JP7477849B1 - 作業システム及び溶接システム - Google Patents

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類 福井
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Abstract

【課題】最低限の工数で安定的且つ高精度に溶接位置を検出することができ、且つその検出理由をオペレータが容易に把握可能にする。【解決手段】溶接システムは、溶接ヘッドを有し動作プログラムに基づいてこれを溶接位置まで移動させこれを用いて被加工物に対する溶接加工を実行する溶接装置と、動作プログラムを実行して溶接装置を制御する制御部と、溶接位置及びその周囲を撮像して溶接位置画像を出力する撮像装置と、溶接位置画像と動作プログラムによって溶接ヘッドが移動すべき基準溶接位置における基準画像とを入力し溶接位置画像で示される溶接位置と基準溶接位置との間の補正量及び溶接位置の信頼度を算出し溶接位置の確認のための画像を出力する画像処理部と、出力される画像を表示する表示部と、出力される補正量及び信頼度に基づいて動作プログラムを補正するプログラム補正部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作業システム及び溶接システムに関する。
溶接ロボットを備えた溶接システムにおいては、溶接ロボットにおける溶接位置の教示操作(ティーチング)が予め行われる。そして、このときの移動経路及び位置座標に基づき溶接ロボットの動作プログラムが作成され、この動作プログラムに従って溶接ロボットによる溶接が行われる。
また、同じ溶接が行われる被加工物に対しては、上記の教示操作で作成された動作プログラムに基づき、同じ溶接位置に対する連続した溶接が行われる。この際、被加工物の製造上のばらつき等の個体差により、溶接ロボットによる溶接位置と動作プログラム上の溶接位置とが必ずしも一致しない場合がある。このため、被加工物の溶接位置をカメラで撮像し、動作プログラム上の溶接位置との位置ずれを検出して、動作プログラムを自動補正した上で溶接を行うことが行われている(特許文献1参照)。
特許第5537868号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の溶接ロボットでは、撮像画像のばらつき、カメラ自体の性能差、被加工物の表面状態等の個体差、及び周辺環境等の環境要因、並びにオペレータによる教示操作等の人的要因によって、被加工物のロット毎に抽出されるエッジ情報が異なることがある。このため、溶接位置の検出精度に差が生じ、誤検出が発生してしまう場合がある。また、抽出されたエッジ情報によっては、パターンマッチングの結果のピークが複数現れ、又はピークが広がることにより、溶接位置を一意に決定することができないことがある。このような場合、オペレータは環境要因の調整のために各種操作及び設定をしたり、誤検出の原因追及のために詳細な調査をしたりすることが必要となってしまう。このため、溶接に関する工数を削減することができないという問題がある。
本発明の一態様は、最低限の工数で安定的且つ高精度に溶接位置を検出することができ、且つその検出理由をオペレータが容易に把握可能な作業システム及び溶接システムである。
本発明の一態様に係る作業システムは、制御対象を含み、作業プログラムに基づいて、前記制御対象を所定の作業位置まで移動させ、前記制御対象を用いて所定の作業を実行する作業装置と、前記作業プログラムを実行して前記作業装置を制御する制御部と、前記作業位置及びその周辺を撮像して作業位置画像を出力する撮像装置と、前記作業位置画像と、前記作業プログラムによって前記制御対象が移動すべき基準作業位置における基準画像と、を入力し、前記作業位置画像で示される前記作業位置と前記基準作業位置との間の距離に相当する前記作業位置の補正量、及び前記作業位置の信頼度(補正された作業位置の信頼度)を算出し、前記作業位置の確認のための画像を出力する画像処理部と、前記画像処理部から出力される画像を表示する表示部と、前記画像処理部から出力される前記補正量及び信頼度に基づいて前記作業プログラムを補正するプログラム補正部と、を備え、前記画像処理部は、前記作業位置画像と前記基準画像との間の特徴量のマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部と、前記作業位置画像と学習済モデルとに基づいて前記作業位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部と、前記第1ヒートマップ画像と前記第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、前記作業位置の補正量および信頼度を算出する第3の画像処理部と、を含み、前記表示部は、前記第3ヒートマップ画像を表示する。
本発明の一態様に係る溶接システムは、溶接ヘッドを有し、動作プログラムに基づいて、前記溶接ヘッドを溶接位置まで移動させ、前記溶接ヘッドを用いて被加工物に対する溶接加工を実行する溶接装置と、前記動作プログラムを実行して前記溶接装置を制御する制御部と、前記溶接位置及びその周囲を撮像して溶接位置画像を出力する撮像装置と、前記溶接位置画像と、前記動作プログラムによって前記溶接ヘッドが移動すべき基準溶接位置における基準画像と、を入力し、前記溶接位置画像で示される前記溶接位置と前記基準溶接位置との間の距離に相当する前記溶接位置の補正量、及び前記溶接位置の信頼度を算出し、前記溶接位置の確認のための画像を出力する画像処理部と、前記画像処理部から出力される画像を表示する表示部と、前記画像処理部から出力される前記補正量及び信頼度に基づいて前記動作プログラムを補正するプログラム補正部と、を備え、前記画像処理部は、前記溶接位置画像と前記基準画像との間の特徴量のマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部と、前記溶接位置画像と学習済モデルとに基づいて前記溶接位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部と、前記第1ヒートマップ画像と前記第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、前記溶接位置の補正量及び信頼度を算出する第3の画像処理部と、を含み、前記表示部は、前記第3ヒートマップ画像を表示する。
本発明の一態様に係る作業システムによれば、画像処理部が、制御対象の作業位置及びその周囲を撮像した作業位置画像と、作業プログラムにより制御対象が移動すべき基準作業位置における基準画像と、を入力して、作業位置画像で示される作業位置と基準作業位置との間の距離に相当する作業位置の補正量、及び作業位置の信頼度を算出し、作業位置の確認のための画像を出力する。また、プログラム補正部が、画像処理部から出力される補正量及び信頼度に基づいて作業プログラムを補正する。このため、制御部が補正された作業プログラムを実行して制御対象を補正された作業位置へ自動的に移動させ所定の作業を実行するように作業装置を制御すると共に、表示部に表示される画像に基づき補正された作業位置を信頼度と共に確認することができるので、最低限の工数で安定的且つ高精度に作業位置を検出可能で、且つその検出理由をオペレータが容易に把握可能となる。
また、本発明の一態様に係る溶接システムによれば、画像処理部が、溶接装置の溶接ヘッドによる溶接位置及びその周囲を撮像した溶接位置画像と、動作プログラムにより溶接ヘッドが移動すべき基準溶接位置における基準画像と、を入力して、溶接位置画像で示される溶接位置と基準溶接位置との間の距離に相当する溶接位置の補正量、及び溶接位置の信頼度を算出し、溶接位置の確認のための画像を出力する。また、プログラム補正部が、画像処理部から出力される補正量及び信頼度に基づいて動作プログラムを補正する。このため、制御部が補正された動作プログラムを実行して溶接ヘッドを補正された溶接位置へ自動的に移動させるように溶接装置を制御すると共に、表示部に表示される画像に基づき補正された溶接位置を信頼度と共に確認することができるので、最低限の工数で安定的且つ高精度に溶接位置を検出可能で、且つその検出理由をオペレータが容易に把握可能となる。
本発明の一態様によれば、最低限の工数で安定的且つ高精度に溶接位置を検出することができ、且つその検出理由をオペレータが容易に把握可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る作業システムの機能的構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る溶接システムの機能的構成を示すブロック図である。 図3は、溶接システムの概略構成及びティーチング処理の流れを示す説明図である。 図4は、NC装置の基本的なハードウェア構成を示す説明図である。 図5は、画像処理部における画像処理1の概要を示す説明図である。 図6は、画像処理部における画像処理2の概要を示す説明図である。 図7は、画像処理部における画像処理3の概要を示す説明図である。 図8は、溶接システムのティーチング処理フローを示すフローチャートである。 図9は、表示部に表示される画像の一例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態に係る作業システム及び溶接システムを詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、以下の実施の形態においては、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、実施の形態においては、各構成要素の配置、縮尺及び寸法等が誇張あるいは矮小化されて実際のものとは一致しない状態で示されている場合、並びに一部の構成要素につき記載が省略されて示されている場合があるとする。
[作業システムの機能的構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る作業システムの機能的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、一実施形態に係る作業システム100Aは、制御対象12Aを含み、制御対象12Aを所定の作業位置まで移動させ、制御対象12Aを用いて所定の作業を実行する作業装置10Aと、制御対象12Aの移動及び制御対象12Aによる作業を指示する作業プログラムを作成するプログラム作成装置20と、作業プログラムを実行して作業装置10Aを制御する制御部50と、制御対象12Aが作業位置に移動したときに作業位置及びその周囲を撮像して作業位置画像を出力する撮像装置40と、作業位置画像と、作業プログラムによって制御対象12Aが移動すべき基準作業位置における基準画像と、を入力し、作業位置画像で示される作業位置と基準作業位置との間の距離に相当する作業位置の補正量、及び作業位置の信頼度を算出し、作業位置の確認のための画像を出力する画像処理部60と、画像処理部60から出力される画像を表示する表示部80と、画像処理部60から出力される補正量及び信頼度に基づいて作業プログラムを補正するプログラム補正部70と、を備える。
画像処理部60は、作業位置画像と基準画像との間の特徴量のパターンマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部61と、作業位置画像と学習済モデルとに基づいて作業位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部62と、第1ヒートマップ画像と第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、作業位置の補正量及び信頼度を算出する第3の画像処理部63と、を含む。表示部80は、第3の画像処理部63から出力された第3ヒートマップ画像を表示する。
このような作業システム100Aは、溶接システム、工作・加工システム、搬送システム等の種々のシステムに適用可能である。
以下、このような機能的構成を有する作業システム100Aを溶接システムに適用したものを、例に挙げて説明する。
[溶接システムの機能的構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る溶接システムの機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、一実施形態に係る溶接システム100は、溶接ヘッド12を有し、溶接ヘッド12を溶接位置まで移動させ、溶接ヘッド12を用いて被加工物に対する溶接加工を実行するマニピュレータ(溶接装置)10と、溶接ヘッド12の移動及び溶接ヘッド12による溶接加工を指示する動作プログラムを作成するCAM(CAM:Computer Aided Manufacturing)等のプログラム作成装置20と、動作プログラムを実行してマニピュレータ(溶接装置)10を制御する制御部50と、溶接ヘッド12が溶接位置に移動したときに溶接位置及びその周囲を撮像して溶接位置画像を出力する撮像装置40と、溶接位置画像と、動作プログラムによって溶接ヘッド12が移動すべき基準溶接位置における基準画像と、を入力し、溶接位置画像で示される溶接位置と基準溶接位置との間の距離に相当する溶接位置の補正量、及び溶接位置の信頼度を算出し、溶接位置の確認のための画像を出力する画像処理部60と、画像処理部60から出力される画像を表示する表示部80と、画像処理部60から出力される補正量及び信頼度に基づいて動作プログラムを補正するプログラム補正部70と、を備える。上記制御部50、画像処理部60、プログラム補正部70及び表示部80は、例えば、動作プログラムに基づいてマニピュレータ(溶接装置)10を制御するNC(Numerical Control)装置30に含まれている。
画像処理部60は、溶接位置画像と基準画像との間の特徴量のテンプレートマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部61と、溶接位置画像と学習済モデルとに基づいて溶接位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部62と、第1ヒートマップ画像と第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、溶接位置の補正量及び信頼度を算出する第3の画像処理部63と、を含む。
また、プログラム作成装置20は、CAMのデータから被加工物及びその溶接位置を含む基準画像を生成する。第1の画像処理部61は、溶接位置画像から第1の学習済モデルを用いてエッジ情報を抽出し、基準画像から溶接位置を含むエッジ情報からなるテンプレート画像を作成し、作成されたテンプレート画像を用いて溶接位置画像に対してテンプレートマッチングを行って溶接位置画像とテンプレート画像との類似度を示す第1ヒートマップ画像を生成する。第2の画像処理部62は、溶接位置画像と第2の学習済モデルとに基づいて溶接位置の尤度を示す第2ヒートマップ画像を生成する。第3の画像処理部63は、第1ヒートマップ画像及び第2ヒートマップ画像のそれぞれに重みを付けて両画像を合成し、第3ヒートマップ画像を生成する。表示部80は、第3の画像処理部63から出力される第3ヒートマップ画像と、第1ヒートマップ画像及び第2ヒートマップ画像の重みを調整する操作画像と、を表示する。第3の画像処理部63は、表示部80に表示された操作画像を介した操作入力情報に基づいて、第1ヒートマップ画像及び第2ヒートマップ画像の重みを変更し、表示部80に表示される第3ヒートマップ画像を生成(変更)する。
[溶接システムの概略構成とティーチング処理の流れ]
図3は、溶接システムの概略構成及びティーチング処理の流れを示す説明図である。
図3に示すように、溶接システム100は、概略的には、マニピュレータ(溶接装置)10と、溶接CAM27を含むプログラム作成装置20と、NC装置30と、を備える。マニピュレータ10、プログラム作成装置20及びNC装置30は、例えば、イーサネット(Ethernet)等のネットワークで互いに通信可能に接続されている。
マニピュレータ10は、多関節のロボット本体11を有する。ロボット本体11の先端部には、溶接ヘッド12が取り付けられている。溶接ヘッド12には、例えば、図示しないレーザ発振器が接続されている。溶接ヘッド12には、レーザ発振器からレーザ光が供給される。
なお、レーザ発振器としては、例えば、レーザダイオードより発せられる種光が共振器でYb(Ytterbium)などを励起させ増幅させて所定の波長のレーザ光を射出するタイプのものが用いられ得る。また、レーザ発振器としては、レーザダイオードより発せられるレーザ光を直接利用するタイプのものも用いられ得る。レーザ発振器は、例えば、固体レーザ発振器としてはファイバレーザ発振器、YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ発振器、ディスクレーザ発振器、DDL(Direct Diode Laser)発振器等が挙げられる。
レーザ発振器は、例えば、波長900nm~1100nmの1μm帯のレーザ光を射出する。具体的には、DDL発振器は波長910nm~950nmのレーザ光を射出し、ファイバレーザ発振器は波長1060nm~1080nmのレーザ光を射出する。また、青色半導体レーザは波長400nm~460nmのレーザ光を射出する。グリーンレーザは、波長500nm~540nmのレーザ光を射出するファイバレーザ発振器又はDDL発振器でもよく、1μm帯のレーザ光Lと光合成した多波長共振器であってもよい。
撮像装置(カメラ)40は、本実施形態ではマニピュレータ10の溶接ヘッド12に取り付けられているが、これに限定されるものではなく、溶接ヘッド12以外の任意の箇所に設けられ得る。ここでは、撮像装置40は、ベンドミラー等の光学要素を介して溶接ヘッド12におけるレーザ光の射出方向と同方向に向けられるように配置されていてもよいし、レーザ光の出射軸と同軸配置されていてもよい。撮像装置40は、例えば、安価に構成可能で汎用性の高いCCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)等の撮像素子を有する単眼カメラにより構成され得る。
なお、撮像装置40は、被加工物の溶接位置(溶接代表点でもよい。)Pを撮像画像の中心とする溶接位置画像(画像W)18を撮像可能に構成されている。この場合、溶接位置画像(画像W)18の中心の位置座標を溶接位置Pの位置座標として認識することが可能となる。そして、撮像装置40は、溶接ヘッド12によるレーザ光の照射位置を含む周辺部を、例えば、少なくともグレースケールの二次元画像として撮像可能な性能を備えていればよい。撮像装置40により撮像される溶接位置画像(画像W)18については、各種のキャリブレーションは予め行われており、HDR(High Dynamic Range)処理等による輝度の最適化処理も適用されているものとする。撮像装置40で撮像された溶接位置画像(画像W)18は、NC装置30に転送される。なお、溶接代表点とは、被加工物における溶接継手の溶接加工の開始位置及び終了位置の少なくとも一つを含む溶接位置のことをいう。
プログラム作成装置20は、オフラインで各種プログラムを作成可能に構成されている。プログラム作成装置20は、溶接CAM27を有する。溶接CAM27は、CAD(Computer Aided Design)データ等の被加工物の製品データに基づいて、被加工物の全ての溶接ステップi(0<i<=n:nは正の整数、以下同じ。)に対応するマニピュレータ10の動作プログラム(PRG.(1~n))1を作成する。
また、プログラム作成装置20は、作成した動作プログラム1に対応させて、シミュレーション用のバーチャルな基準画像(画像M1~n)28を、溶接CAM27の製品データに基づき生成する。基準画像(画像M)28は、動作プログラム1によって溶接ヘッド12が移動すべき基準溶接位置を表示し得る画像で、マニピュレータ10に搭載された撮像装置40により撮像される溶接位置画像(画像W)18と同等なスケールで構成される。動作プログラム1及び基準画像(画像M)28は、プログラム作成装置20からNC装置30に転送される。
NC装置30は、マニピュレータ10を含めた溶接システム100全体の制御を行う機能を有する。NC装置30の制御部50は、ティーチング処理において、プログラム作成装置20から動作プログラム1及び基準画像(画像M)を取得する。制御部50は、動作プログラム1に従って、マニピュレータ10に対して溶接ステップiの教示位置(溶接位置)Pへのステップ移動指令(i)を出力する(S1)。
マニピュレータ10は、教示位置(溶接位置)Pへ到達したら(S2)、撮像装置40により溶接位置画像(画像W)18を撮像して、溶接位置画像(画像W)18をNC装置30に転送する。なお、溶接位置画像(画像W)18には、NC装置30内にて上記HDR処理等の輝度の最適化処理が適用されてもよい。
NC装置30は、転送された溶接位置画像(画像W)18及び溶接ステップiに対応した基準画像(画像M)28と、NC装置30内で予め設定された処理引数データ2と、を画像処理部60に転送する。画像処理部60は、溶接位置画像(画像W)18、基準画像(画像M)及び処理引数データ2を取得して(S3)、これらに基づき複数の画像処理として、後述する画像処理1(第1の画像処理)(S4)、画像処理2(第2の画像処理)(S5)及び画像処理3(第3の画像処理)(S6)を、第1~第3の画像処理部61~63でそれぞれ行う。
画像処理部60は、第1の画像処理部61での画像処理1(S4)において、第1の学習モデル(モデル(N1)、図5)64を使用して、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28からエッジを抽出し、それらの画像の類似度の分布を表す第1ヒートマップ画像(画像H1)110を生成する。また、画像処理部60は、第2の画像処理部62での画像処理2(S5)において、第2の学習モデル(モデル(N2)、図6)65を用い、「溶接位置らしさ(尤度)」の分布を表す第2ヒートマップ画像(H2)120を生成する。
更に、画像処理部60は、第3の画像処理部63での画像処理3(S6)において、第1ヒートマップ画像(画像H1)及び第2ヒートマップ画像(H2)それぞれに重み(W,W)を付けて加算等の演算により合成した第3ヒートマップ画像(H3)130を生成し、これに基づき表示される溶接位置Pの補正量(dx,dy)および信頼度を算出する(S7)。
こうして得られた補正量及び信頼度のデータ3と、第3ヒートマップ画像(H3)130を含む画像140は画像処理部60から表示部80に出力され、表示部80に第3ヒートマップ画像(H3)を含む画像140が表示される(S8)。また、制御部50は、データ3の補正量に従って、マニピュレータ10に対して溶接ステップiの補正位置(溶接位置)P´への補正移動指令を出力する。
そして、マニピュレータ10が、補正位置(溶接位置)P´へ移動し(S9)、溶接位置の補正が完了したら、NC装置30のプログラム補正部70によってデータ3の補正量を動作プログラム1に反映させて書き換え(S10)、更新された動作プログラム1´を作成し、次の溶接ステップi+1について上記のティーチング処理が行われる。なお、溶接ステップiは、例えば、曲線の連続溶接の場合、溶接の開始位置及び終了位置の間に必要な点数の補間点を含めた溶接位置(溶接代表点)Pの数だけ対応付けられて設けられる。
[ハードウェア構成]
図4は、NC装置の基本的なハードウェア構成を示す説明図である。
図4に示すように、NC装置30は、例えば、GPU(画像演算処理装置:Graphics Processing Unit)212と、CPU(中央演算処理装置:Central Processing Unit)201と、RAM(Random Access Memory)202と、ROM(Read Only Memory)203と、HDD(ハードディスクドライブ:Hard Disk Drive)204と、SSD(ソリッドステートドライブ:Solid State Drive)205と、メモリカード206と、FPGA(Field Programable Gate Array)215と、を備えたハードウェアにより実現されている。
また、NC装置30は、例えば、入力I/F(インタフェース:Interface)207と、出力I/F(インタフェース:Interface)208と、通信I/F(インタフェース:Interface)209と、を含む各種のインタフェースを備える。ハードウェアの各構成部201~209,215は、それぞれバス200によって相互に接続されている。
入力I/F207には、キーボード、マウス及びタッチパネル等の各種の入力デバイスの他、赤外線センサ、温度センサ、光センサ、音響センサ、画像センサ、分光センサ等の各種センサ、及び撮像装置40を含む入力機器211が接続され得る。出力I/F208には、画像140、データ3の補正量及び信頼度等の情報を表示する表示部90の他、図示しないスピーカ及びランプ等の各種情報の報知装置を含む出力機器210が接続され得る。通信I/F209は、イーサネット及びインターネット等のネットワーク213を介して、プログラム作成装置20及びサーバ等を含む外部機器214と通信を行う。なお、プログラム作成装置20及び溶接CAM27の各構成部も、このようなハードウェア構成によって構成され得るが、ハードウェア構成は上記のものに限定されない。
[画像処理1の内容]
図5は、画像処理部における画像処理1の概要を示す説明図である。
画像処理部60の第1の画像処理部61における画像処理1では、上述したように、まず、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28それぞれの特徴量として、エッジ情報の抽出が行われる。エッジ情報の抽出には、公知の各種エッジ抽出処理(エッジ抽出フィルタ94を利用した処理等)を利用し得るが、本実施形態の第1の画像処理部61では、溶接位置画像(画像W)18のエッジ情報の抽出に、予め深層学習(例えば、CNN:Convolutional Neural Network又はMLP(Multilayer Perceptron)等の機械学習により作成された第1の学習モデル(モデル(N1))64を利用している。
すなわち、第1の画像処理部61は、モデル(N1)(第1の学習モデル)64を有する。第1の画像処理部61は、画像処理1(第1の画像処理)において、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28のうち、少なくとも溶接位置画像(画像W)18をモデル(N1)(第1の学習モデル)64に入力してエッジ情報を抽出している。ただし、上記のように、エッジ情報の抽出は公知のエッジ抽出処理で可能なため、モデル(N1)64は必須ではない。
従って、第1の学習モデル(モデル(N1))64は、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28のうち、少なくとも溶接位置画像(画像W)18を説明変数の教師データとし、少なくとも溶接位置画像(画像W)18のエッジ情報を目的変数の教師データとして入力して深層学習を行って作成された、学習モデルである。ここでは、第1の学習モデル(第1の学習済モデル)(モデル(N1))64は、溶接位置画像(画像W)18を説明変数、溶接位置画像(画像W)18に対応するエッジ画像を目的変数とする機械学習によって生成される。
図5(a)は、モデル(N1)64の学習イメージを表している。モデル(N1)64は、複数の溶接位置画像(画像W)18に相当する画像群(W,W,...,W)91を説明変数の教師データとし、これら各溶接位置画像(画像W)18の画像群91に対応するエッジ画像群(E,E,...,E)92を目的変数の教師データとして、図5(a)中白抜き矢印で示すように入力して深層学習(例えば、CNN)を行って作成されている。なお、基準画像(画像M)28については、製品データに基づき生成されたものであるため、モデル(N1)64を利用せずに公知のエッジ抽出処理で十分にエッジ情報を抽出することはできるが、必要であればモデル(N1)64について基準画像(画像M)28に関する上記のような画像群に基づく深層学習を行って、モデル(N1)64によりエッジ情報を抽出するようにしてもよい。
図5(b)は、画像処理1の処理フロー及び処理イメージを表している。第1の画像処理部61は、画像処理1において、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28を取得する(ステップS120)。そして、溶接位置画像(画像W)18を、図5(b)中白抜き矢印で示すようにモデル(N1)64に入力すると共に、基準画像(画像M)28を、図5(b)中白抜き矢印で示すようにエッジ抽出フィルタ94にかけて、それぞれの特徴量としてエッジ情報の抽出及び二値化処理を行い(ステップS121)、図5(b)中白抜き矢印で示すように、溶接位置画像(画像W)18のエッジ情報を含む被処理画像18eを得ると共に、基準画像(画像M)28のエッジ情報を含むテンプレート画像28eを生成(作成)する。
こうして作成されたテンプレート画像28eを、得られた被処理画像18eに対して、図5(b)中白抜き矢印で示すように、位置をずらしながらパターンマッチングとしてのテンプレートマッチングを施す(ステップS122)。その結果、図5(b)中白抜き矢印で示すように、溶接位置画像(画像W)18とテンプレート画像28eとのエッジ情報に基づく類似度が、溶接位置画像(画像W)18の各画素又は数画素毎に求められる。これにより、類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像(H1)110を生成する(ステップS123)。
[画像処理2の内容]
図6は、画像処理部における画像処理2の概要を示す説明図である。
画像処理部60の第2の画像処理部62における画像処理2では、予め深層学習(CNN又はFCN)により作成された第2の学習モデル(モデル(N2))65が用いられる。すなわち、第2の学習モデル(第2の学習済モデル)(モデル(N2))65は、溶接位置画像(画像W)18を説明変数、溶接位置画像(画像W)18に対応する溶接位置の尤度を示すヒートマップ画像を目的変数とする機械学習(深層学習)によって生成された、学習モデルである。しかし、ここでは、説明変数の教師データとして、撮像装置40で撮像された溶接位置画像(画像W)18だけでなく、CAMデータから生成された基準画像(画像M)28も含めている。すなわち、基準画像(画像M)28には、溶接位置画像(画像W)18と同様のテクスチャに近づけるために、テクスチャ情報が付加され、又は基準画像(画像M)28のテクスチャ情報が変更される。このテクスチャ情報の付加又は変更には、基準画像(画像M)28への影、疑似的ノイズ等のテクスチャ情報の付加、基準画像(画像M)28に予め付加されている影等のテクスチャ情報に溶接位置画像(画像W)18と同様の疑似的なノイズを付加してテクスチャ情報を変更することを含む。第2の学習モデル(第2の学習済モデル)(モデル(N2))65は、これらの溶接位置画像(画像W)18及びテクスチャ情報が付加又は変更された基準画像(画像M)28を説明変数とし、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28に対応する溶接位置Pの尤度を示すヒートマップ画像を目的変数とする機械学習によって生成される。
図6(a)は、モデル(N2)65の学習イメージを表している。説明変数の教師データは、複数の溶接位置画像(画像W)18の画像群(W,W,...,W)と、溶接位置画像(画像W)と同様のテクスチャに近づけるために、テクスチャ情報が付加又は変更された基準画像(画像M)28の画像群(Mt1,Mt2,...,Mtn)と、からなる画像群81である。目的変数の教師データは、この画像群81に、画像群81における溶接位置(溶接代表点)Pの情報を追加したヒートマップ画像群(Hw1,Hw2,...,Hwn)と、ヒートマップ画像群(HM1,HM2,...,HMn)と、からなる溶接位置Pの尤度を表すヒートマップ画像群82である。ここで、溶接位置Pの尤度は、溶接位置Pを中心としたガウス分布により表現されていても良い。そして、モデル(N2)65は、これらの教師データを、図6(a)中白抜き矢印で示すように入力して深層学習(例えば、CNN)を行って作成されている。
なお、モデル(N2)65の学習に際して、画像群81における基準画像(画像M)28に溶接位置画像(画像W)18と同様のテクスチャに近づけるために、テクスチャ情報を付加又は変更することにより、製品データから生成されたプレーンな画像に意図的にノイズを付けた状態を作り出すことができる。これにより、より現実に近づけたバーチャルな基準画像(画像M)を、この画像に含まれる基準溶接位置と共に説明変数の教師データに用いることが可能となり、学習効率及び出力結果の精度を向上させることができる。
図6(b)は、画像処理2の処理フロー及び処理イメージを表している。第2の画像処理部62は、画像処理2において、溶接位置画像(画像W)18を取得する(ステップS124)。そして、図6(b)中白抜き矢印で示すように、溶接位置画像(画像W)18を説明変数の推定用データとしてモデル(N2)65に入力して、溶接位置Pの尤度情報(尤度の分布に関する情報)を抽出する(ステップS125)。
こうして抽出された尤度情報に基づいて、溶接位置Pをヒートマップで表示可能な第2ヒートマップ画像(H2)120を生成する(ステップS126)。なお、尤度情報は、溶接位置Pの尤度の点数(スコア)であってもよい。この場合、第2ヒートマップ画像(H2)120は、第2の学習モデル(モデル(N2))65により得られた、溶接位置画像(画像W)18の画素毎又は画素群毎の溶接位置Pの尤度のスコアの分布に基づき生成され得る。
なお、図示は省略するが、モデル(N2)65は、他の深層学習により作成されてもよい。また、第2の学習モデル(モデル(N2))65は、溶接位置画像(画像W)18及び基準画像(画像M)28をそれぞれ細分化した部分画像及び部分画像それぞれにおける溶接位置Pの有無に関して付与されたスコア付きのラベルを説明変数の教師データとし、ラベルに基づく溶接位置Pの位置分布を表すヒートマップ情報を目的変数の教師データとして入力して深層学習を行って作成された、学習モデルであってもよい。そして、上記ステップS126で生成される第2ヒートマップ画像(H2)120は、溶接位置画像(画像W)の部分画像を再結合したときに表される、第2の学習モデル(モデル(N2))65により得られた溶接位置Pのラベルのスコア及びその分布位置に基づき生成され得る。
[画像処理3の内容]
図7は、画像処理部における画像処理3の概要を示す説明図である。
画像処理部60の第3の画像処理部63における画像処理3では、まず、画像処理1で生成された第1ヒートマップ画像(H1)110及び画像処理2で生成された第2ヒートマップ画像(H2)120を取得する(ステップS127)。
次に、第1ヒートマップ画像(H1)110に重み(W)を付けると共に、第2ヒートマップ画像(H2)120に重み(W)を付けて両者を合成(例えば、加算)する重み付き演算処理(ステップS128)を行い、図7中白抜き矢印で示すように、これらを合成した第3ヒートマップ画像(H3)130を生成すると共に、これにより表され得る溶接位置画像(画像W)18で示される溶接位置Pと基準溶接位置との間の距離に相当する溶接位置Pの補正量及び溶接位置Pの信頼度を算出する(ステップS129)。なお、ここで「信頼度」とは、補正位置(補正された溶接位置P)に対する評価点(又はスコア)を示す。
なお、第1ヒートマップ画像(H1)110及び第2ヒートマップ画像(H2)120に、それぞれ重み(W,W)を付けて合成するのは、以下の理由による。すなわち、作業位置の明るさ、治具の配置のような環境要因、外観傷のような素材要因、撮像装置40の設定のような人的要因等に起因するノイズが、第1ヒートマップ画像(H1)及び第2ヒートマップ画像(H2)にそれぞれ与える影響は、ノイズの種類によって異なる。このため、第1ヒートマップ画像(H1)及び第2ヒートマップ画像(H2)のうち、ノイズの影響が小さい画像の重みを、影響が大きい画像の重みよりも大きくすることにより、第3ヒートマップ画像(H3)に現れるノイズの影響を抑えることができる。第3ヒートマップ画像(H3)130は、例えば、J段階(Jは正の整数、例えば11)の重みに準拠した溶接位置Pを表示可能なヒートマップ情報に基づく画像群により構成される結果を表示可能に構成され得る。そして、第3ヒートマップ画像(H3)130と共に、データ3に基づく補正量及び信頼度を確認するための画像140(図3、図9)を表示部80で表示可能に出力する。画像140においては、例えば、溶接位置Pの補正位置を、溶接位置画像(画像W)18上に重ねて(併せて)表示したり、信頼度に基づいて最適な第3ヒートマップ画像(H3)130を表示したりすることができる。なお、ステップS128における重み付け演算処理は加算による合成に限定されるものではない。
[ティーチング処理の具体例]
図8は、溶接システムのティーチング処理フローを示すフローチャートである。図9は、表示部に表示される画像の一例を示す図である。
図8に示すように、溶接システム100では、まず、溶接に際してプログラム作成装置20により、上位システム(例えば、CADシステム)から製品データが取得される(ステップS100)。
製品データを取得したら、プログラム作成装置20の溶接CAM27は、上述したようにマニピュレータ10の動作プログラム1を作成し(ステップS101)、全ての溶接ステップに対応した基準画像(画像M)28を生成する(ステップS102)。そして、プログラム作成装置20は、作成した動作プログラム1と基準画像(画像M)28とをNC装置に転送する(ステップS103)。
NC装置30は、例えば、オペレータによるボタン操作等に基づく入力機器211を介したティーチング処理の動作実行指令を待って(ステップS104のNo)、動作実行指令を受け付けたら(ステップS104のYes)、マニピュレータ10に対してステップ移動指令を出力する(ステップS105)。マニピュレータ10は、ステップ移動指令に基づき溶接位置Pの教示位置へ移動し(ステップS106)、撮像装置40により溶接位置画像(画像W)18を撮像する(ステップS107)。
撮像された溶接位置画像(画像W)18はNC装置30に転送され(ステップS108)、NC装置30は、転送された溶接位置画像(画像W)18、基準画像(画像M)28及び処理引数データ2を画像処理部60に転送する。画像処理部60は、これらに基づき、第1~第3の画像処理部61~63において上述したような画像処理1~画像処理3を含む画像処理を行い(ステップS109)、画像処理の結果に基づく各種の情報を表示部80に出力する。そして、表示部80は、各種の情報(例えば、画像140等)を表示する(ステップS110)。
このとき、表示部80に表示される画像140において、画像処理で算出されたJ段階の信頼度のうち、例えば、最も信頼度の高いJ番目の信頼度に基づく第3ヒートマップ画像(H3)130をデフォルトで表示するようにしてもよい。そして、このような画像140を表示したら、NC装置30は、マニピュレータ10に対して補正移動指令を出力する(ステップS111)。
ここで、表示部80に表示される情報の一例として、確認のための画像140について説明する。図9に示すように、画像140において、表示部80は、第3ヒートマップ画像(H3)130と、第1ヒートマップ画像(H1)110及び第2ヒートマップ画像(H2)120の重みを調整する重み変更スライダ(操作画像)145と、を表示する。すなわち、図9に示すように、画像140には、溶接位置Pの補正位置を表す「×」印等の補正点マーカ141が表された溶接位置画像(画像W)18が左側から2/3程度までの領域内に表示される。また、画像140には、上記のようなJ番目の信頼度に基づく溶接位置Pを表示する第3ヒートマップ画像(H3)130を、重み(重みバランス)を変更して可変表示するための重み変更スライダ145と共に表示するヒートマップ表示欄142が右側から1/3程度までの領域内に表示される。
表示部80に表示される画像140においては、例えば、オペレータが重み変更スライダ145を左右どちらかに動作させることで、第3ヒートマップ画像(H3)130に適用される重み(第1ヒートマップ画像(H1)110及び第2ヒートマップ画像(H2)120の重み)を調整することができる。これにより、第3の画像処理部63は、重み変更スライダ(操作画像)135を介した操作入力情報に基づいて、第1ヒートマップ画像(H1)110及び第2ヒートマップ画像(H2)120の重みを変更し、第3ヒートマップ画像(H3)130を生成するので、変更された重みに対応した第3ヒートマップ画像(H3)をヒートマップ表示欄142に表示することができる。これと共に、この第3ヒートマップ画像(H3)の溶接位置Pの補正量に応じて表示箇所が異なる補正点マーカ141を、溶接位置画像(画像W)18上に表示することもできる。なお、補正点マーカ141は、オペレータの操作入力により表示箇所を任意に移動させることもできる。この場合、移動された補正点マーカ141の表示箇所により表される補正量が、溶接位置Pの補正量として認識され得る。
オペレータは、画像140に表示された「前へ」ボタン144を操作することで、一つ前の溶接ステップの画像140の表示に戻ることができると共に、「次へ」ボタン143を操作することで、補正点マーカ141の表示箇所の位置座標に基づき算出される溶接位置Pの補正量を決定して、次の溶接ステップの画像140の表示に移行することができる。なお、「補正スキップ」チェックボックス146をチェックして「次へ」ボタン143を操作することにより、該当する溶接ステップにおける溶接位置Pの位置補正の確認をスキップすることも可能である。また、補正処理を実行する際に、補正位置の信頼度の評価点を、予め定めたしきい値と比較して、信頼度の評価点がしきい値を上回っている場合は補正処理を実行し、下回っている場合はアラームで報知する等の処理を行っても良い。
図8に戻り、マニピュレータ10が補正位置に移動したら、上記のように表示された画像140へのオペレータの操作入力による入力情報を受け付けて(ステップS112)、動作プログラム1が算出された補正量を反映させた状態で書き換えられ更新される(ステップS113)。その後、全ての溶接ステップにおける溶接位置Pのティーチングが完了したかが判断され(ステップS114)、完了したと判断された場合(ステップS114のYes)は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。一方、完了していないと判断された場合(ステップS114のNo)は、上記ステップS105に移行してマニピュレータ10を次の溶接ステップにステップ移動させ、以降の処理を繰り返す。
以上のように、作業システム100Aを適用した溶接システム100は、例えば、画像処理1において、シミュレーション用のバーチャルな画像である基準画像(画像M)28のエッジ情報からなるテンプレート画像28eを作成して、撮像装置40により撮像された溶接位置画像(画像W)18からモデル(N1)64を用いてエッジ情報を抽出し、テンプレートマッチングを行っている。基準画像(画像M)28は、上述した問題となり得る環境要因や人的要因に左右されない理想的なシミュレーションを可能とする画像である。このため、ロット毎による溶接位置画像(画像W)18の変化に対して画像の類似度に基づく結果を、溶接加工の1ロット目から得ることができ、第1ヒートマップ画像(H1)110を生成することが可能となる。
また、画像処理2において、溶接位置らしさ(尤度)を学習したモデル(N2)65を使用して、溶接位置画像(画像W)18の溶接位置Pを推論可能な第2ヒートマップ画像(H2)120を生成している。このため、第2ヒートマップ画像(H2)120によれば、ユーザ(オペレータ)が認識或いは識別可能な溶接位置の候補を溶接位置Pとして尤度の分布に基づき客観的に表現し得るヒートマップとして出力可能である。なお、上述した素材要因としては、例えば、被加工物の表面状態に影響を与える外観傷が挙げられるが、このような外観傷は、第1ヒートマップ画像(H1)110のような画像の類似度には、ノイズとなり分布の結果に影響を与えてしまう懸念がある。一方で、第2ヒートマップ画像(H2)120のような溶接位置らしさ(尤度)は、外観傷に対する感度が低いため分布の結果に影響を与えにくいことが判明している。従って、第2ヒートマップ画像(H2)120も利用することにより、撮像装置40による撮像時の環境要因に影響されにくく、画像処理1の第1ヒートマップ画像(H1)110のみでは識別困難となる場合の溶接位置Pの類似箇所の識別も容易に行うことが可能となる。
また、画像処理3において、画像処理1のアプローチから得られた結果(第1ヒートマップ画像(H1)110)と、画像処理2のアプローチから得られた結果(第2ヒートマップ画像(H2)120)と、に対して重み付け演算を行って合成した第3ヒートマップ画像(H3)130を生成している。このため、例えば、画像処理1及び画像処理2のいずれかの結果に偏りが生じてしまった場合でも、操作入力情報に基づき第1ヒートマップ画像(H1)110及び第2ヒートマップ画像(H2)120の重みを変更(調整)した第3ヒートマップ画像(H3)130を生成することができるので、画像140において高精度に溶接位置Pを表示することが可能となる。
また、第3ヒートマップ画像(H3)130と合わせて算出される溶接位置Pの補正量及び信頼度に関する情報を、第3ヒートマップ画像(H3)130と共に画像140において表示し得るので、これらの各種の情報をユーザ(オペレータ)が容易に認識できる形で可視化することができる。これにより、溶接位置Pの位置補正に関する根拠及び各種の情報の説明付けが可能となりその理解を深めさせることに寄与する効果が期待できる。このように、溶接システム100によれば、最低限の工数で安定的且つ高精度に溶接位置Pを検出することができ、且つその検出理由をユーザ(オペレータ)が容易に把握可能とすることができる。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、一実施形態に記載の範囲には限定されない。上述した実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した一実施形態では、基準画像(画像M)28を製品データに基づき生成されるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、溶接位置画像(画像W)18と同様に撮像装置40で撮像して取得したCCD画像、上位のCADシステムから出力されたCAD画像、デプス(Depth)カメラ或いはAI(Artificial Intelligence)深度推定により出力された深度マップ画像、及びこれらを複数組み合わせた画像等を、基準画像(画像M)28として利用するようにしてもよい。
また、画像処理1では、テンプレートマッチングにより溶接位置画像(画像W)18と基準画像(画像M)28(のテンプレート画像28e)との類似度を、両画像のエッジ情報で判定することについて説明したが、これに限定されない。エッジ情報のテンプレートマッチングに代えて、例えば、各画像18,28内における特徴量(コーナー、その間隔、輝度勾配等)又は特徴点(キーポイント)のマッチングを行ってもよい。この場合、キーポイントの抽出及び/又はマッチングには、汎用のアルゴリズムを用いてもよく、AIにより行う方式であってもよい。キーポイントマッチングは、例えば、光切断法等により取得した3次元点群データとCAD/CAMからの3次元データ群とのマッチング等、3次元データに対しても適用することができるので汎用性が高い。
また、画像処理2では、モデル(N2)65に溶接位置画像(画像W)18及びテクスチャ情報を付加した基準画像(画像M)28を説明変数の推定用データとして入力して第2ヒートマップ画像(H2)120を生成することについて説明したが、これに限定されない。説明変数の推定用データには、基準画像(画像M)28の他に、CAD画像、深度マップ画像、溶接継手パラメータ等の各種の情報が含まれていてもよい。この場合、モデル(N2)65は、これらの各種の情報をも説明変数の教師データとして入力して深層学習等を行って作成されていればよい。
また、モデル(N2)65は、以前のロットまでの結果に関する各種の情報を説明変数の教師データとして、順次追加して学習して行く時系列進化型のモデルであっても、ロット毎のデータをその都度クラウド又は基幹PC(Personal Computer)等で深層学習等して自律的に性能向上を図る自律発展型モデルであってもよい。なお、モデル(N2)65における目的変数は、溶接位置Pを表し得るヒートマップ情報ではなく、溶接位置Pの位置座標そのもののみであっても、溶接位置Pそのものではなく1つの高次元の溶接線であってもよい。溶接線を目的変数とした場合は、検出した溶接線を、例えば線上の端点を選択する等の手法により、低次元に次元圧縮(点化)することで検出を図るようにしてもよい。なお、溶接線の検出は、AIによる機械学習で行っても、上述した3次元点群データによるマッチングにより行ってもよい。また、画像140にヒートマップ表示欄142を設けずに、補正点マーカ141のみを表示するように構成してもよい。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 動作プログラム
2 処理引数データ
3 データ
10 溶接装置(マニピュレータ)
12 溶接ヘッド
18 溶接位置画像(画像W)
20 プログラム作成装置
27 溶接CAM
28 基準画像(画像M)
30 NC装置
40 撮像装置
50 制御部
60 画像処理部
61 第1の画像処理部
62 第2の画像処理部
63 第3の画像処理部
70 プログラム補正部
80 表示部
100 溶接システム
110 第1ヒートマップ画像(H1)
120 第2ヒートマップ画像(H2)
130 第3ヒートマップ画像(H3)
140 画像

Claims (8)

  1. 制御対象を含み、作業プログラムに基づいて、前記制御対象を所定の作業位置まで移動させ、前記制御対象を用いて所定の作業を実行する作業装置と、
    前記作業プログラムを実行して前記作業装置を制御する制御部と、
    前記作業位置及びその周囲を撮像して作業位置画像を出力する撮像装置と、
    前記作業位置画像と、前記作業プログラムによって前記制御対象が移動すべき基準作業位置における基準画像と、を入力し、前記作業位置画像で示される前記作業位置と前記基準作業位置との間の距離に相当する前記作業位置の補正量、及び前記作業位置の信頼度を算出し、前記作業位置の確認のための画像を出力する画像処理部と、
    前記画像処理部から出力される画像を表示する表示部と、
    前記画像処理部から出力される前記補正量及び信頼度に基づいて前記作業プログラムを補正するプログラム補正部と、
    を備え、
    前記画像処理部は、
    前記作業位置画像と前記基準画像との間の特徴量のマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部と、
    前記作業位置画像と学習済モデルとに基づいて前記作業位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部と、
    前記第1ヒートマップ画像と前記第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、前記作業位置の補正量及び信頼度を算出する第3の画像処理部と、を含み、
    前記表示部は、前記第3ヒートマップ画像を表示する
    作業システム。
  2. 溶接ヘッドを有し、動作プログラムに基づいて、前記溶接ヘッドを溶接位置まで移動させ、前記溶接ヘッドを用いて被加工物に対する溶接加工を実行する溶接装置と、
    前記動作プログラムを実行して前記溶接装置を制御する制御部と、
    前記溶接位置及びその周囲を撮像して溶接位置画像を出力する撮像装置と、
    前記溶接位置画像と、前記動作プログラムによって前記溶接ヘッドが移動すべき基準溶接位置における基準画像と、を入力し、前記溶接位置画像で示される前記溶接位置と前記基準溶接位置との間の距離に相当する前記溶接位置の補正量、及び前記溶接位置の信頼度を算出し、前記溶接位置の確認のための画像を出力する画像処理部と、
    前記画像処理部から出力される画像を表示する表示部と、
    前記画像処理部から出力される前記補正量及び信頼度に基づいて前記動作プログラムを補正するプログラム補正部と、
    を備え、
    前記画像処理部は、
    前記溶接位置画像と前記基準画像との間の特徴量のマッチングによって、両画像の類似度の分布を示す第1ヒートマップ画像を生成する第1の画像処理部と、
    前記溶接位置画像と学習済モデルとに基づいて前記溶接位置の尤度の分布を示す第2ヒートマップ画像を生成する第2の画像処理部と、
    前記第1ヒートマップ画像と前記第2ヒートマップ画像とを合成して第3ヒートマップ画像を生成すると共に、前記溶接位置の補正量及び信頼度を算出する第3の画像処理部と、を含み、
    前記表示部は、前記第3ヒートマップ画像を表示する
    溶接システム。
  3. 前記溶接ヘッドの移動及び前記溶接ヘッドによる溶接加工を指示する前記動作プログラムを作成するプログラム作成装置を更に備え、
    前記プログラム作成装置は、CAMのデータから前記被加工物及びその溶接位置を含む基準画像を生成する
    請求項2記載の溶接システム。
  4. 前記第3の画像処理部は、前記第1ヒートマップ画像及び前記第2ヒートマップ画像のそれぞれに重みを付けて両画像を合成し、前記第3ヒートマップ画像を生成する
    請求項2記載の溶接システム。
  5. 前記第1の画像処理部は、前記溶接位置画像から第1の学習済モデルを用いてエッジ情報を抽出し、前記基準画像から前記溶接位置を含むエッジ情報からなるテンプレート画像を作成し、前記作成されたテンプレート画像を用いて前記溶接位置画像に対してテンプレートマッチングを行って前記溶接位置画像と前記テンプレート画像との類似度を示す前記第1ヒートマップ画像を生成し、
    前記第2の画像処理部は、前記溶接位置画像と第2の学習済モデルとに基づいて前記溶接位置の尤度を示す前記第2ヒートマップ画像を生成する
    請求項2記載の溶接システム。
  6. 前記第1の学習済モデルは、前記溶接位置画像を説明変数、前記溶接位置画像に対応するエッジ画像を目的変数とする機械学習によって生成され、
    前記第2の学習済モデルは、前記溶接位置画像を説明変数、前記溶接位置画像に対応する溶接位置の尤度を示すヒートマップ画像を目的変数とする機械学習によって生成される
    請求項5記載の溶接システム。
  7. 前記基準画像には、前記溶接位置画像と同様のテクスチャに近づけるために、テクスチャ情報が付加され、又は前記基準画像のテクスチャ情報が変更され、
    前記第2の学習済モデルは、前記溶接位置画像及び前記基準画像を説明変数とし、前記溶接位置画像及び前記基準画像に対応する溶接位置の尤度を示すヒートマップ画像を目的変数とする機械学習によって生成される
    請求項6記載の溶接システム。
  8. 前記表示部は、前記第3ヒートマップ画像と、前記第1ヒートマップ画像及び前記第2ヒートマップ画像の重みを調整する操作画像と、を表示し、
    前記第3の画像処理部は、前記操作画像を介した操作入力情報に基づいて、前記第1ヒートマップ画像及び前記第2ヒートマップ画像の重みを変更し、前記第3ヒートマップ画像を生成する
    請求項4記載の溶接システム。
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JP2015186202A (ja) 2014-03-26 2015-10-22 パナソニック株式会社 滞留状況分析装置、滞留状況分析システムおよび滞留状況分析方法
JP2022532238A (ja) 2019-05-17 2022-07-13 マジック リープ, インコーポレイテッド ニューラルネットワークおよび角検出器を使用した角検出のための方法および装置

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