JP6113242B2 - 均一系触媒作用を利用したアルコール・アミノ化によってアルカノールアミンを製造する方法 - Google Patents
均一系触媒作用を利用したアルコール・アミノ化によってアルカノールアミンを製造する方法 Download PDFInfo
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Description
本発明による方法には、2つのヒドロキシル基を有する出発物質が使用される。
本発明による方法には、周期系第8、9および10族(IUPACに基づく命名法)から選択された少なくとも1の元素ならびに少なくとも1のドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒が使用される。周期系第8、9および10族の元素は、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金を含んでいる。好ましいのは、ルテニウムおよびイリジウムから選択された少なくとも1の元素を含んだ錯体触媒である。
L1およびL2は、互いに独立に、ホスフィン(PRaRb)、アミン(NRaRb)、スルフィド、SH、スルホキシド(S(=O)R)、窒素(N)、酸素(O)および硫黄(S)から選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール、アルシン(AsRaRb)、スチバン(SbRaRb)または式(II)または(III)
L3は、一酸化炭素(CO)、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、ニトリル(RCN)、イソニトリル(RNC)、窒素(N2)、三フッ化リン(PF3)、一硫化炭素(CS)、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)のN−ヘテロ環式カルベンからなる群から選択された単座2電子ドナーを意味し、
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSのから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORおよびN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子または、NH3、N(R)3およびR2NSO2Rからなる群から選択された中性分子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3、4または5つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金を意味する]の少なくとも1の錯体触媒の存在において、均一系触媒作用を利用して実施される。
すなわち、
L1およびL2は、互いに独立に、PRaRb、NRaRb、スルフィド、SH、S(=O)R、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールを意味し、
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェンおよびテトラヒドロチオフェンを意味し、
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールを意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORまたはN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3、4または5つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換C1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSのから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、ルテニウムまたはイリジウムを意味している。
RaおよびRbは、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、OR,N(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子を意味し、
Rは、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリール、N、OおよびSのから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2または3つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1または2つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換C1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、ルテニウムまたはイリジウムを意味している。
RaおよびRbは、互いに独立に、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、フェニル基またはメシチル基を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、OCOCH3、OCOCF3、OSO2CF3、CNおよびOHからなる群から選択されたモノアニオン性の配位子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1原子の1置換基またはキノリニル単位の1原子の1置換基(ここで、X1は、水素、F、Cl、Br、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換C1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、ルテニウムまたはイリジウムを意味している。
RaおよびRbは、互いに独立に、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、シクロヘキシル基、シクロペンチル基、フェニル基またはメシチル基を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOCH3、OCOCF3、OSO2CF3、CNおよびOHからなる群から選択されたモノアニオン性の配位子を意味し、
X1は、水素を意味し、
Mは、ルテニウムまたはイリジウムを意味している。
R1、R2、R3、L1、L2およびL3は上述した意味を有する]の均一に溶解した少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
nは、0または1であり、
R21、R22、R23、R24、R25、R26は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C4−アルキルジフェニルホスフィン(−C1−C4−アルキル−P(フェニル)2)、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
Aは、
i)非置換または少なくとも単置換されたN、O、P、C1−C6−アルカン、C3−C10−シクロアルカン、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクロアルカン、C5−C14−芳香族炭化水素および、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C6−ヘテロ芳香族炭化水素からなる群から選択された架橋基(ここで、置換基は、C1−C4−アルキル、フェニル基、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27またはN(R27)2からなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)であるか、
または
ii)式(XXII)または(XXIII)
m、qは、互いに独立に、0、1、2、3または4であり、
R28、R29は、互いに独立に、C1−C10−アルキル、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27およびN(R27)2(ここでR27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)からなる群から選択されており、
X11、X12は、互いに独立に、NH、OまたはSであり、
X13は、単結合、NH、NR30、O、SまたはCR31R32であり、
R30は、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
R31、R32は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C10−アルコキシ、C3−C10−シクロアルキル、C3−C10−シクロアルコキシ、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリール、C5−C14−アリールオキシまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)である]の架橋基であり、
Y1、Y2、Y3は、互いに独立に、単結合、非置換または少なくとも単置換されたメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基またはヘキサメチレン基(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、OR27、CN、NH2、NHR27、N(R27)2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒が使用される。
[式中、
nは、0または1であり、
R21、R22、R23、R24、R25、R26は、互いに独立に、非置換C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールであり、
Aは、
i)非置換C1−C6−アルカン、C3−C10−シクロアルカン、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクロアルカン、C5−C14−芳香族炭化水素および、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C6−ヘテロ芳香族炭化水素からなる群から選択された架橋基であるか、
または
ii)式(XXII)または(XXIII)
m、qは、互いに独立に、0、1、2、3または4であり、
R28、R29は、互いに独立に、C1−C10−アルキル、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27およびN(R27)2(ここでR27は、C1−C10−アルキルおよび5−C10−アリールから選択されている)からなる群から選択されており、
X11、X12は、互いに独立に、NH、OまたはSであり、
X13は、単結合、NH、NR30、O、SまたはCR31R32であり、
R30は、非置換C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールであり、
R31、R32は、互いに独立に、非置換C1−C10−アルキル、C1−C10−アルコキシ、C3−C10−シクロアルキル、C3−C10−シクロアルコキシ、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリール、C5−C14−アリールオキシまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールである]の架橋基であり、
Y1、Y2、Y3は、互いに独立に、単結合、非置換メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基またはヘキサメチレン基である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
R21、R22、R23、R24は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C4−アルキルジフェニルホスフィン(−C1−C4−アルキル−P(フェニル)2)、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
Aは、
i)非置換または少なくとも単置換されたN、O、P、C1−C6−アルカン、C3−C10−シクロアルカン、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクロアルカン、C5−C14−芳香族炭化水素および、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C6−ヘテロ芳香族炭化水素からなる群から選択された架橋基(ここで、置換基は、C1−C4−アルキル、フェニル基、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27またはN(R27)2からなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)であるか、
または
ii)式(XXII)または(XXIII)
m、qは、互いに独立に、0、1、2、3または4であり、
R28、R29は、互いに独立に、C1−C10−アルキル、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27およびN(R27)2(ここでR27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)からなる群から選択されており、
X11、X12は、互いに独立に、NH、OまたはSであり、
X13は、単結合、NH、NR30、O、SまたはCR31R32であり、
R30は、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
R31、R32は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C10−アルコキシ、C3−C10−シクロアルキル、C3−C10−シクロアルコキシ、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリール、C5−C14−アリールオキシまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)である]の架橋基であり、
Y1、Y2は、互いに独立に、単結合、非置換または少なくとも単置換されたメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基またはヘキサメチレン基(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、OR27、CN、NH2、NHR27、N(R27)2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
R21、R22、R23、R24、R25、R26は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C4−アルキルジフェニルホスフィン、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
Aは、非置換または少なくとも単置換されたN、P、C1−C6−アルカン、C3−C10−シクロアルカン、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクロアルカン、C5−C14−芳香族炭化水素および、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C6−ヘテロ芳香族炭化水素からなる群から選択された架橋基(ここで、置換基は、C1−C4−アルキル、フェニル基、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27またはN(R27)2からなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)であり、
Y1、Y2、Y3は、互いに独立に、単結合、非置換または少なくとも単置換されたメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基またはヘキサメチレン基(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、OR27、CN、NH2、NHR27、N(R27)2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
[式中、
R21、R22、R23、R24は、互いに独立に、メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基またはメシチル基であり、
Aは、
i) メタン、エタン、プロパン、ブタン、シクロヘキサン、ベンゼン、ナフタリンおよびアントラセンからなる群から選択された架橋基であるか、
または
ii)式(XXVII)または(XXVIII)
X11、X12は、互いに独立に、NH、OまたはSであり、
X13は、単結合、NH、O、SまたはCR31R32であり、
R31、R32は、互いに独立に、非置換C1−C10−アルキルである]の架橋基であり、
Y1、Y2は、互いに独立に、単結合、メチレン基、エチレン基である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
m、q、R21、R22、R23、R24、R28、R29、X19、X12およびX13には、上述した定義および選好性が当てはまる]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、実施される。
C1−C10−アルキル基に関する上記の定義は、C1−C30−アルキル基およびC1−C6−アルカンに準用される。
均一系触媒は、直接その活性形態で形成されても、通例の先駆物質から出発して、相応した配位子の添加により、反応条件下で初めて形成されてもよい。通例の先駆物質は、たとえば、[Ru(p−シメン)Cl2]2、[Ru(ベンゼン)Cl2]n、[Ru(CO)2Cl2]n、[Ru(CO)3Cl2]2、[Ru(COD)(アリル)]、[RuCl3 *H2O]、[Ru(アセチルアセトネート)3]、[Ru(DMSO)4Cl2]、[Ru(PPh3)3(CO)(H)Cl]、[Ru(PPh3)3(CO)Cl2]、[Ru(PPh3)3(CO)(H)2]、[Ru(PPh3)3Cl2]、[Ru(シクロペンタジエニル)(PPh3)2Cl]、[Ru(シクロペンタジエニル)(CO)2Cl]、[Ru(シクロペンタジエニル)(CO)2H]、[Ru(シクロペンタジエニル)(CO)2]2、[Ru(インデニル)(CO)2Cl]、[Ru(インデニル)(CO)2H]、[Ru(インデニル)(CO)2]2、ルテノセン、[Ru(バイナップ)Cl2]、[Ru(ビピリジン)2Cl2 *2H2O]、[Ru(COD)Cl2]2、[Ru(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(COD)Cl]、[Ru3(CO)12]、[Ru(テトラフェニルヒドロキシ−シクロペンタジエニル)(CO)2H]、[Ru(PMe3)4(H)2]、[Ru(PEt3)4(H)2]、[Ru(PnPr3)4(H)2]、[Ru(PnBu3)4(H)2]、[Ru(Pnオクチル3)4(H)2]、[IrCl3 *H2O]、KIrCl4、K3IrCl6、[Ir(COD)Cl]2、[Ir(シクロオクテン)2Cl]2、[Ir(エテン)2Cl]2、[Ir(シクロペンタジエニル)Cl2]2、[Ir(ペンタメチルシクロペンタジエニル)Cl2]2、[Ir(シクロペンタジエニル)(CO)2]、[Ir(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(CO)2]、[Ir(PPh3)2(CO)(H)]、[Ir(PPh3)2(CO)(Cl)]、[Ir(PPh3)3(Cl)]である。
その際、アンモニア、ジオール、場合により溶剤、および錯体触媒の供給は、同時にまたは互いに別々に行なわれてよい。その際、反応は、連続式、セミバッチ式、バッチ式または溶剤としての生成物中に逆混合されるかあるいは逆混合されずに直通式に実施可能である。
反応が溶剤中で実施される場合には、溶剤はアミノ化生成物と混じり合うことができてよく、反応後に、蒸留によって分離することが可能である。また、アミノ化生成物または出発物質との間に非混和領域を有する溶剤も使用可能である。この種の適切な溶剤として、たとえば、トルエン、ベンゼン、キシレン、アルカンたとえばヘキサン、ヘプタンおよびオクタン、および非環状または環状エーテルたとえばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンを挙げておくこととする。ホスフィン配位子の適切な選択により、触媒は、好ましくは溶媒相中に溶解する。ホスフィン配位子は、また、触媒がアミノ化生成物中に溶解するように選択することも可能である。この場合、アミノ化生成物は、蒸留によって触媒から分離可能である。
L1およびL2は、互いに独立に、PRaRb、NRaRb、スルフィド、SH、S(=O)R、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール、AsRaRb、SbRaRbまたは式(II)または(III)
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)のN−ヘテロ環式カルベンからなる群から選択された単座2電子ドナーを意味し、
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORおよびN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子または、NH3、N(R)3およびR2NSO2Rからなる群から選択された中性分子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3、4または5つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金を意味する]の均一に溶解された錯体触媒(ここで、一般式Iの前記触媒には、上記に本発明による方法について述べた定義および選好性が当てはまる)を、2ヒドロキシ基(−OH)を有するジオールのアルコール・アミノ化により、一級アミノ基(−NH2)とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを、均一系触媒作用を利用して製造するために使用することに関する。
L1およびL2は、互いに独立に、PRaRb、NRaRb、スルフィド、SH、S(=O)R、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール、AsRaRb、SbRaRbまたは式(II)または(III)
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)のN−ヘテロ環式カルベンからなる群から選択された単座2電子ドナーを意味し、
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORおよびN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子または、NH3、N(R)3およびR2NSO2Rからなる群から選択された中性分子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3、4または5つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、式(I)の触媒からNaBH4との反応によって得られるボラン誘導体および、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金を意味する]の均一に溶解された錯体触媒(ここで、一般式(XV)の前記触媒には、上記に本発明による方法について述べた定義および選好性が当てはまる)を、2つのヒドロキシル基(−OH)を有するジオールのアルコール・アミノ化により、一級アミノ基(−NH2)とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを、均一系触媒作用を利用して製造するために使用することに関する。
nは、0または1であり、
R21、R22、R23、R24、R25、R26は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C4−アルキルジフェニルホスフィン(−C1−C4−アルキル−P(フェニル)2)、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
Aは、
i)非置換または少なくとも単置換されたN、O、P、C1−C6−アルカン、C3−C10−シクロアルカン、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクロアルカン、C5−C14−芳香族炭化水素および、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C6−ヘテロ芳香族炭化水素からなる群から選択された架橋基(ここで、置換基は、C1−C4−アルキル、フェニル基、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27またはN(R27)2からなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)であるか、
または
ii)式(XXII)または(XXIII)
m、qは、互いに独立に、0、1、2、3または4であり、
R28、R29は、互いに独立に、C1−C10−アルキル、F、Cl、Br、OH、OR27、NH2、NHR27およびN(R27)2(ここでR27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)からなる群から選択されており、
X11、X12は、互いに独立に、NH、OまたはSであり、
X13は、単結合、NH、NR30、O、SまたはCR31R32であり、
R30は、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)であり、
R31、R32は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルキル、C1−C10−アルコキシ、C3−C10−シクロアルキル、C3−C10−シクロアルコキシ、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C14−アリール、C5−C14−アリールオキシまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)である]の架橋基であり、
Y1、Y2、Y3は、互いに独立に、単結合、非置換または少なくとも単置換されたメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基またはヘキサメチレン基(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、OR27、CN、NH2、NHR27、N(R27)2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されており、R27は、C1−C10−アルキルおよびC5−C10−アリールから選択されている)である]の少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒を、2つのヒドロキシル基(−OH)を有するジオールのアルコール・アミノ化により、一級アミノ基(−NH2)とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを、均一系触媒作用を利用して製造するために使用することである。
本発明によるアンモニアによるアルコールの触媒アミノ化に関する通則
配位子L、金属塩Mまたは触媒錯体XIVb(製造については下記参照、不活性雰囲気下で初期秤量)、溶剤および、反応するアルコールが、アルゴン雰囲気下で、磁気結合式傾斜羽根スターラを備えた160mlのParrオートクレーブ(特殊鋼製 V4A)(攪拌速度:200〜500回転/分)中に装入された。記載量のアンモニアが室温にて、予備凝縮されてもしくはNH3ガスボンベから直接に計量添加された。水素が使用された場合には、これは反復差圧配量によって行なわれた。鋼製オートクレーブは記載温度に電熱昇温され、記載の時間にわたって、攪拌下(500回転/分)で加熱された(内部温度測定)。オートクレーブを室温に冷却して、減圧し、常圧にてアンモニアのガス放出を行なった後、反応混合物はGC(30m RTX5 Amin 0.32mm、1.5μm)により分析された。1,4−ブタンジオールのアミノ化の結果(第1a、1bおよび第2表)、ジエチレングリコールの同結果(第3a、3bおよび第4表)、モノエチレングリコールの同結果(第5表)、ジエタノールアミンの同結果(第6表)、1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,6−ヘキサンジオールおよび1,10−デカンジオールの同結果(第7表)ならびに2,5−ジメタノールフランの同結果(第8表)は以下に記載したとおりである。
無水の、脱ガスされたメタノール65mLに溶解された4,5−ビス(ブロモメチル)アクリジン1(5.2g、14.2mmol)とジシクロへキシルホスフィン(8.18g、36.8mmol)からなる溶液が、不活性アルゴン雰囲気下で、66時間にわたって、50℃に加熱された。室温に冷却した後、トリエチルアミン(5.72g、56.7mmol)が添加され、1時間にわたって攪拌された。溶剤の蒸発後、赤色の油中に黄白色の固体が結果した。3×40mLのMTBEによる抽出と濾液の濃縮により、赤褐色の油が結果した(1H NMR:生成物とHPCy2との混合物)。氷冷されたメタノールの添加に続く、わずかに暖かいMTBEへの吸収により、黄色の微晶質固体の沈殿が生じた。真空中での単離と乾燥の後、黄色粉末として、空気不安定な4,5−ビス(ジシクロへキシルホスフィノメチル)アクリジン(2,74、g、33%)が結果した。
4,5−ビス(ジシクロへキシルホスフィノメチル)アクリジン(1855、mg、3.1mmol)および[RuHCl(CO)(PPh3)3]2(2678mg、2.81 mmol)が、脱ガスされたトルエン80mL中で、2時間にわたって、70℃に加熱された。こうして生じた暗褐色の溶液は濃縮乾燥されて、残滓が3×20mLのヘキサンに懸濁され、濾過によって単離された。真空中での乾燥により、橙褐色粉末として、Ru−PNP−ピンサー型錯体XIVb(1603mg、75%)が結果した。
[2]Literaturvorschrift:Inorganic Syntheses 1974,15,48.Siehe auch:T.Joseph,S.S.Desphande,S.B.Halligudi,A.Vinu,S.Ernst,M.Hartmann,J.Mol.Cat.(A)2003,206,13−21。
Claims (10)
- 式(−CH2−OH)の2つの官能基を有するジオールを、水の脱離下で、アンモニアによってアルコール・アミノ化することにより、一級アミノ基(−NH2)とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを製造する方法であって、
前記反応は、110〜160℃の温度にて実施され、かつ周期系第8、9および10族から選択された少なくとも1の元素ならびに少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ少なくとも1の錯体触媒の存在において、均一系触媒作用を利用して実施され、
前記錯体触媒は、式(I)
L1およびL2は、PRaRb であり、
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORおよびN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子または、NH3、N(R)3およびR2NSO2Rからなる群から選択された中性分子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3または4つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金を意味する]の触媒である、
前記方法。 - 式(−CH 2 −OH)の2つの官能基を有するジオールを、水の脱離下で、アンモニアによってアルコール・アミノ化することにより、一級アミノ基(−NH 2 )とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを製造する方法であって、
前記反応は、110〜160℃の温度にて実施され、かつ請求項1に定義された式(I)の錯体触媒と水素化ホウ素ナトリウム(NaBH 4 )との反応によって得られる式(XV)の少なくとも1の錯体触媒の存在において、均一系触媒作用を利用して実施され、
前記式(XV)の錯体触媒は、
L1およびL2は、PRaRb であり、
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3または4つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味する]の触媒である、前記方法。 - 前記錯体触媒において、Yは、F、ClおよびBrから選択されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記錯体触媒において、L3はCOである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- アルカノールアミンの製造は、温度110〜160℃、圧力1〜15MPaにて実施される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 式(−CH2−OH)の2つの官能基を有するジオールを、アンモニアによってアルコール・アミノ化することにより、一級アミノ基(−NH2)とヒドロキシル基(−OH)とを有するアルカノールアミンを、均一系触媒作用を利用して製造するための、周期系第8、9および10族から選択された少なくとも1の元素ならびに少なくとも1の燐ドナー配位子を含んだ錯体触媒の使用であって、
前記錯体触媒は、式(I)
L1およびL2は、PRaRb であり、
L3は、CO、PRaRbRc、NO+、AsRaRbRc、SbRaRbRc、SRaRb、RCN、RNC、N2、PF3、CS、ピリジン、チオフェン、テトラヒドロチオフェンおよび式(II)または(III)
R1およびR2は、共に水素を意味するかまたは、それらが結合している炭素原子と共同して、式(I)のキノリニル単位と共にアクリジニル単位を形成するフェニル環を意味し、
R、Ra、Rb、Rc、R3、R4およびR5は、互いに独立に、非置換または少なくとも単置換されたC3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールまたは、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリール(ここで、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Yは、H、F、Cl、Br、I、OCOR、OCOCF3、OSO2R、OSO2CF3、CN、OH、ORおよびN(R)2からなる群から選択されたモノアニオン性の配位子または、NH3、N(R)3およびR2NSO2Rからなる群から選択された中性分子を意味し、
X1は、アクリジニル単位の1以上の原子の1、2、3、4、5、6または7つの置換基またはキノリニル単位の1以上の原子の1、2、3または4つの置換基(ここで、X1は、互いに独立に、水素、F、Cl、Br、I、OH、NH2、NO2、−NC(O)R、C(O)NR2、−OC(O)R、−C(O)OR、CNおよび、非置換または少なくとも単置換されたC1−C10−アルコキシ、C1−C10−アルキル、C3−C10−シクロアルキル、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC3−C10−ヘテロシクリル、C5−C10−アリールおよび、N、OおよびSから選択された少なくとも1のヘテロ原子を含んだC5−C10−ヘテロアリールからなる群から選択されており、置換基は、F、Cl、Br、OH、CN、NH2およびC1−C10−アルキルからなる群から選択されている)を意味し、
Mは、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムまたは白金を意味する]の触媒である、
前記使用。
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