と一致しているか否かを、加工前に事前に確認することができ、異なる位置に加工を施してしまう誤切削を、未然に防ぐことが可能となる。
図6は、機械加工の基準となるケガキ線の始点28aと終点28bに、各々、十文字線27aと27bを描画した様子である。この十文字線27aと27bの二つの交点を目安に罫書くことで、設計支持位置に対し正しい位置に罫書くことが可能となる。もしくは、罫書いた後に、十文字線27aと27bの二つの交点がケガキ線上にあるか否かを確認することで、設計指示位置に対し正しい位置に罫書いたか否かを確認することが可能となる。
図7に、加工残り量と、加工位置ずれ量を検知する具体的な手順について説明する。先ず、レーザ描画がOFFの状態で左カメラと右カメラで画像を取得する(L1,R1)。そして、ワークの輪郭を抽出し(L2,R2)、視差補正(L3,R3)後にステレオマッチングを行い(LR1)、ワーク輪郭の3次元座標を算出する(LR2)。次に、レーザ描画がOFFの状態で、かつ、描画がONの状態で左カメラと右カメラで画像を取得する(L4,R4)。そして、レーザ描画がOFFの状態で取得した画像との差画像を生成し(L5,R5)、視差補正(L6,R6)後にステレオマッチング(LR3)を行いレーザ描画軌跡の3次元座標を算出する(LR4)。最後に、算出されたワーク輪郭の3次元座標とレーザ描画軌跡の3次元座標を比較する(LR5)ことにより、残り量や加工位置ずれ量が求まる(LR6)。
残り量は、例えば、図8に示すように定義すればよい。また、加工位置ずれ量は、図9に示すように定義すればよい。
ここで、円筒穴の円弧輪郭を抽出するには、例えば、図10に示す処理を行えばよい。具体的には、先ず、取得画像(A)を二値化し(図10−(B))、続いて、連結成分を計算する (図10−(C))。具体的には、形状特徴量(本実施例では楕円弧)に基づく領域選択を行うことになる。次に、選択された領域を最小外接円に形状変換する(図10−(D))。さらに、円形構造要素により領域を膨張する(図10−(E))。なお、図10−(E)では、二つの円弧しか表現されていないが、実際には、図10−(C)では、細かく領域選択されているため、実際には、選択された領域と同じ数の円形構造要素がある。そこで、全ての領域の和領域を求める(図10−(F))。すると、図10−(G)のように、所望のワーク輪郭が含まれる領域(解析領域)が絞り込まれる。その後、該解析領域内でしきい値処理により画像を分割し(図10−(H))、線分、楕円弧(円弧含む)に分割し(図10−(I))、同じ円に輪郭を結合しする(図10−(J))。具体的には、分割された線分、円弧に楕円を当てはめ、中心位置と半径がある一定の範囲にあるものを同じ円とみなす処理を行う。以上の処理により、所望のワーク輪郭を抽出できる。
このような処理をオペレータが行うためには、例えば、図11に示すように、モニタ29上に画像を表示し、オペレータが輪郭抽出ボタン107を押下すると、上記の輪郭抽出処理を行い、抽出結果を画像に重ね合わせて表示するようにすれば良い。ここで、所望のワーク輪郭が複数(図11の例でいうと二個)抽出された場合には、図12に示すように、マウスポインタ102aで所望の輪郭を選択するようにすれば良い。
レーザ投影部では、文字を描画することもできるため、図13、図14に示すように、残り量やずれ量をワークに直接描画し、作業者に視覚的に教示することもできる。このように、作業者に視覚的に残り量やずれ量を示すことで、レーザビームを用いてワークに設計情報を投影するのみならず、設計情報とワーク上の加工結果との比較判断を簡易に行うことが可能である。
次に、図15を用いて、ステレオカメラ8とレーザ投影部9の相対位置関係を求める方法について説明する。
先ず、ワーク上の適当な位置にレーザビームを投影する(図15−(a))。このとき、第1、第2ガルバノミラーの角度をミラー位置指示・検知部15にて把握しておく(図15−(b))。そして、ステレオカメラ8にて、ワーク上のレーザ輝点の3次元座標を測定する(図15−(c))。この作業(Step1)を3回繰り返す。必要に応じ、4回以上実施しても良い。すると、図16に示すように、3点以上の位置において、ステレオカメラ原点からみた座標と、レーザ投影部9からみた座標の関係が求まる。ここで、ステレオカメラ8の原点は、例えば、左カメラ6のレンズ中心とする。また、レーザ投影部の原点は、第1ガルバノミラーのミラー中心とする。ここで、第1ガルバノミラーと第2ガルバノミラーの回転中心はずれているが、れを考慮した2角度指定の投影方法については、特許文献2に定式化されているので、詳細な説明は省略する。
レーザ投影部9では、第1の角度θnと第2の角度φmの二つの角度しか指定しないため、投影したレーザビームが、どの距離でワークに照射されたかを把握することはできない。すなわち、点P1(θ1、φ1)(r1は不定)、点P2(θ2、φ2)(r2は不定)、点P3(θ3、φ3)(r3は不定)の情報だけでは、ワーク面が何処にあるかを決定することはできない。しかしながら、同時にステレオカメラ8で点P1、P2、P3の3次元座標をP1(x1、y1、z1)、P2(x2、y2、z2)、P3(x3、y3、z3)を把握しているので、これらの関係を用いれば、r1、r2、および、r3が一意に求まる。これにより、同時に、ステレオカメラ8とレーザ投影部9の相対位置関係も求まる(図7−(f))。
具体的には、先ず、(θn、φn、rn)を直交座標系に変換する
P1:(θ1、φ1、r1)→(r1・cosθ1・cosφ1、r1・cosθ1・sinφ1、r1・sinφ1)
P2:(θ2、φ2、r2)→(r2・cosθ2・cosφ2、r2・cosθ2・sinφ2、r2・sinφ2)
P3:(θ3、φ3、r3)→(r3・cosθ3・cosφ3、r3・cosθ3・sinφ3、r1・sinφ3)
ここで、未知数はr1、r2、r3である。
一方で、ステレオカメラからみたレーザ輝点の座標は、以下の通りである。
P1:(x1、y1、z1)
P2:(x2、y2、z2)
P3:(x3、y3、z3)
ここで、レーザプロジェクタの座標系でも、ステレオカメラの座標系でも、各々の点間距離は変わらないので、以下の式が成り立つ。
|P1-P2|=|p1-p2|
|P2-P3|=|p2-p3|
|P3-P1|=|p3-p1|
以上の通り、未知数3に対し、3つの式があるので、これにより、未知数はr1、r2、r3は一意に求まる。今、ステレオカメラ座標系でのレーザ輝点の座標を、(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)、(x3,y3,z3) とし、レーザプロジェクタ座標系でのレーザ輝点の座標を、(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X3,Y3,Z3)とする。そして、(x1,y1,z1)、(x2,y2,z2)、(x3,y3,z3)の外心を求め、これを(x0,y0,z0) とする。次に(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、(X3,Y3,Z3)の外心を求め、これを(X0,Y0,Z0)する。ここで、ステレオカメラ座標系の原点から外心(x0,y0,z0)に向かうベクトルをAとする。また、レーザプロジェクタ座標系の原点から外心(X0,Y0,Z0)に向かうベクトルをBとする。異なる座標系からみているが、世界座標系では(x0,y0,z0)も(X0,Y0,Z0)も同じ点である。そこで、この点を世界座標系の原点とする。すると、世界座標系の原点からステレオカメラ座標系の原点に向かうベクトルは−A、世界座標系の原点からレーザプロジェクタ座標系の原点に向かうベクトルは-Bとなる。したがって、ステレオカメラ座標系とレーザプロジェクタ座標系の位置関係は、ベクトル-Aとベクトル-Bから容易に求まる。なお、レーザ輝点を、ステレオカメラとレーザプロジェクタから見たときに、2点以上が同一直線上に乗ってしまうと、互いの位置関係が求まらなくなるため、いずれの座標系から見ても、レーザ輝点は同一直線上に載ってはいけないことに留意されたい。
次に、ステレオカメラ8でワーク上のレーザ輝点位置の3次元座標を求める具体的な手順について、図17、図18を用いて説明する。先ず、モニタ29上に、例えば、左カメラ6の画像を表示する。ワーク26の基準マーカ(レーザ起点)101の近傍をマウスポインタ102aで指定すると、拡大ウインドウ103aが表示される。予め、円抽出ボタン105を押下しておけば、画像処理部18では、拡大表示された領域(解析領域)においてレーザ輝点(丸形状)を抽出し、丸の重心を求める。所望の重心が求まったことを確認するために、例えば、円と十文字線104aなどで丸の重心位置を表示するとよい。本システムでは、ステレオカメラの構成をとっているので、座標算出部19では、ステレオマッチングの手法を用いて、レーザ輝点の位置の3次元座標を算出する。算出された3次元座標は、108aのように、算出された座標値を表示しても良い。あわせて、109aのように第1、第2の角度値を表示しても良い。
図17では、基準マーカ101近傍をマウスでクリックすることによって解析領域を絞り込んだが、図18に示すように、マウスで四角110を描画することで解析領域を絞り込んでも良い。
次に、ステレオカメラ8でワーク上の基準となる位置、例えば、基準マーカ、角などの特徴点の3次元座標を求める具体的な手順について、同じく、図17、図18、さらに、図19を用いて説明する。先ず、モニタ29上に、例えば、左カメラ6の画像を表示する。今回は、図17、図18における丸101を基準マーカと読み変える。基準マーカ101の近傍をマウスポインタ102aで指定すると、拡大ウインドウ103aが表示される。予め、円抽出ボタン105を押下しておけば、画像処理部18では、拡大表示された領域(解析領域)において基準マーカ101(丸形状)を抽出し、丸の重心を求める。所望の重心が求まったことを確認するために、例えば、円と十文字線104aなどで丸の重心位置を表示するとよい。本システムでは、ステレオカメラの構成をとっているので、座標算出部19では、ステレオマッチングの手法を用いて、基準マーカの3次元座標を算出する。算出された3次元座標は、108aのように、算出された座標値を表示しても良い。あわせて、109aのように第1、第2の角度値を表示しても良い。
図19に示すように、基準マーカ101がない場合でも、ワーク自体に座標が把握されている場所、例えば、コーナ114などがあれば、事前にコーナ抽出ボタン106を押下して、マウスでコーナ近傍を選ぶことで、コーナを自動認識し、コーナの3次元座標を算出するといった方法もある。
以上の処理により、図20に示すように、ワーク26とステレオカメラ8の位置関係が求まる。その後、把握済みのステレオカメラ8とレーザ投影部9の位置関係を用いれば、ワーク26とレーザ投影部9の位置関係も一意に求まる。
このワーク26とレーザ投影部9の位置関係に従い、CADデータ22を、CADデータ変換部21で座標変換することにより、レーザ投影用のデータが生成される。このレーザ投影用のデータに基づき、ステージ位置指示・検知部14、および、ミラー位置指示・検知部15が、それぞれ、直動ステージ制御部11、第1角度制御部12、第2角度制御部13を介して、直動ステージ2、第1ガルバノミラー、第2ガルバノミラーを駆動することで、描画が行われる。
機械加工における、誤切削の未然防止、加工状況確認、加工抜けチェックを行うためのレーザ投影技術に関する。
1…レーザ源
2…直動ステージ、
3…フォーカシングレンズ、
4…第1ガルバノミラー、
5…第2ガルバノミラー、
6…左カメラ、
7…右カメラ、
8…ステレオカメラ、
9…レーザ投影部、
10…レーザ制御部、
11…直動ステージ制御部、
12、13…角度制御部、
14…直動ステージ位置指示・検知部、
15…ミラー位置指示・検知部、
17…画像取込み部、
18…画像処理部、
19…座標算出部、
20…相対位置関係算出部、
21…CADデータ変換部、
22…CADデータ、
23…コンピュータ、
24a…ワーク輪郭
25…投影輪郭、
26…ワーク、
27、27a、27b…十文字線
29…モニタ、
101…基準マーカ、
105…円抽出ボタン、
106…コーナ抽出ボタン、
107…輪郭抽出ボタン

Claims (4)

  1. レーザ投影部から計測対象であるワークに対して、複数のミラー角度を制御してレーザを照射する第1工程と、
    ステレオカメラによって撮影した前記ワークの撮影画像から前記ワークの輪郭であるワーク輪郭を抽出し、前記ステレオカメラに対して設定されたステレオカメラ座標系における前記ワーク輪郭の3次元座標を算出する第2工程と、
    前記レーザ投影部から前記ワークに照射した前記レーザによる少なくとも3つのレーザ輝点の前記ステレオカメラ座標系における座標と、前記レーザ投影部に対して設定されたレーザ投影部の座標系における前記レーザ輝点の座標と、前記ミラー角度とに基づいて前記ステレオカメラと前記レーザ投影部の相対位置関係を算出し、前記ステレオカメラと前記レーザ投影部の相対位置関係と前記第2工程で算出した前記ワーク輪郭の3次元座標とに基づいて前記レーザ投影部と前記ワークの相対位置関係を求める第3工程と、
    前記第3工程で求めた前記レーザ投影部と前記ワークの相対位置関係に基づいて、CADデータ情報を座標変換し、前記レーザ投影部から前記ワークへCADデータを描写する第4工程
    を備えることを特徴とするレーザ投影方法。
  2. 請求項1記載のレーザ投影方法であって、前記CADデータの3次元座標と前記ワークの実輪郭の3次元座標を比較し、その比較結果を前記レーザ投影部から前記ワークへ描写することにより教示する第5工程を含むことを特徴とするレーザ投影方法。
  3. 請求項2記載のレーザ投影方法であって、前記第5工程ではディスプレイ上で前記比較結果を教示することを特徴とするレーザ投影方法。
  4. 計測対象であるワークに対して、複数のミラー角度を制御してレーザを照射するレーザ投影部と
    ステレオカメラによって撮影した前記ワークの撮影画像を取り込む画像取込部と
    前記撮影画像から前記ワークの輪郭であるワーク輪郭を抽出する画像処理部と
    前記ステレオカメラに対して設定されたステレオカメラ座標系における前記ワーク輪郭の3次元座標を算出する座標算出部と、
    前記レーザ投影部から前記ワークに照射した前記レーザによる少なくとも3つのレーザ輝点の前記ステレオカメラ座標系における座標と、前記レーザ投影部に対して設定されたレーザ投影部の座標系における前記レーザ輝点の座標と、前記ミラー角度とに基づいて前記ステレオカメラと前記レーザ投影部の相対位置関係を算出し、前記ステレオカメラと前記レーザ投影部の相対位置関係と前記ワーク輪郭の3次元座標とに基づいて前記レーザ投影部と前記ワークの相対位置関係を求める相対位置関係算出部と、
    前記相対位置関係算出部で求めた前記レーザ投影部と前記ワークの相対位置関係に基づいて、CADデータ情報を座標変換するCADデータ変換部を備え
    前記相対位置関係算出部で求めた前記レーザ投影部と前記ワークの相対位置関係に基づいて、CADデータ情報を座標変換し、前記レーザ投影部から前記ワークへCADデータを描写することを特徴とするレーザ投影装置。
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