JP6112403B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明はLED(Light Emitting Device)等の半導体発光素子を光源とする照明装置に関する。
近年、LED等の半導体発光素子を光源とする照明装置が普及している(例えば特許文献1を参照)。
図9に従来のデスクスタンド型の照明装置1xの構成例を示す。照明装置1xは、ベース2xと、ベース2xに立設されたアーム3xと、アーム3xの一端に配置されたヘッド4xとを有する。ヘッド4xには、基板表面に複数のLEDを表面に実装してなる実装基板が内蔵されている。
図10にLEDの構成例を示す。LED61は、基板610と、基板610に配設された複数のリード板611と、リード板611に実装されたチップ613と、チップ613とリード板611とを電気接続するボンディングワイヤ614と、反射部材615と、反射部材615の反射面616とチップ613とを被覆する封止樹脂617とを有する。
照明装置1xの駆動時には、チップ613から出射された光が反射部材615の反射面616で反射され、封止樹脂617を介して外部に出射される。これによりLED61からの出射光が照明光として利用される。
特開2006−12755号公報
半導体発光素子を光源とする照明装置では良好な発光効率の発揮が要求されるが、以下の課題が存在する。
LED61の封止樹脂617は若干の空気を通す性質がある。ヘッド4xの外部から空気がLED61付近まで侵入すると、空気は封止樹脂617の内部にも侵入する。空気は最終的に反射部材615の反射面616に到達する。通常、空気には二酸化硫黄(SO2)等の微量の硫黄化合物が含まれているので、反射面616が銀を含む材料で構成される場合、空気中の硫黄化合物が反射面616の銀と反応しうる。この反応によって銀化合物が生成し、反射面616が劣化(黒化)することがある。これにより照明装置の使用に伴って、経時的に反射部材615の反射特性が低下し、LED61の発光効率の低下を招く場合がある。同様の問題は、空気中に含まれる窒素化合物等の成分が反射面616と不要な反応を生じることによっても生じうる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、比較的簡単な構成により、半導体発光素子の発光効率を良好に維持することが可能な照明装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、基板と、前記基板の表面に実装された半導体発光素子とを有する実装基板と、前記基板の表面上に前記半導体発光素子と重なるように配置され、前記半導体発光素子の出射光を導光する導光板と、前記基板の表面上に前記導光板の外周を囲繞するように配置され、前記半導体発光素子の出射光を反射する反射部材とを有し、前記実装基板と前記反射部材との間と、前記反射部材と前記導光板の外周との間との交点において、前記導光板と前記実装基板とに密着して前記半導体発光素子を取り囲むように、封止部材が配置されている構成とする。
本発明の別の態様では、前記封止部材をパッキンまたはガスケットとすることもできる。
本発明の別の態様では、前記導光板は前記実装基板との対向位置に溝部を有し、前記封止部材は前記溝部に嵌着されている構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、表面に前記実装基板が配置された基台をさらに備え、前記実装基板は前記基台の表面と気密に密着され、且つ厚み方向に貫通された孔を有し、前記導光板と前記基台との間において、前記実装基板の孔の内部が前記半導体発光素子の周囲の雰囲気と連通している構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記反射部材は前記導光板の周縁部を覆い且つ前記基台と固定され、前記反射部材と前記基台との間において、前記導光板が前記封止部材を介して前記実装基板を押圧することにより、前記実装基板の前記基台との対向面が前記基台の表面に圧接されている構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記基板の表面には、複数の前記半導体発光素子が環状の素子列をなすように実装され、前記封止部材は、前記環状の素子列の外周に存在する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記実装基板と前記導光板の各外周はともに円形であり、前記周縁部は半放物線状の断面形状を有する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記反射部材は、前記封止部材が嵌着される溝部を有する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記導光板の上面に積層されて前記半導体発光素子の発光を拡散する拡散板をさらに有する構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、前記導光板と前記実装基板とを平面視する際、前記半導体発光素子の直上に前記導光板の周縁部が位置している構成とすることもできる。
本発明の別の態様では、台座部と、前記台座部に取り付けられ、前記実装基板と前記導光板と前記封止部材と前記反射部材とを支持するアームとを有する構成とすることもできる。
本発明の一態様に係る照明装置は、基板の表面上の半導体発光素子と重なるように導光板を配置し、導光板の外周を囲繞するように反射部材を配置する。このため、半導体発光素子から導光板に入射された出射光が、導光板の外周から外部に出射されても、光を反射部材で反射して導光板に再度入射し、これを有効利用できる。よって、発光効率の低下を防止できる。
さらに本発明の一態様に係る照明装置は、実装基板と反射部材との間と、反射部材と導光板の外周との間との交点において、導光板と実装基板とに密着して半導体発光素子を取り囲む封止部材を有する。従って、半導体発光素子が銀を含む材料からなる反射面を備える構成でも、外気が半導体発光素子の封止樹脂を介して反射面に到達し、反射面を劣化させるのを防止できる。また、実装基板と反射部材との間と、反射部材と導光板の外周との間との交点に封止部材を配置すれば、複数の封止部材を別々の箇所に配置する必要がない。
結果として、比較的簡単な構成により、半導体発光素子の発光効率を良好に維持することが可能な照明装置を提供できる。
実施の形態1に係る照明装置1の斜め上方から見た外観構成図 照明装置1の斜め下方から見た外観構成図 光源ユニット40の内部構成を示す分解図 光源ユニット40の内部構成を示す斜視断面図 光源ユニット40の内部構成を示す部分断面図 照明装置1の封止効果を説明するための部分断面図 照明装置1の導光効果を説明するための部分断面図 実施の形態2に係る照明装置の光源ユニット40Aの内部構成を示す部分断面図 従来の照明装置1xの外観構成図 LED61の構成例を示す断面図
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
実施の形態1の照明装置1を図1、図2に示す。照明装置1は、ベース(台座部)2と、アーム3と、ヘッド(照明部)4とを有する。
[ベース2]
ベース2は内部にウェイト(錘)を内蔵し、照明装置1を机上で倒れないように安定して載置可能とする。ベース2は一例として円環状の外観形状を有する。図2に示すように、ベース2の背面側からは配線2aが伸長され、外部の商用電源と電気接続される。照明装置1の駆動時には、配線2aを介して外部の商用電源から操作部3cとヘッド4とに電力供給が行われる。
[アーム3]
アーム3は、ヘッド4を支持する可動式の支持体であって、第1アーム3aと、第2アーム3bとを有する。第1アーム3aの一端にはヘッド4が配置される。第1アーム3aの他端と第2アーム3bの一端とは互いに連結されてヒンジ3eを構成している。第2アーム3bの他端はベース2の一端と互いに連結されてヒンジ3dを構成している。これにより、例えばユーザがアーム3を手元に引き寄せると、アーム3がユーザ側に伸長する。
第2アーム3bの側面には操作部3cが設けられる。操作部3cは押しボタン式の電源ボタン3c1と、静電式の調光部3c2とからなる。ユーザが電源ボタン3c1を押すと、照明装置1のオン/オフ操作が行える。また、ユーザが調光部3c2上に指をスライドさせると、ヘッド4の調光が行える。
[ヘッド4]
ヘッド4は図2に示すように、第1アーム3aの一端において主出射方向を下方に向けて配置される。ヘッド4には光源ユニット40が内蔵される。光源ユニット40の構成を図3、図4、図5に示す。光源ユニット40は全体として薄型の円盤状の外観を有する。内部構成として、光源ユニット40は放熱板5と、実装基板6と、拡散反射シート7と、封止部材8と、導光板9と、拡散カバー10と、反射部材11と、複数のビスBとを有する。
(i)放熱板5
放熱板5は光源ユニット40における基台であり、実装基板6のLED61の駆動により生じた熱を放熱する。放熱板5の材料としては、一例として鉄やアルミニウム等の熱容量に優れる金属材料が挙げられる。放熱板5は、実装基板6との対向面(図3の紙面上面)の中央に配された凸部51と、凸部51の周囲に配された平坦部50とを有する。凸部51には、実装基板6の基板60が挿通され、且つ拡散反射シート7が配置される。平坦部50には実装基板6が配置される。平坦部50の周囲には複数の雌ネジ52が互いに間隔をおいて配置される。
(ii)実装基板6
実装基板6は、基板60と、複数のLED61と、コネクタ62と、配線63とを有する。
基板60は円環状であり、一例として主にガラスコンポジット材料を用いて構成される。基板60の上面60Aには、各LED61を直列に電気接続するための配線パターン(不図示)が形成されている。基板60の下面60Bは平坦であり、放熱板5の平坦部50と面接触して熱結合するように配される。光源ユニット40の内部では、基板60の中央の孔の内部(基板60と凸部51との間の間隙)はLED61の雰囲気Qと連通している(図5参照)。基板60は公知のフレキシブル基板を用いて構成してもよい。基板60の内径は凸部51の外径と一致する。
LED61は半導体発光素子の一例であって、照明装置1における照明用光源である。LED61は、上方(Z)方向を主出射方向として上面60Aに実装されたチップ63が、反射部材615で囲まれた状態で、封止樹脂617で被覆されてなる(図5、図10のLED61を参照)。基板60を平面視する際、LED61は基板60の上面60Aにおいて一定間隔毎に複数個(ここでは18個)にわたり、円環状の素子列をなすように実装される。
尚、基板60の上面60Aには抵抗素子等、LED61以外の電気素子も併せて実装される。
コネクタ62は基板60の上面60Aに実装され、各LED61と配線63とを電気接続する。コネクタ62はPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)等の樹脂材料を用いた射出成形品で構成される。コネクタ62の内部には不図示の導電部材が配される。
配線63は軸芯のリード線を絶縁部材で被覆して構成され、一端が基板60の配線パターンと電気接続される。配線63の他端は第1アーム3a及び第2アーム3bの内部に挿通され、操作部3cに電気接続される。
尚、照明装置1では、コネクタ62を用いずに配線63を配線パターンに直接電気接続することもできる。
(iii)拡散反射シート7
拡散反射シート7は、導光板9から戻ってきたLED61の光を、再度、前方へ反射させて出射光とする。拡散反射シート7は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の樹脂材料に白色顔料を混合したシートである。
(iv)導光板9
導光板9は、LED61の出射光を板内の全体に導光し、面発光として外部に出射させる。導光板9は、一定の屈折率を有する樹脂材料、例えばPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル)樹脂等のアクリル樹脂に拡散材を分散させてなる。導光板9は一例として円盤状であり、主面部90と、周縁部91と、フランジ部92と、溝部93とを有する。導光板9は拡散反射シート7を介し、実装基板6の表面上に、LED61と重なるように配置される。
主面部90は導光板9の主要部分であり、出射光を出射する上面90Aと、LED61より光が入射される下面90B(拡散反射シート7との対向面)とを有する。主面部90の下面90Bは全体的には平坦であるが、微視的には印刷法等に基づき、微細な凹凸処理(シボ加工)がなされ、LED61から導光した光を板内全体に乱反射して拡散可能に図られている。
周縁部91は、主面部90の周囲全体に存在し、厚みが縁辺に向かって減少する放物線状の断面形状を有する。これにより周縁部91はレンズ構造を有する。光源ユニット40の内部において、周縁部91はLED61と重なる位置に配置されるが、光源ユニット40を平面視する際、周縁部91は反射部材11に覆われる。これにより、外部からLED61の実装位置を視認しにくくし、LED61の実装位置から高輝度の発光が直接出射されて生じうる輝度ムラ(粒感)を抑制するように図られている。
尚、導光板9の厚みを増加させると、周縁部91の曲率を小さくでき、光の反射効率が向上する。従って、樹脂材料を用いて射出成形により導光板9を構成する場合には、周縁部91の曲率をできるだけ小さくすることが望ましい。
フランジ部92は周縁部91の周囲全体に存在し、基板60の上面60Aに重ねて配置される。
溝部93は、導光板9において実装基板6と対向する位置に設けられる。溝部93は、具体的には図5に示すようにフランジ部92の外周の側面を内方にくぼませて形成された扇状の断面形状を有する。溝部93には封止部材8の一部が嵌着される。
(v)封止部材8
封止部材8は、導光板9の周縁部91の外周において、実装基板6及び導光板9の間と、導光板9及び反射部材11の間とをそれぞれ閉塞し、且つ各LED61を囲繞するように配置される。これにより、基板60の上面60A上の各LED61の雰囲気Qを外気と遮断する。封止部材8は一例としてガスケットであり、より具体的にはOリングである。ガスケットの材料としては公知のエラストマー材料や樹脂材料を用いることができる。例えばニトリル系ゴム、シリコーン系ゴム、アクリル系ゴム、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系ゴム、スチロールゴム、EPDM(少量のジエンモノマーを含むエチレンプロピレンゴム)等のエチレンプロピレン(EP)ゴム、スチレンブタジエン(SB)ゴム等を挙げることができる。封止部材8は、サイズ例として線径が2mmの円形断面形状を有し、内径が導光板9の溝部93の径よりやや小さい無端環状に構成される。封止部材8は、導光板9の周縁部91の外周にある溝部93に対し、無理ばめ状態で嵌着される。この状態で封止部材8は、導光板9と反射部材11と実装基板6の基板60の上面60とに密着している。
(vi)拡散カバー10
拡散カバー10は、導光板9の主面部90より入射されるLED61の出射光を均一に拡散させ、輝度ムラの少ない面発光とする。拡散カバー10は、例えばアクリル等の樹脂材料で構成され、導光板9の主面部90の上面90Aに重ねて配置される。拡散カバー10はLED61の発光を調色する目的で、例えば青色に着色することができる。拡散カバー10を青色にすると、LED61の発光成分より黄色成分を除去できる。
(vii)反射部材11
反射部材11は、導光板9の周縁部91より外部に漏れた光を、再度、導光板9に反射して面発光に利用可能とする。また反射部材11は、光源ユニット40において、放熱板5との間で、実装基板6、拡散反射シート7、封止部材8、導光板9、拡散カバー10を積層した状態で保持する手段(前面カバー)としても用いられる。反射部材11は実装基板6の上面60Aにおいて、導光板9の外周を囲繞し、且つ、周縁部91を覆うように配置される。
反射部材11は、例えば耐熱性に優れる樹脂材料に白色顔料を混合して構成される。反射部材11は円環状であり、開口110と、複数の貫通孔111と、切欠部112とを有する。
開口110は拡散カバー10からの出射光を外部に照射する。
各貫通孔111は放熱板5の雌ネジ52と重なる位置に形成され、貫通孔111を介して雄ネジBが雌ネジ52と螺合される。これにより反射部材11が放熱板5と固定される。
切欠部112はコネクタ62を外部露出させる。
反射部材11には図4、図5に示すように、開口110の周縁における反射部材11の裏面に反射部113が存在する。反射部113は導光板9の周縁部91に合わせた曲面形状を有し、周縁部91と対向配置される。
反射部113の外周には、封止部材8を挟んで導光板9の溝部93と対向する位置に溝部114が存在する。溝部114には溝部93から露出している封止部材8の一部が嵌着される。図5に示すように、溝部93、114よりはみ出た封止部材8の残余部分は、光源ユニット40の厚み(Z)方向に露出している。このため、貫通孔111を介して雄ネジBを雌ネジ52に締め込むと、導光板9が封止部材8を介して実装基板6を押圧し、封止部材8は基板60の上面60Aと密着する。これにより、実装基板6と反射部材11との間と、反射部材11と導光板9の外周との間との交点において、導光板9と実装基板6とに密着してLED61を取り囲むように封止部材8が配置される。一方、雄ネジBの締め込みに伴って、封止部材8が基板60を下方に押圧し、基板60の下面60Bが放熱板5の平坦部50の表面に圧接されて密着する。これにより光源ユニット40では、LED61の雰囲気Qが外気と遮断されている。
(照明装置1の効果について)
照明装置1では、以下の諸効果を期待することができる。
[封止部材8による封止効果]
図6に示すように、照明装置1において、封止部材8は、溝部114内における領域M1で反射部材11と密着し、溝部93内における領域M2で導光板9と密着し、上面60A上における領域M3で基板60と密着している。さらに雄ネジBを雌ネジ52に締め込むことにより、基板60の下面60Bにおける領域M4(ここでは下面60Bの全面領域)で、基板60が放熱板5の平坦部50と面接触している。
このため、たとえ外気が反射部材11と放熱板5との間の間隙G1を通って光源ユニット40の内部に侵入しても、基板60の上面60Aに沿った侵入経路R1と、下面60Bに沿った侵入経路R2とはいずれも遮断されている。また、拡散カバー10と反射部材11の開口110との間の間隙G2と、周縁部91と反射部113との間の間隙G3とを通って外気が光源ユニット40の内部に侵入しても、間隙G2、G3を経る侵入経路R3は遮断されている。よって、LED61の雰囲気Qは外気と隔離されて気密保持される。
従って、例えばLED61が銀を含む材料からなる反射面616を持つ反射部材615を備える場合でも、外気が封止樹脂617内の反射部材615の反射面616まで侵入して反射面616を劣化させるのを防止できる。これにより空気中に硫黄化合物や窒素化合物等が含まれる場合でも、反射面616が劣化するのを防止できる。結果として、LED61の発光効率を良好に維持できる。
尚、LED61が点灯中の場合、雰囲気Qの気圧は空気が加熱膨張するため、上昇する。またLED61が消灯中の場合、雰囲気Qの気圧は空気が冷却されて収縮するため、低下する。この空気の膨張及び収縮に伴い、雰囲気Qの気圧が外気圧に対して変動しても、雰囲気Qと外気との接触を防止できる。これにより、長期にわたり優れた発光効率を期待することが可能な照明装置を提供できる。
また、導光板9が溝部93を有することにより、製造工程では封止部材8を予め溝部93に嵌着し、導光板9と実装基板6との間に容易に配置できるほか、基板60の上面60Aに対する封止部材8の位置決めを容易に行うことができる。よって製造工程の歩留まりの低下を防止でき、良好に照明装置1を製造することが可能である。
さらに照明装置1では、図6に示すように、実装基板6と反射部材11との間と、反射部材11と導光板9の外周との間との交点に封止部材8を配置する。
このため、外気の侵入経路R1、R3を閉塞するために、複数の封止部材8を光源ユニット40の別々の箇所に配置する必要がない。
結果として部材点数の増加を防止し、比較的簡単な構成により、各LED61の発光効率を良好に維持することが可能な照明装置1を提供できる。
[導光板9による導光効果]
照明装置1の駆動時には、図7に示すように、LED61から出射された光L1、L2が、周縁部91の下方より導光板9の板内に入射される。光L1、L2は周縁部91及び反射部113において正反射され、主面部90側に導光される。光L1、L2は拡散反射シート7において反射され、その後、光L1、L2は主面部90から外部に出射される。光L1、L2は拡散カバー10において拡散され、照明光となる。
ここで照明装置1は、各LED61と重なるように導光板9を配置し、導光板9の周縁部91を覆うように反射部材11を配置しているので、各LED61から導光板9に入射された光L1、L2が、導光板9の周縁部91から外部に出射されても、光L1、L2は反射部113で反射されて導光板9に再度入射され、照明光として有効利用できる。よって発光効率の低下を防止できる。
また照明装置1では、LED61が反射部材11に覆われて外から視認しにくいため、発光面における輝度ムラ(粒感)が低減されている。一方、レンズ状の周縁部91の採用により、LED61の出射光は光L1、L2のように主面部90側に効率よく導光される。これにより、優れた面発光を期待できる。
また照明装置1では、発光面である拡散カバー10と、LED61の実装面である基板60の上面60Aとを重ねて配置することにより、光路が短縮化されている。このため、光源ユニット40を良好にコンパクト化・薄型化することができる。
尚、図7に示すように、フランジ部92の厚みD(Z方向厚み)を十分に薄くすることによって、駆動時にLED61よりフランジ部92側に出射された出射光L3が乱反射するおそれがある光路を短縮化でき、光の取り出し効率の向上を期待できるため望ましい。
以下、本発明の別の実施の形態について、実施の形態1との差異を中心に述べる。
<実施の形態2>
図8は実施の形態2に係る照明装置の光源ユニット40Aにおける、導光板9A周辺の拡大断面図である。実施の形態2では実施の形態1と異なる点として、矩形断面を有する封止部材8Aを用いる。封止部材8Aは、一例として、エラストマー材料からなるパッキンである。導光板9Aと反射部材11Aとは、実施の形態1の導光板9と反射部材11と共通の基本構造を有するが、封止部材8Aの形状に合わせた溝部93A、114Aをそれぞれ有する点が異なる。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果を期待できる。さらに、矩形断面の封止部材8Aの採用により、封止部材8Aのいずれかの側面が基板60の上面60Aと、溝部93A、114Aに対して確実に面接触させることが可能となり、一層、LED61の雰囲気Qを効果的に外気と遮断して気密保持することができる。
<その他の事項>
上記各実施の形態では、円盤状の光源ユニット40、40Aを示したが、光源ユニット40、40Aは円盤状に限定されず、例えば矩形状(長方形等)や多角形状、長楕円状であってもよい。この場合、導光板9の形状も円盤状に限定されず、光源ユニット40、40Aの形状に合わせて矩形状や多角形状としてもよい。また、ベース2の形状も限定されず、例えば円筒形状、多角筒形状、円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、ドーム状やハート側等の不定型状のいずれかであってもよい。
アーム3は図1に示したヒンジ3d、3eを有する構成に限定されない。例えばアーム3は図7のアーム3xのように柱状または軸状の1部材からなる構成とすることもできる。
光源ユニット40において、周縁部91と反射部113とが十分に近い位置にあると、周縁部91付近における光の反射効率が上がるため望ましい。具体的に周縁部91と反射部113とは、互いに密着しているか、0.5mm以内(特に0.3mm以内)の距離で近接配置されていることが好適である。
上記各実施の形態では、デスクスタンド型の照明装置を示した。しかしながら、本発明の各態様の照明装置はデスクスタンド型に限定されない。例えばシーリング型やダウンライト型等の照明装置とすることもできる。
本発明で用いる半導体発光素子はLEDに限定されない。本発明の半導体発光素子としては、その他の半導体発光素子を用いることも可能である。例えば、有機EL(Electro―Luminescence)素子、LD(Laser Diode)等を単独、或いは複数組み合わせて用いてもよい。
実装基板6の基板60は円環状に限定されず、図3に示す基板60から孔を省略した円盤状としてもよい。円盤状の基板60と導光板9との間で、封止部材8を基板60の上面60Aと導光板9の下面90Bとに密着してLED61を取り囲むように配置すれば、雰囲気Qを外気と遮断して気密保持できる。尚、この場合、放熱板5の上面から凸部51を省略すると、平坦部50に基板60を嵌り込ませることができる。
基板60の下面60Bと平坦部50との間には、両者の熱伝導性及び密着性を高めるため、熱伝導性グリースや伝熱シートを配設してもよい。
導光板9において、フランジ部92は必須ではなく、これを省略してもよい。この場合、溝部93は周縁部91の外周に直接設けることができる。
封止部材8、8Aとしては、Oリング等のガスケットまたはパッキンで構成する他、シーリング材、コーキング剤、充填剤等のいずれかを用いることができる。充填剤としては、熱硬化性樹脂材料、エネルギー線硬化性樹脂材料、シリコーン樹脂材料、エポキシ樹脂材料、エラストマー材料の少なくともいずれかを含むものを使用できる。
反射部材11は、白色以外の色の部材の表面に、白色塗装を行うことで構成することもできる。
本発明の効果は、光源ユニット40内の基板60と導光板9との間に封止部材8を配置することにより得られる。このため、光源ユニット40の外観形状や、光源ユニット40を内蔵するアームの形状を変更しても本発明の効果を期待できる利点を有する。
1〜L3 出射光
1、1x 照明装置
2、2x ベース
3、3x アーム
4、4x 照明部
5 放熱板
6 実装基板
7 拡散反射シート
8、8A 封止部材
9、9A 導光板
10 拡散カバー
11、11A 反射部材
40、40A 光源ユニット
90 主面部
91 周縁部
92、92A フランジ部
93、93A 導光板の溝部
113 反射部
114、114A 反射部材の溝部

Claims (11)

  1. 基板と、前記基板の表面に実装された半導体発光素子とを有する実装基板と、
    前記基板の表面上に前記半導体発光素子と重なるように配置され、前記半導体発光素子の出射光を導光する導光板と、
    前記基板の表面上に前記導光板の外周を囲繞するように配置され、前記半導体発光素子の出射光を反射する反射部材とを有し、
    前記実装基板と前記反射部材との間と、前記反射部材と前記導光板の外周との間との交点において、前記導光板と前記実装基板とに密着して前記半導体発光素子を取り囲むように、封止部材が配置されている
    ことを特徴とする、照明装置。
  2. 前記封止部材はパッキンまたはガスケットである
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記導光板は前記実装基板との対向位置に溝部を有し、
    前記封止部材は前記溝部に嵌着されている
    請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 表面に前記実装基板が配置された基台をさらに備え、
    前記実装基板は前記基台の表面と気密に密着され、且つ厚み方向に貫通された孔を有し、
    前記導光板と前記基台との間において、前記実装基板の孔の内部が前記半導体発光素子の周囲の雰囲気と連通している
    請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記反射部材は前記導光板の周縁部を覆い且つ前記基台と固定され、
    前記反射部材と前記基台との間において、前記導光板が前記封止部材を介して前記実装基板を押圧することにより、前記実装基板の前記基台との対向面が前記基台の表面に圧接されている
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記基板の表面には、複数の前記半導体発光素子が環状の素子列をなすように実装され、
    前記封止部材は、前記環状の素子列の外周に存在する
    請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記実装基板と前記導光板の各外周はともに円形であり、
    前記周縁部は半放物線状の断面形状を有する
    請求項に記載の照明装置。
  8. 前記反射部材は、前記封止部材が嵌着される溝部を有する
    請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置。
  9. 前記導光板の上面に積層されて前記半導体発光素子の発光を拡散する拡散板をさらに有する
    請求項1〜8のいずれかに記載の照明装置。
  10. 前記導光板と前記実装基板とを平面視する際、
    前記半導体発光素子の直上に前記導光板の周縁部が位置している
    請求項5又は7に記載の照明装置。
  11. 台座部と、前記台座部に取り付けられ、前記実装基板と前記導光板と前記封止部材と前記反射部材とを支持するアームとを有する
    請求項1〜10のいずれかに記載する照明装置。
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