JP6112452B2 - 両面金属張積層板及びその製造方法 - Google Patents
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第1金属箔と、
樹脂組成物が硬化して形成され、少なくとも1枚以上の繊維基材を内部に含む絶縁層と、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔と、
が積層一体化された両面金属張積層板である。
そして、
前記第1金属箔と、前記第1金属箔に最も近い繊維基材との間に第1樹脂硬化層が存在し、
前記第2金属箔と、前記第2金属箔に最も近い繊維基材との間に第2樹脂硬化層が存在し、
前記第1樹脂硬化層の厚みをR 1 とし、
前記第2樹脂硬化層の厚みをR2としたとき、
R1≧5R2
の関係式を満たすものである。
前記第1金属箔の厚みをM1とし、
前記第2金属箔の厚みをM2としたとき、
M1≧1.4M2
の関係式を満たしている両面金属張積層板において好適に適用される。
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の一方の面に第1樹脂半硬化層が設けられ、前記繊維基材の他方の面に前記第1樹脂半硬化層の厚みよりも厚みの薄い第2樹脂半硬化層が設けられた基材偏在型プリプレグを用い、
前記第1樹脂半硬化層が一方の最外層に配置され、前記第2樹脂半硬化層が他方の最外層に配置されるように、
前記基材偏在型プリプレグを少なくとも1枚以上積層し、
第1金属箔を前記最外層の第1樹脂半硬化層に重ね、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔を前記最外層の第2樹脂半硬化層に重ねて加熱加圧成形することを特徴とする。
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の両面に第1樹脂半硬化層が設けられた第1プリプレグと、
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の両面に前記第1樹脂半硬化層の厚みよりも厚みの薄い第2樹脂半硬化層が設けられた第2プリプレグと、
を用い、
前記第1樹脂半硬化層が一方の最外層に配置され、前記第2樹脂半硬化層が他方の最外層に配置されるように、
前記第1プリプレグ及び前記第2プリプレグのそれぞれを少なくとも1枚以上積層し、
第1金属箔を前記最外層の第1樹脂半硬化層に重ね、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔を前記最外層の第2樹脂半硬化層に重ねて加熱加圧成形することを特徴とする。
図1(b)は本発明に係る両面金属張積層板1の一例を示す。この両面金属張積層板1は、第1金属箔21と、絶縁層4と、第2金属箔22とがこの順に積層一体化されて形成されている。
図2(b)は本発明に係る両面金属張積層板1の他の一例を示す。この両面金属張積層板1は、絶縁層4が2枚の繊維基材3を内部に含んでいる点で、図1(b)に示す両面金属張積層板1と相違し、その他の点では共通する。よって、共通点についての説明は省略する。
図3(b)は本発明に係る両面金属張積層板1の他の一例を示す。この両面金属張積層板1は、絶縁層4が2枚の繊維基材3を内部に含んでいる点で、図1(b)に示す両面金属張積層板1と相違し、その他の点では共通する。よって、共通点についての説明は省略する。
まず高分子量ポリフェニレンエーテル樹脂を次のようにして低分子化した。
上記のようにして得られたワニスを用いて基材偏在型プリプレグ6を次のようにして製造した。上記のワニスを繊維基材3(表2に示すガラスクロス)に含浸し、ロールコーターにより一方の面にワニスを余分に付着させると共に、スキージにより他方の面からワニスを除去した後、これを半硬化状態となるまで加熱乾燥して基材偏在型プリプレグ6を製造した。この基材偏在型プリプレグ6は、繊維基材3の一方の面に第1樹脂半硬化層81が設けられ、繊維基材3の他方の面に第1樹脂半硬化層81の厚みよりも厚みの薄い第2樹脂半硬化層82が設けられている。
実施例1と同様の基材偏在型プリプレグ6、第1金属箔21及び第2金属箔22を用いて、次のようにして両面金属張積層板1を製造した。
第1金属箔21の厚みM1及び第2金属箔22の厚みM2を表2のように変更した以外は、実施例1と同様にして両面金属張積層板1を製造した。
実施例1と同様のワニス及び繊維基材3を用いて、第1プリプレグ71及び第2プリプレグ72を次のようにして製造した。
第1樹脂硬化層51の厚みR1及び第2樹脂硬化層52の厚みR2を表2のように変更した以外は、実施例1と同様にして両面金属張積層板1を製造した。
第1樹脂硬化層51の厚みR1及び第2樹脂硬化層52の厚みR2を表2のように変更した以外は、実施例2と同様にして両面金属張積層板1を製造した。
第1金属箔21の厚みM1及び第2金属箔22の厚みM2を表2のように変更した以外は、比較例1と同様にして両面金属張積層板1を製造した。
両面金属張積層板1を600mm×500mmの矩形状に切断したものを試料10として用いた。この試料10を図4(a)及び図4(b)に示すように定盤11上に置き、鋼製巻尺12(最小目盛り1mm)を用いて、試料10の四隅のそれぞれの持ち上がり量を測定した。そして、持ち上がり量のうち最大値を両面金属張積層板1の反りとした。その結果を表2に示す。
21 第1金属箔
22 第2金属箔
3 繊維基材
4 絶縁層
51 第1樹脂硬化層
52 第2樹脂硬化層
6 基材偏在型プリプレグ
71 第1プリプレグ
72 第2プリプレグ
81 第1樹脂半硬化層
82 第2樹脂半硬化層
Claims (4)
- 第1金属箔と、
樹脂組成物が硬化して形成され、少なくとも1枚以上の繊維基材を内部に含む絶縁層と、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔と、
が積層一体化された両面金属張積層板であって、
前記第1金属箔と、前記第1金属箔に最も近い繊維基材との間に第1樹脂硬化層が存在し、
前記第2金属箔と、前記第2金属箔に最も近い繊維基材との間に第2樹脂硬化層が存在し、
前記第1樹脂硬化層の厚みをR 1 とし、
前記第2樹脂硬化層の厚みをR2としたとき、
R1≧5R2
の関係式を満たしている
ことを特徴とする両面金属張積層板。 - 前記第1金属箔の厚みをM1とし、
前記第2金属箔の厚みをM2としたとき、
M1≧1.4M2
の関係式を満たしている
ことを特徴とする請求項1に記載の両面金属張積層板。 - 請求項1又は2に記載の両面金属張積層板の製造方法であって、
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の一方の面に第1樹脂半硬化層が設けられ、前記繊維基材の他方の面に前記第1樹脂半硬化層の厚みよりも厚みの薄い第2樹脂半硬化層が設けられた基材偏在型プリプレグを用い、
前記第1樹脂半硬化層が一方の最外層に配置され、前記第2樹脂半硬化層が他方の最外層に配置されるように、
前記基材偏在型プリプレグを少なくとも1枚以上積層し、
第1金属箔を前記最外層の第1樹脂半硬化層に重ね、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔を前記最外層の第2樹脂半硬化層に重ねて加熱加圧成形する
ことを特徴とする両面金属張積層板の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の両面金属張積層板の製造方法であって、
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の両面に第1樹脂半硬化層が設けられた第1プリプレグと、
樹脂組成物を繊維基材に含浸して形成され、前記繊維基材の両面に前記第1樹脂半硬化層の厚みよりも厚みの薄い第2樹脂半硬化層が設けられた第2プリプレグと、
を用い、
前記第1樹脂半硬化層が一方の最外層に配置され、前記第2樹脂半硬化層が他方の最外層に配置されるように、
前記第1プリプレグ及び前記第2プリプレグのそれぞれを少なくとも1枚以上積層し、
第1金属箔を前記最外層の第1樹脂半硬化層に重ね、
前記第1金属箔の厚みよりも厚みの薄い第2金属箔を前記最外層の第2樹脂半硬化層に重ねて加熱加圧成形する
ことを特徴とする両面金属張積層板の製造方法。
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